●孵化
――竜が飛んでいる。
真昼の空にその姿を見つけた時、人々は間違いなく目を疑っただろう。
勿論、それが根絶された訳ではないとは理解していたが、しかし人里が襲われたなどとは久しく聞いていなかったはず。
けれども、それは紛れもなく現実。
天に幾度か円を描いた竜は、矢のように墜ちて街を穿った。人々に向けて炎を噴いた。肉を裂き、噛み千切り、滴る血を飲み干して、骨まで余すところなく喰らった。
紅い鱗と鋭い爪、丸太どころではない太さの尾。殺意に満ちた黄金の瞳。どれもこれもが逃げ惑う人々に訴えかける。貴様らの敵う相手ではない、と。
そして贄を貪った竜は、より邪悪で悍ましい者へと“進化”を遂げていく――。
●ヘリポートにて
「デウスエクスたちの新たな動きが予知されたわ」
ミィル・ケントニス(採録羊のヘリオライダー・en0134)は語り、手帳の頁を捲る。
「ユグドラシル・ウォー以降、大阪城勢力と呼ばれていたデウスエクスたちの殆どが行方をくらませたのは周知の通りだけれど。その中で『ユグドラシルの根の一つと共に姿を消した樹母竜リンドヴルムが、胎内に孕んでいた魔竜の卵が孵化した』ようなの」
魔竜。その言葉はかつての激戦を呼び起こす。
「幸いにも、孵化したばかりのドラゴンはまだ力不足。魔竜として発現はしていないわ」
それはリンドヴルムに魔竜を育てるだけの余力が無いことを示しているが――。
「魔竜化を遂げさせるため、リンドヴルムは孵化した竜を人里へと放ち、グラビティ・チェインを奪わせようと企んでいるの。その目的、そして人々の虐殺を防ぐため、襲撃が予知された街に赴き、来たるドラゴンを撃退しましょう」
孵化したばかりのドラゴンと聞けば、まだまだ幼いように感じるかもしれないが。
その大きさは全長25メートルほど。竜と聞いて思い浮かぶスタンダードな体型で、屈強な翼で空を飛び、多くの人が“行き交うはずだった”オフィス街へと降り立つようだ。
「既に戦場となりそうな範囲に居住、勤務する人たちには避難をするように連絡してあるの。街全体への避難誘導は、予知に影響が及ぶため行っていないけれど」
それ故に、ケルベロスたちに失敗は許されない。
万が一にも敗北すれば、戦場外に残っている人々は魔竜化の贄にされるだろう。
「敵はドラゴンらしく強力な攻撃を繰り出してくるけれど、かつての魔竜のそれとはまだまだ比べ物にならないわ。まして、皆には“新しい力”もある。何も恐れる事はないはずよ」
「何処から来たのかってのは、まだわからないのかな?」
フィオナ・シェリオール(はんせいのともがら・en0203)が問えば、ミィルは頷く。
「まだ樹母竜リンドヴルムの所在については判っていないわ。けれど、飛来した方角やさらなる予知によって、そう遠くないうちに拠点の位置が割り出されるかもしれないわね」
居所さえ分かれば、リンドヴルムへの決戦を仕掛ける事も出来るだろう。
「その為にも、まずは一歩ずつ。敵の企みを着実に阻んでいきましょう」
そう言って語り終えると、ミィルはケルベロスたちにヘリオン搭乗を促した。
参加者 | |
---|---|
ティアン・バ(リフレイン・e00040) |
エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486) |
平・和(平和を愛する脳筋哲学徒・e00547) |
レスター・ヴェルナッザ(凪ぐ銀濤・e11206) |
プラン・クラリス(愛玩の紫水晶・e28432) |
アンセルム・ビドー(蔦に鎖す・e34762) |
遠野・篠葉(ヒトを呪わば穴二つ・e56796) |
