戦慄の竜牙兵

作者:治也

 東北の地方都市。
 ありふれた日常が突然色を塗り替えられてしまう。
 それは平穏な住宅街にはあまりに不釣り合いな、鋭利で巨大な忌まわしい牙だった。
 不意に、何の前触れも無く、空から大地に突き刺さる3本の牙。
 それがたちまちみすぼらしい鎧兜を身にまとった、骸骨の化け物へと姿を変えていく。
「コロセ、ウバエ、グラビティ・チェインをカリツクスノダ」
 骸骨武装兵は、たどたどしく互いに言葉を交わすと、あたりかまわず手にした凶器を振るい始めるのだった。

 ヘリオライダーであるセリカ・リュミエールは淡々と説明を開始した。
「みなさんこれから酷い事が起きようとしています。
 東北の地方都市、閑静な住宅街へドラゴン配下のデウスエクス『竜牙兵』が現れるのです」
 それは聞いただけで羊小屋へ野獣を放つ行為だと理解できた。
「無差別に暴れられたら、間違いなく大参事です。
 無実で善良な人々を殺して、クラビティ・チェインを略奪するなど許してはいけません」
 人類の側に立つ者であれば、誰でも納得できる言葉だ。
「出現場所が予知できたので、周囲に避難勧告して、現地警察の協力で誘導は可能です。
 ですが、早期避難となると相手も場所を変えます」
 だから、皆さんにはヘリオンから現場へ降下し、避難勧告している隙に、出来るだけ早く竜牙兵を撃破して頂きたいのです」
 守って戦う、それはシンプルではあるが、容易な任務ではない。
「命はもちろん、人々の平穏な暮らしを守ってください!」
 それでも彼女はケルベロスたちを信じて、一縷の希望を託したのだった。

「現れる予定の竜牙兵は、ゾディアックソードを武器として装備しています。当然ながらそれを振り回して襲ってくるでしょう」
 だが、穏やかなセリカの性格にはやや不釣り合いな、強い想いが籠っているのが声色から察知できた。
「貴方たちケルベロスが現地へ到着すれば、敵はまず最優先で周囲の一般人より先に襲ってきます」
 事務的に的確に、説明を続けてはいるが、現地へ向かうケルベルロスへの気遣いも言葉から容易に察しられた。
「気を付けて欲しいのは、竜牙兵にまともな思考力はないこと。
 どんな状況でも戦う事だけしか考えてないし、とても凶暴です」
 早い話し、状況が不利で勝利が望めなくなっても、逃走せずに戦い続けるということだ。
「動ける限り誰かを襲おうとする相手なので、確実に倒すことを優先してください」
 くれぐれも油断せず、そして徹底した破壊を、セリカはケルベロスたちに託した。
「無差別に襲うなんて最低なやりかた」
 同行するセルベリア・ブランシュは絶対に阻止する、そんな強い願いをこめて拳を握りしめた。
「非道なデウスエクスを必ず倒そう。
 被害で苦しむ人、悲しむ人は一人も出しちゃダメだ」
 失敗は許されず、犠牲を出してはいけない。
 それは重くのしかかる責務だった。


参加者
星黎殿・ユル(聖絶パラディオン・e00347)
アルトゥーロ・リゲルトーラス(エスコルピオン・e00937)
エテルネル・モワ(刻まれ続ける藍の色・e01074)
アリシア・メイデンフェルト(エインフェリア・e01432)
月篠・灯音(犬好き・e04557)
河内原・実里(誰かの為のサムズアップ・e06685)
黒宮・透(狂火・e09004)

