凍れる竜の唄

作者:玖珂マフィン

「……なんだ?」
 相模湾沖合。船の上で網をあげていた漁師たちの手が止まる。
 波音に混じって聞き慣れない音が聞こえていた。
 それは、汽笛のようにも、咆哮のようにも聞こえた。
 そして何よりも、唄のようだった。
「なあ、この音も気になるが――。急に、寒くない……か?」
 呆けていた漁師たちは顔を見合わせて身体を震わせる。
 彼らとて冬の海に漕ぎだす漁師たち。多少の寒さは覚悟の上だった。
 しかし、これはあまりに異常だった。
 波が止まる。海が凍てつく。止まるのは漁師たちも同じだった。
 身体の芯から冷えていく感覚。血が凍る感覚。
 生命全てが凍りつき、命が尽きる瞬間に漁師たちは見た。
 悠然と自分たちを見下ろす巨大な存在――竜の姿を。
 
「狐村・楓(闊達自在な螺旋演舞・e07283)さんの調査によって、城ヶ島の南の海にいた『戦艦竜』が相模湾に出現することが予知できました」
 集まったケルベロスたちを見渡し、セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)は事件の概要を説明し始めた。
「戦艦竜は城ヶ島の南の海を守護していたドラゴンです。身体に装甲や砲塔がついており、数こそ多くないものの非常に高い戦闘力を持っています」
 城ヶ島制圧戦では、この竜たちがいたからこそ、南側からの上陸作戦は諦めざるを得なかった。それほど強力な存在である。
「出現した戦艦竜、『氷龍ノルドー』と呼ばれるかの竜は、自分の周囲を航行する船を見つけると沈めようとするようです」
 縄張りを侵されたとでも感じるのだろうか。
 理由は定かではないが、このままでは相模湾の海を船が航行することは難しくなる。
「……そこで、皆様にはクルーザーを利用して戦艦竜に近づき、戦っていただきたいと思っています」
 セリカは少し緊張した顔でケルベロスたちを見つめる。
 戦艦竜はとても強大であるが、その強さと引き換えに一つ弱みとも言える特徴がある。
 ダメージを自力で回復することが出来ないのだ。
「戦艦竜の強さ、海中での戦いを思うと、皆様が今回ノルドーを倒すことは難しい――。はっきりと言えば不可能だと思います」
 けれど、自然回復すらしない戦艦竜にはダメージが蓄積する。
 今回は撤退することになっても、何度も挑みダメージを積み重ねれば撃破することも可能だ。
 次に、息を吐いてセリカは戦闘状況の説明を始めた。
「先程も言った通り、今回は海での戦闘となります。おそらく乗っていったクルーザーは戦闘に巻き込まれれば破壊されてしまうため、海中での戦闘が主になるかと思います」
 ケルベロスなので戦闘や行動に支障はないが、一応心に留めて置いたほうがいいだろう。
「戦艦竜の特徴としましては、巨体ということもあり、とても体力と攻撃力が高いということです。ただ、その一方で命中や回避についてはあまり高くありません」
 また、氷龍ノルドーはあまり自分の縄張りから出ようとはしない。そのため、撤退もせず、また逃げていく敵を深追いすることもない。
 
 全てを説明し終えると、改めてセリカはケルベロスたちの瞳を見つめた。
「もう一度言わせていただきますが、戦艦竜をこの戦いで倒すことは出来ません。……だから、どう戦うかだけでなく、どう撤退するかをよく考えてください」
 次に繋がる成果をあげる。それが今回の戦いの目的なのだから。
 最後に、強敵との戦いにケルベロスたちを送り出すセリカは、心を込めて言葉を綴った。
「何よりも、皆様全員が帰ってくること。それを第一に考えてくださいね」


参加者
ヴェルナー・ブラウン(オラトリオの鹵獲術士・e00155)
ゼロアリエ・ハート(妄執のアイロニー・e00186)
ヘイゼル・ハイドランジア(ティアレタヒチ・e01401)
ミステリス・クロッサリア(文明開華のサッキュバス・e02728)
物部・帳(お騒がせ警官・e02957)
御巫・朔夜(シャドウエルフのガンスリンガー・e05061)
安岐・孝太郎(仮想理力炉・e09320)
橘・志(符剣士・e09921)

