●ファクトリア破壊作戦
新たな作戦が展開されるとあって、ケルベロス達がヘリポートへと集まる。
「海底基地破壊作戦の結果、ダモクレス基地では資材が不足したようだね」
この場は、リーゼリット・クローナ(ほんわかヘリオライダー・en0039)が説明を行う。しばし、ケルベロス達もそれに耳を傾けていた。
ダモクレスは不足資材を補う為に、各地の工場で資材を奪おうとライドロイド事件を引き起こす。
これもケルベロスの活躍によって解決しており、ダモクレス基地に大きな打撃を与える事ができた。
この状況で、ウォーグ・レイヘリオス(山吹の竜騎を継ぐもの・e01045)、アビス・ゼリュティオ(輝盾の氷壁・e24467)、オリビア・ローガン(加州柳生の伝承者・e43050)の3名が、瀬戸内海の無人島でダモクレスの巨大基地を発見したのだ。
「巨大基地の名は、『マキナ・ギア・ファクトリア』だよ」
ここでは人間の機械化を行い、特に対ケルベロスを想定した『試作戦闘型ダモクレス』の開発を行っていた。
だが、現在は資材不足により開発が中断されており、更に基地防衛及び作業用のライドロイドの多くが破壊されたことにより、防衛力も大きく低下している。
「このチャンスを利用すれば、最小限の戦力で『マキナ・ギア・ファクトリア』の撃破が可能なはずだよ」
基地への突入方法は、ミッション破壊作戦に近い『ヘリオンを利用した高空からの降下作戦』となる。
予知情報によって特定した出された突入ポイントに直接降下し、工場の外壁を破壊、中枢を守る『試作戦闘型ダモクレス』を撃破して、工場から脱出する作戦だ。
「全チームの脱出を確認した後、中枢を破壊した巨大工場型ダモクレス『マキナ・ギア・ファクトリア』を、全チームの最大火力で破壊する……といった手順だね」
『マキナ・ギア・ファクトリア』の中枢を守る試作戦闘型ダモクレスの数は9体。
つまり、今回の作戦は9チームによる強襲作戦となる。
「多くのライドロイドが破壊されたことで、基地の防衛能力も大きく低下しているようだよ」
とはいえ、全く戦力がないわけではなく、シモーベや作業用ライドロイドと工場内で遭遇する可能性があるし、あるいは、駆けつけてきた戦闘用ライドロイドと戦闘になるかもしれない。
それを避ける為にはできるだけ早く中枢地区に移動し、試作戦闘型ダモクレスと中枢システムを破壊して脱出する必要がある。
「皆に担当してほしい相手は、『SR09サウンド』だよ」
まず、敵は可愛らしく「情熱的な舞い」を踊り、戦う相手を見とれさせてしまう。
続き、手にするマイクで歌い、頭上のスピーカーから響く「荘厳なる旋律」は戦う相手を惑わせる。サウンドはジャマーである為に十分注意したい。
そして、自身に見とれ、あるいは惑う相手へとサウンドは「音波の波動」を浴びせかけ、攻撃してくる。傷ついた場合、自らの傷を「天使の歌声」で癒すこともあるようだ。
「中枢地区は予知で割り出した突入ポイントからそれほど離れていないから、地道に探索すれば見つけられるはずだよ」
だが、作戦をスムーズに進める為には素早く中枢を見つけ出す事が必要なので、なんらかの工夫が必要かもしれない。
話を一区切りさせ、リーゼリットはさらに続ける。
「こうした基地破壊のチャンスは、皆の活動によって作戦の成功を積み重ねてきたから巡ってきたのだと思う」
どうやら、海底に資源採掘基地が存在するという情報もあるらしい。
ダモクレスとの戦いは続くだろうが、これからの戦いの為にも巡ってきたチャンスを逃さず、確実に作戦を成功させていきたい。
「どうか、よろしく頼んだよ」
そうして、リーゼリットはケルベロスへと頭を下げ、説明を終えたのだった。
参加者 | |
---|---|
四乃森・沙雪(陰陽師・e00645) |
