かつて父だったモノ

作者:秋津透

 千葉県館山市、人里離れた海岸沿い。早朝。
 天谷・砂太郎(壊れし凡人・e00661) は、ただぼーっと早朝の海を見ていた。
 陽光が波にきらめき、普通に見れば美しい情景だが、砂太郎の表情に感動の色はない。
 なぜ、こんな時間に、こんなところに立って、こんな情景を見ているのか、彼自身にもよくわからない。
 しかし、その時。
 波を割って、海から岸辺に何かがあがってきた。それを見た瞬間、砂太郎の目が大きく開かれる。
「父さん……」
 違う、父さんは死んだ。故郷が襲われたあの日に。では、あれは何だ。父さんの死体か。死体が歩いて海からあがってくるのか。ああ、そうだ。屍隷兵だ。人の死体を使って作り出された、デウスエクスの先兵。
 意識は動くが、身体が動かない。棒立ちのままの砂太郎の前へと、屍隷兵はゆっくりと進んできた。

「緊急事態です! 天谷・砂太郎さんが、海からあがってきた屍隷兵に遭遇するという予知が得られました! 急いで連絡を取ろうとしたのですが、連絡をつけることが出来ません!」
 ヘリオライダーの高御倉・康が緊張した口調で告げる。
「砂太郎さんは、千葉県館山市の海岸にいるので、今すぐ全力急行します! 一刻の猶予もありません!」
 そう言って、康はプロジェクターに地図と画像を出す。
「現場はここです。屍隷兵は、腹から無数の触手を放ち、オークと似たような攻撃をしてきます。それだけなら大したことはないのですが、怨嗟の籠った叫びをあげ、複数の相手を催眠状態に陥れることができるらしく、侮れません。ポジションは、おそらくクラッシャー。知性、意志はほとんどなく、遭遇した生命体を闇雲に殺す怪物です。一対一で戦った場合、冷静に効率よく戦えれば、砂太郎さんにも勝ち目がないとは言いませんが……そもそもまともに戦闘できるのかどうか。いろいろな意味で、至急の救援が必要だと思います」
 そして康は、一同を見回して続ける。
「敵は単体で、増援は呼ばず、撤退もしません。屍隷兵をこの場に配置した何者かがいるはずですが、既に撤収しているようで、予知からは気配すら窺えませんでした。屍隷兵を斃すか、砂太郎さん……と、救援に入った皆さんが全員斃れるか、どちらかになります。どうか砂太郎さんを助けて、屍隷兵を斃し、皆さんも無事に帰ってきてください」
 よろしくお願いします、と、康は深々と頭を下げた。


参加者
天谷・砂太郎(壊れし凡人・e00661)
源・瑠璃(月光の貴公子・e05524)
岡崎・真幸(異端眷属・e30330)
雁・藍奈(ハートビートスタンピード・e31002)
雑賀・真也(英雄を演じる無銘の偽者・e36613)
阿賀野・櫻(アングルードブロッサム・e56568)
ライスリ・ワイバーン(外温動物料理人・e61408)
小野・雪乃(光と共に歩む者・e61713)

