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そこは形容しがたい通路であった。捻れ、歪んでいる。ただ天地の区別はついた。
その奇妙な空間に何かが地面を擦る音がする。重くて、鈍い、耳障りな音だ。
やがて、それは現れた。黒き甲冑に身を包んだ騎士である。
騎士は巨剣をひっさげていた。先程から聴こえる不安を駆り立てるような音は、巨剣の長き切っ先が地を擦り、たてる音であったのだ。
騎士は、いや、すでにただの『門』となり果てた彼は死者のごとき足取りで徘徊し続ける。
この地をおかす者と出逢う為。出逢って即、切り捨てるため。
●
「ブレイザブリクの探索を薦めた事で、ブレイザブリクの隠し領域より死者の泉に繋がる転移門を発見する事に成功しました」
セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)はいった。発見者は、リューディガー・ヴァルトラウテ(猛き銀狼・e18197)である。
隠し通路といってもよいこの門は、双魚宮の「死者の泉」に繋がっていることまで判明していた。が、その踏破は泉を守る防衛機構『門』によって阻まれている。
門の武器は大剣、とセリカは続けた。
「戦場は魔空回廊のような異次元的な回廊。回廊といっても広く、戦闘に支障はありません。ただこの内部では『門』の戦闘力が数倍に強化されています。そのため、ケルベロスであっても苦戦は免れないでしょう。けれど耐久力は高くありません」
セリカは注意した。そして、あらためてケルベロスたちを見回した。
「『門』を四十二体撃破すれば、死者の泉に転移が可能になると予測されています。そして死者の泉に直通するルートが開けばどうなるか。おそらくエインヘリアルとの決戦の火ぶたが切って落とされることになるでしょう。すべては皆さんの活躍にかかっています」
参加者 | |
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ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956) |
リィン・シェンファ(蒼き焔纏いし防人・e03506) |
源・瑠璃(月光の貴公子・e05524) |
アンヴァル・ニアークティック(バケツがガジェット・e46173) |
如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384) |
山科・ことほ(幸を祈りし寿ぎの・e85678) |
メロゥ・ジョーカー(君の切り札・e86450) |
九門・暦(潜む魔女・e86589) |
●
「門との戦闘はこれで二回目ですが…残りは何体いるのでしょうね」
ヘリオンデバイスを確認しながら、その燃えるような紅髪の若者は誰にともなく呟いた。ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956)という名であるのだが、彼は人間ではない。ウェアライダーであった。
「死者の泉に至る門自身がエインヘリアル。これが四十二あると」
アンヴァル・ニアークティック(バケツがガジェット・e46173)が考え込むように眉根を寄せた。ヴァルキュリアらしい綺麗な顔立ちの少女だが、その身から放散される豪宕の気はただ事ではない。
「数えたことはないから、よくわからないのよね」
「でも、残りは数えるほどじゃないかな」
タキシードにシルクハットといういでたちの少女がいった。
艶やかな黒髪に紅玉のような瞳。妖しくも美しい少女だ。
少女ーーメロゥ・ジョーカー(君の切り札・e86450)はブーツ型のチェイスアート・デバイスからビームを飛ばし、仲間とつないだ。
「無事に倒せたとして、万一次の個体がすぐに出てきたら大変だものね。撤退時用の保険にしておくよ」
その時だ。アンビァルが顔を上げた。ゴッドサイト・デバイスにより索敵していたのだが、どうやら敵を発見したようだ。
「同じ存在なのか、それぞれ違う存在なのか……色々気になるのも確かだけれど、まずは門破りが先だね」
「そうだな」
頷くと、リィン・シェンファ(蒼き焔纏いし防人・e03506)はシュシュをほどき、目にしみるほど鮮やかな蒼の髪をポニーテールに結い上げた。
