城ヶ島制圧戦~雷漂う空の下

作者:ヒサ

「城ヶ島の調査の結果、あの場所には、固定化された魔空回廊、があることが判ったのですって」
 走り書きのメモを片手に篠前・仁那(オラトリオのヘリオライダー・en0053)は言った。
「この魔空回廊の向こう側は、ドラゴン達の『ゲート』に繋がっている筈だから、そこを抑えてしまえば、敵の勢いを挫けるみたいね」
 『ゲート』の位置が判れば、その周辺の調査を行った上でケルベロス・ウォーによりその破壊を試みる事が可能だろう。そしてそれが成功すれば、ドラゴン勢力は地球へ侵攻することが出来なくなる。
「ドラゴン達は、魔空回廊の破壊は出来ればしたく無さそうよ。城ヶ島を制圧して回廊を奪えればあなた達ケルベロスが優位に立てる。……そしてそれは、決して不可能じゃ無いわ」
 あなた達ならば。メモから顔を上げた仁那はケルベロス達を見つめた。
 そうして彼女は別紙の地図を広げ、続ける。今回の作戦では、別働隊が築いた橋頭堡から、ヘリオライダー達の予知に基づいた指定の経路を通り、ドラゴン達の巣窟となっている城ヶ島公園へ進軍して貰う事になる。
「あなた達には、公園に居るドラゴンの一体を倒して欲しい。魔空回廊を奪う為にはまず、敵の戦力を削がなくてはならないわ」
 進軍予定の経路を辿った終着点、公園の敷地内の一点で彼女の指が止まる。そこにはバツ印が一つあった。
「ここで、雷の竜と遭遇することになるわ。大きさ自体はあなた達の、倍くらいかしら。四つ足で、翼があって、鱗が雷を閉じこめたみたいに時々光っていて、動きが速くて、攻撃力が高い……。飛ぶのが好きなようだけれど、挑まれれば逃げたりはしなさそうよ。……自分より小さい生き物を侮っているようなところがあるみたいだから、突くとすれば、そこかしら」
 こめかみに手を遣り考えつつといった風、仁那は述べていく。体はさほど大きくないとはいえ、人に比べれば頑強な体をしているし、その攻撃力は決して侮れるものではない。雷のブレスを喰らえば思うように動けなくなる可能性もある。
「……わたしからは、このくらいかしら。戦い方などは、あなた達の方が詳しいものね」
 手を下ろした彼女は顔を上げ、改めてケルベロス達を見る。
「あなた達が戦いに勝つことで、魔空回廊へ突入するチームが動き易くなるわ。あなた達にお願いするドラゴンも手強い相手だと思うけれど、あなた達ならば倒せると、わたしは信じているの。……どうか気を付けて、そして無事に帰って来てちょうだいね」


参加者
ベルンハルト・オクト(鋼の金獅子・e00806)
清水・冬(白狐の刀使い・e01356)
スノーエル・トリフォリウム(四つの白天使・e02161)
月見里・一太(暗月の獣・e02692)
六条・深々見(喪失アポトーシス・e02781)
井伊・異紡(地球人のウィッチドクター・e04091)
レイン・シグナル(シャドウエルフのガンスリンガー・e05925)
ユーカリプタス・グランディス(神宮寺家毒舌戦闘侍女・e06876)

