ヒーリングバレンタイン2016~みんなで作ろう!

作者:林雪

●ヒーリングバレンタイン2016
「この間の、人馬宮ガイセリウムの侵攻で、住民の皆さんにずいぶん被害が出ちゃってるです」
 ヘリオライダー笹島・ねむが心配そうに言う。
「しかも今のままだと仮に最善の結果が出たとしても、更に被害は拡大することが予想されるです……」
 無理もない。多摩川でガイセリウムを食い止めたとは言え、イグニスの脅威は去っていないのだ。最悪、首都消失すらありうる。
「そこで!」
 が、ここでねむの顔はぱっと明るくなった。
「現時点で被害が大きかった場所の復興もかねて、バレンタインのチョコレート作り、しませんか?」
 主目的は、建物や街のヒールになる。
「でも、グラビティでのヒールって、ほら、なんだかお菓子みたいになっちゃうことが多いですから、この際それを利用して、お菓子っぽい建物の中でお菓子を作っちゃおう、っていうイベントを企画してみたですー」
 ねむの笑顔が溢れ出る。被害地域の住民たちを誘い、ケルベロスが中心になって近隣のヒールをしつつ、チョコレートをはじめとしたバレンタインのプレゼントにも使えるようなお菓子作りをする。きっと被害にあった人たちにとっても、心和む一時になることだろう。
「復興と、一般の皆さんの心のケアと、そしてバレンタインの準備も出来ちゃう、一石三鳥の作戦、です!」
 さんっ、と指を立て、ねむが押さえきれない笑いを洩らす。

●みんなで一緒に
「今回皆さんに行って頂きたいのは、都内の住宅街です。昔から住んでる方々が多くて、おうちも古きよき日本家屋、っていう雰囲気のところが多いです。小さな和菓子やさんとか、お米やさんとか、昔ながらの個人のお店も……みーんなで一緒に、バレンタインしちゃうです! みんなで作って、みんなで食べる! これです」
 老若男女、種族国籍を問わず、皆でわいわいとチョコ作りをして、出来た端から食べてしまおうというイベントだ。作るチョコレートはもちろん自由。ハート型に限らず、一口で食べられるトリュフや、オリジナル板チョコなども面白いかも知れない。クッキーやケーキの類も作れる。
「あ、もちろん、お持ち帰りだってアリですよー、ちゃーんと包装できる準備もしておきますからね!」
 うふふー、と意味深に笑うねむ。だいぶテンションが上がっているようだ。
「会場をヒールしたり、お菓子作りに必要な道具とか材料を用意したり、住民の皆さんのお相手したり……忙しくなっちゃいますけど、きっと楽しい一日になるですよ! みんなで心をこめたプレゼント、作りましょう」


■リプレイ

●みんなで作ってみんなで食べる!
 ガイセリウムの自爆作戦が阻止されたのは喜ばしいことだったが、やはり残した爪痕は大きい。今日は少しでも一般の人々に楽しんで貰いたい、元気を取り戻して貰いたい。
 そんな思いを抱いてケルベロスたちは集まった。
「そ~~~……りゃっ!」
 ストライク! ではなく、ヒールの掛け声である。ランジが笑顔で振り向くと、修復された家の持ち主が嬉しげに駆け寄る。イエーイとハイタッチを決め、ランジは次の建物へ。
 滄臥はヒーリングファクターバレットを装填して撃つ。攻撃でなく、ヒールのための弾丸。偶にはこういう平和なのもいい、と思う。
「オレ達に任せな、すぐに修復するぜ! 今度はそっちか?」
 泰地がこの寒空にもめげず、あちこちで自慢の肉体を駆使したポーズを決める。キラッと汗が光ると同時に『癒しの波動』が建物を直していく。いなせな祭の男衆、という風情だ。
「あなたのおうちのお庭? 大丈夫よ、じゃあ上がらせてもらうわね」
 玲斗は丁寧に住人の声に耳を傾け、やはり丁寧にヒールを進めている。
「こーいう古きよきお店や民家にゃ、掘り出し物が眠っとるに違いないで!」
 『極楽堂』の仲間たちの様子を見つつ、骨董品の類に目のない雑貨店主であるレギナエには、そういう意味でも刺激的な街並みだ。
「あ、ちょっとピジョンくーん! 古きよき民家がめっちゃ歯車グィングィンになってもうてるー?!」
「ちょっと気を抜くとすぐこうなっちゃうんだよなぁ」
 ピジョンのヒールはなぜか建物をブリキのおもちゃ風にしてしまう。だがこれもご愛嬌。日頃めったに笑わない金物屋の店主が歯を見せて笑っているので、成功だ。
「雰囲気壊さない努力はしてるんですけどね」
 そう言うユウマのヒールで、古い蔵はさながらお菓子の家となる。子どもたちが大喜びである。
