鈍色の冠

作者:崎田航輝

 巨大な震動と轟音の中に、悲鳴と噎び声が反響している。
 土煙の中で建物が倒れ、砕け、無数の命が下敷きとなっていた。
 人々が絶望の表情で仰ぐ先に立つのは──巨大な金属の塊。人間達を睥睨するように、その手に長大な槍を持つ人型の鋼。
『哭き、嘆き、惑い……。無意味な言葉を洩らす……“非効率”な存在よ』
 まるで何処かの王のように、鉛色の冠を頭に戴くその破壊兵器は──暗愚な者を見下すように平坦な声を紡ぐ。
 悲しみの声も、助けを求める声も、全てが無駄な営みだと切って捨てるように。
『無為な命を終え……我が力の一部と成るがいい』
 そのまま振るった槍で建物を裂き、無辜の命を蹂躙。粉塵に滂沱の血潮を交え、虐殺を続けていった。
 そうしていつしか魔空回廊が開くと──金属の人型は、その中へ消えていく。
 瓦礫の街に残るのは、生き残った人々の絶望の声ばかりだった。

「集まって頂きありがとうございます。本日は、ダモクレスの出現が予知されました」
 イマジネイター・リコレクション(レプリカントのヘリオライダー・en0255)はケルベロス達に説明を始めていた。
「大戦末期に封印されたもので、仲間のダモクレスによって復活させられるようです。魔空回廊を通じて、その仲間達に回収される予定なのでしょう」
 放置すれば街は破壊され、死者が多数出てしまうだろう。
「それだけでなく、ダモクレス勢力の戦力増強にも繋がってしまうことになります」
 この悲劇を防ぐために、敵の討伐を、とイマジネイターは声音に力を込めた。
「出現場所は市街地の中心です」
 敵は出現から7分後に魔空回廊によって撤退する。こうなると追うのは困難になるため、撃破はその時間までに行う必要があるのだという。
「今回は人々の避難は事前に行われます。建物も後で直せますから──皆さんは敵の撃破に集中して頂ければと思います」
 街はビルなどが立ち並ぶ環境だ。高所などを積極的に利用して戦うと良いかも知れません、と言った。
 尚、敵は戦闘中、一度だけフルパワーの攻撃を行ってくるという。
「敵自身も反動で傷を負うようですが、その分威力は高いでしょう。広範囲に及ぶ攻撃と思われます」
 警戒を欠かさないようにしてくださいね、と言った。
「強敵ではありますが──皆さんならばきっと勝利を掴めるはずです。健闘をお祈りしていますね」


参加者
奏真・一十(無風徒行・e03433)
シア・ベクルクス(花虎の尾・e10131)
マーク・ナイン(取り残された戦闘マシン・e21176)
小柳・玲央(剣扇・e26293)
リゼリア・ルナロード(新米刑事・e49367)
元永・倭(仮面を纏う剣士・e66861)
オルティア・レオガルデ(遠方の風・e85433)
兎波・紅葉(まったり紅葉・e85566)

