●2021年3月
春の訪れを象徴するような強い風が吹き始めた。
陽射しはあたたかくなり、平地では菜の花が咲き始めた地域もある。
山間部のダムでは農繁期にむけて貯水量が次第に増加してきた。
ケンジ・サルヴァトーレ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0076)は丁寧に頭を下げると――確りと前を向いた。
「今回攻略するのは屍隷兵のミッション地域だ」
ケンジは印をつけた日本地図を広げると、表情を厳しくした。
『27-1 千葉県八千代市』
『28-1 鹿児島県臥蛇島』
『29-1 山形県最上郡』
『35-1 京都府長岡京市』
『37-1 宮崎県日向市』
『38-1 石川県かほく市』
『40-1 山口県岩国市』
「現在、攻撃可能な屍隷兵のミッション地域は7箇所。攻撃目標は示した中から1箇所を皆で相談して決めて欲しい」
「グラディウスは降下攻撃の時に魔空回廊上部に浮遊する防護バリアに刃を触れさせるだけでも能力を発揮する。手放すような使い方さえしなければ、叩き付けても突いても、切りつけても、自由に使ってもらって結構だ」
防護バリアは強襲型魔空回廊の上に浮遊している。
大抵の場合、半径30メートルほどのドーム型だ。
順番に攻撃を掛けても良いし、思いを共にする者とともに、攻撃してもいいだろう。
グラディウスを手放しさえしなければ。
さて、グラディウスは一度使用すると蓄えたグラビティ・チェインを放出して主要な機能を失うが、1ヶ月程度グラビティ・チェインを吸収させれば再使用できる。
自分が使用したグラディウスを、自分で持ち帰るのも、重要な任務だ。
「長い間、限られた数のグラディウスを、みんなが大切に扱ってくれて感謝している。グラディウスの保有数が大きく減ることもなく、これまで戦果を積み重ねることができたのは、みんなのおかげだ。残存するミッション地域も、少なくなってきた。本当にありがとう」
もっとたくさんの攻勢作戦が実施できれば、すべて開放される日も近い。
屍隷兵のミッション地域の状況は地域によってかなり異なる。
無人島や農村地帯の移動に適した作戦が、都市化された市街地で役立つとは限らない。
場所に応じた適切な行動でとれば、メリットは自然に重なる。
不適切な行動を重ねれば、雪の積もった斜面を転げ落ちる雪球の如くに時間のロスは膨れ上がる。
「敵の追撃に囲まれて、孤立無援のまま全滅という。最悪の事態が発生する可能性は低くなっている。でも、戦闘や撤退に時間をかけ過ぎればあり得ることだから、絶対に忘れないで下さい」
叫びは『魂の叫び』と俗称され、破壊力向上に役立つ。
グラディウス行使の余波である爆炎や雷光は、敵を大混乱に陥れ、発生する爆煙(スモーク)は敵の視界を奪い、一時的に組織的行動が出来ない状況にする。
「スモークの濃さは撤退時間の目安になる。攻撃を終えてからスモークが有効に働いている時間は、多少のばらつきはあるけれど、長くとも数十分程度だろう」
敵中枢に大胆な攻撃を掛けた以上、一度も戦わずに逃走はできない。
ミッション破壊作戦による回廊の破壊成功はその後のミッション地域の開放という結果に繋がって来た。
梅が咲き、菜の花が咲き、麦の青い芽がぐんぐん伸び始めた。
記録的な大雪からまだ1ヶ月ほどしか経っていないのに……。
だけど、目に見える風景は大きな変化を続けている。
参加者 | |
---|---|
シィカ・セィカ(デッドオアライブ・e00612) |
ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815) |
ハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣精・e11231) |
天司・桜子(桜花絢爛・e20368) |
帰天・翔(地球人のワイルドブリンガー・e45004) |
リリエッタ・スノウ(小さな復讐鬼・e63102) |
ルーシィド・マインドギア(眠り姫・e63107) |
リサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488) |
