新たなる味覚を求めて

作者:雷紋寺音弥

●夢喰いが向かうは黄泉平坂
「まずは、ジグラット・ウォーでの戦い、お疲れ様だったな。俺からも祝辞を述べさせてもらいたいところだが……あの戦争でも、僅かながらに生き延びたドリームイーターがいるようだ」
 ドリームイーターの本星であるジュエルジグラットは制圧されたが、戦争で生き延びた『赤の王様』や『チェシャ猫』によって、残党のドリームイーター達が地球に逃げ込んだ。そんな彼らの掃討を頼みたいと、クロート・エステス(ドワーフのヘリオライダー・en0211)は集まったケルベロス達に話を続けた。
「この残党は、ポンペリポッサと同様に、デスバレスの死神勢力に合流しようとしているようだな。連中を迎える為に、下級の死神の群れが出現する事も予知されているぜ」
 敵の合流地点は、既に廃墟となって久しいファミレスだ。何故にそんな場所を選んだのかは分からないが、もしかすると今回戦うことになるドリームイーターの習性が影響しているのかもしれない。
「お前達に討伐へ向かってもらいたいのは、味寄・味来(みより・みくる)という女子高生の姿をしたドリームイーターだ。ギャル……と、いうのか? 見た目は盛り場を普通に歩いていそうな少女の姿だが、どうやら舌がモザイク化しているらしいな」
 そんな味来の失ったものは味覚。故に、食に関しては一定の興味と執着を持つものの、しかし何を食べても決して味を感じることはない。
「味来は死神の迎えが来るまで、どこかに隠れているからな。デスバレスに移動しようと、下級死神の群と合流しようとした時だけが、こいつを撃破する唯一のチャンスだ」
 戦闘になると、味来はモザイクの球体に巨大な口が付いた怪物を生み出したり、大量の食事に押し潰されるトラウマを植え付ける光線を発射したりして攻撃して来る。
 だが、意外なことに彼女の得意な間合いは回復重視。食べると攻撃力をアップさせる肉まんを使って体力の回復を図る上に、周囲にいる下級死神も、味来を守るように立ち回るので面倒な相手だ。
「味来がデスバレスに撤退するまでの時間は、戦闘開始から、約6分……巨大ロボ型ダモクレスが撤退するよりも、更に1分早い制限時間だ。攻撃を食らう度に強化や加護を破壊されることを考えると、積みや搦め手による突破は、あまり現実的でないかもしれないな」
 普通に戦っただけでは、五分五分に持ち込まれて、まず間違いなく逃げられる。味来を確実に倒すためには、多少の無茶や強引な攻めも覚悟する必要があるだろう。
「ドリームイーターの本星を制圧した事で、ドリームイーターの勢力は、ほぼ壊滅したが……ここで残党に死神と合流されれば、次に何を企むか分かったものではないからな」
 可能な限り、この合流作戦は阻止したい。そのためにも、味来を撃破するために力を貸して欲しい。
 そう言って、クロートは改めてケルベロス達に依頼した。


参加者
源・那岐(疾風の舞姫・e01215)
コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)
ウィゼ・ヘキシリエン(髭っ娘ドワーフ・e05426)
バジル・ハーバルガーデン(薔薇庭園の守り人・e05462)
カタリーナ・シュナイダー(断罪者の痕・e20661)
フレデリ・アルフォンス(ウィッチ甲冑ドクター騎士・e69627)
アルケイア・ナトラ(セントールのワイルドブリンガー・e85437)
シャムロック・ラン(セントールのガジェッティア・e85456)

