オークは蘇りて団地を襲う

作者:紫村雪乃


 やや欠けた月が照らす夜の森。
 黒々とした二つの影があった。
 ひとつは、黒衣に身を包んだ女の姿をした死神である。そして、もうひとつは藪の中に横たわるオークであった。不気味なその顔に生気はない。
 そのオークの身に、死神は球根のような『死神の因子』を植え付けた。
「さあ、お行きなさい。そしてグラビティ・チェインを蓄え、ケルベロスに殺されるのです」
 豚の顔をもつ淫獣は、ゆらりと立ち上がった。ゆっくりと歩き出す。
 オークの狙いはやや離れたところにある団地であった。そこに女性がいることを、彼は敏感に感じ取っていたのである。
「ブヒヒ。女……なぶり殺す」
 オークはニタリと笑った。


「死神によって『死神の因子』を埋め込まれたデウスエクスが暴走してしまう事件が起きることが分かりました」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)はいった。
「『死神の因子』を埋め込まれたのはオーク一体。死神が選んだだけあって、強力な個体のようです」
 オークが狙っているのは団地。本能的にオークは女性が集まる場所を察知しているのだった。
「死神の因子を埋め込まれたデウスエクスは、大量のグラビティ・チェインを得るために、人間を虐殺しようとします」
 が、今回のオークには本能が残っていた。まずは女性に生殖行動を行い、その後、殺そうとするに違いなかった。
「殺戮が行われるより早く、デウスエクスを撃破してください」
 セリカはいった。
 今から行けばケルベロスの到着は襲撃直前となるだろう。二つの班に分け、一班が避難を、一班が足止めをするのが有効な作戦であった。
「オークの攻撃方法は?」
 問うたのはユーシス・ボールドウィン(夜霧の竜語魔導士・e32288)という名のウェアライダーであった。
「触手です。背から十本生えており、それを鞭のように振るいます。まあ硬質化させた槍のようにも」
 それと、とセリカはケルベロス達を見た。
「この戦い、普通に戦うだけでは死神の思惑に乗ることとなります」
 このデウスエクスを倒すと、デウスエクスの死体から彼岸花のような花が咲き、どこかへ消えてしまうのだ。
「死神に回収されてしまうのです。ですが、デウスエクスの残り体力に対して過剰なダメージを与えて死亡させた場合は、死体は死神に回収されません」
 セリカはいった。それは体内の死神の因子が一緒に破壊されるからである。
「団地が襲われるのなら、避難が必要?」
「はい。オークが現れると同時に」
 ユーシスの問いにセリカがこたえた。
「ただ先に避難を行うと予知が変わり、オークは別の場所を襲ってしまうでしょう」
「なら避難のための足止めが必要ってこと?」
「そう思います。それと、このオークは特に人妻が好きなようなのです。もし囮役に人妻がいれば、より足止めの効果が高くなるかと」
「人妻好きねえ」
 ユーシスは苦笑した。
「死神もいやらしいオークを蘇らせてくれたものね」


参加者
日柳・蒼眞(落ちる男・e00793)
ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956)
ルティア・ノート(剣幻・e28501)
フォルティ・レオナール(桃色キツネ・e29345)
ユーシス・ボールドウィン(夜霧の竜語魔導士・e32288)
田中・瑠々(無気力系・e36314)
九門・暦(潜む魔女・e86589)