■リプレイ

●天谷砂太郎救援作戦!
(「父さん……こんな形で会えるなんて。無事……じゃないよな。だって父さんは、俺の目の前で……。なんで? どうして? あれは父さんなんかじゃない。でも、もしかしたら?」)
 天谷・砂太郎(壊れし凡人・e00661) は、海からあがって近づいてくる屍隷兵を棒立ちのまま見やり、声にならない声を洩らす。
 意識、思考は動くが、身体が強張ってまったく動かない。いや、本当に意識、思考は動いているのか? この光景は、現実か? もしかして、実際に死んでいるのは、父さんじゃなくて、俺の方なんじゃ……。
「砂太郎さん! 気をしっかり持って!」
 叫びながら、源・瑠璃(月光の貴公子・e05524)が砂太郎と屍隷兵の間に降下し、如意棒『玄武轟天【飛水・八相】』を振るって屍隷兵を突き飛ばすように退ける。
 そして瑠璃は屍隷兵に背を向け、客観的には呆然としているようにしか見えない砂太郎の肩を掴んで叫ぶ。
「僕の愚痴もちゃんと聞いてくれて、美味しいご飯も作ってくれた砂太郎さんは、こんな所で終わる人じゃない!! しっかり気を持って!! 目の前にいるのは戦うべき相手だよ!!」
「あ、ああ……」
 茫漠と漂っていた砂太郎の視線が、瑠璃の顔に焦点を合わせる。
「そ……そうだ、な……あれは、屍隷兵……元が誰であろうと、今は、ただ……人を襲う死体……デウスエクスが作った……怪物だ」
「そうだよ! ちゃんとわかってるよね!」
 瑠璃がうなずいた時、その背後から屍隷兵が凄まじい勢いで触手を伸ばしてくる。狙われたのは、瑠璃か、砂太郎か。しかし寸前、砂太郎のサーヴァント、ミミックの『段ボール箱』が飛び出し、身を挺して触手を受け止める。
「うわあっ!」
 自分自身が攻撃されたような声をあげ、砂太郎はゾディアックソード『真・蒼晶烈華ハルワタート』を振り上げる。そして、守護星座の紋章を輝かせ、『段ボール箱』のダメージを癒し、瑠璃と『段ボール箱』に状態異常への耐性をつける。
「大丈夫か、砂太郎? ……支援はできているようだが」
 続いて降下してきた雑賀・真也(英雄を演じる無銘の偽者・e36613)が、砂太郎を見やって訊ねる。
 すると砂太郎は、掠れた声で応じる。
「大丈夫かどうか……自信はないが。だが……来てくれた皆が、父さんに……いや、あれにやられるような事は……絶対に、させない」
「そうか」
 こいつらしい答えだ、と、小さく呟き、真也は屍隷兵を見据える。
(「親……か。俺にはそんなものはなかった。むしろ、少年兵時代は他の家族の親を殺す側だった。皮肉なものだ。屍隷兵とはいえ、仲間の親を殺すことになるとはな」)
 声には出さず呟くと、真也は二振りの斬霊刀、『夫婦双剣【干将】・【莫耶】』を構えて屍隷兵へと斬りかかる。雷光が走り、鋭い突きを受けて数本の触手が千切れ飛ぶが、屍隷兵の様子に変化はない。
「機械並みに反応なしか。いっそ機械なら、そういうもんだと割り切れるが」
 なまじ人の姿をしてやがるからやりにくい、と、降下してきた岡崎・真幸(異端眷属・e30330)が渋面で唸り、ヤクザキック風の重力蹴りを屍隷兵に叩き込むと、砂太郎を振り返る。
「天谷、お前を助けてくれと頼まれて来た。自分では力不足なので、俺に頼むと。普段、そんな事言う奴じゃねえのにな」
「それは……」
 砂太郎が目を見張ると、真幸は渋面のまま続ける。
「余程の知り合いなのだろうよ。頼られたからには、必ず連れ帰る。何をしてでもな」
「そうよ! 天谷さんは、必ず無事に連れ帰る!」
 高らかに宣言し、雁・藍奈(ハートビートスタンピード・e31002)が降下の勢いをつけた急降下重力蹴りを屍隷兵に見舞う。
「君……は?」
 目を瞬いた砂太郎に、着地した藍奈は少々狼狽気味に告げる。
「あ、初めまして、あたし、ヴァルキュリアの雁・藍奈、その、天谷さんと面識はないんですけど、見過ごしてはいられなくて来ちゃいました!」
「それは……ありがとう……」
 そう言って、砂太郎は深々と頭を下げる。
「皆が来てくれなかったら……たぶん、俺は……終わっていた、だろう」
