烏賊と獣と暗がりの街

作者:駒小田

 とある地方都市の一画、まばらなビル群や店舗が建ち並んでいる。その何れにも灯りは無く、夜の暗がりにその全貌を溶かしていた。
 建造物群を照らす者がいる。青白い光を発し夜の空を泳ぐのは、蛸か烏賊のような触手を無数に生やした姿をしていた。
 ゆらゆらと漂っていた発光体は、何かを思い出したように動きを確かな物へと変える。その軌跡に光片を散らし、巨大な魔方陣を描き出した。
「ウォォオオオオオ!」
 魔方陣の中心、咆哮と共に目覚めた存在がある。全身を体毛に覆われた姿は獣を連想させるが、その全容は判然としない。
 自らの結果を空から見下ろし、触手を満足そうに蠢かせた発光体は、獣を伴い暗がりの街へと消えていった。
 
「死神が現れたみたいっす」
 集まったケルベロス達に、黒瀬・ダンテ(オラトリオのヘリオライダー・en0004)が告げる。
「見た目は、鱗の無い魚に触手が生えたような感じみたいっす」
 現れた死神は、かなり下級に位置するらしく知性を持たない個体だ。
「今より昔に、何かの理由で死んでしまったデウスエクスをサルベージして戦力にしようとしてる、という事らしいっす」
 サルベージした際に変異強化を掛けており、その影響なのか、
「ウェアライダーをサルベージしたみたいなんすけど、見た目の変質が酷くて詳細が分からなかったっす」
 たが、確かな事がある。
「これを放置すれば、よくない事が起こるのは確実っす」
 今回の依頼は、出現ポイントへ急行し死神の計画を阻止する事だ。
 ダンテは情報の展開を行う。
「死神の出現地点は市街地中心の交差点、時間は深夜っす」
 市街地といっても田舎の地方都市であるらしく、街灯こそあるものの人通り車通りは皆無といっていい。そもそも避難勧告が出ているので一般人は寄り付かないだろう。
「介入可能な最速のタイミングっすけど、サルベージが終わった直後っす」
 これより早いと死神が逃げてしまう、との事だ。
 次に、と前置きダンテは更に展開の速度を速めていく。
「変異ウェアライダーは知性や理性を失っているみたいっす。そのせいなのか攻撃方法は爪とか牙を使った単純な物みたいっす」
 ただ、強化された身体能力は脅威になるかもしれない。
「死神は触手の中央部にある口で噛み付いたり、触手で攻撃をしてくるっす。なんすけど……」
 そう一瞬言いよどみダンテは続ける。
「この触手は怨念の集合体みたいなものらしいんすよ」
 つまり、触手に攻撃しても死神にダメージは与えられず、短時間で再生してしまう、という事らしい。
「デウスエクスとはいえっすよ」
 ダンテは言う。
「眠っているのを勝手に引っ張り出して、意思とは無関係に侵略の道具にしてしまうのは許される事では無いと思うっす」
 だから、
「また眠らせてあげて欲しいっす」


参加者
水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)
黒田・稔侍(ブラックホーク・e00827)
アビゲイル・グレイ(彼岸咲くバルカロール・e01445)
磐境・かなめ(山巫女・e01801)
シェリー・フォレスト(木漏れ日のシスター・e02721)
アゼル・グリゴール(レプリカントの鎧装騎兵・e06528)
音無・凪(片端のキツツキ・e16182)
ベルモット・アルカール(うさみみ螺旋メイド・e16802)

