
「はー、終わった終わった」
「ねー、帰りあのスイーツ店寄ってこーよ」
「えー、古いじゃんあれ。メニューの内容も昔っぽいし」
「そこがいいんじゃない!」
部活棟にて、女子野球部の皆は部活を終え、更衣室へ向かう。
「ねー、男子野球部、無くなるのかなー?」
「じゃないの? 毎回一回戦止まりだし、それ以前に部員も顧問もやる気ないし。新しい教頭先生はほぼ廃部決定してるっぽいよ?」
キャプテンの浅田美芳が、更衣室に入りつつ部員に相槌を。
「でも、男子野球部員は、面白くないとか言ってるっぽいけど……」
「あたしらが結果残して部が存続するのが、面白くないってんでしょ。だいたいあいつら、野球に興味ないくせに、『モテるため』『カッコつけるため』に野球部に入ったって言ってたし。無くなって当然だっつーの」
が、着替えを始めたところ。
窓の外に影が。
「……また覗き? ほんっと、幼稚っつーか、バカっつーか……」
気に入らないからと、こういう嫌がらせが何度もあった。何度注意しても『俺達じゃない』ととぼけて、反省などしない。
「今日こそ証拠掴んで……え?」
窓を開けたら、そこには首に触手が巻きつき、泡を吹いている男子たちが。
そして、その触手の本体らしき、豚の怪人たちが。
美芳らは悲鳴を上げ、扉から逃げようとしたが。扉からも同様の豚の怪人たちが。
男子部員を脇に放り、オークは更衣室内に入り込み、美芳ら女子野球部員たちに襲い掛かった……。
「あー、こないだ、記憶を食うオーク……っつーのが出ましたッスよね? 中村・真菜(ノスタルジア・e63219)さんたちの活躍でやっつけた奴ッス。で、その現場の近隣にある高校に、オークが出現するらしいッス」
と、ダンテが君たちに言っていた。
「そこ……私立大十字高等学校、通称大十高は共学の、ごくごくフツーの高校ッスが、野球部が男女二つあって、女子野球部の方が盛んッスね。んで、男子野球部の方は部員や顧問がやる気なく、廃部が決定してるようッスが」
その、女子野球部の更衣室に、オークが出現したというのだ。
部活棟は、グラウンドの端、体育館と一階渡り廊下で繋がっている。
一階建ての平屋で、内部はいくつかの部室兼更衣室に区切られ、それぞれ外からも出入口があり、内部には壁沿いにロッカーが。
女子野球部の他にも、陸上部などの体育系クラブの部室も並んでいる。それぞれの部屋は結構広く、雨の日にはキャッチボールや素振り、床で腕立てなどトレーニングができるくらいのスペースはある。
ちなみにグラウンド部活棟は、その全てが女子部のもの。男子の部活棟は、体育館を挟んだ校舎一階に存在している。
女子野球部は、マネージャーを入れて現在20名。地区予選突破するほどの実力を有している。逆に男子の成績は、予選敗退のみ。現在在籍している部員は4~5名で、野球をする意欲があまりない様子。
「女子にモテたいとか、在籍してるだけでカッコつくからとか、そんな奴らばっかのようッス。まあ、それはともかく……」
そいつらは女子野球部が躍進するのが面白くないものだからと、毎回子供じみたいたずらや嫌がらせをしては、叱られ、またいたずらを……と、そういう事ばかりしている。
「で、こいつらは部活棟の、女子野球部更衣室の窓と扉。それらの前で、中を覗いて騒ぎを……ってつもりだったらしいッスが、そこにオークが現れ絞殺されたようッス」
そしてオークは、その後で女子部員たちに毎度おなじみの行為をするに違いない。よって、これを倒さねばならない。
「今回の任務、共学の高校なので男女の制約はないッス。ですが、女子の部活の更衣室が現場なんで、男性参加者のみなさんは、誤解されないように気を付けて下さいッス。いちおう女子の部活棟の、それも更衣室ッスからね」
オークが用いるのは、溶解液に触手締め、触手刺し。
確認できたのは十匹、しかし、扉と窓以外にもどっかに隠れてんじゃあないかと思うんで、注意ッス……と、ダンテは付け加えた。
