城ヶ島制圧戦~大地鳴動

作者:綾河司

「城ヶ島の強行調査により、城ヶ島に『固定化された魔空回廊』が存在することが判明しました」
 集まったケルベロス達を前にセリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が緊張した面持ちで説明を始めた。
「この固定化された魔空回廊に侵入し、内部を突破する事ができれば、ドラゴン達が使用する『ゲート』の位置を特定する事が可能となります」
 ケルベロス達の間からどよめきが起こる。それが静まるのを待ってからセリカは説明を続けた。
「『ゲート』の位置さえ判明すれば、その地域の調査を行った上で、ケルベロス・ウォーにより『ゲート』の破壊を試みることも可能……そして、『ゲート』を破壊する事ができれば、ドラゴン勢力は、新たな地球侵攻を行う事ができなくなります」
 つまり、城ヶ島を制圧し、固定された魔空回廊を確保する事ができれば、ドラゴン勢力の急所を押さえる事ができるのだ。
「強行調査の結果、ドラゴン達は、固定された魔空回廊の破壊は、最後の手段であると考えているようなので、電撃戦で城ヶ島を制圧し、魔空回廊を奪取する事は、決して不可能ではありません。ドラゴン勢力のこれ以上の侵略を阻止する為にも、皆さんの力を貸してください」
 セリカはホワイトボードに城ヶ島周辺の地図を張り出した。地図には進軍経路が分かりやすいように赤いラインが引かれている。
「今回の作戦は、仲間の築いてくれた橋頭堡から、ドラゴンの巣窟である城ヶ島公園に向けて進軍する事になります。進軍の経路は地図の通りに移動してください」
 赤いラインをなぞりながらセリカが説明する。そして、それは最後の丸く囲まれた地点で止まった。
「固定化された魔空回廊を奪取するには、ドラゴンの戦力を大きく削ぐ必要があります」
 この進軍経路を進み、ドラゴンを撃破するのが今回の任務。
「強敵ではありますが、勝たなければなりません……」
 勝敗が今回の作戦を左右することになる。
「このチームが担当するドラゴンは地竜……硬い岩盤のような鱗に覆われたコモドオオトカゲに似た姿で、翼はほぼ退化しています。飛行はしませんが、その代わり地上戦に特化しているようです。好戦的ではないものの、自分の領域に侵入した者を許さない気質があります」
 城ヶ島に侵攻したケルベロスを黙って見逃すことはないということだ。確実に倒しておく必要がある。
「全長おおよそ20メートル。見た目通り、体力防御面に秀でています。攻撃は巨体から繰り出すドラゴンクローとドラゴンテイルにも注意が必要ですが、それ以上に毒のブレスは危険です」
 簡単な相手ではない事は誰の目にも明らかだ。
「敗北すれば、魔空回廊の奪取作戦を断念する場合もありえます。なんとか作戦を成功させたい……ですが」
 セリカは一度言葉を切った。それは彼女の本心。
「皆さん、どうかご無事で」
 それ以上は言わず、セリカはケルベロス達に頭を下げた。


参加者
ミリアム・フォルテ(緋炎の拳士・e00108)
アイリス・グランベール(烈風の戦姫・e00398)
リブレ・フォールディング(月夜に跳ぶ黒兎・e00838)
ガド・モデスティア(隻角の金牛・e01142)
コルチカム・レイド(荒ぶる犬・e08512)
播磨・玲(ドタバタ娘・e08711)
柊真・ヨリハ(螺旋のトロイメライ・e13699)
クイン・タカシナ(剣拳士・e13935)

