落武者の霊が出る。
全国各地何処でも語られるような噂に釣られて、四人の若者が夜更けの山に踏み込んだ。
寝巻同然の軽装にスマートフォンと懐中電灯。後々動画としてアップロードでもするつもりなのか、小声ながらもやたら忙しなく言葉を交わしつつ山林を進む。
その光景だけを切り取れば青春の一頁と呼べない事もなく、彼らは野生動物や木々のざわめきを心霊現象と勘違いしながら夏休み終盤の思い出を作るのだろう――と、恐らくは当の本人たちですら思っていたに違いない。
そんな楽観的予想を覆したのは、もはや手入れもされなくなって久しいと見えるボロボロの鳥居の側を通った頃だ。一人が彼方を指差して言った。何か居る、と。
何かって何だよ。へらへらと笑いを伴いながら答えた仲間たちの声が徐々に小さくなる。咄嗟に明かりを伏せて身を屈めれば、段々と暗闇に慣れていく目が捉えたのは人影。
――まさか、本当に落武者か?
確かめずに去る事も出来ただろう。けれど、四人組の一人が微かに震える手で明かりを向けてしまった。霊などいるはずもないと思いたかったのか。ネタになると思ったのか。
いずれにしても、だ。
照らし出された姿に四人は悲鳴を上げた。恐怖と混乱のあまり我先にと逃げ出した。
それを追っていく人影は一つ、二つ――瞬く間に増えて、ざっと二十ほど。
腐り落ちる間際の青緑の身体。端々に覗く“機械”らしき部品。端材や歯車を組み合わせたような不揃いの刃を携えるその異形は、かつて“冥龍ハーデス”が創造し、幾つかの勢力に伝播したもの。忌まわしく、悍ましい、不完全な神造デウスエクス。
即ち、屍隷兵であった。
●ヘリポートにて
「――この屍隷兵が何処から送り込まれたのかは判っていないわ」
ミィル・ケントニス(採録羊のヘリオライダー・en0134)が語り、手帳の頁を捲った。
「それについては手掛かりもないから置いておくとして。まずは人里に下りる前に屍隷兵を殲滅しましょう。敵は二十体と決して少なくないけれど、どうやら“最初から損傷している”ようだし、皆には“ヘリオンデバイス”もある。決して苦戦する相手ではないはずよ」
現地への到着は屍隷兵の出現後、偶然居合わせた民間人四人が逃げ出した辺りになる。
「本能的にグラビティ・チェインを求めていると思しき敵群は、脇目もふらずに四人組を追いかけているわ。まずはその狙いを此方に向けさせるところから、かしらね」
敵の性質上、ケルベロスが引きつけてしまえば再び矛先が変わることはなく、四人組も生命惜しさに全力で逃げるはず。従って、順次撃破していくだけになるが――。
「予知で捉えられた機械は、ダモクレスが取り付けた観測機材ではないかと思われるわ」
その目的は不明だが、なるべく迅速に撃破する事が出来れば、データの収集や送信を防げるかもしれない――という可能性は、頭に留めておくべきだろう。
「……屍隷兵、ということは何処の誰かの亡骸が使われておるのじゃな」
じっと説明を聞いていたファルマコ・ファーマシー(ドワーフの心霊治療士・en0272)が呟き、杖でヘリポートの床をコツンと叩いた。
「盆も疾うに終わっておる。屍は屍らしく葬ってやるのもケルベロスの務めじゃろうて、より大きな騒ぎとなる前に、皆の力で悉く討滅してやろうぞ」
参加者 | |
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シル・ウィンディア(鳳翼の精霊姫・e00695) |
立花・恵(翠の流星・e01060) |
深緋・ルティエ(紅月を継ぎし銀狼・e10812) |
アウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921) |
アイリス・フォウン(金科玉条を求め・e27548) |
服部・無明丸(オラトリオの鹵獲術士・e30027) |
紺野・雅雪(緋桜の吹雪・e76839) |
オズ・スティンソン(帰るべき場所・e86471) |
●
晩夏。夜更けの森をにわか雨が濡らす。
メリュジーヌの少年、オズ・スティンソン(帰るべき場所・e86471)が齎したそれは無辜の若者四人への恵みとなったかどうか。じっとりと纏わりつくような空気の中へ降り立ったケルベロスたちにまだ確かめる術はなく、彼らは雨粒に代わってヘリオンからの光線を浴びる。
