幼なじみに告られた

作者:ほむらもやし

●好きなのに
「こんなに可愛い幼なじみの告白を断るとか、絶対に許せない罪だよ!」
 何が好きな子には自分で告白する——よ。
 しかも、まだ告ってもないとか、なによそれ。
 小さい頃からずっと一緒でアタシの気持ちくらい分かってたはずじゃないの。
「だからね。アタシ無しじゃあ生きられない身体にしてあげるの」
 倒れている少年は顔も腕も足も割れた石榴のようになって、もはや自分の意思で動くことも見ることも声を出すことも出来ないように見えた。
 それでも、鳥人間の化け物がわけの分からないことを言っているのは聞こえていた。
 痛い痛い苦しい——もう殺して下さい。
 少年には、なんでこんなことになってしまったのかわけが分からない。

 実は前日、幼なじみの女の子に『もうすぐ夏休みだし、ちゃんとおつきあいしない?』と、告白をされた。
 だけど断った。
 『好きな子には自分から告白する』と言う意地があったし、そう含みを持たせれば、長い付き合いなのだから、察するだろうと思っていた。
 昨日の別れ際は元気にしていた、その子は、今日学校を休んでいた。
 何となく気になって家を訪ねようとしていたら、おかしなことになってしまった。

●ヘリポートにて
 予知について触れると、ケンジ・サルヴァトーレ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0076)は複雑な表情をみせた。
「振られてしまったやるせない気持ちを晴らす対価に、ビルシャナに身体を明け渡した女子高生が、男子高校生を殺そうとしている。至急、このビルシャナを撃破して欲しい」
 現場は佐賀県東脊振村の雑木林、周囲は田んぼが多く、田植えの為の水が張られたばかりという状況。
 一番近い集合団地までは300メートルほど離れているから、戦闘の余波を気にせず思う存分行動できる。
「なるべく急いでゆくけれど、到着は午後7時30分頃の見込み、ビルシャナと化した女子高生が被害者の男子高校生にひどいことをしている最中になる」
 現場となる佐賀県では、ちょうど日没の時間帯にあたる。
「現場のほぼ真上から降下できるから、すぐにビルシャナと被害者には接触できる。すぐに攻撃を仕掛けるか、救助や説得を優先するか、降下後の行動は諸君で決めて欲しい」
 ビルシャナと融合して女子高生にとって大事なのは、幼なじみの男子高校生を好き勝手にして気持ちを晴らすこと。無我夢中で痛めつけているからもう、自分が何をやっているかは分かってない。
 それでも男子高校生のことは好きだから、本当の気持ちが正しく伝われば事態はたちまち収拾するのだが。
「被害者の男子高校生は、今言葉を発することはおろか、動くことも見ることも出来ない状態なんだよね……」
 負傷はヒールを掛けてあげれば治療できるけれど、これほどの目に遭わされて、自分から告白する気持ちに変わりが無いかどうかは分からない。
「恐怖を乗り越えて、助けてあげたいって気持ちになれるかどうか——」
 ビルシャナと融合した女子高生は、通常の戦闘でビルシャナを倒せばビルシャナと一緒にに死亡する。
 ただし、死にたくないから——みたいな打算からでは無く、女子高生が真に『復讐を諦め契約を解除する』と願い、宣言した場合は、ビルシャナを撃破した後に人間として生き残る。
 恐らくは、男子高校生の協力を得なければ、女子高生を助けることは困難を極めるだろう。
「恐らくなんですけど、この男の子『好きな子に告白するに相応しい男になったら告白するんだ』——みたいな中二病なこと考えている感じですよね」
 そう言って、ナオミ・グリーンハート(地球人の刀剣士・en0078)は空を仰いで困った顔をする。
 ビルシャナとなった幼なじみの女の子を救うために告白できるシチュエーションなんて滅多にないが、そう思えるかどうかは分からない。
 なお、今回の依頼の成功条件は、ビルシャナの撃破のみ。
 ケンジは被害者や加害者の生死は問われないけれどと、蛇足のようないつもの注意を付け足すけれど、悲劇的な事件で終わらせてはいけないだろうと言う気持ちを込め、出発の時を告げる。