「そんなこと言わないで! 来ないなんてこと、ありえないんだから!」
 降下してきた阿賀野・櫻(アングルードブロッサム・e56568)が、少々きつい口調で言い放つ。
 普段は温和で人当たりの良い人柄を演じているが、実は櫻は砂太郎と同じワイルドブリンガーで、普通ならとうの昔に自己の存在が粉々に砕け散って当然の過酷すぎる体験を経ており、混沌の水でかろうじて自己を繋ぎとめている。
 だからこそ、援護すべく一目散に駆けつけてきたのだが、窮地に臨んで崩れかかる砂太郎を目にすると、自分の脆さを鏡で見せられているように思え、つい言動がきつくなる。
「援護はするわ。でも、最後は貴方が倒して! 辛くても……貴方が倒すしかないの! それがせめてもの供養よ!」
 叱咤するように言うと、櫻は喰霊刀を振るって屍隷兵へと斬りつける。
「ああ……そうだ。そうだな……」
 父さんは死んだ、でも、死に切れていない、と、砂太郎は呟く。父さんの魂が、あの死体の中に閉じ込められているのか、別のどこかにあるのかはわからないけど、自分の死体が息子を襲っている状態は、きっと嫌なものだろう。
(「俺が逆の立場なら、きっと、すぐさま殺してくれと哀願するだろう……たとえ何者かに生かされていたとしても」)
 すると、その時。並外れた胴間声の叫びが、危険な方向へ行きかかっていた砂太郎の思考を現実へと戻した。
「天谷店長おおおおおおおおおおおおっ! 無事かあああああああああああああっ!」
 ライスリ・ワイバーン(外温動物料理人・e61408)が、ボクスドラゴンの『タービン』とともに、絶叫しながら降下してくる。
 そして砂太郎の状態を確かめもせず、ライスリは屍隷兵に組み付き、どうと打ち倒してから飛び下がる。
「店長おおおおおおおおおおおおっ!」
「ありがとう……来てくれて……」
 砂太郎が告げると、ライスリは安堵したのか、その場にぺたんと座り込む。
「あは、よかった、店長……フアアアアア……」
「こら、気持ちはわかるが気を抜くな。仕事は、ここからだ」
 真也が憮然として告げ、ライスリは慌てて立ち上がる。
 一方、砂太郎を心配しすぎたライスリが指示を出すのを完全に忘れてしまったため、『タービン』はとりあえずライスリと同じ中衛キャスターに位置を占め、屍隷兵へブレスを吐く。
 そして、最後に降下してきた小野・雪乃(光と共に歩む者・e61713)が、にっこり笑って砂太郎に『傲慢の胃薬(ラムネ味)』と飲料水を手渡す。
「水分も一緒に、ね♪」
「……ありがとう」
 頭を下げて、砂太郎は雪乃から薬と水を受け取り、ごくりと飲み込む。
 一方、雪乃は『段ボール箱』を見やって表情を引き締める。
「『段ボール箱ちゃん』ひどい傷……天谷さんを護ったのですね。今、癒しますね」
 そう言って、雪乃はオリジナルグラビティ『コネクト・アセンデッドマスターマリア』を発動させる。
「あぁ、マリア様……あなたの慈愛の御心をお与えください」
 対象の痛みを自らのもののように感じることで、その痛みをも慈しみ、許すことでやわらかな光に包んで傷を癒す。ミミックが癒しの光に包まれ、治癒可能なダメージが全快する。
 そして、降下そのものは早かったが、グラビティ発動を保留していた真幸のサーヴァント、ボクスドラゴン『チビ』が、櫻に属性をインストールし、状態異常への耐性をつける。
 すると、その時。
 起き上がった屍隷兵が、胸のあたりから禍々しい緑光を放ち、怨嗟の籠った叫びをあげた。
「うわっ!」
 何とも形容しようのない異様な咆哮が響き、一瞬、ケルベロスたちの動きが止まったかと見えたが、実際にはディフェンダーたち……藍奈、櫻、『段ボール箱』が、それぞれ他者を庇う。
 庇われたのは、中衛の砂太郎、真也、ライスリ。『タービン』だけが庇いを受けずに咆哮を浴びる。
「……中衛に、来た? 前衛じゃなしに?」
 瑠璃が意外そうな声を出し、ライスリが唸る。
「やっぱり、その……店長狙ってきてるのか?」
 ……違います、ライスリくん。君が組み付きで『怒り』をつけたからです。

