もぞもぞ……と、こぶし大のコギトエルゴスムが、打ち捨てられた機械の中へともぐりこみ……見えなくなった。
それと入れ替わりに……三人の少女たちが入ってきた。
「どう? ここはパパが買い取ったけど、まだどうするか決めてないんだって。それで……ここなら使えるんじゃない?」
そのうち一人、身なりの良い少女……穂村武美が、連れの少女たちに問いかける。
「そーねえ。改装して、『けものパラダイス』の二号店店舗の候補としては、悪くないかも……こないだ、変な事件が起こってから、ちょっと色々とあるし、ねえ」
こちらは、茶屋野美樹。獣耳コスプレ喫茶『けものパラダイス』のオーナーの娘。将来は店を継ぎたいと豪語していた。
「そうだよねー。美芳ちゃんや麗奈ちゃんもちょっと引いてたし、わたしも……飲食店の店んなかであんなにコトされるとは思ってもなかったよー」
こちらは、ネコミミを付けた少女。『けものパラダイス』のバイトリーダーでコスプレイヤーの、間宮友恵。
彼女らがいるそこは、『銭湯』。しかし既に廃業しており、風呂場を初めとして、辺り一面がぼろぼろになっていた。
が、広さは十分にあり、ここを改装すれば、喫茶店はもちろん、販売スペースやコスプレスペースを作っても余りある。
銭湯としての設備も残ってはいるが、今は当然ながら稼働していない。外には、煙突があったが、それもまた煙など出していなかった。
「……? ねえ、何か聞こえない……?」
が、その時。
武美が耳をすまし、美樹が聞き耳を立てると、
『チェアアアアアアア!』
壁を突き破り、『そいつ』が、『ダモクレス』が出現した。
「……な、何!?」
武美が戸惑うその姿は、下半身がタンクか車椅子、上半身は大まかな人型の、巨大な怪物。胴体部を見ると、革張り、もしくは合皮張りのように見えるが、ところどころが破けている。
そいつは……そのまま素早く跳躍すると、武美と美樹とを両腕に捕え……、
『振動』させ、『塵』と化した。
「ひっ……」
悲鳴を上げる暇すらない。友恵は恐怖のあまり、腰を抜かしてその場に崩れ落ちる。
逃げよう……としたが、ダモクレスは逃がさないとばかりに、友恵にも迫っていった。
「こ、来ないで! いやあっ!」
友恵は、近くに落ちていた洗面器を投げつけるが……。
そいつに当たった洗面器も、触れただけで『振動』し、塵になり消えた。
ダモクレスは、怯え切った友恵にも死の抱擁を。
そして、三人を塵にした怪物は、
もっと犠牲者は居ないかと、外へと向かっていった。
「前に、ジルダリア・ダイアンサス(さんじゅーよんさい・e79329)さんたちが解決した、ケモミミの店にビルシャナが出た事件があったッスよね」
ダンテが予見したのは、その店の関係者たちが、出現したダモクレスに襲撃され、命を落とす……という光景だという。
土地建物や、不動産関係の企業を経営している父を持つ、穂村武美。彼女は、父親が買い取った廃業した銭湯へ、友人たちを招いていた。
招かれたのは二人。
一人は、前の事件の舞台となった店、ケモノ耳の喫茶店『けものパラダイス』のオーナーの娘、茶屋野美樹。
もう一人は、同店のバイトリーダー、間宮友恵。
建物自体はしっかりしており、リフォームして内装を整えれば、十分に使用に耐えうるという。
「武美さんは、美樹さんが二号店を出す場所を探してるって聞いて、父親に話を持ち掛けたら、この場所を紹介されたわけッス。で、その検分中に……」
内部に放置されていた電動マッサージチェアがダモクレス化、襲い掛かってきたという次第。
「なもんだから、このダモクレスを倒さなきゃあッス」
ダモクレス、仮称『キラーチェア』。
素体は電動マッサージチェアだが、元の椅子の面影はほとんどなく、大きさは2~3mほど。
昆虫めいた数本の金属脚を持ち、それで移動する。この脚は鋭い爪が付き、攻撃のみならず、壁に食い込ませて垂直の壁を昇る事も可能。
「で、こいつは『胴体』と『両腕』とを振動させられるみたいッス」
その『振動』自体はすさまじく、触れた存在全てを塵と化してしまう。ゆえに、下手に接近し、接近戦または格闘戦などを行うと、ケルベロスであっても危険だと。
加えて、石や矢、弾丸などを投擲または射撃しても、それが命中した時点で塵化し、ダメージはほぼ皆無。
さらにそれでも足りないかのように、金属脚でのジャンプも素早い。脚部を攻撃したとしても、回避される可能性が高い。
「なもんスから、物理的に殴る蹴るな攻撃はやめた方が良いかもッス」
しかし、攻撃の方法は無いわけではない。
