女子大の入学式を襲うものども

作者:塩田多弾砲

 聖ラファエル芸術女子大学。
 その、入学式。
「……理緒も……別の大学の入学式、出てるのかな」
 新入生の長谷川布浦は、かつて交際していた同級生の事を思い出していた。
「……新入生、初々しい乳、新乳生……じゃなくって! あーもう、なんで下ネタは浮かぶのに、実際はヘタレなのよ私」
 高校の時に、こっそり百合なエロマンガを描いていた布浦。しかし創作とは裏腹に、好きになった少女……立花理緒に対しては奥手で臆病。
 布浦は理緒を好きではあった。が、本気で『恋人』に進もうとする理緒の気持ちに対し、どうしても答える事ができなかった。
「……私自身が優柔不断ってとこもあったけど……今までのぬるま湯のような『日常』が変化して、『壊れる』のが……怖かったんだよなあ……」
 態度をはっきりしない布浦と別れた理緒は、本気で向かってくる根岸雛子と交際。今年の正月に真百合ヶ丘神社に二人で初詣に行き、正式に恋人同士になったらしい。
「……ま、大学デビューと同時に、私も変わらなきゃ。雛子ちゃんはいい子だし、理緒ときっと、うまくやってけるよ……私と違ってね……」
 会場の講堂。その壇上では大学の学長が何やら話しているが、その内容は頭に入ってこない。
 が……、
 いきなり悲鳴が。
 周囲のあちこちに、豚の姿をした獣人の姿が。そいつは触手で新入生たちを捕え、狼藉している。
「えっ? あ、あの……いやああっ!」
 そして、こういう非常時に布浦は決断する事が苦手。オークどもの触手が彼女を襲い、スーツ姿の彼女の身体を弄び始めた。
「こないだ、湯上・伊織(ゆがみちゃんは歪みない・e24969)さんたちが解決した、女子校の卒業式にオークが乱入するっつー案件があったッスよね。卒業式の次は、入学式に乱入するオークどもの案件が発生したッス」
 ダンテが言うには、今回オークが出現したのは、女子大の入学式。
 そこは聖ラファエル芸術大学という、絵画や音楽、舞踊や役者など、芸術関係に造詣の深い女子大。近年にはマンガ学科なども出来て、結構志望者も多いらしい。
「で、ここの生徒は美少女ぞろいっつー評判で、実際そうだったッス。オークだったら、まず狙わないわけがないようなとこッスよ」
 ゆえに、阻止せねばならない。
「現場は、大学の大講堂ッス。でかい扇型の作りになってて、机と席も同じように扇状に広がってるッス。席は後ろに行けば行くほど、映画館の席みてーに高くなってるッスね」
 実際、普段は演劇の公演などにも用いているらしい。
 新入生は前の方から詰めて座っている。後ろの方は保護者などの来賓の席に。
 入れる人数は、全部で千人近く。しかし今回入っているのは、新入生300人にその付き添い50名、そして教諭ほか学校側の人間50名の、400名程度。
 そして、出入口は講堂の傍聴席側からは、後ろと両側面からの全11か所。
 講堂の舞台上からは、舞台両袖にも出入口がある。ここは演劇や各種発表時の機材などを運び込む、やや大きな出入口が据え付けられている。
「で、例によって誰かが囮になり、その隙に別の誰かが避難誘導。避難完了後に掃討ってなるわけッスが。場所が場所なだけに、ちと立ち回ったり、囮するスペースがやや少ないッス。舞台上と、傍聴席の中央の、左右を横切る通路……車椅子の生徒用に、やや幅広になってるッス……それに傍聴席の後ろ、そのくらいッスね」
 さらに、舞台袖から入れる裏側は、狭いためにオークの奇襲を食らいやすいとのこと。
 また、舞台上には仕掛けもあり、下からせりあがったり、落ちたりするような事も。
「舞台の下には、舞台裏から階段があるッス。まあ、そこもオークどもが連れ込んでこっそり色々とするのに都合が良さげなので、皆さん注意ッス」
 オークが今回用いるグラビティは、触手締め、刺し、溶解液。そしてあわよくば、舞台上でたくさんの人間の前で痴態を……と考えている様子だともダンテは付け加えた。
「で、いちおう女子大の依頼なんで、男性は参加禁止とはいいませんッスが、推奨はできかねるッス。あくまで女性のみ推奨ってな感じで。ともかく、んなオークどもの略奪を許すわけにはいかねーッス! みなさん、絶対に女性たちを救ってくださいッス!」
 卒業式と同様、入学式も重要なイベント。それを守るため、君たちは立ちあがった。


