戦艦竜 氷霧と共に現れるもの 第二幕

作者:紫堂空

●海の平和を取り戻せ!
「うわぁあっ!?」
 冷たい霧に巻かれた小型船舶が、執拗な砲撃を受けてなすすべなく沈んでいく。
 ケルベロスとの戦いで受けた傷の怒りをぶつけるように、徹底した攻撃。
 戦艦竜トウテツ、再来。
 相模湾の平和が、今また脅かされるのだった。

「前回の戦いにより、戦艦竜トウテツにある程度の痛手を与えると共に、その戦闘能力の一端を知ることができました」
 セリカ・リュミエールは、集まったケルベロス達へと説明を始める。
 ケルベロスの攻撃を受けて暫くの間大人しくしていたトウテツだが、再び周囲の船を襲い始めるとの予知が出た。
「皆さんには、再度戦艦竜との戦いに赴いていただきたいのです」
 事前の情報通り、戦艦竜の受けた傷は未だ修復されていない。
 前回与えたダメージは、おおよそ35%といったところだ。
 手探りだった初戦に比べれば、より多くの戦果を望める――かもしれない。
「ただ、先の戦いで『船にケルベロスという脅威が乗っている』事を学習したトウテツは、まずは遠距離から砲撃で船を沈めようとしてきます。
 そのため、クルーザーに乗ったままでの戦闘では、船の犠牲は避けられないでしょう」
 もちろん、狙われるということは、帰りの足に困る事を除けば使い道もあるだろうが……。
 海中での戦闘に関しては、ケルベロスはみな十分程度の無呼吸戦闘が可能であることから、特別な準備が無くとも不利になることはないだろう。
「続いて、戦艦竜トウテツの情報です」
 この戦艦竜は、全長約十mで、周囲に凍気を撒き散らす薄青の鱗に覆われている。
 自身の鱗から漏れる冷気により、戦艦としての装甲部分まで凍り付いているのが特徴だ。
 攻撃方法は以下の三つ。
 周囲に漏れ出る凍気を凝縮し、近接攻撃を仕掛けたものへの反撃を行う『凍気の棘』。
 背中の砲塔、その巨大な主砲で狙い撃つ『砲撃』。
 氷属性の『ドラゴンブレス』。
 凍気の棘は近距離、単体対象であり、極めて高い破壊力と共に、相手の受けている守護の類を解除してくる。
 砲撃は、遠距離単体が対象。極めて高い威力に加え、副砲での追撃を行ってくるため非常に危険である。
 ドラゴンブレスは、遠距離まで届く上に範囲攻撃にもかかわらず威力絶大。
「ただ、ブレスを放った後は二~三分のインターバルを必要とするようです」
 ブレス直後は鱗から漏れる凍気が無くなるため、目安となるだろう。
 トウテツは海中にいるが、海上で大きな音を立てるものに襲い掛かってくるので、近くに行くだけで釣りだすことが出来るだろう。
「また、向かってくるものを迎撃するように出来ているため、ひとたび戦闘になれば撤退することは無いでしょう。
 同時に、逃げる敵を深追いすることも無いので、危険だと感じた時点で撤退するようにしてください」
 たとえ今回倒しきれなくとも、積み重ねたダメージは無駄になることはない。
 どこまで戦ってから撤退するのか、というのは重要な問題となるだろう。
「ボク達が相模湾の平和を守る! 頑張ろうねっ!」
 共にセリカの説明を聞いていた夏川・舞は、そう言って再び戦艦竜へと立ち向かう意思を見せるのだった。


参加者
三和・悠仁(憎悪の種・e00349)
黒鳥・氷雨(何でも屋・e00942)
凪沢・悠李(想いと共に消えた泡沫の夢・e01425)
辰・麟太郎(剣花角・e02039)
葛城・唯奈(銃弾と共に舞う・e02093)
ティオ・ウエインシュート(静かに暮らしたい村娘・e03129)
柊・桐華(だるだるキャット・e03229)
李・飛蘭(ウェアライダーの降魔拳士・e19509)

