氷塊の白

作者:雨音瑛

●海の底で
 相模湾の海底で、竜は眠る。
 切断された砲塔。欠けた背の氷。癒えぬ身体をそのままに、微動だにせず眠る。時折、魚が竜のそばを通る。それでも竜は目を閉じたままだった。
 だが、ふとモーター音が聞こえると、竜はおもむろに移動を開始した。湾で漁をする船だ。休息を妨害されたことに立腹したのか。戦艦竜はまだ多くの流氷が生えている背を船底に当て、船を転覆させた。
 その後、戦艦流は何度も船に体当たりをする。船は瞬く間に木っ端微塵となり、残骸を海上に浮かべたのだった。
 
●戦艦竜との戦いは続く
 体長は10メートルほど。全体的に淡青色で、末端が透き通っている。流氷のような体躯からは、銀色の無骨な円筒が数本生えていた、と。クレーエ・スクラーヴェ(白く穢れる宵闇の・e11631)が、仲間が撮影していた映像を流しながら静かに語った。
「砲台を巻き込んだ巨大な流氷。そんな形状をしていたよ」
「クレーエさんたちが戦ってきた戦艦竜は、まだ相模湾に潜伏しています。引き続きダメージを与え、次に繋げていただきたいのです」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)がうなずき、クレーエを、次いでケルベロスたちを見る。
 今回もクルーザーを利用して移動し、海上または海中での戦闘となるそうだ。
「前回与えられたダメージは、戦艦竜の体力に対して20%ほどと推測されます」
 戦艦竜は自力でダメージを回復できないため、前回の戦闘によるダメージが蓄積されているという。
 
●戦艦竜の戦闘能力
「僕が戦った時、戦艦竜は二種類の攻撃を交互に使ってきたよ」
 一つ目は、背に生えている流氷を伸ばし、貫く単体攻撃。
 二つ目は、流氷の生えた尾で薙ぎ払う、近距離の列攻撃。
 どちらも強力な攻撃で油断はならない、とクレーエは視線を落とす。
「まだ攻撃手段があるかもしれません。また、戦艦竜は攻撃してくるものを迎撃するような行動をします。戦闘が始まれば撤退する事はありませんし、深追いもしません」
 ケルベロス側が撤退すれば、追いかけてくることもないという。実際、クレーエが戦った時もそうだった。
「あとは、頑健属性の攻撃がよく当たっていた印象を受けたね」
 口元に手を当てるクレーエに、セリカがうなずく。さまざまな攻撃を行った前回の作戦で判明したことだ。
「今回で撃破したいところだけれど、戦艦竜は強敵……無理は禁物だよ。いつかは撃破できると信じて、確実にダメージを重ねていこう」
 クレーエは、確かな決意を秘めて微笑んだ。


参加者
エリオット・シャルトリュー(不退転のイカロス・e01740)
レイ・ジョーカー(魔弾魔狼・e05510)
湯島・美緒(サキュバスのミュージックファイター・e06659)
羽咲・梢(流されやすい・e07704)
マサヨシ・ストフム(蒼炎拳闘竜・e08872)
深緋・ルティエ(紅月を継ぎし銀狼・e10812)
リリー・リーゼンフェルト(艶刃カーマイン・e11348)
クレーエ・スクラーヴェ(白く穢れる宵闇の・e11631)