■リプレイ

●進軍経路を駆け抜けて
 橋頭堡を突き抜けて、城ヶ島の電撃作戦に身を投じたケルベロスのチームが疾走する。その中にあってミリアム・フォルテ(緋炎の拳士・e00108)が声を上げた。
「みんな、いる?」
「はーい」
 ミリアムのやや後方にいた播磨・玲(ドタバタ娘・e08711)が元気よく返事をする。並んで走っていたテレビウムのつっきーもそれに習って拳を上げた。
「全員、遅れなく」
 切る風に長い金髪をなびかせて、アイリス・グランベール(烈風の戦姫・e00398)がミリアムの隣を併走する。
「もちろんよ!」
 全身からやる気を漲らせ、コルチカム・レイド(荒ぶる犬・e08512)が笑顔に八重歯を覗かせた。
「最後の最後まで勝つことしか考えないわよ!」
 今回は殲滅戦。如何に敵が強くとも勝たなければ道は開かれない、と。必要な戦闘である以上、意地でも殺ると決めているのはその隣を走るリブレ・フォールディング(月夜に跳ぶ黒兎・e00838)も同じである。
「ここを成功させてドラゴン勢力に一発ドカンと痛い目を見せてやりたいよね!」
「せやな」
 笑顔を絶やさない玲にガド・モデスティア(隻角の金牛・e01142)も笑みを浮かべた。大きな一戦を前にしてはいるが不思議と切迫した空気はない。それはここに集まったケルベロスが彼女達であったからなのか。
 しかし、これほど和んだ空気であるのに対し、警戒が揺らぐことはない。全員が一丸となって移動し、各々周囲の警戒に気を張っている。それは全体の空気に気を配っていたクイン・タカシナ(剣拳士・e13935)にもありありと感じ取れた。
「皆の足手まといにならないよう気張っていくよぅ!」
 柊真・ヨリハ(螺旋のトロイメライ・e13699)が気を入れ直した頃、彼女らは駐車場に差し掛かった。ここから中央の道を通過し、広場に出れば目的のポイントに到達する。
 ケルベロス達の緊張と警戒が瞬時に高まった。
「見つけた!」
 視認して、クインが叫ぶ。ドラゴンの中でも巨体を誇る地竜が広場に四本の足を突きたて、領域を侵したケルベロス達を見据える。
「でっかいわね! 食い応えがありそうだわ!」
 率直な意見を述べるコルチカム。横でつっきーが「食べるの!?」といった驚愕の表情を浮かべた。
 地竜からの奇襲は、ない。ここにあの巨体を隠しておく場所はない。
「ガアアアア!」
 ケルベロス達を敵と認識した地竜が咆哮する。まるで大地が鳴り響くかのような巨大な咆哮にリブレは眉根を寄せた。
「気に入らねーですね」
 得意分野の音で警戒していたリブレにはその咆哮は耳障りでしかない。突進を開始した地竜を睨みつけ、
「調子に乗りてーなら好きなだけ乗ってればいーですよ」
 と吐き捨てた。油断とはそういうところから生まれてくるのだと。
「ドラゴンっちゅーか、でかいトカゲやな」
 見る間に近づいてくる地竜に「油断せずにいこか」と構え直すガドに、
「でっかい蜥蜴か……そう考えれば勝てそうなんだぜっ!」
 ドラゴンと気負いせずにすみそうだとクインも納得する。
「記録、記録ぅ。折角のドラゴンちゃん」
 走りながら器用に撮影しているヨリハも既に戦闘体制だ。このままなら広場中央で激突する。
「これまでの戦いを終わらせる為に、確実に一手、詰めさせてもらわないとね」
 笑みを浮かべて気合を入れ直すミリアム。その横で、
(自分の持てる力全てで戦える絶好の相手)
 一瞬で今までの自分を顧みたアイリスが冷静と高揚の狭間で息を整える。
「行きます!」
 各々がその手に力を込め、眼前のドラゴンと相対すべく大地を蹴った。

●対地竜戦
「はいはーい、食い止めますよぅ」
 猛進してくる地竜に対し、ヨリハが制圧射撃で相手の侵攻を食い止める。その前に陣取って、クインが両腕を広げた。
「今日より明日! 明日より明後日っ! アタシの成長は誰にも止められないぜっ!」
 戦場に展開する前衛にクインの成長電流が生成され、仲間達の代謝機能が最大限に引き出される。その脇を駆け抜けて、アイリスが白煌を抜き放ち、正面から地竜に飛び込んだ。
「吹き荒れよ、烈風」
 極限まで高めた風の魔法を白煌に集めて地竜の顎を切り裂く。出鼻を挫き、一撃で離脱したアイリスの手に残る手応え。だが、同時に相手の頑強さも感じ取って気を引き締めた。
「地球の人達だって怒ると怖いってことを思い知らせてやるのだー!」
 おー、と言わんばかりのつっきーを従えて、玲が飛び込んでいく。2つの星座の重力を宿した超重量の十字斬りが鼻先に叩き込まれ、つっきーの大バサミが上唇を残虐に挟み込む。嫌がった地竜に振り払われて、宙を舞った玲とつっきーが見事に着地した。
「ほんま、かなわんなぁ」
 防御寄りに展開していたガドが玲とつっきーの動きを見て、口の端を緩ませる。動きの端々に無邪気な可愛さが滲み出ていてつい和んでしまう。それだけガドの視野が広く保たれていた。
「受け取りぃ」
 仲間の状況を確認したガドが、矢継ぎ早に飛び込んでいくコルチカムへルナッティックヒールで攻撃を後押しする。
「ありがとう! 確かに受け取ったわ!」
 援護効果を感じ取り、口早に応えたコルチカムが地を蹴り、飛び上がる。
「喰らいなさい!」
 巨体を誇る地竜の上から構えた犬爪を強烈に叩き込んだ。同時に網状に展開された霊力が地竜を絡み取っていく。
「気に入らねー相手には嫌がらせを」
 隙を突いて死角に回りこんだリブレの両手にグラビティソードが光る。2つの星座の重力を同時に宿した十字斬りがポジションの効果を得て幾重にも膨らんだ弱化効果を地竜に押し付けた。
「ガアアアア!」
 苛立ちからの咆哮か、重ねられる攻撃に抗うように地竜が尾を振り上げる。
「警戒!」
 相手の攻撃を感じ取ってクインが叫ぶ。薙ぎ払われるドラゴンテイルが地面も巻き込んでケルベロス達の前衛に襲い掛かかった。
「……っ」
「まーキツイのはおばさんに任せときなさいな」
 一撃もらう覚悟で身を固めるアイリスの前にミリアムが立ち塞がる。
「ぐっ!」
 強大で太く硬い地竜の尾が防御を固めた者達を次々と弾き飛ばしていく。体を丸め、受身を取ったミリアムが勢いを殺さず体勢を整えて、流れる動きでスターサンクチュアリを展開した。
「まだまだこれからよ!」
 前衛を回復すると同時に防御をより固める、豊富な戦闘経験に裏打ちされた冷静な判断で戦局を安定させていく。そしてそれは、ケルベロス達の作戦通りの運びであった。