●降下攻撃
夜が明ける直前、一行が乗るヘリオンは京都洛西、長岡京市の上空に侵入した。
「各地域の解放の報せも来てますからね、私達も新たな流れを起こしに行きましょう!」
足取りも軽く降下を開始しようとするのは、ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)。
そうですね。と、天司・桜子(桜花絢爛・e20368)は明るく同意を返す。
桜が開花は間も無くと予想されている。平年よりも大幅に開花が早い。
東に太陽が煌めくと同じタイミングで降下を開始した8名にヘリオンデバイスが装着される。
「古都の街並に、そーんな物騒な団体さんは似合わないのデスよ!」
最初に攻撃する、シィカ・セィカ(デッドオアライブ・e00612)の声が早朝の空に響き渡る。
「お城にお寺に神社!」
青と黒と灰色のトーンに塗られた古都の風景が絨毯を広げるように彩りを取り戻してゆく中、シィカは叫ぶ。
見えるもの全てが解像度を増す中、シィカの頭の中に平和だったイメージが次々と浮かんで来る。
「旅行に観光で楽しみにしている人もたくさんいる筈なのデス!」
ダモクレスの放った『レブナントドール』が跋扈し、誰も近寄ることが出来なくなった、この地に人の声が響いたのはいつ振りだろうか? 懐かしさに応じるように遠くから烏の鳴き声が聞こえた気がする。
「春になる前にロックにぶちかまして、皆さんの平穏な生活を取り戻すのデスー!」
巨大な鏡面の如きバリアに映る自分自身、靡く金髪がエンジンから噴き上がる炎のように見える。その姿を見据え、シィカは手にしたグラディウスを突き出す。
パァンと弾かれるような衝撃と共に凄まじい激痛が来る。
ようやく巡ってきた攻撃の機会だ。グラディウスを絶対に手放すまいと手に力を籠める。
「さぁ、屍隷兵になったハートにも響き渡る、ボクのロックを聴けぇぇぇぇぇデェェェェス!!」
激痛を跳ね返す様にありったけの力と共にグラディウスを押しつける。
白光が爆ぜる。上も下も判らない、自我と世界の境界が曖昧になる中、手の内にあるグラディウスの感触だけが現世との接点のように感じられた。
(「すごい光だね」)
まともに見れば網膜が焼けてしまいそうな閃光だ。
反射的に瞼を閉じる、リリエッタ・スノウ(小さな復讐鬼・e63102)だったが、次の瞬間、瞼を透過した光は瞼に走る毛細血管の筋を視界に映し出す。
「長岡京市の自然豊かで奇麗な街並み、ダモクレス達の好きになんてさせない!」
瞼を開けると、閃光は収まっていて代わりに、爆炎がバリアの表面でプロミネンスの如くに踊っていた。
バリア全体が赤く発光してまるでSF映画で見る太陽表面のようだ。
グラディウスが吐き出す有り余るほどの破壊の余波が荒れ狂っている。その力はデウスエクスの暴力と同じように、この地を大切にしたい人の気持ちなど考えない。
「人の想いを弄ぶデウスエクス達なんかに、この街の良さなんか理解できっこないよ! ここから出ていけ!!」
だからこれで仕舞いにしたい。リリエッタは普段は感情を露わにしない。
それでも精一杯の叫びと共に、グラディウスを叩き付けた。
膨張を続ける爆炎は上昇気流を生み出し、地上にあるありとあらゆる物を巻き上げる風となる。
上昇する気流に空高く運ばれた敵らしき影が、降下を続ける、ミリムの視界で、矢のような雷光に貫かれて灰となって散った。
何度も経験した降下作戦だ。これも初めて見る光景では無い。
「このグラディウスに込める怒りの矛先は此処に配下を解き放ったダモクレスですけれども!」
ミリムは此処には居ないダモクレスの黒幕に思いを巡らせる。
レブナントドールもまた此処に存在してはならない。
煮えきれない思いを払うようにグラディウスを強く握りしめ、意識を集中して、赤い光と熱を纏ったバリアの表面をジッと見据えて、どこのポイントに攻撃をするか――狙いを定める。
「人々の歴史ある古都の街並み風情を滅茶苦茶にする屍隷兵も許してはおけません!」