■リプレイ

●暗がりの潜伏者達
 夜に沈む都市の一画にケルベロス達は居た。彼らは予言にあった交差点の近くで息を潜め、その時を待っていた。
「死んだ命を弄ぶ、ね。悪趣味なデウスエクスもいたもんだな」
 そう言って水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)は周囲を見回している。
「ウェアライダーが起こされる前にとっちめたいところだけど、それが出来ないってのはなんとも歯痒いもんだ」
 鬼人の言葉を受けて、音無・凪(片端のキツツキ・e16182)が呟いた。
 唐突に黒田・稔侍(ブラックホーク・e00827)が、しっ、と口先に指を立て周囲に警戒を促した。
「来たな」
 稔侍は物陰で息を殺して交差点の様子を窺う。
 程なくして、建造物の間を縫うように発光体が来た。周囲を青白く照らしながら、悠々と泳ぐように飛んでいる。
「こいつはイカ……でありますか?」
 見上げる磐境・かなめ(山巫女・e01801)の視線の先、触手を蠢かせ夜空を飛翔する死神のデウスエクスは、確かに烏賊のような蛸のような姿をしていた。死神は軌跡に光片を散らし、上空に魔方陣を描いている。
「この死神にも目的はあるのでしょうけど……私達も引く訳にはいきませんからねっ」
 散る光を浴びながらシェリー・フォレスト(木漏れ日のシスター・e02721)も死神を見つめていた。
 2人の横でアゼル・グリゴール(レプリカントの鎧装騎兵・e06528)が死神の予測情報を寄越してくる。
「目測ですが、推定飛行高度は50メートルといったところでしょうか」
 描きあがった魔法陣が発光し、力の発現を主張していた。同時に何かの気配を感じる。その感覚は魔法陣の光度と共に高まっていった。
 気配と魔法陣が発する光が最高潮に達した瞬間、魔法陣が砕け光の欠片が周囲に降り注ぐ。
「ウォォオオオオオ!」
 咆哮が響き渡った。
 魔法陣の中心の丁度真下にウェアライダーらしき姿がある。その姿は不自然に筋肉が膨張し、牙や爪が鋭く伸びていた。瞳は理性の一片も感じさせず、獰猛な唸り声を漏らすだけだ。
「……気に入りませんね」
 ベルモット・アルカール(うさみみ螺旋メイド・e16802)が吐き捨てるように呟いた。
「呼び起こされた彼……或いは彼女かな? きちんと眠らせてあげないとね」
 アビゲイル・グレイ(彼岸咲くバルカロール・e01445)の言葉にケルベロス達が頷き、行動を開始する。

●光散る交差点にて
 夜の暗闇に反して、周囲は明るくなっていた。魔法陣が砕けた時に散った光の破片がゆっくりと落ちながら周りと照らしていたからだ。もっとも、それが何時まで続くのかは分からないが。
「……さて、イライラしながら待ってやったんだ。逃さねぇぜ?」
 凪がウェアライダーと死神とを順に見据え、刀を抜く。
 それに気付いた死神が触手を蠢かせ威嚇をすると、地面やビルの壁面に魔法陣が無数に展開された。
「仕掛けてくるそ!」
 稔侍は手にした銃で死神を狙う。しかし、魔法陣から射線を塞ぐように触手が突き出してきた。彼は舌打ちしつつ、退避と攻撃のために移動を開始する。
「こんなに沢山ゲソを出せるなら、食べるのに困りませんねっ」
 勿論冗談ですよっ、と付け足しつつ、シェリーはやや後方から状況の推移を注視していた。周囲は地面やビルの壁から触手が無数に突き出し、さながら触手の森といった様相だ。
 不意にシェリーの視界に桜の花びらが舞う。
「まとめて掻っ捌く!」
 凪の叫び声と共に、桜吹雪の奔流に触手の群が呑み込まれた。ひらひらと桜が舞う中で、触手達は一様に両断されているのが見える。桜の一太刀はウェアライダーも巻き込んでいた。
 切断された触手が光に散る中、ウェアライダーの肩口から飛沫が上がる。そこでようやく敵に気がついたのか、咆哮と共に突っ込んできた。
「行かせないよ……!」
「止めます」
 アビゲイルとアゼルがほとんど同時に仕掛ける。アビゲイルは羽織っていたマントは翻し、裏地に仕込んだブラックスライムを解き放った。更にアゼルは鎖を操作し、ウェアライダーの捕縛を狙う。
「こちらはお任せください。死神の対処をお願いします」
 アゼルが言った先、既に仲間のケルベロス達は動いていた。
 触手の群が切り払われ、視界が開ける。射線が通った。稔侍とかなめが射撃体勢に入っている。
「マタギ流早撃ち術なのであります! しゅーとぉ!」
 かなめは構えるや否や、速射でもって死神を撃った。
「死者を弄んだ報いだ。覚悟を決めろ」
 一方、稔侍は丁寧に照準し狙い撃つ。
 放たれた2つの弾丸は死神の身体を穿ち、二筋の飛沫があがった。
「届くでしょうか……?」
 シェリーは鋭い動作で腕を振り、カプセルを投じる。カプセルには溝が掘られた刃が付いていた。死神の体表に刃が刺さり、カプセルから溝を伝って液体が染み出してくる。この液体にはヒールによる治癒を阻害するウイルスが含まれていた。 
「えらくまた高い所に……」
 鬼人は内心で舌打ちをする。物は試しとビルの壁を登ってみたものの、近接攻撃は届きそうに無い。
「仕方ないか」
 そう言って左手を前に突き出し、意識を集中させた。そんな彼を横を人影が掠めていく。
 ベルモットは街灯や壁を足場に跳躍し、更にビルの屋上から飛翔した。空中で空気を踏み再跳躍を果たす。視線の先、死神の横っ面にいきなり爆発が起きた。
 爆発の熱と衝撃にもがく死神にベルモットは迫るが、徐々に失速し、身体が重力に引かれていく。
「……ッ!」
 落下しそうになる身体を制御し、氷結の力を込めた螺旋の奔流を放った。そして遂にベルモットは落下の軌道に入る。頭から落ちていくが、強引に身を捻りビルの屋上に着地を決めた。
 ベルモットは立ち上がり一瞬ウェアライダーへ視線を飛ばす。
「……戦いの為に造られ、死してなお死神の手駒として使われる」
 死神に視線を戻すと、体表に氷結した箇所が見えた。
「全く……気に入らないわね」
 彼女が見据える先で、死神が動きを作る。触手が妖しげなオーラを纏っていた。死神は高空から触手を伸長させ、鞭のように叩きつける。
 道路付近にいた後衛が呑まれた。

