竜十字島で探す者

作者:雨音瑛

●捜し物
 東京から東に1200kmの海上に造られた島『竜十字島』。
 かつてドラゴン勢力のゲートが存在していたこの場所で、獣の耳と尻尾を生やした青年が木々の間を飛ぶようにして移動していた。その下を、緑色の体をしたオークがのそのそとつき従う。
 やがて青年がぴたりと足を止めたところで、オークたちも立ち止まった。
「はい、それじゃ2体ずつで捜索開始。木の根元を重点的に掘り返してほしいな」
 気さくなお兄さん、という態度で青年はオークたちに指示を出す。オークたちは、言われるがままに植物のような触手を使って木の根元や地面を掘り返してゆく。
「……って言っても、ここにあるかどうかは解らないんだけどね。俺だって、直感で探してるようなものだし。そもそも、本当にあるかどうかも不明だったりするんだけどさ。まあ……あって欲しい、よねえ」
 オークたちの動きを観察しながら、青年は真顔で呟いた。

●ヘリポートにて
 螺旋忍軍が竜十字島で『何か』を捜索していることが判明したと、ウィズ・ホライズン(レプリカントのヘリオライダー・en0158)が話し始めた。
「竜十字島……ドラゴン・ウォーの戦場となった場所だな。彼らが何を探しているのかは不明だが、かなりの数の螺旋忍軍が探索を行っているようだ。それだけ、重要なものなのだろう」
 現地を訪れている螺旋忍軍は、オーク型の攻性植物「オークプラント」を配下として連れている。このことから、大阪城の攻性植物、そしてドラゴンの残党と関連している可能性もある。
「色々と気になることはあるが、まず君たちに頼みたいのは探索を行っている螺旋忍軍の撃破だ」
 戦場となるのは、森の中。ケルベロスにとって戦闘の支障となるものはないから、存分に戦える。
 存在が判明した螺旋忍軍は、と、ウィズは手元のタブレット端末に視線を落とす。
「螺旋忍軍『服部飛鳥』。彼の目的はあくまで『捜索』だから、戦闘においては隙あらば配下のオークプラントに足止めをさせて逃走しようとするため、注意が必要だ」
 飛鳥の戦闘力自体は、あまり高くない。戦闘となれば、炎を出現させる術を使用したり、撒菱をまいたり、籠を破壊する力を付与した手裏剣を投げつけてくるという。
 オークプラントの数は10。数こそ多いものの、さほど脅威ではない。彼らは命令に従って探索に従事しているが、戦闘においては愚鈍であまり強くないようだ。
「螺旋忍軍の探しているものが何かは、現段階では不明だ。だが、彼らが探しているものを予測できれば……それを、ケルベロス側で獲得できるかもしれないな。とはいえ、ひとまずは螺旋忍軍の撃破を優先して欲しい」
 そう言って、ウィズは竜十字島への空路をタブレット端末に表示した。


参加者
水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)
相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)
フィスト・フィズム(白銀のドラゴンメイド・e02308)
据灸庵・赤煙(ドラゴニアンのウィッチドクター・e04357)
カッツェ・スフィル(しにがみどらごん・e19121)
荊・綺華(エウカリスティカ・e19440)
ヴィクトル・ヴェルマン(ネズミ機兵・e44135)
エレインフィーラ・シュラントッド(翠花白空のサプレション・e79280)

