ロリコンだってイイじゃない！

■リプレイ

●ビルの前
「……ここがロリコンの巣窟か。別にロリコン全体が悪とは言わねぇが、未来の美女達の前で、汚ねぇモンを見せる時点で終わっているだろ」
　柄倉・清春（大菩薩峠・e85251）は呆れた様子で、仲間達と共に廃墟と化したビルに立っていた。
　このビルは、かつてジュニアアイドルを育成する芸能事務所であったようだが、何やら問題があったらしく、廃業に追い込まれてしまったようである。
　その事をネットで調べると、如何わしいジュニアアイドルのビデオが出てきたため、どういった問題が起こっていたのか、何となく想像する事が出来た。
「ところで、幼女ってどのくらいの年齢までなんだろうね？　やっぱり、見た目……？
　そんな中、リティ・ニクソン（沈黙の魔女・e29710）がローティーンっぽい黒いジャンスカに白いブラウス、黒タイツにスニーカー姿で、不思議そうに首を傾げた。
　事前に配られた資料を見る限り、ビルシャナ達は見た目で判断しているらしく、幼い外見の少女ほど大事にされているようである。
「まァ、ビルシャナを騙すんだったラ、その恰好で問題ないだロ。資料を見る限リ、実年齢より見た目を気にしているようだしナ。万が一気づかれたとしてモ、女の魅力を骨の髄まで味わえバ、文句なんて言えねえヨ」
　除・神月（猛拳・e16846）が、自信満々な様子で答えを返した。
　少なくとも信者達は洗脳されているだけなので、簡単に騙す事が出来そうである。
「確かに、ロリコンでない事を自覚させれば、信者達の洗脳が解けるようですしね。元々、ロリコンでなかった人達ばかりのようですから、それほど難しい事ではないはずです。とにかく、実際に効果があるのか、確かめた方が早そうですね」
　そう言ってミスラ・レンブラント（シャヘルの申し子・e03773）が、仲間達を連れて廃墟と化したビルに足を踏み入れた。

●ビル内
　ビルシャナ達がいたのは、かつて芸能事務所が入っていた部屋だった。
　室内にはビルシャナ達がおり、幼女達を前に立たせて、荒々しく息を吐きながら自分のモノを慰めている最中だった。
　そのため、幼女達は恐怖で身体を強張らせ、瞳いっぱいに涙を溜め、有給にも等しい時間が過ぎるのを待っているようだった。
「うわ……」
　それを目の当たりにしたリティがドン引きした様子で、反射的に声を漏らした。
「なんだ、おま……うっ……」
　その気配に気づいたビルシャナ達が、一斉にビクッと身体を震わせ、大量のミルクを誤爆した。
　そのせいで、幼女達の顔に大量のミルクが掛かり、濃厚なケモノの臭いが辺りに漂った。
「つーか、未来の美女をテメエらの汚ねえモンで汚すんじゃねえ」
　すぐさま、清春がビルシャナ達を蹴り飛ばし、幼女達の前に陣取った。
　その途端、幼女達が白馬に乗った王子様の如く扱いで、清春にギュッとしがみつき、瞳をキラキラと輝かせた。
「なんだと、コラァ！　俺達のモンが汚ねぇ訳ないだろ！　むしろ、清めてやっているんだ！　それが何故分からない！」
　ビルシャナがイラついた様子で、清春の言葉を否定した。
　まわりにいた信者達も、誤爆した事で気が立っているのか、八つ当たり気味に清春を非難した。
「だったら、この子達の顔を見ろ……って、それをオカズに、また始めるんじゃねぇよ！　なに、興奮していやがるんだ、この変態野郎ッ！」
　清春がビルシャナ達にツッコミを入れ、力任せにブン殴った。
　その拍子にビルシャナ達が再び誤爆をしたため、清春がカエルの如く飛び退いた。
「まだ途中だろうが！　空気を読めよ、この野郎！」
　ビルシャナが逆ギレした様子で自らのモノを掴み、恐怖に歪んだ幼女達の顔を見ながら、自らの思いを遂げようとした。
「……ひぃ！」
　そんな空気を察したリティが、ビルシャナ達の注意を引くため、わざと怯えたフリをしながらへたり込んだ。
　その拍子に、スカートが少し捲れて黒タイツが破れ、ボタンが外れた襟から薄い胸元が覗いた。
「おお、いいぞ！　それだ、それ、それ！　こりゃあ、イイ！　イイよな、お前でイッても！」
　それに気づいたビルシャナが両目とアレをギンギンにさせ、リティをオカズに自らのモノをシゴキ始めた。
「それ以前に、私は22だ！」
　リティが身の危険を感じて、実年齢をぶち撒けた。
「だから、どうしたァ！　俺達の中では10代だあああああああああああ！」
　ビルシャナが開き直った様子で、キッパリと断言した。
　この様子では、えっちなDVDに出演している合法ロリであっても、問題なく興奮するタイプなのだろう。
　いまにも、ぶっ掛けそうな勢いで、自らのモノをシゴいていた。
「まさか、それでロリコンを名乗っている訳じゃないだろうな？」
　ミスラが呆れた様子で、ビルシャナ達に対して、嫌悪感をあらわにした。
「名乗って悪いか！　誰が何と言おうが、俺達はロリコンだ！　だから、大人の女で欲情する事もない！」
　ビルシャナが自己中全開で、踏ん反り返った。
　まわりにいた信者達も、『見た目がロリなら、実質セーフ』的なノリで、同じようにドヤ顔だった。
「だったラ、あたしらにエロい事をされてモ、まったく反応しないって事だよナ？」
　神月が含みのある笑みを浮かべ、ビルシャナ達の顔色を窺った。
「ああ、もちろん！　反応する訳がないだろ！　俺達が反応するのは、幼女のみ！　幼女以外で反応する事など、絶対にあり得ない事なのだから……！」
　ビルシャナが躊躇う事なく、キッパリと答えを返した。
　実際に、ビルシャナ達のモノはションボリとしており、ピクリとも反応していなかった。
「さ、おにーさんと一緒に行こうねぇ。おにーさんはキミ達のママに興味があっても、今のキミ達に欲情はしないからねー」
　そんな中、清春が無駄にイイ笑顔を浮かべ、幼女達の視界を遮るようにして、そそくさと部屋の外に出ていった。
「……それでは試してみるか」
　ミスラが真剣な表情を浮かべ、傍にいた男性信者のモノを掴んだ。
　だが、男性信者のモノは、無反応。
　まるで大名行列に遭遇した農民の如く、深々と頭を下げたまま、まったく反応しなかった。
「ほら、見ろ！　これで俺達がロリコンだって事が分かっただろ！　だから、お前達が何をしたところで、時間の無駄だ！　例え、裸になったとしても、誰ひとりとして立つ者はいない！」
　ビルシャナが自信満々な様子で、大きくフンと鼻を鳴らした。
「そんな事を言いつツ、こいつらのモノが反応しているようだガ……。……というカ、まったく反応していないのハ、お前のだけだロ」
　その間に神月が男性信者達のモノを咥え、礼儀よくピンと立たせた。
「お、お前ら！　俺を裏切りやがったな！」
　それを目の当たりにしたビルシャナが、激しくこめかみをピクつかせた。
「こ、これは……その誤解です！　私達がこんな事で、反応する事自体、あり得ない事なんですから……！　だから、すぐに……落ち着くはずです。と、とにかく、少し時間をください。すぐに大人しくさせますから……！」
　そのため、眼鏡を掛けた男性信者が慌てた様子で言い訳をしたものの、反り立ったモノは駄々っ子の如く左右に揺れるだけで、まったくションボリとしなかった。
「そんな事を言いつつ、興奮しているようですが……」
　ミスラが全裸姿で床に寝転がり、二つの穴にリコーダーを挿入し、交互に出し入れし始めた。
　それを目の当たりにした男性信者達が、腹に叩きつける勢いで、自分のモノを反り立たせ、リコーダーの動きに合わせて、激しくシゴキ始めた。
「……おッ！　随分と素直になったじゃねえカ！」
　神月も上機嫌な様子で、男性信者のモノを迎え入れ、ミスラとキスをしながら、激しく腰を動かした。
　そのため、男性信者達は激しく腰を打ち付けた後、ビクビクと身体を震わせ、大量のミルクを神月達のナカにぶち撒けた。
「んあ……んん！」
　その拍子にミスラの中に注ぎ込まれたミルクが逆流し、大量の潮と共に恥ずかしい水溜りが足元に広がった。
　そして、信者達は次々と絶頂に達すると、満足した様子でグッタリと倒れ込むのであった。

