茶色い汁を噴出するモノ

作者:小鳥遊ちどり

●粗大ゴミ集積場にて
 群馬のとある市の郊外に建つ粗大ゴミ集積場。そこに、金属ゴミ、あるいはリサイクル部品へと分解されるのを待つ、家電製品を集めた一角がある。
 夜更けのこと。
 そこに握りこぶし程の大きさの、小型ダモクレスが忍び込んだ。コギトエルゴスムに蜘蛛のような機械の足がついた形状である。
 ダモクレスはとある廃棄電化製品を見つけると、それに素早く入り込み、同化した。
 ……しばしの後。
 ダモクレスとなった電化製品は、周囲のスクラップをガシャガシャと乱暴に押しのけると、短い足でのっしのっしと歩きはじめた。
 電化製品ダモクレスはフェンスを軽々と破り、集積場を取り巻く荒れ地へと踏み出した。
 そして。
『珈琲ぶっしゃー!』
 熱々の茶色い汁を勢いよく噴出した。
 噴出されたコーヒーのあまりの熱さに、周囲の植物がみるみる枯れていく。
 ひとしきりコーヒーを噴出したダモクレスは、荒れ地の向こうに見える灯りを目指しおもむろに歩き出した。

●ヘリオンにて
「群馬県のゴミ集積場に捨てられていたコーヒーメーカーが、ダモクレスになってしまう事件が発生します」
 セリカ・リュミエール(シャドウエルフのヘリオライダー・en0002)が集まったケルベロスたちに説明を始めた。
「幸いに被害が出る前に介入できそうですが、もしダモクレスを逃がせば、多くの人々が虐殺されてグラビティ・チェインを奪われてしまうでしょう。急ぎ現場に向かって、ダモクレスを撃破してください」
 セリカの隣に座っているのは、この事件の発見者、カヘル・イルヴァータル(老ガンランナー・e34339)。可愛い女の子の隣に座れて嬉しそうである。
「このダモクレスは、一般的な家庭用のドリップタイプのコーヒーメーカーが変形しロボットのような形状をしています」
 巨大化した機械に短い手足がつき、高さ2mくらいのずんぐりした人型になっている。
「ただコーヒーを受けるポットが無いので……だから捨てられたのでしょうが……ドリップ部分からアッツアツのコーヒーを吹きつけてくるのが、主な攻撃のようです」
 ガジェッティアの『バスターフレイム』のように結構遠くまでダメージを与えるようだ。
「順調にいけば、ダモクレスがゴミ集積場から、周囲の荒れ地に出てきたあたりで補足することができます」
 ウォーミングアップ的にコーヒーを噴いてみたりするようなので、ターゲットを見つけることは容易いだろう。
「強い敵ではありませんが、ダモクレスが市街地へとたどり着く前に、集積場周りの荒れ地できっちり撃破してしまってください。どうかよろ……」
 頭を下げかけたセリカの台詞を奪うように、ここぞとばかりにカヘルが立ち上がって。
「よろしく頼むぞ! 任務を果たした暁には、皆で夜明けの珈琲としゃれ込むとしようのう!」


参加者
不知火・梓(酔虎・e00528)
ピジョン・ブラッド(銀糸の鹵獲術士・e02542)
天津・総一郎(クリップラー・e03243)
ジェミ・ニア(星喰・e23256)
唯織・雅(告死天使・e25132)
カヘル・イルヴァータル(老ガンランナー・e34339)
逸見・響(未だ沈まずや・e43374)
エトワール・ネフリティス(翡翠の星・e62953)

