賽子を二個振るだけで勝敗が決まる

作者:久澄零太

 とある屋敷の座敷の中、鳥オバケは小さな籠に二つの六面ダイスを入れてカラコロ転がすと、不意にひっくり返して畳に押し付ける。
「さぁ、丁か半か」
 信者が各々の札を並べ、鳥オバケが籠を開くとその結果に信者が一喜一憂。負け札を勝ち札側に配って、再びダイスを籠へ。
「ふふふ、やはり丁半は分かりやすくてよい。出目は二つに一つしかないし、勝ち負けの結果もシンプル……」
 トン、再び籠を置いて。
「行くぞ同志達、この古き良き賭け事を広めるのだ!」
『イェスギャンブル! ゴー丁半!!』

「みんな大変だよ!」
 大神・ユキ(鉄拳制裁のヘリオライダー・en0168)はコロコロと地図を広げて、とある屋敷を示す。
「ここにちょーはん? って賭け事を広めようとするビルシャナが現れて、信者を増やそうとするの!」
「つまり、今回は丁半に挑めばよいということか」
 察しのいい柊・天魔(悪の教徒・e25174)だが、多分実際は遊びに行くつもりなんだろうな……。
「他の賭け事の方が面白いって事をアピールしても信者は目を覚ますみたいだけど、ビルシャナはシンプルだからこそズルできないって思ってるところもあるみたいだから、簡単にズルできるって証明できても目を覚ましてくれるかも」
 イカサマ合戦になりそうな気配が漂い始めたが、むしろ十中八九そういう薄汚い戦いになるんだろうな……。
「あ、ちなみにビルシャナはドリンクチケットを賭け事に使ってて、終わったら皆で何か食べに行くみたいだよ」
「チッ」
 おい天魔、酒代を稼ごうとしてた目論見がはずれたっぽい顔をするんじゃない。
「一応、そんなに悪いビルシャナじゃない気もするけど、ほっといたらどんどん信者を増やしちゃうからね。この辺りでドーンとやっつけちゃって!」
 白猫に見送られて、悪い大人達は額を突き合わせてドス黒い笑いを浮かべる……。


参加者
レナード・ストラトス(誇りを捨てたスナイパー・e00895)
モモ・ライジング(神薙桃竜・e01721)
ブランシュ・ヴァルディアブ(おめんやさん・e08260)
神楽坂・晴海(屋根裏に潜む自宅警備員・e11617)
除・神月(猛拳・e16846)
柊・天魔(悪の教徒・e25174)
カテリーナ・ニクソン(忍んでない暴風忍者・e37272)

■リプレイ

●鳥さんをなんだと
 鳥オバケがダイス二個を籠に入れた時だった。
「ダイス……ダイスは要りませんか?」
 縁側の向こうは古き良き日本庭園、そこにエプロンドレスに赤い頭巾被って、手提げ籠一杯にダイスを詰め込んだカテリーナ・ニクソン(忍んでない暴風忍者・e37272)がいた。
「なぁにあれ?」
 鳥さんがカレイの寿司を頼んだらカレーライスが出てきた顔でそっち見てたら、目が合った。その瞬間、カテリーナが猛烈な勢いで接近。
「ああ!ダイスを買ってくれるんですね!」
「やっべこっち来てる」
「答えは待ってないでござ……」
 ピシャッ!信者が障子を閉めた。
「よし、じゃあ丁半を……」
「お買い上げありがとうございます」
「買ってねーよ!?」
 カテリーナは天井から降って湧いて来た。
「あっ」
 グキッ。天井から宙吊りになる時にはダイスを落とさぬ素晴らしきバランス感覚を持ってたのに、着地に失敗して脚をくじき、籠ごと鳥さんへシューッ!ついでに服のポケットからもダイスがスプラッシュ!
『教祖様ー!?』
「ソーリー、今片付けるでござる」
 ダイスに埋もれた鳥オバケを放置して、カテリーナがダイスを回収。
「ギャンブルの会場はここね!」
「う、うむ……では始めよう……」
 場が整った所でモモ・ライジング(神薙桃竜・e01721)が参戦。新手の信者かな?とビルシャナがダイスを取ろうとすると。
「ちょっと待った。丁半を行う前にツボとダイスを確認してもいいかしら?」
「構わぬ。ゲン担ぎも兼ねて最初はダイス振るし」
 で、ツボ(鳥オバケが持ってる小さい藤籠)をモモが吟味し、鳥さんがダイスを手羽先にするのだが。
「ん……?」
 コロコロすると、ロクゾロ、ロクゾロ、ロクゾロ……。
「テメーイカサマダイス仕込みやがったな!?」
「やっべバレタでござる!?」
 あんだけ派手にやればばれるでしょーよ。
「ダイスの前にお前をコロコロしてやる!覚悟しやがれイカサマ野郎!!」
「拙者は女子故に野郎ではないでござる!よって拙者はイカサマ野郎ではござらん、はい論破」
「屁理屈こねてんじゃねぇ!?」
 どったんばったんぴーちくぱーちくござござる。
「えっと……代わりに自分が振りますね」
 鳥オバケとカテリーナが退場した為、信者がダイスを振ることに。
「もしもイカサマしたら、そのサイコロ二個をあなたの目玉に埋め込んで、二十一の風穴開けた後、川流しの刑にするからね?」
「し、しませんよ!?」
 モモににっこりと微笑まれて、信者がガクブルしながらダイスを手にする……。