●烏賊は光を発し空を飛ぶ
 死神による攻撃で、道路や建物に裂傷のような破壊痕が残されている。
「全員無事か?」
 稔侍が自分を含めた、巻き込まれた仲間の様子を確認していた。
 無事を確認したのも束の間、周囲に魔法陣が無数に展開され、触手の群が再度突き出してくる。
「伏せてください」
 ウェアライダーを抑えていたアゼルがそれに気付き、対処に動いた。
「一掃します」
 彼が手に持つガトリングガンを振り回すように弾をバラ撒く。弾丸は物量によって空間を制圧し、触手達を粉砕していった。
「立て直しますっ!」
 シェリーは試験管のような容器をいくつか取り出し、宙へと放る。容器が空中で割れ、内部に貯えられていた薬液がブチ撒けられ雨のように降り注いだ。
「こいつは予備なんだが……」
 稔侍は今まで使っていた物とは別の銃を取り出した。
「援護する」
 そう呟きつつ、両手のリボルバーを連射し死神に対し牽制の弾幕を張る。
「流石に降りてきちゃくれねぇよな」
 鬼人は再び死神に向けて手をかざし、意識を集中させる。爆破を生じさせようとした瞬間、咄嗟というような動きで死神が回避を試みた。しかし、弾幕に阻まれ回避行動を完遂できない。
「直撃とはいかないか……!」
 背後の気配に振り返ると、ベルモットがいた。見れば、手持つナイフが妖しく光っている。
「死神にもトラウマはあるのかしら?」
 高空に浮かぶ死神に対し、その瞳を刃に写す。刃を直視した死神は一瞬緊張したような挙動を示し、動きを止めた。
「火の神様よ、於いでませ!」
 かなめの背後に気配が来た。半透明の何かが動いているのが見える。かなめが持つ銃に手を添えているようだ。
「火神弾装填!」
 空いている回転式弾装に炎の弾丸を生成、装填する。
 照準器越しの視線の先、硬直していた死神がこちらに気付き、触手を大きく広げ根元の嘴で喰らい付こうと突進してくる。高所からの逆落とし、そんな勢いで迫る死神に怯まず狙いを定める。
「もう遅いでありますよ!」
 引鉄を合図にバレルをガイドとして炎弾が突っ走った。炎の弾丸は死神の口から入り、体内を焼きながら貫通を果たす。弾丸が抜けた瞬間、死神が炎に包まれた。
 力を失った死神が燃えながら落ちてくる。地面に衝突する、その瞬間に死神の身体が朧げになり、莫大量の光片を散らして消滅した。
 光片は程なくして消え去る。同時に散っていた魔法陣の欠片も消滅してしまった。更に光源になっていた死神も消え去った事もあり、周囲の光量が急激に低下する。
「チッ! 見失ったか!」
 凪が悪態を吐いた。街灯は機能しているが、瞬間的な光量の変化に一瞬だけ目の反応が遅れる。
「今灯りを!」
 アビゲイルが念のために持っていた照明器具を点けた。それに反応したウェアライダーが静かに狙いを定める。
「……!」
 暗がりに揺らめく双眸の光、アビゲイルが持つ照明に反射した瞳を捉えた凪は咄嗟の動きを作った。アビゲイルの照明がその姿を照らす。右腕を盾にし、ウェアライダーに喰らい付かれた凪がいた。