それは程なく、各々の役目と個性に応じて形を成した。万全の状態で臨む全世界決戦体制(ケルベロス・ウォー)と同等の力を引き出す新たな装備、通称ヘリオンデバイスだ。
「凄まじいものだな」
巨大機械腕の形状となったそれの動きを確かめながら、紺野・雅雪(緋桜の吹雪・e76839)が呟く。血腥い戦いなど好むところではないが、しかし最も血を流す盾役を務めるに必要な持久力、耐久力、或いはごく単純に体力。そう呼ぶべきものが、機械腕型デバイスによって高められていく得も言われぬ感覚があった。
その強大な基本能力と、デバイス毎に備わっている追加能力。それらを使いこなせば、デウスエクスとの戦いにおいて大いに有益であるのは間違いない。
「使わない手は――」
「――ないですね」
言葉を交わした二人。アウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921)と、深緋・ルティエ(紅月を継ぎし銀狼・e10812)が、共に“ゴッドサイト・デバイス”を作動させる。
途端、視界には幾つもの印が浮かび上がった。
同じ方向に進んでいく四つと、それを追いかける群れ。中心点たるケルベロスから幾らか離れたところを移動するその表示は、遠からず多い方が少ない方を飲み込むであろう事を示している。
故に、二人から状況を伝えられた立花・恵(翠の流星・e01060)は、出来得る限り勇ましく男らしい声で吼えた。
「こっちだ、デウスエクス!」
途端、ルティエとアウレリアが見ていた表示が乱れ、消える。
敵がケルベロスを認識した――即ち“戦闘状態に入った”のだ。利便性が高いように思えるゴッドサイト・デバイスにも注意すべき点が二つ。一つは“地形データを反映しない”こと。一つは“非戦闘状態でなければならない”こと。
「っ、警戒してください!」
「全部で二十。すぐに来るわ」
最後に確かめられた状況からルティエとアウレリアが呼びかければ、オズがいち早く駆け出して森に小路を作る。其処を突き進んでいけば、逃げる四人と追い立てる群れとの合間に割り込めるだろう。
ケルベロスたちは光源を手に、勢い勇んで駆け出す。
そして程なく見えたのは――腐乱した死体の如きデウスエクスの集団。
●
「ケルベロスが来たぜ! 早く逃げろ!」
「急いで逃げてね! 逃げてね!」
恵とアイリス・フォウン(金科玉条を求め・e27548)が彼方の暗闇に向かって精一杯叫ぶ。
その傍ら、雅雪は周囲を見回して作戦その一を断念した。森の中で充分に機能するバリケードを作るには時間も資材も足りない。そも、敵を此方に引きつけてしまえばそちらを案ずる必要もないのだが。
「初っ端から、派手に行かせてもらうよっ!」
眼前に展開していた魔法陣へと力を注いで、シル・ウィンディア(鳳翼の精霊姫・e00695)が猛る。
刹那、機関銃のように撃ち放たれた魔力弾は敵集団の先頭を飲み込んだ。
樹々が倒れ、土煙が上がる。しかしシルは手を緩めず、尚も地水火風四属性のエネルギーを魔法陣へと集めて弾丸に変え、ひたすらに浴びせかける。
それに続き、恵とアウレリアが揃って銃口を差し向けた。
片や跳躍してから放たれた無数の弾丸は彗星のように煌めいて降り注ぎ、片や夜の帳を下ろすかの如く密やかに撃ち出された数多の弾丸は敵の歩みを殺す。先の砲撃と咆哮も合わせれば、敵前衛の勢いを削ぐには充分。
ならばと、アイリスはさらに奥を狙って舞う。軽やかなステップから生み出される刃は敵の後衛に襲いかかって、元より少ない未来を幾ばくか斬り刻む。
けれども、それはまだ牽制。本命は、先に討ち果たすべきは敵の前衛を形成する八体。
そのうちの一つ目掛けて。
「ぬぁああああああああああーーーーーッ!!!」
叫び、跳び、服部・無明丸(オラトリオの鹵獲術士・e30027)が振り上げた拳を全力で顔面に叩き込む。
ぐしゃりと潰れる音。青緑と赤が綯い交ぜになった飛沫が散って、まだ熟れる前に潰れてしまったトマトのようなものが大地に倒れ伏す。
「うえ、ちぃとやりすぎたかのぅ」
不快な感触残る拳を払って吐き捨てる無明丸。
その姿を見やり、雅雪はエアシューズに炎を纏う。あれは――敵は、直接触れるべきものではない。
「やっぱ死体は火葬に限るよな」
誰に向けるでもなく呟いてから脚を振れば、伸びた炎がまた一つを焼き滅ぼす。先に幾度も攻撃を受けていたとはいえ、盾役の自身が放つ一撃でも容易く屠れたのは、聞いていた通り敵が既に損傷しているからだろうが――しかし、何故? そんな疑問を解きほぐす情報も、戦いに勝てば見つかるだろうか。