物理攻撃は効かずとも、光線や電撃、火炎や冷気など、振動が塵化させられない攻撃は効果がある。
他にも、『振動』がおっつかないほど巨大な、岩石や瓦礫などの質量のある重いモノを頭上から落とし潰すやり方もある。建物を破壊し、天井を落とせばいい。
あるいは、高い場所に誘き出し、突き落として落下の衝撃を与えるのもいい。
「元が銭湯なだけに、でかい煙突が建物にはあるッス。周りには崖や高所は無いッスが、誰かが囮になってこいつを誘き出し、煙突を昇り切ったとこで突き落とす……って方法も効果あるかと」
高さは10mほどあり、そちらに誘導させるのも工夫は必要だが、不可能ではないらしい。
ともかく、様々なやり方はあるが、それらを実行できるのはケルベロスのみ。これを放置する事は、罪無き犠牲者が増える事を黙認するのと同じ。
「皆さん、このダモクレスをぶっ潰してやってくださいッス。よろしくお願いしますッス!」
ダンテの言葉に、君たちは頷いた。
参加者 | |
---|---|
那磁霧・摩琴(医女神の万能箱・e42383) |
ガートルード・コロネーション(コロネじゃないもん・e45615) |
エレインフィーラ・シュラントッド(翠花白空のサプレション・e79280) |
ジルダリア・ダイアンサス(さんじゅーよんさい・e79329) |
●イージーチェアのように楽ではない
『チェアアアアアアア!』
壁を突き破り、『そいつ』……『キラーチェア』が出現した。
そのまま素早く跳躍すると、武美と美樹とを両腕に捕え……る事は無かった。
脇の方から、伸びた長大な如意棒。その柄の一撃をもろに喰らっていたのだ。横から棒で突かれ、『キラーチェア』はカニのようにひっくり返される。
「……間に合いましたね」
如意棒を手にしたアイスエルフ……エレインフィーラ・シュラントッド(翠花白空のサプレション・e79280)が、ダモクレスを見つめて言い放つ。その左半面には、氷の仮面が。
「うんっ、間に合ったね!」
シャドウエルフの那磁霧・摩琴(医女神の万能箱・e42383)が、エレインフィーラに続く。彼女は『キラーチェア』と相対すると、
「さあ、こっちだよ! 鬼さんこちら!」
ダモクレスの気を引くように、プラズムキャノン……圧縮したエクトプラズムの斬撃を放つ。
『キラーチェア』は、即座に体勢を元に戻すと……、
素早く跳躍した。そのまま壁に脚の爪を食いこませ、まるで蜘蛛のように壁に張り付く。
『チェアアアアア!』
獲物を横取りされた猛獣のように、ダモクレスは吠えた。
「……え? な、何!?」
武美は、何が起こったのかを理解するのに時間がかかった。
「……って、あの怪物は? それにあなたたちは?」
美樹もまた、恐怖よりも驚愕が強い状態。
「……い、いったい……」
友恵も、混乱から冷めつつある。
そんな三人の前に、
「『ヒーリングパピヨン』……エレインフィーラさん、あとはお願いするわ! ……さあ、みんなはこっちに!」
ガートルード・コロネーション(コロネじゃないもん・e45615)が、三人に手を差し伸べる。
「あ、あなたたちは……」
武美の問いに、
「私達はケルベロス! あなた達を助けにきました!」
プリンセスモードのジルダリア・ダイアンサス(さんじゅーよんさい・e79329)が答えた。
(「……よっし、三人はジルダリアとガートルードが助けたようだね」)
殺界形成の効果も手伝い、武美ら三人が外へ、二人のケルベロスにより逃がされていくのを摩琴は見届け、
改めて『キラーチェア』へと視線を向けた。
確かにこいつは、マッサージチェアが母体になっている。それは見ればわかるが……、上半身を乗せた下半身が、まるで蜘蛛のように素早く飛び跳ねる事は、予想外だった。
「……はっ!」
そして、相対し攻撃するエレインフィーラの如意棒を、ことごとくかわしていた。
先刻の一撃は、予想外の不意打ちだったために直撃できたが……どうやらこいつは、認識している攻撃に対しては、かなり見切る事が出来る様子。憎らしい位に、ひょいひょいと棒の打撃をかわしている。
「……ならば、これなら! 『カーリーレイジ』!」
ガネーシャパズルに持ち替えたエレインフィーラは、新たな武器より……女神を生じさせた。
血と殺戮、戦乱戦災の女神『カーリー』。パズルから現れたその女神の幻影は、斬撃を放つ。
『キラーチェア』は、その斬撃を受けるも、ダメージは軽微。
『チェアアアアアアッ!』
まるで、自身の殺戮遊戯を邪魔するな……とでも言いたげに、エレインフィーラへと身体を向けている。
