大阪都市圏防衛戦~光無き街に灯る愛の炎

作者:ほむらもやし

●予知
「いったい私たちはここで何をしているのでしょうか?」
 大阪城公園近くのビジネスパークなどと呼ばれる地域、これまで竹の攻性植物による哨戒活動が認められたこの地域に第四王女配下の騎士とアイスエルフが侵攻を開始した。
「実戦での一日の経験は半年の訓練にも勝るとも言いますが、殺されてしまっては元も子もありません」
 アイスエルフの力を侮るなと息巻く者、再びアスガルドで暮らせるならと前向に捉える者、エインヘリアル勢力内の内輪もめに巻き込まれているだけだと訝しむ者など、抱く感情は様々だ。
「前方脅威無し」
 地下鉄の入り口付近に身をかがめて進行方向に視線を向けたアイスエルフの女がハンドサインを送ると、十メートルほど後ろの一群が一斉に前進して合流する。
「そもそもケルベロスとは何者ですの?」
「私たちに死というあり得ない状況をもたらす、全宇宙の敵——と言えばよろしいでしょうか」
 咳払いと共に語るエインヘリアルの騎士に、いずれにしてもやれることをするだけと薄く頷きを返して、アイスエルフたちは階段を進み始めた。

●ヘリポートにて
「リザレクト・ジェネシスの戦いの後、行方不明になっていた『宝瓶宮グランドロン』に繋がる情報が、大阪城の周辺から伝えられた」
 ケンジ・サルヴァトーレ(シャドウエルフのヘリオライダー・en0076)はそう告げると眼光を鋭くする。
「竹の攻性植物によって、大阪城周辺の警戒が厳しくなっているのは承知のことと思うが、その中に、エインヘリアルの騎士と『妖精8種族であるアイスエルフ』と思われる女性の姿が確認された」
 ユグドラシルの進出した大阪城は特殊な状況にあると見られる。
 第四王女は復活させたアイスエルフを自分の騎士団に組み込むと共に攻性植物との同盟を強化することで、リザレクト・ジェネシスで消耗した第二王女の軍事力を再建し、勢力の盛り返しを狙っている。
「今回、対応する敵はレリ配下の白百合騎士団のエインヘリアルとアイスエルフの混成部隊で総数は15人前後。該当地域はテレビ局のビルを始め大きなビルが並んでいて通りの見通しが良い反面、地下鉄駅への出入り口や立体化された歩道もあって、身を隠せる死角も多い」
 つまり現代的な市街地の地形を利用して上手くやれば不意を突いた攻撃も可能だ。
「但し襲撃されれば、エインヘリアルの女騎士は、アイスエルフを守ろうと命を賭して戦うだろう。そしてアイスエルフも自身が攻撃を受ければ、戦闘力は低いけれど自衛のために反撃してくる」
 遭遇するエインヘリアルの女騎士たちは、ケルベロスをアイスエルフの誘拐を目論む危険な敵と認識していて、洗脳によって定命化を促す悪辣非道な存在という印象も抱いている。
「アイスエルフに関しては何故か女性しかいなくて、コギトエルゴスムから復活して間も無いせいか、気持ちや状況について頭の中の整理を出来ていない者が多い」
 エインヘリアルを全員倒した状態で、アイスエルフたちの同意を取り付ければ、一緒につれて帰ることも可能だ。
 但し、もし連れ帰りたい気持ちがあるならば、アイスエルフたちがどのような心証を抱くかにも配慮した方が良いだろう。同じ戦場内で、自分たちを守ろうと身を挺して戦うエインヘリアルの姿や戦闘の様子はアイスエルフたちの目から隠すことは出来ないのだから。
「敵部隊15人の約半数を占めるエインヘリアルの女騎士の撃破は確実にお願いする。アイスエルフの女性たちについての対応方針は、逃がすか、殺すか、連れ帰れるように説得するかは、現場に一任する」
 敵同士であったはずのエインヘリアルと攻性植物の協力関係。
 滅ぼされたはずのアイスエルフの復活、これらはケルベロスたちにとって好機となるのか、それとも奈落へと転がり落ちる切欠となるのだろうか。
 未来はあなた方のこれからの行動に委ねられている。


参加者
月宮・朔耶(天狼の黒魔女・e00132)
エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486)
シエナ・ジャルディニエ(攻性植物を愛する悩める人形娘・e00858)
ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956)
イピナ・ウィンテール(剣と歌に希望を乗せて・e03513)
円城・キアリ(傷だらけの仔猫・e09214)
クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)