メロゥ・ジョーカー(君の切り札・e86450) |
●
コマンドワードが蒼穹高らかに響く。
戦場へと降り立つケルベロスたちを新たな力が包み込む。
巨大機械腕、強化ゴーグル、ドローン……一定の形状を基に様々な形で実体化していく、それこそがヘリオン・グラディウス・アームド・デバイス。略して“ヘリオンデバイス”だ。
それらを身に着けた瞬間、ケルベロスたちには“限界まで力を蓄えて臨むケルベロス・ウォー”と等しい程の感覚が生じた。まだ配備されて間もない装備故、その恩恵を得るに日々の念入りな準備が必要なのではないかと不安もあっただろうが、これならば――。
「いつでも全力が出せそうだね」
ジェットパッカー型デバイスの操作を確かめながら、プラン・クラリス(愛玩の紫水晶・e28432)が言った。
あらゆる武装の取り回しに熟達しているのがケルベロス。新装備と言えど取り扱い自体への習熟などは無用の心配だろう。まして、デバイスに個々人の性質も反映されるとなれば。
「……しっくりきますわね、これ……」
日頃から身に着けている馬の面鎧型となったゴーグルデバイスの表面を撫で擦り、エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486)が呟く。
その傍ら、新たに地球の民として仲間入りを果たした妖精八種族が一つ、メリュジーヌのメロゥ・ジョーカー(君の切り札・e86450)には同じゴーグルデバイスがモノクルの形で顕現していた。
種族の特徴である竜翼や大蛇の下半身を潜めた彼女は、タキシードにシルクハットと伝統的なマジシャンの装い。デバイスも、その出で立ちに沿った形状で落ち着いたようだ。
「似合ってるね」
フィオナ・シェリオール(はんせいのともがら・en0203)が褒め称せば、メロゥは微笑みを向けて応える。
とはいえ、如何なる形であろうと強化の質に差はなく。各デバイス毎に与えられる特殊能力も同一。
「早速、試させていただきますわ」
エニーケの言葉にメロゥも頷き、二人は同時に“ゴッドサイト・デバイス”の機能を発動させた。
途端、彼女らの視界には半径1km以内の全ての敵味方の位置が大まかに表示される。
「……なるほどね。確かに聞いていた通り“地形データは反映されない”みたいだ」
「ええ。ですが“私達”と“一般人”の区別はつけられるようですね」
所謂フィルター機能とでも言えばいいのだろうか。エニーケが思考するだけで、端の方を遠ざかるように動いていた幾つもの表示が消え失せる。
戦場として指定された範囲から逃れていく街の人々だ。これならば多くの人が行き交うような状況下で戦闘になったとしても、確実に敵の存在を炙り出せる。其処に遠野・篠葉(ヒトを呪わば穴二つ・e56796)やアンセルム・ビドー(蔦に鎖す・e34762)が装備する“チェイスアート・デバイス”の追跡能力や、平・和(平和を愛する脳筋哲学徒・e00547)の“レスキュードローン・デバイス”を組み合わせれば、更に柔軟かつ円滑な作戦遂行が可能となるであろうことは想像に難くない。
「しっかりと使いこなせるようにしたいね。ボク達の勝利を願っている人達のためにも……」
靴型デバイスから迸るものを感じつつ、アンセルムは彼方を見上げて言う。
それを追うように、ティアン・バ(リフレイン・e00040)とレスター・ヴェルナッザ(凪ぐ銀濤・e11206)が天を見据えれば――憎悪と敵意が入り混じる二人の視線の先で、恐ろしげな咆哮が轟いた。
●
「まだ生き残ってるだなんて、黒光りするアイツ並の生命力と繁殖力ね!」
