シャイターン襲撃~撃鉄を起こせ

作者:文月遼

●新たな敵
 二つの公園を結ぶ、大きな陸橋。人気の少ないその橋の上に、ぐるりと渦が生まれる。その渦のうねりが徐々に大きくなり、そこから16人の、槍や弓、剣を携えた少女――ヴァルキュリアが降り立った。一糸乱れぬ動作。それは己の意思によって出来たものでは無いようだ。彼女達の表情は一様に、虚ろで虚無的だった。その少女らに遅れて、浅黒い肌の青年が橋の上に着地する。尖った耳やタール状の黒く粘ついた翼、異形の男へヴァルキュリアたちは向き直る。男は片手に持ったバカでかい六門の砲身を持つガトリングを杖のようにして寄りかかり、もう一方の空いた手でオールバックに赤黒い髪を無造作に撫でつける。土の上の水たまりのように濁った眼がヴァルキュリアたちを見た。
「おうし、お嬢ちゃんども。俺たちが賜った命令は三つだ。人間を見つけろ。んでもって、派手にぶち殺せ。それから、奪え。よし、お前ら以外は、この周辺を荒らしまわれ。そら、行って来い!」
 その男の言葉を聞いて、ヴァルキュリアは四人を残し、東京の空へと飛び立つ。その様子を見て、男はニヤリと笑う。
「カワイ子ちゃんが俺の意のまま、か……悪い気はしねぇな。楽しみだ、あの顔が人間どもの血で真っ赤になるのがな」

●立ち向かう者
「新たなデウスエクスが東京、神奈川を中心に表れるっす。それも、多数のヴァルキュリアを連れて」
 ヘリポートに集まるケルベロス達に、黒瀬・ダンテ(オラトリオのヘリオライダー・en0004) は、ほんの少し、緊張を滲ませつつ話す。
「そいつは妖精8種族の内の一つ、シャイターン。炎と略奪を司る危険な奴らで、エインヘリアルの第五王子イグニスに従っているらしいっす。皆さんには大至急、その襲撃ポイントである東京都の稲城市へ向かってほしいっす」
 魔空回廊を利用してシャイターン、そして彼らに従うヴァルキュリアたちはそこへ降り立ち、虐殺とグラビティ・チェインの収集を目論んでいる。現れるヴァルキュリアは鎌倉の戦いで失脚したザイフリート王子の配下だった。それをどういうカラクリか、シャイターンが強制的に従えているようだった。
 ダンテは話を続ける。
「皆さんの任務はシャイターンの撃破っす。そいつは4体のヴァルキュリアを護衛にしているっすけど、なにせヴァルキュリアの方面でもケルベロスが当たるんです、そのうち、護衛も動かさざるを得なくなるはずっす」
 ヴァルキュリアが苦戦していると分かれば、シャイターンも護衛を遊ばせているわけにはいかなくなる。目安としては3~5分、7~10分を目安に2体ずつ、苦戦している区域へ増援を送るだろう。ダンテはそこで、拳を掌にぱしっと打ち付けた。
「どのタイミングで仕掛けるかは皆さんにお任せするっす。他に手間をかけないのもよし、手薄になった瞬間を叩くも良し。けれど、確実に、そいつらをぶっ叩いて欲しいっす」
 ダンテは続けて彼らの装備について話を続ける。シャイターン自身は巨大なガトリング砲を、そして護衛、タイミング次第では別方面へ派遣されるヴァルキュリアは鋭い槍を携えている。
 一通りの説明を済ませた所で、ダンテはケルベロス達へ視線を向けた。そこにはいつも以上の期待が込められている
「油断ならない相手っす。けど、頭が変わろうと、新しい敵であろうと、地球には皆さんがいるんす、そいつを連中に教えてやっちゃってほしいっす!」


参加者
相良・鳴海(アンダードッグ・e00465)
東雲・海月(デイドリーマー・e00544)
ロベルト・スライフィールド(世界で二番目にカッコイイ豚・e00652)
カルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084)
ブラウ・シュテル(水縹の竜騎を継ぐもの・e02055)
九六九六・七七式(フレンドリーレプリカント・e05886)
鳴神・命(気弱な特服娘・e07144)
雨瀬・雅輝(ウィザードガンズ・e11185)