■リプレイ

●竜が棲む海
 真冬の相模湾沖合。比較的温暖な海域ではあるが、流石にこの季節は風が冷たい。
 海原に乗り出した小型のクルーザーの上で、ケルベロスたちは氷竜ノルドーを探していた。
「はぁ……暖冬とはいえ寒中水泳はきついでしょうねぇ」
 船上から凍えるような海を眺めながら、橘・志(符剣士・e09921)は白い息を吐いた。
 足元で揺れている波が寒さを伝える。
「んー、見つからないね!」
「クルーザーを壊したくないし、先にこっちが見つけたいところなんだけど」
「うん、できるだけ早く倒したいしね」
 言葉とは裏腹にニコニコと笑うゼロアリエ・ハート(妄執のアイロニー・e00186)に御巫・朔夜(シャドウエルフのガンスリンガー・e05061)とヴェルナー・ブラウン(オラトリオの鹵獲術士・e00155)が答える。
 船を襲う戦艦竜にクルーザーが先に発見されれば、攻撃を受けて壊されてしまうだろう。
 撤退することを考えればそれは避けたい。朔夜たちは、可能ならば戦艦竜の攻撃圏に入る前には船から降りて戦闘態勢に入りたいと考えていた。
「ちょっと具合はよくないけど……。がんばります」
 寒さで調子を崩したか。ヘイゼル・ハイドランジア(ティアレタヒチ・e01401)は自分に言い聞かせるように呟いて敵を探す。
 ケルベロス故にそれでも戦闘能力が落ちることはないのは不幸中の幸いだろうか。
「シャクシャクシャク……浮き輪がどこにも売ってなかったのね」
「…………。ミステリスさん……」
 隣で呟くミステリス・クロッサリア(文明開華のサッキュバス・e02728)から目を逸らしてヘイゼルは敵を探すことに集中しようとする。
 なぜかミステリスは、まるで海水浴でもするかのようにゴーグルと麦わら帽子、スクール水着の姿でかき氷を食べていた。
 水着姿はともかく、なぜかき氷なのか。気にならなくはなかったが突っ込んだら負けだと思ったヘイゼルはがんばって竜探しを続けた。
 ミステリスはミステリスで本人的には真面目にやっているつもりらしい。
 海上に出て既に幾時間。今だ氷竜ノルドーは見つかっていなかった。
 想像していた以上に成果が出ず、物部・帳(お騒がせ警官・e02957)も垂らした釣り糸を眺めながら、ぼやき声を上げる。
「孝太郎殿、見つかりました? 私もう飽きちゃいましたよー、釣れないし」
「……ああ。たった今、見つけた」
 揺れるクルーザーの上で、寡黙に氷竜探索を続けていた安岐・孝太郎(仮想理力炉・e09320)は、望遠鏡を降ろしてケルベロスたちへ向き直った。
 孝太郎が指を指す方向に、戦艦竜の独特のフォルムが影となって見えた。
「クルーザーを回せ、準備するぞ。すぐに戦艦竜の戦闘圏に入る」
 孝太郎の視線を受けてケルベロスたちは頷きを返す。
 そこには今までの緩まった空気でない、戦士の風格が漂っていた。