■リプレイ

●新天地へ?
 ゲートを破壊され、行き場を失ったドリームイーター達が、死神に合流しようとしている。それを阻止すべくケルベロス達が向かった場所は、今では使われていないファミリーレストランの跡地だった。
 いったい、何故に敵は、こんな場所を選んだのだろう。色々と詮索したくもなるが、今はそれよりも、敵の合流を阻止することが優先だ。
「うっわ~、マジ、埃っぽい場所だし~! さっさと扉を開いて、デスバレスに行きたいって感じ~!」
 ケルベロス達が息を潜めて待っていると、割れた窓から下級の死神が侵入して来たのを合図に、どこからか場違いな格好の少女が姿を現した。
 間違いない。彼女が報告にあった味寄・味来だ。一見して普通のギャルにしか見えないが、しかし彼女は舌がモザイク化したドリームイーター。それ故に至高の料理を、あるいは自らのモザイクを晴らす方法を求め、死神に合流しようとしているようだが。
「そこまでだ。ゲートを失ってもなお抵抗を続ける気か? どんな手を使おうと、もはや貴様らに勝算はない」
 カタリーナ・シュナイダー(断罪者の痕・e20661)が、問答無用で味来の足下に銃弾を撃ち込んだ。それに続けて、他の者達もまた、味来と死神の群れを取り囲むように現れる。
「げっ、ケルベロスじゃん! ここまで来て、マジでついてないし~!」
 退路を断たれたことを察して、味来が嫌な顔をした。戦って排除しようとは考えておらず、むしろ面倒臭そうといった感じが見て取れる。
「だいたい、アタシ別に、抵抗とか考えてないし~。ただ、地球の食べ物じゃアタシのモザイク晴れねーから、死神の国に行けば、なんか治す方法あるかと思っただけだしさ~」
 勝ちとか、負けとかに興味はない。頼むから放っておいてくれと、気だるそうに味来が腕を伸ばして欠伸をひとつ。
「確かに、味覚を失っては、食べる事の楽しさ、喜び、有難さも無くなってしまいますよね……」
「私も地球に来てから、たくさん美味しいものを食べて感激しただけに、このドリームイーターは可哀想と思いますが……」
 バジル・ハーバルガーデン(薔薇庭園の守り人・e05462)とアルケイア・ナトラ(セントールのワイルドブリンガー・e85437)が、思わず言葉を詰まらせた。味覚を喪失すれば、食事は単なるエネルギーの補給にしかならず、決して楽しみにはなり得ない。そんな世界は、文字通りなんとも味気なく、殺風景な白黒の世界だと思われたのだ。
「何を食べても味を感じられないってのは寂しいっすが、そのモザイクの舌がある限り、死者の国へ行っても、あんたが満足する物には出会えないっすよ!」
「ふむ、地球の料理が味気ないとはのう。ならデスバレスは味すらないじゃろうのう。なんせ、そこに住まう者達は過去を生きた死者の者達。今を生き、そして未来を作っていく職人の者達の料理が、過去に負ける筈がないからのう」
 死神について行ったところで、モザイクの舌を満たす味には決して出会えない。そちらの目的が戦いではないのなら、いっそのこと地球に留まってみてはどうかと、シャムロック・ラン(セントールのガジェッティア・e85456)やウィゼ・ヘキシリエン(髭っ娘ドワーフ・e05426)が引き留めるが。
「はぁ? 別に、アタシだって死神の国に行ったから、すぐにモザイク晴れるなんて思ってないし~! でも、ほら、死神って死んだ人を復活させられるんでしょ? お猿なベジタブルがどーとかいう力で……あれ、違ったっけ?」
 それを言うならサルベージだ。思わず突っ込みたくなったケルベロス達だったが、味来はなおも喋り続け、割り込むことを許さない。
「ま、そういうわけで、アタシとしては食通の人でも復活させてもらえれば、それで万事オッケーって感じなわけ。そいつの舌を引っこ抜いて交換したら、モザイク晴れるかもしれないし!」
 あるいは、自分の舌を切り落として、その部分だけ死神に復活させてもらうか。どちらにせよ、やってみる価値はあるだろうと、味来は不敵に笑いつつケルベロス達に告げた。
「美味しく料理が頂けないのはお気の毒と思いますが、厄介な死神勢力に合流されるのも困りますので……」
「うん、味覚が欠損してるのは気の毒かもしれないけど、死神みたいなクズ勢力の強化はさせたくない。ここで倒させてもらうよ」
 味来の本心を聞いて、源・那岐(疾風の舞姫・e01215)とフレデリ・アルフォンス(ウィッチ甲冑ドクター騎士・e69627)は、途端に険しい表情になり、武器を抜く。
 単なる味覚音痴なデウスエクスかと思っていたが、この少女、やはり危険だ。自分の舌を治すために食通を復活させて舌を抜くとか、はたまた自分の舌を切り落としてから再生させるなど、およそまともな倫理観を持ち合わせている者の口からは、決して出ない言葉であろうから。
「……残念ながら救う事も和解も叶わぬか。ならば……打ち倒すのみ」
 彼女は決して人間社会とは共存できない。その事実を目の当たりにし、コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)もまた覚悟を決めた。
 デスバレスへと撤退するドリームイーター。彼女を倒すための時間は、僅か6分。厳しい制限を課された中、ケルベロス達は味来を止めるべく、彼女とその周辺にいる死神に相対した。

