ヴァイオレット・ガーデン

作者:猫鮫樹


 晴天の空の下、大地を全て覆うような紫色のラベンダーがそこかしこに咲き誇っていた。
 まるで高級絨毯の様な光景と、心を洗い流してくれるような香りが辺り一面に漂っては風に乗ってどこまでも流れていく。
 そろそろ見頃も終わってしまう花。それでも最後まで小ぶりな花を凛と咲かせるラベンダーの姿はとても美しいものだった。
 ちらほらいた人達が園内特設テントの方へ歩いていくのが見える。どうやらそこで、ラベンダースティック制作体験が始まるらしい。
 製作体験を楽しみにする人らの足取りは軽く、友達と来ていた少女も同じなのだろう。
 明るい声に、笑顔を浮かべる姿からも楽しみにしていることは見て取れた。
「あ、靴紐直すから先に行ってて」
 解けた靴紐に気付いた少女は、友達にそう声を掛けてしゃがみ込む。ラベンダーと同じ目線になったことで、より香りを感じたのか深く息を吸った。
 ラベンダーの清潔感のある香りが肺の中まで充満する感覚がして、少女はなんだか神聖な気持ちになる気がした。
 そして、先に向かった友達を追いかけようと立ち上がった少女の瞳には、一面の紫が――。


 つくしのような見た目のスティックを並べた中原・鴻(宵染める茜色のヘリオライダー・en0299)は、ふんわりと漂う香りに赤い目を細めて口を開いた。
「集まってくれてありがと、不知火・妖華(夕焼けの魔剣・e65242)さんが心配していた通り、今度はラベンダーの攻性植物が現れたんだ」
 穏やかにさせてくれる香りのスティックを一つ取って、鴻は眉根を寄せて今回の事件について言葉を紡いでいく。
 何らかの胞子を受け入れてしまったラベンダーは攻性植物となり、ラベンダー園に来ていた少女を襲い宿主にしてしまった。
 急ぎヘリオンで向かい、攻性植物を倒してほしいとまで続けて鴻は少し間を置くと、手に持っていたスティックの香りを嗅いで一息つく。
「攻性植物は1体のみで配下はいないんだ、ただ取り込まれた少女と一体化しており、普通に倒してしまうと一緒に死んでしまう……だけどそう、ヒールをかけながら戦うことで少女を救うことができるかもしれないんだよねぇ」
 ヒール不能ダメージを蓄積させて倒せば、取り込まれた少女を救え、尚且つ攻性植物も撃破できる。
 スティックを振り上げて、鴻は笑むと、
「皆なら無事に事件を解決できると信じてる」
 そう言って目を閉じて、数瞬。
 思い出したように鴻は落ち着いた声音を響かせる。
「ラベンダー園ではね、僕が持っているこのラベンダースティックの製作体験ができるみたいだよ」


参加者
バジル・ハーバルガーデン(薔薇庭園の守り人・e05462)
タキオン・リンデンバウム(知識の探究者・e18641)
天司・桜子(桜花絢爛・e20368)
ミルドレッド・サザンクロス(南十字星の使者・e61397)
不知火・妖華(夕焼けの魔剣・e65242)
嵯峨野・槐(オーヴァーロード・e84290)