■リプレイ

●力を示すとき
 ビルの角から物陰まで、アイスエルフの合図に呼応して、息もピッタリに駆け始めた7人のエインヘリアルの女騎士ら駆け足で合流する。再び数人が先行して安全を確認して後方に残るメンバーを呼び寄せる。
 市街戦の基本的な動きを反復。
 これは白百合騎士団にとって新兵を育成するための実地演習という意味もあった。
 大阪は水の街とも形容されるように、川で区切られた場所が数多くみられる。
 大阪城公園に近い、ここビジネスパークなどと呼ばれる一画も、その傾向に準じていて、攻性植物の占領地と人類勢力との緩衝地帯の役割を果たしている。
「そこまでであります! あなた方の企みは既に露見しているであります!」
 クリームヒルト・フィムブルヴェト(輝盾の空中要塞騎士・e24545)が堂々と言い放つと、エインヘリアルたちは慌てつつも、即座に牽制の一手を放ちながら、アイスエルフたちに階下に降りる様にと指示を飛ばす。
「この街も、ここで生きる人々の命も。貴方たちに奪わせはしません!」
 背中の翼を大きく広げて、イピナ・ウィンテール(剣と歌に希望を乗せて・e03513)は鋭い声で告げる。
 エインヘリアルが侵略をしている加害者で、自分たちは侵略を受けている被害者だという、立場の構造を明らかにする必要がある。新兵のような訓練が必要な程にアイスエルフが弱いとしても立場は同様だ。
(「……私は憎いですわよ」)
 エニーケ・スコルーク(黒馬の騎婦人・e00486)は心の内で呟く。
 かつての会談で、こちらの申出を蹴っておきながら、立場的に好きにできる種族をまるで将棋で取った駒のように戦いに投入するやり口、それを知りつつも忠実に付き従う白百合騎士団のエインヘリアル。
 その彼女たちの下で動くアイスエルフに対しても複雑な思いを抱く。
「私は馬のウェアライダー・エニーケ・スコルーク! 今から殺される貴女達には覚えてもらわなくてもよいですわ」
 殺伐とした雰囲気が醸し出す非情と冷徹。
 今ならばアイスエルフにも「殺される」という言葉の重さを理解できる気がした。
 何度も聞かされた。——デウスエクスが相手なら、最悪でもコギトエルゴスムにされるだけ済むが、ケルベロスが相手ならば、存在自体がこの世から無くなって、二度と復活することは出来ない。
「Weigern(否定する)……」
 敵を破壊する。ヴォルフ・フェアレーター(闇狼・e00354)の誓約によって呼び出された精霊が、真夏に立ち上る熱の揺らぎの如き気配を漂わせながら白百合をあしらった兜のエインヘリアルに襲いかかる。
「ぐはっ!」
 次の瞬間、生気を吸い取られたかのように女騎士は急激に痩せ細って行く。
 そして咳き込みながら片膝をつく。
 そこに素早い身のこなしで距離を詰めた、ラインハルト・リッチモンド(紅の餓狼・e00956)の繰り出す、不可視の一閃が唸る。瞬間、体格だけ見れば、ラインハルトの2倍はあるエインヘリアルの巨体が腐った老木が折れる様にして倒れて、そのまま動かなくなる。
 自分たちが強くなったのか、今回の相手が脆すぎたのかは分からないが、その様子は破壊されたエスカレータの影に控えているアイスエルフたちにも丸見えである。
(「全部で8人か、今のところ逃げた者はいないようだな」)
 念のためヴォルフがアイスエルフの人数と位置を確認する。
「どんな相手でも油断は禁物だぜ」
 月宮・朔耶(天狼の黒魔女・e00132)は眼前に手をかざす。ケルベロスチェインが地面に触れる音を響かせながら、螺旋を描く渦の如き魔方陣を展開し、直後魔方陣は味方を守護する盾の力と変わる。
 オルトロス『リキ』の吐き出す地獄の瘴気が騎士団の守る地下鉄駅の方へと続く入口とへビルの谷間に満ちて行く。エインヘリアルたちは手にした剣を構え、間を詰めるような陣形を取っている。刹那、地面から立ち上がる青白い輝きが彼女たちを守護する星座の軌跡を描いた。
(「Envieux(まさに羨望ですわ)……わたしも攻性植物さん達と仲良くなりたいなぁ」)
 シエナ・ジャルディニエ(攻性植物を愛する悩める人形娘・e00858)は心の中で呟く。他の者が敵対する勢力との関係をどう思っているのか、その本音を漏らすことは少ない。今はケルベロスの仲間である、ヴァルキュリアであっても、エインヘリアルへの感情を語ることは多くない。