■リプレイ


「まだオークって居たんですか」
 闇の降りた団地の屋上。少女が呆れたようにいい、かけていた眼鏡を拭いた。
「私の歳ならオークには狙われないでしょう」
 少女はいった。
 輝く瞳に透けるほど白い肌。美少女といっていい。ただ、子供だ。十三歳であった。名を九門・暦(潜む魔女・e86589)という。
 その時、暦は嫌そうな顔をした。ある記憶が脳裏に蘇ったからだ。
 かつて暦はエインヘリアルに隷属させられていた。そのエインヘリアルは彼女の首や腰を締め上げながら、胸や股間を弄ったのだった。
「躯は疼いて頭は真っ白になって濡れて……最高だろ?」
 エインヘリアルはいった。
 そのエインヘリアルの行為の意味はわからなかったが、痺れるような感覚とエインヘリアルのにやついた顔は暦の脳裏にしっかりと焼きついている。
「やだ。こんな時に、嫌なこと思い出した」
 唇を噛むと、暦は顔をしかめた。するとリフィルディード・ラクシュエル(刀乱剛呀・e25284)がふっと甘い吐息んもらした。
「オークかー。まぁ、色々とされたねぇ。あー、なんか顔が熱くなってくるぅ」
 リフィルディードは大きな眸を閉じた。その脳裏に浮かぶのはオークにされた様々ないやらしい行為である。
「そういえばオークが初体験で…それからエッチなことに興味というか好きにされちゃったというか」
 リフィルディードは股間の疼きを覚えた。
「しかし人妻好きってのはな」
 赤いバンダナを額にまいた若者が苦笑した。日柳・蒼眞(落ちる男・e00793)という名の彼は幾度となくオークと戦ってきたのが、人妻好きのオークというのはあまりいない。
「寝取り好きなのかもな」
「そうかもしれませんね」
 ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956)もまた苦笑した。そういう行為をする場合、相手は人妻が最も良いと聞いたことがある。
「しかし、事前に待機することができて良かったですよね。団地って広いですから」
「やれやれ」
 スーツにハイヒールといういでたちの女が肩をすくめた。金茶の毛並みをもつ優美ともいえる姿態の彼女は、しかし人間ではない。狐のウェアライダーであった。名をユーシス・ボールドウィン(夜霧の竜語魔導士・e32288)という。
「団地妻好きの子豚ちゃんが本当に居たなんてねえ。まあ、おばちゃんは人妻じゃなくて未亡人だけど」
 ユーシスは洒脱に笑った。この女性の場合、いつもそうだ。
 そして、ルティア・ノート(剣幻・e28501)もいつもと同じだ。可憐で思いやり深く、そして誠実であった。
「死神に操られていてもオークは非道ですね。そんなオークに人々を襲わせるわけにはいきません。必ず、防ぎましょう」
 力強くルティアはいった。誰知ろう、この麗しき娘の精神的が地獄化していようとは。


「来たようだねぇ」
 女が顔を闇の奥にむけた。夜目にも鮮やかなピンクの髪の少女である。
 ユーシスと同じ狐のウェアライダーであるのだが、外見はまるで違った。獣の耳はあるものの、顔は可愛らしい人間のそれだ。
 少女ーーフォルティ・レオナール(桃色キツネ・e29345)は鼻をくんくんとひきつかせた。オークの匂いを嗅ぎとったのである。
「じゃあ、避難が済むまでこっちから誘っちゃいましょう。別にオークさんエッチするの嫌いじゃないし。初めてをあげたほどだしねぇ。むしろ子供が欲しいくらいだよ」
 ちらりとフォルテは仲間の男性たちを見やった。少なくとも性欲の強さにおいて、また肉棒のたくましさにおいて、オークは人間の比ではなかった。
「さあて」
 田中・瑠々(無気力系・e36314)はスマートフォンに視線を落とした。監視カメラをハッキングしてあるのだが、まだオークの姿はとらえてはいない。
「今回はおとりが少ないから、いつもより多めにしてもらわないとねー?」
 瑠々は左手の薬指にダイヤモンドの指輪をはめた。
「わたしの後ろに出て来てくれたら楽なんだけど、そんなうまくいかないよねー」
 面倒そうに瑠々はごちた。

