なにやら難しい顔をしている小野寺・蜜姫(ウェアライダーのミュージックファイター・en0025)。
難しい顔のまま、彼女は言う。
「人馬宮ガイセリウムが東京に侵攻してるわよね。
それで、東京都内に被害が出ている上、このままだと更に大きな被害が予測されているみたいなの」
結果が最善だとしても人馬宮ガイセリウムが通過した街の被害は大きい。
最悪の結果だと首都消失もありえる。
そんなわけで蜜姫は難しい顔をしていたのだが。
「そこで、よ。提案っていうか、お誘いみたいなものなんだけど」
戦後の東京都心部の復興も兼ねて、バレンタインのチョコレートを作ってみないかと。
バレンタインが近いということもあり、ヒールされた建物の一部はお菓子を作るのに相応しいもの、もしくはお菓子っぽい雰囲気になって修復されるであろう。
「この建物を利用してチョコレートを作ってみない?」
ケルベロス達だけでなく、被災した周辺住民も参加できるイベントにすれば、防衛戦後の住民を安心させることもできるだろう。
「料理ができなくっても大丈夫よ。あたしだって――いえ、なんでもないわ」
蜜姫は露骨に視線を反らした。
「チョコレート溶かして固めるだけですもの。誰でもできるわ。できるはずよ」
若干、自分に言い聞かせるようにも聞こえる蜜姫の説明は以下のようなものである。
商店街にヒールをし、そこにチョコレートで作った家を建てる。無論、家を建てるのはケルベロス達だけではなく、住民も一緒に。
壁やら屋根などのパーツを冷やし固めてくっつける、チョコレートの家。完成した後はしばらく商店街に復興の証として飾られるようだ。
イベントの段取りとしては、数軒の空き店舗を利用させてもらって必要なものを作り、それを運び出して組み立てる。
ケルベロス達はヒールで商店街を修繕したあと、建設予定地周辺の空き店舗へ材料と道具を搬入し、住民のお世話をしながらイベントの進行をする。
「溶かすのも自信がなければ組み立て担当でもいいわけだし。
時間が空いたら誰かに渡すプレゼントを作ってもいいのよ。でも、そっちに気を取られすぎちゃダメよ」
ほんの少し意地悪そうな笑みを浮かべ、蜜姫は楽しそうに言った。
●街の修理と企む人々
東京防衛戦はケルベロス達の圧勝で終わった。
圧勝したとはいえ、被害が皆無だったわけではない。
ケルベロス達は被害を受けた街を修復し、復興の一環としてヒーリングバレンタインを行うことにした。
「小野寺よ、この前は世話になったな。助かったぞ」
「別に気にしなくてもいいのに。まあ、いっか。じゃあ、あたしはあっちを手伝うからこっちはお願いね」
先日の依頼で蜜姫に世話になったということで、左文字は人手が足りなさそうな商店街の復興を手伝う。
彼は馴染んだ元の家での修復を希望する人のため、かつての写真を見せてもらい、それをイメージしつつヒールドローンから輪っかのようなビームを飛ばして修復する。
ケルベロスと住民がせっせと修復している中、不穏な動きを見せるのは『NONSENSE』の面々。
彼らはバレンタインに恨み辛みがあるのか、題して『オペレーション・ガッカリバレンタイン』を発動させるべくこそこそと動き回る。
『NONSENSE』のリーダーを名乗る紘はイシコロエフェクトを発動させ、ふ菓子の家を建てるべくふ菓子のチョコバーをせっせと作っている。
これを食べたカップルをその食感と口当たりでガッカリさせるということが目的にしているらしく。
「ふ菓子だコレ! という断末魔、聴きたいものだな」
