「ムーブムーブ!」
「ストップ」
「……クリア」
「ゴー!」
側から見たら何言ってるのか分からない会話……いや、会話ですらなかった。全てハンドサインとアイコンタクトでやり取りしている為、実際に声を発しているわけではない。
彼等は誰もが、竹で編んだ人形のような姿をした軍人的なサムシングだった。ここだけ聞くと滑稽だろうが、動きは本物。
荒れ果てた市街地の中を、カバーしながら割れたガラスに映る壁の向こうを見て、動くものがない事を確認してから目視、移動。
一つの部隊として動く彼等は、戦っているわけではなく、索敵を目的として動いている。この領域に踏み込んだものを始末する、あるいは自陣を広げるべく領域外に侵攻する為に……。
「大阪城への潜入作戦が成功して、貴重な情報を持ち帰る事ができたのは覚えてる?」
大神・ユキ(鉄拳制裁のヘリオライダー・en0168)が集まった番犬に投げかけたのは、そんな問いだった。
「この情報は、今後の大阪城の攻性植物との戦いに生かされるはずだったんだけど、この一件で、攻性植物も凄く警戒するようになったみたいなの」
コロコロと地図を広げて、ユキが示したのは。
「今は大阪城周辺の警戒区域に、竹型の攻性植物の軍勢が展開が確認されてて、大阪城へ近づこうとするみんなを警戒しながら、大阪市街地へ攻撃して、支配エリアを拡大させようとしてるの」
放っておけば市民が犠牲になり、敵は領域を拡大する。無視する理由はないだろう。
「敵の数が八人いて、軍隊みたいな動き方で索敵してるんだけど、大阪城周辺の市街地の探索をした後、ケルベロスの侵入が無いって分かったら大阪市街地への攻撃をするみたい」
大阪市街地の被害を防ぐ為には、緩衝地帯で迎撃する必要がある、という事だろう。
「敵は隠密行動をしながら、みんなの事を探してるよ。だからこっちも隠れながら敵を探して欲しいの。敵は連携してくるから、戦力的にはほぼ同じくらいだと思ってね」
つまり、先手必勝と言うほどではないにしても、先に敵を発見して奇襲をしかけた側が圧倒的有利になる。大阪城周辺の緩衝地帯は、無人の市街地となっているため、その地形を活用できれば有利に事を運べそうだ。
「敵も部隊を編成してくるって事は、チームワークで勝負することになるよ。連携する事が大切だからね!」
白猫に念押しされて、番犬達は作戦会議を開始する……。
参加者 | |
---|---|
シル・ウィンディア(蒼風の精霊術士・e00695) |
因幡・白兎(因幡のゲス兎・e05145) |
セット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228) |
除・神月(猛拳・e16846) |
マーク・ナイン(取り残された戦闘マシン・e21176) |
ネリシア・アンダーソン(黒鉛鬆餅の蒼きファードラゴン・e36221) |
ベルローズ・ボールドウィン(惨劇を視る魔女・e44755) |
ケル・カブラ(グレガリボ・e68623) |
●ハンドサインを台詞に翻訳してお送りしています
「大阪は! 初めてデス! それだけデス!! わかってても、のんびり観光気分になれないって思ったよりつらいデスネ」
「気持ちは分かるが静かにしろ、分かる奴には分かるぞ?」
ケル・カブラ(グレガリボ・e68623)の騒々しいハンドサインに、マーク・ナイン(取り残された戦闘マシン・e21176)は『黙れ』のサインを送って頭を振った。
番犬達が降下したのは、大阪の市街地『だった』場所。荒れ果てた街並みは、戦闘の爪痕がむざむざと見せつけられるものだが、今は感傷に浸っている暇も、ヒールしている余力もない。
