紅き機竜の咆哮

作者:雷紋寺音弥

●機竜の目覚め
 鹿児島県鹿屋市。大隅半島の中央部に位置し、農耕と畜産を主な産業とする、人口10万人程度の中規模都市。
 北に桜島を望む鹿児島湾の海岸線。普段は穏やかな波打ち際だが、その日に限って、海は猛々しく荒れていた。
 数多の振動が波となって浜へと押し寄せれば、その先に立ち上るのは巨大な水柱。まるで、物理の法則に逆らって、天高く昇る滝の如く。やがて、その中より姿を現したのは、下半身が丸ごと巨大な紅き竜となった、機械の魔神に他ならなかった。
「……オォォォッ!!」
 手にした斧を高々と振り上げ、魔神が吠えた。人の口と竜の口、そのどちらが叫んでいるのかまでは、解らなかったが。
「……ウゥ……グラビティ……チェイン……」
 魔神の瞳が、広がる街並みを見据えて不気味な緑色の光を放つ。次の瞬間、竜の頭部が大きく口を開けると共に、そこから放たれた凄まじい光が、鹿屋の街を焼き尽くした。

●機竜破壊指令
「召集に応じてくれ、感謝する。ジョルディ・クレイグ(黒影の重騎士・e00466)の懸念していた通り、巨大な竜のような姿をしたダモクレスの復活が予知された」
 場所は鹿児島県の鹿屋市。そこの海岸線が戦場になると、クロート・エステス(ドワーフのヘリオライダー・en0211)は集まったケルベロス達に、自らの垣間見た予知について詳細を語った。
「こいつも例に漏れることなく、大戦期にオラトリオによって封印されたダモクレスだ。枯渇したグラビティ・チェインを補給するために街の人間を殺そうとすることや、枯渇の影響で本来の力を発揮できていないことも、従来の巨大ロボ型ダモクレスと共通しているな」
 更に付け加えると、捨て身でのフルパワー攻撃を行える半面、その反動で大きなダメージを負ってしまうことや、7分間で戦闘を中止して撤退するのもお約束。しかし、敵は攻撃力が極めて高く、無策の力押しで攻めれば苦戦を強いられてしまうかもしれない。
「敵のダモクレスは、人型の上半身が竜の背中に乗っているような形をしているぜ。両手に持った斧や、竜の口から吐き出す破壊光線、それに全身を光の弾にして突撃するといった技が主な武器だな」
 どれも、攻撃力が極めて高く、特に光弾となって特攻する技の威力は群を抜いて高い。まともに直撃を食らえば、守りに徹していても大きなダメージを負ってしまう。だが、制限時間が限られている以上、あまり防御や搦め手ばかりに手数を割くわけにもいかないわけで。
「反撃の機会は、やはり敵がフルパワー攻撃を使ってダメージを負った後だろう。それまでに、どれだけ敵にダメージを与えておけるかが重要だ」
 力こそ正義と言わんばかりに、純粋な攻撃力の高さを武器とする相手。なかなか面倒な敵ではあるが、それを理由に鹿屋市の市民を犠牲にはできない。
 敵の戦力増強を防ぐためにも、このダモクレスは、ここで倒しておくべきだ。そのために、力を貸して欲しい。そう結んで、クロートは改めてケルベロス達に依頼した。


参加者
安曇・柊(天騎士・e00166)
暁星・輝凛(獅子座の星剣騎士・e00443)
ジョルディ・クレイグ(黒影の重騎士・e00466)
呉羽・律(凱歌継承者・e00780)
上月・紫緒(シングマイラブ・e01167)
阿守・真尋(アンビギュアス・e03410)
多留戸・タタン(知恵の実食べた・e14518)
ファルゼン・ヴァルキュリア(輝盾のビトレイアー・e24308)

