大菩薩再臨~縁裂く解脱者

作者:秋月きり

「始めてくれ」
 鎧姿、そして仮面を纏ったビルシャナの言葉に、青い鱗を体表としたビルシャナがこくりと頷く。何やら念仏じみた言葉の後、青いビルシャナから仮面のビルシャナへ譲渡されたそれは、紛れもなくグラビティ・チェインであった。
「おおお。流石、ドラグナーのグラビティ・チェイン! 確かな縁の力を、縁を断ち切られた者達のみが抱く力を感じるぞ!」
 満足げな言葉を発する仮面ビルシャナ。名を『解脱へと導くもの』と言った。
 そう。竜牙兵やオークのグラビティ・チェインでは駄目なのだ。ドラグナーのグラビティ・チェインこそが自身の性にあっている。ドラゴンとの縁を考えれば、それが薄い二者に何の意味があろか。
 無論、それは解脱へと導くものの信念や悟りであり、グラビティ・チェインそのものに貴賤があるわけでは無い。
 だが、それをどう受け止めたのか。青いビルシャナは何も答えず、ただ、遙か彼方を指さす。
「行くぞ」
 短い命令に解脱へと導くものは是と頷く。
 やがて二体のビルシャナはその方向へと歩を進めていくのであった。

 天聖光輪極楽焦土菩薩。ビルシャナの菩薩の一体であり、昨今、ドラゴンの制圧地域だった場所を破壊して回っている存在の名前だ。
「天聖光輪極楽焦土菩薩の最終目的は、ビルシャナ大菩薩の再降臨の様ね。その為にドラゴンの制圧地域を破壊、グラビティ・チェインを奪い、利用しているみたいなの」
 頭の痛い問題だ、とリーシャ・レヴィアタン(ドラゴニアンのヘリオライダー・en0068)は眉をひそめる。鎌倉奪還戦の際に飛び散ったビルシャナ大菩薩の光は、未だ、人間社内に色濃くビルシャナ侵略の影を遺している。倒してもなお恐ろしい存在であるビルシャナ大菩薩を再降臨させようと言う事は即ち、ビルシャナ陣営に取って格段の戦力増強となると言えるだろう。
「だから、そんな暴挙を許しておく訳にいかないわ。みんなにはビルシャナ大菩薩の再降臨を阻害して貰わないといけないの」
 その為にはドラゴン勢力のグラビティ・チェインによって生み出されたビルシャナと、共に行動する強化ビルシャナを見つけ出し、これを撃破する必要があるのだ。
「みんなにこれから向かって貰う場所は東京都練馬区にあるちょっと大きめな公園ね。そこで移動中のビルシャナ二体を捕捉して貰うわ」
 相手はビルシャナだ。当然説得などに聞く耳を持たないので、戦闘を仕掛けて撃破するしか無い。
 青白いビルシャナはメディックとして治癒や経文での攻撃を担当するようだ。
 問題は強化されたビルシャナ――解脱へと導くものだ。
「得物は対の日本刀。それと、炎を生み出して攻撃してくるわ」
 ドラグナーのグラビティ・チェインを得た影響か、息吹にも似た攻撃の他、刀身に炎を宿らせて攻撃する能力も有したようだ。
 なお、敵はこの2体だけである。それ以外の配下や信者などはいないので、全力で二体の撃破を行って欲しい、との事だった。
「かなり戦闘向きの教義を抱くビルシャナね。だから、油断せずに戦って欲しい」
 そして、リーシャはケルベロス達を送り出す。いつも通り、期待と信頼を込めて。
「それじゃ、いってらっしゃい」


参加者
風峰・恵(地球人の刀剣士・e00989)
端境・括(鎮守の二挺拳銃・e07288)
クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)
魅黒・神影(闇夜を駆ける星に願いを・e39259)

