サクラサク

作者:OZ

●サクラサク
 立春も、もう一月も前に過ぎた時分にも関わらず、雨となると随分冷え込むものだなと少年は思った。
 とは言え、肌に触れる外気は冬のそれとは違い、吐く吐息に白さはない。冷え込んでこそいるが、春はすぐそこにあるのだと――実感的な意味でも――少年の口元が緩んだ。
 その微笑みの理由は、春の訪れを喜んでいるがためのものだけではない。
 少年が受験した学校の合格発表が、明日に迫っていた。
 人生を左右するだとか、学歴がどうとか、そういったことは少年としてはさほど重要視はしていないが――それでも「手応え」があったとき、それなりに心が震えるものがあった。季節のイベントと称してしまえば、そうなのだろう。毎年、誰かが喜び、誰かは打ち拉がれる。
 受験など、中学に入った頃には自分には縁遠いイベントだと思っていたのだが、自分が体験してみると、なかなかどうして――様々な意味で、馬鹿にできない日々だった。
 そんなことを思いながら、少年は帰路を歩んでいた。
 おそらく、きっと、大丈夫だろう――という結果に対する自負はあったが、それでも落ち着かない心をどうにか宥めるために、コンビニに寄った帰りだった。人気のない公園をまっすぐに行く。
 予想などするはずもなかったのだ。
 桜が咲くにはまだ、ほんのわずか早い雨の日に。
 受験のために別れた――などとは到底言えない、格好のつかない別れ方をした、元クラスメイトの彼女の唇と同じ色をした「桜のようなもの」に襲われて、帰れなくなるなどとは。


 世界は今日もさわがしいけど、と。夜廻・終(よすがら・en0092)は言った。
「普通の活動も大事じゃないかなって、思ってる。……ケルベロスとしての……ばんいしになると思うから」
 恐らく盤石が読めていないらしいが、終はそのまま話を続けた。このサキュバスの少女が、よく依頼を受けているヘリオライダーは今日は不在らしい。
「攻性植物が出る、から。……行こう?」
 人と話すのが久しいとでも言うかのように、終はぽつぽつと言葉少なに情報を提示した。
 人気のない公園に、夜桜のように待ち構えるのが今回の敵であること。
 宿主にされているのは、中学三年生の男性。
 攻性植物は、よく発生する事件と同じく一体のみ。敵のみを倒そうとがむしゃらに攻撃すれば、少年もまた容易く死ぬだろうということ。
「学校の……合格発表があるんだって。近いうちに。……て言うか、明日みたい。だから……」
 人として、咲いたかもしれない桜を見せてあげたいのだと終は言って、「だから、夜のうちにカタをつけたい」と続け、それから少しだけ微笑んだ。


参加者
エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486)
源・那岐(疾風の舞姫・e01215)
バジル・ハーバルガーデン(薔薇庭園の守り人・e05462)
クレーエ・スクラーヴェ(明ける星月染まる万色の・e11631)
ドミニク・ジェナー(晨鐘アンダンテ・e14679)
シルフィア・フレイ(黒き閃光・e85488)
兎波・紅葉(まったり紅葉・e85566)
白樺・学(永久不完全・e85715)