■リプレイ

●沈黙から
「……手間取ってるか。よぅし、お嬢さん方。ちょっくら様子を見て来い」
 ほんの少し、苛立ったようなシャイターンの声が響く。ふわりと浮かんで、二人の槍を持つ天女の如き美しい少女――ヴァルキュリアが飛んでゆくのが、橋の下からも見えた。橋の下で、ケルベロス達は牙を研ぎすませ、潜んでいることに気付かずに。
「ジャスト4分。仕掛けるには調度いいな」
 雨瀬・雅輝(ウィザードガンズ・e11185)は小さな声で囁き、指でピストルの形を作り、橋の上を撃つような仕草をした。
 それを見届け、二人の男がリボルバーを構える。チャリと音を鳴らして撃鉄を起こす。地獄と化した指を引き金にかけ、相良・鳴海(アンダードッグ・e00465)は隣に立つロベルト・スライフィールド(世界で二番目にカッコイイ豚・e00652)に、ぶっきらぼうに言う。
「豚。合わせろ」
「任せとけ。坊主、手前こそ外すんじゃねぇぞ」
「ハッ。誰に言ってやがる」
「問題アリマセン。ワタシモsupportシマスカラ!」
「そりゃあ、心強いぜ」
 ロベルトが鳴海の呼吸に合わせ、ほんのわずかタイミングを早くトリガーを引く。銃声はほとんど一つ。九六九六・七七式(フレンドリーレプリカント・e05886)による演算と、彼らの射手としての直観。全てが揃えば、弾丸で弾丸を弾くことなど、造作も無い。弾かれた弾丸は、シャイターンに驚く暇すら与えずに翼に小さな穴を開ける。
「……アァ?」
「Open fire! 畳ミカケマース!」
 飛来した弾丸へ身体を向けたシャイターン。それとは真逆の方向から、宙を蹴って跳躍する七七式が両腕をシャイターンへと突き出す。両の掌が開き、二つのミサイルが射出、そして分裂。幾重にも分裂したミサイルが、針の雨のように降り注ぐ。
 爆炎による眼眩ましの中で、ケルベロス達が橋の上へと躍り出る。東雲・海月(デイドリーマー・e00544)は、飛び出すと同時に、前に立つケルベロス達に星座の加護を施す。
 七七式のミサイルの目標から外れていたヴァルキュリアは、その爆炎に何の感慨も抱いていないように、無機質な動きでケルベロス達へと身構える。海月はその様子を見て眉尻を下げた。
「油断しないでね。あっちは……心ここにあらず、って感じ?」
「――なぁるほど。なかなか、味な真似をしてくれるじゃん!」
 爆炎の中、聞こえる若い男の声。甲高い唸りを上げる回転音。洪水の如き弾丸の掃射が、前衛のケルベロス達を飲み込んだ。
 その掃射の外にいた鳴神・命(気弱な特服娘・e07144)は、指輪を発光させ、ハリセン状へと形を変えてひとしきり掃射を終えたシャイターンへと肉薄する。
「そんなオモチャでやるつもりかい、お嬢さん?」
「十分なのよ。アンタ風情なら、"オモチャ"でもさ!」
 命は鼻を鳴らし、力強くハリセンを振るう。スウェーで避けようとするも、彼女の踏み込みの方が強かった。シャイターンのにやけ面に鋭いハリセンが叩き込まれ、一瞬たたらを踏む。
「私どもとしては長い間お前のゲスな声を聞かされて……虫の居所が悪いのさ、下っ端野郎!」
 カルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084)は穏やかにシャイターンへ語りかけるかと思えば、一転。むき出しの怨嗟を隠そうともせず、片翼の羽根で飛翔。カルディアはその落下の勢いを載せてブラックスライムで捕食にかかる。
「出だしは好調……だが、勝負はこれから、だな」
 ブラウ・シュテル(水縹の竜騎を継ぐもの・e02055)が身構えながら小さくぼやいた。ブラウの言う通り、奇襲による押し込みは、消えつつある。

