回転する剣士、ブレード・スピナー!

作者:baron

 彼方から巨大な人影が町にやって来る。
 全長7mほどなので、小さな建物の四階、大きな物でも三階には相当するだろうか?
『ははは、ハッケーン!』
 アパートよりも高く、マンションよりも小さななソイツは二本の剣を持って居た。
 そして剣を構えると……。
『剣はハリケーン!』
 なんと剣を構えたまま突如回転し始める。
 振り降ろすとか切り上げるとかそういう事ではない。
『大規模居住区を発見、即破壊!!』
 そいつはひときわ大きなマンションを見付けると、跳躍して大ジャンプ。
 真っ向唐竹割りではなく、右手の剣で着ると左手の剣で、回転してまた右の剣……と回転方向を変えて斬り割いたのである。


「大戦末期にオラトリオにより封印された巨大ロボ型ダモクレスが、復活して暴れだすという予知があった」
 ザイフリート王子が地図を手に説明を始める。
 ダモクレスの形状に近いのか、誰かに借りたロボットの人形を机の上に置いた。
「復活したばかりの巨大ロボ型ダモクレスは、グラビティ・チェインが枯渇している為、戦闘力が大きく低下している。だが、放っておけば、人が多くいる場所へと移動し、多くの人間を殺戮して、グラビティ・チェインを補給してしまうだろう」
 そこまではいつもの光景で、人形も貸してくれる人が居れば使わない事ことは無い。
 だがそこからが少し違って居た。
 人形の頭に指を伸ばすと……。
「こいつは剣士風の外見だが、回転しながら攻撃して来る」
「ちょ……それ駒じゃないんですけどー」
「子供の遊びじゃないんだから……と言いたいですけれど、本当なのでしょうか」
 ザイフリート王子は人形の首を軸に、人形その者を一回転させた。
 そのまま二転三転、クルクルと何度も動かす。
「基本的には回転斬り、回転斬りでの突撃。そして回転斬りからの衝撃波……いわゆる剣圧というやつだな」
「いま剣圧と言う言葉に疑問を覚えたぞ」
「竜巻きとかじゃないんですかねえ」
 冗談のようだが本当らしい。
 しかも早めに全力攻撃を出して来ると言う話なので、注意も必要だろう。
「既に避難勧告は終わって居るし、ヒールで直せるから町を足場に戦う事も出来る。せっかく敵が減って居るんだ、こいつを逃がさぬように頼むぞ」
 王子はそこまで一気に説明すると、ようやく苦笑して人形から指を離した。
 ケルベロスたちは同じ様に苦笑しながら、相談し足り人形を触ったりしたと言う。


参加者
燈家・陽葉(光響射て・e02459)
ミント・ハーバルガーデン(眠れる薔薇姫・e05471)
八崎・伶(放浪酒人・e06365)
七隈・綴(断罪鉄拳・e20400)
グレッグ・ロックハート(浅き夢見じ・e23784)
瀬入・右院(夕照の騎士・e34690)
グラハ・ラジャシック(我濁濫悪・e50382)

■リプレイ


 ヘリオンから降下したケルベロス達は、予想される侵入路へ急いだ。
 家屋やビルの上をジャンプし、あるいは翼で飛行した後に滑空して地上に降りる。
「あれ……かな。でも、変なの」
 町中へ渦巻く様に現われたソイツを見た時、燈家・陽葉(光響射て・e02459)達は苦笑した。
 胸と四肢だけを覆う軽鎧に二刀の剣を構え、それだけならば剣士風にも見えるのだが……。
『ははは、ハッケーン! 敵をハッケーン』
 敵は回転しながらこちらにやってくるのだ。
 どう考えても剣士の動きではない。
「本当に説明通りか……。剣士のなりをしているから、剣で打ち合えるかと多少は期待したのだが」
 カジミェシュ・タルノフスキー(機巧之翼・e17834)は残念そうに肩をすくめると、首を振った。
「この様子では、やはりそうも行かんらしい。残念なことだ」
「俺も手合わせを、と思ったのですが、こいつはちょっと想像と違いましたね」
 カジミェシュはその場に留まりながら時計を弄り、瀬入・右院(夕照の騎士・e34690)は歩調を緩めた。
 共に仲間へ進路を譲り、勝負を挑むのではなく、陣形を整えに掛った。
『ははは、発見。即マッサツ!』
「おっと、そいつは頂けねえな」
 回転しながら移動し、流れるように攻撃役のケルベロスを狙った。
 そこへ八崎・伶(放浪酒人・e06365)は隠れていたビルの上から落下しつつ、ダモクレスの進路に割って入る。
 肩に載せていた箱竜の焔とも別れ、一路、回転する刃を止める為に。
「巨大なロボットは子供のロマンだろ。夢を壊す悪いヤツは放っちゃおけねェな」
 伶は吹っ飛びながらも、着地時には態勢を元に戻した。
 そこへ更なる刃が訪れ、回転撃の本領を味わう。