参加者
眞山・弘幸(業火拳乱・e03070)
長月・春臣(勇気の鎖・e03714)
秦野・清嗣(白金之翼・e41590)
トリューム・ウンニル(碧き天災の運び手・e61351)
藤堂・武光(必殺の赤熱爆裂右拳・e78754)
 

■リプレイ

●夕闇迫る雑木林
「なによこれ。好きな男子がボロボロになっても立ち上がって、闇落ちた女子に心から告白してくるシチュエーションじゃないの、燃えないはずがないわ!」
 トリューム・ウンニル(碧き天災の運び手・e61351)の邪気の無い言葉を耳にした、長月・春臣(勇気の鎖・e03714)は、そんな漫画の筋書きのようなことが現実に出来るのだろうか——しかし2人とも救うにはどうすればいいのか。と、1秒に満たない時間に思いを巡らせた。
「そう言われれば、そうですね——本当にそんな結末にできれば、僕くらいの年になったときに懐かしい青春の一コマとして思い出せそうですね」
 この事件で命を落とさずに、学校を卒業して、立派な大人になって、就職もできて、思い合う2人が結ばれて家庭をつくる。人の感情は移ろいやすく、勢いにも流されやすい。幼なじみがずっと思い合い続けて、結ばれるまでには、本当にたくさんのハードルが待ち構えている。
「男の子の名前は信吾(しんご)、女の子の名前は千春(ちはる)というそうだ」
 ナオミ・グリーンハート(地球人の刀剣士・en0078)から受け取ったメモを開いた、秦野・清嗣(白金之翼・e41590)が告げる。
 見過ごされがちだが、名前で呼びかけられる場合と、『あなた』とか『少年』『そこの学生』といった汎用的な単語で呼ばれる場合とでは、耳にする側の信頼感や印象が大きく異なる。
 未来を思い描けることは人類と言う種に繁栄をもたらした能力だ。
 ある者は目標を思い描き、別の者が目標に至る道筋を、また別の誰かが、懸念を予測して対策を考える。
 ひとりの力では為し得ない未来が、同じ未来を見たい、仲間が集まることで現実味を帯びてくる。
「いた。あそこだ」
 眞山・弘幸(業火拳乱・e03070)の鋭い声がした。
 ビルシャナと被害者の間に割り込み、素早く被害者の身柄を確保する。
 それが弘幸にとっての当面の目標になるが、実現するには両者の位置関係を把握した上で、ビルシャナに意図を悟られる前にやり遂げなければいけない。
 予知で告げられたとおりの場所に降下すれば、直ちに目標を見つけることは出来る。
 ただし、それだけでは降下後に行動を開始することになるから、両者の間に割り込めるかどうかは運次第だ。
 上空からは緑にしか見えない雑木林の上面も、熱赤外線を可視化するスコープのようなものを通じてみれば、枝葉で隠されて漠然としている被害者の位置を明らかにすることもできたし、陽動を掛けてから行動するという考え方もある。
「何ごとも勢いが大切ですね。ここに来るまでに人事は尽くしたと思います」
 後は、運は天に任せて行きましょう。春臣の丁寧な言葉を号令として、一行は作戦を開始する。