●戦闘継続
「さぁて、お嬢さん方もお仕事お仕事!」
 シャイターンの声に合わせ、二人のヴァルキュリアが槍を掲げ突進する。一人は雅輝へ高い威力の一撃を、そしてもう片方は薙ぎ払うように槍を振るう。
「ッ……! もう少しの辛抱だぜ。君らがお探しの勇者はこちら、ってね」
 冗談めかして雅輝は言うものの、決してダメージは小さい物では無い。それは他の者も同様だった。
「守備が落ちる前に潰さねぇとな……」
 ロベルトは敵の苛烈な攻撃を見てひとりごちる。いくらケルベロスと言えど、ヴァルキュリア二体、そして未知のデウスエクス相手ともなれば。だが。笑みを浮かべ、ロベルトは獣の脚力を以てシャイターンへ肉薄。両手に構えたリボルバーが極至近距離で放たれる。
「ケダモノみてぇにデケェ鼻だな。お前」
「ああ。だからよく分かるんだ、下種の臭いってのがよ」
 ニヒルな笑みと共に、減らず口を減らず口で返す。
「ちょっと息苦しいが、我慢してくれ。まだ死にたかねぇだろう」
 その後ろで、鳴海が銃を収め、両腕から白銀の鎖を繰り出して己を、そして傷ついたケルベロスへと巻き付ける。拘束ではなく、彼らを癒し、守る盾として。
「これでまだ戦える……女の子を従えて王サマ気分か。猟犬のナワバリに踏み込んだこと、後悔させてやる!」
 雅輝のリボルバーから放たれる、黒い球体。それがシャイターンの胸にぶち当たり、僅かにその身体を揺らす。
「なるほど。面白い趣向だ……水縹の竜騎が相手をしよう。」
「ひゅう、カッコいい名前じゃん。俺ちゃんも名乗った方が良いか?」
「……覚える義理も無い」
「そりゃねぇぜ。こちとら覚えてやろうと思ってるのによ――」
 ブラウが拳に絡みついた鎖と、そして地獄と化した燃え盛る腕でシャイターンに殴りかかる。避けきれないと見るや、それを受け止め、不敵に笑う。ほとんど額をぶつけそうな距離での睨み合い。ブラウは間合いを離し、腕の炎をかき消した。
「最初にぶち殺す、ケルベロスどもの名前をよ」
 濁った眼が、細められた。純粋な殺意。敵意。それをブラウたちは払いのける。今まで何度もくぐった道だ。
「言ってな。どっちが狩られる側か、教えてあげるからさ」
「良いねぇ。従順なのもいいけど、強気な女の子を無理やりってのも嫌いじゃないよ、俺ちゃん」
 カルディアの挑発に、シャイターンは更に笑みを深くする。ねっとりと絡みつくような物言いに、命は眉根をひそめた。

●死闘
「Hmm……Supportが追イ付キマセンネー……」
 七七式は最もダメージのかさむ雅輝へと回復をしているものの、表情には普段のような明るさは見られない。ヴァルキュリアによって負った鋭い裂傷は、氷のようさ冷たさをもってケルベロス達を傷つけている。
「あのお兄さんにも攻撃したいところだけど、今はこっちだね」
 海月もまた、治療薬の雨をケルベロスへと注ぎ、その傷の手当てにリソースを回す。海月の見立てでは、シャイターンも決して楽ではない。そうであるならば、ウィッチドクターとしての本分を果たすことが、勝利の鍵だ。
「とっとと落ちな!」
 命が巨大な砲を構え、シャイターンへと放つ。高速で放たれる、高質量の砲弾を、シャイターンはガトリングガンの砲身をシールド代わりに受け止める。衝撃でシャイターンの身体が数メートル後ろへと退く。
「っ……お嬢さん方。フォロー頼むぜ」
 指示を受け、ぎこちない動きでヴァルキュリアは傷ついたシャイターンの傷を癒そうと動く。一人は成功したものの、もう一人――先ほどミサイルを受けたヴァルキュリアは、上手い具合に行かないようだった。
「クソッ。肝心な時に頼れないねぇ」
「信頼ってのは大事だと思うぜ」
 続けざまにロベルトも片手で帽子を押さえながら再度肉薄、巨大な体躯に見合わぬ俊敏さで獣化させた蹄により鋭い掌底を加える。
 怯んだシャイターンは、今まで浮かべていた笑みを消した。ガトリングガンを持つ右腕に、煌々と炎が燃える。
「やるね、アンタら。礼をさせてくれ……散々馬鹿にしてくれた礼を!」
「来るよ、備えて!」
 命の警告と同時に、ケルベロス達は身構える。シャイターンの放つ炎に包まれた、無数の弾丸が飛来する。狙いは前に立つ者では無く、遊撃に回る背後のケルベロスへと。雅輝が、七七式が、鳴海がそれぞれカバーへと回る。今度は、ケルベロスが爆炎に包まれる番だった。
「Sorry……Coverニ回リ切レマセン」
「気にするな。坊主と嬢ちゃんが優先だ」
 膝を着きながらも、ロベルトは申し訳なさそうにする七七式へと返す。彼だけでなく、多くが体中弾丸と炎で引き裂かれている。それでもなお、傷ついた猟犬達の眼に映る闘志は、シャイターンの放つ炎よりも燦然と輝く。
 血を吐き出しながら、鳴海はリボルバーを明後日の方向へと向けた。
「何だ? やけっぱち――ッ!」
「ふふ、相良さん?フレンドリーですか?それともブルーオンブルー?」
 放たれた弾丸。それは庇ったケルベロスに報いるために肉薄するカルディアの剣にぶつかり、その跳弾がシャイターンを再度穿つ。
「その首、差し出せえええ!」
 穏やかな様子から一転。憎悪を隠さぬカルディアの一撃が、シャイターンを大きく怯ませる。
「こちらを得物に入れなかったこと、後悔させてやる……一気にカタを付ける。燃えて凍てつけ!」
 怯んだシャイターンへ、ブラウが吐息をふきつける。激しく燃える碧い炎。けれどもその炎は氷の如く、徐々に熱を奪う。身動きのとれなくなったシャイターンへ、雅輝はリボルバーを突きつけた。その銃口の前に赤い魔方陣が浮かび上がる。シャイターンは薄らと笑みを浮かべた。それは、諦めか、それとも満足感か。
「飼い主に伝えてくれ。コイツが、俺たちからのメッセージだ」
 放たれた弾丸は、その魔方陣を抜け、強大なグラビティを伴ってシャイターンを貫いた。塵となって、大気に溶けるように消えて行った
「まだ気を抜かないでよ……まだあの子たちがどうなってるか分からないからね」
「ええ。けれど!」
 海月が仲間のケルベロスへとヒールを施しながら、命へ叫ぶ。命も頷いてアームドフォートの砲身に信号弾を装填。空に向けて放つ。ぱしゅっと尾を引いて空へ飛ぶ砲弾は、やがて第二の太陽と見紛う眩い光を放った。
 それは勝利の凱歌でもある。やがて海月は、ヴァルキュリアの様子をもう一度見据える。