■リプレイ

●天に
 空の雷は広々とした草地に影を落としていた。
「低い立ち木がまばらにあるだけ……固まり過ぎないよう注意すれば、というところかしら」
 辺りへ視線を遣りレイン・シグナル(シャドウエルフのガンスリンガー・e05925)は呟き、標的との距離を慎重にはかる。
「よう。地獄から喧嘩売りに来てやったぜ、ドラゴン」
「あなたのお名前はなあに?」
 それより幾らか進み出た月見里・一太(暗月の獣・e02692)が不敵に笑った。己がサーヴァントを傍に置いたスノーエル・トリフォリウム(四つの白天使・e02161)が見上げた首を小さく傾げた。だが竜は地上を一瞥したものの答えない。
「つーん、ってされちゃったね」
 うーん、とスノーエルが苦笑した。
「──今のところ各所作戦通り進んでいる様子でございます。皆様、準備はよろしゅうございますか」
 ユーカリプタス・グランディス(神宮寺家毒舌戦闘侍女・e06876)が伏せていた片目を上げた。そのまま彼女は重いスカートをつまんで姿勢良くお辞儀を一つ。
「神宮寺家戦闘侍女ユーカリ、参ります」
 言うと同時、彼女の武装が展開し無数の弾丸が射出される。軌道は弧を描き竜の鱗上で炸裂し、続きミミックが金色の幻影を撒いた。一太が吼え、井伊・異紡(地球人のウィッチドクター・e04091)が不可視の鎖を伸べた。スノーエルの手に開いた書が凍て付く魔弾を放ち、周囲の大気を裂いて敵を打つ。彼女の命に応じた小竜が六条・深々見(喪失アポトーシス・e02781)の身へ柔らかな加護を為し、受けて彼女の手は幻竜の炎を空へと噴いた。間髪入れず清水・冬(白狐の刀使い・e01356)が放った冷気は渦を巻き昇り、合間を切り裂くようにレインの弓から撃ち出された矢が鱗を打った。
「流石ドラゴン……頑丈ね」
 弾かれた矢にレインは息を吐き、しかし諦めないと次の矢を取る。
「小さきものの群れが、私に刃を向けるか」
「小せぇからこそ群れんだよ。どっちが上か、格付けと洒落込もうや」
 空の竜が地上を見下ろすのに一太が応じる。
「挑まれて退くは我が恥……」
 竜は肯定を返し、口を大きく開ける。警戒してケルベロス達が動くが、逃げ込む場所も無いこの場では走り散開するがせいぜいだ。
 雷が宙を薙ぎ払う。身を盾にした深々見の背後からベルンハルト・オクト(鋼の金獅子・e00806)が携行砲台を御し、宙を舞う敵へと狙いを定め無数の弾丸を撃ち放つ。
「深々見、感謝する」
 年嵩の少女の背を見上げた幼い少年はそのまま視線を上げ、爆風の花咲く空を仰いだ。
「ドラゴンよ。我らでその首、頂くぞ」