■リプレイ

●外法鳥が啼く頃
(「なかなかの奇縁ですね……」)
 頃合いとしては梅雨の頃。されど晴天が覗く6月の空気の最中、風峰・恵(地球人の刀剣士・e00989)は自身の業物――煌翼の銘を持つ日本刀を見下ろす。
 縁を全て否定し、解脱へと至る道を説くビルシャナ、解脱へと導くもの。それが、恵達の倒すべき敵の名だった。
 縁を否定するビルシャナは、自身との間に宿った縁――宿縁をどう思うだろう。
「今度は、勝ちます」
 宿った縁は悪しきもの――敵対だ。ならば、それは倒すべき敵。それは恐らく、彼奴にとっても同様だろう。
「そろそろ予知の時刻であります」
 クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)の進言にこくりと頷く。
 縁と言うならば、この地に自分たちが立ち、待ち伏せできるのもまた、縁の為せる業。ケルベロスとして活動する上で、ヘリオライダーの補助は欠かせない。それもまた、縁なのだ。
 そして、仲間たちが此処に集まってくれていることも。
「わしが恵に協力するのも、また縁ならば……」
 ゆるりと端境・括(鎮守の二挺拳銃・e07288)が紡ぐ言葉は、何処か厳かに感じられる。若輩者の外見に不釣り合いな空気を纏う彼女は、逗留する鎮守の社で神の遣いと崇められているとのことだったが、それが当然のようにも感じてしまう。
「ボクがこの戦場に立つこともまた、縁です」
 括の言葉の後を継いだのは、魅黒・神影(闇夜を駆ける星に願いを・e39259)であった。
 淡々とした言動に、しかし緊張の色が窺えるのは、戦場慣れしていない証拠か。
 それでも、と両脚に力を込め、流体金属の群れを喚び、自身の身体に纏わせる。今の自身にとって、戦闘は不慣れであっても、戦いそのものを知らないわけではない。切り離した自身を喰らい、得た記録は知識として、この身体の隅々にまで行き渡っていた。
「ボクは、ボクの敵を倒しに向かった際、括さんに助けて頂きました。その恩を返す為、此処にいます」
「そうじゃ。それもまた縁。そして、わしはあの時、師団の縁を以て神影の補佐に打って出た」
 幾つもの縁が巡り巡り、今、解脱へと導くものとの戦いに肩を並べる結果となっている。
 故に括は思う。縁を切り捨てるビルシャナの行いは無意味で、それ以上に悪手で、そして、――哀れだった。
「ともあれ、ビルシャナ大菩薩の再臨など、許しておける筈がありません」
 憤りが込められたクリームヒルトの言葉も当然であった。
 世界中に大量のビルシャナを沸かせる原因となったビルシャナ大菩薩の光を考えれば、その力の強大さはいやが応でも分かる。分かってしまう。
 その再臨なされれば、この世界にどんな地獄がまき散らされるか、分かった物ではない。
(「たとえ、それが、下らない教義にまみれた地獄であっても、であります」)
 決意と共に拳を握り込む。
 如何なる内容であれ、デウスエクスが好き勝手に跳梁跋扈し、犠牲者を生むような世界など、認める訳にいかなかった。

●解脱へと導くもの
「ほう。ケルベロスか」
 仮面の奥で眼を細め、解脱へと導くものは頷きながら笑い声を上げる。
 それが、ケルベロス達が待ち構えていたビルシャナの第一声であった。軽快な口調は友に接するかのように柔らかく、敵対者の言葉とは思えなかった。
(「……口調だけなら」)
 それがうわべだけの物であることを、神影は知っていた。
 彼女たちの視線の先で、彼奴は対の日本刀を抜き、心持ち重心を低めに構える。いつ飛びかかられても対処できる。油断なき視線はそれを示していた。
 そして、その後ろで、ドラゴンを思わせる青い鱗と尻尾、仮面のビルシャナ――ドラグナーのグラビティ・チェインを喰らったビルシャナだ――もまた、身構える。双方とも、否、ケルベロス達(たち)を含めた両陣営は刹那にして悟る。
 戦闘は必至。語り合う言葉などないと。
「今度は倒させて頂きます。解脱へと導くもの――」
「知らないな。ケルベロス」
 恵の言葉に、そのような縁はないと、解脱へと導くものは一笑に付す。
 それが、戦いの合図となった。

