磨羯宮決戦~狂瀾のアズール

作者:柚烏

 八王子市に広がる東京焦土地帯――その地下にある、エインヘリアルのゲート『魔導神殿群ヴァルハラ』から、要塞が出現したようなのだとエリオット・ワーズワース(白翠のヘリオライダー・en0051)は告げた。
「この要塞の名は、磨羯宮『ブレイザブリク』……第九王子サフィーロと、配下の蒼玉騎士団が守護しているもののようなんだ」
 この要塞出現と同時、蒼玉騎士団の尖兵が東京焦土地帯を制圧――そのまま周辺の市街地へ、略奪を仕掛けようとしているらしい。
「略奪部隊とも呼ぶべき、この尖兵の指揮官は『狂紅のツグハ』と言って……その二つ名に相応しく、殺戮を好む相手のようで」
 狂戦士の率いる集団に蹂躙される、市街地の光景を想像したのか――其処でエリオットの表情が、微かに曇ったけれど。彼はかぶりを振って不吉な未来を振り払うと、この暴虐を止める為の作戦について語り始める。
「……だから、皆にはこの略奪部隊を迎え撃って欲しいんだ。敵は蒼玉騎士団の名の通り、数も多く統率の取れた部隊だけど、此方の実力を過少評価している所もあるみたい」
 これは、騎士団が本国のエリートである為のようだが――此方は幾つかの小部隊に別れて敵を翻弄し、ツグハを討ち取るか撤退させれば、蒼玉騎士団も撤退するであろうと言うことだ。

「それじゃあ、今回の状況について纏めるね」
 碧玉の瞳に確かな光を宿しつつ、エリオットが順を追って説明していく所によれば――先ず、戦場は八王子の東京焦土地帯であり、周囲に一般人は居ないこと。
「そして、騎士団の規模は……蒼玉衛士団督戦兵が50体、蒼玉衛士団一般兵が250体で、合計300体程度であること」
 この督戦兵1体が、一般兵5体を率いる『小隊』を結成――全部で50の小隊が出陣している。何か異変があったり敵が現れた場合は、この小隊規模で偵察を行ったり、敵の撃退を行うと言う。
「ちなみに戦闘を行う際は、別の小隊が増援として派遣される可能性が高いことを、念頭に置いて欲しいんだ」
 ――ある程度本体から引き離して行ない、増援が来る前に決着をつけるか。或いは撤退するか。また、戦闘は行わずに撹乱し、多くの小隊を本隊から引き離すことが出来れば、本陣への強襲も可能になるかも知れない。
「ちなみに、一般兵の戦闘能力は余り高くないみたい。督戦兵の方は……今まで戦ってきた、罪人エインヘリアル程度の強さはあると思って欲しい」
 全力を尽くして戦えば、一小隊相手だと五分五分で勝利することも不可能ではないが――戦闘不能者が出た場合は、彼らを抱えて撤退しなければならない。
「つけ入る隙があるとすれば……督戦兵かな。彼らは押しなべて傲慢で、面倒事は全て一般兵に押し付ける傾向があるから」
 それを利用すれば、派遣されてきた小隊を更に各個撃破出来るかもしれない――とエリオットは言う。それに指揮官である督戦兵を撃破出来れば、残りの一般兵は戦闘を中断して撤退しようとするので、ピンポイントで狙う戦術も有効だろう。
「……磨羯宮『ブレイザブリク』は、エインヘリアルのゲートを守護する為に出現したと思われる。だから」
 これを攻略しない限り、ゲートへの道は開かれない――何よりも、八王子周辺の市街地が蹂躙されることになるのだと、エリオットは祈るように手を組んだ。
「どうか、お願い……蒼玉と狂紅の侵攻から、ひとびとを護って欲しいんだ」


参加者
エルス・キャナリー(月啼鳥・e00859)
巫・縁(魂の亡失者・e01047)
ルージュ・ディケイ(朽紅のルージュ・e04993)
一之瀬・瑛華(ガンスリンガーレディ・e12053)
アウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921)
筐・恭志郎(白鞘・e19690)
イズナ・シュペルリング(黄金の林檎の管理人・e25083)
アンセルム・ビドー(蔦に鎖す・e34762)