■リプレイ

●開戦
 吹き上げるビル風が、冬の温度を帯びて雪色の髪を踊らせる。
 同時にそれよりも大きな震動が既に訪れているから──小柳・玲央(剣扇・e26293)は下方の地面を見下ろしていた。
「予定通り、現れそうだよ」
 玲央がいるのは市街の中心、ビル上。
 地図も利用して立ち位置を決め、既にその時を待つばかりとなっている。
 呼びかけに頷く皆もそれは同じで、無数に聳える灰色の密林から、一箇所を囲う円周上を選んで待機していた。
 その中心こそが揺れの源、即ち敵の出現地。
 そして今まさに轟音が響き、大気が震えると──瓦礫を散らせながら地を破り、巨影が出現する。
 全身を金属で構成された人型、ダモクレス。土煙に満ちる中、獲物を探そうと顔を上げて視線を巡らせ始めていた。
 鋭い槍に巨大な体躯、その威容は破壊兵器と言って憚られない。
 だが、それに惑う番犬ではなく。
「……ん、始める」
 建物屋上の縁を強く踏みしめるオルティア・レオガルデ(遠方の風・e85433)は──蹄に魔力を凝集し、その脚を一時強化。
 強大なまでの脚力を発揮し『蹂躙戦技:逸走単撲』──爆音を上げて足元を蹴り抜き、弾丸の如き速度で跳躍。跳び乗りざまに人型の頭上へ蹴撃を叩き込んでいた。
 衝撃に巨大な金属音が鳴り響くと、それが急襲の合図。
「SYSTEM COMBAT MODE ENGAGE」
 マーク・ナイン(取り残された戦闘マシン・e21176)は中層ビルの上で、声と共に戦闘モードへ。主砲をダモクレスへ向けると、収束させたエネルギーを閃光の如く輝かせる。
「FIRE」
 直後、空間を貫く速射を敢行し、巨影の腕元を大きく弾いてみせた。
 ダモクレスはそこで攻撃を受けたと理解し始める。
 だが、一瞬の奇襲は未だ終わらない。
 マークとは丁度反対側の位置から、佩いた鞘を握り締めるのが元永・倭(仮面を纏う剣士・e66861)。紅鳶の髪だけを揺らがせながら、微動だにせず抜刀の構えを取っていた。
「本当なら奥の手だけど。始めから全力で行かせてもらうよ」
 沈着な声音とは裏腹に、直後に繰り出す『切り札の剣舞』は熾烈。
 居合の形で抜き放った霊剣が、纏うオーラを衝撃波にして飛翔させ──炎の花が咲くかの如き烈火の斬閃を金属の躰に刻みつける。
「さあ、皆も」
「ええ、勿論」
 頷きながら、隣の建物に立つリゼリア・ルナロード(新米刑事・e49367)もまたボウガンを巨体へ向けていた。
 ばちりと明滅する輝きは、エネルギー体で構成された雷光だ。
「稲妻の様な鋭い矢を、食らいなさい!」
 刹那、弓弦より弾かれた『ライトニング・ボウガン』の一矢が、眩く鋼の胸部に突き立ってゆく。
 軋みを上げて僅かに体勢を崩すダモクレスは、反撃を狙い槍を握った。
 だが状況の把握も遅れている状況ではそれも叶わず。
「先手必勝。譲らないさ」
 一瞬疾く、奏真・一十(無風徒行・e03433)が直上よりひらりと舞い降りて。
 義骸装甲の脚部でしかと巨体に着地すると、金属杖を振るって一撃。涼やかな仕草で、けれど強烈に横顔を打ち据えてみせる。
「次を頼む」
「ええ!」
 ふわりと宙を泳ぎ、羽ばたいて迫るのはシア・ベクルクス(花虎の尾・e10131)。
 野に咲く花があしらわれた鞘から、すらりと優美な刀を滑らせて。花風が吹き抜けるような、静やかで優美な剣撃を見舞ってみせた。
 その間に兎波・紅葉(まったり紅葉・e85566)は蔓を踊らせ、大きな円周を描いていた。
「奇跡の実りよ、その豊穣の恵みよ──」
 同時、声に応えるように蔓が黄金の煌きを実らせれば──燦々と陽光が注ぐように、皆へ温かな加護が与えられていく。
「これで後方の護りは万全です」
「まずは作戦通り、だね」
 言いながらも敵に動きを許さぬよう、玲央は『炎祭・彩音煙舞』──獄炎を無数に弾けさせて青く燿く光と音を踊らせていた。
 同時に自身もスラスターを利用して敵の躰に飛び降り、改めて時間を確認する。
 首から紐で下げた腕時計は、開戦と同時にタイマーをセット済み。首横の端子に外部デバイスとして繋ぎ、視認せずともコンマ単位まで把握できるようにしてあった。
 時間はここまで約一分。
 ならば次に来るのは──敵の攻撃。
『……人の仲間か。無駄な働きで命を消費する、愚かな存在よ……』
 ダモクレスは槍を掲げ、攻撃の挙動を取っていた。
 余剰のエネルギーは我が手に、と。穂先を振るい嵐の如き風圧を生み出してくる。
 が、一十はその中をも掻い潜って杖を振りかぶっていた。
「そちらこそ、ヒトにあらざるものがヒトの王でも気取った格好か? おもしろい」
「或いは、神にでもなったつもりかしらね。大層な冠を被って」
 と、リゼリアもまた怯まずに魔力球を明滅させている。
「何にせよ、私達はこんな理不尽な敵には負けたりしないわよ」
「ああ。無駄が多いのはどちらか、効率的に教えてあげよう」
 瞬間、一十が杖を投げ放てば、リゼリアも球を放ち連撃。仲間に残る傷は紅葉が素早く治療をしていた。
 敵が反撃を狙おうとも、遅い。
「GATLING DRIVE」
 マークが既に二機のガトリングガンを駆動。逃げ場のない弾幕を張り巨体を穿っている。
 同時にオルティアも、ゼロ距離から旋転して一撃。苛烈な蹄の一撃を見舞って金属の破片を飛び散らせた。