「つーわけで、皆さん。ご参加よろしくお願いッス」
参加者 | |
---|---|
![]() 斎藤・斎(修羅・e04127) |
![]() コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813) |
![]() アルーシャ・ファリクルス(ドワーフのガジェッティア・e32409) |
![]() 草薙・美珠(退魔巫女・e33570) |
![]() 風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376) |
![]() ピアリー・フェーリス(天然桃色猫娘・e36958) |
![]() ピクシー・ガリトラップ(ヴァルキュリアの鹵獲術士・e41032) |
![]() 中村・真菜(ノスタルジア・e63219) |
●女子部活棟、および女子野球部部室にて
「……真菜?」
グラウンドで、女子野球部の部長、外町麻琴は……出会っていた。
「……お疲れさま」
彼女、中村・真菜(ノスタルジア・e63219)の挨拶を……麻琴は避け、部室へ。
他の部員たちも、それに続く。
「ねえ、彼女って外町部長の親友じゃなかった?」「なんか、すっごい変態らしいよ」
「毎日、男と複数プレイしてんだって!」
「やめて!」
部長の一喝で、その噂話は中断。
その様子を、
「…………」
部室の外、掃除中の用務員を装った、コクマ・シヴァルス(ドヴェルグの賢者・e04813)は一瞥し……その場を離れた。
校舎側から部活棟に入ると、女子野球部の部室前にて、
「ねー、お兄さんマジにトレーナー?」「なーんか、怪しいわね」
「ほ、本当に、トレーナーだよぉ~」
風陽射・錆次郎(戦うロボメディックさん・e34376)が、二人の女子野球部員に詰め寄られていた。
「ほんと~? 喋り方変だし、態度も変だし」「なんか女の子襲いそう。キモイし」
「そ、そんなぁ~」
困り果てた錆次郎の元へ、
「やめんか。そやつは本当に、トレーナーだ」
コクマが助け舟を。
「優秀なトレーナーだぞ、あまりいじめるな」
「「はーい」」
部室内へ、彼女らは入り、
「ありがとう、助かったよぉ~」
「ああ……それで避難経路だが……」
彼らは、避難経路を話し合っていた。
そして部室内では、
「入部希望者?」
麻琴の前に、二人が並んでいた。
「うんっ。ボクはピクシー・ガリトラップ(ヴァルキュリアの鹵獲術士・e41032)!」
一人目は、赤毛のボーイッシュ少女。
「ピアリー・フェーリス(天然桃色猫娘・e36958)です。ぜひ入部したいと思いまして」
二人目は、淑やかで猫を思わせる。
「転校生? 前の学校はどこ?」
「野球の経験は?」
「初心者も歓迎だよー!」
他の部員たちが、集まって騒ぎ始める。
どうやら潜入は成功。
プラチナチケットで既に入り込んでいた、アルーシャ・ファリクルス(ドワーフのガジェッティア・e32409)は、
(「後は、オークを待つだけか」)
待機を続行していた。
●覗く男子生徒、および追随するオーク
コクマと錆次郎が、部室棟から出て行き。
入れ違いに4~5人の男子が……女子野球部の扉に近づき、その鍵穴を覗く。
「あらあら。こちらは男子禁制の女子運動部の部室にして、女子更衣室ですが」
彼らの前に、
「……で? 殿方がどのような御用件でしょう?」
弓道着姿の、斎藤・斎(修羅・e04127)と、
「覗きのような破廉恥な行為は、いけないと思います!」
柔道着を着た、草薙・美珠(退魔巫女・e33570)が現れた。
「なっ……いいじゃんかよぉ、減るもんじゃないし」
「そうだそうだ。これくらい楽しんで何が悪いってんだ」
彼らは見つかってまごつくも……同時に開き直る。
「ほぅ……覗きは『犯罪』で、すなわち『悪い事』と、ご存知ない、と?」
斎の言葉は静かだが……放つ『凄味』は、男子部員たちに冷や汗をかかせるほどの迫力。
「そうです! そんな悪い事をする人たちは……お仕置きです!」