 だがケルベロス達も負けては居ない。
 動きの止まったところで横入りし、まずは到着した順に牽制を始めて行く。
「剣を持って回転ですか。回転すれば強くなるってわけでは無い事を、その身をもって教えてあげましょう」
 ミント・ハーバルガーデン(眠れる薔薇姫・e05471)は銃を取り出すと、敵の首元に弾を撃ち込む。
 するとその空間を割いて刃が出現。
 槍の穂先が空を引き裂き、一人の少女が現われた。
「大空に咲く華の如き連携を、その身に受けてみなさい!」
 夜空を思わせる槍が縦横無尽に振るわれ、それを援護すべくミントが銃での連射。
 ピーク時には息を合わせ、槍の突撃と強烈な弾丸を浴びせたのである。
「ヒールできるたあ言え完全に直る訳で無し。できりゃあ、この辺で止めときたいとこだな」
「同感だな。しかし、まずは相手を逃がさない様にするのが先決だ」
 伶はドローンを展開し、仲間や町を守るべく防壁を立てた。
 彼の言いたい事を察してグレッグ・ロックハート(浅き夢見じ・e23784)は頷きはする。
 ヒールは変異してしまうので、元通りになるとは限らないのだ。
「要は、ぶった斬られる前にぶっ潰せ、ってことだろ? ――了解」
 グラハ・ラジャシック(我濁濫悪・e50382)は笑って彼らの言葉を要約した。
「徹底的に叩いて、早く終わればみんな安全っと。つまるとこ、今回も好みの案件だってわけだ」
 それは彼の好みを反映した解釈だが、あながち間違って居ないのが巨大ダモクレス戦である。
 相手は破壊の化身、長引けば長引くほどみんな大変なことに成るのだから。
「まあ、そう言うことだな。少し、大人しくして貰おうか……」
 そう。優先事項はダモクレスを倒し、この町以外の被害を確実にゼロにすることだ。
 その上で、より良い成果を目指すべく、グレッグは空を滑空しながら敵の急所に回り込む。
 着地と同時にそれ以上は飛ばず、鋭い蹴りを放って焔をまとわせる。
 焔は生い茂る枝葉のようにダモクレスを捉え、その動きを妨げ始めた。
「丁度良い隙だ。悪いけど着かせてもらうよ」
 右院は見事な拵えの刀を抜くと敵の足元に回り込み、上で回転する剣に構わず足元を切り割いた。
 敵が踏みしめる大地ごと、相手の足をザックリ。
 火を回転で払おうとするダモクレスの邪魔をして、動きを止めに掛った。


 良く見ると敵は回避や防御も回転運動で、炎や氷を回転して跳ね飛ばそうとする。
「回転する剣士って、回転すると螺旋の力が生まれて強くなる、と言う事でしょうか?」
「うーん。どうかな? この動力どう考えたって無駄に思えるけど……不思議と強いようで、いやはや。その辺も含めて螺旋なのかな」
 七隈・綴(断罪鉄拳・e20400)の疑問に、攻撃したばかりの右院としても答え様が無い。
「難しい事は分かりませんけど、そんな単純な動きの相手には負けませんよ」
 ふうと溜息入れて、綴は相手の動きを視線だけで追い掛けた。
 敵は動き続けているが、あくまで駒の様に中心点は同じ。
 乱回転で動き回らない為、避けるスペースそのものは少ないのである。
「さぁ、この一撃を避けきれますか?」
 綴は相手の軌道半径を見切ると、その中心に向けて移動した。
 手近な家屋からアパートに飛び乗り、敵の頭に向けて飛び蹴りを放ったのである。
「挑む気は無くなりはしたが……。剣の扱いも碌に知らぬ者を相手に、負けるわけにもいくまい!」
 カジミェシュは剣を大地に突き立て構えると、流体金属を散布して援護を始める。
 彼の足もとからオウガメタルが移動を開始し、人知れずガイド役を果たす。
「向こうが早くからぶっ放してくるんなら、こっちも早くからデカいのを喰らわせてやらねぇとな」
 グラハはハンマーを思い切り振り降ろし、衝撃波を発生させて動きを止めに掛る。