(「……まあ、とにかくだ。屍は屍らしく葬ってやろう」)
手厚くな――と。決意を改めたばかりの雅雪に襲いかかる幾つもの刃。
それは刃と呼ぶべきか悩むくらいにはガラクタで、歯が潰れた鋸よりも斬れなさそうだが、しかし形状と取り扱いからして刃と呼ぶ他になく。斬りつけられれば相応の痛みを味わうだろうことも明白。
一つ、二つと躱して、三つ目を機械腕で打ち払い――。
「っ!」
そのままの流れで切り抜けようとした矢先、未だ無傷の屍隷兵が二体、飛び掛かるように組み付いてきた。
異臭と生暖かな息が首元を撫でて、それを払い除けるよりも先に四本目の刃が来る。裂くというより摩り下ろされるような感覚の後、脇腹に生じた熱いものが何であるかは目を向けるまでもない。
「こうも多いと厄介だな!」
斬りつけてきた敵を蹴飛ばし、絡みついたままの屍隷兵は機械腕の一振りで放り投げる。
そうして漸く自由を取り戻した雅雪に――尚も襲いかかる群れへと、灯りを置いたルティエのボクスドラゴン“紅蓮”や、オズのウイングキャット“トト”が盾として立ち向かう。
デバイスの強化を受けられない彼らだが、さりとて無用の長物と化す訳でもなし。主の使役一つで時にケルベロス以上の働きを見せる可能性すらあるのは今迄と変わりない。
此度の戦いでも、その一端は垣間見えよう。攻めに寄った布陣の中、雅雪一人では庇い切れない隙を埋める二体のサーヴァントは、幾つかの敵に裂かれ、噛まれ、血を流す。
「――――!!」
直後、炸裂したのは魔力を籠めた咆哮。ルティエの叫びを受けた四体の屍隷兵が木々の合間を転がっていく。
それを一瞥してから、オズはハープを掻き鳴らした。奏でられるのは微かな希望を掴み取る冒険家の歌。夜更けの森を照らす灯りのようなその響きは、ファルマコ・ファーマシー(ドワーフの心霊治療士・en0272)が喚んだ癒やしの風に乗って最前に立つ盾役たちを癒やし、並び立つ攻め手をも奮い立たせる。
●
そうして漲る闘志のままに、シルはジェットパック・デバイスの推進力で一気に敵へと肉薄。降魔の力宿した一撃で屍隷兵を一体叩き伏せると、後方へと跳躍しながらまたジェットを噴かす。
早くも戦いの中で新たな力を使いこなして――いるように見えたが、しかし。
(「……め、めがくらくらするぅ~」)
急加速、急制動。まだまだ刺激が強いのか、シルは充分な間合いを取ってから両目を瞬かせた。熱帯のような蒸し暑さと、纏わりついて離れない腐臭も不快感を増長させるに一役買っているだろうか。
けれど、それらを堪えてでも討ち果たさなければならないのだ。屍隷兵。その成り立ちを知れば。未だ潰えていないと知れば。湧き上がる怒りと悲しみがケルベロスとしての使命感を駆り立てる。
「……一気に行かせてもらうからっ!!」
左の薬指を飾る澄んだ空の如き輪を微かに撫でて、シルは敵の出鼻を挫いた魔法陣を再び眼前に築く。
他方、アイリスは蹌踉めく敵に狙いを定めて凍結光線を撃った。
動く屍は瞬く間に冷気で侵されて、程なく独りでに砕け散る。其処に在るのは実に呆気ない二度目の死。
哀れだ。故に一刻も早く、こんな戦いは終わらせなければならない。
「楽にしてやるから、もう少しだけ待ってろよ……!」
自分にも言い聞かせるように沈痛な面持ちで言って、恵が敵の動きを制するように鉛弾を叩き込む。
弄ばれた死者の肉体と魂に、ケルベロスとして出来る事は他にない。
(「あるとすれば……事の元凶に彼らの痛みを返してやるくらいだわ」)
装う平静の下で愚行に憤りながら、アウレリアも擲弾銃から磁気冷凍特殊榴弾を放つ。
科学技術に拠るそれは着弾した瞬間、まるで魔法のように森の一角を凍りつかせた。
巻き込まれた屍隷兵たちの呻き声が重なるのを聞き流せば、その一つの背後に現れたビハインド“アルベルト”が白銀の銃を用いて一発。出来る限り形を残したままで屍を仕留める。
その傍ら、ルティエの振るった刃は組み込まれた機械ごと屍隷兵を斬って捨てた。
狼耳と嗅覚。そして紫光を灯す妖しげな瞳。全てが次の敵を求めて働き、やがて目標を見定めたその姿は闇に溶ける。
「――余所見とは余裕だな?」
程なく、微かに響いた声は討たれる屍隷兵の耳に届いたか。