■リプレイ

●竜機、吠える
 曇天の空の下、鹿児島湾へと降り立ったケルベロス達。その眼前に広がる海より現れしは、半身が巨大な紅の竜となった、巨斧を振り回す機械の魔神。
「……随分と、こう、ファンタジックな見た目のダモクレスですよ、ね……」
「……なんか昔話にあったですね? 龍に乗った男の子の話!」
 なんとも奇妙な外観に、安曇・柊(天騎士・e00166)や多留戸・タタン(知恵の実食べた・e14518)は、表現する言葉が見当たらなかった。が、そんな彼らの心情など関係なしに、魔神はケルベロス達を見つけるや否や、己の糧とすべく襲い掛かって来た。
「……ウゥ……グラビティ……チェイン……」
 悶え苦しみながらも、紅き竜が口を開き、焔の如く緑色の光線を発射する。それは、軽く一閃させただけで周囲の岩盤や舗装道路を蒸発させ、果ては建物を薙ぎ払うのに十分だった。
「うわ、派手な相手……けど、別の姿に変形しないだけマシかな!」
 光線の勢いを防具で殺しつつも、暁星・輝凛(獅子座の星剣騎士・e00443)が言った。何故かと聞かれても困るのだが、なんとなくドリルや電気などで攻撃して来そうな気がしたのだ。
「人型の上半身に竜……それこそファンタジーよね。機械じゃなければ神話だとかにも出てきそうなところだったけど……」
「たった一発で、この威力……。大戦期の戦いって、それだけ激しいものだったのかな?」
 阿守・真尋(アンビギュアス・e03410)の言葉に頷きつつも、上月・紫緒(シングマイラブ・e01167)は大戦期のことを想像し、改めて敵の強大さを理解した。
 今、目の前にいるダモクレスは、力の大半を失っている状態だ。それにも関わらず、これだけのパワー。ならば、十分なグラビティ・チェインを得て覚醒した場合、果たしてどれ程の強さになるのだろうかと。
「人竜を模った巨大ダモクレスか……。ここまできたら芸術の域。ならば、それを打ち壊すことを此度の我等の芸術としよう」
 もはや、言葉は不要だと、呉羽・律(凱歌継承者・e00780)は先の攻撃で全てを悟ったた。それは数多の機神を駆逐してきた、ジョルディ・クレイグ(黒影の重騎士・e00466)もまた同じこと。
「名を頂きし“サン・ジョルディ”に倣い……機械の竜よ! 我が手で滅してくれよう!」
 敵の咆哮を物ともせず、ジョルディは駆けた。どれだけ相手が強大であっても、戦える時間は限られている。ならば、その限られた時間を少しでも有効に使うには、もはや1分1秒の時さえ惜しい。
「道は作ってやる。行け!」
 ファルゼン・ヴァルキュリア(輝盾のビトレイアー・e24308)の叫びが響き、負傷者を鼓舞することで力を与える。それが戦いの狼煙となり、ケルベロス達は一斉に、巨大な竜機へと殺到した。

