「それじゃ、今年の新入生たちの入寮を祝して……寮長、乾杯の音頭を」
「はいよ」
私立ウリエル女子大。
そこの、『天門寮』一階・大食堂。そこでは『新入生歓迎会』が行われていた。
まさに、女性の園……なのだが。
「んじゃー、スピーチ省略ー。かんぱーい」
でかい眼鏡、だぼっとした白衣姿のちびっ子寮長、春日野歩夢の適当な挨拶とともに、歓迎会は始まった。
「さ、食べて食べて。これらの料理は私が作ったんよ」
歩夢に勧められるが、
「はあ……」
と、新入生の浜野井千代子は、ちょっと戸惑いぎみ。
千代子ら新入生の前には、数々のスイーツが並べられていたが……、
「これは『LGP(農協組合)ケーキ』に『冷たい犬』と『間違ったリンゴのケーキ』。こっちは『神々の食物』と『アメリカ人』っていうんよ」
ケーキらしきもの三品と、赤黄緑の三色ゼリーと焼き菓子らしきもの。
「ず、ずいぶん変わった名前ですね……」
見た目は悪くないが、どこか……『地味』。
「あー、歩夢の専攻は『旧社会主義国家の食文化』なのよー。それらは旧ソ連や旧東ドイツが存在してた当時に、作られてたスイーツなのね。ま、食べてみてよー」
滝野沢友恵。副寮長で歩夢の友人に勧められるままに、まずは『農協組合ケーキ』を一切れ取り、口にする千代子。
「……ちょっと、甘ったるいですね……プリンですかこれ?」
「スポンジに、カスタードプリンとバタービスケットを敷き詰め、表面に卵で溶いたココアパウダーを塗って冷やしたものよー。ココナツオイルとラム酒が多めでクドめだけど、そこがまたいいのー」
「1965年くらいに、東ドイツ・チューリンゲンで、収穫祭などで作られ供されたケーキと言われてるんよ。なぜこんな名前なのかは不明だけど、当時の社会主義国家で農業に関わる人間は『LGP』こと『農業生産協同組合』に必ず参加してたから、なにか関係あるだろーけど」
友恵と歩夢のうんちくに、
「……は、初めて知ったなあ……」
などと思っていた千代子だったが。
「!?」
突然襲ってきた、数多くの触手、そしてその本体の醜い太った身体に驚き……、
「いっ、いやあああっ!」
数刻後、それらに花を散らされていた。
「ええと、こないだ聖ラファエル芸術女子大の入学式を、オークが襲うって事件があったッスよね?」
ダンテの言う件は、シルキー・ギルズランド(ぱんつはかない系無表情座敷童・e04255)たちにより解決している。が……、
「今度は、その系列校の寮に、オークが現れるみたいッス」
女子大の寮ゆえに、女子のみが集まる場所。そこにオークが現れたというわけだ。
この私立ウリエル女子大学は、ラファエル女子大の系列校で、総合大学。
その寮の一つ『天門寮』に、今回オークが出現した、というわけだ。
場所は大学からやや離れた市街地の一角、建物は五階建て。
一階は入り口から入ると、すぐに事務所に隣接した大食堂。建物奥に階段があり、寮室などがある二階に行ける。
今回オークが出現するのは、歓迎会を行っている一階大食堂のみなので、その周辺を注意していれば良いと思われるが……、
「それでも、一応注意はしといてくださいッス」
主な戦いの場となるだろう、一階大食堂は。
大きなテーブルがいくつか置かれ、その上に料理と飲み物とが並べられている。
壁には『新入生歓迎』のポスターなどが。天井もやや高く、シーリングファンがそこに設置され、プロペラを回転させている。
厨房は食堂のすぐ隣に。隔てている壁は大きく開け放たれており、壁越しに食堂から料理を受け取る事が可能。
厨房にもオークの姿が見えたので、注意すべきとの事。
「とりあえず、大食堂の広さは戦うのに困らんくらいの広さッスから、心配はしなくて良いと思うッス。実際、なんかのイベントん時には会場に使うくらいッスから」
しかし、避難させる場所が問題かもしれない。廊下に出して二階に向かわせるか、あるいは外に出して敷地内で事態収拾するまで待ってもらうか。手近なところではそれくらいしか方法が無さげとの事なので、囮になる人間はいつものようにオークの目を引き付けて、なるべく時間をかける方が良いかも……と、ダンテは付け加えた。