参加者
癒伽・ゆゆこ(湯治杜の人形巫女・e00730)
秋芳・結乃(栗色ハナミズキ・e01357)
葛城・唯奈(銃弾と共に舞う・e02093)
シルキー・ギルズランド(ぱんつはかない系無表情座敷童・e04255)
湯上・伊織(ゆがみちゃんは歪みない・e24969)
草薙・美珠(退魔巫女・e33570)
カレン・シャルラッハロート(シュトゥルムフロイライン・e44350)
シャッテン・フェアリーレン(はんぶんこ・e76853)

■リプレイ

●狙われし無垢
「これは、こっちなのです……」
「ふう、これでようやく……」
 一息付ける。実際、癒伽・ゆゆこ(湯治杜の人形巫女・e00730)と、秋芳・結乃(栗色ハナミズキ・e01357)は、一休み。
 大講堂。二人は講堂内を見回した。
 扇形の講堂内部、彼女らが今いる舞台袖からは、生徒たちが座る席を見上げる形に。
 そんな彼女達と目が合ったのは、葛城・唯奈(銃弾と共に舞う・e02093)。
(「そちらは?」)
(「万事異常なしです」)
 視線を交わすのみだったが、彼女がそう言っているのがなんとなくわかった。唯奈は今、舞台へすぐ駆けつけられる位置に、警備員のように立っている。
 ここからでは確認できないが、彼女……シルキー・ギルズランド(ぱんつはかない系無表情座敷童・e04255)が、講堂の後ろで『隠密気流』にて待機しているはず。
 なぜか黒く古めかしいセーラー服を着用していたが、おそらく何か意味があるのだろう。

 そして、傍聴席の中央部。
 講堂内の左右へと横切る中央の通路。その近くの来賓席には、
「……オークは……どこに?」
 豊かな胸の少女、シャッテン・フェアリーレン(はんぶんこ・e76853)が。
 新入生の妹を装った彼女は、警戒するように周囲へ視線を向けていた。
「…………」
 シャッテンからそう離れていない場所、中央通路近くの新入生の席に座るカレン・シャルラッハロート(シュトゥルムフロイライン・e44350)もそれは同じ。
 ……そろそろ現れても、良い頃合い。
「……ううっ、着物は聞慣れないから、はだけそう」
 特に胸が……と、カレンが呟きかけたその時。
「……これは……?」
 講堂内の『空気』が、変化した。

「……あの先生のお洋服。派手めねえ」
 しかしその服のデザイン、着こなし、そして振る舞いは、生徒たちの視線を奪い、周囲の空気を変化させるほどの『魅力』があった。
 さすがは、校長先生ね……と、湯上・伊織(ゆがみちゃんは歪みない・e24969)が呟くと、
「そうですね! ……でも私のスーツ、本当におかしくないでしょうか?」
 彼の隣の草薙・美珠(退魔巫女・e33570)が、自身の服と見比べつつ呟いた。
 彼女もスーツ姿で、顔には変装用にと伊達眼鏡。が、
「神様が用意して下さったこのスーツ、やけにぴっちりなのですが……」
 スカートの丈も短めなので、少し屈んだだけで、裾からショーツが見えてしまう。
「そんなことないわよ、美珠ちゃん。ん、良く似合ってるよん♪」
 と、肩に手を回し、抱き寄せる伊織。
「きゃっ! ……ほ、本当ですか?」
 まだ訝し気な美珠を、ぎゅーっと抱きしめようとしたその時。
 壇上から悲鳴が。それとともに、周囲から悲鳴が聞こえてきた。

