黒き狂乱の慟哭

作者:秋月きり

 ずるずると、重い物を引きずる音が、周囲に響く。
 だが、響く音はそれだけでは無かった。
 オオオオオオオーッ。
 泣いている。啼いている。哭いている。
 巨大な剣を引きずり徘徊する黒騎士は、その面頬の奥から狂乱の声を上げていた。否、それは慟哭だった。
 泣いているようにも、猛っているようにも聞こえる声は、彼が狂気に身を堕としている証左でもあった。
 ここはブレイザブリクの隠し領域。
 『死者の泉へと繋がる門』を背に、黒騎士はただ、その歩を進める。
 ぐるぐると、ぐるぐると。
 ずるずると、ずるずると。
 猛り響く慟哭と共に。

「みんなには死者の泉に繋がる転移門の攻略をお願いしたいの」
 ヘリポートに集ったケルベロス達に紡がれた言葉は、リーシャ・レヴィアタン(ドラゴニアンのヘリオライダー・en0068)からの依頼だった。
「既に聞き及んでいる人もいると思うけど、ブレイザブリクの探索によって、隠し領域に転移門を発見することが出来たわ」
 それはリューディガー・ヴァルトラウテ(猛き銀狼・e18197)による功績だった。
 転移門が繋がっている場所は双魚宮「死者の泉」。エインヘリアルが擁する魔導神殿群ヴァルハラの一角だ。
「転移門を作動させることが出来れば、死者の泉に飛ぶことが出来る。……そう、作動させることが出来れば、ね」
 問題はその転移門を守護するエインヘリアル――黒騎士の存在だ。
 彼のエインヘリアルは死者の泉に取り込まれ、その防衛機構の一部に成り果ててしまっているようなのだ。また、既に何体かがケルベロス達の手によって倒されているが、防御機構であるが故、個体を滅しても次の個体が出現しているようなのだ。
「42体の撃破が叶えば、死者の泉への移動が可能になると言われているわ」
 黒騎士――『門』と呼ばれる防衛機構は『死を与える現象』が実体化したような黒い鎧のエインヘリアルの外躯をしている。その守護者を滅することが、此度の目的となる。
「『門』の得物は巨大な両手剣よ。ゾディアックソードと同じ能力を有していると推測されるわ。あと、気をつけるべきは剣風による斬撃、それと、慟哭の叫びね」
 空を飛ぶ剣戟は遠くの敵を切り裂き、叫びは精神をも蝕むと言う。
「あと、魔空回廊の様な異次元空間での戦闘になるわ。この空間内部では『門』の戦闘力は数倍にも強化されているの。並のエインヘリアルと同等と思わないで」
 連携が取れなければ苦戦は必至だろう。
「現時点では、このブレイザブリクから死者の泉に通じるルートを、みんなが発見したことを、エインヘリアル側は察知していないわ。でも、もう時間の問題かもしれない。みんなの力を合わせて、『門』の撃破を進め、転移門を奪って欲しい」
 転移門の奪取は即ち、エインヘリアルとの決戦に直結している。
 軽く吐息を零すと、リーシャは真摯な眼差しをケルベロス達に送る。柔らかな慈愛とも取れるそれは信頼と憂いの現れでもあった。
「それじゃ、いってらっしゃい。吉報を待ってるわ」
 そして彼女は、皆を送り出すのであった。


参加者
相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)
ミオリ・ノウムカストゥルム(銀のテスタメント・e00629)
源・瑠璃(月光の貴公子・e05524)
ベルベット・フロー(紅蓮嬢・e29652)
アンヴァル・ニアークティック(バケツがガジェット・e46173)
天月・悠姫(導きの月夜・e67360)
如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)
山科・ことほ(幸を祈りし寿ぎの・e85678)