 八人のケルベロスたちは屋上から駆け下りた。二人はオークにむかい、残る六人は二手にわかれた。団地の上層部と下層部である。すでに夜は深まりつつあるので、外にいる女性は少ないと考えていいだろう。
「上層階は逃走経路が制限される。急ぐぞ」
 蒼眞がいった。そうね、とユーシスが頷く。そして下層に駆け下りていった。あとにラインハルトとルティアが続く。
 リフィルディードと暦は残った。上層階の住人を避難させるべく。
「デバイスがあるから、大人数を運べるかもしれない」
 リフィルディードがいった。暦が頷く。
 二人のデバイスはアームドアームドとレスキュードローン。多人数を移動させるには最適のデバイスであった。


 それは十数本の触手であった。鞭のようにしなったそれが、フォルテと瑠々にからみつく。
「ブヒヒ」
 瑠々の指輪を見いだし、触手の主であるオークはニタリとした。するとフォルテはするすると衣服を脱ぎ始めた。現れたのは華奢だが、瑞々しい肉体だ。
「ねぇねぇ、私として欲しいな?」
 羞恥に悶えるどころか、むしろ見せつけるようにして裸身のままフォルテはオークに抱きついた。
「私と最後まで……してね」
 恋人にするかのようにオークの首に腕を回し、恋人にするかのようにフォルテは自ら接吻した。さらに舌を差し入れ、オークのそれにからめた。
「ブヒヒ」
 いやらしく笑うオークの肉棒が猛り立った。フォルテの秘肉と尻のすぼまりが期待に開く。フォルティは慣れた仕草で膣口を開いて見せた。
「ここに貴方のが欲しいの」
 フォルテはねだった。応えるようにオークが肉棒を挿入する。
「ああん」
 膣内の襞を肉棒でこすられる快感にフォルテは喘ぎをもらした。
「ああん、いい。もっと奥に入ってきて。お願い」
 より深く迎え入れるため、フォルテは股間を押しつけた。亀頭がフォルテの子宮にキスする。
「やあん。奥まで届いてるぅ。いい。気持ちいい。貴方の胤、私の子宮の奥に頂戴!」
 精液の一滴たりとも逃さぬようにフォルテはオークに足をからめた。本能に従い、オークは腰の動きを速めた。
「射精すぞ! 欲しいか?」
「ああん。欲しいの。いっぱい、奥にだして! 孕ませて! 産むからからぁ!」
 フォルテが膣を締めつけた。たまらずオークが白濁液をぶちまける。
 その時だ。フォルテの下腹部に刻まれた紋様が光った。受精したことを知らせるサインである。
 フォルテは嬉しそうに微笑んだ。オークの子を産むのに抵抗は無かった。既に何度もオークに犯され、オークの子供を妊娠、出産しているからだ。
「また宿ったよ」
 フォルテは愛おしそうにオークに口づけした。

「面倒だ」
 蒼眞はドアを力まかせに引いた。破壊音をたてて、壁からドアを引き剥がす。
「オークが出たぞ。逃げろ!」
 蒼眞は叫んだ。
「日柳さん」
 下方から声がした。蒼眞が覗き込むと、リフィルディードの顔が見えた。アームドアーム・デバイスを重機に変え、団地の住人を乗せている。
「何だ?」
「空に引き上げてもらえませんか?」
「わかった」
 蒼眞はジェットパック・デバイスを起動させた。牽引力を利用し、リフィルディードごと引き上げる。
 その横、すうと音もなく舞い上がってきたものがあった。暦のレスキュードローン・デバイスである。上には八人の住人の姿があった。
「これで十六人」
 呟くと、レスキュードローン・デバイスを操作しつつ、暦はドアを叩いた。

