豚の式神、邪竜の陰陽師

作者:塩田多弾砲

「……ふう」
 私服姿の草薙・美珠(退魔巫女・e33570)は、のんびり散歩していた。
「ここ数日、恥ずかしい下着のせいで……、鳥妖魔の信者や満員電車の痴漢に酷い目にあわされ、大学でその後も……なんだか気疲れしてしまいました」
 ここは、田舎町にある人気のない神社。
 美珠は、近所の商店街の福引で当てた、とある温泉街の温泉旅館へと赴いていた。
「桜依ちゃんは学校の都合で来られず、お留守番なのは残念です……。それにしても、一緒に来た神様は『温泉街に場末のげーせん見つけたのじゃ! 80年代と90年代のれとろげーがいっぱいじゃ!』って出かけてますけど……『げーせん』や『れとろげー』ってなんでしょう?」
 そう呟いた瞬間、
「……! 誰ですか!?」
 気配を感じた美珠は、ふりむいた。
『キシシシ……アナタたち退魔師の、敵、ですよ……!』
 神社の本殿、その陰から……陰陽師のような、狩衣を着た人物が姿を現した。
 そいつは、軽薄そうな白髪の若い男。しかし『殺気』と『好色』を含んだ気配を漂わせていた。……美珠が幾度も肌を重ねてしまった、あの豚妖魔の気配と似ている。
 美珠に対し、
『おや、私と戦うおつもりで。では……出番ですよ? キシシシシ!』
 男は四枚の符を投げつけた。
「え? きゃあっ!」
 符はいきなり弾け、四体のオークへと姿を変える。
「豚妖魔? どうして!?」
 もうオークはいない筈、なのになぜ……!
『そいつは、私の式神ですよ! ……美少女から、グラビティ・チェインを手に入れるためのね!』
 式神オークは、触手を伸ばし……美珠の両手足を拘束する。
「……あなた、一体……何者ですか!」
 オークに絡まれた美珠の問いに対し、
『私ですか? 私の名は……『四神白虎』! ドラグナーの生き残りです!』
 そいつは上半身を露わにすると。そこには、ドラゴンのような鱗の腕が。
『我が悲願は、ドラゴンの復活! そのために、美少女たちを快感漬けにしてさしあげましょう。そして退魔師! アナタは凌辱の果てに……地獄に送って差し上げます!』
 ドラグナーの狂気めいた哄笑が、美珠に叩き付けられた。

「みなさん、すぐに美珠さんを助けて下さい!」
 セリカが、君たちへと切羽詰まった口調で説明する。
 ゲートを破壊され、ドラゴン、および眷属たるオークやドラグナーは新たに出現しなくなった。
 が、生き残りのドラグナーやオークは、ほんの僅か存在する。そのうち一体のドラグナーが、美珠を襲ったのだ。
 その襲撃が予知されたが、連絡を取ろうとしてもできない。
「このドラグナー……『四神白虎』は、ドラゴンの復活を企んでいます」
 そのためにグラビティ・チェインを集めているのだが、そのやり方は、『オークに姿を変える式神を用い、触手で襲う』というもの。
 本物のオークよろしく、美少女を触手責めする事を好んでいる様子。どうやら、このドラグナーの趣味と実益を兼ねた方法らしい。
 更に、退魔師とも敵対している。美珠は過去にオークに襲われ、時には犯されはしたものの、最終的にはいつも葬ってきた。
 いわば、美珠はこのドラグナーにとっては仇敵であり、恨みの相手に他ならない。なので、なんとか彼女を……草薙・美珠を、まだ無事なうちに救援に向かってほしいとのことだ。
 この『四神白虎』の特殊能力は、『符よりオークの式神を作り出し、それを操る』事。
 式神オークは、自らの意志を持たず、白虎の命令通りに動き、女性を襲う。しかも、かなり強い。通常のオークよりも体力や耐久力も髙く、触手も力強く、簡単には倒せない相手。
 そして白虎は、所有する符の数だけ式神オークを発生させる事が可能。
 しかし、それが弱点にもつながっている。
「式神オークを出せば出すほど、本体である白虎、および式神オークも弱体化する様子です。作り出した式神オークは、四体程度ならばかなり強力ですが、八体から十体になると、能力は大幅に下がります。それ以上出させたら、式神オーク一体の能力はかなり半減し、倒すのも容易になります」
 そして、白虎の方も能力が半減する。
「式神オークを出せば出すほど、それに命令しなければならないのですが……同時に複数の式神に命令を下して動かす事は、容易ではありません」
 要は、精神的に混乱してしまうのだ。こちらも四体程度なら普通に動かせるが、これが八~十体なら統率した動きを取らせるのは困難。二十体以上出すとさらにそれは困難になり、術者本人は自力での戦いはもちろん、逃走する事すらも出来なくなる。
 そして、術者である白虎が倒されれば、全ての式神は符に強制的に戻る。
「つまり、今回の討伐参加者は、女性が多いに越したことはない、と言えます。なので、今回の作戦は……」
 オークにわざと襲われるために、女性ケルベロスが多めに参加。
 一人を除いた囮役が、複数の式神オークに襲われる事で、術者たる四神白虎を弱体化。
 その頃合いを狙い、残った一人が弱体化した白虎を攻撃し、倒す。
 そうする事で、式神オークの群れごと無力化。
「……これが最も確実な方法と思われます。もちろん、多くの男性ケルベロスが参加されて、直接攻撃する方法で倒すのも、不可能ではありませんが……その場合、白虎は式神オークを少なめに出し、自身は逃走すると思われます」
 つまり、『女性ケルベロスが、オークに襲われる』必要があるのだ。
「皆さん。これは無理強いは出来ませんが……美珠さんが危機的状況に陥っている事は事実です。早急に救助に入り、そしてこの……式神オークと、それを作り出すはぐれドラグナーを倒してください!」
 セリカの焦りが伝わり、決意した君たちは、美珠を助けるべく立ち上がった。


