潮騒と砲火 対敵

作者:雨屋鳥


 戦闘があった海域は、今は動乱の面影も無く不気味に静まり返っていた。
 魚の群れの上に、海鳥が弧を描き旋回する、そんな自然の営みに満ちた騒々しさからはかけ離れた異常な、静けさ。
 風も無く微かな波の音だけが揺らめいている。
 その凪いだ海の下を戦艦竜がゆっくりと、巡っていた。
 自らに手傷を負わせ、その報いを与える事すら出来ず消え去った、先日の脆弱な生物を警戒し、巡っていた。


「戦艦竜、想像していたよりも、強力な敵みたいっすね」
 黒瀬・ダンテ(オラトリオのヘリオライダー・en0004)は、思わず口走った。
「前回の襲撃時に、ケルベロスの皆さんが持ち帰った情報を元に予測された事柄をもう一度共有するっす」
 ダンテが片手に資料を持ち、言う。ケルベロスの携帯していた防水カメラによって、より鮮明に情報を伝える事が可能になっていた。
「皆さんが担当する戦艦竜。外観は竜の上半身と海棲哺乳類のように変化した下半身を持った個体っす。
 戦艦の名前の通り、その背中には十基の砲台があるっす」
 その情報に加えて、前回参加者の報告では、ミサイルポッドのようなものが見て取れたという。
 その砲台と相対したケルベロスは、命中精度は高くないが、一人に対してすべての砲門を向けられると不利に追い込まれる。と報告もある。
「攻撃に関しては、他のケルベロスの方からも報告が上がってるっす。
 鉤爪の攻撃とブレス、そのどちらの、火力も、攻撃範囲も強力みたいっす。特に、水蒸気爆発まで引き起こすようなブレスは脅威っす。それを直撃しながら更に仲間への攻撃も肩代わりした方は、一気に重傷状態にまで追い込まれたっす」
 自分のダメージと庇った相手のダメージ、体力で言うならば、その殆どを吹き飛ばされたという。防御を固めていた上で、だ。
 その絶望的な火力にダンテは、でも、と続ける。
「照準は、やっぱり甘いみたいっす。範囲攻撃と言っても、予備動作が大きく予測もしやすい上に、外れやすいものだった、と報告にもあるっす」
 特に鉤爪による攻撃は、外れやすい傾向があるようだ。
 そして、こちらの攻撃についての調査結果もある。
「攻撃は、巨体と動きの鈍さが相まってか、よほど狙い難い状態でない限り、外れなかったみたいっす」
 命中と回避能力については、やはり弱点と成りうる。ダンテはそう断じた。
「次っす、視界の広さ。索敵能力についてっす。
 これは、上空から観察していた人からの報告で、この戦艦竜は水中のケルベロスに真っ先に気付いたとあるっす。
 合わせて、治癒待機の為に、海面近くから折を見て攻撃を仕掛けていた人は、警戒を向けられる事は殆ど無かった、と言ってたっす」
 戦艦竜の周囲にケルベロスがいたからかもしれないが、海面近くの索敵は不得手なのかもしれない。
 また自分に近い場所の敵に対して迎撃反応を取っていたという。
「視界の死角を通って接近した際、すぐに察知されたともあるっす。もしかするとソナーみたいな索敵方法を持ってるのかもしんないっす。
 上空からの攻撃に対し、水中での戦闘に持ち込んだ事からも、少なくとも水中での戦闘を得意としてることは明らかっす」
 とはいえ、海上、上空から攻撃を続けるわけにも行かない。とダンテは続ける。
「ブレスの脅威もあるっすが、あの戦艦竜の腹部。そこには厚い装甲があるんすが、下腹部辺りから尻尾。
 そこの蛇腹装甲は、駆動部分で、隙間も多いっす。全身頑丈な奴っすが、狙うとすればそこかもしれないっす」と、前回撮影された画像と共に説明する。
 弱点といえば、とダンテは報告書を確認する。
「攻撃によって、戦艦竜の反応が違ったみたいっす。物理に強く魔法に弱い、そんな感じがするっす」
 言い終わるとダンテは報告書から目を離した。
「以上が、前回調査で分かった事柄っす。やっぱり、火力が笑えない程に高いっすが、弱点を上手く利用すれば、良いダメージを与える事も出来そうっすね」
 そして、海域の調査で、前回と同じ場所でこの戦艦竜が目撃されていることも分かっている。移動方法も、動揺にクルーザーを使用するとの事だ。
「まだ、損傷も軽くて元気みたいっすが、少しでも削って、絶対に沈めてやるんす、みなさん頑張って下さいっす!」