●現れた凌辱者
「……オーク!」
 大講堂の後部で待機していたシルキーは、『隠密気流』を解き姿を現した。
 まずするべきことは、近くの扉を全て開け放つ事。
 続き、避難指示を出す。
「ケルベロスです……慌てないで、避難指示に従って……」
 が、現れたオークが来賓の女性を狙おうとした時、
「……みんな、遊んであげなさい」
『呪怨の童巫女』……得物を手にした巫女の童女たちを、シルキーは召喚した。
 童女たちがオークの身体を切り裂くが、あくまでこれは『陽動』。この隙に……オークから逃れんとする一般人たちの避難の指示しなければ。
 シルキー同様に、避難を手伝っているのは。
「こっちなのです!」
「さあ、早く! おちついてね!」
 舞台袖では、ゆゆこと結乃が。
「はいなーい、早く、急いで逃げてー! でも慌てずにねー!」
 新入生たちの席では、伊織が、それぞれ避難誘導。
 中には、パニックに陥りそうな者もいたが、
「大丈夫です、大丈夫……」
 シャッテンがそれを抑え、近くの出口まで誘導する。
 着物姿のカレンもまた、
「新しい気持ちでスタート切る日なのだから、襲わせないの!」
 オークと、逃げる人々との間に入り込み、守らんとしていた。
 そんなシャッテンやカレンに対し……オークは触手を伸ばしてくる。
「うわっ、気持ち悪っ」
 嫌悪し回避したカレンだが、シャッテンはあえてそれらを……、
「……くっ、ああっ……」
 自分から『受ける』かのように導き、引き付けていた。

 舞台上では。
「さあ……豚ども、覚悟はできてるんだろうなあ!」
 リボルバーでオークどもを狙い撃つ唯奈と、
「現れましたね、妖魔たち! 退魔師の私が、退治してあげます!」
 取り出した呪符で攻撃する、美珠の姿が。
 その陽動に、ほとんどのオークは……ケルベロスらの囮に向かっていった。

●新たなる欲望
 その頃。ゆゆこと結乃は、
「ひゃああっ! な、なんですかこれっ!」
「だ、だめっ! ……あっ! あああっ!」
 舞台下にて、オークに襲われていた。
 避難誘導をあらかた完了させた二人は、舞台裏の階段から舞台下へ向かい、そこで隠れていたオーク数匹の触手に絡まれてしまったのだ。
 オークの触手が手足に巻き付き、身動きが取れない状況で、
「ひゃあっ!」
「だ、だめなのですっ……あああっ!」
 溶解液をぶっかけられた。
 たちまち二人の服が溶け落ち、胸とあそこが露わに。
「み、見ないで……ひあっ! ひゃうぅ……ゆのひゃん……見ちゃ、みちゃやめれ、きゃぅぅんんっ!」
「だ、だめぇ……いやああっ! そ、そんなところ触らないで……あんっ!」
 あとは、オークのお楽しみ。触手が結乃とゆゆこの胸を撫でまわし、大事な場所、それぞれの桜色の場所を刺激すると、
「「ああんっ!」」
 びくびくっと痙攣し、二人は同時に絶頂。
「「ひゃああっ!?」」
 更には、二人の身体と身体を重ね合わせた。胸の先がくりくり弾き合い、肌と肌とがすりすりとこすりあわせられる。
「あっ、あっ、あっ……ぁうぅぅっ……!」
「はああ……ふああああっ!」
 そのまま、お尻の中心部と、発情し開いた花。四つの穴全てに……オークの触手が突き入れられた。
「ひゃああっ! ゆの、ひゃん……ご、ごめんなひゃい……も、もうわたひ、もぅ……」
「あっ、あっ、あっ、あっ……わ、私も……らめ……らめなの……あっ……あっ……」
 めちゃくちゃに突かれ、かき回され。気が狂いそうな快感が、ゆゆこと結乃の身体を貫き、
「「……あああぁぁっ!!あああああああああっ!」」
 二人から、理性と意識が奪われた。

