潮騒と砲火 反撃

作者:雨屋鳥


 波が高い。
 厚い曇天が空を覆っている。暗雲は今にも大粒の雨を降らせそうな程に重い。
 昼だというのに暗く影を落とした海は不気味に荒れている。
 その下、海原の中で、歪な生物が泳いでいた。
 戦艦竜。背には十の砲台。
 その竜の口からは、火炎を吐き、爪は海水を凶器へと変貌させる力を持っている。
 背の砲台は、竜炎を率いて万物を破壊し焼き尽くす砲火となる。
 身に鉄鱗の装甲を纏い、その強大なる体を持って海域を守っている。
 二度の戦闘を戦い抜き、いまだ堅牢。
 戦艦竜は静かに猛っていた。
 自らに手傷を負わせた敵。
 それが再び己の領域に入り込むと確信し、そして次こそ確実に討ち滅ぼさんと、猛っていた。
 

 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が資料を手に情報を口にする。
「作戦目標は、戦艦竜の撃破です」
 かの戦艦竜は、二度の攻勢に対し反撃を行い、それを為し得るほどの強敵。
「ですが、二度の会敵により戦艦竜の情報はここに揃っています。
 第一陣で、当戦艦竜の詳細が判明しています。砲台が十基、ミサイルポッドを搭載している事。ブレスは水中であっても脅威。また鉤爪による範囲攻撃も確認されています。
 水中における索敵は高精度で行われています。海面近くではその精度が落ち、近距離であればあるほど素早く反応する事から、ソナー、つまり常時体から音波、もしくはグラビティなどを発散させ索敵を行っているものと推測されます。
 つまり、水中での戦闘を得意とした個体であると考えられます」
 また、尾の付け根付近の鎧の起動部は隙間が存在し、それの破壊による機動力、攻撃力の低下が可能かもしれない。と推測されていた。
「ですが、第二陣において、当箇所への攻撃で目に見える成果は無いとの報告があります。砲台においても同様の報告が……。
 全く効果が望めないと言う事でもないのでしょうが、やはり強固な戦艦竜には弱い手なのかもしれません」
 セリカは資料を再度確認しながら、続ける。
「命中、回避においては極端に性能の劣る戦艦竜であっても、同系統の攻撃に対してはやはり命中率は激減するようです。
 また、第一陣では確認できなかった攻撃。恐らく最高火力である攻撃を確認できています」
 一斉砲火。一点に対して全武装を打ち込む力任せともいえる攻撃。
「防御を考える必要のない戦艦竜にとっては、理に適った攻撃とも言えます。
 最警戒の必要なブレスですが、この集中砲火の際は規模を抑えた物になっているようです。一度きりの記録しかないものですが、恐らく狙いを定めやすくする為に、そして全武装を一斉稼働させるために、多少の威力を犠牲にしているとみられます」
 とはいえ、全ての攻撃を身に受けてしまえば、ブレス単体でのダメージとは比べ物にはならないだろう。
「この攻撃は、戦艦竜の最大火力を測る以上の情報が含まれています」
 セリカは、真剣な眼差しを向ける。
「ケルベロスの皆さんに対し戦艦竜がその全力を以って相対すべきと考えている、と言う事です。
 更に撤退時においてこの攻撃。恐らく、確実に逃さない様にと放った物だったのでしょう。幸いにして的を外れた物となりましたが。
 加えて言えば、前回の戦闘の終盤、戦艦竜は後衛を狙った攻撃を仕掛けてきました。前回安定した攻撃が出来た要因は、役割分担と後方支援によるものです。
 それを見破っての標的選択だったのかもしれません。こちらの戦法を解析してきている可能性もあります」
 既に戦艦竜に油断などはない。次の戦闘では、かの戦艦竜は初めから全力を尽くし、ケルベロスを撃破しようとするだろう。
 情報が皆無だった第一陣よりも、更に危険な任務となるかもしれない。
 セリカは、そう言い括ると、無事を祈る様に瞑目した。


