風呂上がりには、一杯の牛乳を。

作者:砂浦俊一


 東京都足立区の外れにある銭湯、その男湯の脱衣所に風呂上がりのビルシャナ他、信者たちがいた。
「風呂上がりの一杯は牛乳こそ至高、他は認めぬ。特にビールはダメだ。アルコール類は未成年者が飲めぬからな。年齢を問わず平等に飲める牛乳こそが素晴らしい。そして最も健康的でなのである。これぞ『風呂上がりには牛乳教』の教えである」
 ビルシャナは腰に手をあてると、もう片方の手で牛乳の瓶を掴み、一気に飲み干していく。
「やはり風呂上がりの火照った体には牛乳だ」
「冷えた牛乳が喉を通り抜けていくのがたまらない」
 腰にタオルを巻いた信者たちも、同様のスタイルで牛乳を飲み干していく。
「皆の者、これからも我が教えを広めるために力を貸してくれ。信者としての徳を積めば、やがてはフルーツ牛乳やコーヒー牛乳も飲める高位の信者へと昇格できるぞ」
 その言葉に信者たちが目の色を変える。
「フルーツ牛乳! 飲みたい!」
「コーヒー牛乳が飲める日までがんばります!」
 やる気を見せる信者たちの姿に、ビルシャナは満足げに頷いた。


「結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)さんから頂いた情報から、東京都足立区の外れにある銭湯にビルシャナが潜んでいることが判明したのです。ビルシャナは『風呂上がりには牛乳教』を興し、信者を集めているのです」
 ヘリオライダーの笹島・ねむの話を、集まったケルベロスたちは聞き入っていた。
「別にお風呂上がりに何を飲んでも、ねむは構わないと思うのです。確かに未成年者はアルコールは飲めませんが」
 しかし今回のビルシャナは、牛乳の類以外は認めていないようだ。
 そして信者として徳を積めばコーヒー牛乳やフルーツ牛乳が飲める、と言って信者を煽っている。
「ここは廃業した銭湯で、現在は不動産会社の管理になっているのですが、ビルシャナが占拠したのです。それで勝手にお風呂を沸かして、営業しているのです。運営資金は信者からのお布施のようです。今のところ『全身羽毛だらけのおかしな男がいる銭湯』ということで、地元の人たちは近づいていないのです」
 だが放置すれば、いずれは強引な信者獲得だけでなく暴力行為にまで及ぶだろう。
 今のうちに叩くべきだ。
「おそらく入浴後に脱衣所にいるビルシャナたちと戦うことになると思うのです。戦闘時、ビルシャナはビルシャナ閃光、孔雀炎、清めの光を使うのです。信者の数は10人、全て男性です。戦闘時はビルシャナの配下として、牛乳の空き瓶を投げてきたり、叩き割って凶器として使用するのです。でも戦闘前にビルシャナの主張を覆すインパクトのある主張をすれば、信者も目が覚めて、数が減る可能性もあります。もし効果がなくても、ビルシャナさえ倒せば信者たちは元に戻るので救出は可能です。信者の生死は問いませんので、救出できたら良いぐらいに考えてほしいのです」
 現状、信者たちはビルシャナの影響下にある。
 説得にはインパクトのある演出が要るだろう。
「……今回、頂いた情報をもとに予知できたのですが……その……タオルを巻いていたとはいえ男の人の裸体は、ねむには刺激が強すぎるのです……と、とにかく皆さん、事件解決に向けてよろしくお願いします!」
 頬をほのかに赤く染めたねむに見送られ、ケルベロスたちは出発した。


参加者
結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)
レクス・ウィーゼ(ウェアライダーのガンスリンガー・e01346)
ヤクト・ラオフォーゲル(銀毛金眼の焔天狼・e02399)
ラピス・ウィンドフィールド(天蓋の綺羅星・e03720)
ディートヘルム・ベルネット(銀色の魔物・e04532)
八朔・楪葉(雲遊萍寄・e04542)
銀山・大輔(暢気で気楽な青牛おじさん・e14342)
マルコ・ネイス(猫戦士・e23667)