 舞台上では。
「伊織さんが戻ってくる前に、妖魔は全部倒しますっ!」
 美珠の熾炎業炎砲と、
「どうした豚ども! そんなもんか!」
 唯奈のリボルバーとが、オークどもに炸裂していた。
 背中合わせの二人は、目前の敵へと攻撃を仕掛けていたが……、
「カレン、危ない!」
 舞台上から、唯奈は見た。通路にて、カレンを襲うオークの姿を。
「え? ひゃあっ!」
 悪代官よろしく、カレンは着物の帯をオークに引かれ、ぐるぐると身体を回転させていた。
「ふあああっ!」
 はだけた着物姿にされたカレンは、そのまま……大きく開脚した格好で後ろから抱え上げられた。胸とあそこと尻尾が、オークどもと、まだ避難が完了していない新入生や学校関係者たち、彼女らの視線に晒される。
「カレンを放せ! ……え?」
 助けようとした唯奈だったが、真後ろから伸びた触手に拘束された。
「唯奈さん!? ああっ!」
 同時に、美珠にも。二人は天井から降りて来たオークに気付かず、頭上からの触手に不意を突かれたのだ。
「は、放して下さい! ……ああっ!」
 美珠の言葉など聞く耳持たず、いつものように……彼女は触手に拘束されてしまった。
 そしてまた、いつものように溶解液をぶっかけられ……その瑞々しい裸体を、舞台上に、衆目の前に曝け出した。今の彼女は、裸に眼鏡だけの姿。
「くっ……」
 人々の視線が、自分の裸に注目しているのを……美珠は知った。

●愛欲と性春の始まり
 禁縄禁縛呪を、シルキーは放っていたが。
 彼女は、両足を拘束されて動けずにいた。足元から長く伸びてきた触手が固く巻き付き、更には両胸にも伸びて悪戯をしている。
 しかし、オークどもは近くにおり、更に近くには避難させるべき新入生と来賓たちが。
「んっ、くっ……」
 この触手の本体を攻撃するのは、後回し。まずは目前の敵を叩かねば。
 快感にさいなまれつつ、シルキーは攻撃し続けていた。

「や、やめて! 放して!」
 最初にそう言っていたカレンの言葉は、
「ああっ! や、やめないでっ! お願い……もっと揉んで、弄って……入れて……気持ち良くしてぇ!」
 愛撫を受け、おねだりに変化していた。
 揉みごたえのある大きな両胸が、絞るように揉みこまれ、先端をピンピン弾かれ摘まれる。
「ああっ! ……ひゃああっ!」
 尻尾とその付け根も、いやらしくこすり、くすぐるように刺激され、
「あひっ! ひゃうう……ふわっ!」
 身体が勝手にびくびく動き、口からは涎が。
「い、入れてえ……」
 その願いに答え、オークの触手が……彼女の穴に入れられた。
「!? ち、違……そこ、お尻……ひぎいいいっ!」
 無理やり入れられ、お尻に激痛が、続き強烈な快感が。
「!? ま、前もぉ……? あひっ! あ、あああああっ!」
 前には、オーク自身の太いものが。根元まで嬉しそうに咥え込み、更なる快感にカレンは襲われ、
「きもひ、いい……いいのぉ……あっ、あっ……」
 二穴を犯される様を、周囲に、大勢に見られ、見せつけ、そして……、
「あああああああああっ!」
 背中を反らせながら、絶叫し絶頂した。

 それを見ていたシャッテンは、
『助けないと』と思うのと同時に、
『気持ちよさそう。自分も……』という、快楽への欲望が自分の中に生じたのを実感していた。
「はあ、はあ、はあ、はあ……あっ、くっ……」
 シャッテンもまた、数匹のオークの触手に拘束され、首を絞められつつ、豊かな両胸を揉まれていた。そのまま舞台上へと、視線を向けさせられる。
 そこでは、美珠と唯奈の二人による凌辱ショーが。
「や、やめて、やめてぇ……気持ち、悪い……ひうっ!」
 溶解液により、衣服は溶け落ち、裸体を晒した唯奈は、
「ひゃっ! ん……んくっ……くうっ……!」
 両胸とその先端とを、執拗に攻められていた。気持ち悪いという、彼女の意思が見て伝わるも……、
「……あっ! あああっ!」
 愛撫の前に、軽く絶頂していた。
「くっ……屈しません、妖魔なんかに……ああっ!」
 後ろから抱えられ、開脚させられた美珠は、先刻から両胸の先端を攻められていた。
 美珠のそこは、触られ、軽く弄られるだけで絶頂してしまうほど敏感。必死に我慢を続けるも……限界はすぐに訪れた。
 新たなオークが二匹、彼女の胸の先に吸い付いたのだ。
「ひゃああっ!」
 更に、もう一匹が、三つ目の、下半身の花びらにある蕾に吸い付き、舌先で転がす。
「! ああ、ああ、ああああっ!」
 呆気なく陥落した美珠は、絶頂し、そして……、
「い、いやっ! 見ないでくださいっ!」
 見られながら、美珠は小水を放った。その放尿は舞台上に、黄色い弧を高く描き、惚けた唯奈の顔にびちゃびちゃかかる。
「や、やめてぇっ! ……あっ、あっ」
 続いて、ずぶり……と、美珠は自分の前後に太い触手が淹れられたのを知ったが、
「……え? あああっ!」
 敏感な花芽を、唯奈の舌が嘗め回すのも知った。
「す、すごい……あんなに……」
 それを見ていたシャッテンは、自分も犯されながら、自らの痴態を想像し……更に快感を高める。
 彼女もまた、後ろから抱えられつつ太い触手に突かれていたが、それを拒むどころか、嬉しそうに咥え込み、締め付け絞る。
 更には、唯奈がされたように、溶解液もお尻に浣腸。排泄感が高まり、我慢の限界も近づいている。
「お、お願い……おトイレに……行かせてぇ……」
 美珠の花芽を舐めつつ、自身も触手に花弁を突かれ、懇願する唯奈。
 やがて、何度も突かれ、愛撫され、身体中を嘗め回され……、
「い、いやああああっ!」
 美珠は再び絶頂し、中に出されつつ……激しく放尿。
「み、見ないで! 見ちゃいや! いやああああっ!」
「だ、だめええっ! イっちゃう……イクううううっ!」
 唯奈とシャッテンも同様に、絶頂し潮を吹き……お尻からも激しく噴き出していた。
 そして、その様子は。新入生たちにも見られていた。
「……新尿生挨拶、大便よくできました」
 その中には、布浦の姿もあった。