にやりと笑って紘はふ菓子を量産させる。
一方、しぶしぶと言った具合に参加するのは雉華。曰く監視のためとのことではあるが。
「バレンタインさんに何の恨みがあるんでスか。でも、暴れるにしても程々にしてくだサいね。その程度なら付き合いまスんで」
雉華はヒールをかけつつ用意してきたものを埋め込む。市販のコインチョコと玩具のコインである「コインさん」を大量、そして五百円玉が3枚。
壁の一面は埋め込まれたコイン、目に付きやすい場所には五百円。あとはダミーを埋め込み人々を翻弄させようという魂胆である。
命令によって刻はチョコの家に紛れてカレールーの家を作る。
「……ジャマをするのは心苦しいけど命令だから仕方ないよね」
カップルの幸せを願う気持ちが多少残っている彼は自分に言い聞かせた。
一見すれば板チョコの家を作っているようにも見えるが、一帯にはスパイシーな香りが充満している。
「よっしゃ、ここはオレに任せろ! ……ん?」
ボディビルのポージングを繰り出しつつ、癒しの波動で次々と被害を受けた場所の修復に努める泰地は、覚えのある香ばしい香りにつられてカレーを作る刻のところへ立ち寄る。
刻がどう言い訳するか考えるよりも早く、皆のために作っていると解釈した泰地は、修復もほぼ終わったので得意料理でもあるカレー作りを手伝うことにした。
なお、このカレーはこの後、皆に振る舞われることとなる。
シオンは『みりむと!』の皆と参加している。
彼女はメンバーの邪魔をすることはせず、だからと言って協力を惜しむことはせず、建物の修復活動に勤しんでいる。
「それは私がやろう」
一般住人の代わりに率先して力仕事を引き受ける彼女は軽々と荷物を持ち上げた。
皆が楽しんで、浮かべる笑顔が何よりも彼女の力になる。
●準備も運搬も大事なお仕事
蜜姫は住民達とともに家のパーツ作成に必要なものを運び込む。
その中にチョコともお菓子と言えないものの匂いと気配を感じ取った気がするが、気のせいだろうと彼女はスルーした。
『みりむと!』の皆とリレー行動をするアリスとルーディも材料と道具を運び込む。
「はい、集められるだけ集めてきたよ。これで足りるかい?」
紫金も街中から全速力で大量に材料や道具を集めてきた。足りなくなるよりはいいから、と言い残して彼女は組み立ての方へと向かった。
「力にはそれなりに自信がありますので材料と資材運びしますね」
ひょい、とルーディは大量のチョコレートや色とりどりの果物を大量に箱詰めしたものを抱える。
「プラモとか組み立てたことあるけど、お菓子しかも等身大で作るってやったことないや!」
アリスも仲間に渡すべく鉄骨にボルトに留め具に、デコるために材料を用意している。
ただ強度を強度を高める為にと、ちくわやかまぼこ、更に隠し味として練り物も混ぜ込んでいた。
実のところ、ちくわはルーディも大量に紛れ込ませていた。入りきらなかったちくわは彼女がきっちり咀嚼して処分する。
練り物は普通の道具だと匂いが移ってしまうので、お菓子で出来た工具を用意して準備は万端。
2人は材料と道具を仲間達の元へと運ぶ。
●固めて作って、はいどうぞ
アリスとルーディが持ってきたものを運ぶのはリィン。
彼女も『みりむと!』の皆と参加しており、パーツ作成担当の仲間の元へと材料を道具を持って行く。
「お父さん、持ってきたのです~♪」
「持ってきた材料はすべてそちらに置いて下さいね」
纏は口だけを動かしてそう言った。
