焦土より目覚めし蟲毒

作者:雷紋寺音弥

●悪意の袋詰め
 東京焦土地帯に程近い、都心から少しばかり離れた市街地にて。
 白昼の最中、天を貫くようにして降り注ぐ漆黒の槍。続けて舞い降りたのは、黒き影の如き翼を持った、妖精族の特徴を持った女だった。
「なんだ、あいつは? シャイターンの襲撃か!?」
「いや……あの連中に、白い肌をしたやつはいないって聞くぜ……」
 突如として交差点に現れた謎の女を前にして、人々はどう反応して良いのか分からないようだった。
「エインヘリアル……にしては、背が低すぎるよな?」
「それじゃ、今になってヴァルキュリアの襲撃か!? あの戦乙女達は、ケルベロスの活躍で、全員が地球の味方になったはずだろ!?」
 様々な種族の外見を伴いながら、しかしどの種族にも当てはまらない。そんな女は、戸惑う人々へ冷めた視線を向けつつ槍を抜くと、それを軽く一振りして、自らの体内から淀んだ影を生み出した。
「……ひっ!」
「ば、化け物……!!」
 吐き出された影が怪魚の姿になったことで、人々はようやく恐怖を顔に浮かべて逃げ出した。が、そんな彼らの背に向けて、謎の女は容赦なく槍を繰り出した。
「……オ前達モ……我ガ……身体ノ……贄トナレ……」
 槍の刺さった傷口から、黒い靄が溢れ出て犠牲者の身体を啜って行く。やがて、身体がすっかり消滅してしまうと、女は静かに槍を納め、新たな獲物を求めて歩き出した。

●蘇る残滓
「招集に応じてくれ、感謝する。お前達も、東京焦土地帯にエインヘリアルの要塞、磨羯宮『ブレイザブリク』が出現した事件は聞いているだろう?」
 その結果、東京焦土地帯の死神達の一部が、東京焦土地帯から追い出されるように東京市街部に流れ込み、新たな事件を起こそうとしている。そう言って、クロート・エステス(ドワーフのヘリオライダー・en0211)は集まったケルベロス達に、事件の詳細について語り始めた。
「今回、お前達に討伐へ向かってもらいたいのは、レギオン『ヴェロニカ』と呼ばれる死神だ。なんでも、『鎌倉奪還戦』で倒された多数の魂をサルベージし、その魂と魂を互いに競わせて、残ったものを核にして作り上げた死神らしい」
 だが、そこまでして手間を掛けたにも関わらず、彼女の存在は死神達の手に余るものとなってしまった。曰く、蟲毒壺の要領で作られたことで、彼女は周囲の存在からグラビティ・チェインを吸収し、その魂さえも内部に取り込んで、自分の一部にしようとするそうだ。
「今のヴェロニカにあるのは、とにかく人間を殺してグラビティ・チェインを吸収し、その魂を内部に取り込んで自分の一部に変えることだけだからな。当然、制御なんてものは受け付けないし、奪ったグラビティ・チェインはヴェロニカ以外、誰も利用できない。人間にとっても、デウスエクスにとっても厄介な、歩く天災みたいなものだ」
 故に、彼女は東京焦土地帯に封印されるような形で遺棄されていたのだが、それが今回の騒動で蘇ったというのだ。失敗作とはいえ、彼女の力は侮れるようなものではなく、油断をすれば瞬く間に魂を奪われて、新たな犠牲者となるだけだ。
「今から行けば、ヴェロニカが市街地の交差点に出現する直前に、こちらも現場に到着できる。敵は強い魂や、豊富なグラビティ・チェインに惹かれて獲物を決めるからな。お前達が行けば必然的に優先して狙われるだろうから、避難誘導は地元の警察に任せておいて問題はないぞ」
 敵の武器は、命を奪う黒き槍。これによる攻撃に加え、ヴァルキュリアの使用するグラビティに似た技を使い、更には配下の怪魚型死神を体内から4体ほど吐き出してくる。
「東京焦土地帯のエインヘリアルも気になるが、死神による襲撃事件も放ってはおけないからな。鎌倉争奪戦の際に残された遺恨を、ここで必ず潰してくれ」
 このままヴェロニカを放っておけば、今に歩く災害として、後の憂いになり兼ねない。そうなる前に、確実に叩いて欲しいと、クロートは改めてケルベロス達に依頼した。