●滅亡の光
 機神の身体を生やした巨大な竜の如きダモクレス。その性能は、圧倒的な攻撃力も相まって、百戦錬磨のケルベロス達でさえも押し負けそうになるほどだった。
「傷の深い者は、私に任せろ。その間、他の者はそちらで頼む」
「ええ、分かったわ。でも、あまり過度な期待はしないでちょうだいね」
 ファルゼンの言葉に、自嘲気味な笑みを浮かべて真尋が紙兵を散布した。もっとも、確かに彼女の言う通り、思った以上に消耗が激しいのも確かだった。
 敵の攻撃を防ぎながらも積極的に攻めるため、敢えて前衛に偏った布陣。だが、それは同時に範囲攻撃の被害を拡大し、味方の総合的な負傷率を高めてしまう、諸刃の剣。
 ライドキャリバーのダジリタが放った機関砲が、ボクスドラゴンのフレイヤが吐き出したブレス攻撃が、それぞれにダモクレスへ襲い掛かるも、敵は平然とした様子を崩さない。
 傷口を狙って攻撃しようにも、ケルベロス達の攻撃は、その大半が敵の動きを止めるものや、装甲を破るものに特化していた。確かに、強敵相手に短期決戦を仕掛けるのであれば、それもありだろう。
 だが、敵は圧倒的な火力を武器とする、攻撃特化のダモクレス。その攻撃力を削ぐ術を持たないまま挑んでしまえば、味方は常に凄まじい威力の攻撃に晒され続けることになってしまう。
「龍に乗った子は、皆のために良い事をしたですけど、あのダモクレスは良くないですので! やっつけるですよ! ジョナ!」
 相棒のミミック、ジョナがエクトプラズムの武器を具現化して突撃して行くのに合わせ、タタンもまた星型のオーラを機神目掛けて蹴り出して行く。が、堅牢な鋼鉄さえ斬り裂くオーラの星を、機神は手にした斧を投げつけることで、強引に相殺してみせた。
「やはり、手強いな。まだ行けるか、相棒?」
「無論だ。斧には斧……やつの脳天を、叩き割ってくれようぞ!」
 竜砲弾を撃つ律に軽く頷いて見せ、ジョルディが跳んだ。そのまま、手にした巨斧を大きく振り被ると、敵の頭部目掛けて振り下ろす。対する機神も再び斧で防がんと身を固めるが、今回ばかりは、それは悪手だ。
「チェェェェストォォォォッ!!」
 受け太刀ならぬ、受け斧などさせない。頭こそ破壊できなかったものの、ジョルディの繰り出す一撃は、敵の持つ斧の柄をも打ち砕き、そのまま胸元の装甲に深々と傷を付けた。
「ウゥ……オォォォ……」
 機械の魔神が、装甲の裂け目から光を漏らしつつ苦痛に悶える。その隙を狙い、輝凛が自身のグラビティ・チェインを収束させた拳を繰り出せば、紫緒と柊もまた、同時に仕掛け。
「私達も負けていられません。行きましょう、ヒイラギさん!」
「そうですね。僕たちは、こんなところで負けるわけには行きません」
 紫緒のハンマーが、柊の放った時をも止める絶対零度の弾丸が、巨大なダモクレスの装甲を凍結させて、防御の機能を失わせて行く。限られた時間の中、少しでも攻撃の効果を高められるように。その選択は、確かに間違いではなかったのだが。
「オォ……ウォォォ……」
 突然、敵の身体が煌々とした緑色の輝きを放ち始めると、瞬く間に巨大な光の弾へと姿を変えた。
「ひょー、凄い迫力……なんて、言ってる場合じゃなかったです!?」
「気をつけろ。どうやら、敵も本気で来るようだ」
 思わず呆気に取られるタタンを、ファルゼンが制した。
 あれが敵の本気であるならば、まともに食らえば無事では済まない。攻撃に特化し過ぎ、防御を固めることも、敵の火力を削ぐこともしなかった今のケルベロス達に、あの攻撃を耐えるための術はない。
「下がってください。ここは僕が……」
 敵の狙いが紫緒に向いていることを察し、柊が咄嗟に前へ出た。本当は恐ろしかったが、それは退く理由になどならない。ここで目を背けてしまっては、より辛い現実が待っていると……そう、彼は知っていたのだが。
「……天花?」
 迫り来る巨大な光の球に、特攻して行く小さな竜。それが、自身の相棒であるボクスドラゴン、天花であると知って、柊は思わず顔を上げた。
 怖いのは一緒だ。それでも、君にはまだ傍で守らねばならない者がいるだろう? ならば、ここは天騎士である自分が引き受ける。サーヴァントは言葉を発しないが、しかしそれでも、一瞬だけ振り向いた小竜の瞳が、そう語っているような気がして。
「ま、待って……」
 そう叫んで手を伸ばそうとしたが、誰かが横から柊の手を引く方が早かった。
「……っ! 散開しろ!」
 誰ともなく叫んだ声に合わせ、咄嗟に散るケルベロス達。天花を飲み込み、大地へと落着した光の弾が、凄まじい爆発を巻き起こす。
「な、なんて威力だよ……」
「あれじゃ、ちょっとした気化爆弾のレベルね。戦術核級でなかったのが、まだ幸いだわ」
 立ち上る巨大なキノコ雲に、輝凛と真尋は、それ以上は何も言えなかった。
 だが、これで敵は切り札を失った。残された時間は少ないが、これは反撃のチャンスでもある。
 煙と粉塵を掻き分けて、魔神を乗せた機竜が姿を現す。が、その身体は酷く傷つき、装甲の大半が溶け落ち消滅してしまっていた。