此度の部隊は八人中五人が都市迷彩仕様の装備に身を包み、そして八人全員が気配を殺す異能を纏っている。十全とは言えないが、不足はない。索敵で致命的なミスでもしない限り、気が付いたら敵の罠の中にいた、という事はなさそうだ。
「結構狩ったつもりだガ、流石に竹は成長が早ぇみてーだナ? パンダらしク、連中全員食ってやろーじゃねーカ♪」
嬉々として先に進もうとする除・神月(猛拳・e16846)を、セット・サンダークラップ(青天に響く霹靂の竜・e14228)がひょいとつまみあげ、下を示す。
「遠くからの視線が通るか否かも大切っすけど、音を立てないように気を付けないと、敵が思ったより近くにいた時痛い目見るっすよ」
除の足元に転がっていたガラス片を警戒して、ほんの少しだけ道を逸れて進む番犬達。路地裏に入りつつ、ベルローズ・ボールドウィン(惨劇を視る魔女・e44755)が後方、及び隣接する左右のビルの屋上を警戒し、先行するマークナインとネリシア・アンダーソン(黒鉛鬆餅の蒼きファードラゴン・e36221)が左右の壁に背をつけ、まずは浅い角度で敵が目視できない事を確認、続いてこの日の為にマークナインが作成した伸縮ミラーを手に、ネリシアと、マークナインの足元で匍匐前進するセットが深い角度でクリアリング。
「左……敵影無しだよ……」
「右、動く物はないっす!」
「定点カメラ設置完了。いくぞ」
マークナインが雨どいの後ろ側に隠すようにして、小型カメラを設置。斜めに角度をつけて、先にある交差点の映像記録を残しながら次の路地裏へと大通りを駆け抜けていく。
「なかなか遭遇しないね……」
ひしゃげたカーブミラーと手持ちの手鏡で、左右を確認していたシル・ウィンディア(蒼風の精霊術士・e00695)へ、敵影がない事を確認して飛び出し、向かいの物陰に飛び込んで左右を警戒してから『ゴー』のサインを返すケルが首を傾げる。
「ここまで見つからないという事は、敵さんは隠れているんでしょうカ?」
「それはないと思うなー」
因幡・白兎(因幡のゲス兎・e05145)は唇をとがらせて、後方を確認しながら後頭部で腕を組んだ。
「隠れる時は罠を張ったり、何かから逃げたりするのが基本だからね。僕達みたいに、奇襲を狙って探してる時も隠れるけど、見つからない為じゃなくて、先に見つける為に隠れてるわけだし」
上下逆さまになったハンドサインにケルは首を傾げるが、若干堂々巡りなのは事実。緩衝地帯という広範囲において、隠れる事に重点を置いた番犬達は確かに奇襲を受けにくくはあるが、敵の発見に手間取っていた。
「なんにせよ、まずは進むしかない」
マークナインは大通りが交差する十字路を見通せる街路樹に近づくと、その下の植え込みの中に定点カメラを仕込む。
「情報がないという事は、少なくともすれ違いはしていない。ならば、進んでいればいずれ会敵するだろう。その時先手を取られなければ十分だ」
量産機として、軍に似た行動をとっていた経緯のあるマークナインは知っている。隠密戦は、先に焦った方が負けなのだ。
●ここから先は番犬達の声をお楽しみください
竹の攻性植物達は廃墟を探索していた。侵入者を探すのと同時に、見敵した際に廃墟そのものを防衛ラインにすることができるからだ。このようなカバーできる場所の塊を簡易的な拠点として、休息を取る。
体力的な問題があるわけではない。足を止めて、道中にあった痕跡をまとめ、侵入者を発見し損ねている可能性について検討するためだ。