「ビルシャナ大菩薩の再臨、それによって起こることは新たなるビルシャナが生まれることであります」
 光の翼を広げ、クリームヒルトは跳躍する。高く。高く。高く。高々度からの急降下によって生まれる蹴撃は、流星の煌めきを纏っていた。
「つまり、新たに縁を繋ぐことになるであります!!」
 これは、解脱へと導くものの教義とは真逆!
 重力と流星の力を纏った蹴りは、しかし、抜き身の日本刀によって受け止められていた。刀身と鉄靴がぶつかり合い、激しい金属音が木霊する。
「……否! 菩薩とは解脱者也! 即ち我が教義の最終地点! そこに縁が生まれようが、我が教義の範疇ではないわ!」
「解脱さえしてしまえば何でもありと言う訳でありますね……」
 ぐぬぬとクリームヒルトは唸る。
 教義として無責任では? と思わなくもないが、ビルシャナの教義などそんなものだ。隠れんぼの途中で帰るやつ絶対殺す明王に他の遊戯のことを訪ねても取り沙汰しないのと同じだろう。
「いえ、一端の動揺は見えます!」
 月輪を描く斬撃を紡ぐ恵はふっと笑みを浮かべる。
 クリームヒルトと解脱へと導くものの舌戦は一見、解脱へと導くものの勝利に終わったようにも見える。だが、その実、クリームヒルトの蹴りを解脱へと導くものは日本刀で受けざる得なかった。裏を返せば、躱す選択肢を選ぶことはできず、受け止めることしかできなかったのだ。
(「少し考えていましたしね」)
 ビルシャナは屁理屈を捏ねさせれば天下一品。唖然とした思いと共に斬りつければ、黒羽と共に呻き声が零れた。
「おぬしがその悟りに至るまでに何があったのか。その悟りを抱えて今日まで、どんな想いで歩んできたのか」
 一方で、括の言葉が抱くそれは憐憫、同情であった。
「おいそれと、分かるなどとは言えぬ。けれど哀しいものであったろうと、おぼろげに想像することはできるのじゃ」
 そうでなければ強い縁を断ち切って解脱に至るなど、言えるはずもない。
 彼女の声はビルシャナの癇にさわったようだ。
「何が言いたい、ケルベロス!」
「叶うならば、その道の途中で正してあげたかった。おぬしの悲しみを多少なり和らげてあげたかった。じゃが、それさえ、この期にあってはもはや叶わぬのじゃろう」
 ならばと括は祈りを紡ぐ。
「縁の繋がってこそ強い様を手向けにその身で篤と確かめるとよい。蘆原に禍事為すは荒御霊。荒ぶり来たらんものを通す道はないのじゃ。おぬしの悪行もここまでじゃよ!」
 喚び出すものもまた縁。
 仲間との縁であり、御業との縁であった。
 眼力が導き出す期の流れに、自身が生み出した銃弾を叩き込む。
「ぐけぇー」
 悲鳴は後方のビルシャナ――青いビルシャナから零れ落ちた。
「そもそも、縁と言うものはそう簡単に途切れるものではない、巡り、廻り、縁は紡がれる。それを誰が止められようか」
 続く神影の蹴打もまた、縁の紡ぐもの。後衛を縛られ、動揺する解脱へと導くものへ、神影が星形の闘気を叩きつける。
 その口調は、何処となく平坦に。さながら、戦闘機械に転じた様でもあった。
「此処に縁は至った。ならば我はその縁を断ち切り、更に解脱を目指そう。我だけにあらず。貴様らもまた、縁を斬り捨て、解脱へと至るのだ!」
「その為には――どちらかが倒れるしかないでありますね!」
 ビルシャナの双刀を壁の如き盾で防いだクリームヒルトはしかし、盾越しに自身を貫く衝撃にくぐもった呻きを零す。
 サーヴァント、フリズスキャールヴの支援を受けても尚、ビルシャナの一撃は重く、強大だった。
(「これが、ドラゴンたちが貯め込んでいたグラビティ・チェインを喰らったビルシャナの一撃でありますか――!」)
 盗人猛々しい――否、盗人が見せる猛々しさに何故か腹立たしさが込み上げてくる。
「そもそも、あなた方は二人で戦い、お互いの力を借りて戦っている。これは縁を切る、という行為とは思えないが?」
 流体金属で解脱へと導くものを牽制しながら、神影は後方の青いビルシャナへと指を向ける。
 彼から沸き立つ光は、ケルベロスたちの攻撃によって傷ついた解脱へと導くものを治癒のする為のグラビティであった。
「そうですね。縁を絶ち、解脱を促すと申しますが他のビルシャナの支援を受けているその姿、縁を以て力を高めている殊に他なりませんか?」
 空の霊気による斬撃を放つ恵もまた、神影の言葉を追従する。それは肉体の傷口だけではなく、精神的な瑕疵ですら切り裂き広げる刃物と化していた。
 仲間の連携もまた、縁。
 ならば、貴様の戦い方には矛盾が生じているのではないか、と。
「なるほど。なるほど。確かにこれは解脱へ至る道への障害。ならば――」
 くるりと解脱へと導くものはケルベロスへと背を向ける。
 彼の行為を止める暇は、ケルベロスたちに与えられていなかった。
 斬撃が迸る。血が零れ、広がっていく。青い羽毛が飛び散り、無へと帰していく。
「――何を」
 斬り捨てられた青いビルシャナはそのまま地に伏せ、そして消えていった。

