ナース服を着せたい者たち

作者:塩田多弾砲

「マジ?」
「大マジ。菊の弟君……龍児くんだっけ? ダモクレスに襲われたって。聞いてない?」
「あー、だからか。龍児のやつ、プロテスト直前になんか怖がってたのは、そういうことだったのね」
 と、とあるメイド喫茶のメイドさん、麟堂菊子は、同僚の大村一菜と、そんな会話を交わしていた。
 このメイド喫茶は、建物一階に店舗がある。が、今日のような晴れた日には、オープンカフェとして外にもテーブルと椅子とを並べている。
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
「晴れの日限定メニュー、『晴れバレセット』は如何ですか?」
 などと接客していた菊子と一菜だったが、
『メイド、だと……?』
 今回のご主人様たちは、ハシビロコウっぽい姿のおっさんを先頭に、『ナース命』と書かれたダサめのシャツに身を包んだ者たち十数名。
『女性なら、『ナース服』を着るべき! そうだろう諸君?』
『『『そうです! ナース最高!』』』
『そもそも……『癒す』という行為は、全ての生物にとって、必要な行為。つまり、『癒す』職業である医療関係者は、生物にとって必要な存在。であるから、その『象徴的存在』である『ナース』こそが、全ての人間にとって必要な存在……そうだな?』
『『『そうです! ナース最高!』』』
『つまりは、ここのメイドたちも、ナース服に即刻着替えるべき。そうだな?』
『『『そうです! ナース最高!』』』
「……えーと」
「……ご主人様方、当店はナース喫茶ではないので……」
 菊子は理解できず固まってしまい、一菜はやんわりと退店を勧めたが、
『では、まずはこの店のメイドたちからナース服に着替えさせるのだ! かかれ諸君!』
『『『了解! ナース最高!』』』
 その意図を無視しつつ、連中は襲い掛かった。

「あー、こないだボクシングスタイルで戦うダモクレスの事件、あったッスよね?」
 湯上・伊織(ゆがみちゃんは歪みない・e24969)たちにより、倒され解決した事件。
 その現場からかなり離れた某町内の、メイド喫茶『MMM(スリーエム。その意味はモエ・モエ・メイドーズ)』。
 ダンテが言うには、今度はそこにビルシャナが出現したというのだ。
「毎回訳の分からん理由と理屈で、いろいろ迷惑かける連中ッスが……今回は『ナース服を女性たちに着せる』ってな目的を持ってるみたいッス」
 その理由……というか、根拠は、
『癒しは全ての生物に必要』
『ナース服は、癒しの象徴』
『ゆえに全ての女性はナース服を着るべき』
 ……という、
「ま、要は『ナース最高。それ以外は要らん』という、実にイタイタしい、非常に恥ずかしい主義主張をゴリ押しする連中ッス」
 そして今回の件、要はこの信者連中の主義主張に対処し、このビルシャナをブッ飛ばしてもらいたい、というわけだ。
 ビルシャナ化した連中の主義主張を覆す、インパクトある主張を行えば、信者たちは改心、戦わずして無力化が可能。それが叶わなければ、戦うしかない。
 ビルシャナさえ倒せば元に戻るため、救出は可能だが、配下や信者が多ければ戦闘で不利になるは必至。
「ビルシャナはハシビロコウに似てるんで、『ハシビロ』と呼ぶッスが。こいつの信者たちとまずは相対しなきゃッス」
 数は十人以上、全て『ナース命』と書かれたシャツを着て、全体的によれた服装をしている。
「半分くらいは女性ッスが、彼女らも同じ格好ッス。くたびれたジャージとかスーツとかッスが、『ナース命』のシャツは変わらずッス」
 年齢は十代後半から二十代前半くらい。
『かわいい女の子はかわいいナース服着るべし』
『ただし自分たちはかわいくないから除外』
 という事を口にしている様子。
「まあ、かわいいか否かはともかく、彼女らも迷惑な連中ッスわ。で、同様の熱気を持ってるのが男の信者共ッス」
 そいつらはむさくるしい姿で、『ナースハァハァ』と興奮している。ただし、口先だけは達者。ネット上で、『屁理屈ばかりをこねてマウントを取りたがる書き込みをしてる者たち』と、どこか似ている……らしい。
 ビルシャナ『ハシビロ』の方は、閃光と氷輪と炎を用い攻撃する。
 こいつ自身もまた、信者と同様に『屁理屈こねて優位に立つ事得意』『ナース好きな理由は自分のお気に入りだから、以上』とのこと。
「まー、そんなわけで。一緒にナース服最高と盛り上がるか、あるいは正論用いて否定するかして、このビルシャナの支配を脱するようにしてほしいッス」
 言うまでもない。毎回ビルシャナの起こす事件は色々と頭が痛いものが多いが、今回もその例に漏れぬもの。それを実感した君たちは、いかに攻略すべきかを頭の中でシミュレートしつつ、立ち上がった。
 ……若干のナース萌えも期待しつつ。