■リプレイ

●夕暮れの海上
 夕日色に染まる海の上、ケルベロスたちはクルーザーから用意した小舟へと乗り移った。
「任意のものをバイオガスで隠せれば便利なのだがな……」
 マサヨシ・ストフム(蒼炎拳闘竜・e08872)は呟き、夕暮れの海面を見渡す。すぐには現れない戦艦竜に、今度こそはと息巻くのはエリオット・シャルトリュー(不退転のイカロス・e01740)だ。
「あの時は急な出来事で思い切り戦うことはできなかったけど、今度こそは……!」
 エリオットは城ケ島強行調査の際に上陸を阻まれた時のことを思い出し、拳を握りしめている。
 リリー・リーゼンフェルト(艶刃カーマイン・e11348)とクレーエ・スクラーヴェ(白く穢れる宵闇の・e11631)も、此度の再戦に燃えている。
(「みんなは絶対に……守る!」)
 胸に抱くのは、ディフェンダーとして前線に立つ決意。サーフボードとカメラを手に目を閉じれば、前回戦った時のことが鮮明に浮かぶ。その時は初戦ということもあり、それぞれが必死に体を張って情報を集めた。攻撃方法や弱点など、得た情報は生かしたい。そして、とクレーエは隣にいる大切な人を見た。視線に気づいた深緋・ルティエ(紅月を継ぎし銀狼・e10812)は、ボクスドラゴンの紅蓮を抱えて首を傾げる。クレーエのわずかな緊張を見て取ったルティエは、優しく微笑んだ。彼女にとっても、クレーエは大切な人だ。
(「もう何も、誰も失いたくない」)
 クレーエが無茶しないかと心配しつつ、ルティエは気を張り詰めている仲間へと声をかける。
「戦艦竜……もし撃破できなくても、やれるところまで削りましょう」
「そうね。ここで倒せなくても、何か次につながることを見つけられるといいけど……」
 羽咲・梢(流されやすい・e07704)が呟いたところで、小舟が大きく揺れた。
「真下だ!」
 マサヨシの合図に、ケルベロスたちは小舟から飛び降りる。マサヨシはそのまま翼を広げ、出現した戦艦竜の付近で浮遊する。エリオットは水中へと潜り、水中呼吸を使用した。
 海上にぽつりと浮かぶ小舟が海中に影を落としていたのが、戦艦竜の気に障ったのだろうか。ルティエは海面から顔を出しながら、体長10メートルほどの戦艦竜の姿を眺め、息を呑む。
「……戦艦というだけあって大きいですね」
「でかけりゃ、それだけ的がデカイって事だ!」
 レイ・ジョーカー(魔弾魔狼・e05510)は余裕の笑みで戦艦竜を見上げる。レイの言葉に同意する梢も、この時期に水着はさすがに寒いと思いつつ戦闘へと意識を集中し始める。
 リリーも歯をかちかち鳴らしながら、戦艦竜を指差した。
「恐らくアンタのせいで今日も寒いわ……絶対に許さない!」
 戦闘、開始だ。