 ガツンガツンと連続で攻撃を受けたダモレスは、そこでケルベロス達が強敵と悟ったのだろう。
 唸りを上げて攻め掛って来た。
『剣、懸、見参!』
「くっ! 流石にこれは……いえ、まだまだです!」
 先ほどは受け切ったかと思った時に、もう一発回転して来た。
 綴が受けたのはその比ではない!
 右手左手、過ぎたかと思えばまた右手! 顔など三面に見えるほどの大回転がやって来る!
「乙女の柔肌を削り取るとは、許せませんね。叩きのめして差し上げます」
「そういうことだ。邪魔するぞ」
 血飛沫を上げてうずくまる仲間を助けようと、ミントが横合いから殴りかかった。
 グレッグはそれを支援すべく、黒い棍を伸ばして剣の軌道を脇に逸らせた。
「貴方の魂を、食らい尽くしてあげます」
「俺も忘れんでくれよ! 挟み討ちと行くか!」
 ミントに合わせて伶も飛び込み、反対側から攻め掛る。
 そして腕を回転させると、敵の動きに逆行する様に喰らわせたのである。
「大丈夫か? やばかったら回復しとけ」
「問題ありません。私だって、やれば出来るのです!」
 伶の言葉に首を振って、綴は体の中を巡るグラビティ高め始めた。
 ただしその使い道は回復ではなく攻撃!
「おっと、その前にこちらがやらせてもらうよ。薄いとはいえ装甲は無い方が良いからね」
「では、それに便乗させていただきましょう!」
 右院は一足先にコンビニの屋根を足場に疾走し、跳び付きながら装甲の一部を削り取る。
 それで態勢崩れた頃もあり、綴の鉄拳がダモクレスに決まった。
「ん? ありゃ、ちょっとヤバクねえか?」
「……ふむ。もう、というべきか。剣気だけではなく、戦機も知らぬと見える」
 グラハが声を駆けると、カジミェシュは眉を僅かに跳ね上げた。
 二人の視線の先には、態勢が崩れたダモクレスが膨大なグラビティを剣に集めたのが見えたのだ。
「では先に治療してしまうとしよう。……兵士の守護者、天軍の総帥、大天使聖ミハウに請い願う! 我が同朋に、敵討つ炎剣を与えたまえ!」
 治療するとは言ったが、援護しないとは言って居ない。
 カジミェシュは大天使ミカエルへの祈りを捧げ、炎の加護を祈念した。
 炎より作られし天使であり、軍神と呼ばれた武人達に加護を授ける守護天使の力である。
「気の早ええこった。だがせっかちなのは嫌いじゃないぜ。プレゼントをやるよ!」
 グラハはそう言ってスライディング気味に、低い軌道の飛び蹴りを放つ。
 そして手を地面に着いて横っとびに一撃離脱を掛け、まるで獣か何かの様に戦闘態勢を整え直した。
 これから災害級の攻撃が来ると同時に、嵐が過ぎ去れば攻撃のチャンスなのだから。


 恐るべき烈風が巻き起こり始める。
 戦闘開始三分でダモクレスは全力を振るい、災害とも思えるような攻撃を繰り出す気に成ったようだ。
『剣はハリケーン!』
「来ます! みなさん、回避を!」
 ミントは忠告を出しながら物影へ。
 その建物すら吹き飛ぶ嵐の前に、壁役の仲間たちが立ち塞がった。
「ちっ。後で直す者の気持ちになりやがれ!」
「カバーには成功しましたが……これはキツイですねっ」
 伶と綴はなんとか耐えていたが、箱竜の焔など既に空中散歩状態。
 いや、二人も足が浮き始め、途中で飛んで来た真空の刃でカチ上げられる。
「……っ影? まさか!」
『ズビ、ズバ、……スヴァン!』
 真空の刃に追いついて、巨大ダモクレスが目近に迫る!
 目の前で放たれる衝撃波が、伶の治りきって居ない傷を開いた!
「く……そが!!」
「ボハテル! 一気に治療を始めるぞ! 誰も死なせはせん!!
 伶の手だけが潰れた家屋の中から姿を現し、もう一人もビルに叩きつけられている。
 その手を引っ張り上げながら、カジミェシュは箱竜のボバテルに声を掛け治療に専念していた。
「剣圧ってのはこういうもんか…なぁるほど。動きを止めたようだな」
 グラハも仲間の心配をしない訳でもないが、敵が弱体化したことに獰猛な笑みを浮かべた。

