夢喰いミヤビノカミ 羞恥の舞台!!

作者:大丁

「みんな、お疲れさま!」
 ブリーフィングルームに集まったケルベロスたちに、軽田・冬美(雨路出ヘリオライダー・en0247)は、深々とお辞儀をした。
 顔を上げる勢いで、ポンチョ型のレインコートの裾が捲れ上がるが意に介さず、笑顔で報告を始める。
「ジグラット・ウォーにより、ドリームイーターの本星ジュエルジグラットを制圧できたのよぉ。ドリームイーターたちは、もう勢力としては壊滅したの。けど……」
 新たな予知が得られた、という。
「戦争で生き延びた『赤の王様』『チェシャ猫』らに導かれて、戦場から逃げ出した残党が、ポンペリポッサと同じく、デスバレスの死神勢力に合流しようとしてる。彼らを迎えるために、下級の死神の群れも出現するわ。合流地点が判明したから、迎えに現れる下級死神(ザルバルク)と、残党のドリームイーターの撃破をお願いよお」
 ドリームイーターの女、『ミヤビノカミ』が現われるのは、大きめの公園にある野外音楽堂。
 すり鉢状の客席に、舞台が設えてある。舞台の背後は高い壁だ。
 平日の日中で、公園内も含めて人の気配は少ない。音楽堂は使用されておらず、出入りは自由。客席にほんの数組、休憩に使っている人たちがいる。
 下級死神10体とミヤビノカミとのコンタクトポイントが、その野外音楽堂の舞台中央だ。
「迎えがくるまで、ドリームイーターは隠れ潜んでる。デスバレスに移動しようと、舞台に上がった時だけが、撃破のチャンスなの。6分間は、その場に留まり、時間がくると撤退してしまう。下級死神も全力で支援するから、ドリームイーターを撃破できるのは五分五分と予知にでてる。取り逃がしたとしても、戦闘で下級死神の大半を撃破できたのなら、作戦成功よぉ」
 ミヤビノカミのデータが、壇上に表示された。ほぼ全裸だ。
「ビキニ型にモザイクが掛かってるのね。なんだか、シフカ・ヴェルランド(血濡れの白鳥・e11532)ちゃんに、似ているみたい。『羞恥心』が欠落しており、何をするのも言うのも全く恥ずかしがらない。戦闘時は大胆に踊りながら戦い、当たった者を裸にする光線を放ってくる。羞恥心のドリームエナジーを集めている、と……」
 撤退阻止の確率を上げるためには、このあたりの特性が利用できるかもしれない。冬美も、情報を紹介しながらフムフムと頷き、付け加えた。
 10体の下級死神については、体長2mくらいの浮遊する怪魚だ。個々に形状も能力も微妙に異なるが、1体ごとの戦闘能力は高くない。
「死神勢力にドリームイーター残党が加わるのは、できれば阻止したいのね。一肌脱いでもらえるかな? レッツゴー! ケルベロス!」


参加者
ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)
機理原・真理(フォートレスガール・e08508)
ロディ・マーシャル(ホットロッド・e09476)
シフカ・ヴェルランド(血濡れの白鳥・e11532)
神宮・翼(聖翼光震・e15906)
除・神月(猛拳・e16846)
盟神探湯・ふわり(悪夢に彷徨う愛色の・e19466)
アンヴァル・ニアークティック(バケツがガジェット・e46173)