●縁裂く解脱者
「カカカ! これぞ力。これぞ解脱へと至る手法! 礼を言おう。ケルベロスよ。これで我はまた一歩、解脱へと至るだろう!」
「仲間を斬った、じゃと……」
 青いビルシャナの血潮を浴び、恍惚と響く解脱へと導くものの哄笑に、括が驚愕の声を上げる。
「貴様!」
 括の銃弾が解脱へと導くもののに突き刺さる。続く神影の業火も、恵の斬撃も、その身に一身に浴びながら、しかし仁王立ちのまま、解脱へと導くものは哄笑をやめない。
「避けるであります!」
 そして振るわれた炎纏いの一撃は、飛び入ったクリームヒルトによって受け止められる。
「うぐっ」
 衝撃によってアスファルトの道路に埋まる自身の脚を見下ろし、クリームヒルトは短い悲鳴を零した。
 重い。先の一撃は今まで受けたどの一撃よりも重かった。
「貴様らの縁も此処で斬り捨て、我は更なる高みに至ろう!」
「やはり、でありますな」
 盾ごとの体当たりで解脱へと導くものの身体を跳ね飛ばし、クリームヒルトは額に浮かぶ汗を拭う。
(「自身の教義を実践したことでパワーアップしているでありますよ」)
 ビルシャナの力とは、つまり、教義に対する献身さだ。教義を信じ、それを実践することで多くのビルシャナは力を得る。
 それはつまり――。
「思い込みの強さであります!!」
「まぁ、ビルシャナは誇大妄想狂の集団みたいなものですからね……」
 恵の言葉は苦笑と共に紡がれる。
 しかし、誇大妄想――思い込みであろうと、それを基軸としてビルシャナがパワーアップしているのは事実。
「だが、貴様が治癒役を斬り殺したのは紛れもなく愚策、じゃ!」
「如何に攻撃力が高く、防御力も上がっても、回復のない攻撃手なんて、自必至の特攻と変わらない」
 怒り混じりの括の言葉に、神影の静かな声が重なる。
「グリムさん……力を貸して……『アースイーター』起動シーケンス開始……!」
 そして、解脱へと導くものを飲み込んだのは巨大な質量――神影が召喚した膨大な液体金属による津波であった。それらは戦いの瓦礫ごと解脱へと導くものを飲み込み、圧壊していく。
「わしは……」
 壁に叩きつけられ、それでも立ち上がる解脱へと導くものの身体を、括が指さす。
 傍らに抱くパズルから浮かび上がった黒き女神の狂乱は、指先を通じ、解脱へと導くものを捉えていく。やがて身体が狂乱に震える頃、解脱へと導くものの咆哮、そして炎のブレスが括の身体を飲み込んでいた。
(「熱――ッ!」)
 炎の舌に絡め取られ、焦げた臭いが鼻を突く。髪の毛、衣服、体毛、そして皮膚。ありとあらゆる物が焦げた臭気と熱傷の痛みに、しかし、括の双眸が見つめるのは、解脱へと導くものの在り方だ。
 それを哀れと捉える。それを不幸と嘆く。それを悲しいと受け止める。
「どうして、そのような生き方しかできなかったんじゃろうな」
 せめてその怒りだけは、自身らとの縁だけは受け止めると、括は微笑する。それは慈母の如き笑みであった。
「――いけ」
 氷の投擲槍が放たれる。騎士のエネルギー体から放たれたそれは必殺の一投。解脱へと導くものの胸に突き刺さる。
 続いて紡がれたのは刹那の時。だが、解脱へと導くものにとっては永劫にも等しい一瞬であった。
「断ち―――――――斬る!!」
 肉薄した恵は、正眼に構えた一刀を地へと振り下ろす。防御すらも攻撃に当てた渾身の力は、ビルシャナの正中線を正確になぞっていた。
「き、貴様はっ。その刀は――」
「――知らんな、でしょう。解脱へと導くもの」
 僕は、忘れたことはありませんでしたが。
 唐竹割りに消え行く宿敵へ、恵が向けたのは複雑な笑みであった。
 その悼みのみを葬送に、ビルシャナの身体は蒸発していく。
 ただ、恵の手の中で、煌翼だけがその姿を見送っていた。

