破滅の産声、雷鳴轟く。

作者:一塚保

 休日の昼下がり。街中の大型ショッピングモール。
 親子連れがひしめきあい、お客を集めようと店員が声を張り上げる。
 賑やかで、騒がしく、活気溢れた光景の中で、事件は起こった。

 騒がしい電化製品店のテレビが一斉に静まった。停電が発生したのだ。
 人々は互いに顔を見合わせて、アナウンスを待つ。
 すると、吹き抜けエントランスの大時計が、バリバリと音を立てて崩れ落ちた。
 大地に大穴が開いたのだ。噴煙と共に、そこから巨躯が立ち上がる。
 全身を鱗に覆われ、鋭い牙と爪を持つドラゴンが現れたのだ。
 翼が萎れているのは、目覚めたばかりだからであろう。
 ゆっくりと歩を進めると、周囲の人間に向かって強烈な咆哮で空気を揺るがす。
 瞬間、稲妻が走り、ショッピングモールは瓦礫となり崩れ落ちた。

 街は突然の恐怖に包まれる。
 人々の悲鳴がこだまし、ドラゴンは貪るように、周囲の建物をなぎ払っていった――。
 
 ヘリオライダーのセリカ・リュミエールが、鎮痛な面持ちで事件を語った。
「群馬県の前橋市で、先の大戦末期にオラトリオにより封印されたドラゴンが、
 復活して暴れだす予知がありました。
 目覚めたてのドラゴンは、グラビティ・チェインが枯渇している為か、飛行する事ができないようです。
 ショッピングモールを破壊しながら、人が多くいる場所へと移動し、
 多くの人間を殺戮しようとしています。
 目的は、人間を殺し、グラビティ・チェインを略奪し、
 力を取り戻す事に間違いありません。
 力を取り戻し飛行可能となったならば、ここから更に人の多い場所へ飛び去るでしょう。
 さらなる被害が増える前に、弱体化しているドラゴンを撃破してください」
 
 さらに、セリカはドラゴンについてまとめた簡単な資料をあなた達に回す。
 資料によると、今回のドラゴンは10メートルほどのデウスエクスである。
 ショッピングモールの天井を破り、頭が突きぬける大きさだ。
 戦うにも、仲間との協力や地形の活用が不可欠であろう。
 攻撃は、広い範囲に渡る咆哮に衝撃と麻痺効果があるらしい。
 合わせて鋭い爪による攻撃と、巨躯によって周囲をなぎ払う尻尾による攻撃の、
 三種類を組み合わせて襲ってくるそうだ。
「周辺はビルや民家はもちろん、少し離れれば田畑や送電線が広がる地方です。
 もちろん、市民には避難勧告を出しておきますし、
 建物の破壊はヒールで治せますのでご安心を。
 最優先事項は、ドラゴンの撃破です。集中して下さい」
 セリカはあなた達の顔を見回し、念を押した。
 
 資料を折りたたむと、結城・美緒はそのバトル・ガントレットをぐるりと回した。
「まさかの大物に腕が鳴るね。皆さんもそう思わない?」
 にこっと笑うドワーフの少女は、仲間にそう声を掛けていった。


参加者
ミーナ・ディラエーク(インドラゴニアン・e00687)
ミグネット・スピードアロー(レモンサイダー・e00726)
内阿・とてぷ(サキュバスの巫術士・e00953)
メリッサ・ニュートン(眼鏡を愛するメガネストナイト・e01007)
ファノメネル・ヴェルヌ(バッカニアの歌姫・e02893)
レオナール・ヴェルヌ(軍艦鳥・e03280)
レジーナ・マクスウェル(天空の殲滅機・e03377)
城ヶ崎・響子(サキュバスの降魔拳士・e03593)