その『凄味』に、美珠も参加した。
部室の外側。グラウンド側の出入口前では。
「ここは女子部活棟のはずですけど……皆さんいったい何してるんですか?」
真菜が一人で、やはり覗こうとしている5~6名の男子生徒たちを前に、言葉を投げつけていた。
「うるせえぞ中村、なんか文句あんのか」
こちらは……柄が悪く、態度も刺々しい。
真菜は彼らを知っていた。この学校の不良生徒たちだ。
「俺達はやりたくなかったんだけどよー、こいつが『どうしても』っていうからよ。な?」
「あ、ああ。……やあ、中村さん」
そんな中に、気弱そうな一人の男子生徒が混じっていた。
(「長岩、くん……?」)
真菜は彼の事も知っていた。長岩祐一。先日、自分に告白してきたのだ。
その時の返事は断っていた……が、彼は優柔不断で流されやすいが、こんな連中と付き合う人では無かったはず。
そんな疑問を抱きつつ、
「理由はどうあれ、更衣室を『覗こう』としてたんですね。なら、私にも考えがあります」
そう言いつつ、手にしたモバイル機器にて、写真を再生した。
「先刻からの覗き行為の、証拠写真を撮りました。これを先生方にばらされたくなければ……あとはわかりますね?」
その提案に、
「……ちっ、おい行くぞ」
不良共はそのまま立ち上がり、その場を去っていった。
長岩もまた、それに付いて行く。
「……真菜?」
そして、扉が開き。
「……麻琴ちゃん。覗きしてた人たちを、追い払ったよ」
顔を出した親友へと、真菜は微笑んだ。
その、次の瞬間。
オークが、出現した。
●オーク出現、および対応する者たち
部室の廊下側にて。
「な、なんだこの豚!?」
驚き、腰を抜かした男子部員たちに、
「逃げて下さい!」
美珠がオークの前に立ちはだかった。
「男子の皆さん、なんでこんなところに居たのかは後でじっくりお説教しますから。まずは避難してください!」
柔道着姿で……なぜか、体の芯を熱くしつつ、オークに向かう美珠。
「武器や術がなくても……戦えることをお教えしましょう。対妖魔戦用に特化した草薙流柔術、受けてください!」
掌底での打撃による『達人の一撃』を、そして『禁縄禁縛呪』による投げ技をかけて……オークの一体を払い腰で床に叩き付ける美珠。
別のオークが、美珠の後ろから触手を伸ばすが、
「……行きます」
斎の鉄塊剣……ウェポンオーバーロードにより、半透明で金色の日本刀に変化した刃に斬り飛ばされた。
「……『散菖蒲』」
続き斎が放ったのは、長大な刀剣の刃の斬撃。三方向……真っ向左右からの同時斬撃が……オークを襲った。
刻まれ、数個の肉塊と化したオーク。それを見ておののく男子部員たちに、
「悪い事を企むと、ろくな目に合わないと学んだでしょう? さあ、ここに居ては危険です。早く避難してください」
斎の言葉に、彼ら全員が従い……廊下の角を曲がり消えていった。
室内では。
「な、なによこれ!」「豚? やだー! キモイ!」「ちょっと、なにこの触手とぬるぬる!」
女子野球部員を襲う、数匹のオークが。
そんなオークどもへ、アリーシャは。
「ロック……展開、包囲……発射!」
『ラウンド・ビット』……放った小型機動兵器群で射撃し、引導を渡す。
が、天井をぶち破り、そこから現れた数匹のオークが、部屋に降り立ってしまった。
襲い来るそいつらの前に、
「わ、私が囮になりますっ! 早く逃げてくださいっ……んむっ」
ピアリーがその身を晒した。
「みんな、扉の方に逃げて!」
ピクシーもまた、両手を広げ……オークどもを抑える。
オークどもは、ピアリーとピクシーの服を剥いて……その体にむしゃぶりついた。
「……そ、そんな……」
麻琴はグラウンド側へ逃げるが、そこには別のオークが。しかし、
「ここは私に任せて、安全なところへ避難して!」
真菜が、ビハインド・勇貴に命じオークを切り捨てていた。
「ま、真菜!?」
「大丈夫。麻琴ちゃん、今まで言えずに内緒にしてたけど……私、ケルベロスだからさ」