●決行
 速力が命だ。
 弘幸は着地した足を踏み込むと、押し込んだ全身のバネを解放する様に、ビルシャナを目がけて駆け出す。それと前後して、清嗣が四対の白翼を開いて自身の存在をアピールする。
 夕闇に沈み行く雑木林の中はそれなりの薄暗さがあったが、ビルシャナはすぐに異変を察知した。
「千春さん、落ち着こう。今、自分が何をやっているのか分かっているのかい?」
「誰よ?! あなたたち!」
 いきなり人間の頃の名前で呼びかけられた、ビルシャナの表情が驚きの色を帯びる。
 驚いて名前を知っている相手が誰であるかを思考する巡らせる時間、その僅かな間を逃さずに、弘幸は、被害者——信吾君とビルシャナの位置関係を把握して、両者の間に割り入ろうとする。
 直後、駆ける勢いが余って、弘幸はビルシャナの大きな身体に衝突する。
「あなたも——誰よ?! 何のつもり、邪魔よ!!」
 比較的大柄な身体の弘幸と比較してもビルシャナはかなり大きく見える。その腕を振り上げて、払いのけるような仕草を見せた直後、水面を打ち付けるような衝撃音が轟いた。
「好いた奴に振られりゃ、不貞腐れたくなる気持ちもわかるぜ」
 斜めに振り下ろされたビルシャナの腕を、両手で受け止めながら言い放つ弘幸。その間にそつの無い動きで春臣がひどい傷を負った被害者の少年を両腕で抱きかかえる形で運び出す。
「糞。それが目的なのね!! チクショウ!! そんなのが好きなんてド変態め、おまえも殺してやる——」
 激情に突き動かされる様にわけの分からないことを口走りながら、春臣を狙って放たれたビルシャナの攻撃が割り込んできた、藤堂・武光(必殺の赤熱爆裂右拳・e78754)に食い止められる。
「くっ……。ビルシャナに唆されただけなのに、人殺しなんてさせないぞ!」
 攻撃を食い止めた両腕から氷の結晶が放射状に噴き上がり枷の様に両腕を繋いで固まった。
 幼なじみの少年を苦しめて殺すという目的を、このビルシャナが達成すれば、説得の成否以前に、融合された女の子は人間に戻ることは出来ない。
 だからこそ絶対に守らなければならない。
 武光は腕だけには留まらず、全身に広がって行く冷気がもたらす激痛に耐えるように歯を食いしばる。
「あの男の子、幼なじみなんだってねえ? でもさ、思い通りにならないだけで、どうして殺したくなるかな? 僕にはわけがわからないよ」
「うるさい、信吾は私んだ! 邪魔すんな、返せぇぇぇよぉ!!!」
 ボクスドラゴン『響銅』がビルシャナの視線を邪魔にするように飛び回るのに気がついて苛立ち爆発させる。
「あわてなさんな。——ちゃんと戻ってくるよ。怪我があんまりひどいから治療中だけどねぇ、もしかして、千春さんが、あんまり怖いから戻ってこないと思っているのかい?」
「だまれぇ!!」
 端から見れば、売り言葉に買い言葉。
 清嗣に向けてビルシャナの口から吐き出される言葉は総て今、心の中にある打算の無い正直な気持ちだ。
「これは悔と自新の札だよ」
 言葉と共に、清嗣が嘉留太の一枚を取り出すと同時、札から放たれる青い光条がビルシャナを包み込む。
「信吾はだれにも渡さない……」
 青い光の中、ビルシャナは枝の隙間から見える空を呆然とした感じの瞳で見上げる。太陽は既に西の山脈の下に隠れて、空には星が煌めき始めている。