ここまでの索敵に見落としはなかったものとして、再び攻性植物達が動こうとしたその時。
「な、なんだ気のせいか、驚かせやがって……」
槍を手にした攻性植物が、視線を感じた気がして素早く武器を構えるが、そこには剥落する瓦礫の残骸。仲間達へと向き直ると。
「竹村後ろー!!」
「へ?」
突如、叫ばれて振り返ったそこには、思いっきり拳を振りかぶったバーサークパンダ。
「食い殺してやんヨ!!」
しなる腕から放たれるフックが攻性植物の側頭部をぶん殴り、強く頭を揺さぶられた竹の軍人はよろめいて膝をついてしまう。
「敵襲! 敵襲ー!!」
「遅いっす!」
慌てて陣形を整える軍人たちだが、布陣が整う前にセットが突貫。浮遊する盾二枚を翼のように体にピタリと寄せて、敵陣のど真ん中に滑りこんだセットが片脚を軸に急制動をかけながらターン、同時に盾を展開して回転斬りを放つ。槍を持った三体の軍人が得物をもって直撃を阻み、セットが目を細めながらバックステップ。
「前衛は三体ってとこっすね……」
「でも……」
ネリシアが地面を蹴って槍兵を掻い潜り、一体だけ外套を羽織った個体を狙おうとするが、サマーソルトは咄嗟に追いついてきた槍兵に阻まれてしまった。反撃前に飛び退いたネリシアは眉根を寄せて。
「中衛も……いるね……」
「SYSTEM COMBAT MODE」
睨み合う二つの部隊の上から、電子音が落ちた。続けざまに瓦礫と機体が落下して。
「READY ALL WEAPON」
朦々と立ち込める粉塵の中、除の鉄拳を食らって姿勢が低くなっていた軍人はハッとする。
「FULL FIRE」
「竹中殿! 下がっ……」
バラララララ!!
「た、竹村ぁあああ!!」
咄嗟に庇われた外套を羽織った個体の目の前で、マークナインの全武装が叩き込まれる。軍用機関砲を改修し、重力鎖の弾丸をばら撒く砲門から降り注ぐ弾丸の雨にその身を蜂の巣にされながら、なおも耐えようとする軍人へ、リアユニットから飛び出した浮遊砲台が殺到。関節を撃ち抜かれて崩れ落ちた彼を執拗に狙って、脚部ミサイルポッドから飛び出したマイクロミサイルの弾幕が植物性の肉体を焼き払う。
「竹中殿……」
振り返る事もできず、槍兵は右手を挙げた。
「どうか、ご武運を……」
最期に敬礼した槍兵は、眩いばかりの閃光に呑まれて、その姿を消した。
「状況開始」
淡々と、現状を口にしてわずかに残る炭化した遺体を踏み砕き、マークナインが突進。部隊の半分が奇襲に成功したことで、一人欠けた前衛がその行く手を阻まんとして、弾幕を竹槍で防ごうとするが、足を止めている隙に突っ込んできたマークナイン本体に弾き飛ばされて後退を余儀なくされてしまう。
「癒の型が楽できる戦いだといいなー」
余計な事を口にした白兎に対し、外套を羽織った軍人が指揮を執り始め、無数の手榴弾を手にした軍人が番犬達のど真ん中にその爆弾を投げ込んでくるではないか。
「ハッ! そんな単調なモンに当たるわけ……」
ひらりと躱し、突っ込もうとする除だが、爆弾が爆ぜた後には炎でも竹の針でもなく、白煙がまき散らされる。
「ンだコレ!?」
「この煙……」
会議室の時点で、最悪のパターンを予想していた白兎は両手を頬に当てて絶叫。
「言ってるそばからこれだよもー!? 皆動かないで!!」
敵が打ちこんできたのが催涙弾と察した白兎は、前衛が視界を潰されて同士討ちする前に銀粉をばら撒き、催涙成分を付着させて地面に落下させるが、完全には視界を確保しきれなかった。
●番犬の群れによる狩猟シーン
「力を、借りるね」