●鉄壁なる布陣
 デスバレスへ撤退するドリームイーターを、6分以内に倒す任務。数の差を利用して襲い掛かれば楽勝に思われるかもしれないが、しかし実際に戦ってみると、そうも行かない。
「ほらほら、どーしたの? アタシを倒すんじゃなかった?」
 死神の後ろで余裕の表情を浮かべる味来に、ケルベロス達の持つ攻撃は、その全てが通るとは限らない。周囲を漂う下級死神達が、その身を盾にして味来を守るからだ。
「上等だ。ならば、その減らず口諸共に射抜いてやる」
 狙いを定めたカタリーナのガトリングガンが火を噴くも、その弾は全て下級死神によって受け止められてしまう。ならば、せめて回復だけでも阻害してやろうと、フレデリがウイルス入りのカプセルを投擲するも。
「……ざ~んねん、ハッズレ~♪ お魚バリアに守られてるアタシって、マジ無敵じゃね?」
 やはり、死神によって阻まれてしまい、味来までは届かない。彼女の高い回復力を阻害したいという意図はあれど、それを成すには同様の性質を持ったグラビティを、死神の防御を無視できる程の人数で一斉に仕掛けなければ確実とは言えないのだ。
「小賢しい! ならば、その魚から打ち倒してくれる!」
 こうなれば、壁から先に潰してやろうと意気込むコクマだったが、果たしてその選択は正しかっただろうか。確かに、死神の数が減れば、それだけ味来に攻撃を当てる機会も生まれるかもしれないが。
「あちゃ~、これ、ちょっとヤバい感じ? ……な~んてね! ほ~ら、これやるから頑張ってアタシを守れよ、お魚ちゃん♪」
 地を裂く程の一撃で吹っ飛ばされた死神に、味来は持っていた肉まんを千切って投げ与えた。肉まんの欠片が死神の口に入るや否や、その身体に刻まれた傷が癒され、更には全身が禍々しいオーラで満たされて行く。
 制限時間もある中で、のんびりと敵の動きを止めながら戦っている暇などなさそうだった。このままでは、敵に有効打を与えられず、時間ばかりが過ぎてしまう。
「あの肉まんだって、ふかふかでジューシーそうなのに……味が判らないのは勿体無いっすよ」
 死神の魚でさえ味を感じていそうなのに、当の本人が味を感じられないのは不幸だ。そう呟いて氷の輪を投げつけるシャムロックだったが、味来にとっては大きなお世話であったようで。
「……痛っ! アンタ達なんかに、同情される筋合いねーっての!」
 凍り付いた頭をさすりながら、苛ついた様子で味来が死神達に指示を出す。すると、今まで防御に徹していた下級の死神達は、不気味な牙の生え揃った口を開け、一斉に怨霊の念を漆黒の魔弾として発射して来た。
「危ない! 下がってください!」
 慌てて那岐が前に出るも、3発の内の一発は、横を擦り抜けて後方に位置するウィゼに直撃した。やはり、向こうと違って盾になる者の数の差が、ここに来て顕著に表れてしまっている。
「大丈夫ですか、すぐに治療しますね!」
 前衛の強化も兼ね、バジルは極彩色の爆発を起こして、その爆風で那岐に纏わり付く毒素を吹き飛ばした。その一方で、那岐は自らの気を練って、ウィゼに与えることも忘れてはいない。
「回復の手が回り切らない分は、こちらでフォローします」
「すまないのう。では……そちらが毒なら、こちらも毒で勝負させてもらうわい」
 漆黒のスライムで槍を生成し、ウィゼは味来を足元から貫いた。いかに守りを固めようと、毒に犯されては関係ないはず。そのまま体力を削り落として、一気に畳み掛けようという算段だ。
「もう少しで、残り時間5分……。慎重に行きましょう」
 あくまで態勢を整え、それから攻めるべきだと、アルケイアが銀色の粒子を広げながら言った。だが、そんなケルベロス達の様子を見てもなお、味来は不遜な態度を崩そうとはせず。
「あ~、なんかウザいことしてくれんじゃん? ま、でも、アタシの攻撃当てたら、一発でブッ壊れるから問題ねーし」
 指先から謎の光線を発射して、味来はアルケイアの放った粒子の効果を掻き消した。彼女の攻撃は威力こそ高くはなかったが、しかし持久戦を考えた場合、厄介なものには違いなかった。