●ビルシャナ
「みんなスッキリしたようだし、思い残す事は何もないよね？」
　リティがビルシャナの答えを待たず、リフレクタードローンを発動させ、己のグラビティで光学迷彩を施した小型偵察無人機（ドローン）の群れを操り、無数のレーザーをドローンが展開するグラビティフィールドで反射させ、予測困難で嵐のようなレーザーの飽和攻撃で、ビルシャナを壁際まで追い詰めた。
「な、なんだ、これは……！　これじゃ、攻撃を……避ける事が……出来……ぎゃあああああああああ！」
　ビルシャナが涙目になりつつ、レーザーの集中砲火を浴びながら、たまらず悲鳴を上げた。
「……あれ？　まだ生きていたのか？　だったら、仲間に入れてもらうとするか！」
　そんな中、清春が幼女達の避難を終え、仲間達に合流すると、容赦なくビルシャナにバットを振り下ろした。
　それに合わせて、ミスラが憐れみの賛歌（キリエ・エレイソン）を歌い、祈りの言葉を紡ぐと、祝福を込めた力の加護を仲間達に与えた。
「ち、畜生！　せめて一撃……一撃だけでも……！」
　ビルシャナがブクブクと血の泡を吐きながら、最後の力を振り絞って強力なビームを放とうとした。
「だったラ、キツイのを一発……喰らいやがレ！」
　その間に、神月が一気に間合いを詰め、ビルシャナに降魔真拳を叩き込んだ。
　それと同時にビルシャナの臓物が背骨と一緒に吹っ飛び、大量の血が雨となって降り注いだ。
　そのため、ビルシャナは悲鳴を上げる間もなく崩れ落ち、白目を剥いて息絶えた。
「さて……これでビルシャナは片付きましたね。後は幼女達のケアをしておきませんと……。……ですが、その前に信者達を何とかしないと駄目ですが……」
　そう言ってミスラが何やら考え事をしながら、ケダモノの如く迫ってきた信者達の相手をするのであった。

作者：ゆうきつかさ	重傷：なし 死亡：なし 暴走：なし
種類： 公開：2020年1月5日 難度：普通 参加：4人 結果：成功！
得票：格好よかった 0／感動した 0／素敵だった 1／キャラが大事にされていた 1
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