「あらら……」
 戻ってきた伊織もまた、その様子を全て見届けていた。
「……美珠ちゃんのおしっこが止まったら、助けましょうか」
 その言葉通り、伊織は放尿が終わった後、舞台上のオークを全て退治し、美珠らを助け出した。
 が、
「……あ、あの……」
 もじもじしている美珠に、
「終わるまで、我慢できない? じゃ、まず治めちゃおうか」
 言いつつ、チュッとくちづけし……、
「え? ここで? ……あああっ!」
 舞台上で、周囲に見られながら……伊織はそそり立った自分自身を、美珠に挿入した。
「あああっ! 気持ちいい、いい……いいっ! ああっ……ああああっ!」
 小水とともに潮を吹き出し、伊織をも汚しつつ、快感に絶頂。
 舞台上のその様子は、当然ながら……いろいろな人たちにしっかりと見られていた。

●閉会式
「これで……」
「終わり、でしょうか?」
 やがて、オークは全て掃討。ヒールで元通りになり、中断していた入学式も滞りなく終わり。
 ゆゆこと結乃は、最後まで入学式を手伝い、再び一休み。
 見ると、何人かの姿が見当たらない。
「あの、皆さんは?」
 ゆゆこがシャッテンに尋ねると、
「シルキーさんは、来賓の方とどこかに向かわれましたよ。他の方は……」
 美珠と伊織は、ヒールが終わった後でどこかに向かっていったのは見た。何をしているかは、言わずもがな。
 唯奈とカレンは分からないとの事。いったいどこに?

 その答えは『学内のシャワー室』。
 そこで唯奈は、シャワーを浴び……、
「はあ……ああ……もっと……もっとぉ……」
 自分を慰めていた。
「唯奈、さん」
 と、カレンがそこに。
「え? な、何……ああっ!」
 床に押し倒された唯奈は、カレンが胸を押し付ける感触を味わっていた。
「オークに襲われて、大変だったでしょ? 私が、慰めてあげる」
 言いつつ、唯奈の感じる場所に……カレンは手と尻尾を伸ばした。

 そして、学外にて。
「はあっ、はあっ、あっ、ああああっ!」
 男たちとともに、絶頂を味わうシルキーの姿があった。
 下心丸出しの来賓の男たちに、彼女は声を掛けられ……ホテルへと連れ込まれていたのだ。
 オークには、何度も寸止めされ……シルキーの身体は疼いていた。
 その疼きを、シルキーは男どもを受け入れる事で、めちゃめちゃに愛撫され、突かれる事で……解消していた。
「もっと……もっとぉ! あああああっ!」
 身体を淫らにくねらせ、シルキーは更に快感を貪り続けていた。

作者:塩田多弾砲 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年4月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 6
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