「う、うん! ……ありがとう!」
やっぱり、真菜は真菜だ。噂なんて嘘、きっとケルベロスだったから、変な噂が立ったんだ。
そのまま、麻琴は逃げた。
「……ああっ!」
そして、視界から麻琴が消えた途端。
真菜に更なる数体のオークが群がり、その体を貪り始めた。
●オークと戦闘、更なる事態の変化
部室の廊下側出入口にて。
戦う美珠と斎の近くをすり抜け、部員らは避難していた。概ねは、避難誘導に従ってくれたが、
中には恐怖で腰が抜けた者や、パニックでしゃがみ込んでしまう者もいた。
「………う、うええええ……」
「こわい、よぉ……」
彼女らは、先刻に錆次郎をキモイ扱いしていた二人。
「ああ、もう、仕方ないなぁ~」
そんな二人を、錆次郎は丁寧に抱え上げ……、
「もう、だいじょうぶだよぉ~」
両肩に乗せ、運び出した。
「……おい、落ち着くのだ! ここはワシらが引き受ける!」
パニックに陥った女子に言い聞かせるコクマだが、その彼女は過呼吸に陥ってしまった。
「しかたない、ワシが……!」
抱え上げ、コクマもまた運び出す。
が、彼らを見送った美珠と斎は、
「?」
後ろから現れた、先刻の男子部員たちに気を取られてしまった。その手にはバットや棒が。
「お、俺たちも豚やっつけるの手伝うぜ!」
が、
「危ない!……きゃあああっ!」
「うわっ!」
彼らを庇い……二人は触手に捕らわれてしまった。拘束され、道着が……破かれる。
「いやぁっ! 見ないでくださいっ」
が、男子部員たちの視線は、裸になった二人にくぎ付け。
「すげえ、丸出しだ……」「あんま胸ねえけど、あそこは濡れてる……」
柔道着の胸元を全開にされ、下も完全に脱がされた美珠は、大事な『そこ』を見られたことで、更に潤い……、
「ひゃあんっ!」
オークに『貫かれ』……、
「うわ、漏らしやがった!」
黄色い噴水が噴き出る様子も、見られてしまった。
更にオークの誘いを受け、男子部員たちが美珠の体を触り始める。
そして、斎も、
「し、しかたねえよ。この豚がやらないと殺すって言ったから……」
言い訳とともに、斎の身体を弄び、愛撫する男子部員たち。
「はあ……あっ……や、やぁ……」
しかし、その愛撫は下手で、中途半端にしか燃え上がらない。加えて……、
「だ、だめぇ……まだ……イッてない、のぉ……!」
男子部員たちのが、前後に入れられても……『物足りない』。
それを見透かしたオークは、男子部員らを押しのけ、その股間のものを……入れた。
「くっ……あっ……」
「「ああああああっ!」」
嬌声を上げ、斎と美珠は、達し……、
男子部員たちの前で、果てた。
「やあああっ! ん、んむううっ!」
室内でも、
ピアリーは身体中を、触手に弄ばれていた。口と前後の穴に触手が突っ込み、乱暴に抜き差しする。
両胸にも触手が巻き付き、その先端も弾かれる。
「あっ、あっ、あっ……あああっ!」
ピクシーは窓の縁に手を突き、後ろからの突き込みを。開いた扉から、美珠を視姦した男子部員らに、その様子を見られていた。
「早く……逃げ、て……」
そして、
「やぁ! 見ないでぇ……」
フィルムスーツを剥がされ、開脚して後ろからオークに抱えられたアルーシャは、
そのまま、中に挿入されてしまった。
「あっ! あっ、あっ、あっ、あっ……」
そして、三人は、同時に……、
「「「ああああああああっ!」」」
絶頂とともに、堕ちた。
「んっ……んむっ、んっ、んっ、んっ……」
手足を拘束され、口と前後の穴を犯され、うなじや脇、内腿、そして両胸とその先端、感じる場所を同時に犯されていた真菜は、十数回目の絶頂を。
そして……、
「え? ……麻琴、ちゃん……?」
「や、やだ、やめてぇ……」
自分と同様に、犯されている麻琴の姿を認めた。彼女の股間からは……純潔を奪われた、赤い滴りが。
友情を大事にする麻琴の性格を、真菜は知っていた。
近くに彼女の愛用のバットが転がっている事から、おそらく……真菜を見捨てられず、助けに来てくれたに違いない。