●地獄への招待状
 敵の切り札、シャイニングスパークアタック。圧倒的な破壊力を持つそれは、最大出力で放つことによって、街諸共に敵を吹き飛ばすだけの威力を持つ。
 だが、それを効果的に用いることができなかったのは、ダモクレスにとっては不幸だった。天花こそ消滅させられたものの、それ以外の点で、ケルベロス達への被害は、ほぼ皆無。反動により大きくダメージを受けた身体では、そう長くは持たないことは明白だ。
「ウゥ……ガ……ガガ……」
 ノイズの混ざった機械音を発しながら、機神は苦し紛れに斧を投げつける。が、それはタタンが盾となり、後ろにいる者達までは届かない。
「痛~っ!! で、でも、このくらいなら、まだ行けるですよ! さっきの爆発に比べたら、なんてことないです!」
 肩口を大きく切り裂かれていたものの、致命傷には程遠い。ならば、今度は自分たちが攻める番だ。どの道、残された時間が少ないのであれば、回復などするだけ手数の無駄というもの。
「行きますよ、ジョナ!」
 相棒を囮に駆け出して、タタンはそのまま、敵の真下に回り込む。ジョナが黄金を撒き散らし、敵の目を引き付けている間に、身体を回転させながら飛翔する。
「突き破ってやるです! とりゃぁぁぁっ!!」
 高速回転したタタンの身体が、敵の真下から突き刺さり、そのまま身体を貫いた。その様は、まるで人間ドリル。否、この場合はドリル頭突きと言った方が正しいか。
「頃合いだな。凍らせて、一気に叩こう」
「ええ、任せて。この機を逃す手は無いわ」
 互いに考えていることは一緒だと、続けて仕掛けたのはファルゼンと真尋だ。相棒のフレイヤと共に飛翔し、ファルゼンの振るった槌が凍れる殴打を叩き付ければ、真尋もまた研ぎ澄まされた一撃で、敵の装甲を凍結させて。
「まだまだ、この程度じゃ終わらないわ」
「今だ! やれ、フレイヤ!」
 追い打ちとばかりに、突撃する箱と一輪バイク。フレイヤとダジリタの体当たりを受けて、竜の身体に穴が開き。
「さあ、そろそろ幕を降ろさせてもらおうか。……行けるな、相棒?」
「無論だ。あの邪竜に、地獄の業火を見せてやろうぞ!」
 互いに頷く、律とジョルディ。終幕の時は近い。ならば、最後は獄炎の中にて終わりにしようと、まずは律が第一の歌を紡ぐ。
「焦がせ、焦がせ、朱き焔歌よ!」
 それは、赤き焔の追走曲。烈しく燃える炎に魅入られたが最後、捕らわれた者に逃げる術はない。原曲よりも遠く、更に遠くに響く歌声は、それだけで相手の身体を溶岩の如き色に赤熱させて。
「HADES機関オーバードライブ! 最終形態『インフェルノ・フォーム!』
 リミッターを解除したジョルディが、それに続けて飛んで行く。暴走するエネルギーの奔流に、自らの肉体をも構成する地獄の炎。それら、二つの合わさった力を纏って、機械の魔神を討つために。
「オオオ! 滾る心が魂燃やし! 地獄の炎が悪を討つ! 受けよ超必殺!」
 このまま貫けば、後は一気に力を解放して、内部から敵を砕くのみ。だが、手負いとはいえ、敵も黙ってやられるつもりはなかったようで、竜の口を大きく開き、ジョルディのことを迎え撃つ。
「相棒!」
「ぬぅ……! こんなところで……負けるわけには……」