■リプレイ

●現地降下
 ヘリオライダー、セリカ・リュミエールによって予知された、竜牙兵の襲撃予定地へとヘリオンより降下を済ませたケルベロス達の眼前には、事前に聞かされた通りの光景が待ち受けていた。
「コロセ、ウバエ、グラビティ・チェインをカリツクス!」
「スベテ、ワレラノモノとスルノダ!!」
 現地警察、そしてサポートとして参加しているメンバーが先行展開して避難誘導にあたっているのだが、およそ破壊や殺戮とは無縁な住宅街である。
 ありきたりな自然災害のレベルとは次元の違う危機的状況。
 平穏と言う名の日常を、漆黒の闇が飲み込もうとしているのだ。
 全ての住民が速やかに退去とはいかないのも当然の事だろう。
 恐怖の黒が人々の心に、拭いきれない沁みを落し、地鳴りのような竜牙兵の咆哮は、いともたやすく思考を鈍らせてしまう。
「……酷いな、もう暴れているのか」
 それを目にして、セルベリア・ブランシュ(シャドウエルフの鎧装騎兵・en0017)が唖然とした表情で小刻みに肩を震わせた。
「大丈夫、不条理な未来を打破する、その為にボク達はここに来たんだ」
 すかさず小さな身体へそっと優しく手を添えて、星黎殿・ユル(聖絶パラディオン・e00347)が白衣の裾を揺らして踏み出す。
 そんな彼女に続くようにして、月篠・灯音(犬好き・e04557)が避難誘導している現地警察に協力するサポートメンバーを指差した。
「ぜったい、まもるから。見て、私の恋人だってあそこにいるんだよ」
 そこには四辻・樒(シャドウエルフの螺旋忍者・e03880)、工藤・誠人(地球人の刀剣士・e04006)、ロベリア・アゲラータム(向日葵畑の騎士・e02995)が竜牙兵のおぞましい姿と、慣れ親しんだ公園の木々を無造作に薙ぎ倒しているのを見て立ちすくむ住民達を、懸命に避難誘導している姿があった。
「地図だと、今竜牙兵が暴れている公園の南東側が袋小路になってるね。そこへ追い込むようにしながら戦うのがベストかな?」
 事前に交戦区域になるであろう住宅街の地図を頭に入れて準備していた河内原・実里(誰かの為のサムズアップ・e06685)が、適切な提案をした。
「そうしましょう。力無き人々を蹂躙させるわけにはいきませんから、迅速に行動するにこしたことはありませんし」
 アリシア・メイデンフェルト(エインフェリア・e01432)が同意するのを合図に、ケルベロス達はすぐさま傍若無人の限りを尽くす竜牙兵へ向かって疾走を開始した。