参加者
泉賀・壬蔭(紅蓮の炎を纏いし者・e00386)
佐竹・勇華(最近魔王狩ってないなー・e00771)
天尊・日仙丸(通販忍者・e00955)
アゴネリウス・ゴールドマリア(ヒゲ愛のアゴネリウス・e01735)
エフイー・ノワール(遥遠い過去から想いを抱く機人・e07033)
男女川・かえる(筑波山からやってきた・e08836)
ルイ・カナル(蒼黒の護り手・e14890)

■リプレイ


 静かな海上に一つのクルーザーが錨泊していた。その先に立つ数人の人影。
「この先が、奴の巡回エリアでござるか」
 天尊・日仙丸(通販忍者・e00955)はケルベロスコートにダイビング装備を背負いながら、海面に浮いたブイを眺める。
「日仙丸くんは、ここの戦艦竜と戦ったんだよね。やっぱり強いのかな」
「まさしく強敵といったところですね」
 慣れない様子で酸素ボンベを背負おうとしている少年、男女川・かえる(筑波山からやってきた・e08836)の背後から、手にしたカメラの防水処理を確認する泉賀・壬蔭(紅蓮の炎を纏いし者・e00386)が声をかけながらボンベを持ち補助した。
「ありがとー」と、間延びするかえるの礼に壬蔭は、どういたしまして、と微笑む。そして、凪いだ海面に視線を飛ばした。
「お話には聞いてます……足を引っ張らないようにしなくちゃ」
 佐竹・勇華(最近魔王狩ってないなー・e00771)が赤の瞳を少し震わせながら決意を漏らすと、その肩に優しく手が触れた。
 勇華が振り向くと、金の髪に黒の角を生やした女性。アゴネリウス・ゴールドマリア(ヒゲ愛のアゴネリウス・e01735)が立っていた。
「緊張しすぎもいけません、甘い物でも食べてリラックスですわ」
 前回参加者でもあるアゴネリウスはフルーツマフィンを勇華に手渡しながらそう言った。
「足りない情報の収集とダメージの蓄積」
 エフイー・ノワール(遥遠い過去から想いを抱く機人・e07033)は達成目標を口にして再確認していた。
 その言葉に緊張を感じさせない声でルイ・カナル(蒼黒の護り手・e14890)が反応する。
「ええ、まだ不明な部分はあります。油断は大敵、とはいえ、臆する必要もありません」
「敵わぬ相手ではない、と言う事だな。皆、無事に戦果を持ち帰ろう」
 厳格な声色でリューディガー・ヴァルトラウテ(猛き銀狼・e18197)が祈りにも似た誓いを口にし、首から下げたドッグタグを握りしめた。
 エフイーはその言葉に頷くと、潜水装備を背負い直した。
 ケルベロス達は、戦艦竜との対敵領域に再度襲撃をかける。