●勝負にならないのは知ってた
「丁!」
 信者が振り終えるや否や、除・神月(猛拳・e16846)が速攻で宣言。即決のスタンスに、彼女の性格が見て取れる。
「確かに普通丁半ってのは運任せなシンプルな賭けだ」
 対して、レナード・ストラトス(誇りを捨てたスナイパー・e00895)は静かに眼光を引き絞る。
「でもな、おっさん目と耳は割と良い方なんだわ……丁だ」
 レナードがキリッと決めた。これで外したらおもしれーんだけど、出目は丁。信者からささやかな拍手が贈られレナードは鼻で笑う。
「なに、こちとら狙撃手だ。籠に入れる時、どこにどの面があるかを把握しておけば、後は反響定位の真似事するだけさね」
 要するに、音の方向や大小から、どっちに何回転がったかを把握しただけ。言葉にすると単純だが、実際にやるにはえげつない五感の鋭さを求められ……。
(まぁ、適当に言っただけなんだけどな!!)
 おい!?
「さて、それじゃ本気でやりますかね」
 ぼそり、呟いたレナードは深く息を吸うと、ダイスと籠を持った信者に指を突きつけて。
「今から五回、全部半だ」
「おもしれージャン」
 このぶっ飛んだ予言に除は口角を上げて。
「あたしは根こそぎ勝ち取るぐれーのがしてーんだヨ……今から五回、全部丁ダ!」
「いいの?おっさん勝っちゃうよ?」
「ハッ!負けて吠え面かいても知らねーゾ?」
 何で君ら味方同士で火花散らしてんの?とにもかくにも、信者が籠を開くと四回『半』。除が真っ白おめめに三角おくちになった所で、レナードとモモがちらと、視線を重ねた。五回目の半が出て会場に拍手が満ち渡る中。
「待った」
 モモがダイスを摘み、噛み砕くと中から金属球が出てくるではないか。
「これは何かしら?鉛玉とか、随分古典的なイカサマね」
「え、ちょ、何それ!?」
 タネを明かすと、レナードの切札にして得意技、亜空間スナイプ。事前に半の目になるようにして握り込んだダイス二個を籠の中身と交換。これを繰り返した後、最後の一回はイカサマダイスとすり替えただけって言うせっこい技。
「お前イカサマしてんじゃねーカ!」
「ぎやぁあああ!?」
 ブチ切れた除が発砲!濡れ衣着せられた信者さんは犠牲(気絶)になったのだ……。
「てかテメー!イカサマ気づいてたんなら教えろヨ!?」
「ハッハッハ、それを言っちゃぁ無粋ってもんだねぃ?」
 レナードは無慈悲に除のチケットをもらっていった。

●ん、何でこっちに来……
「リアルTRPGすごろくの時間よオラァー!!」
 襖どーん!!高級和紙を突き破り、女子力(物理)が輝くダイナミックなお邪魔しますしてきた神楽坂・晴海(屋根裏に潜む自宅警備員・e11617)は流れるように信者と番犬に紙を押し付ける。
「はいそれハンドアウト。その設定に則って動いてねー」
 晴海さんや、俺らてあるぺ民には分かるけど、信者さん困惑してんじゃねーか、どうすんだよコレ?
「ゴールについたら勝ち、お金のかわりに金平糖を使う、それだけ!」
 シュセリカ・アリアスティル(向日葵・e07048)が強引に信者に納得させて。
「セッションを開始します」
「俺の台詞が晴海にとられた!?」
 いつまでMSのつもり?ここからは私がGMよ!
「あ、六が出た」
 あら、最初から六を出すとかやるわね……信者が駒を進めると、『麻雀に勝つまでやすみ』。
「よし、おっさんが相手をしてやろう」
 レナードさんが卓を出すけど……この雀卓、実は絶対に勝てない。理由?数分前にやってたレナードさんの得意技をごらんなさいな。
「国士無双!」
「なんで!?」
 開幕からとんでもない役を見せられ、他の信者は察したみたいね。六を出したら死ぬと。ふふ、作った甲斐があったわ。
「よし、五!」
 これなら大丈夫だろうって安心した信者のマスは『動物園で鳥を眺める』。あ、これね、はい。
「え?」
 動物園(新幹線二、三本乗り継ぐ必要がある距離)のチケットよ。鳥を見るまで休って言ったでしょ?ほら行った行った!あ、交通費は自費ね。
「嘘ぉん!?」
 で、四の目を出した信者が庭先で『酉年の絵馬が見つかったのでお焚き上げる』事でホッと胸を撫で下ろしてるけど……。
「あ、一だった……」
 シュセリカちゃんがしょんもりしながら駒を進めて『身近にいる人物と鳥料理を作る』んだけど、きょろきょろ。
「鳥さんは?」
 鳥オバケを調理するつもりだったの!?ちなみにあいつなら……。