■リプレイ


 問題の銭湯の入り口には『営業中』の札がかかっていた。
 ケルベロスたちはこれを外すと、墨汁も鮮やかな『工事のため本日休業。関係者以外立ち入り禁止』と書かれた紙を張り付ける。
「では、行くとしますか」
 クーラーボックスやビアサーバーが満載された大きな台車を押す結城・レオナルド(弱虫ヘラクレス・e00032)を先頭に、一行は銭湯の中へと入っていく。
 番台にも脱衣所にも人の姿はなく、ガラス戸の向こうからビルシャナや信者たちの声が聞こえてくる。どうやらまだ入浴中のようだ。
「教祖さま。脱衣所の方から物音がしますが……」
「もしや入信希望者では?」
「それは喜ばしい。さっそく出迎えて、湯上がりの牛乳を飲もうではないか」
 脱衣所の物音に気づいたのか、ビルシャナたちのいる男湯がにわかに騒がしくなった。
 そして脱衣所に向かってくる足音。
 ガラス戸が開き、ビルシャナと信者たちが見たのは、準備万端で待ち構えるケルベロスたちの姿だった。
「風呂上がりに一杯の牛乳……いいねぇ、風情があるな。腰に手を当ててぐいっと……でもな?」
 一歩前に出て信者たちを見渡したヤクト・ラオフォーゲル(銀毛金眼の焔天狼・e02399)は、そう言って後ろを振り返った。
 それを合図に、筋骨隆々の体にゆったりとした浴衣をまとった銀山・大輔(暢気で気楽な青牛おじさん・e14342)が前に出る。
「ぷはぁっ。ラムネのスカっとする味、最高だぁね!」
 説得開始。ラムネを一気飲みした大輔が大きく息を吐く。
「ニャア! うめえ! このシャリシャリしたアイスが喉を通っていく感じ、風呂上がりに最高だぜ!」
 続いて、腰にタオルを巻いたマルコ・ネイス(猫戦士・e23667)がクーラーボックスから取り出したアイスキャンディーを舐め、快哉の声を上げる。彼は猫のウェアライダーであるため、鳥を見ると追いかけ回したくなる習性があるが、今はそれを堪えていた。
「私のオススメは汗をかいた後のミネラルを補う麦茶ですね。汗をかいた後のミネラルを補う麦茶、特にほんのり甘く、田舎のおばあちゃんとの記憶を思い起こさせるお砂糖入り麦茶が私の一押しです。ああ、砂糖無しも用意していますよ」
 八朔・楪葉(雲遊萍寄・e04542)は大きなヤカンから、紙コップに麦茶を注いでいく。
「あら、入浴で失われた水分やミネラルを摂取するにはスポーツ飲料もお勧めよ」
 女湯の脱衣所でバスタオル姿に着替えていたラピス・ウィンドフィールド(天蓋の綺羅星・e03720)が、遅れて男湯の脱衣所に入ってくる。
 信者たちは一様に腰にタオルを巻いただけの姿であるため、多少目のやり場に困りつつも、彼女はクーラーボックスからスポーツ飲料のペットボトルを取り出し、一口飲んでみせる。
「うん、後味もすっきり♪」
「おっと、大人ならキンキンに冷えたビールの美味さを知らないわけはねーよな」
 ディートヘルム・ベルネット(銀色の魔物・e04532)は台車に載せたビアサーバーに手を伸ばし、キンキンに冷えた金属製のグラスへとビールを7対3の黄金比でビールを注ぐ。
 それを受け取ったレクス・ウィーゼ(ウェアライダーのガンスリンガー・e01346)は、信者たちにグラスを見せながら、こう言った。
「ま、風呂上がりのビールがよくないなんて言う奴もいるな。だがよ、入浴したら消化の動きが悪くなる、って知ってるかい? そんな状態もビールを少し飲むと胃腸を活発にしてくれるのさ。だから入浴後に物を食うのならビールは最適な飲み物なんだぜ?」
 この後に戦闘も控えているし、メンバーの中には未成年者もいるので、ビールは見せつけるのみに留めておく。
 だが効果は大きく、牛乳以外の大量の選択肢に、居並ぶ信者たちは圧倒されている。