「――コード『C.A.L.I.B.U.R.N.U.S』」
 初撃は、エフイーによるものだった。
 一直線に接近してきた戦艦竜の巨体を前に瞑目し、意識を深層へと潜らせ、コードを入力する。
 見開いた眼に映るのは、かの戦艦竜。次の瞬間、白き剣閃が十字に走り、重厚な鱗を切り裂いた。
 戦艦竜が吠える。
 海水に、赤を混じらせ震わせる竜を前に、勇華が自律治療機を展開させる。それに続いてリューディガー、かえるも同じくヒールドローンを海水に放った。
 防御が戦艦竜の前を陣取ったケルベロス達に固まる。
 アゴネリウスが、それを確認すると、抱えたバスターライフルを構えた。
 強烈な光が迸り、戦艦竜の胸元へ。
 重なるケルベロスの攻撃に、戦艦竜は苛立ちを露わにその腕を、鉤爪を振り上げた。
「……っ!」
 斬撃の暴流。邪魔物を排除するように放たれたそれは、間近なケルベロスに襲い掛かる。
 だが、その攻撃は予備動作によって既に察知されていた。鉤爪の軌道から身を躱した日仙丸は、ルイによって放たれたバスタービームに微かにたじろいだ戦艦竜へと攻撃を返す。
「容易に抜かせはせんでござるよ」
 強力な攻撃に暴れる海水にケルベロスコートを揺らしながら、笑みを浮かべた。
 突如、戦艦竜の周囲に様々な物体が出現した。木の棚、マネキン、自転車、統一感のない無数の物体。
「千変万化の通販領域……見切れるでござるか?」
 増える、それらは戦艦竜の視界を混乱させ、幻惑させる。
 しかし、戦艦竜はそれらに苛立ちを覚えたように体を振り回し、瓦礫に鉄屑に木片へと変えていく。
「さすがに、自傷はしてくれぬでござるか」
 木端微塵にされる通販商品を、見つめ日仙丸は少し落胆して、戦艦竜を睨みつけた。
 虚仮にされたと考えたのか、戦艦竜は日仙丸へとその大顎を開く。勇華とリューディガーは報告にあった予備動作に、防御姿勢に素早く移った。
 だが、火炎が放たれる事は無かった。意識が逸れていた後方から、蒼雷を纏った気力の弾丸が、その背中へと食らいついたのだ。
 壬蔭の放った気咬弾は、背に生えた砲塔へと命中した。だが、それ自体に損傷はあまり見られない。
 背への攻撃に、腹を浮かせた戦艦竜の下腹部。蛇腹状の装甲へと、期を逃さず黒の槍が放たれた。
 鉄をも刺し貫くブラックスライムの刺突は、しかし、その装甲に阻まれてしまう。
「……硬いですね……」
「ええ、しかし、効果はあるはずです」
 手ごたえの軽さに表情を曇らせる壬蔭にエフイーが通信を送り、励ました。
 エフイーのケイオスランサーが戦艦竜に届いた際、付着させたブラックスライムの一部がその着弾地点から戦艦竜の内側を蝕むだろう。
 今、効果が目に見えなくとも、それが無駄に終わる事は無いはずなのだ。
 かえるが疾走する。身をくねらせ、戦艦竜の周囲を縦横無尽に駆ける。
 彼の役割は、攻撃を散らせ、損害を減ずることだ。海水を泳ぎ、集中を高め戦艦竜へと爆発を送り込む。
 かえるのサイコフォースが爆ぜると共に、細く、水中に広がったブラックスライムが戦艦竜に巻きついて締め上げる。
 ルイの放ったレゾナンスグリードが、戦艦竜の行動を阻んでいる。
 だが、戦艦竜は、口を縛るその黒縄をいとも容易く引き千切ると、再び、砲口を開いた。
(「来る……」)
 勇華、リューディガー、そして日仙丸は、後方の仲間へと攻撃が向けられた際、庇えるようにと身構えた。
 そして、戦艦竜が狙い定めたのは、気を引くために泳ぎ回っていた、かえるだった。
「……、来た……っ」
 戦艦竜の視線がこちらに定まっている事に気付いた彼は、そのタイミング、距離を測るために注視し返した。
 瞬間、彼の視界は数億の水泡に白く染め上げられ――かえるの体は軽々と吹き飛ばされた。