■リプレイ

●再来の焦土
 突如として姿を現した、磨羯宮――それと同時に侵攻を開始する蒼玉衛士団は、衛士とは名ばかりの集団であり、行うのは市街地での略奪であるらしい。
「まあ、倒していいって話ですね」
 人形の如き精緻な相貌を、こくりと首肯させるエルス・キャナリー(月啼鳥・e00859)、その長い髪がさらさらと、焦土と化した大地に揺れる。
 既に、ひとの気配も絶えて久しい八王子市――今は東京焦土地帯と呼ばれる地に、彼らは立っていた。思えば、初めて此の地に足を踏み入れたのは、もう何年も前のことになるか。あの頃は覚醒して間もなく、未だ戦いにも馴れていなかったと、筐・恭志郎(白鞘・e19690)はふと当時のことを想う。
(「……そう。ただ少し丈夫になった、一般人のようなものだったけれど」)
 ――今はこうしてケルベロスとして、大規模な作戦に参加して此処にいる。
(「少し、不思議な気もします」)
 それにしても、と――蔦の絡まる少女人形を愛でつつ、廃墟と化した都市を見渡すのはアンセルム・ビドー(蔦に鎖す・e34762)。唐突に現れたエインヘリアルも気になるが、彼が憂うのは死神たちのことだ。
「無限に増殖するから排除できない筈の、ザルバルグの失踪……どうして今になって?」
 その特性上、八王子は放棄せざるを得なかったと言うのに、ここに来て動きがあった――厭な予感はするものの、今はやるべきことをとアンセルムは思い直して。一方のイズナ・シュペルリング(黄金の林檎の管理人・e25083)は、愛らしい緋色の瞳をくるりと動かして、エインヘリアルの暴虐に憤っていた。
「もう! 急に出て来るなんてびっくりだよ!」
 本国のエリートだか何だか知らないけど、勝手は許したりしないのだと。黄金の林檎を握りしめる手にも力が入るイズナであったが、それを穏やかに宥めたのはアウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921)だ。
「わざわざ叩きやすい様に出て来た事も、死神が都合良く引っ込んだ事も不可解ではあるけれど……」
 ――つい、と滑る指先が握りしめるのは、血よりも深き深紅の刃。それでも、連中を叩き潰す好機ではあると呟く彼女に、一之瀬・瑛華(ガンスリンガーレディ・e12053)も艶やかな仕草で頷いた。
「ええ、地道な掃討作戦になりそうですが……」
 淑女然とした振る舞いとは裏腹に、その繊手は慣れた様子で拳銃の手入れを行っており――頼りにしているよ、と微笑むルージュ・ディケイ(朽紅のルージュ・e04993)はそのまま、近くに居た巫・縁(魂の亡失者・e01047)にも声を掛ける。
「……縁も。この作戦が落ち着いたら、食事でも奢ろうか」
「そういう約束は、嫌なフラグが立ちそうなので遠慮しておくよ」
 と、仮面の奥の表情は分からなかったものの、気心の知れたルージュに対する縁の態度は、何処か砕けた感じだ。一方で、傍らに立つオルトロスのアマツは、礼儀正しく首を垂れている様子。
「うんうん、アマツはいい子だねー」
 そう言って、純白の毛並みをもふもふするルージュであったが、勿論作戦準備も忘れてはいない――周辺の地図と照らし合わせて、迎撃に適した地点を割り出し情報収集も行っている。場所的に、通信機器全般は使えないようだったが、これは可能であればと割り切っていたので問題ない。
「ただ、地図の方は……数年前のものですからね」
 廃墟と化した八王子を見つめ、エルスが零した溜息は――時の流れの残酷さを思ってのものだろうか。荒廃するがままに任せた都市は、崩落によって地形が変わってしまった場所もあるだろう。特に地下ともなれば、瓦礫によって塞がれた路など、その全てを把握するのは困難だった。
「取り敢えず、ある程度場所を絞ってにはなりそうですね」
 それでも多少の残骸であれば、怪力を発揮すれば何とかなりそうだと言って恭志郎が動く。今回の作戦は、少数の囮での釣り野伏――余り密な連携を行うと、伏兵の存在を向こうに気取られるだろうとのことで、他班とは別行動となっていた。
 けれど、少しでも彼らの助けになれたらと願い、恭志郎たちは複雑に入り組んだ地下道に、簡単な目印を残しておくことにする。
「此処も昔は、大勢の人々で賑わったのでしょうけれど……」
 ああ、その面影すら、今見出すことは難しい――ひび割れた壁をなぞるアウレリアの傍、ビハインドのアルベルトはただ静かに、愛しき伴侶と共に佇んでいて。やがて感傷を振り払った彼女は、そろそろ作戦開始の頃合いだと顔を上げ、先ほど高台から確認した周囲の様子を脳裏に描いた。
 ――焦土地帯を進む、蒼玉衛士団。彼らが中心部――八王子駅周辺に近づいた所で、これ見よがしに打ち上げた信号弾が開戦の合図となった。