●慟哭の結末
(「催眠をもたらす咆哮は厄介だが、きちんと対応しておけば大事には至らん……状態異常耐性を付与できれば、ほぼ何とかなる」)
 そういう意味では、天谷が早々と立ち直ってくれたのは大きかったな、と、真幸は声にはせずに呟く。今回の参加者が用意したグラビティの中で、列に対して一度に状態異常耐性をつけられるのは、砂太郎のスターサンクチュアリしかなかった。
(「そして敵には、キュアもヒールもない。いくらタフでも、攻撃を重ねていけば、潰れるのは時間の問題だ」)
 そうなると、後は誰がどうやってとどめを刺すかだが、さて、天谷は大丈夫なのか、と、真幸は砂太郎を見やる。支援や治癒は完璧にこなしているが、まだ砂太郎は一回も屍隷兵を攻撃していない。
 そして、瑠璃が屍隷兵に向かってオリジナルグラビティ『太古の月・紅玉獣(エンシェントムーン・カーバンクル)』を発動させる。
「力借りるよ!! カーバンクル、その魔力にて停止を成せ!!」
 瑠璃の生家で結ばれた太古の盟約により、伝説の霊獣カーバンクルを召喚、その額の紅玉から発するビームで相手の動きを止める。威力は申し分ないが、霊獣は一瞬現れて攻撃だけを行うタイミングなので、正確に狙いをつけることなど当然できず、素早い敵には外すことも間々あるのだが、もともと鈍重で、更に何重にも状態異常を付与されている屍隷兵には問題なく当たる。
「そろそろ決め時かな……」
 呟いて、真也もオリジナルグラビティ『血に飢える電光石火の猟剣(フルンティング)』を放つ。
「血に飢える電光石火の猟剣よ。その力をもって、敵を亡き者にせよ。喰らいつけ、血に飢える電光石火の猟剣(フルンティング)!」
 雷電の力を帯びた異界の黒剣を矢のように弓につがえ、高速で屍隷兵へと撃ち込む。ばりばりと閃光が走り、屍隷兵の動きがほとんど止まる。
「ふむ……」
 唸ると、真幸もオリジナルグラビティ『Ithaqua(オオイナルシロキチンモク)』を発動させる。
「来たれ神性。全て氷で閉ざせ」
 ぶっきらぼうな詠唱とともに、異世の神が一部召喚され、強烈な凍結攻撃を行う。屍隷兵の身体に氷が貼りつき、触手がぽきぽきと折れて落ちる。
「よーし、いっけえっ!」
 藍奈が叫び、オリジナルグラビティ『ヴァルキュリア回転フルキック』を放つ。ヴァルキュリアの力と螺旋忍者の技を融合させた必殺キックが、凍りついた屍隷兵を直撃、片腕を吹っ飛ばす。
(「これはもう……一発決まったら終わりね」)
 呟いて、櫻は砂太郎を見やる。
「砂太郎さん、最後は貴方が決めて!」
「……ああ、そうだな」
 自分の手でけりをつけない限り、俺にとって、これは現実にならないような気がする、と、砂太郎は呟く。そして、現実に背を向けたら最後、俺の精神は混沌の闇に堕ちて消えるだろう。
(「行くも地獄、行かぬも地獄か……ごめんよ、父さん。俺にはまだ、やらなきゃならないことがあるんだ」)
 声には出さず、胸の中で呟いて、砂太郎は屍隷兵へ歩み寄る。
「俺が凡人なのは、父さんが誰よりもよく知ってるよね……そして俺は、凡人のまま、まだ生きている……ケルベロスになっても、俺は、父さんの知っている俺だ」
 さようなら、父さん、と呟き、砂太郎はオリジナルグラビティ『天を穿つ凡人の意地(トルネードアッパーカット) 』を放つ。
 竜巻を伴う拳撃を受け、凍りついた屍隷兵の全身は粉々に砕け、竜巻に巻かれて舞い上がる。
 その中で、何かがきらりと緑色の光を放った。
「……時計?」
 父さんが大切にしていた、懐中時計。しかし、もちろん、グラビティが籠っているわけでも何でもないので、たとえ屍隷兵が偶然身に着けていたとしても、その肉体とともに砕け散るはずなのだが……。
 と、訝しがりながらも、砂太郎は手を伸ばし、竜巻に煽られて宙に舞う小型の懐中時計を掴んだ。
 すると、その刹那。
「死ネヨ。何デ、モウ、トックニ死ンデルハズノ奴ガ、間違ッテ生キテルンダヨ。見苦シインダヨ。ドウセ、オ前ラ、ドイツモコイツモ、ソノウチ死ヌンダロ? ダッタラ、ジタバタシナイデ、今、トットト死ネヨ。目障リナンダヨ」
 子供じみた、そして馬鹿にしたような口調で、何かが告げる。
 その不快な声が手にした懐中時計から出ていると気が付き、砂太郎は反射的に時計を地面に叩きつけかけ、そして止めた。
 そして砂太郎の口から、それこそ怨嗟に満ちた咆哮のような声が上がる。
「何で生きてるか、だと? 決まってるだろうが! 貴様を殺すためだ! 不死者だと? デウスエクスだと? 生憎だったな、俺は、ケルベロスは、貴様を殺せる! 貴様は死ぬんだ! 父さんや、故郷の皆や、そして俺自身と同じように! ああ、そうとも! 貴様を殺すまで、俺は死なない! 地獄の炎と化そうと、混沌の水と化そうと、貴様を殺すまでは、どんな姿になろうと生き抜いてやる!」
「……天谷さん」
 懐中時計を握りしめ、血の涙を流して咆哮する砂太郎を、雪乃が背後からそっと抱きしめる。
「どんな理由でも構いません……死なないで。生きて……」
「……俺の知る限り、復讐を成した者が行き着くのは、何もない虚無だ。だが、それでも……今、現在、虚無の中にいる者にとっては、先のない復讐ですら、道を照らす光になる。どう選ぶかは、あくまで本人の選択だが」
 やるせない表情で、真也が呟く。すると瑠璃が、真剣な表情で応じる。
「何かを為すまでは死ねない、という意志は、困難の中で前を向くためには必要なものだと思う。それが復讐であっても……為した後でどうするかは、為してから考えればいいだろう?」
「そうだな」
 真也は、やるせない表情のままうなずく。一方、ライスリは人知れず悩んでいた。
(「店から出る時、慌てて爆破離陸方という技を使ったので、店を一部分だけど、壊したんだよなぁ。これ話したら、店長、現実に戻ってくれるかな? でも、怒られるだろうな……黙っておいて、こっそりヒールしといた方が無難かな?」)
 知らんがな。

作者:秋津透 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年10月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 5
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