■リプレイ

●轟沈、クルーザー!
「さ、寒いのなんかへ、ヘッチャラです。くちゅん!!」
 可愛らしいくしゃみをみせるのは、ティオ・ウエインシュート(静かに暮らしたい村娘・e03129)。
 彼女は水上で器用に立ち回れないからと、最初から海中戦闘を行うと決めている。
 その為のスクール水着なのだが――真冬の海に加え、トウテツが周囲の温度をガンガン下げてくれるので、色々な意味で厳しい戦いとなるだろう。
「参ったな、海上での戦闘だとタバコがシケっちまうな」
 そんな風にぼやくのは、拳銃使いの黒鳥・氷雨(何でも屋・e00942)。
「寒中水泳とか勘弁だねー」
 言いつつ隣で準備体操をしているのは、氷雨と同じ旅団に所属する葛城・唯奈(銃弾と共に舞う・e02093)。
 西部劇大好き少女で、今も煙草代わりの棒付きキャンディを口に咥えている。
「ガンナーズエデン代表みたいなもんだな。唯奈に俺の背中は預けるぜ?」
 氷雨が、唯奈に向かい冗談交じりに声をかける。
 二人のガンスリンガーが、互いに背中を合わせて敵に立ち向かう――。
 西部劇好きの唯奈にとっては、たまらないシチュエーションである。
 想像するだけでテンションが上がる。
「戦艦竜、どれだけ手ごわくても海の危険を脅かすというのなら俺達が止めて見せる!」
 闘志に満ち溢れているのは、李・飛蘭(ウェアライダーの降魔拳士・e19509)。
 彼は物事を少々斜めに捉える癖があるが根は熱く、被害にあった小型船舶を思い怒りを募らせているのだ。
 今回のケルベロス達の撤退条件は、『サーヴァントを除く戦闘不能者が四名以上になった時』で一致している。
「前回はいいとこ無かったけど、今度こそは!」
 個人的なことでやる気を見せる、夏川・舞。
 彼女の声に反応した――わけではなく、対象に接近して船の出す音が届いたのだろう。
 周囲の気温が急激に下がり、立ち込める氷無に紛れるようにして、前方に戦艦竜トウテツが浮上してくる。
「……こんなデカイのを相手取るのか。
 これはこれで楽しそうだけど、なかなか骨が折れそうだ……♪」
 女の子の様な甘い良い匂いのする少年、凪沢・悠李(想いと共に消えた泡沫の夢・e01425)は、巨大な敵を前に愉しそうな声を漏らす。
(「でけぇ図体してる分狙いやすいが、そう易易と倒せる相手じゃなさそうだな。
 長期戦を覚悟していくか」)
 氷雨は実際に相手を目の当たりにし、手強い相手である事を認識する。
「わぁー初ドラゴンです。資料で見るより大きくて強そうで怖くて……私とんでもない所に来ちゃいました」
 涙目状態のティオ。
「せ、戦艦竜さん、第二陣行きます!!」
 それでも、初めて尽くしのこの戦闘で『仲間の足を引っ張らないように頑張る』と気合を入れて海へ飛び込むのだ。
「よぅデカブツ。暴れてぇなら相手をしてやるぜ」
 トウテツに言い放つのは、辰・麟太郎(剣花角・e02039)。
 自分より強い相手に剣を向けるという『漢のロマン』に心を躍らせる、武闘派ドラゴニアンである。
「……戦艦竜。
 俺は貴様より遥かに小さな存在ではあるが、それでもこの想いは、無視出来るほど脆弱ではないと知れ」
 普段は冷静で物静かな三和・悠仁(憎悪の種・e00349)だが、デウスエクスに対する激しい憎悪が、自然と言葉を荒々しくする。
 とはいえ、相手は強敵。
 たとえここで倒せなくとも、次に繋げるために最善を尽くすと決意している。
「来やがったな……これ以上の破壊活動は許さない」
 飛蘭も、怒りを含んだ言葉を戦艦竜へと向ける。
「うわ、でか……だる……めんどくさそう……」
(「……正直見なかった事にして帰りたいレベルだけど、それやると後がめんどくさそうだし……仕方ない、とりあえずやるだけやって帰ろう……」)
 柊・桐華(だるだるキャット・e03229)。
 うざい、だるい、めんどくさいが口癖な彼女だが、事件を放置してより面倒になるのが嫌なので、先んじて解決に向かうのだ。
「……船は沈むのがお約束なんだし、さっさと沈んでくれないかなー……?」
 もちろん桐華の発言は戦艦竜に対してのものだが、ケルベロス達が乗っているのも、また船である。
 誰一人としてクルーザーの安全や有効活用に気を回さず、壊されるのを前提として、「まぁ、残骸も足場になるからそれでいいや」程度に考えていた。
 当然、船を狙って撃ってくる砲弾に対処は出来ず――主砲の一撃で大穴をあけられた船は、追撃の副砲で無残に四散する。
「わぁっ!?」
 投げ出されたケルベロス達は、冷たい冬の海へと誘われる。
 水中での戦いを嫌うものは、落下する体をなんとか立て直し、船の残骸へしがみつく。
 少々格好つかないが、ともあれ、強敵戦艦竜トウテツとの戦いのはじまりだ!