●地へ
 身軽に空を泳ぐ竜は散発的にケルベロス達を嬲る。まだ遊びの範疇といった風であれども急降下と共に振るわれる爪はひどく鋭く、防御姿勢を取ったユーカリプタスの肌がざくりと深く裂けた。
「──この程度……!」
 ユーカリプタスは竜を冷徹に睨め上げる。相手がいかに強大であれど彼女が臆する事は無い。彼女にとっては、主人と定めた巫女姫とその血統が御する雷蛇の方が余程畏れ尊ぶべき存在だった。
 爪を血に染め再度空へ舞い上がる竜へ一太がライフルを向ける。中和光弾が敵に弾け、旋回へ移る竜の腹にその動きを読んだレインの矢が突き刺さる。牙を鈍らせ翼を縛り行くケルベロス達の策は少しずつ効果を顕して来ていた。
「っし、このまま押してくぞ」
「勝てない相手じゃないわ、頑張りましょう!」
 一太は後方、援護に徹する者達へ視線を遣り促した。レインは前方で戦線を維持する者達を励ます。
「無論じゃ」
 応えた冬の声は楽しげに弾んだ。地上を駆ける彼女は敵の影を過ぎ死角を狙い炎を放つ。翼に触れた火が羽ばたきに散らされる様に彼女は小さく笑う声を零した。強者との戦いを愉しむ彼女は、己へ向いた敵の眼差しが殺気そのものの色を見せようとも、それを受けて肌が焦げる錯覚すら悦びでしか無いとばかり、狐耳をぴんと立て白い尾をゆるり揺らす。空を切る音を捉え彼女は地を蹴り、墜ちる如く速く下り来る竜の身と鋭い軌道で振れる尾をギリギリのところでかわした。
「トラッシュボックス、仕事をなさい」
「っ、く」
 主人の命を受けたミミックが素早く動くも衝撃に宙を舞う。深々見が呻き、高速で回転した竜の第二撃をベルンハルトは抜いた刀で辛くも受け流した。
「いったいなー……」
「恐れ入ります、六条様」
 態勢を立て直したミミックの落ちて転がった蓋を投げ戻してやって深々見は淡桃色の霧を生じさせる。彼女へ丁重に頭を下げたユーカリプタスもドローンの群れを射出した。
「マシュちゃん、グランディスさん達を手伝って欲しいんだよ。その後はいち君をお願いなんだよ」
 複数名を纏めて薙ぎ払いに来がちな敵の攻撃を凌ぐうちに自然と、独自に動く一太への援護は遅れがちになっていた。それを穴と突かれる前にとスノーエルは己が竜へ小声の指示を出した。
「ありがとう、スノーエルさん」
「ううん、こっちこそありがとうなんだよ」
 後方を固める者達の負傷を異紡が抜いた剣の光が癒して行く。スノーエルは寄越された礼に笑顔で応えた後、空の竜へ目を戻した。
「私の竜はマシュちゃんだけじゃないんだよ──今、見せてあげるんだよ!」
「──落としてしまおう、遙かな天から──」
 後方支援ゆえの視野を活かし敵の動向から目を離さぬよう努める二人は、上昇した敵の速度が緩んだ隙にほぼ同時に仕掛けた。スノーエルの炎が竜の姿を取り牙を剥き、異紡から生じた力が雷竜へと鎖を掛ける。敵が抗うよう翼をはためかせるそこへ、ベルンハルトが振るった二刀が敵の肌へ傷を刻んだ。
 そうして空の竜は、苛立ちを表すよう一つ咆える。大きく空を廻り、翼が重く風を打つ。
「ぬしらは脆弱な羽虫とは違うか……私の慢心を認めよう」
 竜の視線がケルベロス達を嘗め、最後に深々見を見た。目が合って彼女は身じろぎ小さく眉を寄せる。合間ごとに彼女が示していた『あんな風に空を飛べるなんて羨ましいなー、自分も翼はあるけど飛べないんだよねー、やっぱドラゴン格好良いなー』といった態度は少なからぬ功を奏したが、事ここに至ればそれはもう通じない。
「だが私を屠ろうなど思い上がりと、解って貰わねばならぬ。恥を忍び──全力で参る」
 竜が地上へ下りる。押された空気が風となりケルベロス達を圧した。
「気をつけて! 皆、無理しないように!」
 地を抉らんばかりに踏みしめる竜の姿を見、治癒を行使する異紡が警告を発する。『無理しない』事こそが無理と解ってはいたが、力を溜めるが如く身を低くする竜の様はそれでもそう言わずには居られぬほどに不穏だった。
「相手も苦しい筈なんだよ。皆で踏ん張ろう!」
「ええ。ここで退くわけにはいかないもの、決して諦めない!」
 自身のサーヴァントへ新たな指示を出してスノーエルがきゅっと拳を握り、改めて位置取りを確認したレインは敵の挙動を見定めるべく鋭く竜を見据えた。

