あのボールを追いかけて

作者:白鳥美鳥

●あのボールを追いかけて
 彼方はロッカーの前で溜息をついた。
「……まだレギュラーになるのは、程遠いな」
 彼方の高校は高校野球の強豪校。当然、多くの優秀な野球選手が集まっている。皆の目標は甲子園、そしていつかはプロ野球選手だ。……勿論、そう簡単にいかないのは分かっているけれど。
「あなた、悩んでいるの? 私に聞かせて?」
 突然、部室に現れた女子学生に驚くものの、彼方は何故か悩みを話し始めてしまった。
「……俺、将来はプロ野球の選手になれたらって思ってるんだけど、この学校に来て一生懸命練習しているけど……段々自信無くなっちゃってて……」
「そうなんだ。例えば、身近な人だとどんな人になりたいの?」
「そうだな、岡崎先輩かな。ピッチャーなんだけど、もう、プロ野球のスカウトの人達から一目置かれているみたいで、本当に凄いんだ」
 そう語る彼方に、女学生は微笑んだ。
「そう、なら、その先輩から理想を奪えば良いのよ」
 そう言うと、彼女は鍵を取りだし、彼方の心臓を突く。崩れ落ちる彼の横からユニフォーム姿のドリームイーターが現れた。

 岡崎祐樹は、帰り際にグラウンドを眺めていた。そんな彼にドリームイーターが襲い掛かったのだった。

●ヘリオライダーより
「みんなも夢や憧れを持っているよね?」
 そう、デュアル・サーペント(陽だまり猫のヘリオライダー・en0190)は皆に話し始めた。
「実は、冷泉・椛(ただの女子高生・e65989)が予知した事件が起きてしまったんだ。産み出されたドリームイーターは強力な力を持っているんだけど、この夢の源泉である『理想の自分への夢』が弱まる様な説得が出来たら弱体化させる事が出来るんだ。例えば、今のままでも魅力がある、とかね。ただ、このドリームイーターは被害者である彼方と繋がっている。だから、みんなの言葉は彼方にも届く。みんなの言葉によっては、憧れや夢を失ってしまうかもしれない。だから、説得の言葉は気を付けて欲しい」
 デュアルは状況について説明を始める。
「場所は放課後のグラウンド。部活とかは終わっているからグラウンドには生徒はいないと思って良いけど、帰ろうとしている学生がいるかもしれないから、それは注意してね。ドリームイーターは野球のユニフォームを着ているよ。ユニフォームは、この学校のものとプロ野球チームのものがごちゃ混ぜになっているから、変な柄になっていて直ぐに分かると思う。攻撃は野球に関するもので攻撃してくるよ。それから、みんなが行けばドリームイーターはみんなの方に向かってくるから、襲われる人の救出は難しくないよ」
 デュアルの話を聞いていたミーミア・リーン(笑顔のお菓子伝道師・en0094)は、難しい顔をしている。
「彼方ちゃんはプロ野球の選手に憧れるくらい野球が大好きなのよね? 野球ってみんなでやるスポーツなの。だから、大事な野球部の人達も大切な存在よね? そんな大切な物をいくつも失うなんて悲しすぎるの! みんな、手伝ってほしいの!」


参加者
ディークス・カフェイン(月影宿す白狼・e01544)
ミツキ・キサラギ(剣客殺し・e02213)
佐藤・非正規雇用(ひび割れた赤い瞳・e07700)
音琴・ねごと(虹糸のアリアドネ・e12519)
アリシア・マクリントック(奇跡の狼少女・e14688)
吾唐木・貫二(零たる忌龍・e46768)
冷泉・椛(ただの女子高生・e65989)