■リプレイ

●雷龍の目覚め。
 ショッピングモールに、ケルベロス達は終結した。
 がらんと人気のない通路は、休日とは思えない冷たさを放っていた。内阿・とてぷ(サキュバスの巫術士・e00953)が一周していく。冷蔵棚のスイッチが切れた食料品店。シャッターの閉まった衣料品店。電気の消えた眼鏡店。警備員すらいないホール。まるで廃墟のように、そこには誰もいなかった。この場はもう日常からは切り離された空間。ケルベロスとドラゴンの対決が始まる戦場となっていた。
 そして時は来た。
 地響きが鳴り響き、一瞬、ぐらりとショッピングモール全体が揺れたのだ。出現地点に待ち構えていた全員が身を硬くする。足元で迎え撃つミグネット・スピードアロー(レモンサイダー・e00726)達は、その瞬間を捉えた。
 ホールの床が抜け、大きな影が二階、三階、四階へと立ち上がっていく。ドラゴンが現れたのだ。天井を突き抜けたドラゴンの頭が日の光で照らされる。レジーナ・マクスウェル(天空の殲滅機・e03377)は額に手を当てその巨体を見上げた。
「おー。流石におっきいねー♪ あたしも腕が鳴っちゃうなー♪」
 その横で、機械剣を両手に構えながら、呼吸を整えるミーナ・ディラエーク(インドラゴニアン・e00687)。
「さって、張り切っていきましょうか……ダイエットになるといいんだけど」
 右手は順手、左手は逆手。構えた機械剣の切っ先が、狙いを定めてドラゴンに向く。
 一方のドラゴンはグラビティ・チェインの不足か、寝ぼけたように空を見上げている。
 ドラゴンの胸の高さ、ショッピングモールの上層部でも、機械剣の派手な爆音が鳴り響き始める。
「やっほー、地獄の番犬のコトは寝てたから知らないかしら。無視してると……」
 呆然としているドラゴンに、城ヶ崎・響子(サキュバスの降魔拳士・e03593)は今が好機と戦闘の名乗りを上げた。
「痛い目見ちゃうわよ♪」
 初陣を飾る一撃として、響子は指を鳴らした。黒色の魔力が弾丸の形に収束し、高速でドラゴンへ放たれる。鱗を切り裂き小さな傷をつけた。
 ドラゴンはちらりと響子に視線を向けると、その衝撃にようやく気付いたのか、ケルベロス達をじろりと見下ろした。
 そして、巨大な牙が見えたかと思うと、大きな咆哮をあげた。
 ふわり、響子の髪が風で背後へたなびく。
 直後、突き飛ばされるかのような圧と、大気を切り裂く雷撃が同時に放たれた。
「ファノ姉さん! 俺の後ろに」
 勢いで一挙に崩落する瓦礫を軽々と避けながら、レオナール・ヴェルヌ(軍艦鳥・e03280)はファノメネル・ヴェルヌ(バッカニアの歌姫・e02893)の前に立ち塞がる。
「レオ。これくらい訳ありません。まだ始まったばかりですよ。いいですね?」
 そして、遠くから狙い澄ましていたメリッサ・ニュートン(眼鏡を愛するメガネストナイト・e01007)が、高らかに声を上げる。
「我こそは……メガネの騎士! メリッサ・ニュートン!」
 同時に、メリッサの眼鏡からまばゆい閃光が放たれる。一直線に放たれた閃光が、ドラゴンの胸で爆発し、巨体を揺らす。噴煙が上がったのを見届けると、メリッサはカチャリと眼鏡を掛け替え睨み付けた。ドラゴンは首を振りメリッサを睨み返す。そしてケルベロス達をぐるりと見回し、その瞳をギロリと見開くのだった。

●初陣、崩落の戦場。
 ドラゴンはケルベロス達に向かって攻撃を開始した。
 大きく振りあげられる腕は、鋭い爪が空を裂き、ショッピングモールもろとも砕け散る。そして尻尾によるなぎ払いは瓦礫もろともケルベロスを一掃する強烈な一撃で、簡単に近づけるものではない。単純だがその巨体にお似合いの、強力な攻撃を繰り出してくる。
 距離を取ったファノメネルは、冷静に戦況を把握しながら、氷のつぶてで牽制する。しかし、ドラゴンの鱗は固く、一度や二度の攻撃では貫けるものではない。さらに戦闘態勢に入ったドラゴンは、見かけの動きは遅くとも、ケルベロス達の攻撃を的確に受けとめているようだった。とてぷも氷の騎士を合わせて召喚し、ドラゴンに攻撃を仕掛けていく。ドラゴンの鱗には霜が張り付き。うっとうしそうに嫌がる素振りを見せていた。
 とてぷはにやりとしながら、仲間に聞こえるように声をあげる。
「それがイヤなの? なら、どんどん嫌がることしちゃうよー!」
「なるほど、それが苦手ならば、俺も続こう」
 鎌を振り上げ、レオナールがドラゴンへと刃を立てた。その鱗を引き剥がそうと鎌を振り下ろす。コルチカム・レイド(荒ぶる犬・e08512)も、その攻撃に合わせて衝撃波を放ち、ドラゴンへ攻撃があたるようサポートしていく。しかし、それを察知したのか、ドラゴンも簡単には許さない。傷を付けられれば身体を動かし、同じ箇所に攻撃を受けないよう、さらなる攻めの姿勢を強めていった。
「ドラゴンちゃんこっちこっち♪ ドッカーンってびっくりしないでね♪」
 尻尾が薙ぎ払った後に、ミグネットは注意を引きながら戦場で声をあげた。声にドラゴンが振り向く、と同時に、その銃口を地面に突き立てた。トリガーが引かれると、激しい衝撃とともにドラゴンの足元から地を這う衝撃が繰り出される。巨体がぐらりと揺れ、尻餅をつくようにしてショッピングモールが崩れた。
「よいしょ、いい運動になりそうね!」
 そうして瓦礫が崩れたところ、一階や三階の区別がなくなってくると、見事に飛び移りながら、ミーナは両手に構えたチェーンソーをドラゴンにお見舞いする。さらにそこに、レジーナの弾丸が打ち込まれていく。一枚一枚、わずかずつ、ドラゴンの鱗を砕いていった。
 いらだちを隠せないドラゴンは、その巨体を大きく捻り、足元のケルベロス達を一斉に弾き飛ばした。尻尾がうねり、周囲一体を薙ぎ払う。
「よいせー! 仲間はやらせないよー!」
 レジーナはミグネットの前に立ちはだかり、小さな身体を守る。
「レジーナちゃん、へーき!?」
「よゆーよゆー!」
 まとめて吹き飛ばされた二人。ミグネットをかばう形で、レジーナは声を掛けられながら身体を起こす。
 見上げるドラゴンの巨体が、現れた時よりもより大きく感じられるような、威圧感に満ち溢れていた。