それすら定かでないほどに素早い一太刀も、やはり死者を想ってこそだ。生命どころか亡骸まで虐げる不埒な輩から少しでも早く解き放ってやろうと考えれば、やはりそうする以外にない。
無明丸も雄叫び上げて突進。拳一発で敵を屠る。悍ましい声を伴って迫る屍隷兵は動き回る死そのもの。それを厭うが故に猛々しい戦いぶりを見せているのかもしれないが――心の奥底で何を思っていようとも、端から見れば頼もしい姿である事は間違いなく。
「なればこそ応えよ。自然を廻る霊達よ、人々の傍で見守る霊達よ!」
声を響かせた雅雪の身体から、幾つかの傷が消え失せていく。
それは単なる治癒でなく、超自然的なものがケルベロスたちと想いを一つにしている証だろうか。
(「神々にも、それくらいの慈悲や慈愛があれば良かったのかもしれないね」)
九尾扇を振りながら思案した後、オズは自嘲する。
もし、だとか。何故、だとか。そんな仮定は意味を成さない。相対する敵を見て惨たらしいと思ったのも、所詮支配されていた側の――弱者の視点。
神々は、これを“惨い”などとは思わないのだ。
そうして然るべき“物”としか見ていないのだから。
とはいえ、今此処で嘆いていても仕方がない。
オズの務めは、数多の屍に傷つけられた仲間の治癒。歌い奏でるべきは諦念でなく未来。
メリュジーヌの竪琴が爪弾かれて、不気味な夜の森を希望が照らす。
それを機に、ケルベロスたちは一段と攻勢を強めた。
雅雪の怒りが激しい雷と化して闇を貫き、無明丸の拳がまたしても異形の血で濡れる。
アイリスのバスターライフルからは強大な魔法光線が迸り、アウレリアが射ち出した水晶の刃は屍隷兵の首を裂くやいなや、強烈な冷気で傷を封じて屍の形を崩さぬまま斃す。
その一方で、ルティエが振るう深緋のナイフは地獄の炎を宿し、斬り倒した屍隷兵を余すところなく燃やして彼方へと葬れば。シルのマインドソードも、一刀のもとに斬り捨てた屍を光に還す。
ケルベロスたちに躊躇いはない。憐れむのはともかく、それを理由に刃を鈍らせる事こそ、弄ばれた者たちへの真の冒涜。種族も年齢も生い立ちも何もかもが異なっていても、その想いばかりは戦場に立つ九人全てが同じように抱くもの。
「どこの誰か、分からないけどさ……せめて魂くらいは、家族の元に帰ってくれよな」
呟き、引き金を引く。
銃声の乾いた響きが森中に轟いて――それが止んだ頃、恵は銃をくるくると回してからホルスターに収めた。
●
「ちょっと派手にやりすぎちゃったかな……?」
シルが気まずそうに言う。
振り返れば、まず第一撃からして魔法弾の乱れ撃ち。そう思うのも無理はない。
しかし、敵も大群。加えてアウレリアなどが亡骸を極力壊さないようにと努めていた事もあってか、幾つかの屍隷兵は朽ち果てる最中にあって、まだ形を保っていた。
「少し調べてみるべきだよな……?」
「……ええ。でも、なるべく丁重に扱いましょう」
雅雪の言に頷き、アウレリアが手近な屍隷兵が握り締めていた刃を取り上げる。それは伝え聞いていた通り、金属の端材やら歯車やらを組み合わせて作られていた。
「持たせる武器も無くて、屑の再利用でどうにか間に合わせた……という感じかしら」
「そうですね。……何というか、苦しい懐事情が伺えるような」
あくまで想像ですけど、と。付け足したルティエは、亡骸に目を移す。
これまでにも馬と魚を合わせた屍隷兵などを目にした事はあるが、それらとの決定的な違いは、やはり身体のあちこちに埋められた機械部品。
シルも加わり、黙祷してからそれらを引き出してみれば――単なる金属かと思われたそれは、機械として成立するに必要な一部が“植物に置き換えられている”事が判る。
そこから仕組みや目的までは窺い知れないが、しかし。
そうしたものが使われているという事実だけでも、ケルベロスにとっては大きな情報だろう。植物と機械と屍隷兵。其処から辿っていけば、何処かに潜む黒幕の尻尾が掴めるかもしれない。
「……命を、弄ぶなっ!!」
謎の機械を手にしたまま、シルが皆の怒りを代弁するように、彼方へと叫んだ。
作者:天枷由良 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2020年8月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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