■リプレイ

●あのボールを追いかけて
 夕方のグラウンド。冷泉・椛(ただの女子高生・e65989)は、まず、割り込みヴォイスを使って、周囲の学生達に避難を呼びかけた。
 そして、そのグラウンドでは、いきなりユニフォーム姿のドリームイーターが現れて驚く岡崎祐樹。そんな二人の間に、ケルベロス達は割って入る。椛は祐樹も一緒に避難させた。
「先輩を目指していたら、いつまで経っても先輩を超えられないぞ!」
 そう、ドリームイーターに声をかけるのは、佐藤・非正規雇用(ひび割れた赤い瞳・e07700)。
 その言葉に呆然しているドリームイーターに対して、非正規雇用は言葉を続ける。
「理想は持たずに、ダンベルを持て! ストイックに筋肉を鍛えろ! 筋肉は裏切らない!」
 そう言うと、ドリームイーターに向かってリンゴを握りしめて潰して見せる。
「おお、凄い!!」
 素直に感想を述べるドリームイーター。
「でも、俺も筋肉は鍛えていると思うんだ。例えば走り込みとか。どちらかというと、長期の活動に向けた体力や筋肉の付け方、かな? そうやってリンゴを潰せる力を見ると、それはそれで凄く格好良いと思うけど……俺達が目指す野球の筋力と体力作りとは違うかも。そういう筋肉作りは、別のスポーツに向いていると思う。……それに、俺の夢はプロ野球選手。もしかしたら、そういう力を求められるかもしれないけれど、今はもっと基礎体力の向上が大事だと思うんだ」
 意外と冷静に答えるドリームイーター。元になった彼方は、元々中学校時代はエースだったし、進学先も強豪校。まずは何につけても体力や筋力等が基礎と考えている。ただ、非正規雇用の言葉も否定はしない。実際、その凄い筋力には驚いているし、どちらかというと尊敬の念を向けている様にさえ見える。……ただ、野球とは方向性が違うと感じるだけなのだ。
「先ずの目標は『みんなそろっての甲子園』の出場だって? 結構な事じゃねェか」
 そう声をかけるのは、ギルフォード・アドレウス(咎人・e21730)。
「それはそうだよ! だって、この高校に入ったのも、野球部に入部したのも、甲子園に行きたかったから! 確かに将来の目標はプロ野球選手。甲子園での活躍で無名に近かった選手が見出される事もあるし、そういう打算が無いといったら嘘になる。でも、今年の夏、実際に甲子園に向かって頑張る先輩達を見てきた。その姿はとっても格好良かったよ。流石に一年生でレギュラーを取るなんていうのは相当難しいけど……次は春がある。その時の俺は一年上の先輩と一緒に、立場的にはもう二年生と同じ立場だ。三年生の先輩がいなくなって、俺達も、もっともっと頑張らないといけないし、いつか甲子園の舞台に立つには、春を目指してレギュラーとはいかなくても、せめてベンチ入りは果たしたい。……だから、憧れるんだ。特に岡崎先輩は、既に一年生の頃から話題になっていたし……あそこまでにはなれないかもしれないけど、俺にもきっとチャンスはある筈なんだ」
 重ねて続けるギルフォード。
「なァ、一応確認なんだが。仮に理想を奪って成り変わったとして……『夢を追い続けた自分』は何処に行くんだ?」
「……『夢を追い続けた自分』。……俺自身、夢を追い続けているのは変わらない。岡崎先輩は憧れだけど……俺は先輩に成り代わった所で、夢はきっと変わらない。……それなら、俺自身のままでも……変わらない?」
 吾唐木・貫二(零たる忌龍・e46768)も、言葉をかける。
「…………他人の憧れや理想を奪ってもそれはお前の目指すものを汚すだけだ。お前の求めるものと他者の求めるものは見てくれは同じようでも全く違うのだ」
「……汚す……仮に俺はそれで良いとしても、それは憧れである岡崎先輩も汚してしまうのかな? 俺と先輩は違う訳だから……求めるものも求められないものも……違うのかな」
 ドリームイーター……元の彼方にとって岡崎先輩という人は本当に『憧れの人』の様だ。
「理想を指針にするのは良い事にゃけど……長い人生、どうしたって自分の持ってる手札で戦うしかねいからにゃ! 先輩には先輩の。そして彼方には彼方の、先輩も持ってない切り札があるはずにゃよ? その切り札を見つけて、仲間と持ち寄って、チームワークを活かすのが人生。……なんだか野球みたいだにゃ?」
 音琴・ねごと(虹糸のアリアドネ・e12519)の言葉に寄り添うようにディークス・カフェイン(月影宿す白狼・e01544)も続ける。
「理想の自分への夢か。……だが、勘違いをしていないか? 一人が突出した所で、チームに貢献はし切れない。お前一人が打ち守った所で次に繋がらなければ意味が無い。如何にメンバーを伸ばし、協力し、引っ張るか。頭を悩ませるべきは、そこじゃないのか?」
 二人の言葉にドリームイーターは考えている。
「……そうだな、野球は一人じゃ出来ない。チームプレーが大事だ。プロ野球選手になれるとは限らないけど、高校野球じゃ全員野球というチームプレーで活躍する高校だってある。プロ野球だってそうだ。チームワークが無ければ……勝てない。でも、強くなる事も必要だし、やっぱり凄い人……うちだと岡崎先輩みたいな人がいればチームの気持ちも士気も全然違うし……」
 チームワークの大切さはよく分かっている様である。そして、強い選手の存在も大事だと思っている。その中で特に『岡崎先輩』は特別なのだろう。……それだけ、彼方の中のでは憧れであり大きな存在なのだ。
 椛はドリームイーターに微笑みかける。
「1年生なんだしまだまだこれからだよ! 同じ部活の仲間と切磋琢磨して甲子園目指して頑張ろうよっ。自分の力でプロになった方がかっこいいしすごいなって思うよっ!」
 椛の言葉に、ミツキ・キサラギ(剣客殺し・e02213)も同意する。
「先輩とかを見て『俺はまだまだだー』みたいなこと思ってんじゃねぇか? そいつは違う。あいつらはお前より一年二年早くここに来て、練習して、実力を上げていった奴等。つまり未来のお前だ」
「……未来? ……確かに、まだ春に入学したばかりの一年生部員だ。……まだまだこれからなのかな? まだ……これからいけるのかな? ……あの背中に少しでも近づけるのかな?」
 アリシア・マクリントック(奇跡の狼少女・e14688)は、青い瞳をくるりとさせて、ドリームイーターを見上げた。
「やきゅー? たのしい、だから、やる、ちがう、なの?」
 その純真な瞳は、とても綺麗で。
「きっと、みんな、たのしい、だから、やきゅー、してる」
「……楽しい、か。うん、確かに楽しく無ければ……好きじゃなければ野球なんてしてないし、上を目指したりしない。……でも、ずっと必死で……少し……いや、いくらかは『楽しい』って事、忘れかけてたかもしれないな」
 ドリームイーターは夕空を仰ぐ。
「思い出したか? ……『最初の気持ち』って奴を」
「……お前自身の理想と憧れで現実(未来)を掴まねば意味がない事も」
 ギルフォードと貫二の言葉に、ドリームイーターは軽く頷き、また夕空を仰ぐ。その瞳には夕陽が映っていた。
「……そうか。……そうだよな。彼方の奴も忘れかけてたんだよな。野球が好きで、いつかは甲子園に行ってプロになる夢を見て……それから……憧れの先輩が居て……大切な仲間達と夢を追って……恵まれてるんだな、きっと彼方って。……いや正確には、分かってたけど……こうやって言って貰えるまで忘れかけていたのかもしれない。……だって、彼方がさ、そう思ってる事、俺にも伝わってくるから」
 そう言うと、ドリームイーターは皆を向いて笑った。
「……だから、俺と一勝負、行こうよ?」