●命
 時間が三分の経過を見る頃。
 番犬の猛攻を受けたダモクレスは、背後の建物を破壊して大きく一歩下がっていた。
『……抗うか、人の手先よ……。対抗心、反抗心、全てが非効率で、己が命の無為さを示すだけだというのに……』
 此方を見回して、響かすのは揶揄するような言葉。
 命を、心を持っている事そのものを罪咎だと侮蔑するように。
 傍の建物に跳び乗っていたオルティアは、仄かにだけ瞳を細める。見下されたみたいで嫌な相手だと、感覚的にも思ったから。
「……命の有為も無為も、決めるのは自分自身。少なくとも、他人に好きに散らされる道理は、ない」
「ええ、その通りです」
 シアも柔く、それでいて凛と頷いていた。
「機械的に言えば、確かに我々は非効率な生き物かもしれませんね。けれど──無意味かどうか、決めるのは貴方ではありませんの」
「うん。それにね、要らないからって潰せるような、人の命はそんなに軽い物じゃないよ」
 だから食い止めさせてもらうね、と。
 倭は素早くビルからビルへ奔り、ダモクレスの横合いへ廻りながら鎖を放っていた。
「この鎖で、自由に動けなくしてあげるよ」
 宙を奔ったそれが、言葉に違わず巨体の一端を締め上げると──倭は素早く視線を横へ。
「今のうちだよ」
「参ります」
 楚々と応えて、シアが翼で風を掴まえる。
 花弁が疾風に踊るように、靭やかな軌道を描いてダモクレスの足元を捉えると──そっと祈るように『菫花』。芽吹き、散りゆく花で魔法陣を形作り、鮮麗な色彩と光で機械の魂すら蝕んでゆく。
 巨影がよろけた一瞬を逃さず、一十も攻勢。美しき水色の匣竜を飛び立たせていた。
「やってくれ、サキミ」
 羽ばたく竜は、主の声には無愛想に一瞥呉れるだけ……だが虹が架かる飛沫のブレスで確かに巨体の傷を刻んでゆく。
 そこへ一十は杖をくるりと握り直し接近。まるで鍵を差し込むように、鋼の躰へ杖先を刺し入れると──回して引き抜く。
 『開門:身神崩土』。刹那、ダモクレスの胴部に開いた穴に消えぬ獄炎が揺蕩って。生命力を深く傷つけ治癒を阻害した。
 苦悶するようにたたらを踏んだ巨影は──僅かに動きを止める。
 即時の反撃をせず、躰に光を纏うのは、自身のエネルギーを集中している挙動の顕れだ。
 無論、警戒を欠かさぬ番犬達がその変化を見過ごすはずもなかった。
「皆、強力な一撃が来そうだよ、気を付けて!」
 倭が声を投げれば、リゼリアは頷いて治癒のミストを玲央に施して態勢を整える。
 紅葉も自身に巡る癒やしの力を高め、それを血に込めて振りかけることで、盾役の万全を期していた。
 これで防御態勢は憂いない。
 ダモクレスの光は一層強くなり、槍に収束していく、が。オルティアは攻撃も自由にはさせないと跳躍し剣撃。巨槍の一端を斬り落としていた。
「これで少しは、弱まるはず」
「もう、攻撃が来るようです!」
 シアが呼びかければ、オルティアも頷き素早く飛び退く。
 同時に皆も建物や瓦礫に隠れて護りに徹する姿勢を取った。
 その直後──視界を灼く程の光量が一帯を包む。ダモクレスが膨大な熱量を槍に乗せ、衝撃波として放ってきたのだ。
 直撃した瓦礫は粉砕され、土煙は蒸発していく。
 閃光はすぐに晴れるが、戦場を包むのは静謐にも似た時間だった。
 が、崩れる建物の陰から、素早く一十が表に出ている。
「皆、大丈夫か」
「うん」
 玲央も応え、アスファルトの破片を払い落とす。しかと受け切り、致命傷を免れていた。
 無論、被害を請け負った盾役のダメージは浅くない。
 だが斃れてさえいなければ。
「さあ、この血を浴びて下さい!」
 紅葉が灼けた膚に血を注ぎ、劇的な治癒力を与えてゆく。
 一十も蒼く色づく花嵐を呼び込み、癒やしを助力。そこへ、玲央もそっと歌声を重ねていた。
 心の中では、歌には未だ自信がない。けれどゆったりとしたリズムは命の響きに満ち溢れ、癒やすという思いが確かに形を持って皆の傷を消していた。
「SYSTEM GREEN」
 皆が万全と成れば、マークは早々とアームドフォートを掲げている。
 リゼリアも同じく、心は既に攻撃へ。
「もう怒ったわよ、これでも食らいなさい!」
 やられた分を返してみせると言うように。感情の昂りを烈しい雷撃に顕現して一撃、奔らせた煌きで巨体を貫いた。
 ダモクレスも反撃を目論むが、最大火力の負荷は無視できず動きが淀む。
 なればマークが隙を逃すはずもなく。
「ADM TARGET LOCK」
 砲身に籠められたのは対デウスエクス専用弾頭によるミサイル。それもただの一発ではなく、連続装填の準備済み。
「MISSILE LAUNCH」
 空気が爆縮される音と共に、煙を上げて複数弾が発射された。
 『HELL HOUND MISSILE』──名に違わず喰らいつく番犬のように、確実に敵を追尾する。巨大な爆炎が上がると、更にそこへ次撃が襲いかかり焔と煙が重なって。
 薄っすらと靄が晴れる頃には、大きく破損したダモクレスが膝をついていた。