■リプレイ

●黒き狂乱の慟哭
 其の剣戟は重く、重く、重く。
 黒き軌跡を残して繰り出された大剣の一刀は、ミオリ・ノウムカストゥルム(銀のテスタメント・e00629)の繰り出す白銀剣とぶつかり、火花を散らした。
「目標捕捉、オープン・コンバット」
 巨魁の斬撃は小柄な彼女の手に余る代物だった。シロガネの刃で地面へと受け流し、圧壊を無へと帰していく。
 手に残ったのは痺れにも似た何か。全て受け流したはずのそれはしかし、彼女の手に刻印の如く、残滓を刻んでいく。
「旋風斬鉄脚!」
「ねえ知ってる? レモン1個には、農家さんの想いがぎゅーってたくさん詰まってるんだよー」
 ミオリの防御によって、体勢が崩れた黒騎士へと矛先が向けられる。その数、計5つ。
 第一波は半裸の拳士による回し蹴り、そして、小柄なオウガが召喚した果実から零れた酸の津波と波乗りの如く接近したライドキャリバーの体当たりだ。
「沙耶さん、行こう。背中は任せた」
「ええ、大詰めですから、焦らずに行かないと。瑠璃。――『貴方の運命に調和を齎します』」
 飛び出す夫へと、如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)が繰り出すカードに刻まれた文様は、節制。纏う輝きは、運命を操作し、黒騎士が付与する厄災を祓う力となる。
 そして、煌めく二節棍が黒騎士の頬面を強襲した。源・瑠璃(月光の貴公子・e05524)の打撃に黒騎士の身体が揺れ、しかし、丸太を思わせる太い脚は大地を踏みしめ、激しい音と共に立ち直る。
「堅ぇ」
 嘆息を零すのは、回し蹴りの勇士、相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)であった。岩をも砕かんばかりに放たれた蹴りはしかし、鎧に阻まれ、『門』の身を砕くに至らない。効いているのか否か、それすらも確かめようが無かった。
「やっぱ違う個体……だよね?」
 酸に灼かれ、臭気を立てる黒騎士を前に、山科・ことほ(幸を祈りし寿ぎの・e85678)は、自身の表情が曇るのを感じていた。
 傍らの藍がエンジン音を立てる。慰めにも聞こえるそれに、苦笑が零れた。
「大丈夫大丈夫。サンキュ、藍ちゃん」
 どう言う経緯があり、目の前の黒騎士がそこに立っているか知らない。
 『門』と呼ばれる死者の泉の防御機構が、倒すべき敵である事実は変わらないのだ。だから、そう、ただ、一言だけ、それだけを想うのだ。
(「いい気はしないな」)
 42体の撃破が叶えば、とヘリオライダーは言った。つまり、死者の泉はそれだけ、或いはそれ以上の数のエインヘリアルを取り込み、防御機構へと転じたのだろう。
「可哀想だけどまた倒させてもらうよ。何度でも何度でも、あんたの悲しみも苦しみも砕いてあげる!」
 従者のビーストが巻き起こす清涼な風と共に、爆色で戦場を彩るベルベット・フロー(紅蓮嬢・e29652)の咆哮が響く。それが彼女の抱く悲哀だ。
 防御機構へと堕ちた彼らに同情はない。ただ、悲しみだけがあった。
「星域結界展開」
 静かに響くミオリの声は、乙女座の輝きと共に紡がれる。
「そろそろ目標数に達する頃かしら?」
 エクトプラズムの弾丸は黒騎士の足甲を梳り、動きに翳りを見出す。残煙よろしく尾を引く霊力たなびく指を振り消しながらの独白は、天月・悠姫(導きの月夜・e67360)から零れた物であった。
 既に30を超える『門』が斃され、10を超える討伐隊が組織されている。それ故に発せられた言葉は、只の事実の反芻でもある。
(「この先に行けば答えは自ずと出るはず」)
 門を超える為。その先にある物を知る為。
 アンヴァル・ニアークティック(バケツがガジェット・e46173)は己がガジェットを走らせた。
「最高のアート完成の予感……さあ! 今日のキャンバスはあなたです!」
「オオオオオオオーッ」
 一凪の剣戟と、狂乱の慟哭が、彼らを迎え撃つ。
 それは己が使命を果たす物と己が願いを抱き、突き進む者との衝突であった。