参加者
三和・悠仁(憎悪の種・e00349)
源・那岐(疾風の舞姫・e01215)
リリー・リーゼンフェルト(耀星爛舞・e11348)
エメラルド・アルカディア(雷鳴の戦士・e24441)
クオン・ライアート(緋の巨獣・e24469)
如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)
 

■リプレイ

●降り立つ黒翼
 白昼の交差点。車と人が行き交う中、空より舞い降りしは漆黒の翼。
「おい、なんだ、あの女?」
「空から降りて来た? でも、あの姿は……」
 シャイターン、ヴァルキュリア、他にも様々な種族の特徴が入り混じった奇妙な女。人形の如く無機質な瞳の奥には、あらゆる希望を飲み込んで食らう、おぞましき深淵だけが広がっている。
「……オ前達モ……」
 ふいに、女が口を開いた。その容姿からはおよそ想像できない、低く、唸るような声だった。
「……オ前達モ……我ガ……身体ノ……贄トナレ……」
 手にした黒槍を振り上げ、女が人々へ狙いを定める。その身体から淀んだ影が吐き出され、それは不気味な怪魚の姿となって、周囲の人々へ牙を剥く。
「ひぃっ! ば、化け物!!」
 自分達へと向かって来る怪魚の姿を見て、ようやく人々は逃げ出し始める。当然、このままでは追い付かれ、彼らは獲物として狩られてしまうはずだったが、それを許さぬ者達がいる。
「……ッ!?」
 轟音と共に着弾した竜砲弾。その衝撃に、思わず怪魚達が怯んだところで、反対側からは無数の槍が飛んで来た。
「……どうやら、間に合ったようだな」
 飛来し、舗装道路に突き刺さった槍を引き抜いて、エメラルド・アルカディア(雷鳴の戦士・e24441)は静かに黒衣の女と怪魚達、東京焦土地帯より現れた死神へと目を向ける。
「レギオン……混ざりモノか」
 様々な種族の特徴を持つ死神を前に、三和・悠仁(憎悪の種・e00349)は、それだけ言って言葉を切った。ヘリオライダーからの情報が正しければ、あの死神は様々な魂を禁忌の呪法でぶつけ合わせ、数多の痛みと憎悪の上に作り出された、苦痛の権化とも呼べる存在だ。
「蟲毒ですか。鎌倉奪還戦はもう4年前になるのですが、そんな忌まわしい邪法が行われていたとは……」
「つまり、ヴェロニカは悪意によって歪んだ命として誕生したと。私は多くの命を死地に送って来ましたが……」
 どのような事情であれ、命を弄ぶことは許せない。源・那岐(疾風の舞姫・e01215)と如月・沙耶(青薔薇の誓い・e67384)の二人がヴェロニカへと向けたのは、彼女を作り出した存在に対する、強い怒りと憤り。
「敵とはいえ、その生まれ方には同情しないでもありませんね。ですが……」
 怪魚の動きを牽制しつつ、マリオン・オウィディウス(響拳・e15881)は拳を固めた。それに続き、後ろから敵の出方を窺うのはリリー・リーゼンフェルト(耀星爛舞・e11348)だ。
「死神を生贄に死神を……みたいな感じかしら? どちらにしろ、最早形振り構ってられないのね。鎌倉の残滓、ここで止めるわよ!」
 思えば、あの戦いから全てが始まった。いや、再始動したと言った方が良いのかもしれない。
 グラビティ・チェインを狙うデウスエクス達により、再び迎えた戦乱の時代。束の間の平穏を破り、ダモクレスが、エインヘリアルが、そしてビルシャナや螺旋忍軍までもが動き出した鎌倉の戦い。
 あの頃に比べ、ケルベロス達は力を増し、情勢も目まぐるしく移り変わった。が、それでも数えてみれば、ほんの4年程前のことに過ぎない。悠久の時を生きるデウスエクスからすれば、刹那の瞬きの如き僅かな時間。
(「……まさか再び、戦場に立つ日が来ようとは……」)
 そんな中、クオン・ライアート(緋の巨獣・e24469)は目の前に敵に対し、どこか思うところがあったのだろうか。
(「だが、確かめねばなるまい。その名前、その姿、本当に私が知ってるその者なのか……」)
 戦いの場から離れて久しかったが、それでも彼女には確かめなければならないことがあった。己の魂の奥底で、未だに燻り続ける暗き感情。それに自らの手でけじめをつけるべく、緋の巨獣は再び戦場に舞い戻る。