参加者
葛城・唯奈(銃弾と共に舞う・e02093)
ノエル・グランバニア(退魔シスター騎士・e26347)
フォルティ・レオナール(桃色キツネ・e29345)
獅子谷・銀子(眠れる銀獅子・e29902)
草薙・美珠(退魔巫女・e33570)
風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376)
鬼塚・さつき(地球人の光輪拳士・e46065)
レイファ・ラース(シャドウエルフの螺旋忍者・e66524)

■リプレイ

●式神オークに弄ばれ
『キシシシ……草薙・美珠(退魔巫女・e33570)。アナタの事は、存じてます。清純清楚を装いながら、実は……オークに犯されたい淫乱の変態だとね!』
 陰陽師『四神白虎』は……オークに拘束されている彼女の身体を愛撫していた。服がはだけ、露わになった小さな両胸と、臍下の翳り。そこを式神オークに愛撫させ、無理やり快感を刻み付けていく。
「くっ……わ、私は淫乱ではありません! あ、あなたなどに屈しは……ああっ!」
 強く言い放つが、
『淫乱かどうか、確かめてみましょう……かっ!』
 拘束され、両足を大きく広げた状態で、白虎に後ろから抱え上げられて、そして……、
「あっ、いやっ……だめっ! あっ、ああっ!」
 ……そのまま剛直が、彼女の中に突き刺された。
「あっ、あっ、あっ……」
 突かれるたび、嬌声が自然に上がる。
 それと同時に、式神オークの触手が美珠の肌を撫で、触手の先端が……彼女の敏感な両胸の先端を弾き、転がし、濡れた下のそこを舐めるように撫で、つつき、こねまわす。
「あっ……き、気持ちいい……ああっ!」
『くっ……締まる……感じてますね。いやらしい淫乱巫女です』
「ち、違……感じてなんか……淫乱なんかじゃ……」
『嘘ですね。嘘つきには……お仕置きです!』
 そのまま強く突かれ、美珠を快感が無理やり高みへ押し上げ、
「あっ!? あああああああっ!」
 背中を反らしつつ、美珠は絶頂。同時に花弁から、黄金色の迸りが弧を描く。
 ケルベロスの仲間たちが駆けつけたのは、ちょうどその時。
「美珠さん! 助けに……ええっ!?」
「い、いやっ! み、見ないで下さいっ!」
 しかし、開脚し貫かれ、絶頂し放尿する様は……、
 ケルベロスたちにしっかりと見られ、さらなる快感を美珠へともたらしていた。
 くったりした美珠を、式神オーク一匹が拘束したまま、三匹が離れる。
『……おやおや、これはまた。ケルベロスの犯されたがりなお仲間ですか』
「誰が犯されたがりよ! すぐにあなたなんか倒す!」
 赤面しつつ、獅子谷・銀子(眠れる銀獅子・e29902)が言い放った。
「美珠さん、大丈夫? ……なんともまぁ、変態的な……」
 フォルティ・レオナール(桃色キツネ・e29345)が、美珠に声をかける。
「……み、皆さん。……見ました? ……じゃなくて! 私は大丈夫です!」
 快感の惚けから回復した美珠を見ると、どうやら大丈夫の様子。
「キープアウトテープ、貼り終えたよ。あとは、こいつをやっつけるだけだ!」
 今回、唯一の男性参加者である風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376)が、美珠に視線をできるだけ向けずに告げる。
「そうねえ……ねえ、美珠さんの次は、私なんかどうかしら? 結構自信、あるんだけど?」
 葛城・唯奈(銃弾と共に舞う・e02093)が、扇情的に唇をぺろりと舐める。
「ほら、どうしました? 私に手を出さないおつもり? それとも……怖いのかしら?」
 唯奈とともに、ノエル・グランバニア(退魔シスター騎士・e26347)もまた、その豊満な両胸を強調し、見せつけた。
『ほう……? 確かにこれは、そそりますなあ』
 白虎が、そちらに目を向けた。
 その隙に、後ろに回ったレイファ・ラース(シャドウエルフの螺旋忍者・e66524)が……、
「はーっ!」
『ファナティックレインボウ』にて、怒りを付与しつつ攻撃。それに気づいた白虎は、美珠を拘束していた式神オークを向かわせた。
「この程度のオークで、ものの数ではないです!」
 鬼塚・さつき(地球人の光輪拳士・e46065)が、そのオークを美珠から引き離し、
「美珠さん、奴を倒す作戦は……」
 その隙に、レイファが美珠を救い出しつつ、伝えていた。
「……わ、わかりました」
 美珠に伝えられたのは、白虎の『弱点』と、奴を倒す『作戦』。
 四神白虎は、本人は常人と同じ。そして式神オークは数を出せば出すほど、白虎は混乱してコントロールがしにくくなり、能力も弱体化する。が、白虎本人を倒せば、式神オークは全て消滅する。
 なので、女性陣がワザと囮になり、挑発して式神オークをたくさん出させる。そして混乱しオークも弱体化したところで、錆次郎が白虎へ攻撃し止めを差す。
 しかし……、
「……そう簡単に、挑発に乗るでしょうか……」
 美珠は、どこか不安だった。