●繋いだもの、手放したもの
「終わり、ましたね」
 煌翼を納刀し、うーんと伸びをする恵。
「そうじゃの」
 空を見上げる括の表情は、それでも悲しげに彩られていた。
 デウスエクスは倒すべき存在であり、この結末は致し方ない。覚悟したことだ。だが、それでも……。
「帰りましょう。括さん」
 神影が手を伸ばし、彼女の手を掴む。レプリカント特有のひんやりとした体温の、それでもその奥にある温もりが、今は心地よかった。
 それもまた、縁ということなのだろうなぁ、とぼんやりと思ってしまう。
「これでビルシャナ大菩薩の再臨は阻止できた……でありますか?」
 治癒役を務めたフリズスキャールヴを労いながらのクリームヒルトの声に、しかし、恵は首を振って応じる。
 ケルベロスたちによって大菩薩再臨は防がれつつある。今回の解脱へと導くものの撃破もその一端。だが、それで終わりだとは思えない。
 ケルベロスたちの知りうる以上に、ビルシャナの数は多く、そして、未だ、彼のデウスエクスは謎に満ちているのだから。
「……きっと、まだ終わりでは無いのでしょうね」
 ケルベロスとデウスエクスの間に縁が宿る限り、きっと。
 初夏の訪れを思わせる湿気混じりの風を浴びながら、恵は予言――否、必然の言葉を口にするのだった。

作者:秋月きり 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年6月23日
難度:普通
参加:4人
結果:成功!
得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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