●爽風
 火花を零しながら、機械の偽王はノイズを響かせる。声音は人という存在を、未だ理解できぬとでも言うようだった。
『……我を破壊し、意味の無き生を続けるか……』
「生きる事が無意味な訳ないです」
 紅葉は首を振り、真っ直ぐに言ってみせる。
「生きる事にはちゃんとした理由があるんです。少なくとも、私には──私達にとっては」
『他者から観て、確かに無為であったとしても、か……』
「何とでも言えばいい」
 オルティアは魔力を強めて脚に注ぎながら、揺らがず声を返した。
 非効率で構わない、無駄だと謗られても知らない。
「在りたいように在って、何が悪い……!」
 それが生きるということなのならば、止める権利は敵になど有りはしない。
 だからここで止める。ここで止まれ、と。
 残像すら置き去りにする速度で走り抜け、巨影の片足を破砕してみせた。
 時間は丁度、皆のアラームが残り二分を告げる頃。大きく傾いたダモクレスは、威光で己を修復し、逃げ切りを画策するが。
「逃さないぞ」
 その面前へ跳んだ一十が、翻って蹴撃。強烈な一打を加えて加護の一端を破砕する。
 同時に倭も焔のオーラを拳に湛えて裂帛の打突を繰り出せば──命中した衝撃が敵の力を残らず霧散させた。
「このまま、一斉にいこう」
 倭のその声に応えるよう、マークは銃器をフル稼働。硝煙の香りを空気に充満させながら、乾いた銃声をリピートさせる。
 ちゃり、ちゃり、と撒かれる薬莢は山のように積まれ、それに応じてダモクレスの躰が裂け、穴を開けられ、少しずつ鉄塊へ変わりつつあった。
 敵も未だ戦意は消えていない。が、紅葉が花舞の如き魔力粒子を漂わせ、皆の知覚力を押し上げる方が疾い。
「後は、お願いしますね」
「うん」
 頷く玲央は巨体に飛び乗り、剣撃を加えながら──同時に仕掛けておいた接続用コードを利用し敵の情報を覗き見ていた。
 接触した可能性のあるダモクレス勢力について、何かあればと思ってのことだが──。
(「情報は無さそう、か」)
 或いは、この個体が眠っている間にことは進められたのだろうか。この個体の中に在るのは、短い時間を戦い抜くという機械的な目的意識と、心を持つ存在を己と対象だと認識する価値観だけだった。
 故にこそ、その人型は最後まで声を紡ぐ。
『人の生が有為ならば……我が命こそが無為だったと云うのか……』
「いいえ。私は貴方の命も、無為とは思いません」
 シアは優しく瞳を伏せて、言葉を贈る。
「貴方とて、貴方の種の為だものね。それでも貴方を行かせはしない、ということですわ」
 此方もまた、守るべきものがあるのだからと。
 言えばリゼリアも頷いて、全力で魔力の塊を生み出していた。
「さぁ、悪夢の世界へと誘ってあげるわよ」
 放たれた暗色の球は機械の意識を飲み込んで、体力をも削り取る。
 そこへシアは飛翔して、一閃。
「これで、終わりましょう」
 抜き放つ清廉な剣閃で、ダモクレスの命を両断。一分を残して巨影を斃し、物言わぬ鉄塊とした。