●挑発するも見抜かれて
『ふむ……草薙美珠は、感度は良いのですが、胸がいささか小さく、尻も形は良いが、物足りないと思っていたところです。少なくとも、胸に関しては、より楽しめそうな方々がいるようですねぇ。キシシシシ!』
 いやらしく笑う白虎。それは虎よりも、ハイエナを連想させる笑いだった。
「この程度の数なら、焼き尽くすのに時間はかかりません! その間に私達の守りを突破できますか!?」
 さつきが言い放ち、
「さあ、来なさいよ! でも、これっぽっちのオークで、そう簡単に楽しめるとは思わないで!」
 唯奈も、挑発するが。
「……え?」
 銃を取り出す暇もなく……唯奈は瞬間的に伸びてきた触手に手首を絡まれ、
「……がはっ!」
 ノエルとともに、別の触手によるパンチを腹に食らい、崩れ落ちた。
 それは、一匹目の式神オークが、単体で行った攻撃。瞬間的に無力化され、残る皆が……言葉を失っていた。
 フォルティと銀子へは、二匹目が、
 そして、三匹目が美珠と共にいるレイファへと迫る。
「なっ……これは!?」
 さつきが戸惑い、
「ど、どういう事?」
 錆次郎が、たたらを踏んでいた。
 式神オークどもの動きが、予想以上にすばやいそれだったのだ。出している数が少ないと、その分強力になるとは聞いていたが……この素早さは予想外だった。
『……どうしました? キシシシ!』
 式神オークの四匹目が、錆次郎へと突進した。
「くっ! このぉ!」
 スパイラルアームを放つ錆次郎だったが、『四匹目』は触手を伸ばし、長大なリーチの強烈な打撃を直撃させていた。
「ぐっ……はぁ……ぐえっ!?」
 後ろざまに吹っ飛ぶ錆次郎だが、吹っ飛んだ先には、既に『四匹目』が待ち受け、先刻以上の触手の連打を食らわす。そして、それを何度も何度も繰り返す『四匹目』。
「……一体、何が……」
 さつきは、自分を必死に落ち着かせようと努力していたが、それは容易ならざる事。
 式神オーク『二匹目』は、フォルティと銀子の喉笛へ、防御する暇も与えず伸ばして締め付ける。
「ひっ……」
「かはっ……」
 両者は叩き付けられ、そのまま沈黙。
 そして、『三匹目』は、
「や、やめ……ああっ!」
 快感の余韻であまり動けぬ美珠を、再びがんじがらめに。
「こ、この……あう! あっ、ぐはっ!」
 さらに、レイファの足首にも触手を固く巻き付かせ、吊り下げ、何度も地面に叩き付ける!
『……愚かですねぇ、自分の弱点に気付いてない私とでも? 式神オークを出せば出すほど、私にとっては不利になる事は、百も承知です。ゆえに……』
 少ないままで女どもを無力化、男は始末。お楽しみはその後で。
 嘲りの言葉と視線を投げよこす白虎は、防御も出来ず一方的にやられるだけの錆次郎を、地面に叩き付けた。
「くっ……ならば!」
 白虎を直接攻撃しようとしたさつきだが、
「え?」
 いきなり後ろから現れた式神オークに掴みかかられ、そのまま地面に叩き付けられ、昏倒してしまった。
『ああ、五匹目をアナタの真後ろに出しました。キシシシシ! おっと……』
 ぼろぼろになった錆次郎に歩み寄った白虎は、
『……アナタ、空を飛べますか? 飛べないなら、飛び方を教えてやります』
 式神オークの触手が、彼の身体を持ち上げ、振り回し……、
 そのまま、彼の身体を遠くへと投げ飛ばした。
『邪魔者は消えました。それではたっぷり……楽しませてもらいましょう』
 式神オークの強い触手が、彼女らの手足を固く拘束したまま、服を脱がし始めた。