「いきなり現れて牛乳以外のものを薦めるとは……なんなのだ貴様らは?」
 困惑を隠せないビルシャナを余所に、今度はレオナルドが瓶入りの飲むヨーグルトを掲げる。
「確かに風呂上がりの牛乳は美味しいです。しかし、皆さんもいいの大人ようです。そろそろ牛乳はお腹に厳しいんじゃないですか? そこでズバリ、飲むヨーグルトです! 乳酸菌がお腹に優しいので腹を下しませんし、年齢を問わず誰でも飲め――」 
「ええい! 風呂上がりには牛乳と決まっておろうが! それにビールのこの匂い、嗅ぐだけで頭がクラクラしてくる! やはりアルコールは有害だ!」
 ビルシャナの叫びが、レオナルドの言葉を遮った。
「そ、そうだ! ビールを飲んだら銭湯の帰りに車の運転ができないじゃないか!」
「そもそも未成年者が飲めない!」
「教祖さまは、そこのところもきちんと考えておられるのだぞ!」
 ビルシャナに呼応して信者たちも声を張り上げる。ビルシャナによる洗脳は、なかなか強力なようだ。
「牛乳は否定しねえ。でもな、風呂上がりに牛乳だけってのは……嫌だわ」
「んだんだ。他の飲み物がダメってのはなぁ」
 信者たちの言い分に、マルコと大輔は顔を見合わせてしまう。
「他がダメとは言っていない。信者としての徳を積めば、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳も飲めるのだ」
 そのビルシャナの言葉を、ヤクトは鼻で笑った。
「へっ。徳を積むとどうなるだって? コーヒーだかフルーツだか飲めるだって? てめぇ、牛乳舐めてんじゃねぇぞクソ鶏! なに混ぜ物の方が優れてる空気出してんだよ。乳製品と牛乳一緒にしてんじゃねぇぞ、ブチのめされてぇのかっ!」
 絶対許さない明王さながらのキレっぷりを見せるヤクトに続き、ディートヘルムがクーラーボックスからコーヒー牛乳とフルーツ牛乳を取り出した。
「あんたらは牛乳の類しか認めてないんだろ? でも日本じゃ商品分類上、これらは牛乳じゃないんだぜ?」
 ビンのラベルには『乳飲料』と書かれている。
「牛乳と認められるのは、生乳100%のものだけだ。その生乳を含まない商品も多いし、それにおまえらの教祖は本当に飲ませて……くれんのかね?」
 ニヤリと笑う彼は、片手でコーヒー牛乳の蓋を開ける。
「えっ……そ、それは知らなかった……」
「教祖さま、徳を積めば、飲ませてくれるのですよね!」
「当たり前であろう! 彼奴らの言葉に惑わされてはならぬ。そうだ、まだ湯上がりの牛乳がまだであったな。ここは皆で牛乳を飲み、我らの心を一つにするぞ! さあ、皆に牛乳を配るのだ!」
 ビルシャナが信者の1人に指示を下す。
 指示された信者は脱衣所の隅にある冷蔵庫へと小走りで駆けるが、その前をラピスが通せんぼした。
「おひとつどうぞ♪ よく冷えてますよ」
 まるでキャンペーンガールのように、彼女は信者の手をさりげなく取り、スポーツ飲料のペットボトルを持たせる。
「あ、ありがとうございます……」
 バスタオル姿のラピスに見とれつつ、信者はペットボトルを受け取ってしまう。
「皆さーん、火照った体と乾いた喉を潤す飲み物なら、種類豊富にありますからねー」
「他にもソフトクリームとかカップアイスとかチューペットとかいっぱいあるぜー。あーうまい! ほらほらこっち来たら好きなだけ食っていいんだぜー? こっち来いよー!」
 そこへクーラーボックスとビアサーバーを載せた台車を押すレオナルドと、アイスキャンディ―を舐めながらのマルコがやってくる。
「はーい、欲しい方は順番に並んでくださーい♪」
 バスタオル姿の女性に飲み物を手渡されるシチュエーションに目がくらんだ一部の信者が、我先にと駆け寄って列を作る。