シルは左手薬指の指輪に触れて、そっと目を閉じる。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ、暁と宵を告げる光と闇よ……」
一つ、一つ、光が浮かび、新たな光が浮かぶ度に重力鎖の線が結ばれて、やがては六芒星を描く。
「六芒に集いて、全てを撃ち抜きし力となれっ!」
背に一対の青白い翼を広げ、シルの前に展開する六芒星は一点に収束。
「わたしの切札、受けてみてっ!」
撃ち出される魔力の砲弾を、槍兵の一体が得物を投げて貫き、霧散させた。しかし、相殺したはずの魔力弾の背後より、もう一発の輝きが迫る。
「しまっ……」
続く二発目の砲撃を前に、直撃した軍人が膝をついてしまうが、相殺して打ち上げられた槍が近くに突き立つと、それを杖代わりに立ち上がるものの。
「血で血を洗うチームバトルデース!! ボクらに遠慮せずに自滅してくれてもいいのヨ!!」
支えにしている竹槍をケルが蹴り飛ばして、崩れ落ちる軍人の鳩尾に鉄拳を一撃。力なく崩れ落ちる竹の体を、片腕を掴んで自らの腕と絡み合わせるようにしながら背中に回り込むと、首を掴み、もう片方の腕に脚を絡めて。
「苦しませはしないカラ、安心してイイヨー!!」
ベキリ、両肩と首を捻じ切られて軍人の一人が事切れた。
「総員、射撃用意!」
外套の軍人の指揮に、後衛に陣取る三体が一斉に銃を構えるが、撃つのは一人。
「きゃっ!?」
足元を撃ち抜かれて、小さなかすり傷を残しつつ、動きを止めたシル。その彼女の眉間、あるいは胸目がけて、残る二人の弾丸が空間を駆け抜ける。
ライフリングに導かれて回転する弾丸が正確に、脳と心臓めがけて少女の命を奪わんとするが。
「ハイ、お客さんソコマデ!」
左から迫る脳を狙った弾丸をケルが片手の平に風穴を開けながらも握り潰し。
「ちょ、足止めしてから狙撃とか性格悪くないっすか!?」
右から迫る心臓を狙った弾丸をセットの盾が弾き、跳弾させて狙いを自分へ逸らす。
「惨劇の犠牲者達が……晴らせぬ無念がビル風のように駆け巡る」
ふと、虚空を見上げてベルローズが口ずさむ。
「何故にここまで苦しまねばならぬと……哭いている」
彼女にしか見えない、聞こえない、亡者の嘆き。届かぬ声を、彼女に押し付けるように、あるいは託すように、遺された思念が戦場に渦を巻く。
「彼らが、あなた達に言いたいことがあるそうですよ」
「?」
首を傾げた三体の狙撃手へ、見えざる圧力が……亡者の群れが、群がり、押し潰さんと飲み込んでいった……。
●あの下衆兎さえいなければ
「そこそこの実力者で手数が揃ってるのって結構厄介だよねー」
もはや虚ろ目の白兎の前で、展開される戦いは奇襲を成功させてなお互角。癒し手が一人しかいない状態で、敵が桁違いの毒をばら撒いてくるのだ。
「大体あの爆弾野郎が悪い気がするっす……」
指揮官らしき個体の指示をもって、毒の詰まった爆弾をより強力に、的確に投げ込んでくる爆破兵。誤射を誘発する催涙弾と、行動不能を狙った神経毒を、広範囲に交互に投げ込んでくるのだ。それも、型と指揮官のせいで通常の番犬の五倍以上の代物を、だ。
「二人がかりじゃなかったら、割と解毒追いつかなかったかも……」
呟く白兎の目の前に、爆弾が転がった。前衛を追い詰めておきながら、後衛、より正確には強力な解毒を行う白兎を潰しに来たのだろう。なにせ、敵陣の奥から更に狙撃手が白兎を狙っているのだから。
「ぎゃー! 詰んだー!?」
「DUCK!」
背部ブースターを半ば暴発させてマークナインが緊急発進、白兎の前に飛び込んで盾を構えると踵の杭を地面に撃ち込んで自身を固定。爆風から白兎を庇うが、自身の駆動系がエラーを起こし、行動不能に陥ってしまう。置物と化したマークナインだが、続けて白兎狙う弾丸はその身をもって受け止めて、代わりに自らは装甲下部の配線を撃ち抜かれ、立ち往生してしまった。