●触手に縛られ快楽を
「や、やめ……あああっ! あひっ!」
 唯奈の身体は、新たに出てきた四匹の式神オークにたかられていた。両胸に二匹が吸い付き、下半身の前後の穴には、更なる二匹が舌を差し入れ、なぞり、触手とオーク自身とが何度も貫く。
 激痛とともにもたらされる快感に、唯奈は叫び……、
「あ、あああっ!……んむぅっ」
 絶頂し、休む間もなく、口に剛直を突っ込まれる。
(「だ、だめ……また……イッちゃ……んんんんっ!」)
 唯奈が再び絶頂する様子を、ノエルは見せつけさせられ……、
「くっ……んんっ! あ、あああっ!」
 豊かな両胸が充血するほど、触手がきつく巻き付き、もみほぐす。飛び出した敏感な先端は、式神オークどもによって、コロコロと舌と触手で転がされていた。
「……ま、負けませっ……んひぃっ!」
 下半身の、もっと敏感な花芽の先端も愛撫され、ノエルは軽く絶頂。そして、オークどもの太目の剛直が三本、下半身の前後と口に深く突き入れられ、更には胸には数本のそそり立ったモノを挟まされ、
「んむううううっ!」
 無理やり快感を叩き付けられ、びくびく痙攣させつつ……、惚けた顔でノエルは絶頂していた。
『キシシシ! これはまた……なかなかの器量ですな』
 式神オークに命じて、七人全員を全裸に剥かせた白虎は……銀子と絡む美珠へ嘲りの言葉を投げつける。
「ああっ! あっ、あひぃ! ひあああっ! あっ、あああっ!」
 美珠は、その言葉を聞きながら……返答できなかった。白虎が追加で呼び出した式神オークにより、改めて拘束され、犯されていたからだ。
 先刻同様、後ろから抱えられ、足を大きく広げさせられている。式神オーク自身がお尻を貫き、前には太目の触手が。感じやすい両胸の先端も手指でつままれ、カリカリと引っかかれ、指の腹で転がされた。
 そして、下半身に押し付けられた銀子の顔により、敏感な花芽を舐められ、カリっと歯を立てられたび、
「あひっ! ああっ! ああっ……もっと、もっとぉ……」
 嬌声とおねだりが、美珠の口からあふれ出す。
「やめて、そこだけは……お願い」
 そして、銀子もまた、
『おやおや? お尻を責められる事に期待してますか。その巫女に劣らぬ淫乱ですなあ』
 白虎に指摘され、
「期待、なんか……ダメッ、んああっ!……お尻、いやあっ……!」
 式神オークに後ろ手に触手で縛られ、両胸を絞られ揉まれ、自分の前の花弁と、お尻とに抜き差しされていた。
 お尻に、剛直と触手とが交互に入れられ、内部でかき回されるたび、
「ひぎいいいっ! あ、あひゃあああ……!」
 涎を垂らし、びくびく痙攣しつつ、絶頂。それを何度繰り返されたのか。十回からは数えていなかった。
『やれやれ、これほど淫乱ぞろいとは、困ったものです』
 そういう白虎も、三人と同時に交わっている。レイファとフォルティを式神オークに押さえつけさせ、両手の指を彼女たちの中に入れてかき回しつつ、自分自身は四つん這いに差せたさつきの前とお尻とを交互に貫いていたのだ。
「ま、まだまだ足りませんね……あひぃ!」
 レイファは自分を押さえつけた式神オークに、巨大な両胸を絞られ、お尻にも触手が入れられている。
「快楽漬けにしてやるって? ……ああっ……出来る物なら……してみたら? ひああっ!」
 太めの触手に、やはりお尻を貫かれ、強めにかき回されているフォルティ。
「んむううっ! んっ、んっ……んんっ!」
 そして、さつきは。口にオーク自身を突っ込まれていた。
「あっ……こ、この程度のオークしか呼び出せない様では……貴方が復活させられるドラゴンはせいぜいカナヘビサイズが関の山ですよ! ……ああああっ!」
 さつきが絶頂した後、白虎自身がレイファを貫く。
『カナヘビ? では……そのカナヘビに、貫かれたまま快感死してもらいましょうか』
 先刻以上の快感が、レイファを襲った。
「んーーーーーっ!」
 絶頂とともに、両胸から母乳が、前からは潮が噴き、美珠と同じく黄色い飛沫が。
 そして、お尻から噴き出る不浄が、神社境内を汚す。
「は、はぁ……」
 ぐったりしたレイファへ、満足げに白虎は言い放った。
『一人につき、四匹の式神オークでの凌辱はいかがですかな? 快感の天国にイッたら、そのまま地獄に……』
「地獄にいくのは、君一人だよ」
『え?』
 真後ろから、錆次郎の放った『SURE SHOT(イチゲキヒットウ)』が、白虎の急所を抉っていた。
『なっ……』
「……こうやって、式神オークをたくさん出させた時に止めを差す……悪いけど、最初から予想通りだったんだ」
 それに、あの程度では僕は倒せないしね。
 ぱくぱくと口を動かす白虎へ、錆次郎は容赦なく攻撃。
 そして、数分後。
 狩衣は血に染まり、28体の式神オークは全て、消え去っていた。