 轟音がケルベロス達を揺さぶった。
 放たれた熱線は、すぐさま白い蒸気に掻き消えた。
「……っ」
 かえるは、恐怖に固まった息を吐いた。口から空気が泡になって吐き出された。
 咄嗟に回避し、直撃を避けたカエルだが、その余波に酸素ボンベが吹き飛ばされたのだ。
 水中に長居は出来なくなったが、まだ戦える。そう判断したかえるは、再び戦艦竜に向かう。
 数発、ケルベロスのグラビティを身に受けた後、戦艦竜の振るう鉤爪が勇華の胴体を抉った。
 ヒールドローンに接触し、威力の半減された鉤爪はそれでも、驚異的な威力でケルベロスを追い詰める。
 すぐさま、追加のヒールドローンを展開し、アゴネリウスがサキュバスミストを放ち回復した。
 背中の酸素ボンベは、傷口から空気を吐き出して使い物にならない。前衛を陣取るケルベロスの潜水装備は既に全滅していた。
 人よりも極めて高い身体能力を持った彼らであっても、水中で長時間、増してや、戦闘を続けることは難しい。
 自然、海面へと近い場所での戦闘へと移っていた。
 幸いなのは、戦艦竜が深海へ沈まずに追撃を仕掛けてきている事だろうか。
 リューディガーが狼の腕を振るい、戦艦竜に傷を負わせ、日仙丸と勇華が回復と補助を重ねる。
 高威力な一撃を連ねる戦艦竜に対し、ヒールと攻撃を交互に分担する事で、安定した攻撃を連続することに成功していた。
 だが、体力の削り合いにおいて、攻撃力、体力共に勝る相手が明らかに上手であった。
「……っ」
 爆発。竜のブレスによって再度、海水が爆ぜる。そして、その衝撃についに一人が意識を刈り取られた。
 怪我を負っていた勇華が、そのブレスの直撃を受け、弾けた水柱と共に海上へ飛び出し、海面に身を叩きつけられたのだ。
 総攻撃を受け、なおも猛威を振るう戦艦竜を相手に、衝撃に身を竦ませる暇はない。
 合流したかえるが、アームドフォートによる砲撃を加えた。
 鎧ごと凍らせる一撃は、しかし戦艦竜の放った斬撃によって阻まれる。暴流はかえるの攻撃を切り裂くと、彼自身にまで到達し、深い青に、彼の赤い血が溢れだした。
「――っ!」
 攻撃を散らす、という役目を果たした彼の作った隙を見逃さず、壬蔭は歯を食いしばり、ガトリング銃を尾近くの駆動部へと掃射した。
 硬質な衝撃音が響くが、だがやはり効果は見えない。
 次いで、エフイーが戦艦竜に迫る。複雑な機構を持つチェーンソーを両手に、首を薙ぎ斬る様に、一文字に切り裂いた。
 強固な鱗とチェーンソーが拮抗し、火花が水中に舞う。
 二筋。二降りの鎖の牙がその首に二筋の傷跡を残していた。直後、エフイーの体は、弾き飛ばされていた。
 弾き飛ばした人物がリューディガーであると認識した直後、彼に暴流が襲い掛かった。同時に、壬蔭へと迫る激流に日仙丸が身を躍らせる。
 船すら一撃のもとに木端微塵にする斬撃に、それでも、二人は意識を保っていた。
 アゴネリウスと壬蔭が気による回復を施し、どうにか戦線の瓦解は免れた。
 消耗が蓄積している。引き時が近い。そう悟ったルイは、耳を飾る青い勾玉に微かに触れた。
 練り込まれた濃純な魔力が伝わる。その魔力をバスターライフルへと込め、放った。
 狙った下腹部の蛇腹装甲へ一直線に走り、光が弾けた。着弾した装甲は、やはり大きく損傷しているようには見えない。
 口惜しさを顔に滲ませ、そして、戦艦竜に視線を向けられている事に気づき、身を竦ませる。
 だが、戦艦竜に行動を起こされる前に、戦艦竜へとエフイーが飛び出した。
 彼は、両手にチェーンソーを持ち、同じく尾の装甲目掛けてそれを振るう。だが、その攻撃は直前のものと変わらぬ攻撃。水中で体を宙返りさせた戦艦竜には届かない。
 似通った攻撃による連撃は、回避能力に劣る戦艦竜においても高い命中率を期待することは出来ない。
 身を回した戦艦竜は、口を開く。
 幾度も見たそれに、ケルベロス達は身構えた。
 ブレス。それを全体の回復を担っていたアゴネリウスへと向ける。
 しかし、放たれた火炎にアゴネリウスは事前に回避行動を起こし凌いでいた。
 身近で感じる威力に背筋を凍らせながら、周囲を見回そうとし、腕を引かれる。腕を引かれたまま、戦艦竜から距離を離していった。
 彼女の腕を引いたのはルイだった。彼は気を失い半身を赤く腫れさせたエフイーとかえるを抱えている。
 壬蔭が、同じく気を失った日仙丸を運んでいる。その後方、リューディガーが負傷しつつも勇華を抱えていた。
 海面に上がり、息を吸い込むと、ルイは「下がりましょう」と端的に言葉を発した。
 先ほどの一撃が、決め手となったのだ。全員が戦線が崩壊した現状を理解し、速やかな撤退に移った。