■リプレイ

●ターゲットは芳香と共に
 ケルベロスたちが件の処理場近くの荒れ地に到着すると、ターゲットであるコーヒーメーカー・ダモクレスの居所はすぐに知れた。何故なら元気いっぱい噴出されるコーヒーが、芳香を伴っていたからだ。
「いい匂いだけど……ゴミ捨て場にあるコーヒーメーカーが出すコーヒーは……勘弁願いたいな」
 遠目にけったいな敵の姿を眺めながらクールに腕組みするのは逸見・響(未だ沈まずや・e43374)。
「この手の、ダモクレス。相手するのも……随分、久しぶりですね……」
 応じた唯織・雅(告死天使・e25132)は、戦闘後のお楽しみ用の荷物を焼却場のフェンスの陰に隠している。
 彼女だけではない、メンバーそれぞれが夜明けのコーヒーのために様々なグッズや食材を持参したので、結構な大荷物のご一行様である。
「珈琲メイカーも、こうなっちまっちゃぁ破壊するしかねぇよなぁ。元々は誰かの味覚を楽しませてた、その思い出を汚すように思えて、ちっとばかし腹ぁ立つが、放っちゃぁおけねぇかんなぁ」
 不知火・梓(酔虎・e00528)は微妙に気の毒そうに呟くと、ペッ、とくわえていた長楊枝を吐き捨て、愛刀の束に手をやった。来るべき戦いに向けて、気持ちを切り替えたようである。
「こんな夜遅くにダモクレスのイタズラとはのう」
「敵でなければ変形ロボめいたコーヒーメーカーなんて面白いんだけどねぇ」
「周囲に人気がないのが幸いじゃのう。街に行って更なる大事になる前に処分じゃ」
 ピジョン・ブラッド(銀糸の鹵獲術士・e02542)とカヘル・イルヴァータル(老ガンランナー・e34339)も荷物を隠し終わり、掌から落ち葉や枯れ草をたたき落とした。
「後で美味しいコーヒーが出るんだ、楽しみ」
 まとめ終わった皆の荷物をチラ見して、無表情に、でもちょっと嬉しそうに響もエアシューズの靴ひもを結びなおす。
 いよいよ戦いが始まる。幸い、コーヒーメーカーはウォーミングアップ(?)に夢中なようで、こちらの存在には気づいていないようだ。先制攻撃を喰らわすことができるだろう。
 ところで天津・総一郎(クリップラー・e03243)は、先ほどからやたら真剣な表情でターゲットを見つめているのだが。
「『茶色い汁を噴出』……なんか卑猥な感じがしないでもないが。あながち間違いともいえないのが何と言っていいやら。でもコーヒーなら黒い汁なんじゃ……いやそもそも汁という表現が……」
 実は純情な青少年らしい方向に脳が暴走していたりして。
「いやいやこんな妄想している場合じゃない」
 ぶるぶるっ、と頭を振ると、敢えて勇ましく拳を振り上げた。
 ちょうどコーヒーの噴出が一段落したところで、攻撃にはいいタイミングである。
「おのれデウスエクス許さねえ! みんな、行くぞ!」