参加者
フィーベ・トゥキヤ(地球人のガンスリンガー・e00035)
泉賀・壬蔭(紅蓮の炎を纏いし者・e00386)
風守・こぶし(危ない婦警・e00390)
佐竹・勇華(勇気の歌を力に変えて・e00771)
天尊・日仙丸(通販忍者・e00955)
ギルベルト・ツヴィックナーグル(銀色の弾丸・e02313)
ルイ・カナル(蒼黒の護り手・e14890)

■リプレイ

 安全な地帯に錨泊させたクルーザーから各々の装備、そして作戦を確認したケルベロス達が海へと入水した。
 曇天の下、荒波の立つ海中は、暗く海上と打って変わり静まり返っていた。
 ブイによって示された危険海域へと彼らは侵入していく。
 海面に落ちる波が、彼らの耳を時折叩くだけの数分が続いていた。
 光の少ない状況がその姿を捉えにくく災いとなったのか。はたまた、それが暗い状況が幸いしたのか。
 ケルベロス達は、灰色の海中に浮かぶ、赤い灯を見た。
「……っ」
 瞬間、彼らは身に沁みついた回避行動を取っていた。水を蹴り、八方に散ったケルベロス達のいた場所へと強烈な爆炎が撃ち込まれた。瞬間白く染まる爆発の暴圧に、背負っていた酸素ボンベが弾け飛んだ。
 かろうじて残ったのは二人分。その一人リューディガー・ヴァルトラウテ(猛き銀狼・e18197)は、戦艦竜の不意打ちに、ヒールドローンの展開を準備する。
 もはや、悠々と近くに寄り攻撃を開始する事すらない。ケルベロスの反応を感じ取った瞬間からの攻勢。
 前回、前々回、襲撃に参加していた面々は、的を外した不意打ちの竜火に、覚悟を新たにした。
 かの戦艦竜は、もはや慢心も油断もありはしない。
「ひゅー」
 だが、今回、初の対敵となる者にとっては、多少の慣れも存在しない。経験も少ないが、恐怖も少ない。彼は海水を白に染める爆発にも動じずにいた。
「あれが戦艦竜かいな。ごっついもん背負っとるなあ」
 動きやすい水着に身を包んだフィーベ・トゥキヤ(地球人のガンスリンガー・e00035)が水中に言葉をかき消されながらも呟いていた。
 酸素ボンベが無事であった一人、ギルベルト・ツヴィックナーグル(銀色の弾丸・e02313)も始めてまみえる戦艦竜を観察する。笑みを浮かべながら鋭い光を湛えたフィーベとは違い、純粋な興奮が浮かんでいた。
 彼は、鎖を操り陣を描き出す。防御の加護を仲間に与えながら、迫る戦艦竜を迎え撃つ準備を整える。
 鎖の陣が重なる。
 ルイ・カナル(蒼黒の護り手・e14890)が、後方を担当するケルベロスに守護を付与したのだ。
 前回の終盤、狙われた回復手という立ち回り。その危険を自覚しながらもルイはこれを最後にする覚悟を持って挑んでいた。
 いや、それは今いる皆の共通意識であった。
 自律する小型のドローンが、迫りくる戦艦竜に構えていたケルベロスの周りを浮遊する。
 リューディガーと佐竹・勇華(勇気の歌を力に変えて・e00771)が放ったヒールドローンだ。
 戦艦竜へと雷光が突き刺さる。
 一番槍を担ったのは、泉賀・壬蔭(紅蓮の炎を纏いし者・e00386)だった。
 雷を纏わせた拳を、正しく雷光の速度で叩き付けた一撃に、硬質な鱗がひび割れ欠片が浮き上がる。
 すぐさま、上方へと戦艦竜の体を踏み台に退避した壬蔭を戦艦竜の視線が追うが、追撃を加える事は出来ない。
 海底方向から接近した影に気付いた戦艦竜は、それを迎撃しようと鉤爪を引くが、その予備動作の完了しないうちに、同時に放たれた攻撃がその胴体を直撃した。体内にグラビティが暴れ狂う。
 風守・こぶし(危ない婦警・e00390)と天尊・日仙丸(通販忍者・e00955)の打ち込んだ螺旋掌が、気を乱す渦を植えつけたのだ。
「流石に硬いな……」
 相手の得意とする系統の攻撃だったとはいえ、その反応の薄さと手ごたえに距離をとりつつ、こぶしは相対する敵の強大さに崩して着た軍服を翻して距離を取った。
 フィーベのサイコフォースが直撃した後、戦艦竜は近くのケルベロスに向けて鉤爪を振るった。