■リプレイ

●開演
「あれ? なにか始まるのかな?」
「おいおい。この寒いのに、水着じゃん……え、もしかして着てない?!」
 野外音楽堂の座席を、ちょっと借りてたような人々は戸惑う。
 舞台はからっぽだったはず。その中央に、いつの間にか女性がひとり立っていた。ファッションモデルのようなキメポーズで。
 そこへ、武装した男女が登壇すると、つい先ごろも大々的に報じられた、ケルベロスとドリームイーターの戦いであると、疑問が解けて恐怖に変わる。
 席から立てる人はまだマシで、抱き合ったまま震えて動けないカップルもいた。
 デウスエクス当人、ミヤビノカミも当惑して、ポーズをとく。
「あなたたちは、わざわざ追ってきたのですか? この私のことを」
「ええ。見逃すわけにはいかないんですよ。あなたで3度目ですね。私そっくりのデウスエクスとの遭遇は」
 シフカ・ヴェルランド(血濡れの白鳥・e11532)は、黒スーツの袖から、鎖を放った。金属輪の連なりは、先端から軟体質の触手にかわり、ミヤビノカミの片腕に巻き付く。
 なるほど、触手を介して結ばれたふたりは、服を着ているか着ていないかの差しかない。口調や態度もよく似ている。すぐに落ち着きを取り戻すところまで。
「どうやら、ケルベロスが用意したニセモノではなさそうです。日を改めて、再戦させてもらいますよ」
 裸身を取り巻くように、怪魚の群れが出現した。デスバレスへの迎えがきたのだ。ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)が、その前衛に対して、バスタードソードで斬り込んでいく。
「ぬおおぁあああ!!」
 額には、王虎アルギオスの紋章が浮かんでいる。
 魚型の死神は、回遊しながら客人を守り、攻撃を弾く。……つもりだったのだろうが、紋章の理力をおびた切っ先には、盾役の防御力といえど、当たれば沈んでいくのだった。
 ミヤビノカミも、突っ立っているわけにはいかず、その場で踊り始めた。
 ロディ・マーシャル(ホットロッド・e09476)は、苛立たし気に、死神の一体を殴って倒す。
「しまえ! 隠せ!」
「あら、ちゃんと隠れています。私だって、出したいんですから。それに、敵のあなたが、困っているなら、好都合」
 ヤジを飛ばし合っても、攻撃は届かない。時間制限がある以上、直接狙いたい相手だが、先に雑魚を片付けねばならない状況だ。
 さらには、仲間の裸を見せつけられているようで、ロディは声を荒げる。
「目に毒だから!」
 修正が掛からなければ特出しの振り付けだ。卑猥なステージに、アンヴァル・ニアークティック(バケツがガジェット・e46173)はプリンセスモードで臨んだ。
「モザイク晴れたら、マッパなんでしょうかね」
 きっと相当のドリームエナジーが必要だ。彼らは、晴らすよりも、増やすような存在だった。
「おっぱいくらいは見えるかも」
 舞台のすぐ前にいた一般人は、アンヴァルの恰好のおかげで勇気をもらい、客席通路の階段をすり鉢の縁まで上ってくれた。

●客席の反応
 ひとまず安全になると人々は、音楽堂からは去らず、スマホなどを出して撮影しはじめる。神宮・翼(聖翼光震・e15906)は、フィルムスーツ『ディーヴァズレイメント』の胸元を手で覆った。
「こんなカッコだけどあたしだって羞恥心ぐらいはあるんだよー?」
 白というより、肌色の大部分が透けていたのだ。
「ロディくんにしか見せた事ないのに……」
 ハイレグな股繰りにも、掌をかざす。同時に、ミヤビノカミの様子に視線を投じた。
 相手の注意を引きつけられるか。あわよくば、催眠魔眼で魚群を攻撃させる。
「あなたからは、羞恥エナジーの反応がないです」
「えええ」
 演技を見破られて、思わず、頬に手をやってしまった。
「あ、今少し、反応がありました」
 浮き出たピンクや藍色のカゲリに、客席からパシャパシャと撮影音が聞こえてくる。機理原・真理(フォートレスガール・e08508)は、ごくりと喉を鳴らした。
 白いフィルムスーツといえば、彼女もそうだ。
 どうやら、死神もドリームイーターも、ケルベロスへのけん制を優先している。被害が出ないなら、一般人にも手伝ってもらおう。
 真理は、緊急装置を発動させる。こんなこともあろうかと、用意していた羞恥モードだ。
(「ああ、あの人たちにも見せてしまうのです……」)
 攻撃されてもいないうちから、スーツの面積が減りはじめる。真理の恥じらいには、ギャラリー役が要るのだ。
 その甲斐あってか、舞台中央に引っ込んで(?)いたミヤビノカミが、興味をそそられたようだ。
 だが、裸になるビームとやらは撃ってこない。戦闘への参加が消極的だ。
 片手をシフカの触手に結ばれながらのダンスも、過激そうにみえて、まだまだご挨拶程度なのだろう。盟神探湯・ふわり(悪夢に彷徨う愛色の・e19466)は、低級死神をワイルドブレイドでぶった斬ったものの、やはり時間を浪費してしまうと、彼女なりに感じていた。
「ふわりはねー、エッチなことも積極的なのー。だからなのー? 真理ちゃんみたいに恥ずかしい人の気持ち、ちょっとわかんないのー」
「同感だゼ。あたしらが、羞恥心を狙われにくいぶん、かえって向いてネー。早く引っ張り出さねーとヨ」
 除・神月(猛拳・e16846)の手元で、腕時計のカウントが進んでいる。
「そもそも裸くれーで恥ずかしがるあたしじゃねーけどナ? 作戦を変えよーカ」
 羽織った皮ジャンの下から赤のタンクトップがのぞくが、ボトムはダメージジーンズと、今日の神月(しぇんゆぇ)は、ストリート系のファッション。その身をひるがえし、いったん舞台から飛び降りた。
「モザイクビキニちゃーン! ありがたく受け取っときナァッ!」
 ステージにむけ、コインをばら撒く。踊り子は、それを見た。