その行為はリィンの覚悟であるのだろう。凄まじい闘気がリィンの身体から立ち上った。
「死者の泉への道が開かれるまであと一息、か。とは言えその分『門』の力も増してきている筈。気を抜く訳にはいかない。ここは一気にけりを付けるぞ!」
静かにリィンが宣言した。
その時である。まだ見渡せぬ闇の向こうから、ギリギリと何かが地を擦る音が響いてきた。
「来たようですね」
濃紺のセーラー服に眼鏡。深窓の令嬢を思わせる少女が口を開いた。
その瞬間、異変が起こった。少女の下半身が突如蛇のそれと変わったのである。少女ーー九門・暦(潜む魔女・e86589)の正体はメリュジーヌであったのだ。
「話にならないエインヘリアルの方が……やりやすいですね。問答無用で始末すればいいんですし。だから、こういう相手は……心情的にやりやすい」
暦の顔が曇った。が、それも一瞬、すぐに暦は表情を消すと、
「お誂え向きに、兜で顔も見えませんから。あいつに似てたら、嫌なことを思い出すだけですし」
暦は独語した。あいつ、とは彼女を隷属させたエインヘリアルのことである。
その暦の眼前、遂に敵が来た。
エインヘリアルを素とする巨大な敵は、長躯に相応しき大剣で地を轢いて、ゆっくりと此方に向かってくる。気付いたというよりも、巡回の路であるという機械的な動きだ。
山科・ことほ(幸を祈りし寿ぎの・e85678)はわずかに眉をひそめた。
「機構の割に個性的っちゃ個性的なんだけど、やっぱり元になった戦士がいて、の存在だと思うと気の毒って意識は拭えないかな」
ことほは心情を吐露した。彼女は戦闘種族たるオウガの少女である。戦士の何たるかは幼少の頃から叩き込まれていた。
が、それはそれ、これはこれ、である。
「ま、排除するしかない以上は手抜きも油断も絶対しないけどね!」
ことほはすうとかまえをとった。幾多の修練を積み重ねてきた者だけがなし得るごく自然な動きで。
「うわあ……まさに来るもの全て切り殺す勢いの敵だね」
どこかおっとりとした印象の若者が声をもらした。涼しげな容貌から弱々しいところがあると見られがちだが、違う。がっしりした体躯は良く鍛えられたものである。名を源・瑠璃(月光の貴公子・e05524)といった。
ええ、と如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)は頷いた。
「手に持つ大剣、尋常の威力ではないでしょうね」
騎士の四肢の動きを見てとり、沙耶はいった。戦士としての意識がどれほど残っているかわからないが、少なくとも剣技の尋常ならざることは身ごなしでわかる。そして極めた剣の恐ろしさは義姉夫婦を見ているため、沙耶は十分承知していた。
「でも、屈する訳にはいかない! 乗り越えさせて貰うよ! 沙耶さん、行こう!」
瑠璃が促した。沙耶が微笑む。夫である瑠璃の強さは妻である沙耶が一番良く知っていた。
「ええ、瑠璃。共に行きましょう。背中はしっかり護ります」
●
暦の手から漆黒の鎖が噴出した。地を削りながら疾ったそれが描くのは守護魔法陣だ。
ほぼ同時、沙耶はスイッチを押していた。瞬間、爆発が起こり、鮮やかな爆煙まじりの爆風を前衛に立つケルベロスたちに吹きつける。ケルベロスたちの破壊力を倍化させる爆風を。
さらに瑠璃も叫んだ。
「月の光の守護を!」
太古の月の力を護りの力に転換、瑠璃は仲間にむけて放った。煌めく呪術的閃光がケルベロスたちを包み込み、その防御力を上昇させる。
「いくぞ!」
音楽プレーヤーから流れるリズミカルな旋律に乗るように、リィンは地を蹴った。摩擦熱で生じた炎を地に刻みつつ、接近。一瞬で距離をつめると、リィンは炎をまといつかせた蹴撃を騎士に浴びせた。
「おおおおお!」
蹴りの衝撃にわずかに身をよろめかせた騎士は猛々しく吼えた。地の底から響くような声である。
騎士はリィンを横殴りに剣で払った。無造作に見える一閃だが、リィンほどの女がかわせない。
分厚い刃が解体する勢いで肉と骨を切り裂いた。リィンのーーいや、ことほの。疾風と化して走り込み、リィンを庇ったのである。
「ことほ!」
「大丈夫だよ」
ことほはリィンに血笑を返した。守り手としての能力増加と幾重もの守護のおかげで負傷はそれほどでもない。が、体力の半分ほどはもっていかれた。