■リプレイ

●離島
 和服を着こなすドラゴニアン、据灸庵・赤煙(ドラゴニアンのウィッチドクター・e04357)は夏空を行くヘリオンの中から竜十字島を見下ろしていた。
「あの森の奥に逃げ込まれたら追跡は難しそうですな……」
 間もなく降下するというヘリオライダーの言葉を聞きながら、今回の相手である『服部飛鳥』が使用しそうな逃走ルートを見定めているのだ。
 ヘリオンから降下した後、ケルベロスたちは水無月・鬼人(重力の鬼・e00414)の指示の元茂みに身を隠し、徐々に飛鳥との距離を詰めてゆく。風下に入り、足音を殺すのも忘れない。
 さて、当の飛鳥は樹上からオークプラントに指示を出していた。
「ここになかったら、次は海にでも潜らせてみようかな。他にも探すところは沢山あるからねえ。豚さんたち、調子はどう?」
 特段成果を上げないオークプラントを見て、飛鳥はがっくりと肩を落とした。
「あの調子だとまだ見つかってないみたいだね。当てもなく探し物してて楽しいのかな?」
 尻尾を揺らしながら、カッツェ・スフィル(しにがみどらごん・e19121)が小声で囁く。
「植物豚と、螺旋忍軍が一緒になって、探し物、か。何か、臭いのきつい物を探してると思ったが、場所に拘らないとなれば皆目見当がつかないぜ」
 帽子から出た白い髪が汗で頬にへばりつくが、鬼人は何ら気にせず飛鳥を注視している。
「何を探してるんだろうな。それにしてもこの一件、大阪城勢力が関わっている線が濃厚か」
 上半身裸の格闘家、相馬・泰地(マッスル拳士・e00550)は裸足で土を踏みしめる。整っていない土の地面はごつごつしているが、それでどうにかなるほどやわな足裏をしているわけではない泰地である。
「大阪城の勢力も、気がつけば随分混沌としてますね」
 赤煙の言葉に、オラトリオの少女、荊・綺華(エウカリスティカ・e19440)は無表情で小さく頷く。
「探しているものが何であろうと……見つけさせるわけには……」
 そういえば、とフィスト・フィズム(白銀のドラゴンメイド・e02308)は小さくため息をついた。
「この島に来たのも2回目か」
「そうだな。ドラゴンの残り香の所為か、ここは葉巻が美味くない」
 葉巻を吸いつつ、クマネズミの獣人であるヴィクトル・ヴェルマン(ネズミ機兵・e44135)が顔をしかめる。
 二人の言葉を聞いて、エレインフィーラ・シュラントッド(翠花白空のサプレション・e79280)は少し前の激戦を思い出していた。
「ドラゴンが去ったこの地には、きっと螺旋忍軍が求める文字通りの『竜の秘宝』があるのでしょうね」
 特定をして先手を打ち持ち帰れたらいいのだが、ひとまずの優先事項は捜索を続けているデウスエクスの撃破だとエレインフィーラは再確認する。
「よし、そろそろいくぞ。……Vallop!」
 ヴィクトルの合図で、ケルベロスたちは茂みを超えた。
「しかし暑いねえ――って、ケルベロス!」
「お前さん方が何を捜しているかは気になるが、喋るつもりもあるまい」
「よくわかってるじゃないか。喋るメリットは何もないからね」
 ヴィクトルの言葉に、飛鳥はただ肩をすくめる。
「そっか。じゃ、螺旋忍軍のアレは同じ忍者のカッツェが貰ってあげるよ」
 簒奪者の鎌「Schwarze Katze」の刃を光らせる彼女の笑みは、死神を思わせる冷たさだった。

●探し物
「豚さんたち、攻撃開始!」
 飛鳥の合図に応じて集ったオークプラントたちは、さながら緑の壁。その防壁の後ろから、飛鳥は炎を放った。
 前衛を包む炎はケルベロスたちの肌を灼くが、すかさず癒し手である泰地が動く。
「この程度、オレがすぐに癒してやるぜ! 今解き放つぜ癒しのオーラを、はああああああっ!」
 筋肉を見せつけるかのようなポーズを決めて前衛に解き放つは、体内で生成したオーラ。
 飛び交うオークプラントたちの攻撃から味方を護りつつ、鬼人は日本刀「越後守国儔」で斬り込んだ。流れるような動きで、次々と緑の体表に傷を刻む。
「誰の命を受けてここに来ている? どうやって活動拠点を作っている?」
 オークプラントに言葉ができるとは思えないし、飛鳥が自軍の復権を狙っているようにも見えない。緑の壁の合間に見える飛鳥を睨むように見れば、彼はへらりと笑った。
「さあ、誰だろうねえ、どうやってだろうねえ?」
 けれど元よりまともな返答は期待していない鬼人であるから、続く赤煙のために一旦後ろへと下がった。
「暑い中お疲れ様です。ちょっとそこの木陰で休まれてはいかがでしょう? その間に、私達がオークプラントを片付けて、あなたに攻撃が届くようにしますので」
 炎を灯した如意棒でオークプラントを燃やしながら、赤煙は水を向ける。
「でも俺、見ての通り働き者でね? ここでやられるわけにはいかないんだよねえ。なんなら逃げて次の機会をうかがうからさ」
「逃げても良いけど、この付近にアレがあった場合お前はどうなるんだろうねぇ……」
 ゆらり飛鳥の背後に立つは、カッツェ。
「わっ、びっくりした! この近くにあった場合かぁ、その時は俺がもらうよ」
「たったそれだけの人数で出来ると思ってるなら――」
 そう言って、カッツェは炎の息を前衛のオークプラントに見舞う。
「自己評価、高すぎ」
 その後は炎の向こうでフィストと視線を交差させれば、カッツェの方を向いていた飛鳥の背めがけて光弾が放たれた。
「っ、俺としたことが!」
 光弾に仰け反る飛鳥を、オークプラントたちが守るように集い始める。
「エレインフィーラ!」
「ええ、フィストさん。心得ております」
 エレインフィーラの顔の左半分に出現した仮面のような氷、その向こうに見える紫の瞳が瞬く。
「冷気は恐怖の本能。その肌に感じ耳で聞きなさい。あなた達を取り囲むのは絶対の冷気。刻みなさい、その恐怖」
 エレインフィーラの口から漏れ出る吐息には、氷が含まれている。そこから発生する低音の風が彼女の手足に纏わり付いた、と思うと同時にオークプラントたちは周囲の木の幹に叩きつけられていた。圧倒的な体術だ。
 ウイングキャット「テラ」は、オークプラントの包囲をものともせず上空から迫り、飛鳥に爪撃を喰らわせる。
 テラがフィストと共に飛鳥の牽制に当たるのに対し、同じウイングキャットの「ばすてとさま」はケルベロスの支援に動いていた。羽ばたきに続いてもたらされる風は、前衛を癒すだけでなく状態異常への耐性も与える。
「ヴィクトルさま……これをどうぞ……です……」
 胸の前で手を合わせ、溜めたオーラをヴィクトルへと放つ綺華。そしてなぜかバランスを崩して転びそうになったところを、ばすてとさまに支えてもらう。
「ありがとうよ、綺華の嬢さん。……って、大丈夫か?」
「はい……いつものことですので……」
「そ、そうか……何かあったら言えよ。さて、俺はひとまず中衛の豚を牽制するとしようか――電撃砲、アップデート完了。チャージ開始……食らっていけ、雷の大嵐、撃て!!」
 ガジェットを展開して砲台へ変化させれば、二つの砲口に電流が凝縮され始める。ヴィクトルが腕を水平に薙ぐのを合図に、電撃の嵐がオークプラントを包み込んだ。