参加者
ミスラ・レンブラント(シャヘルの申し子・e03773)
湯上・伊織(ゆがみちゃんは歪みない・e24969)
弓月・永凛(サキュバスのウィッチドクター・e26019)
草薙・美珠(退魔巫女・e33570)
九尾・桐子(蒼炎の巫女・e33951)
草薙・桜依(見習い巫女・e61789)
レイファ・ラース(シャドウエルフの螺旋忍者・e66524)
カフェ・アンナ(突風はそよ風に乗って・e76270)

■リプレイ

●二人のメイド、ナースの洗礼
「……お客、来ないわね……」
 今日のメイド喫茶『MMM』には、客が来なかった。
 レイファ・ラース(シャドウエルフの螺旋忍者・e66524)はこの店に、メイド服・露出多めのを着て、先に潜入していたが……拍子抜けだと嘆息する。
 そして、潜入していたもう一人……カフェ・アンナ(突風はそよ風に乗って・e76270)は、
「や……だめ……あたし、そんな……」
「ちょ、ちょっと……ふあっ!」
 麟堂菊子と大村一菜を、店裏の一室にて、
「はあっ、ふたりともかわいい……」
 押し倒していた。
 若干の強引さとともに、二人の体中を荒々しく愛撫。
「だ、だめ……あああっ!」
「あひっ! ああっ!」
 軽く絶頂した二人に、カフェは更に攻めようとしたが、
「……?」
 表が騒がしくなったのに気付いた。

『……『ナース』こそが、全ての人間にとって必要な存在……そうだな?』
『『『そうです! ナース最高!』』』
 カフェが出てくると、レイファの前でのたまうビルシャナと愉快な信者どもの姿が。
「……ええ、ナース服は確かに素敵! 私も好きです! でも、どの衣装にも、それぞれ良さがあるのです!」
 レイファが説得するも、
『ならば、より良い衣装であるナース服に着替えるべき! そうだな諸君?』
『『『そうです! ナース最高!』』』
 レイファの言葉に、わけわからん理屈が返って来た。
「あ、あの……」
 ならばと、カフェが進み出る。
「あ、貴方たちは十分にかわいいです……! その自覚がないから……お洒落にこだわりが亡くなり、こんな教義に走ってしまうのです……」
 しかし、
『自覚? 知りません、かわいい女子にかわいいナース服を着てもらう、何か問題でも?』
『自覚があろうがなかろうが、私達が見て楽しめる女子に来てほしいわよねー』
 と、あっさりスルー。
『そうだそうだ、似合う美少女がナース服を着るべし!』
『自覚云々言うなら、お前らが着ろ!』
 男性信者らが入れ替わり、やんややんやと責めてくる。
「……弄ばれ汚されるのは良いけど……でも、どうせなら女の子の方が……」
 などと、ドM的な悩みをぶつぶつ口にするレイファ。じりじり迫られ、
「はーい、そろそろ真打登場って感じかしら? ほら、一緒に」
「あ、あの。本当にこんな格好で人前に?」
 二人の美少女が、その場に現れた。