「本当に、しぶといですわねー……」
久方ぶりに見たドラゴンの姿に吐露する篠葉とエニーケ。
他方、ティアンとレスターは何処までも冷ややかに言葉を交わす。
「……大分壊したつもりだったが」
「ああ」
既知の二人は共に赴いた大阪城地下の光景を思い出す。まるで原生林の如き一面の緑。樹々の合間に隠されていた幾つもの“卵”たち。生誕の日を待ちわびて眠る悍ましき幼竜と、その守護者。
迫り来るドラゴンが、あの時の延長線上に在るのは間違いない。
ならば――いや、たとえそうでなくてもだ。
ドラゴンは殺す。必ず、悉く。
無言のまま語られる意志が“アームドアーム・デバイス”を軋ませる。今すぐに竜の頭を掴んで捩じ切りたいと訴えるようなその響きが聞こえたか、空からも再び雄叫びが返って。
続けて放たれるは怨嗟の炎。牙を剥き出しにしたドラゴンが空から灼熱を落とす。それは忽ちビル群を焦がし、アスファルトを溶かして――けれども、ケルベロスたちを焼き滅ぼすには至らない。
四度重ねられた黒鎖の魔法陣。堅牢堅固な護りの中で、最前に立つティアンとレスターは巨大腕を盾に熱波を凌ぎ、竜を目で射抜く。この街を熊本や大阪のようにはさせないと。お前をドラゴンにとっての希望たる“魔竜”になどさせないと。お前は、お前たちドラゴンは必ず殺し尽くす、と。
「ぎったんぎったんにしてやるんだからね!」
気迫溢れる盾役に釣られたか。和も幼気な叫びを上げれば、反攻に向けられるのはエニーケ、メロゥ、プランが携える砲。
それが力を吐き出す間際、アンセルムは歓迎のクラッカーを鳴らすようだと笑う。
「誕生日おめでとう、かな?」
言祝ぎながらも“二度目はない”と吐き捨てれば、その冷酷な呟きを三度の轟音が掻き消した。
射出された砲弾は次々に赤い翼を貫き、ドラゴンが苦悶とより色濃い怨嗟を吐き出しながら街に墜ちる。巨躯がアスファルトを砕き、衝撃はまだ残るビル群の窓ガラスを揺さぶって。一時、竜の姿を隠した土煙は――他でもない竜自身の咆哮が吹き飛ばした。
「暴れられる前に退場して貰わなきゃね」
プランが独り言つ。
けれど願いも虚しく、暴虐的な尻尾がまた幾つかのビルを薙ぎ倒す。
赤く強靭な鱗を揃えた竜のそれは蔓草で編んだ鞭の如く撓り、建物を壊すのと同じようにケルベロスたちが築いた護りも裂きながら迫る――が、しかし。
今更“少し大きいだけのドラゴン”などが振るう尾に怖気づくはずもないのだ。それよりも凄まじいものを受けてきた。目の当たりにしてきた。その度に憤怒と憎悪の炎を燃やしながら、竜の屍を踏み越えてきた。彼らの未来を踏み潰してきた。
今日も同じだ。どちらかが生き残るため、などとは言わない。ただ憎いからお前を殺す。
レスターは竜尾を受け止めたまま、言葉の代わりに右腕の銀炎を滾らせる。その傍ら、ティアンが魔法陣を描き直すべく鎖を振るえば、和も護りの再構築に加わりながら反撃を促すように声上げた。
「任せなさい! 新作の呪いをたっぷり食らわせてあげるわ!」
篠葉が息巻いて先陣を切る。その口から紡がれる言葉こそ「日焼けが赤くなって痛くなる呪い」だの「つまみ食いしたお菓子がパッサパサで口の中の水分が全部もってかれる呪い」だのと頓痴気100%だが、しかし竜の身に降りかかるのは紛れもなく恐ろしい呪い。繁栄の陰に潜む怨霊の呻き声。縋るようなそれは、竜を大地に縛り付ける。
「……自分で言うのもなんだけど。今日の呪いも中々に凶悪な出来栄えね! さっすが私だわ!」
無人の街に響く自画自賛。
その姿勢を笑う訳ではく、けれど妖艶な笑みを湛えながらプランは空を飛ぶ。