 鉤爪による暴流が過ぎて、戦艦竜に隙が生まれている。
「今回は出し惜しみしないよ……っ」
 勇華は、薄桃色の籠手に包まれた右手に闘気を纏わせた。腕を振るった直後、体勢を立て直している戦艦竜へと彼女は奔り、纏わせた気を以ってその胴体を切り裂いた。
 硬質な装甲を切り裂いた直後、開いた傷口にこぶしのラピッドスラストが猛然と突き刺さる。螺旋の力を込め、高速で突き出された拳は勇華の傷口、その周囲の鱗外装を砕き割った。
「――っ!」
 自らの傷が増やされていく事に暴れる戦艦竜から離れながら、こぶしは笑みを浮かべていた。
「は……、蟻の一刺しもバカにはできんだろう?」
 聞こえているのかは知らない。だが、たしかな手ごたえがこぶしにはあった。
 リューディガーは、斬撃の嵐に腕を裂かれながらも、味方の守護を続けている。ドローンを日仙丸につかせると、ルイのヒールによってその傷も癒えていく。
 影が走る。日仙丸の放った枝分かれし迫るブラックスライムの刺突が、生まれた傷口へと宿主を蝕む毒を穿った。
 発砲音が連続して水中を叩く。ギルベルトの放ったガトリングガンの掃射が戦艦竜の外装を叩き、フィーベが胴体の傷跡へとリボルバー銃による射撃を正確に撃ち込んだ。傷口から吹き溢れた血が暗い海に黒く染みだし始めている。
 だが、戦艦竜の戦意は衰えず、その怒りは更に増長しているようだった。
 鉄の軋む音。低い駆動音と共に海水を重く揺らす振動に、悪寒がケルベロス達に襲い掛かった。
 日仙丸が、声を出そうとするが、海水に発生を阻まれる。だが、警戒をするまでも無く、その行動が示す事は一つであった。
 報告通りに全砲台が稼働している。ミサイルポッドがその蓋を開き。
 ――弾けた。
 狙われたのは、ルイ。回復を主体に動きその効果が最も高い、最優先殲滅対象を戦艦竜はあぶりだしていた。
 直撃を受ければ、その命すらも吹き飛んでしまうような攻撃に、それでも、リューディガーは飛び込んだ。ルイへと向かっていた攻撃はリューディガーによって遮られる。
「――――」
 ルイの言葉も、リューディガーの声も全て爆音に消え去った。爆発の中心で衝撃をケルベロスチェインの守護陣、そしてヒールドローンによって緩和されながら、どうにか意識を保っていた彼を、次いで放たれた竜炎が貫いた。