●基本は遠距離攻撃
「夏川さんにはメディックを担当してもらえれば有難い」
 体力が減ったものへは分身の術を。
 攻撃は命中優先。
 悠仁は、舞への指示を出しつつ先陣を切る。
 初手は螺旋氷縛波。
 海中を進む氷結の螺旋が、トウテツの下腹部に氷を張り付かせる。
「さぁ、ぶっ放すぜ!」
 西部劇のガンマンを意識してか、戦闘中は荒々しい男口調になる唯奈。
 二段跳躍で移動しながら放つ彼女の弾丸は、クルーザーの残骸や海面を跳ね回り、戦艦竜の意識の外から一撃を加える。
「ハアッ、これはどうかなッ!?」
 同じく、戦闘中に様子の変わる悠李。
 頬を上気させてハイテンションな悠李は、二段ジャンプを駆使して牛若丸チックに軽やかに戦場を跳ねる。
「降り注ぐは千の刃……千刀雨閃ッ!」
 千刀雨閃。
 生み出した無数の刃を雨と降らせる技。
 その数の多さにより若干命中性に難があるのだが――これくらい大きく、かつそこまで動きが早くない相手なら、だいたい当てられる!
「見よ、これが義経直伝の八艘飛び! なんてな」
 悠李が牛若丸なら、こちらは義経直伝だ。
 各人が戦場を跳び回る派手な様子に興奮したのか、若干テンション高めな氷雨は、素早い抜き撃ちで着実にトウテツにダメージを加えていく。
 ボディに桜吹雪が描かれたライドキャリバー宵桜も、船の残骸の上を走りながら弾を激しく撃ち込んでいく。
「じゃ、とりあえず蜂の巣になってみるー……?」
 銃使いが水中は無いと、同じくクルーザーの残骸を飛び移りながら桐華が攻撃。
 跳弾をトウテツの砲塔を狙って当てていくが――当てることはそこまで難しく無いものの、壊すとなると相当キツそうだ。
(「次からは普通に行こー……」)
 だるだる少女は諦めも早いのだ。
 さらに麟太郎が続く。
 戦いを楽しむものの、戦況判断は冷静に。
 前回の報告書で敵の攻撃命中率が低かったことに着目した麟太郎は、弱点をより致命的にするため行動する。
 アームドフォートの主砲を一斉に叩き込み、相手の行動失敗を狙う!
「どこにどの攻撃をすれば、うまく通る……?」
 どういった攻撃が当たり易いのか、そして効き辛いのか。
 今後の為の調査に加え、少しでも相手の行動を制限しようと、飛蘭が急所狙いの跳び蹴りを放つ。
「グォオオオッ!!」
 離れた所から攻撃を加えてくる敵の中で、唯一接近してきたもの。
 飛蘭に向かい、トウテツが周囲の凍気を棘と化して貫き穿つ――。
「危ないっ!」
 咄嗟に舞が分身をつけていくらか狙いを逸らしたものの、その破壊力の前には雀の涙といったところ。
「流石に攻撃が強力だな……しっかり受け止めないと……」
 自身の被害を冷静に分析する飛蘭。
 これほどの攻撃は、盾役の自分でも二度受ければギリギリといったところだ。
 砲撃の威力はこれ以上となれば、後衛をしっかり護らなければいけない。
「戦艦竜トウテツ、また会ったな! ちょっとだけ、俺と遊んでよっ!」
 戦艦竜が追い討ちをかけるのを阻止しようと、二人乗り水上バイクで駆けつけた井之原・雄一が、石化光線を撃ち込んで相手の注意を引き付けにかかる。
「ご無事ですか!? すぐ回復させます!」
 その隙に、ティオがオーラによる治療を飛蘭に施す。
 本職に比べて効果は低いが、彼女の本業は撃破役の盾となること。
 それに、何度も重ねれば、ブレス一度分の回復くらいはできるだろう。
 さらに回復役として追加参戦のガルフ・ウォールドも、飛蘭の傷を癒しにかかる。
「さぁみんな、頑張ってこうっ!」
 分身ニンジャとして、後ろから戦線を支える舞が一同を激励する。
 敵は強大だが、だからといって気持ちで負けていては話にもならない。
 戦いはまだ始まったばかりなのだから。