この敵、思った以上に厄介。
「まずい、ですね……」
呟いたエレインフィーラだが、
「そうだね。けど……ラッキーな事もあるよ」
摩琴が、不敵な笑みを。
「ラッキー?」
「ボクらに注目してるって事! さ、煙突へ!」
そう言った彼女は、外へ、煙突の方へと向かっていった。
●ワークチェアでの仕事のように真剣に
「……彼女たちの避難は、これでいいわよね」
三人が逃げていくのを確かめた、ガートルードと、
「ええ。あとは……」
ジルダリアは。煙突へと目をやった。
それには、外の梯子を上るエレインフィーラと摩琴。
そして、それを追う『キラーチェア』の姿があった。
「どうやら、ちゃんと追ってきてる……ようだねっ……」
息を切らしつつ、梯子を昇る摩琴。そのすぐ上を、エレインフィーラも登っている。
梯子はあちこちに錆が浮き、所々がぼろぼろに。しかしそれでも、二人の体重を支える程度の強度は残っていた。
そして、その後ろ……5m程度の下方を、『キラーチェア』が登攀し追ってくる。
脚の爪を煙突の表面に食い込ませ、そのまま上へ上へと登る。そのスピードは、摩琴とエレインフィーラが登る速さとほぼ同じ。
「……っ!」
摩琴のお尻のすぐ下を、『キラーチェア』の腕が空を切った。
(「急いで、急いで……でも、慌てるな……!」)
焦りが摩琴を苛むが、それに負けたら……『キラーチェア』に追いつかれ、確実に死ぬ。
もしも囮として引っかかってくれなかったら、レゾナンスグリードで捕縛し、引っ張るつもりだったが……その必要がなくなったのは、吉か凶か。
そして、更なる時間が経過し、
「……到着、しました!」
煙突の頂上に、エレインフィーラが到着した。
そこは足場が悪く、縁にはかろうじて立てる程度のスペースしかない。
二人どころか、一人が立つ事もおぼつかない。が、エレインフィーラと摩琴は、そこに急いで登ると、縁に立ち……、
『キラーチェア』を、そこに誘き出した。
「……ちょっと、ボクの予定とは違ってたけど……ここまで誘き出せたのは、僥倖かな」
後は、いかにしてここからこいつを突き落とすか。
「……摩琴さん、私が!」
如意棒を取り出したエレインフィーラは、それで突きを食らわすが、
『チェアアアアアアアッ!』
直撃するものの、落ちない、落とせない。
「!?」
なぜなら、『キラーチェア』が、脚の先端の鉤爪をがっちりと食い込ませていたのだ。
「……ならば! 『氷の吐息』!」
エレインフィーラが、ダモクレスの足下へ、強烈な冷気を放つ。作戦では、これで足元を滑らせて突き落とすつもりだったが……、
煙突の縁に爪を食いこませている現状では、『滑り落す』事はできない。
『チェアアアアッ!』
まるで、『追い詰めた、もう逃げ場はない』と勝ち誇るかのように、ダモクレスは咆哮した。
「……お願いします、摩琴さん!」
「……了解! ボクにおまかせ!」
まるで、長年の友人同士が『阿吽の呼吸』で意思疎通をするかのように。
エレインフィーラの後に、摩琴が攻撃を。
「『バスターフレイム』! 氷の後は炎だよっ!」
その火炎攻撃が、凍り付いた『キラーチェア』の脚の氷を一気に溶かす。が、ダモクレスの脚部分はさしてダメージを受け付けていない。
『馬鹿め、こちらは無傷だ』といわんばかりに、『キラーチェア』は足を動かすが、
喰い込ませた足下の『煙突の縁』が……いきなり『崩れた』。
「……へへっ! うまくいった!」
摩琴は、大きくにやりと笑う。二人が狙っていたのは、『キラーチェア』そのものでなく、そいつが食い込ませていた『煙突の縁』の方だったのだ。
エレインフィーラが凍らせ、摩琴が一気に過熱。ダモクレスならともかく、ただのコンクリの塊である煙突の方は、たまったものではない。
ぼろぼろと縁が崩れるのを見つつ、
「今度こそ! 『如意直突き』!」
放たれた突きが、『キラーチェア』を空中へと突き飛ばした。
●ロッキングチェアのように不安定
煙突の縁が崩れ、『キラーチェア』は重力の腕に捕まり……、
そのまま、地面へ、建物内部へと落下し、床面へ叩き付けられた。
『チェ……アアアアア……』
両腕の『振動』も、この衝撃を無力化などできない。
脚が折れ、移動力が削がれたダモクレスの頭上に……、
「「『ドラゴンサンダー』!」」
ジルダリアとガートルードが放った、龍の雷撃。それが煙突の基部を直撃。
そのまま、煙突は、巨大なコンクリの塊と化し、建物ごと『キラーチェア』を押しつぶした。
「やったっ! ダブルの衝撃! こいつはキクぞっ!」
煙突が倒れると同時に、エレインフィーラを抱きしめ空中に躍り出た摩琴は、
