あなたのせいで、炎上しました

作者:地斬理々亜

●炎上
「ねえ、ヒカリさん。全部、あなたがいけないんですよ」
 羽毛に全身を包んだ異形は、女性に言い放った。
 自室の隅に追いやられた女性――ヒカリは、
「なんで……なんで……」
 その言葉だけをただ呟き続ける。
 それは、異形が、知己の声で話すことへの疑問だったのかもしれない。
 だが異形は、それを聞いて、ヒカリの頬を強く羽で打った。
「自分の犯した罪がまだ分からないんですか!? あなたは、私の名誉をズタズタにしたんですよ。あなたのせいで、私はSNSで炎上したんですよ!」
 異形は激昂している。しかし、ヒカリは、きっ、と異形を睨みつけた。
「……ヤヨイちゃん。私は、事実を、ありのまま、SNSに書いただけだよ。私が描いたイラストを、ヤヨイちゃんが勝手に、自分の作品としてコンテストに応募したって」
 ヤヨイと呼ばれた異形は、今度はヒカリの反対の頬を打つ。
「――ええ。ええ。確かにヒカリさんのイラストは素晴らしかったです。だから私は、受賞できたんです。私には、ヒカリさんのような素敵なイラストは一生かかっても描けません。そんな私が、ようやく名誉を手にすることができたんです。なのに……なのに、私のしたことを公表するだなんて!」
 ヤヨイはヒカリの右手首をつかみ上げると、その手をグラビティの炎で包んだ。
「あ、熱いっ、嫌……!」
 苦痛に身をよじるヒカリへと、ヤヨイは高らかに言う。
「目には目を、炎上には炎上を。燃える苦しみを味わいながら死んでください!」

●ヘリオライダーは語る
「地方都市にある古アパートの一室で、ビルシャナを召喚した人間が事件を起こそうとしています」
 白日・牡丹(自己肯定のヘリオライダー・en0151)は説明を始める。
「ビルシャナを召喚したのは、ヤヨイという名前の女性です。彼女は理不尽かつ身勝手な理由での復讐をビルシャナに願い、それが叶えばビルシャナの言うことを聞くという契約を結んでしまったようです」
 牡丹は一瞬だけ悲しげにうつむくと、再び気丈な視線をケルベロス達に向けた。
「彼女が、復讐を果たして心身共にビルシャナになってしまう前に。理不尽な復讐のターゲットになったヒカリさんが死んでしまう前に。どうか、介入をお願いします」
 牡丹は、ホワイトボードに事件現場の見取り図を描いていく。
 現場はヒカリの住むアパートの一室。時間帯は深夜。
 窓を割って飛び込めば、ヒカリとヤヨイのすぐ近くに着地できるだろう。
 玄関側から踏み込めば、ヤヨイの後ろから部屋に侵入することができる。
「戦闘になった場合、ヤヨイは、まずケルベロスを排除しようとします。苦しめて復讐することを望んでいるので、いきなりヒカリさんを殺すことはありません。ですが、自分が敗北して死にそうになったなら、ヒカリさんを道連れにしようとすることはあり得ます」
 一度息継ぎしてから、牡丹は続ける。
「ヤヨイは、基本的に、融合したビルシャナもろとも死んでしまうでしょう。ですが、可能性は低いですが……彼女が心から、『復讐を諦め契約を解除する』と宣言したなら。人間として、生き残ることができるかもしれません。もっとも、『心から』であることが必要なので、『死にたくないなら契約を解除しろ』のような、利己的な説得では、無理でしょうね」
 なお、戦闘能力は、経文での攻撃と、炎による攻撃、光を放ってのキュアの3種であり、ポジションはスナイパーだと牡丹は補足した。
 最後に牡丹は、こう締めくくる。
「こんなの、理不尽過ぎます。どうか、ビルシャナの思い通りになんて、させないでください」


参加者
ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)
アウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921)
レグルス・ノーデント(黒賢の魔術師・e14273)
カタリーナ・シュナイダー(血塗られし魔弾・e20661)
ウィルマ・ゴールドクレスト(地球人の降魔拳士・e23007)
 