■リプレイ


 ようやくの桜もこの雨で散ってしまうのではなかろうかと源・那岐(疾風の舞姫・e01215)は思い、それから柔らかな金色の眼差しを前方へと向けた。その眉根が寄せられたのは、瞳に映る『桜』の惨状によるものだろう。那岐は握り込んだ刀の感覚を今一度確かめ、ひとつ呼吸を置いた。
「――参ります」
 それが開幕の宣言だった。ケルベロスたちは一斉に戦場に展開する。
 エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486)の足元には、ここ数日で花開いた早咲きの花弁が無残にも散っていた。その身にも雨粒を受けながら、この季節にしても雨は意外に冷たいものだ、などとエニーケは思う。思いながら――こちらもまた、腰をぐっと低く構える。
「さて……大人しく焼かれてもらいましょう」
 艶のある、まとめられた灰の髪がばさりと一度大きく揺れて、それからエニーケの得物が火を吹いた。
 それにより悲鳴を上げたのは――今回の標的たる『桜』だ。
「君に似てる――なんて冗談は、ほんと、冗談でも言えないかな。でも……」
 接敵しつつも、クレーエ・スクラーヴェ(明ける星月染まる万色の・e11631)は薄く微笑んだ。それは彼が、子供時代に貼り付けていた作り笑いのそれではなく、思わず浮かんでしまう、と言った類のそれだった。
「桜と出会ったのも、こんな時期だったよねぇ……」
 日頃は傍にいたとして、ここは戦場であり、後方にて構えるクレーエのビハインドにその呟きは届かないだろう。ただそれでも、クレーエにはよくわかった。己の身の回りに吹雪くような桜はこのとき二種類あり――片方の花弁は、己を援護するために、己の『桜』が吹雪かせているものなのだと。
 バジル・ハーバルガーデン(薔薇庭園の守り人・e05462)はその光景に思わず息を呑んだ。
「……そう、ですよね。桜は本来……きっと縁起の良い花でもあるんですから」
 明らかな敵性を持ち、命を穿つための花弁を舞わせる『桜』と。
 人の心をどこかしら浮つかせ、それでいて背を押すように咲く『桜』と。
「誰の命も、奪わせません!」
 明確に違う花の在り方を改めて飲み込むと、少年を取り込んだ『桜』を、バジルは改めて睨みつけた。宝玉のような紫の瞳は、それこそ暗がりに咲いて妖しげに咲き誇る桜のようであったかもしれない。
 その傍らを、ドミニク・ジェナー(晨鐘アンダンテ・e14679)が一直線に駆ける。
「一気にゃァ畳み掛けてやらンぞ、じっくり――助けたるけェな!」
 言葉に反して、ドミニクの一撃は重い。だがその一撃が、『桜』に取り込まれた少年にだけは届かぬように、癒しの力が霧に乗って届く。この柔らかな、夜廻・終(よすがら・en0092)の齎す霧の温度を、ドミニクはもう覚えている。それが故に、口元も緩むというものだった。
(「あァ、『大丈夫』に……決まっとる」)
 だからこそ全力で打ち込む。ドミニク自身、場数を踏んでいるが故に加減というものが不得手なわけではないが、それでも、背後に立つだろう少女に『気を遣って』加減などしたら、それこそ戦場を共にする仲間としても失礼になるだろう。
「……ふん。気に入らないな」
 苛烈な攻撃によるダメージを測り、調整に徹する終の横で、攻性植物に取り込まれた少年の腕を認め、白樺・学(永久不完全・e85715)は盛大に顔を顰めた。
「気に入らない。こんな姿は……ヒトがヒトたるものとして在るには不適切だろう」
「うん。……だから、わたし達が来たんだし」
 学の表情を見ずに、終が応じた。学はその言葉に、こちらもまた終の様子を見ずに頷く。
「当然だ。桜の下には、骸が埋まっている……そんな話を、今現実にされてはな。駆けつけた身としての立つ瀬もない」
 救わせてもらうぞ、と。
 学はやはり真っ直ぐに『桜』を越した、その中の少年見つめて、そう言った。


 シルフィア・フレイ(黒き閃光・e85488)の蹄が、わずかに滑った。
「……っ、!」
「大丈夫です。援護は任せてください!」
 すぐに体勢を整えたシルフィアだが、兎波・紅葉(まったり紅葉・e85566)が援護を送る。紅葉の位置する後方からは、前衛たちの動きがよく見える。
 舞い散る桜も、細かな雨粒が反射する街灯の光すらも。
「高校受験って、大変なんですよね。だからこそ、成果が表れたら嬉しいもので……」
 その言葉を、エニーケが視線だけで拾う。
「その実りを見ずに、ここで死ぬかもしれない……だなんて。絶対にさせません」
「ええ」
 そうですわね、と、紅葉の言葉にエニーケの声が微笑んだ。
 ケルベロスたちに一切の焦りはない。傲りも――同様に。
「その動き……っ封じてあげるよ!」
 頬をかすめた『桜』の花弁にも動じず、シルフィアは苛烈な一撃を放つ。
 その一撃によって少年の命が脅かされることがないように力を送りつつ、それにしても――と、紅葉は思った。
(「……気味の悪い」)
「気味の悪い姿ですわね」
「あ……へっ!?」
 思った途端、隣のエニーケに同じ思想を発せられて、紅葉は声が出る程度には驚いた。だが二人の思考が重なるほどには、『桜』の見目は酷いものだった。人を取り込んでいるいないの禍々しさを別にしても。『桜』の花弁は人の顔ほどにも大きいものから、硬貨程度のものまでちぐはぐで、それらが取り込んだ少年を幹とするように、蔦のように変じた枝を通じて、少年――『幹』の一面に咲いている。
 作り物の、桜の柱のようだった。
 桜の柱の表面を削れば、湧くように下から新しい花弁が花開く。
「桜とは、本来もっと――儚く、それでいて雄々しく咲き誇るもの。あのような命にも満たない姿……」
 エニーケはそこまで言うと、軽く首を振った。
「……貴方! まだ人生の終わりではないでしょう? せめて自分の頑張りを……きちんと見届けなさいな!」
 エニーケが少年に向けて張り上げた声を背に、那岐は切っ先を翻した。腹に力を入れる。
 手首を返して、片足を軸に刃を薙ぐ。満月の形を描くような剣戟が『桜』を斬り付ける。
「そうですよ。まだ貴方は、ここで終わる訳にはいかないはずです!」
 戦場の中、舞うような動きを見せながら那岐もまた声を張った。到着した頃から、既にぐったりとして動きを見せない少年の手に、当然のように全員が気付いていた。花弁の群れから覗く腕にも、じわじわと細い枝が侵食しつつある。
 斬撃を嫌がるように、那岐に向けて『桜』が力の塊を放った。
「……っもう少し、もう少し頑張ってください!! 必ず助けますからね!!」
 最上段から、重い鈍器で殴られたような衝撃を受け流しながら、それでも尚那岐は叫んだ。
「貴方は――っ、まだまだやりたいことを、楽しいことを、これからたくさん経験するんです! ここで……どこでだって、無くして良い命じゃないッ!!」
 那岐が背負うものは少なくない。それでも大切なもの以外にも守ろうと、救おうとしてしまうのは、もはや性とでも呼ぶべきものなのかもしれない。
(「倒す、だけじゃダメなんだ」)
 仲間達の苛烈な攻撃と同じく、クレーエもまた強烈な一撃を打ち込む。
「大丈夫。助けるよ。……誰だって、なんて言わないけど、君だってきっと……」
 死にたくないはずだ。そうだろう? その問いは決して音には出さず、クレーエは己の得物たる攻性植物で『桜』へ対抗する。
 深い夜のなか、ともすれば雨の結界で世の中から隔絶されたような公園は、この時、確かに戦場だった。