●黒騎士の咆哮
 『門』の攻撃は重く、厚く、そして、堅かった。
「このっ!」
 側面から伸びたベルベットの蹴りは『門』の刃を弾き、その刀身は地面を穿つ。だが、勢いの全てを殺しきれない。溢れ出る力はベルベットの体躯を吹き飛ばし、しかし、翼を広げたビーストが彼女を空中でキャッチ。サーヴァントの支えが無ければ、地面へと叩き付けられる所であった。
「ある意味、真っ当ですね」
 とは、二者と同じく防御役を務めるミオリ談である。
 剣による攻撃と叫びによる咆撃。そこにポジション効果が付与する補助があったが、それ以外は彼女が零した通りであった。
 ひたすら愚直に目の前の敵を倒す。それ故にだろう。彼の剣が向けられた先は、ミオリとベルベット、そしてそのサーヴァントであるビーストの三者――彼女達が行った挑発に、いとも容易く黒騎士は乗ってきたのだ。
「防御機構の言葉に偽りは無いってことか」
 黒騎士に機龍槌の一撃を叩き込みながらの瑠璃の呟きは、おそらく正しい。
 『門』はひたすら愚直で、狡知や策謀が紛れ込む要素は無かった。
 だが、それは即ち――。
「強い、と言うことですね」
 傷ついたベルベットに治癒のオーラを送り込みながら、沙耶が独白する。
 強いからこそ、生命の泉に囚われたのか。それとも、生命の泉に囚われたからこそ、防御機構として充分な力を得たのか。それは誰にも判らない。
「でもそれって、可哀想だよ」
 剣戟の合間を縫い、槍よろしく突き出されたのは、ことほの貫手だった。肉食獣の爪撃を思わせるそれは装甲の隙間を抜け、治癒封じのバッドステータスを黒騎士に刻み結ぶ。
 その攻撃に『門』は応えない。その知性が奪われ、防御機構に堕ちていることを彼女は知っている。
 彼が勇敢な戦士であったことは想像に難くない。元デウスエクスの彼女にとって、強さを求めるオウガにとって、今のエインヘリアルの無念さは否応にも理解してしまうのだ。
 我が為に力を振るえないことが、どれ程のものか――。
「藍ちゃん!」
 主の声に従い、回転独楽宜しく足を挽き潰す藍も、その悲しみに振るえている様にも見えた。
「だから俺達がぶっ倒す!」
 咆哮一閃。気合いと共に放たれた泰地の拳が胴部にめり込む。戦鎚の如き素拳は鎧を砕きながらも、そのまま振り抜かれた。
 彼の考えは至ってシンプルだ。同情も憐憫もない。相手は敵で、侵略者で、そして自身らの障害だ。だから斃す。だから打ち砕く。
 正拳突き、直蹴り、刻み突き、裏拳、踵落とし。
 反撃の機会を許さない連撃はしかし、「噴ッ!」の音と共に振るわれた剣風で勢いを削がれてしまう。
「そうですね。塗り替えてしまいましょう」
「魔導石化弾よ、敵の身を石に変えてしまいなさい!」
 だが、そこから繋がる剣戟は無い。
 アンヴァルと悠姫の放つ竜砲弾と魔導石化弾が、その面頬に包まれた顔を強襲したからだ。
 踏鞴踏む『門』に、泰地の飛び蹴りが、瑠璃の電光石火の蹴りが叩き込まれる。
 即興の、しかし、息の合った連携に黒騎士の動きが止まった。足を、身体を震わせ、そして、びりりと空気をも震わせる。
「オオオオオオオーッ」
 黒騎士が零す悲鳴は、痛みへの抗いか、それとも、番犬たちへの憎悪か。