 下層にはラインハルトの姿があった。ドアを叩いている。
「皆さん、ケルベロスです、早く非難を!」
 怪訝そうに顔を覗かせた住人にむかってラインハルトは叫んだ。その声の響きが消えぬうち、疾風のように移動したラインハルトの姿は隣のドアの前にあった。
 その下層にはユーシスがいた。ドア越しに住人たちに避難を呼びかける。
 いかなる魔法か、彼女の声はよく通るようであった。住人たちが次々と飛び出してくる。
「これに乗ってください!」
 地上から重機がのびあがってきた。ルティアのアームドアーム・デバイスだ。
「ありがとう。助かるわ」
 ルティアに笑いかけ、それからユーシスは住人たちに促した。
「さあ、あれに乗って。急いで!」


 オークは別の触手を用いて瑠々の衣服を引き裂いた。
「いや、だめ…」
 恥ずかしげに瑠々は身をよじらせた。輝く裸身を。
 二十四歳の開花した肉体であった。むっちりと肉のつまったはちきれそうな乳房と尻はすでに熟した果実を思わせる。なまじ眼鏡をかけた顔立ちは上品清楚であるだけに、かえって淫らな肉体は凄艶ともいっていい雰囲気を醸し出しいた。
 オークの手が蠢いた。珠のような弾力にとんだ乳房を揉みしだく。
「だめ、わたしには夫が……あっ」
 若妻を装い、瑠々は身を震わせた。オークの肉棒がピンク色の恥毛をかきわけ、彼女の秘肉を割って挿入されたからだ。
「ああん」
 瑠々は身悶えた。あまり反応を示さないはずの彼女が無意識的に尻を振ってねだる。
「わ、わたし、人妻なのに、こんなこと」
「他の男に姦られて気持ちいいんだろ?」
 嗜虐心を煽られたオークが問う。
「そ、そんなこと……あん!」
 触手が瑠々の尻の穴にねじ込まれた。それが限界であった。すでに瑠々には人妻であるという演技をしている自覚はなくなっている。
「ああん。あなた、ごめんなさい。ぶたさんのが気持ちいいの。あなたよりたくましくて素敵なの!」
 瑠々はオークにしがみついた。からめた足に力を込める。瞬間、オークが射精した。
「ブヒヒ。たっぷり膣内射精ししてやったぞ」
 ニタリとすると、オークは触手を瑠々にむけた。槍のように鋭く先端を尖らせて。
 刹那、何かが空を裂いて疾った。
「ぎゃあ!」
 弾丸のようなものに撃ち抜かれてオークは仰け反った。その目は、彼にむけて銃のように人差し指をつきつけているラインハルトの姿をとらえている。何かはラインハルトが放った気の塊であった。
「貴方の相手はこちらだ」
「きさまーー」
 オークの怒号は途中でやんだ。迅雷の刺突に貫かれたからだ。
 斬霊刀をひっさげた蒼眞の目がぎらりと光る。最後の住人を抱いて最上階から飛び下り、駆けつけてきたのであった。
「これ以上好きにはさせないぜ」
「ブヒ。やってくれたな!」
 オークの触手が鞭のようにしなった。
 瞬間、リフィルディードが蒼眞の前に走り込んだ。打たれたリフィルディードの身が刃で切られたように裂ける。
「やってくれた? それはこっちの台詞です!」
 リフィルディードの碧眼が怒りにぎらりと光った。
 その足下を、地を削りながら鎖が疾った。描かれた紋様こそ守護魔法陣である。
「許さない」
 鎖を操りながら、暦は唇ん噛んだ。陵辱された瑠々たちに己の姿が重なっている。
「触手はやはり厄介ですね。じっとしていてもらいますよ」
 ルティアが、彼女の身の丈よりも巨大な剣を掲げてみせた。煉獄の魔剣である。
「コード申請。使用許可受諾。天地創造の力の一端、見せてあげましょう」
 ルティアが煉獄の魔剣で空をかき混ぜるような仕草をした。剣には一時的にではあるが天地創造の鉾の権能を宿してある。ルティアが行うは擬似的な神の御業であった。
「なにっ!?」
 愕然としてオークが呻いた。空間そのものが凍結し、身体が動かない。
「離れて攻撃させてもらうわ。未亡人相手だからって、服を破られてはこまるもの。この前仕立てたばっかりなんだから」
 軽口をたたきながらも、機械的な素早さでユーシスは巨大なハンマーを形態変化させた。わずか半秒後、彼女の手には携行砲が携えられている。
 轟。
 竜の咆哮としか思えぬ轟音が響き、オークが爆炎に包まれた。