●血風
 竜の攻撃はひどく苛烈なものと化した。ケルベロス達は防戦に回らざるを得なくなり、その中で少しずつ、折を見て敵へ傷を与えて行く。竜の間近へ迫ったベルンハルトは爪撃を脚に受けながらも、敵が前足を振り抜いたその間隙を突き肩口へと重く攻撃を加えた。直後に敵の身を蹴りつけ跳ぶことによって、続いた雷撃を回避し着地する彼の傍では、ブレスから仲間を守ったミミックの胴がヒビ割れた音を立てた。
「限界ですか……」
 ユーカリプタスは地面に転がったトラッシュボックスを見遣り冷静に呟く。もう少し保ってくれれば助かったのだが、言えど詮無きこと。主や深々見をも庇い懸命に働いたサーヴァントの務めも己が引き継げば良いと彼女はすぐに前方へと視線を戻し、剣を抜いた。
「星々の癒し光よ、此処に──」
 かつりとヒールを鳴らしユーカリプタスは優雅に身を翻す。彼女が操る剣が瞬き天の星をなぞり、朱い光が眩く仲間達へ加護を与えた。彼女自身もまた、身を苛む痺れを忘れ去る。髪をなびかせ舞う彼女の傍らを駆け抜け一太が地を蹴った。籠手を嵌めた拳を握り竜へと鋭い打撃を打ち込む。衝撃に身を沈めた竜はしかしそれを反動に一つ跳ね、次いで冬が撃ち出した凍気をかわす。だが降りる最中にスノーエルが放った弾丸を受けて小さく唸った。
「──小賢しい」
 竜がケルベロス達を睨む。遠くから狙い打ちに掛かる者達を厄介と、傍で機敏に動き回る者達を邪魔と。竜は準備動作もそこそこにほぼ筋力だけを用いて即座に動いた。
 気付いた者の警告はやや遅れた。次を目していた者達が咄嗟に動くのは難し過ぎた。
 陽光を反射する爪を見上げたベルンハルトは敵の意図を悟り回避を試みる。だが前方へ動こうとしていた身を退くのは難しく、腹部と頭部を庇うのが限界だった。鋭い竜の爪は少年の細い手足を切り裂き脇腹へも届き、赤い赤い血が場を染めた。
「ベルン──!」
 冬が声を上げる。辺りを薙ぎに掛かる敵の尾から庇われ、彼女の視界は斜めに揺れて敵の姿を捉え直した。それとは丁度反対に、宙へ跳ねたベルンハルトの体は遠く後方まで押し遣られ、彼女達からは既に視認が叶わない。敵を前に顧みる余裕なども無い。
「しっかり!」
「マシュちゃん、お願い!」
 異紡とスノーエルが治癒をと動くが、掛けられる声にベルンハルトは反応出来ずに居た。体の自由が利かぬと解り、霞掛かる意識の隅が口惜しいと訴える。
(「──すまない……」)
 姉妹達に心配を掛けるな、と彼は少しだけ悲しげだった。

「……大丈夫?」
 殴打の跡が痛み小さく咳を零し、深々見は問い掛けるよう呟いた。
「当然じゃ。倍にして返してくれようぞ」
「ここで退いてはメイドの名折れ」
 深く傷を負いながらも冬とユーカリプタスはきっぱりと返す。冬の目が強い光に輝き、ごうと燃える炎を繰り出した。
「ユーカリにお任せあれ」
「有難ぇ」
 ユーカリプタスは爪撃から一太を庇い、彼は炎を纏った拳を敵へと浴びせる。死角へと位置取ったレインが追撃を仕掛け、螺旋を描く矢が敵を抉った。一部の鱗にヒビを生じさせてなお衰えぬ敵の勢いに彼女は嘆息を零し掛けた唇を引き結ぶ。雷撃をなんとかやり過ごし彼女は仲間達へ視線を遣り──負傷を重ねた身の軋みに膝を着くユーカリプタスの姿を見た。
「申し、訳……」
「退がって、無理したら駄目だ!」
 謝罪を口にすれどままならぬ彼女の言葉を異紡が遮る。彼は治癒の光を描き、まだ動ける者達を支えた。
「諦めないんだよ!」
 スノーエルが凍結弾を放つ。身に残る冷気に苛まれる竜の隙を突くよう冬とレインが動き、二刀を振るい撃ち出された霊力と、弧を描き標的を追う矢が敵を襲った。竜が痛みにか怒りにか声をあげ、牙を剥き雷を撒いた。
「うー……頑張らないと……」
 それを凌いで深々見は顔をしかめた。悲鳴を上げる体を叱咤する。
 だが彼女一人で皆を庇うには手は届ききらない。退かず攻め続けた冬がやがて、すまぬ、と限界を訴える。
「ほんと堅いし……爪痛いし……!」
 後方の立て直しを異紡達に任せ、深々見は乱れる息を整える。呟く端から竜の爪が一太に迫るのを見て、彼女は傷の深い体に鞭を打ち即座に地を蹴った。間に合えば態勢を整えて耐え切れると踏んで彼女は動き──ほんの一息を読み違えたと悟った時には、僅差で先に届いた敵の爪が彼女の胴を抉った。