●贄を求めて
 異なる魂を戦い合わせ、勝者に敗者を喰らわせることで生み出されたレギオン『ヴェロニカ』。封印を解かれた今の彼女が求める者は、自らを強化できる強い魂。そして、それらと豊富なグラビティ・チェインの双方を併せ持ったケルベロスは、ヴェロニカにとっては最良にして最高の獲物である。
「後ろは任せて、思いっきりやっちゃって!」
「こちらでもフォローします。まずは、少しでも敵の目を引き付けましょう」
 リリーの歌が、マリオンのドローンが、それぞれに味方を守る盾となる。敵の攻撃は、こちらの命を奪い取るものが中心だ。少しでも負傷を抑えねば、それだけ敵に体力の回復を許すことになってしまう。
「我はヴァルキュリアの戦士、エメラルド! 焦土地帯から溢れ出た死神達、私が相手になろう!」
 怪魚の群れを引き付けるべく、エメラルドが槍を振り回しながら斬り込んだ。獲物が現れたと、喜び勇んで飛び掛かる怪魚達だったが、迂闊に近づいた者から次々とエメラルドの槍の餌食となり。
「貴方の運命は……あら、お気の毒。負のサイクルに踏み込んでますね?」
 その隙に、沙耶がヴェロニカに向かって微笑んでみせた。もっとも、感情を失い本能だけで行動するヴェロニカには、その笑顔の裏に隠された意味は解らなかっただろう。
 悪魔の齎す魔に侵すことで、対象の運命を負の連鎖へとねじ曲げる技。それは死神相手であっても例外ではないが、しかしヴェロニカの従える怪魚達もまた、黙ってやられているばかりではなかった。
「キ……キキ……」
「キュル……キュル、キュル……」
 古びたカセットテープを巻き戻すような声で鳴きながら、怪魚達はヴェロニカの周囲を自らの身で固め、守る。それらが障壁となり、沙耶の予知を微かに歪めたことで、魔の力はヴェロニカまでは届かなかった。
「やはり、あの魚が邪魔ですね。ならば……」
 ヴェロニカに代わり攻撃を受けた怪魚目掛け、那岐が星型のオーラを蹴り飛ばす。コミカルな見た目と侮るなかれ。少しでも星の先に触れたが最後、それは敵の鎧を穿ち、甲殻や鱗さえも引き裂いて砕くだけの力を持っているのだから。
「ギュァァァァッ!!」
 身を引き裂かれ、鱗を剥がれる痛みに、怪魚が悲鳴を上げた。あのような存在でも、痛みというものは感じるらしい。
「……終わりだ」
 骨が剥き出しになった怪魚へ一閃、悠仁の鎌が振り下ろされる。その身を二つに裂かれた瞬間、怪魚は瞬く間に凍り付き、木っ端微塵に砕け散った。
「まずは一匹か……」
 反撃させる暇も与えずに怪魚を葬り去り、次なる敵へと悠仁は視線を向けた。が、次の瞬間、悠仁に怪魚が倒されたことによって生じた隙間を狙い、クオンが強引に攻撃を割り込ませてきた。
「はぁぁぁっ!!」
 突進の勢いをそのまま利用し、クオンは力任せにハンマーを叩きつけた。咄嗟のことに怪魚達も対応できず、ヴェロニカは衝撃で大きく吹き飛ばされてしまったが。
「……力……強イ……力……」
 半身を凍らされてなお、ヴェロニカは槍を大地に突き立てることで、強引に押し留まってみせた。それだけでなく、彼女の突き刺した槍の先から、黒く淀んだ何かが滲んで溢れ。
「……オ前モ……我ガ……身体ノ……贄トナレ……」
「……ッ!?」
 瞬間、クオンの真下から闇が一度に溢れて来た。それは無数の穂先となって、彼女の身体を容赦なく穿つ。その切っ先が身体を掠める度に、焼け付くような痛みが彼女の全身を走り抜けた。
「くっ……ま、まだだ……」
 ハンマーの柄を杖代わりにして、クオンは辛うじて耐え切った。だが、それにしても、この痛みは何だ。まるで、傷口を幾度となく焼いた火箸で抉られ、それでいて肉体の芯を凍て付かせるような、不快な疼きが止まらない。
(「なるほど……これが冥府の……否、蟲毒法の痛みと苦しみか……」)
 傷口を押さえながら、クオンは痛みの正体を理解した。そして同時に、それがヴェロニカの痛みであることも。彼女は未だ邪法によって支配され、己を蝕む痛みと渇きに突き動かされて、殺戮を続けざるを得ないことを。
 彼女の正体については薄々勘付いていたものの、今はそれを口に出す時ではないと思った。
 今はただ、目の前の敵を倒すのみ。感情を殺して立ち上がると、クオンはハンマーを持ち上げ、再び構える。見れば、既に態勢を整えた怪魚達が、こちらを食らわんと不気味な口を開いて迫っていた。