ウォーグ・レイヘリオス(山吹の竜騎を継ぐもの・e01045) |
浅川・恭介(ジザニオン・e01367) |
シータ・サファイアル(パンツァーイェーガー・e06405) |
タクティ・ハーロット(重喰尽晶龍・e06699) |
アスカロン・シュミット(竜爪の護り刀・e24977) |
九部・玲(鳥獣戯画・e50413) |
月見里・さくら(思いつきが原動力の・e65086) |
●まるで流星のごとく
瀬戸内海上空。
これから始まる作戦の為、9チームを編成したケルベロス達がヘリオンから降下していく。
日の光を受けて降下するメンバー達は、さながら流星を思わせる。
同じく、太陽の光で反射する海に浮かぶ島々。それらを本州・中国地方と四国島が挟む。
絵を描く趣味を持つオウガ、九部・玲(鳥獣戯画・e50413)はその光景を見つめて。
「このような時でもなければ、一筆嗜めたいところなのでござるがな」
美しい地球の自然を眺めながらも、玲はとある無人島に聳え立つ巨大な人工物に注目する。
ダモクレスの巨大基地、『マキナ・ギア・ファクトリア』である。
「巨大工場型ダモクレスか……、ここでこいつを破壊しなければ……!」
黒い逆ピラミッドの上に建つ煙を噴き出す工場を見下ろし、金髪緑色の瞳を持つレプリカント、シータ・サファイアル(パンツァーイェーガー・e06405)がその撃破を強く誓う。
「さーて、ダモクレス達は何をやらかすつもりなんだろうね?」
工場が視界に迫ってくる中、オウガメタル「xeno possibility」を仮面として顔に装着するタクティ・ハーロット(重喰尽晶龍・e06699)が思案する。
これまでの作戦において、取り逃がしている敵も多いと考えるタクティは早期の決着を望む。
「……借りを返したい奴もいるしねー」
一言呟くタクティは、仲間と共にファクトリアの上へと着地したのだった。
●ファクトリア突入
ファクトリアへと降下したケルベロス達。
それぞれのチームメンバーも取り急ぎ準備を整え、内部へと突入していく。
こちらのメンバー達は中枢を目指すべく、隠密行動をと考える。
金髪ポニーテールの人派ドラゴニアン、ウォーグ・レイヘリオス(山吹の竜騎を継ぐもの・e01045)は探索ルートを示すべくアリアドネの糸を使う。
この場に戻ってくる可能性は低いが、この糸を使うことで向かっていないルートを確認するのに十分利用できる。
「さて、手早く対象と中枢を破壊して、とんずらと行きますか」
突入作戦にあっても、のんびりした態度の浅川・恭介(ジザニオン・e01367)が小声で告げる。
すると、後ろの黒く長いストレートヘアの女性、月見里・さくら(思いつきが原動力の・e65086)が通路と似た地味目の色の布を纏い、靴底に滑り止めを貼って消音対策を行う。
「できるだけ見つからずに潜入、親玉を倒して撤収。口にするだけなら簡単なんですけどね」
同様に、白い巫術服を纏う青年、四乃森・沙雪(陰陽師・e00645)が隠密気流を使うと、シータも同じく目立たぬよう気流を纏って。
「ゲームで見た事のあるスニーキングミッションを、本当にやる事になるとはね……」
ゲーム好きなシータは少し楽しそうにコードネームを自称したり、段ボール箱を被ってみたりしようかと考えていると……。
突然、けたたましい音を立て、通路内に警報が鳴り響き始める。
『マキナ・ギア・ファクトリア内部に侵入者確認。試作戦闘型ダモクレスは、侵入者の排除を行ってください』
何処かのチームが見つかったのか、それとも、そもそも侵入したタイミングで全チーム気付かれていたのか……。
そして、すぐさまこちらへとシモーベや作業用ライドロイド数体が駆けつけてくる。