●竜の洗礼
 クルーザーを降り、泳いで近づいたケルベロス達を視認しても、氷竜ノルドーは顔を向けただけで攻撃しようとはしなかった。
 竜ゆえの傲慢さ、余裕。小さきものどもなど、慌てて相手をするまでもないと思っているのだろう。
 言葉の通じない相手だが、ケルベロスたちにもその感情は十分に伝わった。
「……甘く見てくれるな」
 中距離を保ちながら二刀のゾディアックソードを構えて、孝太郎は氷竜を睨みつける。
 城ヶ島調査の際、孝太郎は一度戦艦竜から撤退させられた経験がある。
「いつまでもドラゴンの好きにはさせない……。出来ることをしましょう」
 続いて声を上げたのは最前線から二丁拳銃を向けた朔夜。
 ドラゴンやその眷属たちとの戦いで積み重ねた憤りと冷たい戦意を高めている。
 今この場では勝てない。けれど、後に続く確かな傷跡を刻みつける。
 冷静かつ大胆に、二人の強い意志が氷竜を見据えていた。
 まず、動いたのは朔夜だった。
 魔力より生成した雷の弾丸が、稲妻の如き速度で氷竜へ飛来する。
 命中にやや難のある魔弾であるが、動きの遅い戦艦竜へ当てるには十分だった。
 竜の身体に刺さり、電撃が確かに流れた音がする。
「いい攻撃だね! 俺も支援しちゃうよ!」
 その攻撃に続いて動いたのは、同じく前衛で盾役を務めるゼロアリエだった。
 自陣に鎖の防御結界を展開し、守りの力で身を固める。
 それは単なる補助に留まらず、同時に一瞬途切れかけた感情を上手く繋ぎとめ、孝太郎へと連携を続げた。
 その援護に、孝太郎は言葉でなく行動で応えた。
 水中であっても剣閃は鈍らない。一瞬で距離を詰め、二刀を重ねた十字の斬撃を繰り出し、再び距離を取る。
 力で叶わない相手でも、立ちまわりで対抗していく。
(だが……。想定よりも攻撃に反応されているか?)
 ノルドーへの攻撃は確かに命中する。多少命中の低い攻撃をしても、そうそう外さないだろう。
 けれど、事前に聞いた話であれば、もっと急所を狙えてもいいはずだった。
 考えていたよりも回避率が高いということは――。
「ポジションはキャスター……ってところなの!」
 言葉とともにミステリスはヒールドローンを展開。攻撃が集中すると予想される前衛へ盾を集中させる。
 ミステリスのサーヴァント、乗馬マスィーン一九も前衛で体当たり。ダメージを重ねる。
「敵が、キャスターで、あれば……回避もし難く、なるでしょうね」
 ヘイゼルも瞳を閉じて、自らのサーヴァント、ステラクリアと連携。
 古の華の力で前衛の攻撃力を強化。すかさず強化した力でステラクリアが攻撃を仕掛ける。
「ぼくも最初から全力……惜しんでられない!」
 仲間の勢いを殺さないよう、続けてヴェルナーが弓を引く。
 放たれる矢は魔力によって束ねられた七色の光。
 屈折を繰り返し、敵のキャスターの回避すら乗り越えて氷竜の急所を打ち砕く。
 積み重ねられるケルベロスたちの確かな経験からくる連携攻撃。
 けれど。
「……いやはや、流石の迫力ですなあ。腕が鳴ると言うものであります」
 表情を引き締めながら、帳は氷竜ノルドーを見た。
 見下ろす竜の視線。余裕の表情。圧倒的な強者の威圧感。
 戦艦竜はまるで攻撃に堪えた様子がなかった。
 ダメージが通っていないわけではない。なにか特殊な能力を持っているわけでもない。
 ただ、単純に戦艦竜の耐久力が高かったのだ。
「私たちの力が、通じるでしょうか……」
 普段とは違う得物を構えながら、厳しい顔の帳に語りかけたのは志だ。
「難しいかもしれません……。とはいえ、情報収集ぐらいはさせていただきましょう!」
「そうですね、そのために持ってきた武器ですから……、あたれ……!」
 振り返らず答え、海中に潜ると呪縛で攻撃する帳。続けて槍のように伸ばした黒い液体で竜を貫く志。
 どちらの攻撃もノルドーに当たるが、やはり竜の余裕を崩すには至らない。
 そして、竜が動く。
「――あっ、しまっ……!」
 ――それに気がついて、カバーに入ることが出来たのは朔夜と主人をかばったビハインドのステラクリアだけだった。
 魂まで凍りつくような竜の唄。重い圧迫感と共に放たれる氷の息吹。
 凍てついたのはケルベロスたちの後方。支援がかかっていない後衛だ。
 あまりの低温に海は氷結。ディフェンダーに庇われず直撃を受けた後衛の二人、志とヴェルナーは既に満身創痍だった。
 庇ったディフェンダーとて、重大なダメージを受けている。あと一二撃まともに受ければ、戦闘不能は免れないだろう。
 ポジションキャスターの効果だろうか、回避不可能というほどではないが、避けづらかったことも被害を広めた原因だ。
「っ、火力が高いとは聞いていましたが……これほどとは……!」
 特に、志の傷は深い。あと一歩、少しでも運が悪ければ、こうして驚くことすら出来ずに倒れていただろう。
「でも、これで分かったね……。氷のブレスの属性が……」
 そう、もう一撃は耐えられないにしても、ヴェルナーの傷が志に比べれば浅いのは、防具耐性が十全に発揮したからだ。
 頑健にして斬撃。それが、あの氷結ブレスの正体だ。
「とにかく、立て直すの……!」
 ミステリスが自分を庇い傷ついた朔夜をマインドシールドで回復。
 その他のケルベロスたちもまずは回復を優先して行動する。少しでも長く戦い、氷竜の情報を持ち帰ると決めていたケルベロスたちにとって、当然の行動だった。
 それを嘲笑い、甚振るように竜は、爪を振り上げた。
「ステラクリア……っ!」
 一閃。抉り取られたステラクリアの肉体が実体を保てなくなって消えていく。
 氷竜は、自らの爪が届く範囲で最も傷ついた敵を狙って切り裂いた。
 それは死にかけたものに必要以上の攻撃を行うというある種の余裕でもあり、傷ついた得物を確実に仕留める狩猟者のようでもあった。
「強い、ですね……」
 ステラクリアを倒されたヘイゼルは、それでも戦意を保った瞳で氷竜を見る。
「だからこそ、気合入れて情報集めないとね!」
 いつだって変わらない明るい口調でゼロアリエも武器を構えた。
 戦艦竜は強い。この場で勝ち目はない。その通りだった。
 けれど、ここにいるケルベロスたちは、そんなことは承知で集まったのだ。
 敵の強さに驚きはしても必要以上に恐れることはない。
 少しでも多くのデータを得る。その目的を果たすべく、彼らの勝機のない戦いは続いた。