●灰は灰に
 怪魚を蹴散らしてしまえば、そこから先はケルベロス達の独壇場だった。
 ヴェロニカがいかに強力な死神であろうと、彼女が攻撃できるのは、せいぜい1度につき1人が限界だ。しかし、ケルベロス達はその間に、6度も7度も攻撃できる。
 数の力に任せて相手を圧倒するのは、デウスエクス相手の基本戦術である。今までも、そしてこれからも。それは、鎌倉の戦いの時から変わりない。
「もう害しか及ぼさないなら、ヴェロニカ、貴方を討ちます。貴方の元になった多くの魂を解放する為にも!」
「ヴェロニカ。貴方は最早過去の存在です。眠りなさい!!」
 沙耶の杖先から稲妻が迸り、那岐の戦舞が朱の花弁を舞い散らせる。だが、それら全てを真正面から受けてもなお、ヴェロニカは止まることをしなかった。
「……ァァ……オ……前達ノ……チカラ……ヲ……」
 ただ、貪欲に目の前の魂を欲するだけの存在に成り果てて、それでも彼女は決して朽ち果てない。命を喰らう黒き槍の力によって、戦えば戦うだけ、その身に力を還元させてしまうのだから。
「既に自分が何者なのかも分からぬか。ならば……!」
 一思いに、虚無に還してやった方がよいだろうと斬り掛かる悠仁。しかし、ヴェロニカはそれを黒き槍で軽々と受け止める。抱けば折れてしまいそうな細身でありながらも、ヴェロニカの内に秘めたる力は、ケルベロス達のそれを凌駕している。
「おいでなさい。こちらの水は甘いですよ」
 押し切られる寸前、マリオンが竜砲弾を放ったことで、ヴェロニカの注意が一瞬だけ逸れた。そこを逃さず、畳み掛けるエメラルドだったが、しかしヴェロニカも負けてはいなかった。
「蟲毒によって力を得ようと、私達は負ける訳にはいかないのだ……!」
「……光……其ノ光……私ノ……糧ニ……」
 光の翼を広げて突撃するエメラルドに合わせ、ヴェロニカもまた漆黒の翼を広げて飛翔する。正面からぶつかり合う二つの力。互いに同質の、それでいて相反する属性を持った技がぶつかり合えば、その先に待つのは対消滅。
「……っ!!」
 光と闇が激突し、行き場を失ったエネルギーの奔流が凄まじい爆発を呼ぶ。爆風に飲み込まれ、吹き飛ぶ二人。それでも平然とした表情で立っているヴェロニカだったが、しかしエメラルドもまた傷つきながらも、力尽きてはいなかった。
「はぁ……はぁ……。あ、危ない……ところだったな……」
 自分一人の力では、完全に押し負け、やられていた。それでも立ち続けることができたのは、一重に仲間の力があってこそ。
「こっちだって鎌倉の時とは違う! 何もせずにやられたりしないわ!」
 闘気を纏ったまま、リリーが叫ぶ。エメラルドが爆発で吹き飛ばされた瞬間、リリーは自らの気を分け与えていたのだ。
「……貴様が一体、何者なのか……は、どうでもいい」
 敵は攻撃の反動で動けない。仕掛けるなら今しかないと、クオンは虚空より白銀に輝く三叉の槍を呼び出した。
「ただ、冥府より迷い出てきたモノならば……」
 己の内に秘めたる想いは隠し、槍の柄を力強く握り締める。今の自分の力であれば、ヴェロニカ程の強敵であれ、確実に貫くことができるはず。
「我が槍にて! 今一度冥府に送り返してくれる!!」
 狙いは絶対に外さない。外すはずがない。
 ヴェロニカの黒槍が繰り出されるよりも早く、クオンの槍がヴェロニカの胸元へ、吸い込まれるようにして突き刺さった。その瞬間、ヴェロニカの身体から凄まじい闇の奔流が噴き出し、それらは全て銀の槍が放つ光に触れると同時に、次々と霧散して消えて行き。
「ア……ァァ……。私……ハ……」
 蟲毒法の果てに食らって来た数々の魂。それらを浄化され、冥府に戻されたことで、最後にヴェロニカも一瞬だけ自分を取り戻したのだろうか。
 その瞳に再び光が戻るも、それは刹那の輝きだった。やがて、ヴェロニカ自身も槍の光に飲み込まれ、消えてしまったところで、クオンは誰にも聞こえない程に、小さな声で呟いた。
「……姉上……」
 俯く彼女の頬を、一滴の涙が伝っていたことは、果たしてその場にいる誰かが気付いただろうか。