「おおっと、動くなでござるよ……なになに、これは!」
「待て、そんなものに手を出すんじゃない!」
「イカサマで娘子を手込めにする薄い本でござるか!?拙者十六歳だから、みたらいけないヤツでござるよ!」
「表紙を捲るな中身を読むな!ていうかテメー余裕だな!?」

 って具合に、同人ショップで鬼ごっこしてるみたいね。
「じゃあしょうがないから、アスティン、行こう?」
 で、シュセリカちゃんが後ろに引っ込んで、巫霊と一緒に作って来たのが。
「手羽先、から揚げ、親子丼、焼き鳥……シメには鶏がらスープのラーメン!鶏料理のフルコースだよっ!」
 重い!一人で食べるには重い!!でもお肉おいしおいし……はっ!いけない、今の私はGMなんだから……!じゅるり。
「作ったからには食べて欲しいけど……」
 チラッ、手番待ちの信者はダイスを振るのに夢中。つまり。
「お炊き上げの人、はい、あーん!」
「え、俺!?」
 アスティンが背後から羽交い絞めにしてシュセリカちゃんが口に鶏料理をむぎゅむぎゅ。JCの「あーん」よ?余裕でイケ……。
「コフッ」
 なかったー!信者が料理じゃなくて泡食ってる!?
「一瞬で決まんのもいーけどサ、やっぱこーゆー運を積み重ねながら相手を蹴り落として勝っていくのが面白くネ?やっぱ勝つのに相手任せってのが良くねーワ」
 コロコロ、除さんが振ったダイスは三……あっ(察し)。
「教祖の場合、信者と仲良し(意味深)になル?」
 確か除さんのハンドアウトって、教祖よね。隣の信者を見るなり、ガッと肩を組んで。
「コレ、リアルTRPGすごろくなんだよナ?」
「え、待って何す……ッアー!?」
 てってれー!信者が一人再起不能になり、除は子持ちになって皆からお祝い金(金平糖)を貰った!
 だ、大丈夫、このゲームは健全だから!KENZENだからッ!!
「どの出目を出してもロクな事にならないんじゃ……」
 除さんが駒に人っぽいピンを挿し、それを横目に残された信者がダイスを振ると、二……二?あー、ついにそこ行っちゃったかー。そのマスは『本日の当たり目』って言ってね……。

●こっからは再び久澄MSでお送りします
「きみたち!!」
 畳ビューン!床下から生えたショクダイオオコンニャク……じゃねぇ、ブランシュ・ヴァルディアブ(おめんやさん・e08260)。
「そんなちっちゃなダイス振って、遠巻きになるくらい大人数でやって満足なの?」
「むしろ助けてこのすごろくやべぇ!!」
 ブランシュに縋りつく信者だったが、その肩を二人の番犬がポムン。
「SAN値チェックに失敗、隣の人を食べる?えっと、がおー」
「夫に物足りなくなッテ、プレイヤーの一人を愛人にすル、だってヨ」
 両手を挙げて襲いかかる真似をするシュセリカと、信者を美味しく頂く(意味深)んだろうなってマスの除。晴海、どうしてこうなった?
「すごろくと人生ゲームで二つに分けるくらいなら、混ぜた方がいいかなって……」
 結果どこぞの正気度削るゲームみたいになってんじゃねぇか、どうすんだコレ?
 隣の部屋へ消えていった信者と除を見送って、ブランシュがコホン。
「もっとこう、ライオンの横でさ、大きいダイスをころころーっと転がして、お昼にごきげんでYOするほうが派手で楽しいんじゃない?派手な方が江戸っ子っぽいじゃん?じゃん??」
「おっさんの顔は画用紙じゃないんだけどねぃ?」
 レナードの額に「らいおん」って書くブランシュ。
「というわけでこれで丁半しよっか!!」

 ズドォン……ッ!