■リプレイ

●紫の絨毯
 空一面を青色が広がるように、地上には紫が広がっていた。
 咲き誇る紫色のラベンダーは、心を洗い流すような香りを風に乗せ、漂わせてくれてはいるが、その中に通常のものとは大きさが違うラベンダーが揺れていた。
 地面すれすれの根元が大きく膨らんでいるのは、きっとそこに宿主として選んだ少女を包んでいるからだろう。
 ラベンダーの攻性植物は器用に体を揺らして、更に人の多い所へ向かう気だ。
 膨らむ根元から幾つもついた葉を過ぎて、その先に茎が伸び頭には小さな紫色の花が咲いている。
 花が咲いた頭がまるで何かの気配を察知したかのように揺れたのと同時に、6人分の足音が紫色の絨毯が敷かれる大地に響いた。
「私の危惧していた攻性植物が本当に現れるとは驚きましたね」
 深い海のような瞳がラベンダーを映している。
 赤い外套をはためかせて、その手に持つ喰霊刀を太陽の光に反射させている不知火・妖華(夕焼けの魔剣・e65242)はただ小さく呟いた。
「良い香りですね……こんな素敵な花が攻性植物となってしまった今、放ってはおけませんね」
 風が花々を揺らしながら鳴いている空間。
 バジル・ハーバルガーデン(薔薇庭園の守り人・e05462)の髪や服も、花々と同じように揺れていた。眼鏡の奥から覗くアメシストの様な瞳の煌めきが瞬きによって揺れ、再度眼前に揺れるラベンダーをバジルが見上げてから少女がいるであろう膨らみを見つけ、皆に目配せしていく。
 胸いっぱいに吸い込んだラベンダーの香りを吐き出したミルドレッド・サザンクロス(南十字星の使者・e61397)も、バジルの視線を辿りその膨らみを見つけて自分の持つ武器を力強く握りこんで、橙の瞳で目標を見失わないように見つめていると、
「さぁ、避けきれるかな?」
 先手必勝とばかりに桜色が風に乗っていた。
 晴れやかな声と流星の煌めきを乗せた天司・桜子(桜花絢爛・e20368)はまっすぐに地面を蹴り進み、ラベンダーへと一撃を叩き込んだ。
「雷の障壁よ、仲間を護る壁となって下さい!」
 桜子のスターゲイザーをきっかけに攻撃が開始されていく。
 厄介なラベンダーの攻撃から、仲間を護る為に構築されるタキオン・リンデンバウム(知識の探究者・e18641)の雷の壁。
 仲間の耐性を高めるために轟く雷鳴は勇ましく、音と共に構築された壁は心強いものだ。
 揺れるラベンダーは香りを振り撒いて、ケルベロス達の攻撃を凌ぎ反撃の手に出るタイミングをうかがうようだが、
「これも少女を救うためです、今、手術を施術しますね!」
 敵の回復なんて、不本意なことなのだろう。
 まだ攻撃の手は重なってはいなくとも、少女を守る為にバジルはラベンダーの茎へ魔術切開を施していき、その最中に妖華が魔力を帯びた剣を媒介にして生み出す糸状の霊気を放っていた。
「その動き、封じます……封魔剣!」
 ラベンダーを絡め取る妖華の束縛の封魔剣。ラベンダーはまるで、蜘蛛の糸にかかる蝶のようだ。
 その糸によって足止めを重ね、ラベンダーの動きを鈍くしていくことを考えているのかもしれない。
「破壊のルーンよ、私の斧に、宿れ……!」
 ミルドレッドが自身の斧に授けるのは魔術加護を打ち破る力。これで、ラベンダー自身が回復したときに付く耐性も退けられる。
 皆が行動をとる中で嵯峨野・槐(オーヴァーロード・e84290)も、ガジェットを構えてどこかきっと人とは違って見える世界でラベンダーを捕らえていた。
 好戦的に細められた槐の銀色の瞳が日光の反射で煌めいて、魔導石化弾を撃ちだすために武器の形態を変え、小気味いい音を鳴らす。
 着弾する槐の弾丸に、ラベンダーが声無き声をあげるように紫の花をまき散らしていく姿は、どこか美しく感じるようだった。

●滲む紫
「攻撃がきます!」
 蠢くラベンダーの根が、地面に深く突き刺さっていくのを見てバジルがすかさず叫ぶ。
 それに反応するのは妖華と槐の2人。ラベンダーの攻撃が他の仲間に向かわないように立ち回る為に地を蹴りだした。
 ラベンダーの蠢く根が地中を這いずり、ケルベロス達を亡き者にしようと蠢くが、それを食い止めようと妖華と槐がその根を受け止めている。
 揺れる地面と根に必死に耐える中、頭を垂れるラベンダーの花がちらりと舞っていくのが槐の瞳に映った。
「紫……は、こういう色か。ああ、そうなのだろうな……」
 小さな呟きはしゃぼん玉のように、昇り、やがて弾けて消えていく。
 視界いっぱいに広がる、どこか滲んだような紫と思しき花の色。槐が過去に見ていた色とは遠くて、近い、そんな色。
「仲間に、癒しの力を与えよ!」
「大丈夫ですか、緊急手術を行いますね」
 バジルから流れる温かなオーラが槐へ、タキオンの魔術切開が妖華へ。
 ラベンダーの攻撃から身を挺して庇ってくれた妖華と槐に回復が施されれば、バジルとタキオンにありがとうとの言葉がふわりと届いてから、風を切る音が聞こえる。
「これで、吹き飛んじゃえー!」
 音の正体は桜子だった。
 音速を超える拳は真っ直ぐラベンダーの茎を穿ち、その衝撃でラベンダーは仰け反ると、隙を見逃さないとでも言うように今度は妖華のチェーンソー剣が唸りをあげて、ミルドレッドの礫が飛んだ。
「凶暴な植物は、このチェーンソーで刈り取ってあげます」
「この速い礫、見切れるかしら?」
 妖華は振り上げたチェーンソー剣で根元の膨らみを切り裂いて、ミルドレッドが切り裂かれた膨らみの欠片を剥がすように礫を弾き飛ばすと、そこから現れるのはまるで揺り籠で眠っているような少女の姿。
「あれが宿主にされた少女ですね」
「早く助けてあげなきゃ」
 眠る少女の姿がようやく見えて、少しだけ安堵の息を漏らしたタキオンは、周りにいた仲間達に確認するように言葉を零した。
 頷く一同に、桜子が一刻も早くこの少女を助けなきゃと答えていた。
 攻撃を重ね、少女は見えてはいるが状態までは把握できない。
 少しでも少女が怪我無く救出できるようにと、槐が小さくうたう。
「花は見えども実をつける、夢見し日々は甘露となりて裡に有り」
 とろけるような甘い果実。槐の無花果が少女の体を優しく癒していく。
 少女の体に癒しの力が降り注げば、比例してラベンダーもその施しを受けてしまうが、少女を無事に救出するための手立て。そう思えば、ラベンダーが回復してしまうことも仕方ないことだと、ケルベロス達は言い聞かせるように矛盾する戦いに身を投じていく。