●美少女ケルベロスの看護師と信者、えっちすぎるナースコール
「颯爽登場! 癒し系ナース! ……あ、私は湯上・伊織(ゆがみちゃんは歪みない・e24969)。ナース好きの貴方たちのために、ここに美少女ナースを用意したわ!」
 美少女……にしか見えない美少年は、ナース服姿の美少女を、むくつけき男性信者らの前に差し出した。
「あ、あの……草薙・美珠(退魔巫女・e33570)と申します……」
 恥ずかしそうにもじもじしている彼女は、確かにナース服姿。しかしそれは、下着が見えてしまいそうな、短いタイトスカートなそれ。
「……ちょ、ちょっと待ってください。あの……伊織さん」
 と、美珠は伊織に耳打ち。
「……この看護服、おかしくありませんか? 確かに神様は、この格好で鳥妖魔の信者の皆さんを正気に戻せと言ってましたが……」
「あら、おかしいってどこが? 何も問題なしよ、ねえ?」
「は、はい……、美珠さん、かわいい、です……」やや興奮、または発情した感のあるカフェに、
「……いいわよ、私もいいと思う!」力説するレイファ。
 こう言われては、美珠は何も言い返せない。
「わ、わかりました……」と、事前に渡された台本を取り出し、読み上げた。
「え、えっと……『信者の皆さん? 鳥妖魔を裏切って、私たちの方に来れば、こんなご褒美をしてあげますよ……?』 って、このあとは、どうすればいいのでしょう?」
 首をかしげる美珠に、伊織は後ろから絡みつく。
「じゃあ、ここからは……」
 その様子に、男性信者らが『おおーっ!』とどよめくも、
「あーっ! 美珠おねえちゃん、また神様にだまされてますねっ!」
「なんですかこれ! また美珠さん騙そうとしてやがりますか!?」
 草薙・桜依(見習い巫女・e61789)と九尾・桐子(蒼炎の巫女・e33951)、巫女見習いと狐っ子巫女の二人が駆け寄り、どよめきは消えてしまった。
「騙されちゃだめですよ! どうせまた神様は適当な事を言って、お姉ちゃんにいやらしい事させたいだけなんだから!」
「そうです! 伊織さん何をふざけてやがりますか!」
「あらあら、信用無いわねえ」
 いきり立つ二人に、呑気に返す伊織。
 だが、男性信者らは目前でいきなりコントを始められ、戸惑った後、
『……よくわからんが、ご褒美とやらはどうした』
『そーだそーだ。ナース服着てるの一人だけじゃんか』
 こちらもいきり立ち始めた。
『あ、でもその女の子のナース姿は、ちょっと良いわよね』
『清楚そうなのに、いやらしい感じのナース服着てるのはなかなかだわ』
 と、女性信者らは美珠に注目。
 そこに、
「ナース服着る気あるか、だと? あるぞ」
 ミスラ・レンブラント(シャヘルの申し子・e03773)と、
「清楚そうなのに、いやらしい? それは良いわね」
 弓月・永凛(サキュバスのウィッチドクター・e26019)が、姿を現した。

●ナースは癒し系? いやらし系?
「ちょっと待ってなさい」
 と、ミスラは畳んでおいたナース服を取り出すと、
『『『おおおーっ!』』』
 男性信者らの前で着替え始める。
「ほらほら、桜依ちゃんと桐子ちゃんも、ナース服着ないと。信者の人たちも期待してるわよ?」
 と、伊織は二人に促す。
「って、ちょっと!? わ、わたしはナース服なんか着ませんからっ!?」
「あら。こっちのナースの方が良いって思ってもらわないと……美珠ちゃんが彼らに襲われちゃうかもよ? それに……」
 桜依ちゃん可愛いから、似合うわよ? 美珠ちゃんも見直すかも……。
 伊織の悪魔のささやきに、
「そ、そこまで言うなら……ちょっとだけ……」
 と、桜依は丸め込まれてしまった。
「何ふざけてやがりますか……って、桜依さん?」
「えへっ、ど、どうでしょう? 似合います?」
 あっさり着替えは完了。伊織は続けて、
「さ、桐子ちゃんも! 巫女服よりも似合うわよ、ねえ、二人ともそう思うでしょ?」
「は、はい……桐子さんも、似合うと思います……」
「べ、別に見たいなんて、思わなくもないかもしれないからねっ」
 カフェとレイファも、伊織に同意。
「うぅ……わかりましたよ。着ればいいのでしょう、着れば」
 と、桐子の方も押されるままに着替えを。
 そして、永凛は、
「ほーら、麗奈ちゃん。お座り」
「わんっ」
 スカートとパンツを省いた、上半身のみのメイド服を着て、犬耳を付けただけの少女に命じていた。かの裸のサキュバスの手には、少女の首輪から伸びたリードが握られている。
『ナース服じゃない……けど……』
『な、なんだか……』
 魅了されているのも当然で、永凛からはラブフェロモンが生じていた。
 少女を四つん這いにさせ、ぺろぺろとじゃれさせながら……、
「さて、私はこう見えても、『女医』です。なので……診察させてもらいますね。ほら、貴方たちも……」
 そう言うと、店のメイド二人……カフェが先刻押し倒した、菊子と一菜も呼び寄せていた。