 複雑な思いを薄い胸にしまってシエナはアニミズムアンク——エートゥル・クロォゥジャルを振り上げる。一番大柄な恐らくは敵のディフェンダーに狙い定める。直後、肉食獣の如き霊気を宿す、それは嫉妬を孕んだ乙女の鉄槌の如くに、強かに敵を打ち据えた。
「いくらあなた方が素晴らしい理想や正義を語ったとしても、実際にやっていることは侵略と言うことをお分かりでしょうか?」
「——分かっていないのは貴殿らの方だろう」
 最早倒れるのは時間の問題に見えたが、隊長らしきエインヘリアルが言い返してくる。
「私たちは、自分の意思で戦っています。……貴方たちはどうしたいのですか? 何のために、己の力を振るうのですか?」
 目の前のエインヘリアルに対してだけでは無く、戦いを見ているアイスエルフたちにも聞こえるよう、即座に返すイピナ。
「なんと軟弱な。己の意思など、その時々の気分ですぐに変わるものではないか!」
 エインヘリアルの言葉にはポピュリズムに陥った政治が取り返しのつかない選択をしてしまう民主国家の危うさを指摘しているが、君主の気分により、もっと簡単に取り返しのつかない選択をする可能性がある点で、ブーメランの如くにエインヘリアルの主張を否定していた。
「話になりません——私たちに言わせれば、あなた方の騎士精神、いえ信仰と言った方が良いですね。それは自分で考えることを放棄していると言うのです」
「……くっ」
 エインヘリアルの眉尻が心の揺らぎを象徴するかの様に刹那、下がって、カタカナのハの字の如き形になるのが見えた。隊長のエインヘリアルが知る限り、重罪人としてコギトエルゴスムの刑とされたエインヘリアルの全てがおかしな性癖が強調されるものの、目の前のオラトリオの少女が言うように自由闊達な意思を持っていたと気づく。
(「羨ましい。我もあのように生きられたら——だが我に私心などは無い、レリ王女様の騎士なのだから」)
 迷うような表情の変化に気がついた、イピナはいつでも刺突を繰り出せるよう、踵に力を込めたまま、敵の出方をうかがう。
「死を恐れるな。我らの精神は常にレリ王女様とともにある——突撃!」
「応っ!!」
 アイスエルフには時間を稼いでいる間に撤退するようにと指示を飛ばし残る6人と共に攻勢に転じる白百合騎士団。その動きに呼応する様に、イピナは踵に溜めた力をばねに、前に飛び出し——。
「穿つ落涙、止まぬ切っ先」
 水の精霊の力を纏う型から繰り出すイピナの刺突が土砂降りの暴雨の如くに先頭の隊長を貫いた。
 蛙の様に見開いた両眸を血走らせたまま、あっけなく隊長は斃れ、後に続く5人の攻撃は、ラインハルトとクリームヒルとに集中する。
 しかし2人の技量に加えて、既に展開されていた防御系の加護のために思いどおりに戦うことが出来ない。
「百合咲く舞台、修羅を包む華の芳珠。刃を種に血を吸い上げてほころぶ白の……Ah――」
 円城・キアリ(傷だらけの仔猫・e09214)声が聞えた。
 瞬間、空間が暗転し吹雪の如くに、莫大な癒力を孕んだ白い花びらが舞う中、キアリが指し示す先を目がけて、口に刃を咥えたオルトロス『アロン』が突っ込んで行く。
 自らの身体から噴き出した血で剣を赤く染めて、斃れて行く女騎士たち。
 そんな風に自分たちを逃がそうと死んで行く白百合騎士団の真心など、アイスエルフたちは理解しようともせずに、ただただその様子を虚ろな目で眺めている。
 今、彼女たちの頭の中にあるのは、どうすれば有利な形で生きながらえることが出来るかという打算。ケルベロスについて行くのか、それともエインヘリアルの指示に従って逃げるのかを悩んでいる。
 どうせ弱い立場の者はどこに行ってもいいようにしか利用されないのだから。
 指示に従って撤退をすれば、仲間であるはずのエインヘリアルを見捨ててアイスエルフである自分たちだけが逃げたという形になる。卑怯者とされ、責めを負わされるかも知れない。
 では、ケルベロスたちについて行けばどうなるか。
 ケルベロスたちの言葉は個人の感情に基づいており、そこに絶対的な裏付けは無さそうだ。
「恨むなら愚かな判断を下した貴女達の大将を恨みなさいな」
 エニーケの振り下ろす硝子の如き刃が最後の一人となった敵に衝突すると同時に砕け散る。
「レリ王女様ぁ——申し訳あり……」
 身体の至る所に突き刺さった硝子の刃の破片を赤く染め、ビルの谷間の上の空を見上げようとしたエインヘリアルの口から、血と呟きが零れた。
 かくして白百合騎士団の一小隊は全滅した。
 そしてエニーケは浴びた返り血を拭うことも無いまま、戦いの様子を見守っていたアイスエルフたちの方に向かう。