 無事では済まない。
 誰もがそれを確信しながら、彼の安否にだけ気を取られるわけにはいかなかった。
 壬蔭は、リューディガーが戦闘の巻き添えを食わない所まで飛ばされたのを幸いと捉えて、蒼雷を纏い戦艦竜へと突進する。体内の気を乱し、動きを阻む一撃。
 しかし、戦艦竜の巨体はそれをものともせず、壬蔭へと腕を一閃。勇華の蹴撃がその腕と激突し、狙いが逸れた。
 手振りで感謝を告げる壬蔭に勇華は同じく答えると、再び分散した。
 勇華を追おうとする戦艦竜の顔面に槍が突き立つ。こぶしのケイオスランサーがその眼球へと命中したのだ。
 海を震わす咆哮が上がるが、ケルベロス達は止まらない。
 ルイの描き出したサークリットチェインによる回復を受けながら、ギルベルトはガトリングガンを掃射した。
 だが、その攻撃に対し、戦艦竜は急潜水によって回避。浮上の勢いのまま迫る。鉤爪が水中を切り裂いた。ギルベルトと勇華が、斬撃に裂傷を受けた。同時に、ギルベルトに残っていた酸素ボンベも鉄屑と化して海中に漂う。
 衝撃に身動きの取れなくなるギルベルトへと大顎が開かれ、爆発。
 ブレスによってではない。日仙丸のサイコフォースが戦艦竜の口内へと叩き込まれたのだ。
 怯む戦艦竜の腹部、フィーベが狙いを定めていた。放たれる銃弾は、強固な鱗外装に弾かれながらも胴の傷へと着弾する。
 ルイが、負傷の激しいギルベルトを回復させる間に、壬蔭がその戦艦竜の意識を逸らす為、攻撃を仕掛ける。
 白光の左腕が戦艦竜へと延びる。グラビティの腕であっても戦艦竜の巨体を引き寄せる事は出来ない。が、それでも捉える事は出来る。
 光の腕がつかんだ戦艦竜へと壬蔭は自ら急接近し、黒の右腕を叩き込んだ。
 その後に勇華の気刀、こぶしのラピッドスラスト、ギルベルトのフレイムグリードと続く。
 連撃に暴れる戦艦竜に、日仙丸が肉薄し、その体へと数発、拳を叩き込んだ。
 螺旋を打ち込み、内側からの破壊を行う螺旋掌。それが重なり、強い螺旋へと変じる。
 毒を溢れさせ、装甲が軋む。荒れ狂うグラビティに、竜の視線が日仙丸を追う。が、それをフィーベは隙と捉えた。
 サイコフォースがその狙いを過たず直撃する。
 戦艦竜は、憎悪をその瞳に滾らせ、ブレスを放った。狙うは後方ではない。戦艦竜に接近戦を挑んでいるケルベロス達へと放たれていた。
 主な狙いは、壬蔭。後方から気を引かれるような攻撃が来たとしても、自らに与えられる攻撃の重さが警戒を引き上げていた。彼は回復を担うルイよりも、更に警戒される事になっていたのだ。
 咄嗟の行動には高負荷がかかる。無呼吸で戦闘を続行出来るケルベロスにおいても同様だ。そして、彼らには既に、無呼吸での戦闘を続けた重い負荷がかかっていた。
 その瞬間、動けたのは勇華のみだった。彼女は先に受けた怪我を癒し切れていない。
 それを厭わず、彼女は壬蔭を弾き飛ばすと、獄炎へと身を投じた。
 壬蔭は、突貫し雷撃の拳を戦艦竜へと叩き付ける。心配はもちろんあるが、今すべきことは、それではない。
 戦艦竜の体からは赤黒い液体が流れ、海水を染めている。