ジェットパック・デバイスを適度に吹かすその姿を真下から覗ける者が居れば、恐らく街中には小さな血溜まりが幾つか出来上がっていただろうが――プランとしても残念なことに戦場は無観客。
「しょうがないからドラゴンを見惚れさせちゃおうかな?」
そう言って己自身を見せつけるようにくるりと一度回り、細剣を構える。
途端、竜鱗よりも色鮮やかな薔薇が舞った。
一枚とて真の花弁ではないそれに紛れて剣を振るうと、幻の花嵐に翻弄されていたドラゴンの血飛沫が地面に紅い花畑を作った。まるで彼岸花が咲き乱れるようだが、しかし。
「時期外れとまでは言わないけど、まだ少し早いんじゃないかな」
アンセルムが嘲笑いながら、炎で形作った竜の幻影を蹴り撃つ。
それが血の痕と一緒にドラゴンを燃やして過ぎれば、ビルの陰から飛び出したエニーケがデバイス越しにマスケット型のバスターライフルで狙い定める。
「先に逝ったドラゴン共の所へ送ってあげますわよ? お盆も終わりますし」
挑発めいた物言いで放たれるのはグラビティ中和弾。炸裂したそれにドラゴンが呻いて視線を向ければ、今度はメロゥが空中ブランコを渡るように軽やかな動きで上から迫り、流星の如く墜ちて竜の頭を地に叩き伏せた。
衝撃にドラゴンの目が一瞬ばかり裏返って、すぐさま元に戻ると己を足蹴にした敵を求めて宙を彷徨う。
けれども、幾ら探してもメロゥは見つからない。まるで手品のように消え失せてしまったのには種も仕掛けもあるはずだが、しかし今のドラゴンにそれを暴くだけの余裕はない。
かと言って、やられたままでは竜の名が廃る。再び大口開いたそれは、溶岩流のような息吹を街中に垂れ流す。
●
それは容易く街を破壊していくのだから、確かに驚異ではある。もしドラゴンの思うがままに全てが運んでいたならば、荒れ果てた街中にはおびただしい数の亡骸が転がり、焼け焦げた肉と血の臭いに包まれた竜は人々の悲鳴と怨嗟を貪って、恐ろしき魔竜へと変貌を遂げていたのだろう。
けれど、此処に贄はいない。居るのは地獄の番犬ケルベロス。その中でも数多の死地を越えてきた猛者共ばかり。
「ありったけの鉛弾をその身に受けて朽ち果てなさいな! 即刻! そして永遠に!!」
吼え猛るエニーケの衝動が弾丸に変わって雨あられと降り注ぐ。竜の片翼が忽ち穴だらけになって、その無残な有様を見ながら和が鎖を振り回して叫んだ。
「今だー!」
幾度破られても重ね続けた魔法陣の護りは万全。なればこそ、息も絶え絶えの敵を一気に叩き潰すべし。
そう短い言葉の中に含めれば、二色の炎がドラゴンを囲む。竜が吐きつけるものに勝るとも劣らないそれの源泉が憎悪であることは、最早言うまでもなく。
「安心しろ。兄弟にも母親にも、すぐ逢える」
だから――死ね。
一際強く、柱のように燃え盛る炎で語るレスターの居所は高層建築の最上階。
機械腕で外壁に取り付いて、高みから見下ろしてくるその鋭い眼差しを抉ろうと竜が腕伸ばせば、まるで影のように現れたティアンが同じ機械腕の一振りを爪に合わせた。
同じ盾役でも、自身の方がまだ力に余裕があると感じての動きだが――それ以上に、ドラゴンへの黒々とした感情で突き動かされたようにも見える。
しかし、何れにしても事実として述べるべきは一つだ。竜が苦し紛れに繰り出した一撃も、ケルベロス一人すら脅かすには至らなかった。ただそれだけ。
「何の為に生まれてきたんだろうね?」
さらりと毒づいたアンセルムが不可視の檻を組み上げる。
竜は閉じ込められたと気付く事すらなかっただろう。その鳥籠じみたものの内側では盛大な爆発が起きて、弾け飛んだ血と肉と鱗が見えない壁にぺたりと貼り付く。