●アイスエルフたち
「すばらしいです。こんな圧倒的な戦い、初めて拝見しました!」
「あなた方は英雄です。ありがとう!!」
「……あなたたちは、おバカさんですか?」
 そして8人のアイスエルフの前に立つと、すり寄るような感謝の言葉に込められた打算を見透かした様に言い放った。
「あなた達は所詮、利用され使い捨てにされる兵器ですわね。私達やエインヘリアルにとっても。兵器に考える資格などありませんが、戦いの為に解放された自分達が目覚めさせた者達にとってどういう存在か考えてごらんなさいな」
 そうアイスエルフたちが此所に残ったのは、規律の厳しい騎士団に戻った時に、仲間を見捨てて逃げた敗者への処分を恐れてのこと。加えて甘言で誘う、ケルベロスの側の方が軍事的に優勢に見えたからに過ぎない。
「はい、わたくしどもはあなた様のおっしゃる通りの愚かな種族でございます。どうかご慈悲を賜りたく、お願い申し上げます——」
 額を地面に擦り付けるようにして平伏するアイスエルフたちの姿を目の当たりにして、エニーケの心中に複雑な感情が渦巻く。が、慌てたように、ラインハルトとクリームヒルトとイピナが割り込んでくる。
「なにをするのですか、離しなさい?!」
「まあまあ落ち着くでありますよ」
 種族として利用される立場的なものは、ヴァルキュリアであるクリームヒルトにも何となく理解できる。
「……びっくりさせてしまって、ごめんなさい。まずは皆さん、顔を上げていただけませんか?」
 ひれ伏したアイスエルフたちの前にイピナが両膝をついて語りかける。
「アイスエルフの皆さん。あなた方がエインヘリアルから何を聞かされて来たかは存じませんが、もしも侵略の意思がないのなら……どうか、私たちと一緒に来てください」
 恐る恐る顔を上げたアイスエルフたちの視界に穏やかに目を細めるイピナの表情が映り、安堵の吐息が零れる。
「わたくしどもが侵略? 滅相もございません」
「すぐには信じられないかも知れませんが、戻る所もないのでしょう? よろしければ、共にこの星で起きていることを見聞きして、本当のことを知って下さいませんか?」
「本当のこと?」
「はい。本当のことを、です。こんな所で話すだけでは、伝わるはずもありませんから——」
「俺らの望みは簡単よ! 戦わなくて済む話を殴り合いで解決させたくないだけ……」
 会話に混ざってくる、朔耶の言葉は文字に書くのは簡単だが、実際にするのは難しいことだと誰もが気づく。
「確かにその様に出来ると素晴らしいですね」
「する。——って思うところから始めないと、出来ないぜ——なあ義兄もそう思うだろ?」
「いや、知らんな」
 朔耶の他愛のない一言に、味気なく応じるヴォルフだったが、不思議と空気が和やかになった。
 敵に対しては苛烈な武力を用いながらも、敵では無い者に見せる過剰なまでの慈悲やアットホームな雰囲気は、アイスエルフたちにとって理解し難いものであった。
 そして何よりも。
 ——定命の者は、死ねばどうせ何もかも終わりなのに。
 どうして、この国ではたった一人の命であっても全力で守ろうとするのか?
 実際、この国でも、これをなぜかと問われて、正確に答えられる者は少ないだろう。
 なぜならば、過去に夥しい命のやり取りを続け、血塗られた歴史を経た結果のことを知らなければ理解は難しいからだ。
 明日からどうやって生きて行くか、今しか見られない者が理解して共感するにはハードルが高い。
「何の心配もいりません。私たちケルベロスが、貴方たちを守りますから」
 イピナの言葉には特別な裏付けがあるわけではないが、言葉だけだったとしても、保身のために他者を疑い、顔色をうかがい続けてきたアイスエルフにとっては、うれしいもので、会談の結果、アイスエルフの8人全員と共に帰路につくこととなった。
(「そしていつか……この星と人々を愛する、私達の同胞になってくれたなら」)
 これはデウスエクスとしてではなく、限りある命がある者として生きようと言うのと同じ意味。
 この言葉だけは控えめな胸の内に秘め、イピナは決して口にすることは無かった。
 こうして長きに渡る戦いが終わりを告げた。
 実は、シエナにもラインハルトにも、キアリにも、クリームヒルトにも、他の者にも、まだまだ聞きたいことや伝えたい思いはあったが、敵と味方の入り交じる戦場で話を続けるのも得策ではないだろう。いつどこから新たな敵が現れるとも知れないのだから。

作者:ほむらもやし 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年3月26日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 2
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