声にしただけでグラディウスに力が漲るような感触がする。グラディウスに蓄えられた力自体には善も悪もない。それを方向付けるのは、行使を認められた者の意思だとするならば。
「この辺りに居座るのも今日まで!! この一撃で回廊ごと屍隷兵全員滅びなさいっ!」
グラディウスが赤熱したバリアに触れると同時、ミリムが想像していた衝撃ではなくスポンジに沈み込むような柔らかな感覚が来る。怒りを込めた一撃が赤熱したバリアの一点に穴を穿ったのだ。
穿たれた孔はグラディウスから放出されるグラビティ・チェインによってどんどん大きくなって行くが、まるでバリア自体が巨大な粘菌でもあるかのように開かれた傷口とも言える孔を塞ごうとする。
攻撃態勢に入った、ハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣精・e11231)が、そんな異変を見逃すことはない。
「屍隷兵……サルベージとは違うが、これもまた度し難い」
デウスエクスの生に対する感性と人間のそれが異なることは分かっている。
救いようがない。
唯、このようなことはもう終わりにして欲しい、そう願ってグラディウスを振り下ろす。
「これ以上戦いに駆り出されないようこの地を解放し、その役割を終わらせてやる!」
自分の行動で、死者が利用される状況に終止符を打ち、本来の形を取り戻す。
静かな憤りを込めたハルのグラディウスが塞がり掛かったバリアの孔を再び押し広げた。
瞬間、バリアに穿たれた孔の奥から泣き叫ぶ赤子の声の如き、不快な異音が響き渡る。
(「何なのですか? これは……」)
聞いたこともないような悍ましくかつ悲しげ――それでいて極めて耳障りな音を耳にして、帰天・翔(地球人のワイルドブリンガー・e45004)は身の毛がよだつような不快感を覚えた。
不快感は次第に激しい怒りと変わる。
「死した人間を道具にするだけでは飽き足らず、歴史的な仏閣のある地を襲わせるなんて……なんの嫌がらせだ!?」
孔は口のようにも見えるが、音を出す原理は分からないし、意図も確かめようもない。
しかし、攻撃するケルベロスの気持ちに揺さぶりを掛けようとしてのことなら、卑劣の極みである。
「宗教は死後の救済のためのもんだ! こんな姿、宗教への、死者への冒涜じゃねーか!」
翔はグラディウスを突き付ける。放出される破壊を齎す力の奔流が、孔を押し広げて行く。
(「屍隷兵の残存している地域ってまだまだ多いんだね。一つずつ、確実に数を減らしていこうね」)
桜子は、心の中で誓うように呟いた。己が手にあるグラディウスを激情に流されて使いたくない。
大きな力はポジティブに、未来へ希望をつなぐために使いたい。
「ケルベロスの一員である者の姿や戦い方を似せるとは、この屍隷兵を作り出したダモクレスも卑劣な奴らだね」
レブナントドールの」振る舞いを思えば、いつまでも自由に振る舞わせてならない。
手にしたグラディウスの感触に皆が明るい気持ちになれますようにと、祈りを込める。
「まだ屍隷兵の脅威は日本各地に残っている、今は一つでも多くの地域を奪還する事に専念しなきゃ」
ダメージを重ねられた防護バリアは、リサ・フローディア(メリュジーヌのブラックウィザード・e86488)の目にも、今すぐ崩れ果てても、違和感はないように見えた。
「少女自身の姿を模したダモクレスとは、本人が居たらさぞかし憤っていたことでしょう」
昇って来る熱風に長い髪が青焔の如くに揺らめく。
リサは握りしめたグラディウスを構え、真っ直ぐに伸ばした。
次の瞬間それはバリアに接触し、力が放出され始める。
「でも、私もそんな涼子さんの姿を模す人形が蔓延る事は放ってはおけないわね」
まだ終わりじゃ無い。
だから終わりにするため、或いは次の仲間に繋げるため、リサはグラディウスに蓄えられた全てを出し切らんと満身の力を込めた。
「ダモクレスの勢力を伸ばさない様に、この屍隷兵は必ず倒して見せるわ」
ドロドロに溶け始めたバリアの一部が光の粒を散らしながら地面に向かって落下して行く。
嘆き、悲鳴の如き音が空間を埋めつくしている。
無人の街並みの至る所から火の手が上がり、炎を孕んだ竜巻が何本も立ち昇っている。
ここはいつから地獄に変わったのか?