●死闘の幕開け
「南東方面へ住民が間違っても行かない様にすればいいのよね?」
 エテルネル・モワ(刻まれ続ける藍の色・e01074)が作戦をすぐさま理解して、『殺界形成』で避難誘導をよりスムーズにさせる。
「さぁ、これで思う存分、一緒に遊びましょう。面白い戦いにしてあげる」
 黒宮・透(狂火・e09004)はこれで思う存分、死闘に興じられると不敵な笑みを浮かべて、挨拶代わりと言わんばかりにブレイズクラッシュを見舞った。
 無論間合いの外から、竜牙兵の注意を完全にこちらへと向けさせるための牽制の一発だったが効果はてきめんだった。
「ガァァァァァァ、テキダッ、ケルベロス共カラシマツスルゾ!」
「コロス、ジャマスルヤツ、コロス!!」
 風体に相応しいおぞましい呻きと共に、朱色の双眸がケルベロス達へと向けられる。
 握られたグラビディソードの切っ先が、迷いの欠片も無い破壊と殺意を示していた。
「セルベリアちゃん、此処から押し込むよ!」
 灯音が敵の間合いの外から射程を生かして殺神ウイルスを放つ。
 投射されたカプセル自体は、呑気な冗談めたい放物軌道で3体の竜牙兵の数歩手前にコロッと落ちる。
 傍目には空振りか手違いかと思わせる、そんな一発なのだが割れたカプセルからは確実にアンチヒールの姿無き侵食が開始されていた。
「ほらほら、下がらないといくらスカスカ骸骨野郎でもあたっちまうぞ!」
 続いてアルトゥーロ・リゲルトーラス(エスコルピオン・e00937)が、左右の手に握ったリボルバー銃、『ティヘラ・イスキエルダ(左の鋏)』と『ティヘラ・デレーチャ(右の鋏)』でバレットタイムを放った。
 【破剣】をエンチャントしつつ、射程を生かして巧妙に竜牙兵は南東側へと押されていく。
 同時にモワがペトリフィケイションを打ちこみ、一体にバッドステータスを与えて、石化の兆候が出始める。
 しかし、竜牙兵が怯んで彼らの作戦通りに袋小路の南東側へと追い込まれていると考えるのは早計だった。
 戦闘本能が全てにおいて最優先される、邪悪なデウスエクスには痛みはおろか、死に対する恐怖すら無い。
 あくまで破壊と殺戮、グラビティ・チェインを狩り尽くすという目的を遂げる上で攻撃を避ける必要があるからそうしているだけなのだ。
 被害区域を最小に、それは同時に竜牙兵が持つゾディアックソードという武器を生かしやすい状況が生まれることを差していた。
「ん~、こいつら馬鹿っぽそうで、結構小賢しいなぁ」
 追いこむことに成功したのか、あえて追い込ませたのか、その際にあることをいち早く察知したのはラウル・フェルディナンド(霽月・e01243)だった。
「ここまではこっちのシナリオ通りだけど、こっからは距離を生かしてってわけにはいかなそうだ」
 遠距離攻撃の利を生かせるのはここまでと、ラウルはサイコフォースでこれから猛威を振るうであろう竜牙兵の携えた凶刃へと武器封じを見舞った。
 予想通り、竜牙兵は徐々に後退する今までの緩慢な動きが一転、疾風怒濤の反転攻勢とばかりにゾディアックソードを振りあげて一斉突進してきた。
「きやがった……サイコフォースだけじゃ抑えきれない!」
 ラウルが先陣切った竜牙兵へと武器封じを放ちはしたものの、星天十字撃が一閃振り下ろされた。
「ぐぅっ!」
 天地を揺るがす十字切りの一撃が、アルトゥーロをパラライズで硬直させた。
 アリシアが祝福の矢でヒールしてフォローするが、そこへ追撃するように残り2体の竜牙兵の刃が迫っていた。