●盾
 オークプラントたちは、飛鳥を守りつつ入れ替わり立ち替わり攻撃を仕掛けて来る。
 しかしそれ以上にケルベロスたちは連携し協力し、盾役を担うオークプラントを優先して攻撃しては確実に数を減らしてゆく。
 盾役最後の一体に狙いをつけた鬼人は、オウガメタルをサイコロ状に変化させた。
「――お前の運命を極めるダイス目だぜ?よく味わいな」
 地獄の炎を貯め込んだダイスの目は1から順にカウントアップしてゆく。やがてその数字が6を示した時、極小の太陽を思わせる炎のダイスがオークプラントを燃やし尽くした。
「自慢の豚さんは半分倒したぜ。いい加減、探してる物の名前を言って楽になれよ」
「言わないって。もし言ったとしても、俺が本当にそれを探しているか証明する方法はないよ?」
「なるほど、一理ありますな」
 おどけた調子の飛鳥に、赤煙は金色の瞳を向ける。
「とはいえ作戦は順調ですし、次の壁たちにはお灸を据えてさしあげましょう」
 一点に収束した炎の息吹が、オークプラントたちの緑色の体表を焦がす。味方に向けたのなら温熱刺激の治療となるはずのグラビティは、敵に向けたのならダメージを与えるものとなるのだ。
「ねえ、アレってもしかしてアレのこと? それとも別のアレ? 螺旋忍軍のアレはぜーんぶ、同じ忍者のカッツェが貰ってあげるよ」
「ははっ、そいつは豪胆だねお嬢ちゃん。できるものならやってみなよ」
「許可どうも。それじゃ手始めにこいつらに――死に誘う素敵な化粧をしてやるよ」
 カッツェの瞳孔が開き、尻尾がオークプラントたちを薙ぎ払う。浮いたオークプラントたち全てに見える一文字の傷口が黒く斑に変色しているのは、呪詛を纏わせた死神忍者の竜鱗によるものだ。
 オークプラントたちが無様に着地したところで、エレインフィーラの流体金属が黒い光を浴びせる。エレインフィーラはどこまでも冷静に、オークプラントの排除に努めていた。
 一方、フィストとテラの狙いはどこまでも飛鳥のみ。テラが白い毛並みの尻尾からリングを飛ばして飛鳥に命中させれば、フィストは高度10メートルまで跳び上がり、オーラに身を包んで急降下を始めた。
「これ以上ここでの好き勝手はいかなるデウスエクスだろうがさせるものか!」
 纏うオーラは巨大なドラゴンが突撃するようにも見える。
 そのまま飛鳥に突撃、宙で体勢を整えた後に着地したフィストは、白いドラゴニアンの姿へと戻っていた。
「ヴィクトル、行けるか」
「誰に言ってるんだ、フィスト」
 無論、相棒に。フィストの銀色の目が、そう告げている。
「ふむ、ではひとつ派手にやろうか――Take zis ze Ultimate Veapon!」
 ヴィクトルが手榴弾をオークプラントたちに投げつけた。
 オークプラントたちが爆風で吹き飛んでいる間に、綺華も前衛の背後で爆発を起こす。とはいえこちらは味方の士気を向上させる色鮮やかなものだ。
「この調子で持ちこたえて……倒して……みんなで帰る……です……ばすてとさまも……頼りにしてる……です」
 黒い翼をはためかせ、ばすとてさまは最も敵の攻撃にさらされている前衛を癒す。
「へえ、思ったよりやるじゃん」
 飛鳥が手裏剣を構え、ヴィクトルに向かって投擲した。その間に、綺華が割り込む。綺華の腕に垂直の傷を刻んだ手裏剣は、飛鳥の手元に戻った。
 痛みに腕を押さえる綺華を、泰地のマッスルオーラ・ザ・ヒールから放たれた光が包み込む。
「綺華、無理すんな!」
「ありがとうございます……泰地さま」
 暖かな癒しに、綺華の髪に絡む荊が仄かに光った。