動きは一切の無駄を省いた動きで機械的に、しかし効率よく動いている。大量に、そして美味しく作るためにも手を抜くわけにはいかない。彼は食べる皆の笑顔が見たいだけなのである。
メテオラもそんな纏とともにパーツ作りに勤しむ。
「お菓子の中に篭めるのは~♪友情、愛情、そして夢~♪♪」
鼻歌交じりに、窓替わりの巨大べっこう飴やらお門飾りのフォンダンショコラとかを大量製造している。
「ボクもパーツ作り手伝うのです~♪」
搬入を終えたリィンもパーツ作りに参加する。しかし、纏の眼を盗んでメテオラとリィンはさも当然のようにつまみ食いをするのだが、それが見つからないはずもなく。
「……パーツ作りを手伝っていますから、見逃しましょう」
かくして、2人は纏特製のチョコインゴットの刑を間逃れることができた。
せっせと作ってパーツを作り終え、メテオラは彼女のセツカのためにお菓子を作り、リィンは出来あがったパーツを仲間の元へと運ぶ。
幼馴染である都とクウは2人で楽しくパーツを作っている。
どこからか漂ってくるカレーの匂いに鼻を鳴らしながらも都は小さい子達に少しお姉さんぶって作り方のレクチャーをする。
子供達に囲まれる都の後ろでじっとしているクウ。上手く打ち解けることができずにいると、都が振り向いてにこりと笑った。
「くーちゃん、あーん」
こっそりと都が一匙クウに食べさせようとすれば、元来甘いものが大好きで、チョコレートは特に好きなこともあり、甘い匂いの誘惑に負けたクウはぱくっと食いつく。
「……おいしい」
口の中に広がる甘さに、クウは少しだけ笑顔を見せた。
レクチャーやらつまみ食いやらしながらも、都はチョコを棒状に固めて格子戸を作った。
慎重に作ったそれはなかなか満足できる出来だったようで。
「どう思う、くーちゃん?」
「チョコで格子戸…? しぶいな。もっと可愛くしてほしかった」
そんなことを言いながらも、クウの顔は綻んでいた。
『泡沫人』の皆に手ほどきをするのは優希。
実は彼女には懸念材料があった。
火を付けて燃やして溶かそうとするルゥをはじめとして、お菓子作り初体験のエヴァンジェリンにお菓子作りが苦手な牡丹。
お菓子作りが苦手な人がいるとは聞いてはいたが、まさかここまでとは思っていなかったようで。
「――という感じなのですが…大丈夫ですか?」
優希が一連の流れを説明するとわかったようなわからないような表情を浮かべる面々。
「ええと。なんだか難しいのね。お手本見せて頂戴な」
難しい顔をしてルゥが言えば、優希はチョコを刻んで湯煎しながら混ぜて溶かす、という工程を実践しながら説明する。それを熱心に見聞きする3人。
「優希君には苦労かけるね。いや、本当に」
3人に教える彼女を心配そうに見守りつつもラーレは屋根を作るべく、溶かしたチョコを型に流し込む。
親切丁寧な手ほどきを受けてやる気になった3人は各々パーツを作り出す。
ルゥはラーレに必要なものを聞き、せっかくなので一緒に屋根を作っている。楽しそうに作業をするルゥと、彼女がチョコを型に流し込む傍でラーレは溶かしたチョコを少々分けて貰い、家に飾るための様々な花を作っている。
そして牡丹とエヴァンジェリンは優希と何を作るか話していると。
「お家の屋根に煙突付けても宜しいですか?」
そわそわとしながら優希が言えば2人は賛成して一緒に作ることにする。
「えっと……その、これで大丈夫でしょうか?」
牡丹は不安そうに確認を取りながら作業をするが、優希はにこりと微笑んでうなずく。
5人は協力して楽しみながら壁と屋根、そして煙突を作った。
●おうちを作ろう!