 奔った攻撃に、学が飛び退いた。そのさらに後方の味方を狙ったらしい一撃に、思わず表情が歪む。
 先ほどより雨脚は強まり、地面を叩いている。体を支えるために身を低くし、思わず地面に着いた掌がびしゃりと濡れたのが不快だった。
「……元より植物に知性がない、などとは言わないが。知性があるならば――他者を害さないという品性も身につけるべきだな。害さないといえば、おい助手! 少しは働いているだろう――っな……?」
 あらゆることで余計なことをする、という印象が深すぎるサーヴァントに向けて声を張りわずかに振り返ってから、学は思わず目を丸くした。
「ありがと」
 後方から癒しの力を持つ霧を放ち続ける終の前で、己のサーヴァントがしっかりと終を庇っている。戦場における仕事をしたことを褒めるのが先か、それともただ当然のことを成したことを安堵するのが先か、一瞬にしてそんな考えも頭を過ぎったのだが、今はそんな場合ではないと学は無駄な思考を切り捨てる。そもそもがサボって座り込んでヒールに専念していたところ、たまたま終の盾になっただけかもしれない。――というより、そうに違いないと学は結論づけた。
「っ、いかンなァ……」
 最前方。受けるには重いと判断して、学と同じく攻撃を躱したドミニクが、はっとして終の無事を確認した後に呟いた。
 信用も、信頼もしている。それでもただ心配なのだ。一度、大切だと思ったものを失いたくないというのはもちろんその通りではあるのだが。できることなら、いろいろなものから守ってやりたい。痛い、辛いと悲しい顔を見たくない。これはそういう感情なのだとドミニクは認識している。
「……ワシゃ、いつからこンなに過保護になったかのォ」
「ごめん聞こえなかった、何!?」
「あァ、なンでもねェ!」
 隣接していたシルフィアが声を張りあげて問う。それにドミニクも、声を張りあげて応じる。それほどまでに『桜』の巻き起こす花弁の嵐は時を追うごとに苛烈さを増し、囂々と唸るほどだった。
 過保護ついでに、とドミニクは心中苦笑した。
(「ワシゃ、いつからこンだけ……酷い大人になったンかのォ」)
 目の前に、助けるべき人がいたとしても、大切なものを抱えるたびに『重さ』の優先順位が決まっていく。それは喜ぶべきことか否か。できることなら、とドミニクは思う。
(「どれも、誰も彼も。取捨選択なンぞせんで助けられるくらい、強くならにゃァ」)
「大丈夫なら、次、合わせて! ……っ叩き込むッッ!!」
 シルフィアの声に応と発して、ドミニクは再び踏み込んだ。
 蹄が地面を蹴る音は聞こえない。
「敵を治癒するなんて不本意ですが……貴方のことが、救えるなら!」
 バジルが最大限の力を込めたヒールを少年に向けて飛ばす。助けますよ、絶対に! ――そう続けられた言葉に、ケルベロス達は全員、無意識に頷いていた。
 攻撃を担う者達が、『桜』の表面全てを砕かんと攻撃を発現させ、回復を担う者達が、『桜』の奥の少年に向けて力を送る。
「どうせなら回転鋸で斬りたかったですわね!」
「青き薔薇よ……!」
 エニーケが放った援護射撃が、怒涛の集中攻撃の皮切りとなった。エニーケとバジルによる『桜』の行動への阻害が発生した瞬間、閃光までをも伴ってシルフィアの雷が爆ぜた。
「舞え、雛菊の花……!」
 それが少年への致命傷ともならぬよう、那岐が桜の嵐のなか、雛菊を伴い舞い踊る。
「まどろみの世界へ誘う紅葉の舞を……どうぞ、最期にご覧くださいね」
「ついでに――ワシからの桜雨でも貰っとけェ!」
 紅葉が『桜』に向けてそう呟くと同時、これまた吹雪くように真紅の葉があたり一面に散った。同時にドミニクによる弾丸の雨が『桜』の頭上より一点に降り注ぎ、その弾丸の隙間を泳ぐように、終が仄かに甘く香る霧を漂わせる。
 攻撃は充分と判断したクレーエもまた、前方へと手を伸ばした。雨粒をすくうためではなく、少年の命を掬い上げるようなその掌の上には、淡くひかる何かがある。
 真珠のような煌めきが、クレーエの掌から放たれる。ダメ押しとばかりに――学もまた己の周囲に魔法陣を展開する。
「戻るがいい。花も、ヒトも。花として、ヒトとして。そう『在るべく』姿に」
 足掻くように湧き出ていた花弁の速度が鈍り、轟々と一帯に渦巻いていた力が、儚くも散っていく。
 散りざまだけは確かに『桜』のそれだな――と、誰かが言った。