「彩られるのは見事ですが、申し訳ない気分にもなりますね……」
 呟くと潮流は再び分身の術を駆使してヒールに戻る。
「でも、異世界風になるのも楽しいね。何より住人の人たちがとっても喜んでる」
 時人の言葉は本当だった。住民の中には昔気質の老人たちも多くいたが、メルヘンチックに変わった街並みに怒り出す者はほとんどいない。祭りはこれぐらい派手な方がいい、ということらしい。
 真も次々に建物に魔力を流し込んでいく。ひとりで建物をヒールするのではすぐに消耗してしまうが、今日は心強い仲間が沢山いる。
「歌って舞って復興です! 皆さん今日は頑張りましょうね」
 言って吹雪が、華麗な剣舞とともにヒールを始める。口ずさむ歌声はその……個性的。炎酒がその吹雪の足元をサークリットチェインで派手に演出し、観衆の盛り上がりを更に誘った。
「ん、良い天気、良い日に、なりそ」
 喜びに湧く住民を横目で見つつも手を止めず、せっせとヒールしていたミリウが一息つくと、空を見上げる。本当に、ぴかぴかの好天に恵まれた。
 搬入作業も、実に迅速。
「これはどこに持ってけばいいんだ?」
『Gun&Joe 商会』からは力自慢の雄介が、その横では『龍泉郷』の叢雲がそれぞれ怪力無双を使用して、せっせとチョコやお菓子作りの材料を運び込んでいる。早めに到着していたユリアもそこに加わる。
「わ、私にも手伝わせてください!」
「おう、じゃこれ……ん? 何だろこれ。ま誰かが使うだろー」
 陽治は子どもの参加者の多いイベントということで、いつもの煙草をお休みし搬入作業に勤しんでいる。
「ミルク、ビター、ホワイト……チョコレートの種類も問題なさそうですね」
 武道館『護』の功太郎の言葉に、風花の期待も否応なしに高まる。
「復興を手伝いながらお菓子の材料も調達できるなんて、ケルベロスやってて本当によかったー!」
 皆が笑いながら頷く。
 粗方のヒールも済み、泰地はチョコも食べずに次の被災地へと忙しく向かっていく。甘党の彼だが、今日は各地のヒールを優先するつもりらしい。
 さてここからは、お待ちかねの調理タイムとなる。
 滄臥と陽治が運んできた大きなテーブルを囲んで、皆、思い思いにお菓子を作ろう、という趣旨だ。料理初心者にも懇切丁寧な指導つき。勿論食べるだけの者も歓迎される。
「今日びのバレンタインは本命、義理を始め友チョコや逆チョコもある、気持ちを男から伝えても良いんだぞ。そう言う訳で望月巌の『男のチョコレート作り教室』開催だ!」
 巌が両手を広げてそう言うと、商会のメンバーは勿論、皆がワッと沸いた。隣には、アシスタントで相棒の穣が控えている。まずは初心者向けに簡単な生チョコ作りから、とレシピを配る手伝いをする。
「ふんふん、生クリームが入ってるから生チョコなんだ?」
 雄一が感心する隣で、すかさず司が提案を重ねる。
「本日はご教示願うぞ望月先生殿? 私は生チョコ大福を作ると致そう」
 鬼丸もそこに加わり、持参したとっておきのものを取り出した。
「葉っぱの形の型、持ってきた。最後にこれで、型抜きしたい」
 皆の要望を丁寧に訊いて、ひとつずつ丁寧に厳が説明する。聴こえなかったり、後ろの方の人たちのフォローはこれも丁寧に穣がした。
「洋酒で香り付けするってのもある。おススメは、コアントローだ。後は一番大事な調味料『愛情』を忘れずにな」 
「ふーん、コアントロー……」
「雄介、それ誰に作ってやるんだ?」
 作業途中にチョコのつまみ食いに来た陽治がニヤリと訊ねれば、雄介はふいと目を逸らす。
「そ、それは……小っ恥ずかしいから聞かないでくれっ!」
 と、隅っこに行ってしまう。巌が笑ってツッコミを入れた。
「雄介、何そんなモジモジしてるんだ? 漢らしく堂々と行こうぜ!」
 麻里亞は男性陣の様子を覗きつつ、可愛らしい形のプラリネを作る。友チョコ用にと、ハート型以外のクマや星の型を用意する。型に流したチョコの上にプラリネのクリーム、その後にプラリネペーストと混ぜたチョコを入れ、最後に甘さの少ないチョコでしっかり蓋をして……。
「赤いチョコペンで飾りをつけたら完成! 後は可愛い袋とリボンでラッピング~! 今度、女子会で友チョコ交換するのよネ」
 最後に、小声でぼそっと付け足した。今年こそは彼氏作るんだ……。
『極楽堂』では、もの作りを得意とするピジョンと、お菓子大好きの風花が皆のアシスタント役を務めた。