 ルティアが馳せた。衝撃波すら撒き散らす疾駆。一瞬で距離をつめると、月光煌めくがごとき剣の一閃をルティアはオークに浴びせた。
「ブヒ!」
 苦悶しつつ、しかしオークは反撃した。が、唸る触手がはじけた。リフィルディードの放った弾丸の仕業である。
 一瞬後、蒼眞がオークの懐に飛び込み、斬りつけた。背後からはラインハルトの一閃。
「くそっ」
 オークが触手を舞わせた。打たれた蒼眞とラインハルトの身から鮮血がしぶくが、すぐにそれは止まった。彼らの足下では暦がによって描かれた魔法陣が光っている。
「ふうん」
 ユーシスが感嘆した。若いにも関わらず、なかなか良い連係だ。
「負けてはいられないわね」
 ユーシスがニヤリとした。
 刹那である。地を割って雷をまといつかせた幻竜が翔け上がり、オークを灼いた。魔細胞を沸騰させたオークががくりと膝をつく。がーー。
 ほとんど無意識的にオークは触手をうなりとばせた。まきつかれたユーシスの身が悲鳴をあげる。
 その時だ。触手が切断された。ルティアが煉獄の魔剣で切り裂いたのである。
「そろそろね。トドメに一気に決めなきゃいけないから……」
 リフィルディードがちらりと見やった。ユーシスと暦が頷く。
「おばちゃん疲れちゃったから、確実にとどめを刺してちょうだいね」
 相変わらず洒脱に笑い、ユーシスは月光で作り上げたような銀光を放った。秘められた獣性を呼び覚ます魔性の光である。撃たれた蒼眞の身から爆発的に膨れ上がったオーラが迸り出る。
 同時、暦は魔力を秘めた竪琴を爪弾いた。紡ぐのは冒険者を鼓舞する歌である。
 戦場を流れる歌声。その響きこそ魔法である。旋律に乗って三人のケルベロスが動いた。
 リフィルディードの翼が暴走。光そのものた化して突撃する。
「ちいっ」
 疾風の速さでオークは横に跳んだ。が、電光の速さで迫るリフィルディードをかわせるものではない。
 光が炸裂、オークが吹き飛んだ。地をはね、団地の建物に激突する。
「ブヒ!」
 コンクリートの砕片をばらまきながらオークが飛び出した。別の意思あるもののように触手が動き、リフィルディードをとらえて地に叩きつける。
 とーー。
 オークがびくりと震えた。背後に気配がある。いつの間にか肉薄していたラインハルトの気配が。
「如月流・無極。貴方如きで見切ることは不可能です」
 ラインハルトの紅瞳が赤光を放った。たばしる刃がオークの首をはねる。
 どけ、と蒼眞が叫ぶのとラインハルトが跳ぶのがほぼ同時であった。一瞬後、プリンのようなふにふにしたものが落下。オークを押し潰した。

 戦いは終わった。
 ラインハルトは囮役となった者たちに駆け寄り、声をかけている。すると瑠々が欠伸をかみ殺しながら身を起こした。性的な交わりなど、単なる快楽を得るためのゲームだと割り切っている。
 リフィルディードは顔を赤くしてちらりと見やり、ごくりと生唾を飲み込んだ。あのような淫らな目に自分もあわされたのだという、ある種の感慨が股間の疼きとなってこみ上げている。
 そしてユーシスはといえば。スーツがやぶれなかったことに、ほっと胸をなで下ろしていた。

作者:紫村雪乃 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年10月21日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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