「時間を稼ぐ……いや、せっかくだし倒しに行こうか。嵐の中なれば、濡れるもまた風情」
 右院は刃を水の霊気で覆う。
 そこに冥府深層の冷気を呼び覚まし、斬り付けながら艶やかに濡れる氷の花を咲かせたのだ。
 その花は未だに凍るには至らぬが、戦いが進むにつれ静かに凍って行くだろう。
「火力重視か……。確かに今ならば十分だろうな。気にはなるが、此処は攻め時と思っておこう」
 グレッグはスライムを固形化し、黒き槍として投擲した。
 投げ放ち直撃した後、内側に滑り込む様に黒き刃はダモクレスの中に忍びこむ。
「満ちろ……秋月」
 伶は拳にグラビティを集め、天に向かって光を投げる。
 それは昼間の残月を照らし出し、雲間より蘇生の光を降り注がせた。
「酷い目に合いました。しかし、まだまだやれますよ」
「無事な様ですね。……この炎で、焼き尽くしてあげますよ」
 綴は頭を振りながら一休みして、意識を取り戻した。
 彼女がグラビティを巡らしているの見て、ミントは盾役の復調を確認。
 安心して攻撃に移ると、摩擦で炎を起こしながら蹴りを放つ。
「やれやれ。これだけの事ができるのは良いが、剣士とは言わんがせめて重戦士であってくれたらな」
 カジミェシュは苦笑しながら祈りを続け、仲間達が立ちあがるのを支援する。
 炎に燃える剣は、きっと士気をも高めてくれるだろう。
「カカカ! いいねえ、勝負ってのはこうじゃねえと。んじゃあこっちからもお返しの『拳圧』だ。読みは同じだから、似たようなもんだろ? ――遠慮せず腹一杯喰らえや」
 グラハは闘気に形を与え、悪霊の如き姿を現わさせた。
 薄い靄の様な物がダモクレスを目指し、ダモクレスの内部に入り込んで破壊しようとする。
 こうして戦いは、時の半ばを得ずに、クライマックスに突入する。


 ケルベロス達は誰も倒されなかったことで、ピンチを耐え抜いた。
 そして急速に態勢を立て直し、巨大ダモクレスの包囲を始める。
「良くもやってくれやがったな! こうなりゃ速攻だ! ……まあ端からその気だったけどな」
 伶は戦線に復帰すると闘気を放つ。
 それはダモクレスの拳に直撃し、剣を持つ手を緩ませる。
「気脈を見切りました、この一刺しを受けなさい!」
 綴は逆方向に回り込み、改めて包囲。
 抜き手を放って装甲の隙間をこじ開け始めた。
「こいつらと戦い始めた当初だったら危険だったかもしれん。だが、甘く見たな」
 カジミェシュは突き立てておいた剣を抜くと、ビルからアパートへ、コンビニへと移動。
 走り込んで高速の斬撃を叩き込んだのである。
「そうでなかったとしても、死んでも倒れねぇ腹積もりってやつだな。壊滅する前に先に叩き潰してたろうぜ」
 グラハはそう言うとナイフを抜いて、ダモクレスの足を切り刻む。
 既にアスファルトはグズグズで、足元も文字通り火の海だ。
 それを追い込み、仲間達が倒し易くする為に死角をついて行く。

 そして五分目のアラームが成った時、ダモクレスは最後の攻撃に打って出た。
『ざざざ、斬!!』
「止めます! 今の内に……攻撃を」
 綴は腕をクロスして剣を止めた。
 回転しているので刃がもう一本迫るのだが、そこは仕方無く受け止め威力を半減させた。
「トドメと言うにはまだ早いか。二人に任せるとしよう」
 グレッグは相手が動きを止めた所に、鉄槌を振り降ろした。
 激しい音が鳴り響いた後、剣が転がるどこか乾いた音がそれに続く。
「先に行きます」
 僅かな差であるが、先に動いたのはミントであった。
 拳を握りしめ、体重を載せた一撃を放って鉄拳を食らわせる。
「それじゃあ、こいつでトドメだよ」
 右院は軽く翼をはためかせると、降下しながら剣を大上段より振り降ろす。
 そして真っ向唐竹割りに、ダモクレスを倒したのであった。

「皆さん、無事でしょうか?とりあえず、町のヒールをしておかないといけませんね」
「まあ、なんとかな。できるだけ丁寧に直して行くか」
 ミントが声を掛けると、伶は手を振りつつグズグズになった足元や、ひび割れた家屋に苦い顔をする。
「毎度毎度ホント自由に壊しやがるな……。戦り合うのはいいが事後処理がなァ……瓦礫拾いでもすっかね」
「そうだね。とはいえ、みんなでやれば直ぐさ」
 グラハと右院は顔を見合わせて笑うと、残骸を持ち上げて仲間達のヒールを手伝う。
「身体を巡る気よ、空高く立ち昇り癒しの力を降らして下さい。これで大丈夫だとは思いますが……」
 綴が気を天に昇らせて、雨を周囲に降り注がせると、ヒール作業も終わりごろ。
「なら俺は空から見て回ろう」
「壊れた場所があれば教えてくれ。なんとかする」
 グレッグが翼を広げると、カジミェシュはオウガメタルに指示を与えながら修復を行って行く。
 こうして巨大ダモクレスとの戦いは、激しさと裏腹にあっけない最後を迎えたのである。

作者:baron 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年7月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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