 巨大な竜の口で食らいつくことで、敵はジョルディの攻撃を受け止めたのだ。もっとも、それで全てを防げるはずもなく、竜の頭は早くも激しく火を噴き出し、装甲や牙さえも溶け始めていたが。
「待ってろ! 今、助け……」
「構うな! やれ! このまま……やつを破壊しろ!」
 救援に入ろうとした輝凛を、燃える身体でジョルディは制した。
 ここで自分を助けた結果、敵を討ち漏らしては元も子もない。ならば、このまま一気呵成に攻め続け、あわよくば自分の攻撃も、強引に押し通してしまった方が良いと。
「行きましょう、紫緒さん。彼の想いを、無駄にしないためにも……」
「……わかりました。彼の助けとなるなら、私達も全力全開でいきましょう!」
 互いに視線を合わせ、意を決した様子で頷く柊と紫緒。
 もはや、躊躇う理由は何もない。しかし、ジョルディを犠牲にするつもりもない。仲間の力を信じているからこそ、どれだけ分の悪い状況でも、それに賭けることができるのだ。
「皆の痛みを、無駄にしないためにも……!」
「私の……いえ、私達の全力の一撃を受けてみろ!」
 渾身の力を込めた刃が、狂える太刀が、それぞれ敵の胸板に突き刺さる。装甲の亀裂から緑色の光が漏れ、もはや機械の魔神に抗う術もなく。
「悪意の影、絶望の闇! この輝きでぶっ飛ばすっ! レディアント・レオ――――ッ!!」
 咆哮と共に光り輝くエネルギーの奔流を纏い、最後は輝凛が敵の懐に飛び込んだ。
「オ……アァァァ……」
 胸板を貫かれ、衝撃に震える機械の魔神。あらゆる存在を光と化して飲み込む輝凛の必殺技により、敵の上半身は跡形もなく消滅し。
「ガ……グゥゥゥ……」
 焔に包まれ、唸りながら落ちて行く竜。その顎を強引に押し上げて、ジョルディもまた今までの鬱憤を晴らすが如く、竜の喉を焼き尽くしながら敵の内部へと飛び込んだ。
「ウォォォォッ! ソウル……オーバァァァッ!!」
 瞬間、凄まじい熱の嵐と共に、木端微塵に吹き飛ぶ竜の身体。思わず、相討ちという嫌な予感が誰かの脳裏を過ったが……果たして、爆発の中央より姿を現したジョルディは、全身から白煙を上げつつも無事だった。

●強敵は未だ眠る?
 嵐の過ぎ去った鹿屋の街。海は既に平穏を取り戻し、ヒールによる修復を終えた街もまた同様だ。
「ふぅ……死ぬかと思った」
「まったく……元に戻るのは解っているのだけれど、少し心臓に悪いな」
 未だ身体に残る熱を冷ましながら呟くジョルディに、律が苦笑しつつ答える。地獄を操るブレイズキャリバー。しかし、あれでは地獄を使役するというよりも、本人が地獄そのものではなかろうか、と。
「眠っているダモクレスにとっては、二人の存在の方が、地獄なのかも知れないわね」
「や、やめろって! そんなこと言って、次に何かと戦う時の、薮蛇にでもなったらどうすんだよ!?」
 何の気なしに呟いた真尋を、何故か輝凛が慌てて止めた。その言葉の意味するところが何なのかは……まあ、あまり気にしない方がいいのかもしれないが。

作者:雷紋寺音弥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2019年2月21日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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