●コーヒーメーカー・ダモクレス
 真っ先にコーヒーメーカー・ダモクレスの真ん前へ立ちふさがったのはジェミ・ニア(星喰・e23256)であった。
「捨てられたのは可愛そうって思うけれど、その怒りを周りに撒き散らすのはやめて下さい!」
 叫びと共に敵の足下に、砲撃形態へと変化させたドラゴニックハンマーから、竜砲弾を撃ち込んだ。続いて、
「棄てられちゃうのは悲しい……でもその珈琲は美味しいものなはずなんだよ。君がそんな事望んでないって信じてるから、ボクは君を、止めるね」
 エトワール・ネフリティス(翡翠の星・e62953)が旧きガジェットの悲しみを爆発の力として送り込んだ。
 ダモクレスがいきなりの攻撃にバランスを崩しよろけたところを逃さず、梓が抜刀するなりの氷の一撃を、響は処理場のフェンスを利用して高々と飛び、鋭いキックを見舞う。
 その間に、総一郎が、
「誰かが倒れないように手立てをほどこすのも……【盾】の役目だよな!」
 目映い光輪を前衛へと分け与え、雅は前衛の後ろにカラフルな爆発を生じさせ、
「セクメトは……清浄の翼を、前の方から、お願い」
 愛猫もろともに仲間たちの能力と防御を高めている。
 メディックのピジョンも、強襲の流れにのってフェアリーブーツで星を蹴り込み、カヘルは、ボクスドラゴンにも回復手を命じると、
「今宵は寝る暇のない徹夜作業じゃ!」
 自らはドリップ部を狙って精神力をこめる。
 先制をとれてまずは順調……しかし、コーヒーメーカー・ダモクレスも、大人しくやられていてくれるはずもなく、ブシュ、ブシュとドリップ部から白い蒸気と飛沫を上げたかと思ったら。
 ぶっしゃーーーー!
 怒りをぶちまけるかのようにコーヒーが噴出し、前のめりに次手に出ようとしていた梓に命中した。
「アッチイィィィーー!」
 まるで消防車の放水のような勢いの茶色い熱湯に押し倒されてしまう。
「しまった!」
「やめろ!」
 咄嗟にジェミがボディの横手に蹴り入れ、総一郎が短い脚部に旋刃脚をひっかけ、ダモクレスの体が傾き、放出は止んだが、倒れ込んだ梓からはもうもうと妙にいい匂いのする湯気が立っている。
「大丈夫かい、ひどい目に遭ったね。時が戻るように再現し、再生せよ!」
 ピジョンがテレビウムのマギーにガードさせながら、魔法で生み出した針と糸で回復を施すと、梓はむっくりと起き上がり、
「大したことねぇよ。ありがとな」
 火傷をモノともせずに再び刀を取った。
「熱々で、しかも服にもシミがついてしまったのう?」
 心配そうに回復を見守っていたカヘルにも、
「へへっ、戦いはこうでねぇとな。これぞ生きてるってカンジがするぜ」
 高揚した笑みを向ける。
 その間にも、仲間たちはどんどん攻撃を仕掛けている。
 雅はドリップ部分にバスターライフルからグラビティを弱める光線を浴びせ、響は、
「不精に亘る勿かりしか、貴方の名前は分からないが貴方が成した行いは不滅である……」 大量の氷柱を地を這うように射出し敵の足下を凍り付かせ、またその氷を溶かして荒れ地の地面を泥濘化し……。
 すると、またグラリとダモクレスがバランスを崩した。
「あっ、もしかして」
 ジェミがポン、と手を叩いて。
「このダモクレス、サーバーを無くしている分、ボディバランスが悪いのではないですか?」
 なるほど元々はサーバーが入っているはずの部分が、すっぽり空洞になっているわけだから。
「なるほど、なの」
 それならば動きを鈍らせる効果のあるグラビティは有効であろうと、エトワールがすかさず魔法石化弾を撃ち込み、カヘルは、
「良い珈琲メーカーじゃったろうに壊すには少し勿体無いのう」
 ちょっと寂しそうに氷を纏った一撃を放った。