戦闘は極力避けたい一行だったが、通路を邪魔する程度には現れた敵に、沙雪もさすがに舌打ちを隠さない。
「ちっ、仕方ないですね……。剣戟、剣舞、桜花」
彼は早速向かい来る敵目掛け、幻惑をもたらす桜吹雪を舞わせて両手に握る神霊剣で切りかかる。
速戦即決。チームの回復役となるさくらだが、皆が万全の状態であれば、卸した御業から炎弾を発していく。
「にしても、資材不足のダモクレスってのも微妙ねー。覇気が無いというか、庶民的、なのかな」
さくらはそんな無骨なダモクレスの姿に、冷めた印象を抱いていたようだ。
ともあれ、こんな場所で時間を食ってはいられない。
玲は愛用の筆から墨を飛ばしてダモクレスの足を止め、シータが鋼鞭形態としたガジェットで敵を打ちつけてさらに相手の態勢を崩す。
タクティが敵の攻撃を受け止めながら竜のブレスを吐き掛けると、傷つく右腕を装甲で覆うアスカロン・シュミット(竜爪の護り刀・e24977)がケルベロスコートから取り出した形代を靴に纏わせて。
「遠くても、重みは同じだ」
アスカロンは蹴りと同時にその形代を飛ばし、襲い来るダモクレスを倒していくのだった。
その後、メンバー達はやってきたダモクレスを撃破し、ウォーグがヒールで傷を癒した後で中枢へと急ぐ。
アスカロンがまず呼び出したのは、片眼鏡をつけた博士風をした情報の妖精さんだ。
「始めて使ってみたが、こうなるのか……」
とはいえ、元ある情報を纏めることを得意とする妖精。まずは情報をと求めてくる。
タクティはぶらり再発見で周囲を確認するが、これといった成果は得られない。
「う~ん、何か変わった音が聞こえませんかね~」
警報が鳴り響く中、恭介は集音装置で可能な限り音を拾おうとする。
これから戦う戦闘型ダモクレスは、音を操る敵。不審な音波や音楽が流れていないかと考えたのだ。
それらの情報やその先の探索情報も兼ね、ケルベロス一行は目立たぬよう配慮しながら、迅速に進むべき通路を駆け抜ける。
幸いその後、メンバー達はほとんどダモクレスに出会わず移動していく。
敵との交戦を避けるべく、沙雪は物陰に潜みつつ注意を払って仲間のハンドサインを送る。
忍びである玲は見事な隠密行動を見せつけ、物陰と一体化したかのように進む。
マッピングしていたさくらがそれを真似しつつ、壁歩きも行使して忍者っぽい動きをしつつショートカットできる道はないかと探す。
『どんな仕事であれ、楽しんだ者勝ち』。
そう考えるさくらは、軽いノリの中にも真剣に依頼に臨む素振りも垣間見せていた。
一方、人間を機械化、試作戦闘型ダモクレスの開発をする工場を目にするレプリカントのシータ。
(「自分もここで造られたりしたのだろうか」)
とある部屋で動いているダモクレスの生産ラインを見つめ、シータはぼんやりとそんなことを脳裏に過ぎらせていた。
●戦闘型ダモクレス『SR09サウンド』
ファクトリア中枢へと急ぐケルベロス達の前に立ち塞がるのは、ピンクを基調としたダモクレス『SR09サウンド』だ。
「あたしの歌を聴いていってね!」
頭上にスピーカーらしきデバイスを展開させたサウンドは早速、マイクを手に歌いながらダンスを踊り始める。
「もちろん、お代はいただくわ。グラビティ・チェインを、ね」
挨拶もそこそこに歌い踊り始めたダモクレスに、ケルベロス達も思わず見とれかけてしまう。
ウォーグは箱竜メルゥガが属性注入してくれたことで我を取り戻し、聖斧と化した竜騎の御旗を強く握りしめる。
そうして、高々と跳び上がったウォーグはサウンド目掛け、重く厚い刃を叩き込んでいく。
タクティも戦友である自身のミミックに仲間のカバーを任せつつ、前線でサウンドの舞いに耐え切っていた。
直後、ミミックがサウンドにかぶりついて動きを封じる。
「とっとと片付けるんだぜ!」