●ユニフォーム姿のドリームイーター
「さあ、試合開始だ!」
 ドリームイーターが投球フォームでボールを放つ。それは幾重にも分離して誰を狙っているのかも分からず、守るに守れない……そんな状況。そのボールはギルフォードに直撃した。
「これなら打てるか? ……曲がるがな」
 ディークスの放つ光球は、追尾する様にして、ドリームイーターに直撃する。それに合わせて、ギルフォードの空の霊気を乗せた斬撃が加わった。
「俺のストレートを見やがれ!」
 非正規雇用は攻撃を受けたギルフォードに向かってオーラをボール状にすると蹴り込んで回復させる。一方で、オルトロスの店長は神剣を使ってドリームイーターを斬り裂いた。
(「上手く当たると良いんだがな」)
 そう思いつつ、ミツキは構える。このドリームイーターは戦意をかなり失くしているのは分かっていた。昔、大変だった修行を知っているからこそ、彼方には助かって欲しいし、奪う事では無く、自らの力で成し遂げて欲しい気持ちが強かった。
 慎重に距離を取りながら、ミツキはドリームイーターに炎を纏った蹴りを叩き込む。
 椛はドラゴンバスターを変形させると、竜砲弾を撃ち込む。
「わんわんわんわん! みんな、護る」
 アリシアはゾディアックソードに刻まれた星座の力を用いてねごと達の護りの力を高めていった。そのねごとは、ヘリオライトをガチで歌うが、残念ながら、ドリームイーターにその想いは伝わらなかったようだ。だが、ウイングキャットのたぬきのリングは命中した様である。
「お前の望む道を助けるためにお前を止めるのだ!」
 貫二はそう言うと、オウガ粒子を放って非正規雇用達の神経を研ぎ澄ませ、命中力を高めていく。
「う~ん、ちょっと判断が難しいの」
 ミーミア・リーン(笑顔のお菓子伝道師・en0094)は様子を見ながら、ミツキ達にオウガ粒子を放って命中率を高め、ウイングキャットのシフォンは清らかな風を送りこんで護りを高めていく。
「……これはピッチャーとしてはどうかと思うんだけど……仕方が無いかな」
 再びピッチングフォームを取るドリームイーター。今度の投球は明らかに人を狙ったもので、それはねごとに襲い掛かったのだが……それを非正規雇用が受け止める。
「バイターくん、ありがとうなの」
「いや、こんなにツノが可愛い子は見たことないから……」
「旦那さまも褒めてくれる自慢のツノにゃの」
 ねごとの言葉にがっかりする非正規雇用。攻撃からは庇ったが、別のダメージを負った様だ。
「なあ、ギルフォード。連携を組んでいかないか?」
「……まあ、別に良いけど」
 ディークスの提案に、余り乗り気を見せていない感じのギルフォードだが、本当はその提案にしっかり乗っていたりする。
 ディークスの虚無魔法がドリームイーターに放たれ、ギルフォードが続いて凍結の一撃を放った。更に追随するようにミツキがナイフで切り刻んでいく。
 ねごとの鋭い爪がドリームイーターを引っ掻き、アリシアは星座の力を使い貫二達に護りの力を与える。
「…………断ち斬れ『斬魔刃』」
 貫二のナイフがドリームイーターをジグザグに斬り裂いていった。
「そういえば、私、広瀬君と同学年なのか……。頑張って、広瀬君!」
 椛はドリームイーターに向かってグラビティを込めたカマイタチを放つ。その一撃が決めてとなり、ドリームイーターは散る様に消えていった。