「よろしくご指導賜りたい」
 とマイが言えば、ピジョンが笑顔で答える。
「うん、わかった。僕もチョコってあまり作ったことないけど」
「なに、チョコを溶かして個別の型に入れて固めるだけだろう? 助手さえいれば何とかなるさ。たぶん」
「湯煎でゆっくり溶かせば大丈夫。固まるのが楽しみだね」
「ええと、砂糖と牛乳がこのくらいで……」
「ユウマさん、手が震えてる」
 クスリと笑いながら、風花は自分のケーキ作りの作業と平行して、ユウマを手伝う。
「こういうのって初めてだから上手く出来るかどうか少し不安ね……。ま、まあ、気持ちが伝わればいいのよ、伝われば」
 と、ランジも慣れぬプレゼント作りに挑戦する。
 そして一際賑やかなのは。
「なーなー、みんな何作ってんねやー? なーなー、どーやって作るん? なーなー!」
 皆の作業をあっちこっち覗き見しているレギナエである。
「風花ちゃんはチョコレートケーキ……これは難しそうやなぁ。どれもこれも難しそうやし、みんなのチョコおすそ分けしてくれへん?」
 テヘッとちゃっかり発言をするレギナエに、笑い声が起こる。皆の様子を眺めていた玲斗も、穏やかな微笑を浮かべてチョコ作りに参加した。
『龍泉郷』の6人は、温泉宿らしく、和菓子テイストのチョコ菓子を作る。
「安納芋で作った芋けんぴをチョコでコーティング、名付けてチョコけんぴ! 甘い芋と、チョコのほろ苦さが絶妙やで」
 瀬理が説明すると、あちこちから生唾を飲む音が聞こえる。真がそれに追い討ちをかける。
「私が作るのは『チョコかすてら』です。味はノーマルなチョコ・ビター・イチゴミルクを用意し、安定したおいしさを届けたいと思います」
 吹雪は地元の煎餅屋の老人に煎餅の焼き方を教わり、焼きあがった煎餅にチョコをコーティングしていく。
「チョコチップスが美味しいからチョコ煎餅も美味しいはず!」
「立花さん、余ったチョコソース少し回して貰えますか?」
 そう言った潮流の手元には、すでに美味しそうな団子が積み上げられている。作るのはチョコみたらし団子だ。ちょっと聞くと驚く組み合わせだが、普段から和菓子屋で店員をしている潮流の手で見るからに美味しそうなコラボ菓子となっていく。
 イチゴとビターチョコを餅で包んだ大福を作るべく張り切っているのは、炎酒。
「甘さ控えめが好きでな。ゆ……湯煎はえーっと……あと、皮? 餅? ってどうやって作るんかね」
 本を片手にキョロキョロしているところへ、吹雪同様、地元の和菓子屋のばぁちゃんが手助けに向かう。
 一方、武道館『護』の3人は。
「ワインに合うようなチョコレート、がコンセプトです」
 さすがソムリエ、な説明をしながら功太郎がアーモンドを手際よく砕き始める。それを湯煎したミルクチョコに混ぜ、冷やし固める。そのプロ並みの手際に舌を巻きながらも、時人もなかなか器用に作業をする。
「個人に特別なってのはないんだ。所属の皆にさ」
 そんなふたりを見ながらぎこちないのは陸井。事前に本も準備し、サポートのふたりの腕前も信頼しているのだが、自身に洋菓子作りの経験がない。
「うーん……ま、まぁ、何とかなるだろう」
 と、さっそくチョコを直火にかけてしまっている。
 ともあれ、住民の人たちも輪に加わっていく。
 わいわい作ったあとは、みんなで実食。
「さぁ食うてやー」
「人生初のお菓子作り、頑張りました!」 
 瀬理とユウマの声に、皆待ちかねたと手を伸ばす。テーブル狭しと並んだ個性的なお菓子の数々は見ているだけでも楽しい……が、勿論食べたい。かすてらを切り分けながら、真もどこから手を伸ばすか、わくわくしている。自作のチョコを味見したミリウも、満足げにラッピング作業に移る。
「ん、よかった、上手く出来た、あとは、こっそり持ち帰るだけ、うん」
「ユウマ、美味しく出来た? 一口ちょうだい」 
「私も、お手伝い料として、頂きまーす」
 と、ピジョンと風花がチョコクッキーを頬張る。
 マイも自分の旅団の団員に配る用のチョコをラッピングしつつ、チョコレートケーキを手にとった。
 司が自作の生チョコ大福に舌鼓を打ち、お土産用に包みながら、ふと訊ねる。
「ばれんたいんとはいつも世話になっている相手に贈り物をする日なのであろう?」
 近くにいた穣が、微笑して答える。
「あってますが、ちょっと違う意味もありますね」
「ち、違うのか? むう……なかなか奥が深いものなのだな。だが商会の皆への感謝の気持ちは変わらぬぞ!」