オークが使用するのは、触手叩き、絞め、溶解液との事。
「この『天門寮』は、男子禁制で、職員も全員女性ッス。なので男性の参加希望者は、待ち伏せする際には外で待機するなど、制限かかると思われるッスからご注意ッス」
なお、終わった後には、出されてた変わったスイーツが食べられるかもとの事。
「スイーツの他にも『偽物のウサギ』とか『死んだおばあちゃん』とかいう料理も並んでたみたいッス。ま、料理はともかく、この女の子達をオークから守るため、皆さんよろしくお願いしますッス!」
参加者 | |
---|---|
癒伽・ゆゆこ(湯治杜の人形巫女・e00730) |
カルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084) |
白雪・まゆ(月のように太陽のように・e01987) |
シルキー・ギルズランド(ぱんつはかない系無表情座敷童・e04255) |
ロージー・フラッグ(ラディアントハート・e25051) |
ジークリット・ヴォルフガング(人狼の傭兵騎士・e63164) |
レイファ・ラース(シャドウエルフの螺旋忍者・e66524) |
イリーナ・ハーロヴュー(ツンロシュ・e78664) |
●冷たい犬(東独風ビスケットチョコケーキ)
「んじゃー、スピーチ省略ー。かんぱーい」
と、春日野歩夢の適当な挨拶とともに始まった、新入生歓迎会。
その中には、浜野井千代子とともに、ケルベロスたちの姿も。
『LGP(農協組合)ケーキ』を食べる千代子とともに、歩夢のうんちくを聞くは、
「もぐもぐ……これが『冷たい犬』ですかっ?」
癒伽・ゆゆこ(湯治杜の人形巫女・e00730)と、
「あんまり、犬さんっぽくないですっ。おいしいですけど」
白雪・まゆ(月のように太陽のように・e01987)。
「ケーキの型が『犬』って名前のトロッコに似てるからとか、表面が犬の濡れた鼻先みたいだからとか、諸説あるのよー」と、歩夢。
「……初めて見るお料理ばかりで、楽しいです。ちょっと色合いが地味ですが……」
と言うロージー・フラッグ(ラディアントハート・e25051)に、歩夢は、
「ぶっちゃけ『生の野菜や果物』が、万年不足な状況だったんよ。詳しくは調べてみ。色合いっつーんなら……」
こんなのあると、鮮やかな三色のゼリーを差し出した。
「『神々の食物』。そちらの巨乳ちゃんもどうぞ」
「あっ、はい。じゃ……」
ロージーに負けぬ巨乳の、レイファ・ラース(シャドウエルフの螺旋忍者・e66524)も、相伴に預かる事に。
「赤は……イチゴ、じゃなくて、ラズベリー?」
「黄色は……レモン味ね」と、ロージー。
最後に、緑のゼリー。
「……!? なにこれ。癖があるというか……」
「香りは……桜餅? 漢方薬っぽい?」
思わず、顔をしかめるロージーとレイファ。
「緑は『ヴァルトマイスター』、和名『クルマバソウ』。ヨーロッパ全域で採れる香料の一種なんね」と、歩夢。
「ぱくっ……メロンじゃないですねっ」
「……なぜこんな名前なんですか?」
まゆとゆゆこも口にして、ちょっと表情を白黒。
「詳細は不明だけど、ドイツでは『ゼリー=神々の食物』ってイメージがあるみたいなんよね。冷戦中には東西ドイツ両方で販売してたとか」
歩夢のウンチクを聞く、ケルベロス達を見つつ、
「……春日野先生、色々お詳しいですね。……あ、これおいしい」
新任の職員を装ったカルディア・スタウロス(炎鎖の天蠍・e01084)も、切り分けられたケーキを一口。
『間違ったリンゴのケーキ』……刻んだリンゴ入りのオレンジ風味のゼリーと、スポンジが層になったケーキ。
「なぜ、このような名前なのでしょう?」
隣の友恵が、
「『クリックトルテ』って、粉末ジュースを使用したケーキから派生したのよー。東ドイツでは、オレンジなど柑橘類が常時不足、手に入っても質が悪く種だらけ。だから粉末ジュースで果汁を代用、リンゴの実を加え、オレンジっぽい風味のケーキにしたわけよー」