それが檻の崩壊と共に竜の周辺へと流れれば、惨憺たる光景の中にメロゥの朗らかな声が響いた。
「さぁさぁご注目あれ、今日も楽しい手品の時間だよ。お代は見てのお帰りだけれど――」
相対する竜が一体何処に帰るというのだろうか。
解りきった事など問わない。ただメロウはにこやかにトランプを投げて、ドラゴンの大きな金瞳が一枚を映し出したところで、パチンと指を鳴らす。
瞬間、巨体がのたうち回る。それを突き破って現れたスペードのエースを掴み取ると、メロゥは今際の際にある唯一の観客に一礼してまた一瞬で姿を消す。
入れ替わり、竜に攻め掛かるは篠葉。繰り出す呪いの言葉は相も変わらず奇天烈だが、その重みは戦端を開いて以降増すばかり。
ゲートすら失った竜が人を憎むのと同じように、人も暴虐の限りを尽くしてきた竜を怨むのだ。地球が侵略されるようになってから数百年。ケルベロスが現れるまで延々と搾取され続けるばかりだった人々の怨念。篠葉によって引き摺り出されたそれは、竜を暗闇の底に連れて行こうと四肢を掴んで離さない。
そうして動きを封じられた敵に、襲いかかるのがプランの魔力。
光線の形をしたその一撃は竜の身体を貫いて――。
「いっぱい出し入れして気持ち良く逝かせてあげるよ」
妖しく笑うプランが囁けば、プリズムでも通り抜けたかのように折れ曲がって再び巨躯を穿つ。
何度も繰り返されるそれは見た目の美しさに反して惨たらしく、もはや凌辱と等しい。
やがて、ドラゴンは天に向かって咆哮を一つ轟かせると、その身体を墓標の如く聳え立つ建物に打ち付けて、息絶えた。
●
竜の巨躯が滅んでいく。
それは樹木の枯れ果てる様にも似ていた。鮮やかな赤い鱗が朽葉色に染まり、まるで椿のように首が落ちる。断面に覗く蔓草の束と思しき緑の軸は骨の代わりだろうか。
「このドラゴンのお肉は要らない」
和が目を背ける。呟きは、眼前の存在を認めないと言っているようだ。
けれど、其処に在るのは紛れもなく竜の亡骸。
攻性植物と魔竜の因子を併せ持つドラゴン。樹母竜リンドヴルムが生み出した新たな進化の形。
その脅威が一つでもまともに芽吹けば、どれほどの被害を齎すかは眼前の光景から推し量れる。
「……早く見つけて始末しないとな、卵抱えたドラゴン」
ティアンの呟きに、レスターは無言のまま頷く。
一方で、メロゥは苦笑して。
「暴れるにしても場所を考えてもらえないかなぁ」
言っても詮無きことだろうけど、と続けた。
モノクルデバイス越しの視界に映るのは、焦げたり溶けたりドミノ倒しになりかけたビル群の一片だ。
「もう一仕事、だね」
「ああ」
ティアンが短く答えて、ヒールを施し始める。
メロゥも後に続けば――当然、蘇っていく街並みには幻想化という現象が伴う。
その形状や雰囲気ばかりはケルベロスたちでさえコントロールできない。
「……ちょっとお洒落なオフィス街として見てもらえるよね」
其処で働く人々に思い馳せながらアンセルムが言えば。
「戻ってくる人たちに聞いてみる?」
プランはそう返すと、答えを待たずに避難指示の解除を告げるべく飛び立っていった。
作者:天枷由良 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2020年8月26日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 9/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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