 静寂が戻った戦場で、マークは武装を収納。
 戦闘態勢を解き、巨体の破片を見下ろしていた。
「アンタが好き放題できた時代はとっくに終わってるんだよ」
 それがダモクレスという存在へ手向ける、マークからの飾らぬ言葉だ。
 その内に残骸が消えてなくなると──後に残るのは崩れた街並み。オルティアはまじまじと見回している。
「……随分と派手に、壊れてしまった……」
「本当に、毎度派手にやって死んでくれるものだ。だれが直すと思っているのやら」
 ハハ、と一十が軽い笑いを零すと、リゼリアも頷きつつ歩み出した。
「さて、それじゃ、しっかりと修復するとしましょうか」
「ええ。街をヒールするまでが仕事ですね」
 紅葉がそれに続けば、オルティアも歩を踏み出して。
「もう一仕事、がんばろう……」
 皆と共に修復作業に移っていく。
 幸い、破損した範囲自体は狭かった為に、それも短時間で終了。美しい街並みに戻った景色を、玲央は眺めている。
「これで終わりかな」
「そうだね。後は街の人に戻ってもらおう」
 倭が言えば、皆で避難していた住民を呼び──少しの後には平和な街の光景がそこに戻っていた。
「良かったですわ」
 人々の感謝の声、喜びの笑顔。
 そこにこそ戦った意味もあったと──シアは花咲く笑顔で見つめながら、皆と並んで帰路についていった。

作者:崎田航輝 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年2月22日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 3
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