●未だ見えぬ企み
 邪法の果てに生み出された死神は討伐され、街は平穏を取り戻していた。だが、被害を出さず勝利できたにも関わらず、ケルベロス達の心境は複雑だった。
「…………」
 先程から、クオンは何も語ろうとしない。そっとしておいた方が良いと雰囲気から察し、その場にいる誰もが彼女に声を掛けることはなかった。
「ここ以外にも死神が出て来てるなら……まさか、それ自体がより大きな死神をサルベージする為の……」
「さあ、どうでしょうね? ただ、人々を害する存在というのであれば、何であろうと倒すだけです」
 リリーの問いに、悠仁が返した。仮にそうだとしても、デウスエクスが人に仇なす限り、ケルベロスとしてやることはひとつだ。
 グラビティ・チェインの簒奪に留まらず、水面下で計画を練る死神達の動向。死者をサルベージする能力も相俟って、その全貌と陰謀は未だ深い闇に覆われている。
 だが、それでも地球に災いを成すデウスエクスが存在する以上、ケルベロス達は戦い続けなければならない。数百年にも渡る、人とデウスエクスの終わりなき攻防。それに、今度こそ終止符を打ち、明けない夜に光を取り戻すために。

作者:雷紋寺音弥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年9月30日
難度:普通
参加:7人
結果:成功!
得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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