●緊迫の持久戦
 一進一退の攻防はじりじりとではあるが、徐々にケルベロス達の優勢へと傾いていく。だが、それはまだ一瞬でひっくり返される程のもの。ダメージは確実に地竜にもケルベロス達にも積み重なっていた。
「ブレス! 来るわよ!」
 地竜の喉の膨れを見て取ったコルチカムが仲間に叫ぶ。一瞬遅れて毒のドラゴンブレスがケルベロス達の後衛に襲い掛かった。
「くっのぉ、でかトカゲがぁ!」
 何度となく攻防を繰り返し、防衛に回っていたガドが体を張ってヨリハを守る。
「ガドさん!」
「まっかせて!」
 ヨリハの声に玲が反応する。
「ボクの特製の御札だよっ!」
 それっ、という掛け声と共に玲特製の破魔の護符がばら撒かれ、作り出された目に見えない聖域がガドを含めた前衛の傷を癒し、身体を浄化していく。後衛のダメージにはつっきーが応援動画を流し、1番体力を消耗していた玲を癒していた。
「いい加減にしなさいよ!」
 地を蹴って疾走するコルチカムが地竜へと肉薄し、左前足の鱗に腕に纏う狂犬を押し当てた。指先に込めた降魔の力を釘のように解放し、地竜に食い込ませると力ずくで引っ剥がす。
「邪魔よ!」
「ガアアア!」
 鱗ごと肉を引きちぎる容赦なくえげつない攻撃に、地竜が悲鳴じみた咆哮を上げ、足を振り回す。余波で後方に飛び退いたコルチカムの背中をリブレが片手で受け止めた。
「貸しよ!」
「貸しです」
 双方、同じ事を言い、コルチカムが前かがみになる。リブレは足に重力を集中して大地を踏み割ると破片郡を宙に舞い上げた。
「ナメてるとキレますよ? あんたさんの体が」
 コルチカムの背中を支えに片手で身体を浮かせたリブレが宙に舞った破片群を蹴り飛ばす。重力を纏った破片群が地竜を一気に切り裂いた。地竜を燻っていた火の手が見る間に広がっていく。
「よし、押し込むぜ!」
 好機と見て取ったクインが一気に飛び込んでデストロイブレイドを叩き込んだ。勢い任せにそのまま振り抜き、地竜を後退させる。
「必ず倒して、私は私を超えて強くなる」
 クインの脇をすり抜けて、アイリスが死角に飛び込んだ。癒しきれぬ傷をペインキラーで誤魔化し、力の限り全力で絶空斬を撃ち放つ。地竜の傷を正確に斬り広げる一撃は確実に地竜を追い詰めていく。
「へっへっへ、自慢の鱗も剥がれてきたんじゃあないのかい?」
 度重なる攻撃に地竜の鱗もかなり傷つき、その上ダメ押しとばかりに放たれたガドの旋刃脚が完全に鱗を砕いて破片を飛び散らせた。
 押すも引くも身動きが取れなくなってきた地竜に対して、さらにミリアムが詰める。
「私達は負けるわけにはいかないのよ!」
 両手に宿したドラゴンの幻影が本物のドラゴンを真正面から焼き捨てた。そして、
「はああああ!」
 テンションを最大まで引き上げたヨリハが自身の創造力を竜巻に変換していく。
「受け取るんだぞい!」
 妙な開放感を得ると同時に、巨大な地竜を飲み込むほどの膨大な竜巻が天を突き、広場で荒れ狂った。
 完全に追い詰められた地竜が怒り猛った咆哮で大地を揺るがす。傷ついた前足を大きく振り上げ、なお攻勢に打って出た。