「ぬううう、色気に惑わされるとは……貴様ら修業が足らぬぞ!」
 地団駄を踏むビルシャナに、そっとディートヘルムが近寄る。
「そこのウィッチドクターが言うには、風呂上がりは温かい飲み物の方が本当は体に良いらしいぜ」
 そしてビルシャナの口に持参した熱々の麦茶をねじ込もうとする。
「あ、熱っ、熱いっ、何をする!」
 慌ててビルシャナがディートヘルムを押し退けた。
「うるせえ! つかビール否定しやがって! てめえは熱々の麦茶でも飲んでろ!」
「ディートさん、ドイツ人ですからね。ドイツはビール大国ですもんね」
 激昂するディートヘルムの姿に、楪葉がうんうんと頷く。
「……もう我慢ならぬ。我が教えを否定するだけでなく、信者たちまで惑わすとは、その罪、万死に値する! そこの女から飲み物を受け取った者どもも同罪だ!」
 ビルシャナが全身の毛を逆立たせて荒れ狂う。
「おめえさんたちは、ひとまず逃げたほうがいいだぁね。あれは、もう手がつけられねえだぁよ」
 ラピスから飲み物を受け取ってしまった信者たちの前に、大輔が壁となって立つ。
「さあ皆さん、こっちですっ。今のうちに外へっ」
 楪葉が脱衣所の外へと信者たちを誘導する。
 腰にタオルを巻いただけの姿では外へは出せないが、着替えを取りにいく余裕はない。そのため楪葉は逃げる信者には浴衣を手渡す。
「ま、風呂上がりに飲むのに何がいいかなんざ押し付けるもんじゃねえわな。そういうのをするのは無粋にすぎるってもんだ。で、やるのかい?」
 頭上の帽子に手を伸ばし、レクスが鋭い眼光をビルシャナに飛ばす。
「湯上りの体で再び汗をかくことこそ無粋であるが、もはや許しておけぬわ!」
 その言葉が戦いのゴングとなった。
 まだ5人の信者がビルシャナの配下として残っている。彼らは空き瓶が納められたケースへと走り、手に取る。一部はそれを割って凶器とした。
 もはや説得は通じない、3人の信者が空き瓶をケルベロスたちへと投げつけ、2人は割れた瓶を凶器として襲いかかってくる。
 ケルベロスたちは対ビルシャナ班、対信者班の二組に分かれる。
「やはり戦いになると怖い……ですが、負けません。戦闘の後には美味しい飲み物が待ってますし!」
 自らを奮い立たせ、レオナルドはビルシャナを直接ブレイズクラッシュで狙う。
「牛乳を貶めた罪、万死に値するぞ鶏野郎。軽く調理してくれよう!」
 ヤクトもビルシャナのみガン狙い、両腕のバトルガントレットで殴りかかる。野生の本能に従うような、問答無用の乱打だ。
 大輔は紙兵散布、楪葉はライトニングウォールでまずは仲間たちをサポート。レクスは迫る信者が持つ割れ瓶を、クイックドロウで無言で撃ち抜く。
「ニャアアア! ザコは大人しくしてろニャアア!」
 そしてマルコが猫の身軽さで、凶器を失った信者たちを手早く気絶させていった。
「この姿では動きにくいですからね」
 言うなりラピスがバスタオルを脱ぎ捨てる。
 仲間たちはぎょっとするが、彼女は下に水着を着ていたので問題はない。ケガも恐れず突っ込むおてんば娘は、ビルシャナへとラピス・シュトロームで攻撃をかける。
「ったく、驚かしやがって」
 今はまだ回復の必要はない。ディートヘルムもフレイムグリードで攻撃に専念する。


 対ビルシャナ班がビルシャナを抑えている間に、対信者班は配下の信者たちを手加減攻撃で沈黙させていく。
「もっとよく狙わねえと、当たらねえだぁよ」
 大輔が投げられた瓶を妖精弓の一撃で撃ち落とし、武器を失くしたところをマルコがとびかかる。
「少しの間、静かにしてな」
 レクスがリボルバー銃の銃把で信者を殴って昏倒させた時、残るはビルシャナのみとなっていた。
「貴様らの相手ぐらい、私だけで充分だ!」
 ここで猛然とビルシャナが反撃に出た。放たれるビルシャナ閃光がケルベロスたちを襲う。
「ディートさん、回復はこっちでやります!」
 メディックとして仲間を回復しつつ、楪葉がディートヘルムに声をかける。
「おう、任せたぜユズっ」
 ビルシャナが輝かせる破壊の光に負けじと、ディートヘルムがFeuerFaustを放つ。
 残るメンバーもビルシャナを囲み、一気呵成の猛攻に出る。
「まったく、牛乳だけじゃなくて他の飲み物にも目を向けるべきだぁよ!」
 大輔の御霊殲滅砲がビルシャナへと放たれ、続けてラピスのスターゲイザー、マルコの雷刃突がビルシャナの胴を打った。
 そしてレクスの一極集中がビルシャナへと撃ちこまれた時、よろめくビルシャナは脱衣所のガラス戸をぶち破って男湯の中へと倒れる。
「お、おのれぃ……」
 なおも立ち上がるビルシャナは孔雀炎で反撃を試みるが、ヤクトの天狼絶牙がその動きを封じた。
「鶏如きが調子にノってんじゃねぇぞ?」
 獲物を狩る狼の如き眼光と、両の腕から放たれた狼の顎門が、ビルシャナを捉えて離さない。
「次に生まれてくる時は、どうか牛乳以外の飲み物も認めてください」
 直後にレオナルドの居合い斬りが、ビルシャナの首を断ち切った。

 戦いは終わった。ヤクトが外へと逃げ出した元信者たちを呼び戻しに向かい、残りは気絶した信者たちの介抱と後片付けをしていた。
 ヒールの効果により建物内の破損箇所が修復されていく中、ラピスがビルシャナについて気になっていたことを口にした。
「思ったのですけど。あのビルシャナ、もしかしたらお酒が全く飲めない体質だったのでは?」
「あー、下戸。それならアルコールを否定したくもなるか」
 小首を傾げている彼女に、チューペットを吸っていたマルコが頷く。
「酒が飲めんから、それで牛乳だけを、か……」
 デウスエクスは忌むべき敵である。だが酒を飲める側のレクスは、その点だけはビルシャナへの同情を禁じえなかった。 

作者:砂浦俊一 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年3月19日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 6
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