●主亡き獣は月下で咆哮す
「大丈夫ですか!」
 シェリーが駆け寄ろうとするのを、凪は左手で制する。
 彼女は不敵に笑っていた。
「起きろ、求煉」
 彼女の右腕を覆っていた黒の帯革が弾け跳び、彼女の右腕に装着された義骸装甲が目を覚ます。義骸装甲を覆うように白黒の炎がチラチラと溢れるように燃えていた。ウェアライダーは本能で危険を察知したのか、瞬発的に飛び退く。
「治療完了ですっ」
 シェリーはアゼルに治癒を施していた。凪は先程の義骸装甲に治癒機構でもあるのか、起動と同時に傷が塞がっていたため、アゼルの治療を優先していたのだ。
 アゼルは治療の礼を述べつつ、治療中に展開と装着をしていた巨大杭打機の最終チェックをしていた。
「ユニット固定確認……炸薬装填……セーフティ解除」
 杭打機の正常稼働を確認したアゼルは敵を見据える。視界の隅にアビゲイルが何かの詠唱をしているのが見えた。
「動きを止められれば……」
 アビゲイルが詠唱を完了した。同時に、虚空から発生した光条の薙ぎ払いがウェアライダーに叩きつけられる。光の帯に晒された箇所が石へと変じていた。
「ウォオオオオオオ!」
 石化した箇所が自壊するのも構わない、といった様子で強引に身体を瞬発させる。
「無駄弾は一発たりとも出さないであります!」
 そう言ってかなめは明後日の方向に射撃した。弾丸は街灯の柱に当たったかと思われたが、跳ね返った弾丸がウェアライダーの背に当たる。ウェアライダーは一瞬よろめくが、その速度を落とさない。
「主が消えて、タガが外れたか……?」
 稔侍はリボルバーを構え、狙い撃った。弾丸は吸い込まれるようにウェアライダーの肩に直撃し、衝撃で身体を揺らすが未だに止まらない。 
「どうにも、すっきりしねぇな」
 ウェアライダーに追いついた鬼人は並走しつつ、刀を抜く。
「死んでまでこき使われ、死んだ奴まで使わなきゃならねぇ理由がよ」
 鬼人の言葉に反応したのかウェアライダーが一瞬速度を落とした。
 その隙を突いて鬼人が攻撃を仕掛ける。
「まったくもって理解できねぇ!」
 大上段から振り下ろされた一撃は、グラビティ・チェインを纏い破砕の力を発揮した。地面が薙ぎ払われ、ウェアライダーが吹き飛ばされる。
 すぐさま体勢を立て直してしまうが、背後に回りこんでいたベルモットが、刹那の動きでウェアライダーの首筋を掻っ切った。
「……」
 血が噴き出し、ベルモットの身体に降り注ぐ。何か思うところがあるのか彼女は口をつぐんでいた。
 それでも、ウェアライダーは倒れない。
「炸薬点火。穿ち貫きます」
 肉薄したアゼルが杭打機を稼働させ、轟音と共に衝撃を叩きつける。後方に吹き飛ばされたウェアライダーは腹から飛沫が噴き出していた。
「ガァアアアアア!」
 ウェアライダーは、最早咆哮とも判別できない叫び声を上げる。
 凪は、もういいじゃないか、一瞬そう言ってしまいそうになるのを自覚した。言葉を飲み込み、顔を上げるとウェアライダーが眼前に迫っているのが見える。振り下ろされる爪撃に対し、ほとんど反射という反応で右腕を掲げ義骸装甲を盾とした。
 義骸装甲は欠損を受けたが、まだ刀は握れている。カウンターとして強引に突きを繰り出した。その一撃は荒々しく、しかし寸分違わずウェアライダーの心臓を貫いている。
 ウェアライダーの身体から力が抜け、その身を凪に預けるようにもたれかかってきた。しかし、その重みは刹那の間に霧散し、ウェアライダーの身体も光に散った。
「……面白く無いねぇ、まるですっきりしない」
 空を仰ぎ、凪はそう独りごちる。
「無事に自然へと還せたでありますなぁ」
 かなめは感慨深そうに、うんうん、と頷いていた。
「迷える魂に救済を……せめて、死後は平穏であるように……っ」
 散りゆく光にシェリーは祈りを捧げている。不意に何かに気付いたように呟いた。
「えっと……主よ、死神を祈っても大丈夫なんでしょうか……?」
 悩むシェリーに稔侍が声を掛ける。
「死神といっても単にデウスエクスの呼称だろう?」
 なるほど、と得心したシェリーは祈りを再開した。見ればアゼルや鬼人も黙祷している。
 私は死神を祈る事は出来ないけれど、そう前置きアビゲイルは言った。
「私もウェアライダーの安息を祈るよ」
 浅からぬ因縁があるのだろう。そう感じさせる言葉だった。
「だが死の冒涜者と考えると、どうなんだろうな」
 そういえば、という調子で稔侍が呟き、シェリーがハッとして振り返ってくる。
 ベルモットはそんなやり取りを傍目に、街灯の上に腰掛けていた。ウェアライダーの最期を見届けた彼女は、誰に聞かせる訳でもなく語りかける。
「私は暗殺者として感情を捨てたつもりだけれど……同族として貴方には多少の憐憫の情を感じるわ」
 だから――。
「二度と蘇らずに……おやすみなさい」
 再び夜の暗がりに沈む街を、月が照らしていた。

作者:駒小田 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年12月14日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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