 ビルシャナと戦っている場所からは多少距離を開けた茂みの裏側、春臣によって運び出されて難を逃れた、被害者の男子高校生は、ナオミらのヒールによって意識を取り戻し、肉体的な傷も完全に癒やされていた。
「僕たちはケルベロスです、まだ辛いかもしれませんが、あなたに伝えなければいけないことがあります」
 春臣の穏やかだが、真剣な表情に、重大な決断が求められると予感する少年。
「いったい何でしょうか?」
「実は、あそこで暴れている鳥人間のような怪物はビルシャナというデウスエクスです。ビルシャナは人間の望みを叶える代わりにあのように融合して身体と魂と一体となってしまいます」
「もとが人間だって——まさか。あのビルシャナというのは?」
 通り魔的にデウスエクスに襲われたわけでは無く、自分が狙い定められたと言うのであれば、知っている者の顔を思い浮かべることは出来る。
「察しが良いですね。その通りです」
 今はビルシャナがとても攻撃的になっているため、危険があるけれど、幼なじみの千春さんがビルシャナとの契約によってビルシャナに完全に融合され掛かっていること。
 ビルシャナになりかけている千春さんが、復讐を断念して心の底から人間に戻りたいと思えるように説得するには、自分たちケルベロスの言葉だけでは難しい。
 だけど、千春さんが思いを寄せている、信吾さんの言葉ならば、違う。
 殺人を意図したビルシャナを救うために、殺され掛けた被害者に協力をしてくれと言うのは、虫のいい話だとは思ったけれど、信吾少年が千春に好意を抱いていると予想可能な状況で、その可能性を告げずに、ただ事務的にビルシャナを殲滅することを、正しい行動としてはいけない気がした。
「怖くはないって言ったら、うそになるけれど、僕が意地を張ったせいでこんなことになったのなら——」
 正直な気持ちを言えますか? 協力を頂けますか?
 むしろやらなければいけないと、見え見えの格好を付けて言い放つ少年。
 16か17歳ぐらいの少年に判断させ背負わせるには過酷な現実ではあったが、信吾は足を震わせながらも協力を決断した。
「今、あなたがきちんと、思いを言葉にして伝えなければ、千春さんは永遠に失われます」
 何よりも春臣の説得により、今、恐怖に打ち勝って、自分の気持ちを告げられることこそが、大好きな千春にとって相応しい自分であると考えている。

 一方、茂みの向こう側。
 荒ぶるビルシャナとの戦いは激しさを増しており、説得をしている余裕は無くなりつつあった。
 愛憎は表裏一体とは言うが、
 その憎しみで傷つけ、傷つけたその先には悲劇しかない。
 想像力の欠如は不幸しか生まない。
 弘幸も懸命に冷静になるように言葉を尽くしたが、ビルシャナは聞く耳を持とうとしなかった。
「今度のぉーブキはコレ! さーん、にー、いち……オープン・ユア・ハァァート!!」
 ロケットブースターで超加速に続く高圧電流、渾身の一撃を叩き込んだトリュームに、ビルシャナは次の攻撃の狙いを定めた。しかし倒れたのは、トリュームを庇おう割り入って来た武光であった。
「トリちん、最後まで付き合えなくてゴメン——」
「どうしてこんなことをするの! 武光はアナタを助けようとして、此所に来たのよ!」
 いつのまにかにトリちんと呼ばれていたことは気にしないことにして、トリュームは倒れて動けなくなった武光から視線を外すと、怒りを込めた目線をビルシャナに向けた。
「なんで——って、言われても。その子が勝手に射線に割り込んできたんじゃないの?」
 次の瞬間、激昂していたはずの、ビルシャナが、武光の倒れた理由を、意外な程、冷静に言った。
 そもそも激昂した状態で少年に説得をして貰っても良いのだろうか、少年の身を危険にさらして良いのかという懸念もあった。
 だから、このビルシャナを全力で撃破しなければ、そろそろ拙いことになる。
(「最初で最後のチャンスだ。これで上手く行かなければ万事休すだな」)
 トリュームだけではなく、弘幸も清嗣も、そう思い始めていた所だった。
「幼馴染……良いね。でもさどうして殺したくなるかな」
「そんなの、どうでもいいじゃない?」
「良いわけがないね。君が殺そうとしていた少年は人間だよ。君の所有物でもない。君の思いを完璧に察して、君に都合よく動く人形でもないだろ」
 清嗣の言葉に、ビルシャナの脳裏に幼い頃から一緒に過ごした彼の思い出が去来する。
 時には喧嘩もしたし、気が利かないとムカつくこともあった。
 あれ、なのに、どうして、つきあってと言えば、「いいよ」「もうつきあってるじゃないか」と即答してくれると思い込んでいたのだろう……?