「死者の泉……なんだろう、この胸のざわめきは」
騎士を見つめるアンヴァルの顔に複雑な表情が刻まれた。不安と好奇心のないまぜにたった表情である。
「思い出せないのに、すごく心が惹かれる。一体、私にとって何だったんだろう……わからない。思い出しちゃいけない。そんな気もする」
アンヴァルは独語した。彼女は死者の泉に魅入られて記憶を記憶を失ったのだが、無論そのことは覚えていない。
「でも」
アンヴァルの蒼瞳に光が瞬いた。思い出したのだ。今、己は戦場にいて、仲間がいて、目の前には敵がいるという事実を。
アンヴァルは顔を上げた。
「ならば……やることはシンプルだ。仲間が倒れないように力を尽くす。今の私の敵は……おまえだ!」
アンヴァルは力強く叫んだ。が、すぐにその蒼瞳に浮かんだ光が迷いに揺れ動いた。
「でも、戦いが終われば現実に引き戻される。私は……何者なんだろう。本当にここに来てよかったんだろうか。わからない。わからない……」
「アンヴァル!」
誰かの、鼓膜を叩く声。はっとしてアンヴァルは目を見開いた。
その眼前、空間を切り裂きつつ目に見えぬ刃が迫った。後衛の沙耶と暦は咄嗟ではあるが防衛のためのかまえをとったが、アンヴァルは間に合わない。凄まじい衝撃にアンヴァルは吹き飛ばされた。
「アンヴァル、何をぼうっとしてるんだ!」
アンヴァルを叱咤し、彼女の立ち直る時間を稼ぐため、メロゥは地を蹴った。飛燕のように空を舞い、規格外に重い蹴撃を叩き込んだ。
その衝撃を身をひくことで緩和した騎士であるが、続くラインハルトの対応は遅れた。
「ラインハルト、参ります!」
その叫びが消えぬうち、デバイスの加速を利用して接近したラインハルトの姿は、瞬く間に騎士の眼前の躍り上がっている。
「ぬん!」
ラインハルトは刃を鞘走らせた。霊を憑かせた禍々しい毒刀は、しかし空をうっている。騎士がかわしたのであった。
が、時を稼ぐことはできた。さらにライドキャリバーーー藍が突撃、より時間を稼いだ。
刹那、轟くは竜の咆哮に似た衝撃。アンヴァルの腕で煙を吐くハンマーがその元であった。足を地に陥没させて竜砲弾の反動に耐えている。
砲撃は騎士の側面を捉え、爆ぜた。しかし揺らぐこともなく、甲冑に焦げつくような痕だけ残し、騎士は依然としてそこにある。目まぐるしく位置を変える敵の動きへの戸惑いもないようであった。
●
地に再び暦によって守護魔法陣が描かれた。沙耶もまた爆風を巻き起こし、仲間の破壊力を増強させる。
「ただ敵を倒す為に戦う敵の大剣の攻撃は手強く、鋭いでしょう。でも、皆の絆の力で乗り越えてみせますとも! 瑠璃、頑張って!」
沙耶が叫んだ。瑠璃が頷く。
そうなのだ。無心に大剣を振り回す類は遠慮が無いから怖い。でも、倒さねば道は拓けない。
「沙耶さんもいるんだ、絶対に勝って見せる!」
「流石に、騎士というだけあって強固ですね! ですが、負けられません!」
しくじってもただでは終わらない。ラインハルトはより精妙に騎士の鎧の隙間に刃を捻り込ませる。
声もなく、騎士は反撃した。攻撃直後のラインハルトには躱せようはずもない。
戛然!
雷火と金木犀の香りが散った。横からのびた棒が騎士の剣を受け止めたのである。棒の主はーーおお、瑠璃だ!
「くっ」
瑠璃が呻いた。受け止めた時と同様の圧が依然として棒に加わっているからだ。
「は、早く、誰か」
「私が」
迷いを振り切り、アンヴァルが叫んだ。
「最高のアート完成の予感……さあ! 今日のキャンバスはあなたよ!」
アンヴァルから大量の塗料がばらまかれた。カラフルな色に染まった騎士だが、その動きがすぐに緩慢になる。アンヴァルが放った塗料は速乾性があるだけでなく、巨象の動きすら停止させるほどの高粘度が備わっていたのであった。
「やるな!」
アンヴァルをちらりと見やってから、リィンは斬霊刀の刃をたばしらせた。
「迷っている場合ではない。今は眼前の騎士を斬るだけだ!」
冷やかに宣告し、空の霊刀をリィンは垂直に振り下ろした。するどい白刃は流麗な奇跡を描いて、甲冑の傷を広げる。
その騎士を、メロゥは怜悧な眼差しで貫いた。
確かに攻撃力は高い。が、体力はそれほどでもなさそうだ。ならば徹底的に攻めれば勝機は掴めるはず!