●戦闘本能
 ろくに言葉も交わさず、互いに視線も合わさず、
 だが、竜牙兵は各個撃破を生まれ持った本能で警戒し、3体で連携して、的を絞った攻撃見舞ってくる。
「気を付けろ! 竜牙兵は戦うことしか考えていない、互いの犠牲も気にせず捨て身で来るぞ!」
 セルベリアが警告の叫びを発し、実里がアリシアをかばう形で身を挺して振り下ろされたゾディアックブレイクを受け止める。
「重い……でも、まだまだっ!」
 鬼気迫る覚悟で一発を凌ぎ、二発目……しかしそこで体勢が崩れて押し切られそうになる。
「ライトニングウォールだけじゃきつい……」
 灯音がなんとかアシストして、雷の障壁を張りはしたものの、振るわれるゾディアックソードの斬撃を殺しきれない。
「ヒトツ、クビモラッタ!!」
「ケルベロス、コロスッ!」
 実里へ迫る重厚な2本の長剣の刃、後ろの1体がスターサンクチュアリを放って援護しつつの巧妙な連携にもはやなす術は無いのか。
 だが、振り下ろされたゾディアックソードの一撃を、なんとアルトゥーロが両手のリボルバーをクロスさせて十字受けで止めた。
「くうぅぅ、痺れるぜぇ。こういう使い方は好きじゃないけど……まあしょうがねぇよな!」
 蠍の鋏が見事に交差して剣を挟んで離さない。
「勇士らへ送る旋律はせめてもの癒しを。戦場に翔ける風よ、せめて彼の者らに今一度立ち上がる力を」
 アリシアの不戦を歌う共鳴の旋律が、後押ししてアルトゥーロを支える。
 そしてもうひと振りの一撃を止めたのは、『影国魔女』で命中率をあげた、ユルのマルチプルミサイルだった。
 振り上げられたゾディアックソードが疾走を開始する寸前を、正確無比に大量のミサイルが爆裂していく。
「蠍の鋏に捉えられた獲物は……毒針の一刺しであの行きさ! Picadura de Escorpion(ピカデュラ・デ・エスコルピオン)」
 リボルバー銃、左の鋏と右の鋏を素早くスライドさせ、長剣をいなしつつ、正確無比な神速の動きで銃口が竜牙兵の頭にピタリ。
 ゼロ距離射撃で噴いた火砲は、兜を貫通して竜牙兵の頭を粉々に粉砕した。
 消炎をあげるリボルバーをくるりとまわしつつ、これ以上は勘弁してくれと言わんばかりにスウェーバックで回避して距離を取る。
 人間の常識で、生物の常識で考えれば、頭が粉砕されることは生命の消失そのもだ。
 だが、デウスエクス、竜牙兵においてそんなありきたりな話は当てはまらない。
 首なしのまま、それでもなお握った剣を離すことなく振り上げたのだ。
「こいつで死んどけっ。有難く頂戴しなっ!」
 ケルベロス達の連携がここで絶妙なタイミングで決まる。
 下がる蠍と入れ替わるように、空色の瞳のスナイパー、ラウルの跳弾射撃がトドメを刺した。
 放たれた銃弾がアスファルトから跳ね上がって、簡素な首なし竜牙兵の鎧の隙間から侵入し、粉々に身体を粉砕し尽くす。
 さらに跳弾はそのままノーマークとなった2体の竜牙兵を巧みに牽制し、飛散した骨片が宙を舞った。
 しかし、それでも竜牙兵はゾディアックミラージュを放とうと、剣から氷片を散らしつつ、突進してきた。
「氷でくるなら私は炎で受けてあげる!」
 透が相討ち上等の覚悟で、氷のゾディアックミラージュへ炎のブレイズクラッシュで迎撃。
 炎と氷の刃が空中で激突した。
「私の炎と張り合うなんて……面白いじゃん!」
「あ楽しみのところ申し訳ないですけど、『時と時は繋がり合い、そして私は時を喰らう』」
 今は少しでも早く、少しでも被害を出さずに倒すことが先決と、刻まれ続ける藍の色、エテルネルが相対ノ時刻固定で捕縛を仕掛けた。
 たちまち氷と炎の交錯が一転、紅蓮の炎が氷塊を打ち砕き、狂火の鉄塊剣が竜牙兵を打ち据えた。
「ガガガガガ……」
「皆の笑顔の為に、力を貸してくれ! カリバァァァ!」
 地鳴りのような呻きと共によろけたところを逃さず、実里のイミテーション・カリバーが炸裂。
 巨大な閃光の刃が、竜牙兵を一刀両断に切り裂いたのだった。