●迷宮の林檎
 市街のあちこちで上がる信号弾は、狼煙も引き連れたかなり派手なもの。蒼玉衛士団を率いる『狂紅のツグハ』は、これに小隊の約半数を差し向けて殲滅に当たる。しかし残りの戦力は警戒の為、その場で待機することになったようだ――敵も無謀では無いらしい。
 そんな中での一行の役目は、探索に向かわなかったツグハ本隊から、出来るだけ小隊を引き離すことだ。その為に囮によるおびき寄せを行い、これを撃破する。
(「……さて」)
 そうして信号弾の打ち上げから、8分が経過した後――いよいよ本隊陽動作戦が開始された。囮役となったエルスが本隊近くまで接近し、精一杯の儚さと健気さを装って、攻撃と呼ぶにはささやかな一撃を撃ち込んで。そのまま身を翻して廃墟に逃げていく少女を、直ぐに小隊のひとつが追いかけていく。
(「弱そうなふりをして……と」)
 ふらつく足取りと、時折不安そうに辺りを見回す仕草――確り演技も交えつつ、裏があると思わせないように。囮作戦の大事な所は、囮であると悟られず――無事に迎撃地点まで辿り着くことだ。
 恐らく、敵は侮っている。小隊で叩けばすぐに撃破して戻ってくると考えているのか、エルスに差し向けられたのは一小隊で、その歩みからは狩るもの特有の優越感が感じられた。
(「あいつを殺して、首を持ってこい……とでも、命令されたのでしょうね」)
 傲慢な嗜虐趣味には吐き気さえ覚えるが、それを理性で抑え込み、仲間たちと合流する――そうして、地下道の深部に敵小隊が足を踏み入れた所で、不意に何処からか林檎が転がってきた。
「……何だこれは」
 偶然にしては妙だと、訝しむ様子の督戦兵だったが、狭い通路の奥をわざわざ調べるのも面倒に感じたらしい。配下の一般兵に行けと命じて、小隊のひとりがやれやれと林檎が転がった先へやって来た時――一行は動いた。
「ほう、ようやくお出ましか」
 気配を消し、周囲の景色に完全に溶け込んでいた縁が姿を現すと、そのまま大鎚を振りかぶって竜砲弾を放つ。その突然の衝撃に態勢を立て直す暇も与えられぬまま、続けて一般兵に踊りかかったのは瑛華だった。
「迅速に……且つ、丁寧にお相手するとしましょう」
 ――すらりと伸びた脚から繰り出されるのは、理力が籠められた星の煌めき。さらさらと靡く銀の髪を、瑛華が上品にかき上げたその近くでは――イズナが黄金の林檎を回収して、丁寧にその汚れを拭き取っている。
「ごしごし……っと。みんなでいっぱい小隊を潰しちゃうからね!」
 がんばるよと意気込みを新たにして、少女の指先が螺旋を弾き出す中、アウレリアの放った銃弾は兵士の武器を叩き落としていて。
「地球を食い荒らす侵略者に、永劫の滅びを――」
「――その心臓に、重力の鎖を!」
 そして、呪詛纏うルージュの刃が美しき軌跡を描きながら、不死なるエインヘリアルの命を断ち切ったのだった。