カルディアに答えつつ、ぱくり。
「にしても、そちらの新入生ちゃん。ちょっと小柄さんねー?」
「……どうも」
声をかけられ、シルキー・ギルズランド(ぱんつはかない系無表情座敷童・e04255)は、一礼。彼女は『ミルクのパスタ』……牛乳と砂糖でパスタを煮ただけの料理……を口にしていた。
そろそろ、オークが出現する。警戒しつつ、
(「……甘ったるくて、牛乳の膜が口に張り付く」)
と、料理の感想を心中で述べていた。
同じ頃、寮内の事務所にて。
「ほい、寮長からの差し入れ」
「あ、どうも」
ジークリット・ヴォルフガング(人狼の傭兵騎士・e63164)は、その焼き菓子を口に。彼女は、派遣された警備員を装っていた。
「……甘食みたいで、素朴な味わいですね」
「こいつぁ『アメリカ人』……別名『アモンクッキー』とかいう東ドイツの焼き菓子だそうだ」
そして、ケルベロスらの中で、唯一お菓子を口にしてないのは、
「……ちょっと、寒いかも」
外で、隠密気流で待機しているイリーナ・ハーロヴュー(ツンロシュ・e78664)。
「……べ、別に一人ぼっちだから寂しいとか、思ってないんだからねっ!」
とは言うものの、なんとなく割を食った感がしないでもなかった。
とにかく、オークが出たら自分は食堂に向かい、学生と教員たちを外に避難誘導する事になっている。
コート姿で隠れつつ、彼女はひたすら待ち続けた。
●偽物のウサギ(卵入りミートローフ)
待つ事、数刻。
予定の時刻になり、
「あの、実は……」ジークリットは事情を話した。
彼はすぐに避難。その後に、マインドソードを手にしたジークリットは……逃げ遅れが居ないか確認しつつ、大食堂へ向かった。
大食堂では。
「……きゃあああっ!」
オークどもが姿を現していた。
パニクる一般人たちと対照的に、ケルベロスらは当初の予定通りに動く。
まゆとゆゆこは、
「こっちです!」
「ついてきてくださいっ!」
と、オークを誘う。
「皆さん! おちついて行動してください! 二階、または外に逃げるように案内します!」
カルディアが叫び、
「さあ、こちらですよっ!」
「来るなら、来てみなさい!」
巨乳の美少女二人……ロージーとレイファが、逃げ惑う新入生たちの盾になるように立ちはだかる。
「出たわね! ……さあ、早くこっちに来なさいよ! 外に誘導するから!」
扉を開け、コートを着たイリーナもその姿を現した。
彼女らに従い、新入生たちは避難誘導に従い外へ。
が、オークが襲い掛かってきた。
悲鳴が上がるが、
「…………」
その触手は、シルキーの攻撃により燃やされていた。オークどもの視線が全て……シルキーの方に向けられる。
「……『熾炎業炎砲』!」
そんなシルキーの巫術が、豚の怪物どもを焼き払う。
続き、彼女は食堂の外へ。打ち合わせ通り……潜んでいるオークを殲滅して回るため……まずは厨房へ、続き事務所へと向かっていった。
そして、彼女と同様に、他のケルベロスたちも……、
その身で誘惑し、囮になる事で、気を引いていた。
シルキーが去った後に、厨房に向かったのは、まゆとゆゆこ。
二人して厨房の方へとまず向かい、食堂内のオークを引き付ける役割を担っていた。
厨房内の職員たちは、すでに退散。
そして、迫ってきたオークの群れは、触手を二人に伸ばす。
「まゆさんは、私が守りますっ……ふわあっ!」
触手はゆゆこの手足に絡まり、大の字にさせ、溶解液をぶっかけた。
「ゆゆちゃん!」
「ひゃあっ! あっ、や、やめっ……あああっ!」
服が溶け落ち、敏感な場所が露わに。そのまま触手にそこを撫でられ、くすぐられ、ねっとり責められ、びくびく身体が痙攣する。
まゆもまた、手足を触手に拘束されて動けない。その状態で……溶解液を浴びてしまう。
「ひゃっ! ……え?」
「はあ、はあ……ぁ……まゆさん……わた、し……ん……ぅ……」
裸にされたまゆの目前には、発情した裸のゆゆこ。
「や、やめっ……んむうっ!」
そのまま彼女は、まゆの唇を奪い、首筋を舐め……胸に吸い付いた。
「ひゃうんっ! あっ……あひっ!」