●ひとつの戦いの終わり
「ガアアア!」
 地竜渾身のドラゴンクローがガドの頭上から振って落ちる。叩き潰された勢いで粉塵が舞い上がった。
「ガドちゃん!」
 玲が悲鳴を上げる。前衛を支え続けた者達の体力がかなり厳しくなっている事は回復を担当した玲にはよく分かっていた。ここに来ての強烈な一撃である。
「ぐぬぬぬぬぬ!」
 舞い上がる煙の先で懸命に堪えるガドの姿が見えて、玲の表情がパッと華やいだ。だが、それも一瞬。
「つっきー、やるよー!」
 合図に合わせて玲の気合溜めとつっきーの応援動画が同時にガドを癒していく。回復を得て、ガドがさらに地竜の足を押し返す。
「何度も何度も、これ以上ちっこくなったらどないしてくれんねん……!」
 なにが、とは言わなかったが。マインドリング【風花】のエネルギーが瞬いて、ガドの朽ち果てた槍を壊れる前の姿へと具現化していく。
「これがうちのッ! 今できるッ! 最上級の一撃やァ!!」
 押し合いから持ち込んだ黄金の角槍が地竜の足を弾き飛ばし、一直線に地竜の体を蹂躙した。
「今よ! 絶対に仕留めるわ!」
「しょーがねーから合わせてやるです」
 両翼に展開したコルチカムとリブレが同時に地面を蹴って飛び上がる。掌に込めた螺旋の力で両肩を撃ち抜き、地竜の硬い鱗を内部から破壊した。
 鱗の破片を撒き散らしながら、支えを失って地に崩れ落ちる地竜にアイリスが飛び込む。
「ここで決める!」
 強い意志に呼応して、限界を超えた風の魔法が白煌に集中する。何度でも踏み込む度に力を込めるその一撃で、地竜の鼻先にある角を斬り飛ばした。宙を舞った角が弧を描いて広場に深々と突き刺さる。
「ガアアアアア!」
 反撃にと喉元を膨らます地竜。それを見据えてクインが大地を疾走する。
「させるか!」
 低い姿勢で飛び込んだクインが渾身の力を込めて敵の急所、地竜の喉下をシャドウリッパーで掻き切った。
 駆け抜けるクインの後方からさらに連続してヨリハが構える。
「瀕死のドラゴンちゃん、頂きだねぃ!」
 もはや留まることを知らないテンションで撃ち放つ黒影弾。影の弾丸が着弾と同時に地竜を侵食した。
 立ち上がろうともがく地竜を目掛けて、戦場を鮮烈な赤い光にも似た闘気が疾走する。
「解放してあげるわ、アタシの檻から。そして」
 喰らってきたデウスエクスの魂を解放し、纏う魔法によって編み出された闘気。それを全身から漲らせ、笑みを浮かべるミリアム。標的を見据え、高揚のまま新たな魂を求め、喰い漁る為に。
「迎えてあげましょう、新しい贄を……!」
 暴食とも言える連続的な打撃が地竜の魂を喰い荒らし、地竜の息の根を確実に止めた。
「……勝った」
 地竜の死を看て取ったアイリスが右の拳を高く上げ、勝利を宣言する。
 同時にケルベロス達の中で張り詰めていた緊張感が一気に解けた。結果だけ見れば戦闘不能者なしの最上の勝利。だが体力的な余裕はまったくなかった。
「怪我した人は癒すよー」
 回復役の玲が仲間達に声をかけて回る。
「なんとかなったなぁ」
 肩の荷を降ろしたように一息つくガドに、ヨリハが頷いて返した。
「ドラゴンちゃんも撮れましたぁ」
 ヨリハのご満悦の様子にガドが苦笑する。
「まぁ私達にかかればこんなものね!」
 得意げに言ってのけるコルチカムをリブレが半眼で見やる。
「へーへー」
 投げやりな反応に一瞬、2人の間に火花が散った。その空気を察したミリアムが「まぁまぁ」と間に入って苦笑した。それから顔を上げ、白龍神社の方へと視線を向ける。
 後は他の仲間達を信じるしかない。自分達に出来ることはやり遂げたのだから。
「撤収、だな」
 同じく白龍神社の方角を見ていたクインの言葉に全員一致で頷いて。勝利を収めたケルベロス達は態勢を整えて、広場を後にした。

作者:綾河司 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年12月9日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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