■リプレイ

●突入
「なのに……なのに、私のしたことを公表するだなんて!」
 ドアの向こう側から、ヤヨイのその叫びが聞こえたのを確認し、ミリム・ウィアテスト(リベレーショントルーパー・e07815)と、レグルス・ノーデント(黒賢の魔術師・e14273)が中に突入した。カタリーナ・シュナイダー(血塗られし魔弾・e20661)がそれに続く。
「ヤヨイさんちょっと待ったぁ!」
「そこまでだ。夜中に大きな音を立てたら近隣住民に迷惑だぜ!」
「!? 誰ですか!?」
 入って早々、ミリムとレグルスが声を上げたのが功を奏した。ヤヨイは驚いて、ヒカリの手首に伸ばしていた手を引っ込め、振り向いた。
 直後、窓ガラスが割れた。飛び込んできたのは、アウレリア・ノーチェ(夜の指先・e12921)と、ウィルマ・ゴールドクレスト(地球人の降魔拳士・e23007)、それに彼女らのサーヴァント達である。
 アウレリアは自らの体をヤヨイとヒカリの間にねじ込む。その隙にウィルマが、ヒカリの手を取って壁沿いに移動。ヒカリをヤヨイから引き離した。
「大丈夫、大丈夫。……ね?」
「は……はい」
 ウィルマがヒカリを落ち着かせようと試みる。凛とした風は怯えを取り去る効果はないものの、ウィルマの笑顔は、『自分を助けに来た味方』であることをヒカリに伝えるには十分だった。
 少し平静さを取り戻したように見えるヒカリから、話を聞くべくウィルマが口を開こうとしたその時、その身を灼熱が襲った。ヤヨイが炎をぶつけてきたのである。
「邪魔を、しないでくれますか」
「そうするわけにはいかんな」
 カタリーナが銃を構える。戦いは、始まった。
 同時に……ヤヨイを救うための、説得も。

●歪みと正しさ
「犯した罪が分からないというのは、まさにお前さんの事だと思うがな」
 ウィッチドクターとしての力を用い、緊急手術でウィルマの負傷を治癒させながら、レグルスが最初に口火を切った。
「名誉? ヒカリが描いた絵で賞を取ったって次に続くモノじゃねえだろ。それともあれか? その後もずっと他人の絵を使ってコンテストに出続けるつもりなのか?」
「そうですよ。ヒカリさんは、黙って私に絵を提供してくれていれば良かったんです」
 ヤヨイは、さらりと言い切った。レグルスは軽く自分の頭を押さえ、続ける。
「……あのな。お前は絵を描くのが好きなんじゃなかったのか? 何かしら他人に認められたいと思ってるだけかよ」
「認められたいだけじゃ、いけませんか?」
 相変わらず悪気なく言い切るヤヨイの瞳を真っ直ぐに見て、レグルスは言った。
「認められたいなら……自分の力でやれよ。自分の手で掴み取らねえと、何の意味もない事だ」
「……」
「偽ったことは遅かれ早かれ暴かれる。ヒカリが声を上げて早めにばれて良かったんだよ」
「つまり、あなたは、私が間違っていたって言いたいんですか?」
 ヤヨイは答える。
「私は、何も間違ってないのに。あなたはひどいですね。とても傷つきました」
 歪んだヤヨイの心に、レグルスの『正論』は届かない。
「くだらんな、人の作品を盗んでおいて、この期に及んで逆恨みとはな」
 カタリーナがヤヨイに銃口を向けた。そこから瞬時に放たれた弾丸を、ヤヨイは身を翻してかわした。それからヤヨイは、カタリーナを見る。カタリーナは言葉を続けた。
「お前がいくらヒカリの絵を盗用したとしても、お前にヒカリ並みの画才は手に入らない」
「……」
 ヤヨイは、ただ黙っている。
「お前が得た名声も所詮はヒカリの才能ありきだ。そこにお前は存在しない。お前のアイデンティティはどこにあるというのだ?」
 カタリーナは、問いを突きつけるように、ヤヨイへと言葉を投げた。
「――アイデンティティ? そんなもの、ありませんよ。おっしゃる通りです」
 ヤヨイは、冷たい口調で言葉を発した。
「だから、ヒカリさんの絵を『お借りした』だけじゃないですか」
「……お前は」
 何か言おうとしたカタリーナだが、続いたヤヨイの叫びに遮られた。
「才能も名声もない、空っぽの私に、ヒカリさんが名誉を貸し与えてくれたって、良かったじゃないですか!!」
「……それなのに、思い通りにならなかったから復讐に走ったと? それが逆恨みでなくてなんだというのだ!」
 カタリーナの言葉はヤヨイの心を鋭く抉り、本心を引き出した。だが、復讐を諦めさせるには、『正しさ』だけでは、足りない。