今回は久しぶりのデート。
トーヤは復興ヒールがデートとのことで少し惜しそうだが、きよいと一緒ならいいかと納得する。
きよいはと言えば苦手分野の料理ではなく自分でもできそうなものだと張り切っている。
「トーヤ、しっかり持ちなさい!」
次々と運び込まれてくるパーツを建設予定地へと持って行く2人。
きよいは趣味と使命感から女の子をナンパしようとするトーヤへ激を飛ばし、トーヤは首をかくかくと縦に振る。
組み立ては各々のセンスで行うのだが、きよいの独特な好みにトーヤは口を出そうとするが怒鳴られ睨まれ。
「いや、可愛いけども、なんていうかさ……」
「いいのよ、かわいければ! ほら、次のパーツ持ってきなさい!」
結局、トーヤは顎で使われる。とぼとぼとパーツ置き場へ向かう背中を、きよいは見張っていた。よその子に手を出さないようにと。
「しかし初めての共同作業だってのに……うぉぉっ!?」
思わず本音を漏らしてしまったトーヤへ、きよいのハリセンが唸る。
「おまえさま、子供らのために立派なおうちを作ってあげようね!」
甘い匂いに包まれ、ワクワクしながら笑顔で作業をするねごと。
ねごとから家のパーツを渡されて組み立てる紺。
2人は恋人同士である。恋人以上ではあるがそれ以上ではない。まだ、今は。
まるで自分の家を組み立てているような気になっている紺もまた嬉しそうであり、そして何より愛しい彼女が隣にいて幸せそうである。
ねごとの笑顔の一番の理由は一緒に作業していて楽しいから。
家が完成し、見上げるねごとの隣に紺が立ち、そっと伝える。
「僕たちの作る家庭も、このくらい甘い家にしましょうね」
キザな台詞を吐いてしまったと赤く照れてしまった顔を逸らす。
しかしねごとは、といえば紅潮して緩んだ頬を隠すわけでもなく返す。
「……食べても食べても減らない、魔法の家にしようね」
ねごとは愛おしさを感じながら、照れ屋な恋人の背中をポンポンと叩いた。
城を作ろうとしていた『隠れ道』の面々だが。
「城も捨てがたいけれど、ログハウスみたいな感じがイメージし易いかも?」
と言う累の提案に賛同して方針を変換した。
「累はいい案出すな! そっちの方がイメージしやすそうだ」
組み立てを任された瞳李は細かな作業は苦手だが、これだけ大きければ大丈夫だろうと家のパーツを持って張り切っている。
「千島さん、その板チョコはこっちで貰うよ」
藤次郎は累から屋根用の板チョコを受け取る。ミミックのヴァイスリッターは足元をちょこちょこと動き回っている。
「はい、これ屋根用の板チョコ。……まぁ大丈夫だとは思うけど、屋根を付ける時は気を付けてね」
屋根に届かない自分の背を少し恨めしく思いつつ、その分飾りで頑張ることにする累。
「壁を普通に組むだけじゃ強度の心配がありそうかねぇ。レンガ状に積んでいきゃ多少はマシか」
アッシュはぶつぶつ言うと指示を出すべく辺りを見渡す。そして斑鳩と瞳李に手伝うよう声をかける。
「俺の出番? じゃ屋根は上から指示出していくから、おっさん細かい所は宜しくね」
ばさりと翼を広げて斑鳩が飛んだ。
「屋根に使う板チョコを持って来たよ、何処に積めばいいかな?」
藤次郎が持ってきた板チョコを、上空からの斑鳩の指示によってアッシュと瞳李と藤次郎が屋根を乗せる。
「斑鳩ならともかく、アッシュの指示だと当てにな……ちょ、斜めじゃないかこれ!? アッシュ、屈め!」
「おー、わりぃわりぃ、身長差を考えてなかったわ」
わたわたと慌てる瞳李と見てアッシュはにやにやしている。
四苦八苦しながらも楽しそうに屋根を組み立てる仲間達を見ながら累は細かい装飾に取り掛かる。チョコが乾く前に模様を描き、家を彩る。
「わぁ、模様が付くだけでこんなに雰囲気が変わるんだ」
作業が一段落した斑鳩が感嘆の声をあげる。
絵本で見て憧れたと言えば瞳李も同意したようにうなずき、嬉しそうに言う。
「なんだか小さな夢を一つ叶えた気分だ」
一息ついていたアッシュはヴァイスリッターを見ながらふと思ったことを口に出す。
「お前なら菓子で作れそうだなぁ。似せて作って家に置くか?」
「ホワイトチョコのチェストがあるとそれっぽいかな、いいアイデアだね」