「お待たせしてすみません。彼から貴方に言いたいことがあるそうですよ」
「し、信吾くん」
 暗い茂みをかき分けて、春臣に護衛された信吾少年が、ゆっくりとした足取りで前に進み出る。
 動きを止めるビルシャナ。
 思いがけず、隙を見せたビルシャナだが、たった今まで凄まじい戦闘力を見せていた相手だ。その心変わりにわかに信じ切れずに、弘幸と清嗣、トリュームはいつでも仕掛けられる様に警戒を強める。
「あ、あの……」
 言いかけて、足をガタガタと震わせて言い淀む少年。
 もう戦うことは出来ないが、意識が残っていた武光がじれったそうに口をぱくぱくさせるが、声が出ない。
(「がんばれ! 彼女に相応しくなりたいなら、心を射止めるような告白をしてみなよ。人間に戻してさ、今こそ、千春さんのヒーローになるんだ!」)
 夕闇は濃くなり、雑木林の中はかなり薄暗くなっていたが、信吾少年は倒れ果てた武光、傷痕の生々しい、弘幸やトリュームの姿に気がつく。なお、トリュームは11歳、武光は14歳である。
(「こんな小さな女の子までもが、必死に戦ってくれていたんだ……なのに僕は?!」)
 思うだけで足の震えが止まることは無かったが、声を出すぐらいはやり遂げる。
「あ、あの、ぼ、ぼくは……」
 信吾少年は全力で言おうとするが、矢張り声が上手く出ない。
「もう良いから——信吾くん。私が間違っていたのだから、こんなナリになってしまって、私、もう、あなたに愛して貰う資格なんて無い——」
「違うぞ」
「何が違うのよ?!」
「何もかもだ。今ならまだ間に合う。千春よ、この復讐が馬鹿馬鹿しかったと認め、真に人間に戻りたいと宣言するなら、おまえは人間に戻ることができる」
「戻りたいにきまっているじゃない。こんな復讐、ぜんぜん嬉しくない。アタシは人間でいたい今までのままがいい。これがアタシの気持ち。さあ契約を解除しなさい、ビルシャナ!」
 弘幸の叫びに応じる様にビルシャナの姿をした千春は宣言し、次の瞬間、その巨躯が一条の光が天に向かって立ち昇った。
 果たして、光が消えた背の高い女子高生が気まずそうな表情で立っていた。
「千春……さん、もとに戻ったのか?」
 直後、崩れ落ちるように前のめりに倒れそうになる千春に駆け寄った、信吾がその身体を支える。
「ごめん、僕が中途半端な奴だから——」
 動かせないほどに震えていた足はもう震えて居ないように見えた。

●戦い終わって
「ハッピーエンドが一番だよね!」
「まったくだねぇ、本当によかったね。しかし今まで気づかなかったけれど、ここ蚊が多すぎるねぇ」
 労いのラムネを、武光に渡すと清嗣は、ボクスドラゴンの『響銅』を頭上に、弘幸と春臣の方に視線を向ける。
「やっと青春の一頁を取り戻せましたね。とても微笑ましく、このままずっと見守っていたくなりますが……」
「若い者は若い者同士、俺らの役割は、もうここには無いのかもしれないな」
 春臣の言葉に目を細める弘幸だったが、抱き合うような格好の少年と少女の方を見れば、少年の方の身長が明らかに低く見えたので、軽い冗談のひとつでも言って励ましてやろうかと思って、やはり思いとどまる。
 空気は生ぬるくよどんでいて、大量に飛び回る蚊の羽音がやたら耳につく。
 上を見上げればすっかり日が暮れて、星空が広がっていた。
 飲み込んだラムネの刺激が心地よい余韻を喉に残る中、一行は2人の幸せな未来に祈りを掛けて帰路についた。

作者:ほむらもやし 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年6月30日
難度:普通
参加:5人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 2
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