●野球を愛する気持ち
 ケルベロス達がグラウンドのヒールを行ったり、部室のロッカー前で倒れている彼方を見つけたりしている間に、逃げた筈の岡崎祐樹がグラウンドに戻って来ていた。彼としては何が起こったのかは分からなかったが、何となく部員が関係しているような気がしていたらしい。ロッカー室で発見された彼方は、戻ってきた祐樹にまず謝った。
「先輩、すいません! 俺が焦ったばっかりに迷惑をかけちゃって」
「うん。何となくだけど、さっきケルベロスの人達に事情を聞いたよ。……まあ、俺だって注目をされているだけで、本当にプロになれるかは分からないし、ね。大事なのは個人プレーだけじゃなく、チームワークだから……まずは春の甲子園から目指そう?」
 優しく微笑む先輩は、明らかに彼方が憧れるだけの存在だという事が分かった。そして、二人がとても野球を愛している事も。もしかしたら、二人共、甲子園に行けないかもしれないし、プロにもなれないかもしれない。でも、彼等から感じる野球愛は間違いなく確かなもので……きっと夢は叶う。そう思わせてくれるものだった。
「彼方ちゃんも祐樹ちゃんも、練習帰りだし、きっとお腹が空いてると思うの! ミーミア、サンドウィッチ沢山作って来たから、みんなも食べてなの!」
 どこからか巨大なバスケットを取り出すと、中には色々な種類のサンドウィッチが入っていた。軽食から、がっつり食べられるものまで一通り。
 サンドウィッチを皆でつまみながら、話をする。野球の話がメインだが、野球を知らないメンバーも多いので、説明などを加えながら。
「サンドウィッチにスポーツドリンクか……俺は何としても紅茶を飲むぞ」
 アールグレイを淹れ始める非正規雇用。
「紅茶! ミーミアも紅茶飲むの! 分けて欲しいの!」
 キラキラの瞳で催促されると悪い気がせず、非正規雇用が分けてあげた紅茶をミーミアは美味しそうに飲む。
「やきゅー、おしえる、して?」
 一方では野球の教えを乞うアリシア。しかし、彼女は基本的に四足歩行なので、バットは咥えて扱える様なのだが、ボールを投げるのは無理っぽい。でも、せっかくなのでキャッチボールや、簡単な野球をお礼代わりにする事になった。
 参加者は、彼方、祐樹、ディークス、ミツキ、貫二、楓、アリシア。そして、応援にねごと。
「私、広瀬君と1打席勝負してみようかな!」
「でも、野球は初めてなんだよな?」
「うん。でも、やってみなくちゃ分からないでしょう?」
 そのポジティブさに彼方は羨ましく感じる。きっと、自分にかけているのはそういう所なのだろうから。
「キャッチャーの守備にはついた事無いけど……受けるくらいなら出来るかな?」
 祐樹も協力してくれて、椛と彼方の勝負が始まる。
「椛も彼方も頑張れなんだにゃー!」
 ねごとの応援もあり、二人の対決が始まる。
「手加減はしないよ」
「こっちこそ!」
 そうして始まった対決は椛の三振で見事終わる。でも、未経験で挑戦する事が凄いと彼方は思うのだ。
 そんな様子を「やれやれ、調子いいな……」と見守るギルフォード。そんな彼の服を引っ張る小さい何か。
「サンドウィッチもスポーツドリンクも非正規雇用ちゃんが淹れてくれた紅茶もあるの! 一緒に戴きましょうなの!」
 小さな少女の誘いに、ギルフォードも断れなくて、お茶組に加わる。
 向こうでは楽しそうにキャッチボールをしたり、彼方に半分教わりつつ貫二がトレーニングメニュー等を考えてみたり。
 悲劇が起きかけた現場だけれど、ここは野球への愛が満ちていて――。いつか彼方も夢を叶えられそうな気がして――。そこには、青春の一ページが刻まれていたのだった。

作者:白鳥美鳥 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年11月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 2
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