●熱い心、冷えた心
「誰かの真似をして得る名誉なんて、誰でも、私でもできます」
 バスタードソードを深く構える突撃姿勢、屠龍の構えを取りながら、ミリムがヤヨイに語りかける。
「それよりも。あなたはヒカリさんの絵を見て、素晴らしかったと言いましたね。その絵を見てどんな気持ちになりましたか?」
「ずるい、って思いましたね」
「ずるい?」
「私にはないものを、ヒカリさんは持っているんですから」
「……ヤヨイさん! あの絵を描くために、ヒカリさんは日々苦労して上達したんです。……誰かの心を揺さぶる絵は、名誉よりも得難いもの。それを一生かかっても出来ないと、何故諦めるんですか!?」
 切々と、ミリムは訴える。
「上達は、誰しもが伸び悩む苦労の連続。あなたはまだ途中だし、人生まだ終わってないでしょう!」
 ヤヨイを救いたいその一心で、懸命にミリムは説いた。しかし。
「……無責任にそんなことを言わないでください。いくら苦労しても上達できなかった私の気持ちが、あなたに解るんですか!?」
 ヤヨイは苛立たしげに応じた。
「たとえ一生をかけても、私は間違いなくヒカリさんの域には到達できない。全てを棒に振ったその時、あなたは責任を取ってくれるんですか!?」
 ヤヨイは問うが、安易に、YESともNOとも答えるわけにはいかない。ミリムは一瞬言葉を詰まらせた後、話題を変えることを選んだ。
「数ある絵の中、ヤヨイさんがヒカリさんの絵を選んだのは? 彼女の絵に憧れて彼女から習いたいとも思ったからでしょう? その彼女を殺していいんですか!?」
 それから取り出したのは、印刷しておいたヒカリのデジタルイラストである。
「憧れのこれらも燃やし尽くすなんて良くない! 絵に掛ける想いはどこにやったんですか!」
 熱い想いをぶつけ、情熱の在り処をヤヨイに問うミリム。
「憧れ? 習いたい? 何を言っているんですか?」
 だが、ヤヨイの応答は、あくまで冷たかった。
「私が知る中で、あの絵が一番技術的に素晴らしかったからに過ぎません。その技術は、到底、私には身に着けられませんから、習いたいなんて思ったことはありません」
「ヤヨイ、さん……」
 ミリムが息を呑む。
「そしてヒカリさんは、今の私にとっては、心底憎い、『私を炎上させた人間』です」
 ヤヨイは、ヒカリの絵を持つミリムに、手をかざした。
「いくら素晴らしい絵でも、二度と目にしたくもありませんよ」
 なんの迷いもなく、炎が放たれる。

●光明
 その炎は、ミリムの体や、ヒカリの絵を焼くことはなかった。ウィルマが身を呈して庇ったからである。
「……ではこの人を殺め、れば、す、すっきりして、不満がなく、なって、満足? ……本当、に?」
 吃音混じりの口調で、ウィルマが問う。ケルベロスチェインを展開し、魔法陣を床に描きながら。
「当たり前でしょう!? 復讐を果たせば、私は――」
「そんなはずはない」
 唐突に、明瞭な言葉がウィルマの口から出た。
 結果は予想できても、満たさずにはいられなかったもの。それはヤヨイの『自己顕示欲』だと、ウィルマは理解していた。
「あなたの望みは名誉と称賛のはずです」
「!」
 ウィルマが述べた内容に、ヤヨイが軽く目を見開いた。
 怒りのままに復讐したところで、名誉が戻ってくるわけでも、称賛されるわけでも、ないのだ。否定できない事実である。
 さらに、ウィルマは言う。
「あなたには諦めず、手段を選ばない強さがある」
「強、さ……? 私を、認めてくれるんですか……?」
 ヤヨイの声が震えた。
 間違いを指摘し否定する言葉でも、努力や情熱を求める言葉でもなく。ヤヨイの過ちの中で、認めることのできる点を肯定する、ウィルマの言葉。これが、ヤヨイの心に届いたのだ。
 ウィルマは、にぃ、と唇の両端を吊り上げる。
「一度の失敗くらい、もっとうまく正しいやり方で成功するまでの、いくつかの失敗の内の一つに過ぎません」
「……炎上した私でも、また立ち直れると……?」
 交わされる会話の中、ウィルマのウイングキャット『ヘルキャット』が一つ大あくびをした。我関せず、といった態度である。それから、のそりと動いて羽ばたき、ケルベロス達に清浄な風を送った。
 次の瞬間、室内に虹がかかる。アウレリアが、七色を纏う急降下蹴りをヤヨイに放ったのだ。
「貴女が最初に絵を描きたい、と思った理由は何?」
 着地しながらアウレリアは問う。
「ただ名声が欲しいなら手段は絵に限らないでしょう」
「……それは……」
 ヤヨイは視線をさまよわせた。何かを思い出そうとしている様子である。
「これまで、貴女の描いた絵を、好きだと、素敵だと、認めてくれた方もいるのではなくて?」
 アウレリアの問いかけに、ヤヨイは。
「……全くいなかったわけでは、ない、です」
 そう答えた。自分を認めてくれた人間を思い起こさせるアウレリアの言葉が、ヤヨイの心を動かす。
「その両の手をご覧なさい」
 アウレリアは言い、ヤヨイは自分の手を見る。羽毛に包まれた、異形の手。
「その手では二度と絵を描く事など叶わないでしょう。貴女はそれでいいの?」
「……嫌です」
 ぐ、と異形の手が拳を形作る。
「……ヤヨイちゃん」
 その時、ヒカリが口を開いた。だが、言葉を続けていいか迷っている様子で、彼女は周囲のケルベロス達を見た。
 ウィルマの長い前髪越しの視線と、ヒカリの視線が、合う。
「言ってあげてください」
 ウィルマに促され、ヒカリはヤヨイを見た。
「……私、ヤヨイちゃんの絵、好きだよ。だから、また、ヤヨイちゃんの描く絵が見たい」
 その言葉は、最後の、ほんの一押しに過ぎなかった。
「――ビルシャナさん! 私、復讐を諦め、契約を解除します!」
 ケルベロス達によって、閉ざしていた心を開いたヤヨイは、それを選んだのである。