●仲間を庇い倒れるもの
「!? ブレス来ます!! 全員退避!」
 二度目のブレスの到来を察知したティオが、慌てて注意を促す声を上げる。
 最初は前衛へ放たれた圧倒的な凍気の奔流は、今度は後ろからチクチク攻撃を仕掛けてくる後衛陣へと向けられる。
「させるかよ!」
 氷雨へのブレスを、麟太郎が寸での所で肩代わりしてのける。
「っ、後は……任せた」
 同じく舞への攻撃を受け止めた飛蘭だが、直前に後衛狙いの砲撃を庇っていたことで、ついに耐え切れずに意識を失ってしまう。
「ここは私がヒールするです。皆さんはトウテツの撃破に専念して下さいですよ……ただ、無茶だけはしないで欲しいのです」
 サーヴァントと共に駆けつけた機理原・真理はそう言いながら、ブレスを受けた唯奈、桐華への回復を行う。
「やってくれたな」
 倒れる仲間が、忌まわしい過去を思い出させる。
 悠仁は、デウスエクスへの恨みを籠めて攻撃を仕掛ける。
 曳光破戒領域。
 暗く輝く弾丸状の地獄の業火が、召喚陣を描きつつ対象へ突撃。
 単なる弾丸一発分ではない破壊を、戦艦竜へ与える。
「もう一発……!」
 氷雨が、再度の鱗狙いの抜き撃ちを行う。
 ブレスを喰らったら二手使って回復に専念するつもりだったが、その必要が無くなった。
 漏れ出す凍気の薄れた鱗は、やはり通常時に比べて幾分脆い。
 こうやって壊していけば、ドラゴンのブレス攻撃にも悪影響を及ぼす事が出来るはずだ。
 さらに悠李が、ファミリアを放って氷雨のつけた傷を広げていく。
「変幻自在の”魔法の弾丸”……避けるのはちーっと骨だぜ?」
 受けたダメージの大きさが、熱狂を誘う。
 面白くなってきた。そんな風に獰猛な笑みを浮かべ、咥えていた飴を噛み砕き棒を吐き捨てた唯奈は、素早く弾丸を入れ替える。
 唯奈の撃ち出す『魔法の弾丸』が、不可思議な軌道を描いてトウテツの体に飛び込んでいく。
「ちゃっちゃと吹っ飛べー……」
 攻撃は止まらない。
 続いて桐華が、ニート特有のマグマ攻撃でダメージを与えるが――相手はまだまだ健在なようだ。
「敵がでっかいと時間かかるから余計だるい……」
 思わずぼやきが出るのも、仕方ないだろう。
 そうやって各人が攻撃を加えている間に、残る三人は次の攻撃に対する備えを行う。
 麟太郎が自身に光の盾をつけると、舞がさらに分身を追加して盾役の継戦能力を高める。
 ティオも、叫びを一つ上げて気合を入れなおす。
 まだ最初の一人が倒れただけ。
 ここからが踏ん張りどころなのだ。