グラディウス行使の破壊の余波は敵だけではなく、街や自然にも同じように襲いかかる。
「この街も、かつては横たわる歴史ある街並みと花で彩られていました。それは住んでいた人々がそれを保ち愛していたからこそ」
ルーシィド・マインドギア(眠り姫・e63107)は自身の行使するグラディウスによって、守ろうとしたものまでをも傷つけてしまう事態に、胸が痛む気がした。
だけど、誰かがやらなければならない。ルーシィドは事実と向き合い、それを理解して、刃を振るう。
「このままではこの街も朽ちていくばかりです……」
破壊しきらなければ、すぐにまた回廊の向こう側から、新しい敵が追加される。
今、終わりに出来なければ、同じ悲劇がこれから先も繰り返される。
「人の胸の裡にあるべき故人を、敬意もなく、道具のように操り、生者を追い散らし支配者ぶる――死神たちがどのような言葉を並べたとしても、その所業をわたくしはは認めませんわ!」
ルーシィドの魂の叫びと共にグラディウスから吐き出された力は、轟々と音を立てる瀑布の如くにバリアとその下にある魔空回廊を呑み込む。悲鳴のような音も呑み込まれた。
あらゆるものを呑み込んだ、轟々とした音は間も無く静まる。
静かになった後には、魔空回廊とバリアの両方が消えていた。
代わりに身体に纏わり付くほど濃密な煙が、一帯を埋め尽くしている。
●撤退戦
深い煙の中、街が燃えつづけている気配を感じた。
魔空回廊を破壊できて肩の荷が下りたと言いたいところであったが、ルーシィドの緊張はむしろ増しているようにも見えた。
「ダイジョウブデース。気をつけていれば無くすはずないデスよ!」
自信たっぷりのシィカの態度に、なぜか気持ちが軽くなるような気がした。
「それでは出発しましょう。方向は此方で間違いないですね」
魔空回廊の破壊成功を喜び労い合う間も無く撤退を開始しようとする一行。
翔の操るジェットパック・デバイスから伸ばされた8本のビームとハルとルーシィド、それぞれの足元から伸びたチェイスアート・デバイスのビームが重なって、全員が揃っていることを示している。
「やっぱり戦いは避けられないみたい。それならこっちから仕掛けて突破したほうが早いよね」
桜子のゴッドサイト・デバイスの示す分布情報を見る限り、抜け道となりそうな経路を思いつけない。
戦いが少しでも、長引けば近くの別の敵を誘引する危険もあるが、敵の強さはさほどではないと予測されているため、充分に成功できるという見立ても出来る。
「頼りにしてます」
「きっと上手く行くよ。任せてね」
ミリムの声に顔を向けないまま桜子は応じ、此方には気づいていないレブナントドールに狙いを定める。
直後、煙中に尾を曳く流星の輝きが煌めき。
「さぁ、この飛び蹴りを見切れるかなー?」
突然のことだ。レブナントドールは反射的に跳び退こうとするが、避けきれずに鈍い衝撃音と共に光が散る。
(「思ったより、動きが速いな」)
都合良く初撃は命中したが、敵の動きは此処にいる誰よりも俊敏だ。
ハルは即座に判断し、不意打ちの影響が残っている敵に向けて、動きを封じる一手を繰り出す。
「我が心、留めよ世界。捉えた、境界・剣葉樹――デッドライン・ブレードツリー」
足元から突き上がってくる剣に貫かれたレブナントドールの傷は浅くない。
ふと見ると、黒かった髪色は、攻撃を放った後には白色に戻っている。