●もう慟哭は響かない
 戦いは何刻と続いただろう。三日月意匠の斧を振り下ろした悠姫は、自身の口から熱い吐息が零れるのを感じていた。
 叩き付けた一撃は黒色の鎧を砕き、仄暗い体液をしぶかせた。終わりは近い。その筈だ。なのに――。
「回復してます」
 敵と同じ得物――ゾディアックソードを抱くミオリの呟きに、ぎりりと歯噛みする。刻んだ不利益を吹き飛ばし、己が傷を癒やす力は、何の因果か、双魚宮の輝きを纏っていた。
 砕けた鎧は再生され、切り裂かれた足は大地を踏みしめる。面頬の奥から響く慟哭は、最初期の力強さを取り戻していた。
 逆再生のようなそれはまるで、全てが無に帰した様でもあった。
「いいえ。終わってません」
 希望の歌を紡ぐ沙耶は静かに言い放つ。如何に戦況が不利に見えても、焦ることは無い、と。
 単対多。その戦場に於いても、確かに黒騎士の能力は高く、勢いは拮抗していた。
 ケルベロス達の疲労は濃く、対する黒騎士の消耗はさほど見受けられない。
 だが、それが虚飾であることを、彼女は知っている。
「ヒールって便利ですよね。でたらめに修復し、まだらに塗り潰して、全てをマーブル模様のパッチワークにしちゃって」
 黒騎士の鎧に炎を宿らせながら、アンヴァルは静かに言い放った。
 幾度と無く黒騎士は自己回復を試みている。だが、その殆どは彼の望み通り作用していない。ことほが幾重にも投げかけた酸、そして獣の如き一撃が治癒行為そのものを不活性化していった為に。
(「藍ちゃんがいるから、効きが悪いけどね」)
 サーヴァント使いの不利益をも見越し、攻撃を続ける。その結果が実を結んでいた。
 そして、『門』の無限とも思われた体力もまた、尽きる時が来ていた。
 アンヴァルと悠姫、藍の攻撃が黒騎士を梳り、そして、泰地と瑠璃の攻撃が、その鎧ごと、身体を砕いていったのだ。
 無論、彼らが攻勢に集中出来たのは、ミオリやベルベット、ビーストと言った防御役が、そして、治癒に専念した沙耶の様な補助があってのこと。
 誰一人欠けてもここまでの善戦を行う事は難しかったに違いない。
「お休み、そしてさようなら。もう……いいんだよ」
 終局を予期したことほが優しく語り掛ける。
 虚飾に彩った黒騎士の終着点は一つしか無い。それを思わせる予備動作は、何処かドラゴンの息吹にも似ていた。
「仕事柄、泣いている子の相手は得意なの」
 ベルベットの声は苦笑の様にも響き。
「――被弾。されど、ナノマシン治療開始。生体構成要素解析……修復実行」
 仲間を庇い、己が引き受けた負傷を、ミオリは淡々と修復する。
 渾身の力を込めた一撃は、しかし、身体を張った二者と一体に防がれ、有効打に至らなかった。ならばと『門』が黒剣を振り上げた刹那。
「行くぜ、『門』よ。お前も仲間のところに送ってやる!」
 迎え撃ったのは泰地の蹴打だった。
 鞭のようにしなる足刀は、己が身長の倍の如き跳躍そのままに、黒騎士の側頭部に叩き付けられる。
 人であれば脳を無数に揺らす痛痒な一撃はしかし、エインヘリアルである『門』には只の打撃でしかない。
 だが、そこに一瞬の虚が生まれる。
 それで充分だった。
「意志を貫き通す為の力を!! 全力で行くよ!!」
 刹那、月光が輝いた。
 日も差さない磨羯宮ブレイザブリクの隠し領域に輝く月光は、瑠璃が紡いだ物。解放された太古の月光は刃となり、『門』へと降り注ぐ。
「グオオオオオオオーッ」
 咆哮が響いた。
 月の光を砕くべく放たれた昏き咆哮は、冥府より這い出た怨霊にも似ていた。番犬たちをも引きずり込み、打ち砕こうとする叫びは、黒騎士の起死回生の一撃だった。
 だが、それも、全て阻まれる。
 真一文字。
 それが黒騎士に刻まれた、青白い輝きだった。
 ずるり。
 唐竹割りに両断された黒騎士の巨体は、血肉を零しながら崩れ落ちていく。
 その傍から鎧はさらさらと砂のように崩れ、光の粒へと転じ、空間に溶けていった。
「敵活動停止を確認、周囲に敵性存在なし、クローズ・コンバット、お疲れ様でした」
 残心を行う瑠璃の背に投げかけられたのは、ミオリの言葉だった。
 彼らの耳にもう、慟哭は聞こえない。
 黒い狂乱の慟哭は今、彼らによって止められたのだった。

●真実へ辿る道
「ここは敵の拠点内、長居は危険だ」
 周囲を警戒しながら、泰地が声を上げる。
 『門』の骸が空間に溶けて以降、否、『門』の出現以前より、この場所に彼以外の敵の気配は無い。
 だが、この地は双魚宮「死者の泉」に繋がる転移門である。ならば、彼の文言は正しい。いつ何時、生来の持ち主であるエインヘリアルや、彼の地を狙う死神が此処にやってくるのかは、神ぞのみ知る、と言う奴なのだ。
「異次元空間内に変化はない。……今は、ね」
 ベルベットの言葉に短く答えたのはビーストの鳴き声だった。
 そうなのだ。ここが『門』の出現地帯であることは相違ない。そして、所定の42体をまだ屠っていない今、次の『門』の出現は避けられない。
 もしも戦いが起こると言うのであれば、応じるしかないだろう。だが。
「無謀と勇敢は違うし」
 ことほは微笑う。元より撤退を主張している皆の意見を否定するつもりはない。サーヴァント含めたケルベロス達に犠牲者は無く、被害最小限の勝利である。
 だが、連戦は無謀、かつ無意味。引き際を弁えるのもまた、戦闘種族には必要なことなのだ。
「瑠璃。帰っておやつですね」
「それは楽しみだね。沙耶」
 先を歩み始めた妻を追い、瑠璃もまた駆け出す。この勝利が次の誰かの道に続けば良い。その助けになることを祈り、彼は駆ける。
「この先にあるのは、明るい未来の色」
 何処までも広くて明るい空の色に、この歪な空間を塗り替える。そう決意するのはアンヴァルだった。
「残念だけど、今回でもまだ開かないか。……あと幾つの『門』を破壊すれば、良いのかしらね?」
 悠姫の疑問に答えはない。だが、42と言われた数も既に大半が攻略されている。今現在の攻略数は不明でも、それでも、と彼らは思う。
「攻略される日も近い。そのはずです」
 ミオリの言葉に、一同は強く頷いた。
 彼らの紡いだ勝利が、次へと繋がっていく。
 それは、間違いの無い真実なのだから。

作者:秋月きり 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年11月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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