●悲しき機械
 しばし後――。
「いててっ!」
「あちちちち!」
 敵の弱点を見抜いたケルベロスたちは、的確にダメージを与え続けているが、それでも痛いものは痛いし、熱いものは熱い。後衛が、よーく炒られたコーヒー豆まみれになっている。
「これは1ハゼかのう……いや、2ハゼ……いててててっ」
 カヘルはマニアックに豆を観察してたりもするが、それでも痛いものは痛い。
 しかし、
「もうひとがんばり、ですよ……っ」
 雅が前衛で花を纏ったステップを踏んで回復を施し、すぐさま体勢を立て直す。
「すまぬの!」
 カヘルがすかさず星を蹴り込むと、
 ギュルルルル!
 響がチェンソーをうならせて金属的なボディについた傷を広げ、エトワールは気を送り込んで、根気よく弱点を攻め続ける。
 すると。
 ぷしゅーーー。
 コーヒーメーカーが突如、蒸気機関車のように激しく白い湯気を噴き上げ、一層濃い芳香があたりに漂いはじめた。
「わあ。いい匂い……」
 思わずうっとりしかけるケルベロスたち。
 だが、
「おい、これって回復じゃねえのか?」
 梓が気づき、大鎌の刃をガッキと金属のボディに食い込ませた。続いて我に帰ったジェミがオーラの弾丸を放ち、総一郎は星を蹴り込む。雅は攻撃に切り替えた愛猫を引き連れ、ライフルからの光線を、響は背後から流星のような跳び蹴りを見舞った。そしてエトワールが、
「悲しい珈琲さんに負けられないんだよっ」
 石化の魔法を放った時。
 ゴトッ。
 重たい音がして、ドリップ部分からかなり大きな部品が落ちた。そこからボタボタとお湯も漏れてくる。
「ポンコツになってきたね……もうちょっとだよ!」
 後方からピジョンの励ましを受け、ジェミが夜空よりも黒々とした影を引きずり、敵の懐に入ろうとした時。
 バババチバチバチバチバチ!
「ひえ~」
 またしてもマシンガンのようにコーヒー豆が撃ち込まれてしまった。今度は前衛がターゲットだ。
 だがしかし!
「もう……簡単にやらせはしません!」
「おうよ、ぜってえ止めてみせる!」
 ディフェンダーの雅と総一郎がサーヴァントたちを引き連れて、果敢に前へと出た。同時に、あっつい豆のあめあられにもめげず、総一郎は螺旋を込めた掌拳を見舞い、雅は爆破のスイッチを押す。
 更に後方からカヘルの援護射撃と、響の炎のドラゴン、
「――おかわりはもう、おしまい。お星さまとの鬼ごっこ。キミは逃げ切れるかな?」
 看取るような気持ちでエトワールが放った無数の星屑が飛んできて、ピジョンはディフェンダー陣を最後まで支えようと鮮やかなステップで花吹雪を送る。
「今だ!」
 梓はふらふらりと不規則な足取りで、いっそ無雑作に最前線に出ると、敵に肉薄するなり抜刀し。
「お代は見てのお帰りよ、ってなあ!」
「餮べてしまいます、よ?」
 光のような刃の一閃と、タイミングを待っていたジェミの影の矢が、深々とダモクレスを貫いた。
 ……ブスブス……ブスッ。
 コーヒーメーカーはあちこちから煙や蒸気を飛沫を吹き出しはじめた。先ほどまでの芳香とは一転、焦げ臭いような金属臭いような悪臭が充満する。
「ば、爆発すんじゃね?」
 ケルベロスたちは思わず後ずさった……が。
 バラ……バラバラッ。
 コーヒーメーカーは崩れ落ちるように分解して地に伏し……後に残ったのは幾ばくかの焦げた金属部品だけであった。