 こぶしは、戦艦竜の様子に違いが出ているように思えた。
 遭遇した時は、怒りであったが、今は違う。焦り、焦燥に駆られ攻撃を仕掛けてきている。彼女にはそう思えていた。
 こぶしはブラックスライムの槍を戦艦竜へと発射した。
 ブレスの的になっていたのは壬蔭だけではない。ルイは、ブレスに焼かれたギルベルトへと活性のヒールを施していた。戦艦竜の攻撃によってルイは回復に専念せざるを得なくなっている。
 削り切れるか、戦局は未だ読み切れないままだ。
 ギルベルトが銃弾を戦艦竜へとばら撒き、日仙丸が戦艦竜へと惨殺ナイフを振るう。フィーベのサイコフォースが傷口を吹き飛ばした。
 振るわれる斬撃の暴流は、ギルベルトの胴を切り裂いて、ついにその意識を刈り取る。ルイが彼に応急処置を施して、戦艦竜の間合いから離し、保護した。
 時間が経つほどに、疲労が重なり、負傷も増える。苦しい戦いだが、それは相手にとても同様だと、ケルベロス達は確信していた。
「たいがいに……タフやねえ……」
 フィーベは思わず苦笑をもらす。戦艦竜は毒に侵され、鱗は所々剥がれ血を流している。それでもまだ、立ちふさがっているのだ。
 壬蔭は戦艦竜へと駆け、黒白の腕を振るう。傷口を狙い放たれたそれに隠れ、こぶしの高速の打撃が下腹部、蛇腹装甲部分へと突き刺さる。
 ルイも、好機をとらえ、蒼の勾玉に込められていた魔力を解放し、戦艦竜の体力を削り、次いで日仙丸が螺旋の連撃をくわえ、フィーベが射撃を行い攻撃を続行する。
 日仙丸へと放たれたブレスは、僅かにその軌道が外れ、回避。
 互いに、底の見え始めた戦い。戦略もこの段に至り意味を為さず、お互いを削り合う消耗戦へと突入していた。
 フィーベの制圧射撃に、反応した戦艦竜のブレスが彼を吹き飛ばした。だが、彼らはまだ引かない。確実に追い詰めている。その確信があった。
 泥沼とも化した戦いは唐突に、転機を迎える。
 前回から攻撃を与えて続けていた蛇腹装甲。その装甲が、損傷に耐えかねて砕けたのだ。砕けた破片が駆動部分を阻害し、戦艦竜の動きが乱れる。
 制御しようと戦艦竜の動きが止まった。今において他にこれ以上の好機など存在しない。
「……っ」
 全員が、一気呵成に最大攻撃を叩き込んだ。
 壬蔭は光の腕を戦艦竜の傷口へと突き放ち、固定する。
 そこに、こぶしの電光石火の螺旋撃。その後から日仙丸が更に螺旋を打ち込み、炸裂させる。
 勾玉を通した高純度の魔力を漲らせたブラックスライムが戦艦竜を縛り付けた。
 戦艦竜は、身を悶えさせケルベロスへ鉤爪を振るおうとするが、それらは全て的を外していた。これまで積み重ねた攻撃が、戦艦竜の動き全てに影響を及ぼしていた。
 その眼に映るのは、死への恐怖。デウスエクスには知る由もない未知の感情か。
 壬蔭の闇の右腕が蒼雷を纏い、戦艦竜の胴体を打ち砕いた。
 

 暗い海を黒く血で染めながら、鉄を纏った戦艦竜は、自らの重みに従って海底へと沈んでいく。
 乖離する砲台や鱗は全て黒い泡へと姿を変え、やがてその気泡が戦艦竜の体を覆い尽くすと、もう戦艦竜の巨体はどこにも存在しなくなっていた。
「……終わった、のでしょうか」
 海上に浮上したルイの呟きにこぶしが頷いた。
「ああ……間違いなく」
「ああ、終わったな……、お疲れさまでした……」
 壬蔭が負傷者を集めながら、言う。
「やった、でござるよ……皆……」
 今回、そして、今まであの戦艦竜と対峙したケルベロス達へ日仙丸が言った。
 庇ったもの、攻撃を続けたもの、治療をになったもの。全ての活躍があり、力があり、かの強敵を打倒す事が出来た。
 負傷はしたものの、皆生きている。後は、クルーザーに戻り脅威が排除できたことを報告するだけである。
 言いきれぬ達成感を胸に、彼らは相模の地を踏むことだろう。
 ケルベロス達は強大な戦艦竜に対し、完全な勝利を掴んだのだ。

作者:雨屋鳥 重傷:ギルベルト・ツヴィックナーグル(ビルシャナを四回殴った・e02313) リューディガー・ヴァルトラウテ(猛き銀狼・e18197) 
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年2月1日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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