「ゴメン、後で治すから!!」
白兎はマークナインを見捨てて後衛の解毒に回る。見放されたマークナインだが、決して悪い気分ではない。何せ『後で』と言われたから……あの時とは、違うから。
「グラファイト……!」
解毒を受けて、巻き添えの行動不能から復帰したネリシアの鬼鋼が肩に飛び乗ると、彼女の腕を伝って角竜を模した砲塔に姿を変える。
「仕掛けるよ……!」
ワッフル状の網掛の砲弾が最後の槍兵に襲いかかるが、連射しながら接近するネリシアの腕で、鬼鋼は角竜の腕甲に姿を変えていて。
「必殺……」
振り抜いた拳は、自らが放った砲弾を撃ち抜いて冷気を纏い、角竜の角を研ぎ澄ます。
「ワッフル超鋼拳……!」
角で穿たれた竹の肉体を、内部から爆ぜるワッフルの輝きが引き千切り、ついに前衛が瓦解した。これに乗じてシルが爆弾魔に接近するなり、その顔面を蹴り飛ばして地面に転がすと青白い翼を広げて浮遊し、にっこりと微笑んだ。
「切札が一回しか使わないなんて、だれが決めたの?」
「それ切札って言わな……」
爆破兵の抗議が届く前に、六つの輝きによる爆破音の方が響いた。
「オウコラいいコート羽織ってんじゃねぇカ、それくれヨ!!」
続けざまに除が指揮官らしき軍人に掴みかかると、外套を奪うようにして腕に絡め、足を払って投げ飛ばし、壁に叩き付けると落下前に踏み込み、敵の額に頭突きを叩きこむ。よろめく相手の胸倉を掴んだかと思えば。
「服なんてセコイこと言わないで、テメーは中身ごと剥ぎ取ってやんヨ!!」
ベキベキベキッ……!
竹を編んだようなその肉体ごと、軍服を引き千切ってしまった。
「竹中殿ー!?」
指揮官を失い、一瞬焦りを見せる二人の狙撃手たちだが、残り一人は?
「さあ、今こそ無念を晴らすとき。あなた達を縛る『門」』解放し、憎い仇敵達を……そちら側に引き込み、魂まで喰らいなさい」
ベルローズは虚ろなる者共に仮初の形を与え、黒き影と化した亡者の群れが、狙撃手の一人に襲いかかる。あるいは指を引き千切り、あるいは腹を引き裂いて、あるいは首をもぎ取りながら……無残にも、解体されていく様を眺め、ベルローズはいつしか頬を伝う雫を、そっと指先で拭う。
「……同調し過ぎたみたいですね」
赤い雫をそっと隠すように握り込み、その手を胸に添えて亡者に黙祷を捧げた……。
「くっ……」
一矢報いようと、銃を構える二人の狙撃手だったが、その目の前にケルが飛び込んでくると、セクシーポーズ。
「一緒に、爆発しまショ?」
ウィンク、かーらーの、チュドーン!! 桃色の爆煙がまき散らされて近所迷惑間違いなしなのだが、それ以上に。
「か、体が……」
痺れて動けなくなった二人に巨大な影が落ちる。
「ENEMY DOWN」
白兎を頭に乗せて自由を取り戻したマークナインの弾幕が、二人まとめて竹片に変えてしまった。
「MISSION COMPLETE」
フシュー……ため息を溢すように、武装に溜まった熱を吐き出すマークナインの声が、静かな戦場に響く。
作者:久澄零太 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2019年3月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 4
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