焦りから、敵は自らを癒すが、その機に乗じて、ルーシィドは前衛に向けてボディーヒーリングを放つ。
守勢に入った敵に対し攻撃を畳みかけようとしていた、クラッシャーのミリムと翔、そしてディフェンダーのリリエッタとリサ、前衛の一群に加護がもたらされる。
まず敵気を引くように前に飛び出した、リリエッタはガーディアンピラーを発動する。
敵は当然攻撃を警戒して身構えるが、出現した星の輝きを宿した柱がもたらしたのは味方への加護だ。
「少し冷静に……ここでひと息合わせましょうか」
「了解した!」
ミリムのささやきに、翔は応じる。
そして満を持した、2人が左右から間合いを詰める。
一対一での戦いならば、レブナントドールはその俊敏さミリムと翔を圧倒できたが、正面のリリエッタに気を取られれば状況も変わる。
さらに後方では、リサが後衛のシィカと桜子を支援している。
戦いでは1秒のカウントも出来ない瞬間に、様々な意図が交錯する。
その瞬間の中で、過去の記憶や自分の生き様に思いを巡らせる者もいれば、限られた情報を解析し、敵の次の動きを先読みして戦いを有利に進めようとする者もいる。
「断ち切るよ!」
ミリムの振り下ろした暴斧Beowulfが、翔が間合いに踏み込むよりも一瞬早く、レブナントドールの左腕を切り飛ばした。
切断された細い左腕に装着されていたバトルガントレットの如き、大きな手甲が地面に当たって跳ねる甲高い音が響く。
間髪を入れずに、翔は心の内から湧き出てくる攻撃的な感情に身を委ねるように、猛烈なスピードでラッシュを繰り出す。
「てめぇがくたばるまで、この攻撃は止まねーよ!」
血の気の無い華奢な身体が打ち込まれた拳の形そのままに凹み、破壊されて、原型を失って行く。
しかしなぜか首から上には拳は当たらず、レブナントドールの顔だけは綺麗なままだった。
そして生気のない赤の瞳で、此処にはない懐かしいものでも見るように、翔の顔をジーッと見つめた。
『嘆かわしい……こと』
怨嗟の叫びも断末魔も無く、ただそれだけを漏らして、レブナントドールは瞼を閉じた。
崩れ落ちようとする敵に、なお拳を繰り出そうとする翔の肩に、リサの手が添えられる。
「翔さん、もう終わっているわ」
直後、夜の草むらから無数の蛍が一斉に飛び立つように、レブナントドールだった物は光の粒となって消えて行く。
「敵の分布に変化はありません。このまま一気に抜けましょう」
「承知しました。急ぎます」
再び翔のジェットパック・デバイスから伸びる牽引ビームが繋がる。ハルとルーシィドのビームと共にあやとりのような光の筋を描いている。
その後、一行は大きなトラブルも無く危険地帯を飛び抜けることに成功する。
「ケルベロスライブ……コレにて終了なのデース!」
ここまで来れば大丈夫と確信したシィカは陽気な声をあげる。そこにミリムは親指を立てて返す。
かくして長岡京市のミッション破壊を巡る戦いは、最良と言える結果で幕を閉じた。
作者:ほむらもやし |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2021年3月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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