●決着の行方
 真理の羞恥モードは、布地が縄のように細く、身体をしばる。
「羞恥心が必要になる敵が、なにもこんなステージみたいな場所に出なくても良い気がするのですよ……」
 フォートレスキャノンの引き金をひくたびに、拘束はきつくなり、臀部が引き絞られる。
 ロケット砲を打てば、おっぱいのカタチはロケットのように絞りだされるのだ。
 攻撃ドローンが、ビーム形成のスクリーンをはると、なぜか真理の局部のアップが様々な角度で映写された。どよめきが、客席最後列からでも響いてくる。
 だが、それを境にミヤビノカミの反応は薄くなった。
「お土産にエナジーを頂こうとも思いましたが、やはり自重します。羞恥もいきすぎると快楽ですしね」
 アップ映像には、濡れて染み出す真理の雫が。
 モザイクのパンツにおいては、どうやってか紙幣を何枚も挟んで、腰が振られてはいた。
「いいゾー! 脱ゲ、脱ゲー」
 神月の燃えるようなラブコールに、しかしブラジャーはとってくれない。いや、仲間の射程まで出てきてくれない。
「『炎弾』だけじゃ足りねーのカ。やっぱ、着せたほうがいいのかナー?」
 白いフリフリのドレスは用意してあった。シフカが言うには、年齢に不相応の恰好は恥ずかしいという。
 着せる方策を再び舞台に這い上がりながら練っていると、シフカの触手が布地を携えて、ミヤビノカミに伸びていく。
「こういう格好をした人を見ると、大抵の人はとても恥ずかしがるのよ」
 幼稚園児が着るスモックと黄色い帽子だ。
「やってみる価値はあるわ」
「余計な施しはいりません。羞恥心は、自分の手でつかみとってみせます」
 なんか、変態的な行動をとるのに、根はまじめ。ミリムは、雑魚を相手にしながらも、鏡映しのやり取りを伺うと。
「性格も似てますでしょうか」
「だからなのー? ふわりも、こんらんしてきたの」
 九尾扇を振って、敵味方のそれぞれを見るうち、さすがのフワフワ頭も痛くなってきた。
 羞恥エナジーを集める相手の気をひく目的で、こっちが恥ずかしくなるために、相手に恥ずかしい思いをさせようとしている。
 シフカも、ちょっとした照れを感じるが、引きさがってもいられない。
「まあ、そうおっしゃらずに」
 鎖の変化した触手で攻撃した。園児服を着せるという攻撃を。
 当初は彼女が殺界を形成する案もあったが、真理や翼のやってることを見て控えた。
 しかし、ロディには、翼が囮になって、潤んだ瞳をむけてくるのが、気になる。
(「確信犯だろぉ。早く、終わらせたいぜ。一般人だって、見てるじゃないか……」)
 何が功を奏するかは、わからないものだ。
「これは極上の羞恥! 我慢できません」
 攻撃を控えていたミヤビノカミが最初にビームを放ったのは、ロディだった。
「あ、そうか。ロディくんを恥ずかしがらせれば、いいのね」
 翼の演技が吹っ切れて、さらに大胆になってくる。フィルムスーツはもうビチョビチョだ。
「やだ、そんなに見られたら中から熱くなってきちゃう……」
 演技も続けるうち、なんと、本当の羞恥も芽生えてきたのだ。
「うーん、羞恥心もいいかも」
 ビームを浴びて、素っ裸にまでなったロディは、もう恥ずかしくなかった。エナジーを吸われたからだ。
 そして、ミヤビノカミは、さらけ出したオッパイを、手で隠す。
「なにを、いまさら隠しているんだい」
「だって、あなたが隠せと言ったじゃない」
 モザイクの一部が晴れ、羞恥の一部を手に入れたミヤビノカミは、つられて前へ、のこのこと出てきてしまった。
 これなら、ロディの銃剣『ブリッツバヨネット』が届く。
「ふわりも、もっと踊っていたいの。だから、帰らないでなの」
 半透明な巨大な手が、ふわりの立ち位置から湧き上がった。そのまま、ロディの眼前にいる敵の身体を掴む。
 禁縄禁縛呪だ。デスバレスへの転移を妨げることはかなわないが、御業の手の中にあるうちは、仲間のグラビティも届けられるはず。
 数匹の死神が、ぱくぱくと御業に食いついている。やつらにとっては客人だ。回復に転じたのであろう。
 ロディは限界まで銃剣を振るうと、ふらふらと後退した。むき出しの下腹部がシオシオと揺れている。
 ミリムは、いまさらながらに、恥ずかしさで顔を真っ赤にした。額の紋章も燃えていた。
「ひと肌脱いでくれるかなとか言ってたけど、ひと肌どころじゃないでしょこれぇええ!」
 自分がビームをくらう覚悟はあったが、予想外だ。こういう方向の羞恥とは。
 しかし、チャンスはものにしなければ、恥ずかしがっているときではない。
 なりふり構わず、ロディの裸体をアンヴァルに託すと、下級死神には目もくれず、バスタードソードをモザイクシフカ、もといドリームイーターに振り下ろした。
 ヒットの衝撃に、踊り子は床に倒れ、ダンスは中断される。
 心も体も無防備になっていくロディは、メディックとしては一番援護が必要な相手だ。
 アンヴァルは、抱きつかせたまま、彼の口に『グラギンギンΣ』を流しこむ。
「ああ、効果てき面です!」
 ロディのマグナムがギンギンになり、アンヴァルのプリンセスな下着も突き破って、刺さってしまった。
「ああああ。翼さん、ごめんなさい。めちゃくちゃ太いです」
「だいじょーぶ! 後で頂戴するんで」
 また、なにか恥ずかしいことを言ったと、お互いに思った。
 敵の逃亡を許さぬために、しばし体勢を維持せねば。神月のアラームが鳴る。
 あと、2分。抜かずに戦う。
 その神月は、自分が踊る番だった。エクスカリバールが垂直に突き立っているかのようなパントマイムをいれてくる。
 両足をひらいて、背にしたポールに掴まり、腰をグラインドさせる。ポールダンスだ。
「地獄への土産になるだろーゼ!」
「やめてください。はしたない!」
 床にうずくまったミヤビノカミに、ポールのようなモノが投げつけられて、ドリームイーターの逃走は阻止された。
 雑魚ともども、ステージには何も残らなかった。