●竜の強さ
 予め伝えられていた。既に誰もが覚悟していた。
 けれども、その上でなお戦艦竜は強大だった。
 一人、また一人と戦艦竜によってケルベロスたちは砕かれていく。
「あの爪の攻撃は、敏捷っぽい、ね」
 凍った海上でブレスを受け止め続けたゼロアリエは、笑いながらそう言い残すと、海へ落下し沈んだ。
「やっぱり傷ついた敵を集中して狙う性質があるみたいね……」
 後衛への攻撃を可能な限り庇い、傷ついたところを狙われた朔夜も、とどめの爪に倒れた。
「……くっ、神秘属性攻撃の通りは、良さそう、です」
 ディフェンダーが減り後衛への攻撃を庇いきれなくなる。様々な属性で攻撃を続けた志がついに落ちる。
「残念だけど、目立った弱点はなさそう、かな……」
 戦艦竜の要所を攻撃し弱点を探していたヴェルナーは、どうやら弱点はない、という成果を掴みとり氷の上で力尽きる。
 激しい攻防。飛び交うグラビティ。しかしなお竜は健在だった。
 通常のデウスエクスであれば、とうに撃破してもおかしくないダメージを与えてなお、氷竜ノルドーの余裕は崩れなかった。
 少しでも情報を得るために戦い続けたケルベロスたちだが、これで四人が戦闘不能。
 事前に設定した撤退条件に当てはまる。事実、確かにこれ以上、戦闘を継続するのは難しかった。
 それでもなお、戦闘を続けようと思うなら、相応の覚悟をすべきというギリギリのライン。
「予定通り、ですな。……これ以上の長居は無用であります。撤退しましょう」
 ゼロアリエを拾い上げながら盾としてやはり現界が近かった帳が仲間たちに呼びかける。
「……ああ。目的は達している」
 不調を重ねて戦いを補助した孝太郎も志を抱えて撤退を始める。
「引きどき、ですね」
「すぐに逃げるのね」
 自分への攻撃も顧みず、前衛への補助を務めたヘイゼル、ミステリスもそれぞれ仲間の手をとって戦闘から離脱する。
 氷竜ノルドーへ背を向けて撤退するケルベロスたち。
 誰であれ、逃走する瞬間は無防備な背中を晒すことになる。一度ぐらい追撃されてもおかしくはなかった。
 けれど、ノルドーは追撃しようとはしなかった。戦闘をやめたケルベロスを悠然と見送るのみ。
 超越者の余裕。竜ゆえの傲慢。
 優越感に満ちているだろう氷竜ノルドーから逃げることしか、今のケルベロスたちにはできなかった。

●竜の唄
 クルーザーまで撤退し、港まで戻るケルベロスたち。
 その姿を改めてみれば、これ以上ないほどにボロボロだった。
 負けて逃げている。そう見える姿かもしれない。
 戦闘相手のノルドーも、ケルベロスは逃げ帰ったのだと思っていることだろう。
 だが、実際は違う。
「ダメージはそんなにだけど、情報はいっぱいもらったしね!」
 船の上で戦闘不能から回復し、起き上がったゼロアリエが笑顔で語りかける。
 そう、持久戦にこそ持ち込めなかったが、氷竜ノルドーへの様々な試みの成果はあった。
 弱点属性、攻撃属性、攻撃の傾向、縄張りの位置……。
 これでもかと言うほどに、かの戦艦竜の情報をケルベロスたちは掴んでいた。
 この情報があれば、次回以降の氷竜ノルドーとの戦いを優位に薦めることが出来るだろう。
 もぐもぐとバナナを食べながらミステリスも頷きを返す。
「……悔いがないわけじゃないけど、倒すのは次からの討伐者に任せましょう」
「うん、次の人達の助けになるなら良かった」
「ええ、次は……何とかなればいいですが……」
 朔夜、ヴェルナー、志も目を覚まして身体を起こす。
 ケルベロスたちは皆、満身創痍ではあるが、目的は達した。
 決して敗走ではない。あの戦艦竜が勝ち誇れるのも今回だけだ。
 彼らが得た情報が、竜を滅びに導くことになるだろう。
 孝太郎は今や水平線の向こうへと沈んだノルドーの縄張りに目を向けた。
 もはやその姿は見えなかったが、耳に残る遠い竜の唄が、未だ聞こえるような気がした。

作者:玖珂マフィン 重傷:御巫・朔夜(シャドウエルフのガンスリンガー・e05061) 
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2016年1月10日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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