●散る紫
 轟音とともに地を焼く光線。
 ラベンダーを攻撃する度に散る紫の花がひらひらと舞い、その花を吹き飛ばすように桜子の重力を宿した蹴りがラベンダーを穿つ。
 ラベンダーに攻撃が重なると、少女の体が激しく揺れていってしまうのが酷く気がかりだった。
「大丈夫です、僕達はケルベロスです、必ず助けるので僕達を信じて下さい!」
 決して少女に危害を加える者ではないと、バジルが叫んでいた。
「必ず助けます、ですから命を諦めないで下さい!」
 眠る少女がこのまま目覚めないのではと不安になる心。
 自分を叱咤するように、少女を励ますように、タキオンも少女へと叫ぶ声が園内に響いていた。
「あまり長引いてしまうのもいけませんね……」
 妖華はラベンダーから射出された光線で焼かれた肌が痛むのか、少しだけ眉根を寄せて絞り出すように呟いていた。
 痛みと少女への心配が混ぜこぜになった妖華の声に、ミルドレッドも不安そうに少女を見つめてはラベンダーに攻撃を叩き込んでいっている。
「花は大分落ちているみたいですが、このまま攻撃していけばなんとか……」
「ええ、少女への回復も問題ないので、攻撃は続けていってください」
 回復を施していたバジルは、タキオンの言葉に頷いてから今度は攻撃を続けるように指示を出すと、舞い踊るように桜子が飛び出していく。
 桜色の髪が青い空を彩る姿はどこか幻想的で美しかった。
「古代語の魔術よ、敵を石化させよ!」
 桜子の魔導書が開き、詠唱と共に発動された光線がラベンダーに放たれていく。
 根がその攻撃を退けようと蠢くが、思ったように動かなかったのか、どこかぎこちない動きになっていた。
 そんなおかしな動きになったラベンダーに、次々とケルベロス達からの攻撃の手が襲ってくる。ラベンダーが悔し気に紫の花を幾つも散らして、鈍くなる体から黄金の果実を宿らせて回復をし始めた。
 それを阻止しようと全員が攻撃へと行動を取っていく中で、緑の揺り籠で眠る少女が小さく呻いた。
 呻いた声は小さいが、それでも少女がちゃんと生きているという実感を齎すものだった。
「大丈夫、少しの辛抱、だよ。きっと、あなたを助ける、からね」
 途切れ途切れのミルドレッドの言葉だが、きっと少女に伝わっているはずだろう。痛みに呻く少女が少しだけ落ち着いたように思えたのか、タキオンも同じように少女へ大丈夫だと、心配いらないと声をかけた。
 自分の性と同じ名を持つ斧をミルドレッドは強く握って地面を蹴り、高く飛び上がっていく。
「かち割って、あげるよ」
 そう言うのと同時に、ミルドレッドの斧が紫の花を散らす。
 次の攻撃をするために槐は自分の感覚のまま進むか数瞬悩んで、横目で仲間へと目を向ければ、それに気づいたバジルが素早く指示を出した。
「ラベンダーの耐性を削って下さい! 槐さんが攻撃したら一度ヒールをするので、攻撃を一旦やめて下さい」
「わかった」
 力任せのパンチ。
 それでも槐の一撃はラベンダーが、自分で付与したであろう耐性毎ラベンダーを穿ち、すかさずバジルがウィッチオペレーションで回復を施す。
 緑の揺り籠は少女の重さを支えられないのか、それは地面に少しずつ落ちていた。
「攻撃を! このまま押し切ります!」
 ラベンダーがぐらぐらと揺れ、どこか限界に近づいているのかもしれない。
 ならばと、桜子が桜の花弁上のエナジーを無数に創り始め、それに合わせてタキオンがラベンダーを捕捉する。
 桜子の周りを舞う花が燃え上がりラベンダーを包み、そこに撃ち込まれるタキオンのクォーク加速放射。
 ラベンダーを包む熱は、少女の方まで伸びてはいない。
 これ以上攻撃されてなるものかと、ラベンダーが根を地中に深く潜りこませるが、それを黙ってやらせるほどケルベロス達は甘くなかった。
 ラベンダーの根から生えたのは、バジルが飛ばした薔薇の蔓。それは一気にラベンダーの根を幾つも壊していったのだ。
「重い重力の一撃、その身に食らいなさい!」
 バジルの侵食する薔薇をどうにかしようと、残った力で振り払おうとしたラベンダーの頭上に、煌めく銀の刃を振り上げた妖華の姿がそこにあった。
 妖華の振り上げる武器に乗せられたグラビティ・チェインは、ラベンダーを切り裂くには十分なほどの威力があったのだろう。
 湿った音を立て、切り裂かれたラベンダーの一部が地面に落ちれば、静かに朽ち果てていく姿が皆の瞳に映っていた。