装置と化した騎士と疎まれ生きてきた己とどちらが幸せなのだろうかと思いつつ、メロゥの手は、しかし正確に流れるように動いた。
「君にもご協力願わせてもらうよ。ふふ、大丈夫大丈夫、遠慮しないで。一切を僕に任せてくれれば、悪いようには――するかもね?」
メロゥの手からスカーフが飛んだ。それは風に舞い、騎士の肩にふわりと乗った。
「さあ、スカーフが外れたならば、あら不思議」
騎士の肩を覆っていた装甲が消失していた。代わりにそこに残されていたのは何の変哲もないコイン、そして無残な傷跡である。
「――ちょっと強引だったかな? 次はもっとスマートにやるとしよう」
タキシードの裾翻し、メロゥは慇懃に一礼した。通常のエインヘリアルならばかっと怒ったことだろう。が、騎士はひたすら虚無を抱いていた。
身を捻りつつ、騎士は足を踏み出した。そして竜巻と化して一撃を繰り出した。
その巨躯を真摯と見つめ、どんな動きにも対応できるよう注視していたことほが前に出た。失ってはならぬ前衛攻撃手たるラインハルトの前に。
凄まじい斬撃を、ことほは機械手までも利用して防いだ。もの凄い衝撃に機械手が吹き飛ぶ。のみならず鮮血をしぶかせ、がくりとことほは膝を折った。
「……さすがにきついなぁ」
てへへとことほは笑った。そして地に意識を同調、高次元まで存在を高めて肉体の修復を施した。
●
騎士の意識がことほにむいている。狙撃手としては願ったりの状況だ。
アンヴァルはオーラを蹴り放った。超高圧の破壊力を秘めた光が騎士の鎧を削り取る。
超硬度鋼の鎧の砕片をばらまきながら、しかし騎士は攻撃態勢をとった。横殴りの一閃は暴力的な破壊の嵐を巻き起こす。
咄嗟にことほと藍がラインハルトとリィンを庇った。空を噛み砕く衝撃が守り手たちを文字通り断ち切る。今度こそことほと藍の意識は闇に沈んだ。
「瑠璃!」
鮮血にまみれた瑠璃を見とめ、沙耶は瞠目した。常に冷静であるはずの沙耶ではあるが、瑠璃のこととなるとやはり落ち着きを失ってしまうのだ。
「今、治療を」
身裡に凝縮した気を沙耶は放った。瑠璃の出血がとまり、傷がぎちぎちと塞がっていく。
「倒される前に倒してしまおうか!」
宣言と共に、メロゥが踏み込んでいた。惨殺するためだけに設計されたナイフの刃を稲妻の形に変形させ、騎士の躰に斬りつける。
勝機!
ヘリオンデバイスをパージ、ラインハルトは蹴り飛ばした。加速したヘリオンデバイスが騎士に激突ーー爆発した。騎士が大剣で薙ぎはらったのである。
次の瞬間だ。爆煙を貫いて刃が疾った。気配を消し接近、ラインハルトが平突きを放ったのである。無音無気配の戦いをなし得る如月流・無極の使い手ならではの刺突である。
「黒き騎士よ、貴方に敬意を。そして、安らかに眠りなさい」
騎士の喉から刃を引き抜きつつ、ラインハルトは跳び退った。
その時だ。騎士の目が赤光を放った。ラインハルトを追って渾身の一撃を繰り出す。
凄まじい剣風が、平坦な地を抉った。受け止めたのは瑠璃である。ヌンチャクと化した如意棒を巧みに操り、瑠璃は騎士の両腕を叩き払う。
とーー。
突然、大剣の圧がなくなった。騎士の腕に鎖が巻きついている。それは暦の手からのびていた。
怪物たる騎士の膂力と拮抗する暦のそれを何と評してよいか。
「今です!」
暦の叫び。おう、とこたえた影は蒼い風を巻き起こし、騎士の眼前に。
「この世に形を得た悲しみの欠片達よ、我と共に舞い踊れ! 悲しみを全て束ねた欠片、悪意断ち切る一刀に変えここで貫く! 全てを零に!」
リィンの手足が消失した。音速を超えた拳撃と蹴撃を騎士に叩き込む。斬り裂く氷片が容赦なく巨体を翻弄し、闇を周囲へ撒き散らしーー。
氷の刃を錬成、大太刀と化さしめたリィンの閃く一刀の耀きは冴え、打ち砕かれた鎧の隙間を縫って、騎士の腹を貫いた。白氷の煌めきが闇の核を貫く。
闇が爆ぜて、騎士は形を喪っていった。
「それではささっと帰ろうか」
メロゥが促した。アンヴァルが頷く。満身創痍でおかわりは避けたいところであった。
リィンはシュシュを解くと、沙耶を見やった。
「如月、ことほと藍を頼む」
「わかりました」
沙耶は頷いた。レスキュードローン・デバイスを使えば運ぶのは造作もないことである。
「もうそろそろ、終わりも見えてきたでしょうか?」
ラインハルトが誰にともなく問うた。そうだね、とメロゥが微笑む。
「本日の逢瀬もここまで…ふふ。けれど、きっとまた来るよ」
闇を見つめ、メロゥは笑みを深くした。
作者:紫村雪乃 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2020年11月8日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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