『エアライド』を用い、二人して華麗に着地。
四人が再び、陸の上で揃う。
が、彼女らの目前の、瓦礫の山が内側から吹っ飛ぶと、
『チェ……アアアアアアアッ!』
『キラーチェア』が、その姿を現した。
しかし、半壊したその姿を見て、ジルダリアは悟った。既に、脅威でも、危険でもないと。
機能停止も、時間の問題。だが、自分たちで確実に止めを指さないと。
「冷たき北風よ、唸り逆巻き……」
ジルダリアが進み出て、炎も凍結する、炎のように凍り冷たく燃え上がる、北風のような突風を放った。
「……かの者を氷の帷に閉じ込め給え」
それは、『キラーチェア』の周囲にのみ、つむじ風のように巻き起こり、包み込んでいった。先刻の、エレインフィーラの『氷の吐息』に劣らぬ冷気が、今度は敵の全身を包み込み凍結させる。
「……『フリージングゲイル』! これでもう、逃げられません!」
ジルダリアに続き、
「ねえ、ダモクレス君。どうされたい? ボクの『Black Water』に、貫かれたいかな?」
摩琴が、ブラックスライムを構える。
「それとも、私のフェアリーブーツに蹴られたい?」
ガートルードが、キックを放たんと身構える。
「あるいは、私の如意棒でもう一度打撃を?」
エレインフィーラの如意棒が、空を切る。
「……あなたの望むように、破壊して差し上げます。御覚悟を」
ジルダリアの言葉が、凍結と同じくらいに冷たく、その場に響き渡った。
そして、数刻後。
『キラーチェア』は、攻撃を受け、爆発し……果てた。
●ラウンジチェアのように事後のリラックス
「疲れ、ました……」
ヒールが行われ、現場は修復されていくが、エレインフィーラは疲労を隠しきれない。
「でも、結構予定通りに終わって良かったです。……高周波振動で、服が千切れないかと心配でしたが……」
ジルダリアも、それは同様。それよりも、現場のヒールの方が大変なくらい。とはいえ、それもほぼ終わり。
ガートルードと摩琴に呼ばれ、武美、美樹、友恵も戻っていた。
「……なんだか、ちょっと前よりファンシーな感じになってない?」
美樹が、摩琴のヒールした後を見てやや驚愕。
「えへへっ、どうせヒールするなら、新しい『けものパラダイス』に相応しい見た目にしてみたら……って思ったんだけど、どうかなっ?」
などと言う摩琴に、
「いやあ、これはちょっとメルヘンっぽ過ぎかなあ。ファンタジーっぽいのも良いけど、二号店はもっとワイルドチックにしたほうがしっくりくるかなって」
友恵が返答。
「んー、じゃあ、サファリパークとか、そんな感じ?」
ガートルードも参加。
「それもいいけど……けもパラ二号店のコンセプト、まだ決まってないのよね」
悩む様子の美樹に、
「では、けものパラダイス一号店の雰囲気に、ちょっと近づけてヒールしてみますね。そこから改良を加えて、二号店にする……というのもよろしいかなと」
エレインフィーラもまた参加。
やがて、
「いや、でもせっかくヒールするんだから」
「でも無理に、ここでコンセプトを決めなくても」
「いやいや、予定外の行動が予想外の結果を産む事も」
「でも、普通に直してもらうだけはつまんない」
「どうせなら、銭湯施設も治しちゃって、温泉っぽい銭湯喫茶とか」
「ケモケモ温泉郷? それも良いけど、営業できるかな……」
「むしろ、料理で温玉とか出したい」
「あ、温泉地のチーズケーキとか卵スイーツっておいしいのあるのよね」
「そうなの? ボクも食べたい!」
などなど、次第にガールズトークに移行。
結果、
「……まあ、『けものパラダイス』一号店に、ちょっとだけ近くなりましたね」
あまり手が込んでいない、しかし元の『けものパラダイス』に若干近い感じで、ヒールは完了した。
「でも、そうね。銭湯も併設するのは、けっこういいかもしれないですね」
「ちょっと考えてみましょう。……皆さん、ありがとうございました」
三人が、礼を述べる。
ダモクレスは倒れ、新たな未来がここに確立した。
あらたな『けものパラダイス』。この店がうまくいく事を、願うケルベロスたちだった。
作者:塩田多弾砲 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2019年8月1日
難度:普通
参加:4人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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