●穏やかにかおる
 まるで温かい布団に包まれているような、そんな幸せな心地だった。
 青い空が視界一杯に広がり、いまだ夢の世界から抜け出せていない少女は、自分の周りを見回していた。
「目が覚めましたか?」
 タキオンが声をかけてくれて、近くにいたミルドレッド達が忙し気に少女の体の傷を確認しているのを、少女はぼんやりとしたまま見て頷いていた。
 時折吹く風が、ラベンダーの香りを運んでくる。その香りが少女の鼻を擽れば、自分の身に何が起きたかを思い出させてくる。
 ――襲い来る一面の紫。
 ――ラベンダーの香り。
 思い出した瞬間に少女の体が小さく震え、子ども特有の大きな瞳には雫が溜まっていた。
 震える体に嗚咽が漏れそうな喉、少女はそれを止める術がわからなかった。だけど、震える肩にそっと手が置かれた。
 安心してとでも言うような、その優しい手。
「このような目に遭った後ではむずかしいかもしれないが、ラベンダーを嫌いにならないで欲しい」
 槐の言葉に、震えていた少女が顔を上げた。
 今度は小さな手を桜子が包み込んでいき、槐は少女から視線を移して製作体験が出来る場所を見つめる。
「私も、良ければ一緒にラベンダースティックを作ってみたい。色がよくわからないので、手伝ってもらえないだろうか?」
 少女に、周りいる仲間に、槐はぽつりと呟いた。
「ラベンダースティックかぁ、楽しそうだし桜子も体験してみたいな」
 2人の言葉に、震えていた少女は少しずつ落ち着いていくのが分かり、少女の友達がいるであろう製作体験の場所へ皆で向かうことにした。

 じんわりとかいた汗が、空調のせいか少しだけ肌寒く感じる。
 空調の効いた室内にはもうすでに人が集まっていて、各テーブルには色んなリボンが並べられていた。
 リボンと共にミシン糸と、そして園で育てたであろうラベンダーの生花が。
「ラベンダースティック、初めてだけど。上手くできると良い、な」
 ミルドレッドがラベンダーを数本手に取って、講師の人に教わりながら恐る恐る作っていく。
 タキオンも桜子も、他のケルベロス達もそれぞれラベンダーを手にすれば、夢中になってスティックを作る。
 ラベンダーの穂を纏めて、ミシン糸で固定。折れないように軸を折りたたんで、そこに交差させるようにリボンを通していくのは難易度が少し高いそうで。
「なかなか難しいですね、でも、いい香りです」
「うん、落ち着く香りだ」
 ラベンダーの茎を優しく抑え、リボンを通していた妖華が香る匂いにほっとするように、槐も見る世界が違えども感じる匂いは同じで、それを共有しあえることに嬉しそうに顔を綻ばせた。
 助けた少女も、友達と一緒にラベンダースティックを作って笑いあっている姿があり、とても微笑ましい時間だ。
「ラベンダースティックですか、初めてですけど、何とかなりそうです」
「桜子もなんとかできたよー!」
 リボンを結び終えたタキオンと桜子が、完成したラベンダースティックに満足げにしていると、
「ちょっと難しいですけど、とても良い香りですので完成して良かったですね」
 瞳と同じ紫色のリボンを巻いたラベンダースティックを片手に、バジルが小さく笑った。
 自分達の好きな色やモチーフの色のリボンを巻いたラベンダースティック。
 リボンを巻くのに少し苦戦はしたが、満足いく物となったようで皆楽しそうに自分が作ったラベンダースティックを見せ合っていた。
 香る清潔感のあるラベンダーの香りは、この製作体験と共に楽しい思い出として記憶に残るのかもしれない。
 ラベンダーの香りに落ち着き、自分が危惧した事件が無事に終わったことにも安堵した妖華は深海の様な青い瞳を細めて、香りに酔いしれているのだった。

作者:猫鮫樹 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年8月5日
難度:普通
参加:6人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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