食堂に続く壁の穴越しに……二人の痴態が見せつけられている。ゆゆことともにオークの触手が、まゆの身体を弄りまわす。
ゆゆこの指が、まゆの下の口に、つぷっ……と突き入れられ、かき回されると。
「あああああっ! あっ、あひいっ!」
そのまま背中を反らせ、最初の絶頂がまゆに襲い掛かった。
「ま、まゆさん……まゆしゃん……あ、あああっ!」
続き、オークの触手が、ゆゆこを絶頂。くったりした二人の身体を抱え上げ、オークは次なる愛撫を仕掛けてきた。
●死んだおばあちゃん(ブラッドソーセージの崩し炒めジャガイモ添え)
「はあ、はあ、はあ……あううっ! あひっ!」
テーブルの一つに拘束されたロージーは。
剥き出しにされた両胸を触手で絞られ……白い液体を搾り取られた。
オークが胸に吸い付き、その液体をうまそうに飲み干す。
その様子を見つつ……オークに全裸にされ、開脚させられ、触手で後ろ手に拘束されたレイファは……、
「あっ、ああ……あんな事……それに……」」
後ろからオークに荒々しく胸を揉まれ、局所を愛撫され、粘つく音を出し……、
オーク自身のモノを、口と、前後の穴に入れられた。
自分が犯されている様子を、
(「……み、見られてる……んむううっ!」)
ロージーに見られていると知り、更に欲情する。
「あっ、あっ、あっあっあっあっ……」
そして、
「んんんんんんっ!」
絶頂と共に、オークの迸りを受け止め……抜かれたと同時に、
「ああっ……あーーっ!」
やはり絶頂したロージーに見られつつ、レイファは……、
母乳と共に、下半身の前と後ろ、両方から……大きな排泄音とともに『噴き出した』。
後ろから出したモノの悪臭が、レイファの鼻に漂い、彼女の被虐心を更に刺激した。
「さあ、落ち着いて私についてきて!ついてきたら……えーっと……ご、ご褒美あげるわよ!」
外へ避難誘導させていたイリーナは、必要でもないのにコートを脱ぎ、自分の全裸を晒していた。裸……と言っても、胸はまっ平らで、色気など感じられない身体だが。
「な、何考えるのよあの子」「変態? 露出狂?」「うっわ、マジ引くわー」
という声は、
「……でも、嫌いじゃないねえ……脇、臭うけど……」
ラブフェロモンにより、うやむやに。歩夢はそれに当てられたのか、とろんとした眼差しに。
「ひ、避難した後なら、ちょっとくらい触ったり挿れたりレイプしてほし……していいから!とにかくついてきて!」
などと言うイリーナにより、避難は完了。
寮内へと戻った彼女は……、
「さあ、かかってきな……きゃああっ!」
食堂に戻り、オークに襲われた。
「な、なによ! 別に襲われたくて襲われたんじゃ……んむうううっ!」
触手に縛られた彼女は、口と下半身の前後、三つの穴全てにオークの下半身のモノをねじ込まれた。
無理やり抜き差しされ、嘔吐し、射精を受け……、
「かはっ、けほっ……べ、別にこんなの、気持ちよくなんか……がはっ!」
オークの腹パンに黙らされ、髪の毛を掴まれつつ口での奉仕を再開。
二つの穴は乱暴にかき回され、屈辱と痛みと、凶悪な快感に嬲られ……。
「ああああああっ!」
数え切れないほどの凌辱が、彼女を襲い続けた。
「はあっ……はあっ……」
二階の一室。新入生たちをそこに避難させ、立てこもっていたカルディアは。
扉に寄りかかりつつ……、自分の身体を自分で弄り回していた。
立てこもった後。ヒールドローンを扉の外に飛ばし、周囲を警戒していた彼女だったが。そのドローンで……皆が犯されている様子を見て、欲情。
我慢できず、自分を慰め始めた。
「って、あの人!」「うっわ、マジ?」「この状況で、あんなことする?」「マジ引くわー」
当然その様子は、すぐ近くの新入生たちに見られている。
が、カルディアは構わず……蕩けた顔で自分の胸を揉み、先端を摘まんでつねり、股間を激しく弄り回し……。
「あっ、あっ……あああっ!」
放尿し、絶頂するまで、それは止まらなかった。
「……え? あ! あの……これは……」
新入生たちの、怪訝と赤面を見て……カルディアは自分も赤面していた。
「待たせたな! 今助けるぞ!」