 雄介が完成した自作のチョコの皿を、遠慮がちに勧める。
「見た目は不恰好だが……こんなものかな? 誰か味見してみてくれよ」
「オレンジのお酒の、完成、楽しみにしてた」
 鬼丸が反応して、手を伸ばす。
「安倍のは?」
「プラリネよ! みんな食べて食べて~、いつもありがとうございまーす!」
 麻里亞の声は心から嬉しそうだ。贈るだけではなく、その場で振舞うことで、皆日頃の感謝を伝え合う。
「望月さんって教え方上手いよね。だってほとんど失敗してないもん」
 家族と同居の人達用に一口サイズのチョコレートボンボンを2種類作った雄一が、美味に目を細めながらそう褒める。彼の指導で作ったボンボンは、酒好きの人たち用と、ココアパウダーをかけた酒抜きのもの。勿論雄一が試食しているのは酒抜きの方だ。
「そういえば、おふたりとは城ヶ島で一緒だったわね」
 と、この時間を利用して、玲斗が巌と穣に挨拶をする。戦場で敵と対峙するのではなく、美味しいものを食べながらの再会は、格別だ。
 功太郎のチョコは洒落た仕上がりで、特に若い女性に大人気だった。
「どうぞ、ジャンドゥーヤです。これなら例えば白ワインと合いそうですね」
「小倉、本当に上手いよ……!」
 と、功太郎への絶賛を惜しまない時人だったが、陸井が作った無骨ながらも手作り感溢れるチョコも見逃さない。自分のをよけて、ジャンドゥーヤと時人作のミルク多めのチョコばかりを食べようとする陸井に、笑顔で告げる。
「お酒さえ入ってなかったら、コゲたのも食べるよ、俺」
 味があって好きだ、と言われて満更でもない陸井。
「……俺の分はお土産に持ち帰って、旅団の皆で食べるか」
「帰ったらチョコパーティだね。楽しみだよ」
 瀬理は仲間の和菓子コラボを一通り味見していた。
「真さんのカステラチョコ、さくさくやのにふわふわや。炎酒さんのはチョコ饅頭みたいな感じやね。もちもちの苦うまや。吹雪さんのチョコ煎餅、塩っ気とチョコが意外と合うなー。潮流さんのみたらしもいける」
 その見事な食レポに、最初は遠巻きだったお年寄りたちもどんどん試食するようになる。復興後のここいらの和菓子屋には、新しいメニューが並ぶことになるかも知れない。
「叢雲さんのチョコどら焼き、タイ焼きでは知っとるけど、どら焼きの発想は無かったなぁ」
 叢雲が浮かべるのは、どら焼きよりもふわふわの笑顔。いつもありがとうです、とはにかんで。
「……こんな時間がいつまでも続くようにこれからも頑張る」
 和風コラボに始まり、生チョコ、ガナッシュ、トリュフ、ケーキにクッキー、地元商店からの大福、煎餅についに煮物や佃煮までも加わって、バレンタインのテーブルはそれは賑やかなものになった。片端から試食しつつ、レギナエは骨董大好きな地主さんと話を弾ませた。
 楽しいイベントも終盤に差し掛かる。ついつい皆のお世話にばかり没頭してしまい、焦っているのがユリアと穣のふたり。
「つ、つい……!子どもたちのチョコ作りから目が離せなくて……」
「わかりますよ。皆さん一所懸命でしたから。お手伝いにも力が入りました」
 大急ぎではあるが、心を込めて。穣はきな粉を沢山入れて、最後にきな粉をまぶして豆っぽい味の小さな生チョコを作る。
 鬼丸と巌は、最後まで搬出作業に準じていた滄臥と陽治の元へ。お疲れさん、とガナッシュを渡す。
「すまん……ありがとうな。お返しで悪いが受け取ってくれ」
 と、滄臥は用意していたチョコを巌に。
 みんなで作ってみんなで食べて。一緒に過ごした時間の中には、様々な想いが込められていたに違いない。いつもありがとう、これからも一緒になるべく楽しい時間を過ごそう。言葉にしなくても、交わした笑顔で通じるものもあっただろう。
 チョコの行方は、贈る人、貰った人だけの秘密である。
 もっとも、ランジではないがちょっと訊いてみたくもなる。
「もしかして好きな人……いるの? まっ、居たとしてもナイショにしといたげるけどさ♪」
 

作者:林雪 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年2月13日
難度:易しい
参加:28人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 17/キャラが大事にされていた 3
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