●戦慄の刻
 ついに3体の竜牙兵のうち、2体の撃破に成功したケルベロス達。
 しかし、数的優位性が高まったことが、勝利への最短ルートである保障は無い。
 最後の1体が放ったゾディアックブレイグが、エンチャントを剥ぎ取っていく。
 しかも勢いが衰えるかと思いきや、残骸と化した味方の鎧片や骨片めがけて、星天十字撃を放った。
 勝利と言う目標ではなく、戦う事だけに特化したデウスエクスの闘争本能は、セルベリアが警告した通り、仲間だった物の残骸さえ遠慮くなく利用する。
 飛び散った破片が散弾のようにケルベロス達に降り注ぐ。
 その隙を狙い、被害を出せればいいという強引な暴れ方で、星天十字撃をアリシアへ向けて放った。
「いまさらですけど……手段選ばずですね! キャバリアランページ!!」
 いち早く反応できた実里の足止めが功を奏して、振るわれたゾディアックソードの踏み込みが半歩遅れる。
「つぅぅぅぅっ!」
 アリシアの金色の髪が巻き上げられた粉塵と共に乱れ、星天十字撃に全身がしびれて動けない。
「ホント、たち悪いよねソレ!」
 ユルが青い瞳で忌まわしい剣に狙いを定めて、ロックオンレーザーを放つ。
 無数の光線がホーミング軌道を描きながら、振るわれる凶刃を打ち抜いていく。
「ゼロ距離ってわけじゃないが……二発ならいけるか?」
「額だ。外すなよ!」
 アルトゥーロとラウルのコンビがここで決めると、ピタリの呼吸で並んで銃口を一点に定めてトリガーを引いた。
 鳴り響く二人の銃声がシンクロし、一つの轟音と共にヘッドショッドが二連で正確無比に竜牙兵の額を貫いた。
 どちらの弾がとまでは撃った本人同士も判断が付きかねる精度で、初弾が兜に亀裂を走らせ、次弾が粉砕しながら頭部を貫通する。
 終わった――。
 誰もが消炎を吐く銃口にそう確信した時。
「ダメ、まだ動いてる!」
 竜牙兵の最期の足掻きにいち早く気付いた、灯音の叫びが響く。
 恋人が避難誘導している人々へ向けて、なんと頭を粉砕されたまま、ゾディアックソードを投げつけたのだ。
 自分たちへ向けて悪足掻きをしてくる……それはケルベロスたちも当然理解していた。
 だが、まさかここで、優先的に攻撃対象するはずの彼らを無視して、避難している市民へ向けての投擲とは。
「イミテーション・カリバー!」
 させるかと実里がすかさずトドメの光刃で、竜牙兵をバラバラに粉砕したが、寸前のところで放たれたゾディアックソードは回転しながら猛然と、避難誘導している現地警察とサポートメンバーへ迫った。
「阻止してみせます!」
「我が魔力、汝、英雄の導き手たる御身に捧げ、其の魔槍を以て、我等が軍と、戦場の霧を晴らさん!」
 緊迫の一瞬、アリシアの祝福の矢とユルの禁縄禁縛呪が、同時に放たれる。
 それは守って戦う、失敗は許されず、犠牲を出してはいけないという責務の全てが賭けられた最後の望み。
 それは見事に空中で回転するゾディアックソードを捉え、軌道を大きく狂わせた。
 轟音と共に住居の壁へと激突はしたが、不幸中の幸いか人的被害はゼロだった。
「影の国の魔女さんありがとう……それにしても、竜牙兵でこの強さ。ドラゴンを倒せるようになるにはもっと頑張らないとだね」
「みんな おつかれさま……。怪我をしたひとはいない?」
「まあなんとか。次はもっと面白い敵だといいのだけれど」
 任務達成に感謝の言葉を口にするユルに、みなを気遣う灯音。
 それでも透はまだまだ戦い足りないといった雰囲気だった。
「そっか、じゃあ、ごめんっ、みんな。先戻ってて」
 すると灯音さっそく恋人でありサポートしていた樒の元へと駆けて行く。
「なんとかやれたな。一般人も無事だし、こういう日常を護る為に戦ってるんだろうな」
 死闘に身を投じたケルベロスから一人の少女へと戻る灯音を眺めながら、口笛をならすラウル。
 エテルネルはそんな彼の横で静かにクスリと笑った。
「しかし、見事にバラバラに粉砕しちまったな。恨んでいいぞ竜牙兵」
「恨み……という感情もないんでしょうけどね」
 骨片を爪先でポンと蹴飛ばすアルトゥーロに、アリシアが妥当なツッコミをいれる。
 そんな彼らの勇士を見つめていると、セルベリアもようやく緊迫した表情に笑みを浮かべた。

作者:治也 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年9月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 9/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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