●いやらしナースに癒される?
 こうして、男性信者の前では伊織が、ナース姿の美珠からご奉仕を。
「へっ? 伊織さんを癒すためにご奉仕するんですかっ!?」
 最初は戸惑ったものの、すぐに立ち直り。
「……わ、わかりました。本来は、身体の腫れた場所の病魔を追い出す儀式なのですが……」
 言われるままに、『草薙流治癒術』(という名目のえっちな行為)を実践した。すなわち、伊織の下半身の膨らみを両手で包み、優しくほぐし……毒を抜くように、咥え、舌を這わせたのだ。
「んっ……良いわ、美珠ちゃん……」
 そして、それを凝視する男性信者らには、
「わかりました。順番に……手で……え? 口で?」
『もー、なんでもしてあげますよ』と、なかばやけくそ気味に、男どもにご奉仕する桐子。
「信者の皆さん、ここが気持ちいいんですね?」
 桜依もご奉仕。『これも説得ならしかたないですね』と、これまた乗せられ、手と口で愛撫をしていた。

 そして、女性信者の方は。
「……ナース服も勿論だけど、いわゆる仕事着に『魅力』があるのは確かよね」
 永凛が、ラブフェロモンで虜にしていた。
「けれどその魅力は、『その仕事に従事している時の姿』に一番表れるんじゃないかしら? 例えば……」
 犬姿の少女に、お手や四つん這い、服従のポーズや仕草をさせる永凛。
「この犬メイドちゃんも、こうやって従事してるからこそ、魅力が漂い出ていると思わない?」
『そ、そうね……犬かわいい』
『下半身、丸出しなのも、特に……』
 既に思考力が落ち、判断力も低下している女性信者たち。
「さっきも言ったけど、ナース服は確かに素敵です! ですが、どの衣装にもそれぞれ良さがあるのです!」
 レイファがそこに畳みかける。
「例えば、ナースさんとメイドさんに同じ料理を出されたとして、どちらも同じものだと感じますか? ナースさんでは、どうしても『病院食』というイメージが付きます。ご主人様・お嬢様の為に作ったメイドさんの料理に比べ、どちらが美味しいと感じられるかは考えるまでもないでしょう! つまり……『ナースも良いけど、メイドも良い』って事です!」
 言い放つレイファに続き、カフェが、
「せ、先刻言いましたが……貴女たちも、十分かわいいです……!」
 と言いつつ、信者らの服を脱がしにかかっていた。
「言葉で言われただけで伝わらないなら、実際に『かわいいところ』……いっぱい引き出して差し上げます。まずは……そんなダサい服、脱いじゃいましょう……!」
 ぼうっとしている中、女性信者たちは裸に剥かれつつあった。