●初陣、ドラゴンの猛攻
 ケルベロス達の攻撃が続く中、ドラゴンにダメージを与える以上に、ケルベロス達の被害の方が大きくなっているようでもあった。尻尾による薙ぎ払い、そして遠距離攻撃を繰り返す響子たちにも、強烈な咆哮、衝撃波が届いてくる。
「レオ。……これくらいの窮地は窮地の内に入らない。そうですね?」
 ファノメネルはレオナールに言葉を掛けながら、力強い歌を奏でた。傷ついたケルベロス達に力を与える歌だ。グラビティ・チェインの活性化によって、ドラゴンから受けた傷が癒されていく。さらには、ファノメネルの祈りがドラゴンの攻撃に耐える力を与え、戦地である建物も修復して足場を作っていく。
「この程度の窮地を乗り越えられなければ……これから先、地球を守ることなんてできないものね!」
 レオナールはみなぎった力に鎌を振り上げて、ファノメネルの作った足場を飛びながら、何度でもドラゴンに斬りかかる。
 崩れ落ちたショッピングモールをヒールして、ドラゴンの足場を掛けたりなど画策してみるものの、グラビティ・チェインの力の前には障害にすらならなかった。巨体だからと動きを封じられると思っていたが、そう上手くは行かない。実戦では、想定外のことも起こるものだと皆が思わされる。
 だがそれは、ケルベロス達にとっても同じことだった。いくら瓦礫が飛んでこようが、その身体に傷を受けることなどない。グラビティ・チェインによる戦いの前では、些細なことだったのだ。
 ただ、本来の身体の大きさや、身体的特徴だけはどうしようもない。戦闘への応用の一つとして、縦横無尽にドラゴンへ飛び掛る足場となっていた。
「ミオちゃん! ミグ達ドワーフはちっちゃくてもトッテモ強いコト、教えたげよなのねー!」
 ミグネットは最前線に立ち、ドラゴンの足元で飛び回る。瓦礫に身を隠しながら、小さな身体をちょこまかと動かし、コマのように縦横無尽に戦場を駆け回る。結城・美緒(ドワーフの降魔拳士・en0015)もその対角線上を飛び回り、ドラゴンの鱗を着実に、一枚ずつ確実に破壊していった。
「ファノメネルさんありがとう♪ ……それにしても、さすがに体力が多いわね」
 その一方で響子は、ファノメネルに傷を癒してもらいながら、戦場を広く見渡していた。
 すると、ドラゴンの様子にいくつか気付く。
 時々、振るった腕を止めて、爪を握ったり開いたりすることがある。そしてメリッサの傷つけた胸の辺りを、痒そうに掻く仕草をするのだ。
 他にも、レオナールが剥がした鱗を気にしたり、とてぷの槍騎兵が霜を張り付かせた場所や、ミミックが齧った場所を嫌がる素振りを見せる。それは、戦闘において注視しなければ気付けないほど、小さな反応ではあった。しかし、一歩引いた瞬間に見えるものでもあった。
「……うん。やっぱりそれがいいのね」
 立ち位置を確認し、自分のすべきことを再考する。そして相棒のサーヴァントであるニーナに合図をして、先ほどとは違う箇所から狙い打つ。
 ドラゴンが自ら吹き飛ばした瓦礫の陰から、ニーナと息を合わせて胸元の鱗を切り払った。メリッサの焼いた所を、確実に嫌がっているようだ。
「メリッサさん♪ あなたの必殺技、最高ね♪」
 響子の声にメリッサは頷く。即座に最適な眼鏡に掛け替えると、金縁の丸眼鏡がレンズとなり、その光線を一点に集約させる。同時に狙い定められた閃光は、再びドラゴンの瞳を焼いた。
「眼鏡娘の目からビームが出るのは当たり前ぇぇぇぇ!」
 顔面に直撃した光線は再びの噴煙をあげ、ドラゴンの動きは著しく精彩を欠くこととなった。