 この擬音、何かの間違いだと思うだろ?ガチなんだ。
「今日はゴキゲンな賽を用意してやったぜ。『天魔で届け』くんだ」
「ヘルフレムメタリック製だから、地獄の炎で炙っても壊れない……角を削って、出目をコントロールするイカサマもできないよ!!」
 ノリノリな二人だが、籠代わりっぽいその鐘どっから持ってきた!?
「近所のお寺だけど?」
 すぐ返してこい!
「そんな!丁半できないじゃん!!」
 じゃあお前持ち上げろよ。
「……」
 鐘は重量にして数十トンある。太陽機やら地獄持やら、援助があって持ってくることはできても、振るう事ができない。
「よーしダイス振るよー!」
「結局こうなるんだねぃ」
 ブランシュとレナードがダイスをぽーい、コロコロ……。
「「あっ」」
 ピンゾロが出た瞬間、二人が逃走を図る……が!
「何やらファイナルな気配がするでござ……あうちっ!?」
「ぷぎゅっ!?」
「あだっ!?」
「とさかっ!?」
 戻って来た二人と衝突!そしてファンファーレが鳴り響き……。
「まだだ!まだ奴が出てきてない!!」
「今なら逃げきれ……」
 ベチャッ!脱兎するレナードとブランシュだが、屋敷の敷地から出ようとすると、見えない壁にぶち当たる。見やれば、屋敷を囲むように半透明の巨人が立っていて。
「信者諸君、君たちは一つ忘れている」
 ダイスが割れて、頭に一の目を乗せた柊・天魔(今日の当たり目・e25174)……もとい、柊・天魔(悪の教徒・e25174)が下からせり上がって……待って、あの中どうなってんの!?
「身体を動かさず、ただ結果を待つだけがそんなに楽しいか?違うだろう?」
 色んな意味でボロボロの信者に語りかけ、天魔は聖書を開く。
「思い出せ。身体を動かし、ごきげんでYOなダイス目に心震わせていたあの時期を……ない?そんなことは知らないね」
 今時の子は本当に知らないんじゃなかろうか?
「イカサマができないと言っていたが、既にそこなモモ嬢が暴いたように、ダイスに重りを入れて出目を変える事は出来る。それにあの鳥を見ろ。羽毛の下とか、物凄くダイスを隠せそうじゃないか」
「よっしゃぁ!!」
 ビルシャナを示した隙に、レナードが天魔の聖書を奪う。これで無事に片付くと思いきや。
「主はモーセに言われた」
 天魔は懐に手を入れて。
「銀のラッパを二本つくりなさい。すなわち、打物造りとし、それで会衆を呼び集め、また宿営を進ませなさい」
 シルバーなラッパを取り出した。ファンファーレが鳴った時点で、既にこの奇跡は始まっている。二億の騎兵隊が戦場へ……この場へと押しかける。
「うぉおおお!?」
「花は……花はやめてぇえええ!!」
 レナードとブランシュは犠牲になったのだ……。
「くだらぬ教義で民衆の心を惑わすその罪は重い。罪の町よろしく滅ぶがいい」
 天魔が空を示せば、キラリ輝くお星様。
「天魔で届けよう、神の怒りを……!」

 チュドーン!!

「……で、なんでお前はいっつも時と場合を選ばないのかねぃ!?」
 帰りの居酒屋、硫黄臭くなったレナードがグラスを傾けながら愚痴ると、除に一発ぶん殴られて頭に巨大なこぶがオンして雪だるまみたいになってる天魔はハハハ。
「大切なのは勝ったか否か、その一点だろう?つまり私は悪くない」
「はっ!硫黄のせいで花の匂いがごまかせる……!」
 ブランシュ、現実逃避はやめなさい。
「拙者はサイコロステーキ所望するでござる」
「とんこつラーメン!煮卵とチャーシュー追加でっ!!」
 メロンソーダ飲んでるカテリーナの横でシュセリカが挙手。お子さま組はご飯食べに来てるね、コレ。
「ふぅ……久しぶりに賭博したけど、やっぱりギャンブルはやめられないわ!」
「嫌な事件だったわね……いやなじけん、だったわね」
 カロン……グラスの氷を揺らすモモと晴海……これ、片方はジュースなんだぜ……。
「やっぱ勝ちってのはこうじゃねーとナ」
 除はどんだけ稼いだんだよ、既に飲み過ぎてグラスがタワーってるじゃねぇか。人生ゲーム恐るべし。
「さぁ、今夜は飲もう。仕事上りの一杯は格別と言うからな」
「柊の旦那、ダイスに入ってただけじゃないのかねぃ?」
「むしろ皆巻き込んで大惨事だったよね?」
 じー。レナードとブランシュにジト目を向けられながら、天魔はグラスを乾かすのだった。

作者:久澄零太 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年4月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 3
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