●夜明けのコーヒータイム
 見上げればまだ空に星がまたたいているが、東の地平線には細くラベンダー色の光が差し始めた、そんな時刻。
 荒れ地にはまた芳香が……コーヒーメーカー・ダモクレスがまき散らしていたよりも、ずっと繊細なコーヒーの香りがたちこめている。
 カヘルが、持参の豆とミルとドリッパーに、ケトルとポットをきちんと使い、本格的なコーヒーをドリップ中なのである。
 その手元を熱心にのぞき込んでいるのはジェミ。彼の家は喫茶店を経営しているが、彼自身はそれほど詳しくないので、今日は勉強させてもらうつもりで、この夜明けのコーヒータイムを楽しみにしてきたのである。加えて、コーヒーメーカーの供養になれば、という気持ちもある。
「わぁ、良い匂いですね、どんな豆を使っているのですか? 入れ方にコツは?」
「豆はお好みじゃろうが、湯をのの字に細く注ぐのがコツじゃな」
 コーヒーを入れる隣では、軽食やおやつ作りにも余念がない。ピジョンはチーズトーストを焼き、雅がホッドドッグを作っており、ジェミもマシュマロを串に刺し始めた。
 首尾よく任務を完遂し、片づけまでしっかり終えたケルベロスたちは、この夜明けのひとときを存分に楽しんでいる。
「よし、完成じゃ」
 カヘルは、携帯コンロを囲んで輪になった仲間たちのカップに、慎重に漆黒の液体を注ぎ。
「では、いただきますっ」
 珈琲は大人の味、大人の階段を登るためにも、れっつちゃれんじ! と、神妙にカップに口をつけたのはエトワール。
 方や、
「……ん……これは……濃いめなのかい?……ちょっと苦いな……」
 一口飲んで、持参の砂糖と牛乳を取り出したのは響だ。コーヒー牛乳になってしまいそうな勢いでお子さまセットを入れまくる。
「砂糖と牛乳は使っていいよ、たくさんあるしね」
 若者たちの様子に、カヘルは、カハハと鷹揚に笑い。
「大人の階段はまだまだ長い。砂糖ミルクも沢山入れるがいい」
 大人の余裕でブラックコーヒーを啜る。
 ふふ、とピジョンも楽しそうに笑って、
「カヘルのコーヒー、西部風のガンナーが淹れるコーヒーってなんだか苦味が効いてておいしそうだから楽しみにしてたんだ。僕には本当に美味しいよ。でもマギー用にミルクもらうね」
「あ、サーヴァントさんたちにはココアもありますよ。コーヒーが飲めない方もどうぞ」
 と、エトワールが準備万端というカンジでココアの缶を取り出した。本人は皆と美味しくコーヒーが飲めて、そして楽しく夜更かしできて嬉しそうだ。
 総一郎は一瞬、砂糖やココアの方に物欲しげな視線を投げかけたが、お、オトナのオトコはブラックだ、と、慌てて格好つけた笑顔を作ってコーヒーを啜り。
「夜明けのコーヒーとか……なんつーかまさにオトナのオトコだな! 一仕事終えた後の飲み物としては渋さ満点だぜ」
 梓は、無理気味の総一郎を面白そうに見やり、
「確かに、一戦終えた後に、こうして珈琲飲みながら朝日を拝めるっつーのは、何とも言えねぇ贅沢な時間て気ぃすんなぁ」
「だよねえ……あ、チーズトーストもさめないうち、食べて」
「珈琲には……こちらも合うと、思うのです。宜しければ……お召し上がり下さい」
 チーズとろけるトーストと、ザワークラウトと焼きたてフランクフルトを挟んだホットドッグが出てきた。
 いただきまーす、と皆の手が早速延びる。
「コーヒーに、熱々チーズがまた合う! わぁ、ホットドッグまで!」
「……チーズの滋味が。良い塩梅、ですね」
「すごいな、立派な朝食じゃん」
「トーストもドッグも美味いのう! マシュマロも、どれ……」
「よければあぶってコーヒーに入れてみてください」
 と、マシュマロをジェミは串ごと皆に手渡す。
 トーストとホットドッグをもりもり食べていた梓はそれを見て首をかしげ、
「珈琲にゃぁ何もいれねぇのが好きなんで、マシュマロは遠慮しとこうかなぁ」
「あ、じゃ、お茶請けにどうぞ!」
 と、梓もマシュマロを渡された。いかついオッサンにマシュマロ串、ちょっと可愛いかも。
 にぎやかに、和やかに、まるでキャンプのように夜明けのコーヒータイムを楽しんでいるうちに、東から空が明るくなってきた。
 すっかりくつろいだ響は、皆のおしゃべりを子守歌にうとうとしているが、総一郎は慣れぬブラックコーヒーですっかり目が冴えたのか、
「これで俺のオトナオトコパワーもさらにアップしたな、夜が終わって陽が昇る……新しい一日の始まりだな。よし、今日もまた頑張るか!」
 朝日に向かってひとり満足げに頷いたのであった。

作者:小鳥遊ちどり 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年11月17日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 3
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