●初陣、これからの一歩。
 体力も力も格段に大きなドラゴンを相手に、初戦闘を飾るケルベロス達は戦闘の中で成長をしていた。
 一人では及ばない壁も、お互いの力をうまく合わせることで壊せるということに気付いていた。強大な相手でも、少しずつその力を削いでいけばいい。それぞれが、小さな糸となり、巨大なドラゴンを絡め取っていく。その為に、目覚めたグラビティ・チェインの力。
「私といいこと、しない?」
 とてぷは冗談交じりに投げキッス。戦闘で傷ついた巫術服のすそから、半透明の力が伸びていき、ドラゴンの巨大な足を縛り上げた。
「飛行管制及び全火器管制システムのリミッター、一時解放ッ! 『天空の殲滅機』の本領……とくと御覧あれッ!!」
 レジーナの小柄な身体から、どこに隠されていたと思うほどの兵器が出現し、一斉に掃射される。一度空へ撃ち上がったミサイルが、無数の雨の如く、ドラゴンへ降りかかる。
「にっひっひー! お釣りは要らないよ。ぜーんぶ持ってって!」
「いい動き。ボクもここで魅せるしかないよね?」
 魂を喰らったミーナの身体は、その褐色の肌に禍々しい呪紋が浮かばせる。オーラを纏った強烈な一撃が、ドラゴンの足元を切り払った。レジーナとの息の合った動きでドラゴンを押し崩す。
 その巨体が、大きく揺らめいた。
「レジーナちゃん、ミーナちゃんサイコーなのねー! ミグもいっくよー!」
 身体を大きく回転させながら、体重の乗った一撃を右足にお見舞いする。そして反対から迫った美緒も、同じようにして身体を回転させ左足に一撃を放つ。体勢を崩していたドラゴンはついに、ズズンと身体を倒した。大地に手を付け、激しい土煙が湧き上がり、鋭い爪が大地に突き刺さる。
「さあ、仕上げと参りましょう。貴方の魂に捧げる歌を……光届かぬ深淵の扉を今、開きましょう。母なる海に抱かれて……お眠りなさい」
 ファノメネルがバイオレンスギターを構え、終曲を奏でる。大海を想起させる音色が、ドラゴンを深海へと誘い、動きを封じていく。
「風を束ねて叩き潰す! 風よ、風よ、我が手に集え!……大気の鉄槌を其の身に受けろ!」
 と、レオナールの風爆轟鎚が大海を割る強烈な風が、戦場を駆け抜けた。歌うようにして戦場を駆ける姉弟の攻撃が、伏したドラゴンの胸に突き刺さった。
 ――グゴォォォォォン……。
 ドラゴンの胸が押しつぶされ、断末魔の咆哮が響き渡る。
 振り下ろした鎌を引き抜き、レオナールはドラゴンの胸で立ち上がった。足元に伝わるドラゴンの胸からは、その鼓動が止まったたことがはっきりと伝わってくる。
「終わった……?」
 息を切らしたケルベロス達は、構えていた武器、握るその手から少しずつ力を解いて行く。
 静けさを取り戻した戦場に、巨大なドラゴンを討ち取った実感が徐々に広がっていった。

●初陣、その終幕
「はー何とか終わったー」
 ケルベロス達は胸を撫で下ろして、溜息が漏れ出す。
 戦闘の後の処理は組織に任せ、その余韻に浸って良い時間だ。
 その中、響子は倒れたドラゴンの脇に立ち、そっと手を添えた。
(「目覚めたばかりだけど、ごめんね」)
 間近で見ると、砕かれ傷ついた鱗の一枚一枚が見て取れた。霜が張り付き、ただれ、剥がされ、強烈な衝撃に砕かれている鱗など、一撃一撃に、自分達の戦いの足跡が残っている。
 てこずらせた鱗の中には、綺麗な鱗が一枚残っていた。響子はそっとそれを手に取る。はらりと剥がれ、それは手の平におさまった。初戦の武勲として、またこれから始まる戦いの支えとして、響子は雷龍の鱗をそっとおさめる。

 初めての戦いは、辛い場面もありながら、ドラゴンを討ち取る見事な勝利に終えた。
 これがケルベロス一向にとって、これは初まりの一歩。長いデウスエクス達との戦いがついに始まったのだと、それぞれの胸に高揚感を残していく。

作者:一塚保 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年9月1日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 5
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