●意地
 衝撃に流れた深々見の体を一太が支える。倒れた仲間達をフォローせねばならないし、戦況の判断も要ると彼が忙しく視線を動かす間にしかし、彼の手をそっと払う手があった。
 はあ、と深々見は息を吐く。己の血にまみれながらも彼女の足はしかと地を踏んだ。
「まだだよ……。これだけ痛い目見て負けるとかごめんだもん」
 相手が一山幾らの雑魚ならば、常のように適当なところで諦めても良かった。けれど今回はそうも言っていられないと、深々見は渋い顔を見せる。
「今回は『フリ』じゃ駄目だもんね……ほんときついけど……」
 気力だけで動いて彼女はごちる。早く倒れてくれれば良いのにと呪う心が昏く青く彼女から漏れ出て獲物を求め大気を染める。無事というには満身創痍だがひとまず彼女はまだ大丈夫だと一太は安堵を一つ、追撃にと炎を放つ。スノーエルの術が熱を重ね、続いたマシュのブレスが柔らかに敵へ呪詛をもたらした。
 肌を灼く炎熱と身の内を侵す冷気に呻く竜はやがて、ヒトが肩で息をするが如く微かに身を揺らす。その隙にレインが螺旋の凍気で追い打ちを掛け、異紡がひたりと敵を見据えた。
「──あなたは私を置いて先に進む。振り返らず、立ち止まらない」
 異紡の唇が詠唱を紡ぐ。彼の足元を見た者は、生じた力場に周囲の空間が歪むのを知覚したろう。
「ならば引き摺り落してしまおう。遥かな天から私のいるこの大地に。だから――」
 ──『私はあなたに手を伸ばす』。彼が差し伸べた腕を伝い虚空を渡るその力は、大気を巻き込み反射光を歪ませる。青い空は地へ、荒れた草の緑は天へ、あべこべに景色を映し込みねじれた非物質の鎖は彼と竜とを確かに繋いだ。
「一太君」
 彼の促しに応えて一太が駆ける。黒い獣は竜を見定めて問うた。
「名乗れよ、竜」
「──断る」
 だが地に伏さんばかりの雷竜は、それでも顔を上げ彼をまっすぐ見つめ返して拒絶する。
「地に降りてなお、ぬしらに敗れるなど恥ぞ──私の命は、欲しいのならばぬしらにくれてやる。だが我が誇りまでは、明け渡す事など出来ぬ」
「……そうかい」
 彼の竜の矜恃に何を思ったか、獣の表情からは読めぬまま。
「なら、テメエは無名のまま死ねよ」
 一太の牙が深々と、竜の喉へ突き立てられた。

 破られた竜の喉は断末魔を低く掠れさせ、その骸は光に融けて行く。淡く空へと昇るきらめきを見上げたのは一瞬、動ける者達は手分けして、倒れた者達を速やかに担いだ。疲労が酷く今にも倒れそうな深々見へは、レインが肩を貸す。
「何とかなって良かったんだよ……。他のみんなも無事だと良いね」
 傷だらけの仲間達へ言ってスノーエルは、荒れた地形を見渡した。

作者:ヒサ 重傷:ベルンハルト・オクト(鋼の金獅子・e00806) 
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2015年12月9日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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