●崖っぷち
 死神と共にデスバレスへ帰還しようとする味来を、必死の思いで阻止しようと試みるケルベロス達。だが、死神を盾に回復へと走る彼女だけを狙って倒すのは、なかなかどうして難しかった。
「くっ……残り時間が……!」
 回復を捨て、ガトリングガンを連射するフレデリだったが、やはり死神の壁に止められる。ならば、せめて壁だけでも壊そうとコクマが燃え盛る獄炎を纏った鉄塊剣を振り下ろしたが、それで突破できたのは一匹だけだ。
「これで壁は減った。一気に畳み掛けるぞ!」
 敵の防御が少しばかり甘くなったことで攻撃のチャンスだと告げるコクマだったが、火力の要である彼とフレデリが、味来に攻撃できないのでは意味がない。彼らの力を以てすれば、死神の壁など容易に突破できたはずなのだが……それを知ってか、味来達は回復を中心に据えた逃げ切り作戦に出て来たため、余計な時間を消耗してしまったのだ。
「こうなったら、もう出し惜しみはできませんね」
 庇われることは承知の上で、那岐が剣を抜いた。単発の火力が期待できないのであれば、せめて手数で勝負できる技で仕掛けねば勝機はない。
「さて、披露するのは我が戦舞の一つ。必殺の銀色の剣閃!!」
 銀色の風と共に無数の剣閃が閃き、味来の身体を容赦なく斬り裂いて行く。が、やはり攻撃に特化した状態で繰り出した時に比べ、瞬間の火力が低下していることは否めない。
「……痛ぁ~っ!! やってくれんじゃん! でもね……アタシには、こういう方法だってあるんだよ♪」
 全身をズタズタに斬り刻まれながらも、味来はモザイクを球状に丸めて、それをケルベロス達に向かって投げて来た。
「……ンガァァァァッ!!」
 モザイクの球が大きく割れ、巨大な口を開いて那岐に迫る。ボールに口が付いただけの不気味な怪物は、那岐の腕に噛み付くと、そこから生命力を吸収して味来へと還元してしまった。
「那岐さん!? ……このっ! その口を離しなさい!!」
 慌ててバジルが怪物を叩き、ショック療法で那岐を回復させるも、生命力は既に吸収されてしまった後。せめて、何らかの効果的な攻撃グラビティがあれば、彼も攻撃に参加できたのだが……回復偏重な彼の戦闘スタイルは、逃げる敵を短期間で撃破するには相性が悪い。
「ちょっと往生際が悪くありませんか?」
「はぁ? それ、こっちの台詞だし~。このまま行けば、アタシの逃げ切り勝ちってやつだもんね~!」
 アルケイアの攻撃も軽々と捌きつつ、味来はいよいよ逃げ出す準備を整え始める。彼女も決してダメージを受けていないわけではないが、死神に散々邪魔をされた状態では、十分に攻撃を集中させることができないのを知っているのだ。
 攻撃は最大の防御である。それを体現した陣形に、フルアタックというものがある。要は、回復も防御も捨てて、前後衛共に攻撃に特化した形で陣を組むという戦い方だ。
 一見して無謀に思われがちな戦法だが、しかし今回のような相手に限っては効果が高い。だが、それに反してケルベロス達が組んだ陣形は、良くも悪くもオーソドックスなものだった。
「モザイクを晴らすことが出来れば、味を感じられるようになるんすかね? ……その術を持たない自分が歯痒いっすが……」
 せめて、その興味を死神に利用されないよう、全力を尽くそうと言って、シャムロックが仕掛ける。彼の放った竜砲弾が着弾したところで、カタリーナとウィゼが同時に続いた。
「たとえ地獄の果てに逃げ込もうと、私の銃弾から逃れることは不可能だ」
「あの時できなかった大爆発、今ならやっても構わないのじゃ」
 迫り来る無数の銃弾と、南瓜ランタンを模した爆弾の雨。それらを立て続けに食らってもなお立ち続ける味来だったが……しかし、余裕の表情とは裏腹に、彼女が負った傷は今までになく深かった。
「なっ……う、嘘でしょ!? な、なんで……いきなり、こんな力……」
「言ったはずだ、もはや貴様らに勝算はないと」
 冷ややかに言い放つカタリーナ。ウィゼもまた、どこか残念そうにしながらも、覆せぬ現実を味来に告げる。
「どうやら、狙撃手が急所を射抜く腕を見誤ったようじゃの」
 俗に言う、クリティカルヒットというやつだ。後衛であっても、敵の急所を的確に貫けたときだけは、前衛にも匹敵する瞬間火力を叩き出す。それが味来の計算を狂わせ、最後の最後で状況をひっくり返したのだと。
「どれ、最後にこれを食らうといい」
 消え行く味来に、コクマが辛みの強いカレーパンを差し出した。だが、味来は一瞥しただけで鼻で笑うと、受け取ろうとはしなかった。
「……アタシは味を感じられねーって言ったじゃん。それなのに、辛い食べ物なんか食べたところで、口が痛くなるだけだっつーの……」
 痛みも味覚だと言うのなら、お前は画鋲やガラス片でも食えるのか。最後まで相容れることなく、味来は減らず口を叩きながら、夜の闇の中へと溶けて消滅した。
「……これが終わったら、みんなで美味しいもの食べに行かない?」
「賛成ですね。一緒に何か食べに行きましょう」
 なんとも嫌な雰囲気になったのを払拭するようにフレデリが尋ね、アルケイアが頷く。
 残りの死神など、片付けることは造作もない。こいつらを撃破すれば、美味しい食事は目と鼻の先だと、それぞれ一斉に駆け出した。

作者:雷紋寺音弥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年2月12日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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