●海上の氷
 ケルベロスたちは、砲塔を落とす班と本体を狙う班に分かれて攻撃する作戦に出た。
 戦艦竜へ向かう仲間を見て、回復担当の湯島・美緒(サキュバスのミュージックファイター・e06659)は歯がゆさを覚えていた。美緒の得意とする明るく楽しい歌で、全員に状態異常への耐性を高められれば良かったのに、と。
「戦闘前にグラビティを使用しても、戦闘時には持続的な効果は消えてしまうものね」
 であれば、状況を的確に見極めてサポートするのが務め。仲間たちの状態をしっかり把握しようと、美緒は目を凝らした。
 戦艦竜はさっそく背の氷を伸ばす。狙いは――。
「梢さんっ!」
 ルティエが呼びかけるが早いか、背から伸びた氷は梢を穿った。適切な装備で半減されているものの、ダメージは大きい。
「妖精術式守留継円!」
 リリーはすぐさま梢に光の盾を付与し、防御力を高めた。攻撃に合わせた防具を選んでも、体力はかなり削られるようだ。油断は禁物だ。レイは泳ぎまわりながら、水中から砲塔を狙う。両手の愛銃を握りしめ、ライドキャリバーのファントムをちらりと見る。
(「いくぜっ! 相棒!」)
 水圧をものともせず、レイは弾丸を放つ。水面の屈折すら計算して、正確に砲塔をひとつ撃ち抜いた。海中へと落ちてくる砲塔をかわしたファントムは炎をまとって海上に躍り出ると、そのまま戦艦竜へと突撃した。見事なコンビネーションだ。
 スナイパーであれば、特定の箇所を狙った攻撃をすることができる。クラッシャーを担うエリオットは、水中から急接近して勢いに任せて縛霊手で殴りつけると同時に網状の霊力を放射して戦艦竜を包み込んだ。エリオットの地獄化した両脚から、はらはらと舞う火の粉が見える。
 戦艦竜は、まだ余裕を見せている。こちらの消耗が激しくなることは確実だろう。美緒は大きく息を吸い込んで、歌い始める。
「さあ、この何でもない日常を楽しくいきましょう!」
 美緒の歌う「ハッピーに行きましょう!」は、明るく楽しい音と歌詞で嫌なことへの耐性を与える歌だ。その歌で、マサヨシは自らの耐性が上がったことを感じていた。そして装備したモーターシューズを唸らせ、転回する戦艦竜を見つめる。
「流石にここで終わるとは思えんが、後追いが楽になるくらいには痛めつけさせてもらおうか」
 戦艦竜を惹きつけようと、大きな動作で流星の煌めきと重力を宿した飛び蹴りを見舞うが、背の氷は存外厚い。ダメージが通っているのかどうか、身じろぎひとつしない戦艦竜へ、ルティエはブレイズクラッシュを叩き込んだ。
「……砕け散れっ」
 狙いは体表を覆う氷を溶かすこと。紅蓮はブレスで炎を煽り、増やしてゆく。そこへ更に炎を付与しようとするのはクレーエ。ドラゴンの幻影で、また背に炎が灯る。赤く揺らめく炎を見て、梢も戦艦竜を睨んだ。
「煉獄よ、降り注ぎ舞い踊れ」
 すると、無数の花弁が空から降り注ぐ。それは、地球上のどんな花のものでもない。地獄の炎で構成された花弁は、ひとつ、またひとつと戦艦竜の背へと降り、硬直させていった。