 そして、桜依は。
「んっ……はあっ……え? ……しまった、本来の目的をわすれてましたっ!」
 と、伊織に奉仕している美珠に気付き、そのまま二人の方へ。
「んっ……んっ……ぷはっ……え? 桜依ちゃん?」
「お姉ちゃん! だめですっ、わたしがっ……」と、美珠の分を引き受けんとする桜依。
「って、なんで桜依さんまで伊織さんに」
 二人が伊織の下半身にかかりきりなのを見て、桐子もまた美珠の方へ向かう。
 しかし、美珠が伊織に夢中なのを見て、桐子は、
「……れろっ」
 美珠のお尻から、短いスカートをめくり、ショーツを下ろし、そのまま大事な場所へと舌を這わせた。
「んんっ!? やっ、桐子さん!? ……あああっ!」
 びくっと、美珠が反応する。
(「美珠さんを、助けないと……」)
 夢中になった桐子は、
(「でも、美珠さんが奉仕してるなら、私も美珠さんに奉仕してもいいですよね?」)
 そんな事を想いつつ、獣のように舌でそこをなぞり、舐めていく。
「……っ! ふああっ!」
 桐子の舌が、ひときわ激しく舐め上げると。びくびくした美珠の花びらから水が噴き出し……桐子の服に黄染みを作った。
『お、おいっ!』
『ナースのくせに、なぜ俺たちの奉仕を途中で止めるっ!?』
 と、お預けを食った男性信者らが『俺らも混ぜろ』とばかりに迫るが、
 どかっと、ミスラからの鉄拳制裁が。
「ナースに癒されたいといいますが……ナースが看病するのは、『重病人等の入院患者』だけ。ならば……」
 癒される為には、それなりの怪我をする事が必要です……と、ミスラは、問答無用で情け無用とばかりに信者らを気絶させていく。
 まるで『命を奪ってでも、命を救わんとする』とのたまう狂戦士な看護婦のごとく、クリミア仕込みの格闘術的な一撃を食らわしていくミスラ。
『……あれ? ひょっとして、信者は……』
 この時点で、ほぼ空気になっていたビルシャナは、自分の信者たちが全員離れてしまった事にようやっと気づくが、
「それでは……次はすべての毒あるもの、害あるものを絶つ事にしましょう。特にビルシャナを」
 時すでに遅し。
 ケルベロスらに迫られ、ビルシャナは。断末魔の悲鳴とともに三途の川を渡っていた。

●オチはナース堕ち
 こうして、状況は終了。
 ……ではあったが、ケルベロスたちは事後処理にあたっていた。
「この格好でシて欲しいんですか? しょうがないですね」
 ナースキャップ以外、一糸まとわぬ姿になったミスラは、
 人気の無い場所にて、自身が先刻に気絶させた元信者の患者らを癒していた。
「うぉっ! この腰づかい……」
「このナース、エロ過ぎだろ! ………んっ、くあっ!」
「やべ、出る……」
「看護婦さんのナカに……出しますっ!」
 ミスラは、喘ぎながら……、
「あぁん! 出して……! 私のナカに……残さず……ああっ!」
 白衣の天使ならぬ、白濁の天使となっていた。

 レイファとカフェは、
「ひゃああっ! だ、だめっ! ……あああっ!」
 女性信者らとともに、メイド喫茶店内に居た。
 レイファは『エッチなメイド萌え』に目覚めさせようとして、逆に襲われ、自身が何かに目覚めかけていた。
 逆にカフェは、
「ちゅっ……れろっ……可愛い、かわいい……」
 両手に花とばかり、両手に女性を抱え、耳元で甘く優しく、囁き続け、愛撫する。
「はあっ……ひゃっ!?」
「そ、そんなところ……汚い……ああっ!」
 そして、裸に剥いた二人を四つん這いにさせ、そのお尻に指を突っ込み、刺激し……、
「んっ……どんなに、汚れても……可愛いですよ……ああっ!」
 先刻から我慢していた、『便意』を……同時に開放させた。
 三人同時に響く排泄音が、店内を満たす。
「お姉様、私も……ああっ!」
「あらあら……ふふっ、いけないワンちゃんね」
 そして、犬耳少女もまた。永凛に見られながら粗相していた。

「休憩ですか? そうですね、少し休んで行きましょう」
 美珠は伊織に誘われ、某ホテル前に。
「お姉ちゃん! 騙されちゃダメですってば!」
「また美珠さんを凌辱し調教しやがるつもりですか!」
 と、桜依と桐子が阻止せんとするも、
「だったら……二人も一緒にどうかしら?」
 と、誘う伊織。
 数刻後、ベッド上にて。
「そんな……あっ……伊織さん……」
「美珠ちゃん、拗ねちゃやーよ? 皆と一緒なら、浮気じゃないし」
 男の娘が、美少女三人とが交わっていた。
「よくも……ああっ……ナース服なんか……着せてくれましたねっ……あああああっ!」
 桜依に挿入し、快感を弾けさせ、
「だ、だめっ……あひいっ!」
 桐子に差し込み、快感を迸らせ、
「い、伊織さん……あああああっ!」
 美珠の中で、快感が弾ける。絶頂し、失禁する美珠。
「……はあっ、はあっ……ふふっ、それじゃあ二回戦、いく?」
 くったりした三人を見下ろし、意地悪く、優しく微笑む伊織だった。

作者:塩田多弾砲 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年5月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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