●彼女の結末
 白銀の銃を手に持った、銀髪の、長身男性の姿をしたビハインドが、ヤヨイに金縛りを起こさせる。アウレリアの愛した夫、『アルベルト』である。
「ヤヨイは契約を解除したか。なら、あとはヤヨイに融合しているビルシャナを倒すだけだな」
 レグルスはヤヨイを見つめ、精神を極限まで集中させた。サイコフォースにより、ヤヨイの身に爆発が起こる。
「その程度で人の心を支配できると思うのなら大間違いだ。小賢しいデウスエクス風情が……星屑の海に消えるがいい!」
 爆炎の魔力を帯びた無数の弾丸が、カタリーナによって容赦なくヤヨイに撃ち込まれる。
「まだあなた自身の名誉は成ってもない、これから……!」
 ミリムが自身の剣に、緋色の闘気を纏わせる。そこから放つのは、素早く複雑な緋色の牡丹を描く斬撃、『緋牡丹斬り』。
「ああ……。本当に、本当に、人間ってめんどうくさい」
 クスリと笑ったウィルマが、念じることで開けた地獄から、蒼い炎を纏った巨大な剣を引きずり出す。彼女のグラビティ、『ブレイドマスタリーⅠ』である。壁や天井を透過しているその長大な剣は、雑にヤヨイに投げつけられ、その身を貫いた。
「貴女のしたことは、確かに悪い事でしょう。けれど、今回の件は、相応の報いとは言えないのかもしれない」
 アウレリアのリボルバー銃が、ヤヨイに向けられた。
「辛かったでしょうね。今はゆっくり、おやすみなさい」
 『フルータ・プロイビータ』――正確に狙い澄ました弾丸による、部位狙撃。一発の銃声が響いた。
「ギャッ、アアアアァァ――!!」
 それは、ビルシャナの断末魔。
 気を失い仰向けに倒れたのは、長い黒髪の女性。……ヤヨイは、人間として、生き残ったのだ。

●開かれた未来
「ヤヨイちゃん……! 良かった……!」
 相手が自分を害そうとしていたことも忘れたかのように、ヒカリは手放しで喜ぶ。
「ああ……。本当に、本当に、どうしようもない、人」
 再び小さく笑ったウィルマ。それはヤヨイに向けた言葉か、ヒカリに向けた言葉か。
 人の弱さや心の歪みを見ることを好み、乱れ狂い揺れ動く様に安らぎを感じるウィルマ。けれど、死ぬか生きるかでは、100%生きている方が良いとは思っているので、この結果に満足してもいた。ヘルキャットが大きな体を揺らし、のっそりと、その足元に寄る。
「ヤヨイもヒカリも無事で、一安心ね。それにしても、昨今はすぐにSNSで拡散され、無関係な人間が興味本位で炎上させる……困りものね」
 アルベルトに愛おしげに寄り添いながら、アウレリアが言った。
「私にはえすえぬえすがどんなのかあまりよくわかってないですが、2人の命を救えて良かったです!」
 常識や流行には疎いミリムが、嬉しそうに述べる。
「何はともあれ、ビルシャナを倒せたのだ。今回の任務は成功と言っていいだろう」
「ま、どうにか一件落着ってやつか」
 カタリーナが言い切り、レグルスが頭の後ろで手を組んだ。
 これから、ヤヨイが、ヒカリが、どうしていくか。それは分からない。
 けれど、ヤヨイが完全にビルシャナになることも、ヒカリが死ぬことも、阻止された。
 ケルベロス達によって、閉じかけていた2人の未来は開かれたのである。

作者:地斬理々亜 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年12月16日
難度:普通
参加:5人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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