 ケルベロス達は未だこちらを睨み続ける戦艦竜に懸念を残しながら、退避する。
 追撃があるならば、身を呈して防御する。と矜持をもって振り返ったリューディガーは、戦艦竜がその口を開ける動作を見取った。
 それ自体は何度も見た光景だが、それだけでは無かった。
 今回静寂を保っていた背中の十基の砲台。海中に沈み狙いを定める戦艦竜はその全ての砲台を一点に向けている。
 開いた口の中に炎が揺らめいて、十一の砲口が彼らへと狙いを定めていた。ミサイルポッドもその蓋を開け、弾頭をのぞかせている。
 戦慄が撤退しているケルベロス達に襲い掛かる。
 身動きも取りづらい中、あの猛攻を躱しきれるのか。
 十の轟音と一筋の爆炎、複数の弾薬による砲火が、放たれる直前、ルイの放っていたブラックスライムの拘束が、その狙いを逸らした。ケルベロスに打ち込まれた死への恐怖もそれを助けたのだろう。海面から空に放たれた攻撃は衝撃だけを残して消え去った。
 それ以上の追撃が戦艦竜から放たれる事は無かった。
 戦艦竜の累積されたダメージは先の接敵の際よりも明らかに大きい。最後の全武装による砲火は、かの戦艦竜の最大火力であるはずだ。
 損傷を与え、情報もさらに補強することが出来た。もはや、あの戦艦竜は未知の敵ではなくなったと言っていい。
 そして、あの戦艦竜も、ケルベロスは脆弱な障害とは認識していないだろう。存在したかもしれない油断にもう期待は出来ない。
 クルーザーに戻り、近くの漁港へ着くころには、全員が意識を取り戻し、歓談を交わせるほどに回復を果たしていた。
 ルイの用意していたタオルで水を拭い、毛布を纏う。壬蔭が温かい飲み物を用意し、アゴネリウスのマフィンと共に記憶の新しい間に、と報告を交わす。
 エフイーが見切りの考察を告げ、リューディガーが最後の一撃について見取った内容を共有した。
 勇華の不安げな言葉にかえるが楽観的な言葉を返す。日仙丸がコート下に仕込んでいた褌に、残っていた緊張感が吹き飛び、空気は朗らかなものへと変わる。
 仲間と笑顔を浮かべる彼らの胸中では、確かな達成感が踊っていた。

作者:雨屋鳥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年1月9日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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