 濡れた地面に寝かせるわけにもいかないと少年を抱えたエニーケが、雨に濡れた少年の額を撫でた。
「うん、脈もある、呼吸もしている。問題ない……とは言えないでしょうが、生きていますわね」
 気を失ったままではあるが、『桜』から解放された後にケルベロス達からヒールを受けた少年の呼吸は安定している。その顔を覗き込んで、紅葉が言った。
「合格発表……ちゃんと行けるでしょうか」
「それは……わかりませんわ。きっと、怖い思いをしたでしょうから」
 エニーケの反応に、「そっか、そうですよね……」と顔を曇らせる紅葉の肩に、那岐が気遣うようにそっと触れる。
「彼が目を覚ましたら、ちゃんとお話ししましょう。私達がケルベロスだからこそ、彼に『大丈夫』を伝えてあげられるはずですから」
「そォさな。……そういうンも大事なアレソレじゃのォ」
「……?」
 ドミニクが、終の前にしゃがみ込んで、その髪に髪留めを差し込みながら言った。大人しく付けられたものの、何を付けられたのかは解らなかったらしく、指先で触れてそれが何であるのかを確認している終に改めて笑顔を向けてから、ドミニクは「誕生日」とだけ言って終の頭を撫でる。もうひとつ、持ってきていた贈り物はあるのだが――終は終で少年の様子を気にしているようだったから、それは後で改めて渡そうと、ドミニクはポケットの中に押し込んできた小さなぬいぐるみの無事も――戦闘による型崩れなどがないように――軽く祈った。
 少し離れたところで、クレーエはビハインドの後ろ姿を眺めていたのだが、クレーエを振り向いたビハインドが寄ってきたのを見て小さく微笑む。
「……寒くはない?」
 問いに対して人懐こい笑顔を返されて、クレーエもまた微笑みを返す。
「でも、よかった。これまでの勉強の成果が出たか出ないか……人生の決まる決まらないって時で死んじゃ、ダメだものね」
「なに、『学校』ひとつで人生など決まるものか。知識とはあらゆるものから得られるものだ。無論、その杓子定規でしか物事を測れない輩はどこにでもいるが――……そうだな。勉学の成果が『合格』と言う形で見られるのなら、それは……楽しみなものだろうな」
 シルフィアが安堵の息を吐きながら漏らした言葉に、学が応じて――その学を、終がじっと見つめた。
「……なんだその目は。おかしなことを言ったか、僕は」
「……いや、それ、きみが言うんだ、と思って」
「んな」
「出発前に、一緒に仕事する人のこと、ある程度確認することにしてるから。……きみ、わたしより年下だし。……ケルベロスにはいろんな人がいるけど」
 ちょっと変な感じだった、と一方的に話を切り上げた終の背後で、学のシャーマンズゴーストが水溜りをぱしゃぱしゃと踏んで遊んでいる。釈然としない顔をしている学に対して「まあまあ」とバジルが宥めるように声をかけた。
 そして、ふと視線を上げてから気付く。だから思わず「見てください!」と告げることになった。バジルのその声に、ケルベロス達は彼の視線を追う。
 視線の先、いつの間にか雨は止み、幾らかの水滴を纏いつつも――やはりいつの間にか、桜が咲っていた。

作者:OZ 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年3月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 3
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