●水中の氷
「グアアアアアアアアアッ!」
 戦艦竜は不快そうに吼えると、水中へと潜った。潜行の途中、前衛を尾で薙ぎ払ってゆく。サーヴァントを含めて6人いる前衛へ行われたそれは、威力は半減しているものの凄まじい攻撃であることに変わりはない。ファントムと紅蓮は、戦艦竜の尾についた氷に切り裂かれ、消えていった。空中にいたマサヨシは、潜水する戦艦竜へと近づいた際にルティエの前へと割り込み、2人分のダメージを受けている。そして再び水上へと出て、浮遊しながら攻撃のチャンスを伺った。
「妖精術式賦慈癒雨!」
 リリーは薬液の雨を降らせて前衛の状態異常を解除する。同時に戦艦竜が前回もこの攻撃を使ってきたことを思い出していた。
 レイはファントムの消えた場所を一度だけ見てから戦艦竜の砲塔へと向かい、魔装脚スレイプニルを唸らせる。砲塔は中程から切り落とされ、派手な音を立てて海底へと沈んでいった。エリオットはそれを見て、攻勢を強めようと武器に炎をまとわせる。
(「やっぱ強敵だな、戦艦竜。楽しくなってきたぜ!」)
 エリオットが戦艦竜に叩き込んだダメージは相当のもの。またひとつ、炎が灯ってゆく。
 マサヨシは、先ほど受けたダメージを回復しようと全身を地獄の炎で覆い尽くす。だが、それではまだ足りないのを、美緒は見逃さない。
「マサヨシさん!」
 濃縮された快楽エネルギーを放出して、大きく癒やす。
 戦艦竜の現在の蓄積ダメージはどれくらいだろうか。何にせよ、今はひたすらにダメージを重ねるしかない。
(「ここはお前の場所ではない、失せろ!」)
 ルティエは氷の砕けている箇所を狙い、重力を用いて加速して接近する。その速度たるや残像が出来るほど。そして連続で斬り抜けた後は、ナイフをしまいつつ詠唱をする。
「罪の上に咲き誇れ……焔椿鬼!」
 瞬間、先ほどの傷口から戦艦竜を焼き尽くさんと黒と紅の焔が現れ、燃え盛る。水面に映る2つの色はやがて消え、椿の華を模った紅の結晶が後に残った。
 鮮烈な攻撃に続き、ルティエがブラックスライムを槍のような形状へと変えて砲塔を穿ち、切り落とす。梢はアームドフォートの主砲を全て戦艦竜へと向け、一斉に発射した。
 現在、戦艦竜に残っている砲塔は、あと2本。スナイパーのポジションに位置するケルベロスが砲塔を狙う中、戦艦竜は残る砲塔と砲塔のあった場所から何かを噴射した。それは後衛のケルベロスたちを襲い、毒による汚染をもたらす。美緒をかばうリリーの横で、クレーエは受けた攻撃を冷静に分析していた。
(「これほどの強さの遠距離攻撃なんて……しかも毒を伴う魔法……?」)
 リリーは素早く癒やしの雨を後衛へと降らせた。残念ながら全員の毒をキュアすることはできず、ポジショニングを開始したレイを毒のダメージが襲う。美緒のヒールを信じ、見つけた海中の岩塊へと身を潜めた。
(「毒とは厄介だな……」)
 だが、裏を返せば戦艦竜にその攻撃を使用させるまでにはダメージを与えたということ。次へ繋げるための材料がひとつ、できたということだ。
 エリオットは地獄の炎で出来た不死鳥を出現させ、羽ばたきで金色の炎混じりの赤い竜巻を起こす。
(「さあ、どうだ!?」)
 水中でも色鮮やかなそれは、幻創像・焔翼のフィニクス。エリオットの放ったグラビティは、戦艦竜に確かなダメージを与えている。戦艦竜の目が、痛みに細められる。
 美緒は海上に出て「ハッピーに行きましょう!」を歌い、後衛の傷を癒やすと共にレイの毒を消し去った。
 海上から戦艦竜を狙うマサヨシは、声を張り上げてケルベロスチェインを放つ。
「どうしたデカブツ !オレはここにいるぞ!」
 戦艦竜を締めあげたところで、マサヨシは声を張り上げる。戦艦竜が浮上しつつあるところへ、ルティエが音速を超える拳を叩き込んだ。
「ギャアァァァァウ!!」
 戦艦竜はルティエの拳を受けて、大きな悲鳴を上げた。