●カーテンが降りて
 服を脱がせてくる攻撃の数々。
 その使い手たちと戦ってきたメンバーだけに、意外な苦戦だった。裸にされたのは、ロディひとりである。
 彼が舞台袖に用意した簡易更衣室は、自分で使うことになる。まあ、降りたカーテンのむこうには、性懲りもなく、翼が乱入しているのだが。
「それ以上は、ダメだぜ。オレの着替えが進まないじゃないか。ほら、翼も隠して……」
 いったん、抜けた羞恥心が、再注入されたせいなのか、いつもより、恥ずかしがってる感じだ。
「んー。ロディくん、まだまだ元気だよね。羞恥心エナジーが戻ってよかったけど、ないときのロディくんもよかったよ。あたしは……羞恥心遊びも悪くなかった。なんだか、乙女な感じだよ」
 だだ漏れなやり取りなのに、アンヴァルは聞き耳を立てて満足そうである。
「結局、敵は全滅させちゃいましたしね。めでたし。めでたし」
「これで、後顧の憂いを断てたでしょうか」
 ミリムも、姿はまるで無事だ。がっつり見ていく殿方がいたら、頬を抓ってやるところだが、そんなことにはならなかった。
 ドリームイーターの残党など、早く片付けたい。
 真理のフィルムスーツは元の形状になり、ジャケットとスカートも身に着けている。
 ほうと一息をついた。何やら、難しい表情なのを、シフカが覗き込む。
「羞恥心とは何か、考えずにはいられない敵でしたね。私にそっくりなら、内心も把握できるつもりでしたから、なおさらです」
「ヴェルランドさんでも……。なら、ドリームイーターにとっても、謎だったのかもしれないのですよ」
 理知の光が目に宿る。真理は顔をあげた。
「めでたしじゃねーヨ。アンヴァルばっかりズルいゼー」
 神月が口を尖らせながら、ダメージジーンズをずり下ろし始めた。
「ふわりもなの。わかんないからー、もう一回、みんなの前にいくの♪」
 事件は解決したが、公園と周辺の人々が集まってしまっていた。客席の雰囲気は、ケルベロスたちのいる場所にも伝わってきている。アンコールだ。
 シフカは、微笑むと、黒スーツに手をかけた。
「ドリームイーター勢力は滅びても、いつまた羞恥心を狙ってくる敵が現れるかわかったものではありません。この場を借りて、究明してみましょう」
 一瞬で服が脱げる。敵と区別をつけるため、今回は封じていた技だ。中に着ていた水着に、ミリムは驚かされた。
「戦闘中、誤って殴りそうになるくらいでしたのに。もし、その恰好をされてたら、殴ってました。確実に」
 ビキニに、モザイクの模様が描かれていたのである。
「ふふ。……いきましょうか」
 まずは、3人が立った。羞恥の舞台に。

作者:大丁 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2020年2月9日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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