●失せ物
 ケルベロスとデウスエクスの形勢は、見事なまでに逆転した。中衛のオークプラント立ちも1体、また1体とケルベロスが撃破してゆく。
「よし、この調子で行くぜ!」
 エレインフィーラを溜めたオーラでヒールしながら、泰地は残るオークプラントの数を数える。
「あと3体か。とっとと撃破して服部飛鳥も倒しちまおうぜ!」
「おっと、思ったより戦況は悪い感じだね。それなら――」
 飛鳥の呟きを、鬼人は聞き逃さない。
「皆、奴が逃げようとしているぞ!」
 越後守国儔でオークプラントに曲線を刻みながら、鬼人は仲間に告げる。
「気付かれたのならなおさら逃げるが勝ち、ってね。豚さんたち、あとはよろしく!」
 背を向けて逃走を開始した飛鳥は、素早く樹上へと逃げる。
「アレがカッツェのものになるけど、いいのかな?」
 カッツェが、Schwarze Katzeの刻印がある大鎌を投げつけながら問う。漆黒の刃は飛鳥の背を切り裂くが、飛鳥はまだ止まらない。
「まだ――諦めんぞ」
 ライフルの銃口を定め、フィストは引き金を絞る。並の者では当てることすら敵わない距離だというのに、フィストは発射した凍てつく光線で難なく飛鳥の足を凍らせた。
 けれど飛鳥は枝の間を飛ぶようにして駆け、森の中へと姿を消した。
 ケルベロスたちは、それ以上逃走阻止のための手段を持ち合わせていなかった。木の枝を伝って逃げられては、追跡も難しい。
 直後、赤煙はすぐさまオーラの弾丸でオークプラントを貫いた。
「作戦変更ですな。エレインフィーラさん、続けてお願いします」
「承知いたしました。こうなっては仕方ありません、オークプラントを一気に制圧しましょう」
 エレインフィーラは竜槌で砲弾を撃ち出し、オークプラントを潰す。
「あと1体……」
 ばすてとさまの送る風を受けながら、綺華は戦闘開始直後に転倒したとは思えないほど軽やにオークプラントへと迫った。
「のろわれた者ども……わたしから離れて……悪魔と……その使いたちのために……用意された永遠の火に……入れ……です……」
 迫る触手を踊るように躱して繰り出されるは、正確な射撃。弾丸がオークプラントの頭部を貫通する音が、終戦を告げる合図となった。

「飛鳥は逃がしたものの、オークプラントの撃破だけでもできて良かったぜ」
 苦笑しつつ、泰地は仲間を見渡す。
「そうですね、探索を邪魔することはできましたし。ひとまず、おつかれさまでした」
「はい……少し悔しいですが……皆さん無事ですし……」
 仲間に向かって頭を下げるエレインフィーラの隣で、綺華も同じように頭を下げた。
 また、葉巻を吸うクマネズミの獣人はテラを撫でるフィストの横で黙ったままだ。
 ついには誰もが無言になってしまった中、赤煙が重々しく口を開く。
「竜十字島……ウェアライダーの螺旋忍軍……形の定かではない探し物……なるほど。そういう事ですか」
「! 赤煙、何かわかったの?」
 赤煙の眼鏡が昼間の陽光を反射して光るのを、カッツェが期待に満ちた目で見つめる。
「全然わかりませんな」
 肩をすくめる赤煙に、がくり俯くカッツェであった。
「結果はともあれ終わった、か……」
 婚約者から貰ったロザリオに手を当てて祈る鬼人は、すぐに行動を始めた。
 まずはオークプラントの掘っていた穴。穴の大きさや深さはまちまちで、特に規則は見られない。念のためにと臭いを嗅いでも、掘り起こされた土の匂いがするだけだった。
「一体何なんだろうな、奴らが探しているものは――」
 遠くにヘリオンの機影を見ながら、鬼人は呟いた。

作者:雨音瑛 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年8月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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