●穿たれる氷
 前回、頑健属性の回避率が著しく低いということが判明していた。それにより頑健属性の攻撃が通りやすく見えていたのだ。だが、今のは違う。高い命中力によりもたらされたダメージ量に加え、弱点であろう魔法による攻撃は凄まじかった。体力を減らされたいま、反応せざるを得なかったのだろう。
「これは……通じてる!?」
 リリーの言葉にケルベロスたちは顔を見合わせ、大きくうなずいた。
 すると戦艦竜は派手に身をよじらせ、完全に水上へと姿を表す。
「回避しづらい頑健と、弱点の魔法……そういうことかな?」
 とはいえ、戦艦竜が与えてくるダメージが大きいことに変わりはない。クレーエはなおも暴れる戦艦竜の側面へ回り込み、紫の蝶を出現させた。
「さあ、遊んでおいで」
 『紫揚羽』の素質を宿す者が使えるという、紫の蝶だ。蝶は飛び立ち、魔法の力をもって戦艦竜を切り裂く。それと同時に、宿主であるクレーエを優しく癒した。
「そうとわかれば……止めてみせます。何としても」
 梢は弓を引き絞り、心を貫くエネルギーの矢を放った。
 戦艦竜は炎のダメージをものともせずに、体ごと尾を振るう。前衛へと振るわれた凶悪な攻撃は、ルティエとエリオットを戦闘不能へと至らしめる。これでサーヴァント2体に加え、2名の戦闘不能者が出たこととなる。
「くそッ……全てを撃ち抜け! ブリューナクッッ!!!」
 レイが怒りを込めて撃ち出したエネルギー弾は途中で5つに分かれ、戦艦竜の砲塔を2本同時に破壊した。
 ここまで来たのなら、もう少し耐えてダメージを与えたい。リリーは光の盾を自分の前に展開し、防御力を高めるのと同時に少しばかり回復する。美緒も続いて半透明の「御業」を鎧に変形させて味方を守護し、大きく癒やす。
 少しでもダメージを与えていこうと、マサヨシは戦艦竜の背に着地する。
「我が炎に焼き尽くせぬもの無し――我が拳に砕けぬもの無し――我が信念、決して消えること無し――故にこの一撃は極致に至り!」
 息を吸い、吐く。極限まで研ぎ澄まされた集中と、限界まで引き上げた身体能力を持って放つ蒼炎を纏った正拳突きは、戦艦竜の背に大穴を穿った。マサヨシはすぐさま戦艦竜から離れ、様子をうかがう。
 続けて梢も地獄の炎を武器に纏わせ、戦艦竜に思い切り叩きつける。さらにクレーエはブラックスライムを捕食形態へと変形し、戦艦竜の一部を喰らう。
 大切な人が戦闘不能となった今も、できるだけ冷静に集中を途切れさせないように。クレーエはいま、ただ戦艦竜だけを見ていた。

 戦艦竜は、その巨大な体を震わせる。
「——来るよ」
 梢が呟く。戦艦竜の砲塔だった場所から放たれた霧状の毒は、再び後衛へと襲いかかった。クレーエは目を閉じ、やがて襲い来るダメージを待ち受けた。だが、いくら待っても何の痛みも訪れない。おそるおそる目を開けると、目の前でリリーが自分をかばっているのが視界に入った。また、後衛の二人が倒れていることも。戦艦竜の凄まじい攻撃を受けて、レイと美緒は戦闘不能となっていたのだ。
 これで4人が戦闘不能となった。仲間内で決めていた撤退条件は、サーヴァントを除いた半数の戦闘不能。
「ここまで、だね」
 梢が悲痛な面持ちで退却を促す。飛行していたマサヨシは高度を落とし、退却する仲間の殿についた。
「どんなに絶望的な状況だろうが味方を完全に守ることこそディフェンダーの華だッ!」
 戦線から離脱するケルベロスたちを前に、戦艦竜は静かに視線を向けている。マサヨシは、戦艦竜がその身を海中に隠すまで警戒を続けていた。

 リリーは戦闘不能の仲間をサーフボードで運ぶ。他の者も戦闘不能の者を抱え、クルーザーへと泳ぎ戻った。
 全員をクルーザーへ乗せたところで、リリーは順次ヒールを施してゆく。クレーエも泣きそうな顔でルティエを抱きしめ、ヒールを施した。
「守れなくてごめん……」
 海水で冷えた体を寄せ、きつく目を閉じる。心に広がるのは小さな不安だ。公私をきっちり分ける自分は冷たいのだろうか、と。

 『戦艦竜は、魔法に弱い』。今回、判明した情報だ。リリーの撮影した映像も含め、良い資料になることだろう。
 やがて戦闘不能となっていたケルベロスたちは意識を取り戻した。そして仲間と共に戦果を、全員が無事であることを喜び合った。
 今やすっかり陽は落ちて、月が昇っている。美緒は持ってきていたお茶をいれ、仲間へと振る舞う。
「水中戦のせいもあるけど、最近急に寒くなってきたものね。はい、どうぞ」
 暖かいお茶で体を温めながら、ケルベロスたちは帰路についた。

作者:雨音瑛 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年1月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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