ジークリットが食堂に戻り、事態は収束。
彼女のマインドソードがオークどもを切り伏せ、皆を助け出したのだ。
「はぁ……はぁ……おい、大丈夫……か?」
だが、発情したケルベロスらに押し倒されたジークリットは……。
彼女たちが正気に戻るまで、襲われ、絶頂させられていた。
イリーナもまた、
「……ひ、ひどい目にあったわ………」
戻ってきたシルキーに助けられていた。
●毛皮のコートを着たニシン(刻みニシンを芋・人参・卵でくるんだマヨネーズサラダ)
ヒールも終わり、歓迎会の続きが。
しかし、
「んっ……あっ……」
カルディアは、新入生らの何人かから、テーブルの下で股間を弄られるという辱めを受けていた。
「どうかしたのー?」
「なんでも……あっ……ない……あうっ……」
その答えに、友恵はややニヤニヤ。
そしてまゆとゆゆこ、ロージーとレイファ、ジークリットは。
テーブルにつきつつ、別の料理を。
「これが『死んだおばあちゃん』。ブラッドソーセージ崩し炒め、ジャガイモとザワークラウトの付け合わせた料理ね。『死んだおばあちゃんのように、見た目が悪いから』ってのが、名前の由来らしいんよ」
歩夢の説明に、ゆゆことまゆがひとくち。
「……ソーセージに癖があるけど……」
「でも、お芋と一緒に食べるとおいしいですねっ!」
続き、
「こっちが『偽物のウサギ』。平たく言えばゆで卵入りミートローフなんね」
こちらも、レイファとロージーが。
「あ、普通においしい」
「でも、なぜこんな名前なの?」
「東ドイツでは食料不足で、イースター(復活祭)のようなお祭りの時くらいしか、こういう肉料理は食べられなかったんよ。で、イースターといえばウサギ。古代、イースターでは兎の肉が食べられてて、そこからこういう名前になったんよ」
これも諸説あるけどと、歩夢は付け加える。
「でも、社会主義国家における料理は『どこでもある食材で、誰でも簡単に作れる』『貧富の差が無く、誰もが同じ美味を食べられるように』ってな思想があったんよね。だから私は、これを専攻してるんよ」
さ、もっと食べて……と、歩夢は微笑んだ。
●他にも色々
歓迎会が終わり、寝室にて。
「ひゃあっ……あ、あふうっ!」
ロージーは、寮生に両胸に吸い付かれ、敏感な場所を愛撫されていた。
「やんっ……あ、あひぃ! ん、ちゅっ……」
レイファもまた、寮生たちに両胸に吸い付かれ、母乳を飲まれながら……自分も寮生たちの胸に吸い付いていた。
「はあっ……はあっ……あはっ、気持ち、良いんよ……」
「うふふっ、こんなの久々よー……あんっ」
そして、歩夢と友恵は、イリーナに身体を舐めまわされ、
「ああんっ! あっ、あひっ!」
逆に、イリーナの身体を舐めまわしていた。
歩夢とイリーナは、自分の花芽同士を合わせ、こすり始める。
その間、友恵がイリーナの脇を舐め、そして……、
「「あああああっ!」」
嬌声の二重奏が、寝室に響き渡った。
別の場所。近場のホテルの一室では。
「建物の被害は……ヒールで修復。被害者は……」
シルキーが、ベッドの前で服を脱ぎ捨てていた。
ベッドで横になっているのは、全裸の男。待ちわびたかのように、彼は欲望の眼をシルキーに向けていた。
彼は前の依頼の時に、自分を介抱してくれた『来賓』の一人。学園関連の、高い地位に就いていた。
彼に今後の協力を求めるため、シルキーは『営業』していたのだった。
全裸になったシルキーは、彼の腰に跨り、それを受け入れる。体内に『それ』が入り、突き上げるのを感じつつ、
「……また関連校で……あっ……何かあった時は……んっ……ご協力を……ああっ……」
そう言って、腰を振り始めた。
作者:塩田多弾砲 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2019年4月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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