だが、
『嘘つき』
犯されている麻琴の、うつろな視線は、真菜にそう語っていた。
そして、遠くから。他の野球部員も見ていた。
『見てよ、本当に淫乱じゃん』『ちょっと、部長が!』『親友のくせに、なんで助けないのよ!』
『あんなのに犯されて喜んでるよ!』
真菜は、淫乱。それは噂通りで、事実。
オークからの凌辱とともに、自分が軽蔑されるのを、真菜は実感していた。
●事後の出来事、皆で一緒に
やがて、戻ってきたコクマと錆次郎が、オークを端から倒していく事で、事態は終了。
「コクマさん……うう、うわぁぁぁんっ!」
ピアリーは粘液に塗れつつ、コクマに抱き付いていた。
「大丈夫だ、もう……大丈夫だ」
ヒールを施し、物理的な破損は全てが修復。
しかし、
「いいかい、もう二度と女子部員達に迷惑かけないために、説教するよ。逃げようとしたら、家まで連れ戻しに行くからね」
そう言ったピクシーは、男子部員らを男子野球部部室に集め、正座させ説教。
そして……、
「まぁ若いし。色々溜まってこんな事したんだろうから、一度全部吐き出しちゃお! みんな、入ってきて!」
と、斎、美珠、アルーシャを室内に招き入れた。
「私を満足、させられるか? わかっていると思うが……口止めはさせてもらうぞ?」
と、斎。
「ええと……『らんこう』……って何でしょう?」
美珠は、頭に疑問符を。
「美珠さん、耳を貸して……(ごにょごにょ」
アルーシャの耳打ちに、
「……って、えええ!? そ、そんな破廉恥な!」
「いいじゃない。私も……身体が火照ったままだし。彼らも、スッキリさせればいいんだよね……?」
「で、でも……ひゃあっ!」
戸惑う美珠を、男子生徒が押し倒す。そしてそこに……また新たな淫らな空間が広がった。
(「……妖魔に比べると、やや物足りませんが……なんて思ってません!」)
シャワールームでは。
「はあっ、はあっ、ああっ、コクマさんの、おっきい……ああああっ!」
全裸のピアリーを、後ろから深く貫くコクマが。
両胸を掴み、絞るように揉みこみ、その先端を指先で摘まみ転がしながら、更なる最奥を突くと……、
「んっ……オークには……嫉妬してしまう、な……」
こんな体を、好きに弄んだ事が、許せない。だから、自分色にこの肉体を染め上げてやる。
二人は、互いに互いを貪り、求めあい、
「「あっ、あっ、あっ、あっ………ああああああっ!!」」
快感とともに……昇りつめた。
「さっき豚とヤッてた、証拠の動画を撮ったぜぇ? これをてめえの家にばらされたくなければ……あとはわかるよなぁ?」
体育館裏の、倉庫では。
先刻の不良たちに屈し、凌辱される真菜の姿があった。
外で見張っているのは、長岩。
「そういやあ、校外でてめぇを待ってる奴らから聞いたけどよぉ……お前、あいつらともズッコンバッコンとヤッてんだってなあ?」
下品な爆笑とともに、乱暴に犯される真菜。
(「……親友も、無くして……私……今まで、どれだけの犠牲を、払ってきたんでしょう……」)
前に、オークに言われた事……。
『私には、何もない。何も自分で、解決しようとしない』。
そして……、
『こうやって犯されるのは、本当は嫌ではなく、望んでいる』。
それが、思い出される。
(「……私が守りたかった日常なんて、もうどこにも……ないんですね」)。
不良共が満足して、去り……追っかけたちが入れ替わり、同じく満足して去るまで。
真菜は……『もう、どうでもいい』とばかりに、抗う事無く……されるがままにしていた。
作者:塩田多弾砲 |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
![]() 公開:2019年2月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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