藤次郎もそう言い、チョコでチェストを作り出す。
「それにしてもお菓子の家とは、まるでヘンゼルとグレーテルの世界だ」
無事に家を完成させることができた累は満足そうにそう言った。
「やっぱりバレンタインといったらこの形よね!」
ハート形を提案したグローリアの計画に沿って『みりむと!』の皆は仕上げに取り掛かる。
「おし、匠の技術を駆使して立派な家にするよ! で、なんだこれ?」
リレー行動により渡されたパーツを見てミリムは疑問符を浮かべた。
普通のパーツの中に紛れているちくわ。
「ちくわ? 知らんな……ああ、うん、煙突にしよっかー」
メノウの一言で煙突にちくわが組み込まれる。
「マスター! このちくわはどうするー?」
ミハイルもちくわを持ってやってきた。
「どこに組み込むー? ツインテールがいい? 三つ編みがいい?」
そんなことを言いながらさりげなくミリムの髪形を変えようと邪魔をしようとすると。
ミリムは邪魔をするなと言わんばかりに躊躇なくミハイルの口に纏の特製チョコインゴットをねじ込んだ。
チョコをねじ込まれたミハイルは食べさせてもらっているからなのかその甘さからなのか、幸せそうな表情を浮かべている。
「じゃれあってないで真面目にやってよねー」
口を尖らせながらもメノウは屋根に瓦型のチョコをぺたぺたと貼り付ける。
「何やってるのかなあ?」
組み立てつつもちょこちょことつまみ食いをするパトリシアを見つけたミリムはチョコインゴットを構えてにじり寄る。
「これは味見です! 大丈夫、ちゃんと美味しい……ん?」
咀嚼しているとチョコとは明らかに違う味のものが口の中に広がる。
「……ふ菓子?」
なぜふ菓子が混じっているのか、とパトリシアが首を傾げているその頃。
仇兵衛は内装を担当していた。資材搬入も手伝う紫金はまだいない。
「忍者屋敷みたいに、ちょっとギミック仕込んじゃおうかな!」
和菓子の詰まった隠し部屋への道を作るべく、どんでん返しを作るつもりらしい。
もくもくと作成していると紫金が姿を見せる。
「紫金さん、ちょっとここに立ってみて!」
「ん、仇兵衛お疲れ様。ここに立てばいいの?」
言われるがまま立ってみるが、お菓子で出来ているために強度は案の定。ギミックは壊れてしまった。
謝る紫金に仇兵衛はもっと強化しないと、と明るく返す。まずは問題点を探ろうと壁を見ると、何かが埋め込まれていることに気付いた。
「コインだね。本物? 紫金さん、これ見て!」
仇兵衛は紫金を呼び、2人で壁に埋め込まれたコインをじっと観察した後、上からチョコを塗って固めることにした。
「みんなで記念写真を撮りたいわね」
独創的なものが出来あがって満足したグローリアが言い、住民の皆も一緒に出来あがったばかりの家の前で記念撮影をすることとなった。
恐る恐る近付く子供達にラーレはマジックを披露する。丸いボールがチョコレートの花に変身すれば、子供達はきゃっきゃと喜んで受け取った。
仇兵衛は子供達を中に案内し、中でも撮影できるようにと。
「では撮りますよー」
商店会長の合図で皆は思い思いのポーズで写真におさまる。
ふよふよと飛んでいるメテオラ、胸を張るリィンの後ろで何かを飲んでいる纏、煙草の形をしたチョコレートをくわえるパトリシア。
各々にとって特別な一日になったことだろう。
こうして無事にチョコレートの家は完成した。
煙突にちくわが飾り付けられていたり、窓が格子戸だったりチョコバーがふ菓子だったり、様々なチョコで作られた花が飾られていたり、壁に何かを塗った形跡があったりするが。
ハート形のログハウスの家は復興のシンボルとして当面の間、商店街に飾られることとなる。
作者:香住あおい |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2016年2月13日
難度:易しい
参加:34人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 4
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