主のタクティはその隙を逃さず、精神の指輪「nibaru determination」から光の剣を具現化させ、そのままサウンドへと斬りかかっていく。
眩い光によって目を眩ませる敵へ、立て続けに沙雪が神霊剣を抜いて迫る。
「我が一刀は空を断つ」
仲間の付けた傷に合わせ、沙雪は刃を振るう。
幾度が傷つけられても、サウンドはまるで笑顔を崩さず。
「もう、ゆっくりしていけばいいのに」
だが、ケルベロスには悠長にサウンドと対する暇すらない。
他のチームがファクトリア破壊を目指し、中枢に向かっているはずなのだ。
シータが猛然とドラゴニックハンマーで殴りかかっていく背後から、玲が砲撃形態としたゴールデンハンマーより砲弾を叩き込み、相手の動きを制する。
その間に、さくらが前線メンバーの為にと回復をはかるが、肝心の自身のオリジナルグラビティの用意が漏れてしまっていた。
それでも、さくらは冷静に対処し、御業を鎧となして仲間を包むことで1人1人状態の立て直しへと当たる。
「ふふ、させないわ」
だが、サウンドはスピーカーから荘厳なる旋律を響かせ、前線のウォーグを惑わせようとしていく。
それを見た阻害役のアスカロンは、攻撃の態勢からすぐ回復へと回る。
アスカロンは右手の掌を開いてウォーグへとかざし、魂魄の外套をはためかして溜めたオーラを撃ち放ち、彼女の不浄を取り去ってしまう。
「…………!」
自身の歌の効果を無効化されたと目を見張るサウンドへ、男前な恭介のテレビウム安田さんが凶器を手に殴りかかる。
その間、恭介が自身の髪に咲く花をむしり、射出していく。
「当ったら、ゆっくりになれ~」
オラトリオとしての力を込めた花びらは、サウンドへと一直線に命中する。
「あ……れぇ……?」
新たな花を髪に咲かせる恭介の視線の先、命中したサウンドは己の異変に気付くが、もう遅い。
メンバー達はサウンドに向け、さらに攻勢を強めていくのである。
動きがスローになるのは一時的とはいえ、その影響は少なからず戦闘型ダモクレス『SR09サウンド』にもあるらしい。
「でも、戦う分には問題ないわね!」
それでも、サウンドはさほど気にかける様子もなく、頭上のデバイスから音波を響かせる。
「その力、喰らわせて貰う!」
こちらの足を竦めるほどの音波に耐えながらアスカロンは相手に肉薄し、霊力を纏う「災刀【散花】」を左手で抜いて斬りかかる。
「刃が短い分、より一撃は響くぞ」
振り下ろす刃はサウンドの体深くに食い込み、敵の回復機能を阻害していく。
それでも、余裕を崩さぬサウンドだが、タクティのミミックがエクトプラズムによって具現化した武器で殴りかかる。
僅かに身を硬直させた敵に向け、タクティ自身は左腕用のハンマーガントレット「ligula desire」を叩き込む。
さくらがアスカロンへと御業の鎧を纏わせて回復支援を続ける中、玲は巻物に墨を描いて。
「いざいざ、ご賢覧あれ! 我が渾身の一筆にて描き上げるは黒塗りの獣たち!!」
彼女は忍術によって、その獣を実体化させる。
墨の獣達は一斉に飛び出し、サウンドのマイクやデバイスを中心として傷をつけていく。
小技、小細工を得意とする玲としては、上々といった成果だ。
余裕を見せていたはずのサウンドも、自身の傷の深まりを感じて、誰もが聞き惚れそうになる歌声を響かせる。
「甘いわね。これしきで私が倒れるわけが……」
ただ、直後に箱竜のメルゥガが吹きつけたブレスによってサウンドが怯む。
そして、主のウォーグが聖斧形態の竜騎の御旗に自身のグラビティ・チェインを宿して。
「Galdstyle ― Dragonic Fatal Arts ― The Final Strike! EVOLDRAGON-GLORY!」
叫びと共に青白く輝く竜のオーラを伴い、ウォーグはサウンドの胸部へと竜騎の御旗を叩き込む。