●洗い流せぬ淫猥さ
「あ、あの……皆さん、ありがとうございました。皆さんに、お礼したく思います」
 温泉街の、混浴温泉の浴場にて。美珠はバスタオルで体を隠しつつ、礼を述べていた。
 事後、ヒールし、後始末を済ませた後。
 温泉街だからと、皆で温泉に入る事に。しかし……、
「お、お願い……身体、疼いて……ああっ!」
「……お尻……気持ちいい! ああっ!」
 レイファと銀子は、身体が鎮まらず、二人で愛撫し合っていたのだ。
「体でお礼、してくれるなら……」
「気持ちよく、して下さいね……」
 そのまま、二人に押し倒される美珠。
「え? ああっ!」
(「『お礼に背中を流す』つもりだったのに、なぜこうなるんですかーっ」)
 などと思いつつ、二人からの愛撫に快感を覚える美珠。
 助けを求め、見回すが。
 さつきは、
「や、だめ……あんな豚に負けたのは、不覚……ああっ!」
 一般人の男女から、触られ、弄られ、びくびくと感じていた。そのまま押し倒され、愛撫されている。どうやら、先刻の痴態を遠くから見られていた様子。
「はあっ……はあっ、はあっ……あんっ!」
 目立たぬ隅の方では、唯奈が自分の胸を揉み、花びらを濡らし、自分を慰めている。
 そして、しばらくして。
 ノエルとフォルティに続き、混浴の浴場に入った錆次郎は、
「え、ええと……うわっ!」
 淫靡にとろけた顔になった美珠にのしかかられ、押し倒されていた。
「た、助けてくれたお礼を……あああああっ!」
 そして、錆次郎のそそり立ったモノに、美珠は自分から乗って、自らの中に挿入させる。
「だ、だめだよう……ああっ……あああっ」
 言葉と裏腹に、二人の快感の声が響く。
「こ、これは……」
「うわー、変態的な状況、ここにも……え?」
 それを横から見ていたノエルとフォルティも、レイファと銀子、そして他の利用者の男女に捕まってしまった。
 二人も押し倒され、嬌声が。
「おおっ、乱交じゃ! ……しかし、美珠から襲うとは。中々レアな状況なのじゃ」
 そして美珠が腰を振る様子は、陰からとある者に盗撮されていた。

作者:塩田多弾砲 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年10月8日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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