●戦比べ
 誘き出された兵士を一気に仕留めると、其処で向こうも異常事態に気付いたらしい。更に、兵士がふたり――しかし督戦兵は未だ、自分で動くことを躊躇っているようだ。さっさと片付けて来いと言う怒声が、地下道に虚しく木霊している。
「成程……舐めてかかっていると言うのは本当らしい」
 加えて向こうの実戦経験の少なさや、咄嗟の判断が上手く出来ずにいる様子も、アンセルムには手に取るように分かっていて。彼は少女人形にうっとり微笑みかけると、仲間たちを鼓舞するべく色とりどりの爆発で辺りを彩る。
「隊列と武装は、概ね予想していた通りですね」
 と、その中を強引に突っ切ってくる一般兵の前に、立ち塞がったのは恭志郎だ。白綴の護刀を手に、振り下ろされる斧の一撃をどうにか凌ぐと――彼はそのまま、がら空きの胴体目掛けて鋼の拳を叩き込んだ。
 ――一般兵は前衛。盾となる者がオーラを纏い、攻撃手が斧。そして督戦兵は星辰の剣を持ち、安全な後方から狙い撃つという戦法だろう。
「だとすれば、盾役から確実に倒していけばいいね!」
 しかし――此方は予め敵の編成を考慮しつつ、どんな優先順位で倒していくべきか、皆で情報を共有しているのだ。イズナの言葉通り盾、更に回復手段を持つものから狙いを定める――芸術的なうつくしささえ感じる連携で、迎撃を行うケルベロス達を前に、エインヘリアルの督戦兵は何を思ったのか。
「……さて、先ほどの借りを返させて頂くとしましょうか」
 ――澄んだエルスの美しき声は、彼らにとって絶望を告げる恐ろしきものであり。圧倒的な火力で撃ち出される虚無の球体は、纏う光輝ごと兵士の身体を消滅させていった。
「何を手間取っている! 貴様ら、それでも蒼玉衛士団か!」
 ここに来て、ようやく此方の不利を悟ったのか督戦兵が動く。一方的な蹂躙を行う侵略者が一転し、隊列を組んで、不用意に踏み込まぬように――しかし、最初に喪った兵士の穴は如何ともし難いようだ。
「他者を殺し、奪いながら……自分が死ぬ覚悟はない、等と」
 それは、夜の指先でなぞるようなアウレリアの声。薔薇よりも鮮やかな刃が、次々に血の華を咲かせていく中を、アルベルトの放つ念が追いかけていった。
「……甘えた事は、仰らないでしょう?」
 死して尚、愛と言う名の鎖で縛られたふたりは、彼らの持つ不死性を砕き――目の前に横たわる現実を、逃れられぬ死を突き付ける。
「はは……っ、偉そうな事を!」
 しかし、本国のエリートたる矜持が勝ったのか、督戦兵は歪んだ笑みを浮かべながら、星辰の剣を振るって星座の輝きを呼んだ。凍てつく光が辺りに降り注ぎ、己の身が氷に包まれていく――けれども、痛みに耐える恭志郎はもう、不必要に声を押し込めたりはしない。
「大丈夫、です……!」
 戦いを経て過去を乗り越え、もう変に力むこともない――奪われかけた命の記憶に、引き摺られることはもう無いのだ。
 小隊の猛攻を押しとどめる彼へ、手早くアンセルムが魔術によるオペを施すと、負傷が蓄積しつつあることを見て取った縁と瑛華が、盾を代わるべく前に出た。
「アマツ、ご苦労だった」
 恭志郎やアウレリア達と共に、仲間たちを庇っていたアマツへ声を掛けたのは縁。神器を咥えて、鋭いまなざしで敵兵を睨むアマツが後方に退く中で、縁はそのまま卓越した技量で牙龍天誓の鞘を振るう。
「フォローは任せて、攻撃に専念しろ」
「ふふ、頼もしいね」
 そうして背中合わせでルージュの耳元に囁けば、縁の意図を汲んだ彼女は、一般兵を纏めて仕留めようと大地を蹴った。
「垣間見るは朽ちた未来。ならば、僕はそれに紅引き否定しよう――」
 ――金色の瞳に映るのは、数秒先に訪れる未来の欠片たち。その無限にある可能性から、今必要な最善手を見つけ出す。膨大な演算の果てに掴む奇跡は、ルージュが狙って引き当てたもの――しかし奇跡は、自らの手で起こすものだと言うのなら、それは正しく奇跡であった。
「この手が、誰もが望む未来に届くまで!」
 荒れ狂う朽紅の渦焔が、蒼玉を粉々に打ち砕いていった直後、瑛華が動く。配下を失った督戦兵と自身を、重力の鎖で繋いだ彼女は一気に、決死戦を行うべく銃を構えた。
「さぁ、もう少し行きましょうか」
 ――あまり身体が丈夫な方ではないと、思っていたのはもう随分前のことのように思える。いつの日からか、泥臭い仕事にも慣れてしまったと微笑む瑛華は、至近距離での体術も交えながら、弾丸の雨とダンスを踊って。
「二度と明けぬ夜へと、沈みなさい……」
 厳かなアウレリアの声が廃墟を震わせると、時空凍結の力を秘めたエルスの弾丸が空を切り裂く。直後、イズナの召喚した槍騎兵の一撃が、六花を舞わせながら督戦兵を貫き――その生命を断ち切っていた。

●蒼玉と狂紅の行方
 これで、誘き出した小隊をひとつ片付けたことになる。此方の実力を侮っていたとは言え、元々が戦闘種族であるエインヘリアル――此方の消耗もかなり大きい。連戦は厳しいかと周囲の様子を確認した所で、一行は本陣から増援が放たれたことを知った。
「まともに戦うのは、厳しそうかな……?」
 黄金の林檎を手に、小首を傾げるイズナの言う通り、今の状態では力尽くで押し切られてしまう可能性が大きい。戦闘の際も、辺りの様子に気を配っていたエルスはと言うと、出入り口の方から複数の足音が聞こえてきたことに気付き、直ぐに此処から離れた方が良さそうだと皆を促した。
「逃げながらの時間稼ぎ……これはこれで燃えると言うもの」
 近づく敵の気配に、うっとりと微笑みを浮かべるのはアンセルムで。一行は本陣への強襲が成功することを願って、出来る限りの迎撃を行おうと決意する。
 ――そして。砕かれていく蒼玉と、それを従える狂紅が沈むのは、もう間もなくのこと。

作者:柚烏 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年9月20日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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