●戦闘後は仲間担いで遠泳です
 そうして戦いは続き、『まだいける』が『もう危ない』に変わったのは、それから三順後だった。
 まず、撃破役である悠仁狙いの砲弾をかわりに受けたティオが倒れ。
 次いで、ブレス後の弱みを突いてきた氷雨を、戦艦竜の砲撃が容赦なく黙らせる。
 能力に大きく偏りのある氷雨は、苦手な攻撃にはとことん弱い。
 身につけているスポーツウェアで回避の底上げをし、さらに威力をいくらか減じたものの、サーヴァントの使役で体力が持っていかれている事があだとなってしまった。
 ――そして今また、砲撃を受けた舞が声を上げる間もなく海中に叩き落された。
 これで戦闘不能者は四人。
 加えて、おそらく戦艦竜の次の手はブレス攻撃だ。
 後衛に撃ち込まれれば、一度ブレスを受けた唯奈と桐華はひとたまりも無いだろう。
 ここが引き時だ。
 幸い、トウテツの使ってくる攻撃は悠李の観察で、より詳しく読み取ることができた。
 こちらの攻撃で特に有効な属性は見当たらなかったものの、ブレス直後の鱗が脆いと分かったのも収穫だ。
 剥がし、傷つけた鱗の数々は、次の戦いできっと有利に働くだろう。
 今回の戦いで戦艦竜に与えた痛手は、初期値の四割強といったところか。
 初戦で持ち帰った情報のおかげもあるが、十二分な戦果といっていいだろう。
 年長の麟太郎が指示を出し、一同は戦闘を中断して急ぎ撤退準備に入る。
「ふぅ……」
 戦いの終わりに、悠李は胸に手を当て深呼吸。
 高まり過ぎていたテンションが落ち着き、普段の彼に戻る。
「これで諦めたと思うなよ」
 悠仁が、デウスエクスへの殺意をのせた言葉をトウテツへ向ける。
 一連の戦いの決着がつくのも、そう先の話ではないだろう。
 あくまで、ただそれが今日でなかったというだけのことだ。
「やれやれ、いつ壊れてくれるやら……だるいからさっさと潰したいんだけどね……」
 言いながら、桐華は海に落ちた気絶中の舞を引き上げ運んでいく。
 だるいのはそうだが、流石にこれはやらないわけにはいかない。
「後は任せたよ」
 氷雨を担いだ唯奈が、次に来るだろう第三陣へと向けて小さく呟く。
 ティオと飛蘭も回収し、ケルベロス達は戦艦竜トウテツの縄張りから離れていく。
 足であるクルーザーが木っ端微塵のために泳ぎだが、ガルフが囮としてトウテツの注意を引いてくれた。
 また、雄一も水上バイクで撤退の支援を行ったこともあり、一人も欠けることなく離脱に成功する。
 こうして、戦艦竜トウテツ討伐の第二陣は、目標の撃破への道のりを大きく縮めて帰路につくのだった。

作者:紫堂空 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年1月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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