●Not yet
 二人のヴァルキュリアは突然、細かなひきつけを起こして頭を押さえる。小さな、紅を差したように赤い唇が震え、小さな呻き声が漏れる。
「今ならばもしかして……!」
 落着きを取り戻し、騎士然とした口調でカルディアが言う。
「ああ。もう戦う必要はねぇだろ? 王サマ気取りの優男はもういねぇんだからな」
「ねえ、今のキミたちは、どっちなの? アイツに操られているの? それとも……」
 雅輝の、海月の言葉も虚しく、ヴァルキュリアの二人は槍を握り締めた。その眼は、シャイターンに操られていた時のままだった。
「Shit! モウ、アイツハヤッツケマシタ。戦ウ理由ハ無イノデス!」
 自身の傷を修復しながら、七七式はゆらりと立ち上がる。
「己が意志なきままに力を振るうか……それで良いのか?」
 ブラウの問いに、ヴァルキュリアは槍を振りかざす。それが答えだった。
「気は進まないけど……やるしかないね」
 マインドリングを剣に変え、命たちは武器を構える。しかし、操られている相手ともあって、ケルベロス達の戦いは精彩を欠いたものだった。鳴海は再度白銀の鎖でケルベロス達の防御を固め、ロベルトは急所を敢えて外してリボルバーを撃つ。
「……来る!」
 鳴海が腰を落とし、槍の一撃を受け止める。予想通りの重たい一撃に、歯を食いしばって耐える。もう一人のヴァルキュリアも、槍をかざして突進するかに見えた。カバーに入らんと、七七式が動く。しかし、そのヴァルキュリアは、槍をケルベロスに突き立てるのではなく、自身の力を彼の怪我の治癒に用いた。突然の行動に、鳴海は眼を見開いた。
「あんたら……」
 治癒を施したヴァルキュリア、そして攻撃を仕掛けたヴァルキュリアにも、瞳に一瞬だけ意志が宿る。無機質な殺意では無く、戸惑いがあった。自身の意志を制御できないことへの怒りと焦りが見えた。
「もし、あなた方に意思があるのなら。今すぐここを去りなさい」
「キミたちは操られているだけなんだ。戦う理由は無いよ」
 カルディアと海月が好機と見て一度構えを解いて説得へとかかる。ヴァルキュリアは再びけいれんを起こし、頭を押さえる。その様子を、ケルベロス達は見守る。
「ぅ……ぁ……私は……こんな…………す……い」
「猟……に、……世……には……いかな……」
 それだけ言ってヴァルキュリアは、強く地面を蹴って飛び上がり、ケルベロスから遠ざかってゆく。
「……終わったか。皆、無事か」
 空に消えて行ったヴァルキュリアを見届け、ブラウは軽く息をついた。
「とてもそうは見えないわね。危ない所だったわ」
 カルディアもため息をつく。ヴァルキュリアたちを説得しきれなかったという無念もあったが、新たな敵とヴァルキュリアを相手に危険な綱渡りをしたことによる疲労が全員を支配していた。少しでも歯車が狂えば、倒れていたのは自分達だったかもしれない。そう考える余裕も生まれて来た。
「賽の目が俺たちに味方したってことか。願わくば、あの嬢ちゃんたちにもそうであると良いんだが」
 激しい戦闘のさなか、いつの間にか落としていた帽子を被り直し、ロベルトはヴァルキュリアの消えて行った空を見上げた。
 信号弾の残滓である煙が溶けてゆく。まったく遠くにあるはずのそれが、やけに眼に滲みる。そんな気がした。

作者:文月遼 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年12月24日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 5/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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