ケルベロスの攻撃は終わらない。沙雪もここぞと印を結ぶ。
「アマテラスオホミカミ、トホカミエミタメ……」
奉唱するは、天照大御神の名。
破邪の力を自らの両手に持つ斬霊刀、「空」「天」の二振りへと宿し、沙雪はダモクレスの体を切り裂いていく。
「まだ……よ」
傷は深いが、サウンドは通路に踏みとどまる。
ただ、眼前に飛び込んだテレビウムの安田さんが画面から閃光を放って敵の注意を強く引くと、竜鎚を振るう恭介が超重の一撃でさらに追い込む。
追撃とばかりに、シータも仕掛けていく。
「……行くぞ! リミッターリリース、オーバードライブシステム……ブースト!!」
リミッターを解除した彼女は超高速機動戦闘モードとなり、青白い残像を残して速度でダモクレスをかく乱する。
僅か10秒しかないシステム起動中に、シータは自身の持つ武装からありったけの弾丸を叩き込んでいった。
「うそ……でしょ……?」
顔を引きつらせたサウンドは立て直す暇すらなく、通路の床へと倒れ込んでいったのだった。
●中枢の破壊を!
『SR09サウンド』を撃破し、ケルベロス一行はファクトリア中枢を目指す。
途中、他の突入口から侵入し、別の試作戦闘型ダモクレスを撃破したチームと合流していく。
そして、ケルベロス達がたどり着いたのは、ファクトリアの中枢。サーバールームのような場所だ。
「中枢って、何処を破壊すればいいんでしょう? とりあえず、片っ端から……」
ただ、他チームはすでに、その機械をグラビティで破壊し始めていた。
この為、こちらのチームメンバー達も、敵が出現する前にとアスカロンが星型のオーラを蹴りこむ。ウォーグも聖槍の形を取った竜騎の御旗で、青白く輝く竜のオーラを叩き込んでいた。
「ねえ、安田さん。ここの機械持って帰っていいかなぁ。……だめ?」
だが、テレビウムが首を大きく横に振ったことで恭介も諦めたらしく、仲間に合わせて2本のハンマーを変形合体させて殴りかかる。
「危ないものを造る工場は要りませんよー」
恭介のドラゴニックハンマーは、手前のサーバーを粉砕していく。
情報収集できればと考えていたシータも破壊を優先することにし、竜鎚で殴りかかっていたようだ。
あちらこちらで巻き起こる大きな爆発。
メンバー達の身体を、炎と爆風がじりじりと焼き付ける。
墨や砲弾を叩き込んでいた玲はある程度破壊できたことを確認し、撤退に転じていた。
他チームも様々な事情こそ抱えてはいたが、工場からの脱出に動いている。ウォーグはアリアドネの糸を解き、外へと向かう。
「頃合いだな。俺達も離脱するんだぜ」
竜鎚でサーバーを破壊していたタクティも仲間と共に、それに倣ってこの場から脱出していく。
一行は外へと出た後、1チームがトドメとばかりにファクトリアへと攻撃を開始するのを見て、その援護を始める。
空へと舞い上がる竜のようにウォーグは斬撃を刻み、タクティはドラゴンブレスを浴びせかけていった。
アスカロンは霊力を纏った短刀を居合いで振り下ろし、恭介も変形合体させた2本のハンマーを使い、ファクトリアに大爆発を巻き起こす。
多数のケルベロスの攻撃により、あちらこちらから火を噴いて爆発を巻き起こし、ファクトリアは轟沈していく。
それを確認した沙雪は不浄払いと張り詰めた空気を和らげる意味を込め、弾指するのだった。
作者:なちゅい |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年10月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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