お馬さんだけに素早いお仕事になりそうです

作者:久澄零太

 ピッ、ピッ、ザッ、ザッ、ピッ、ピッ、ザッ、ザッ。
 笛の音に合わせて陸上部の少年少女が朝練に走る。その先頭を行く部長がふと片手を挙げて後方に続く部員たちに足踏みをさせた。
「なんだアレ……馬?」
 笛を口から放し、何気なしに嫌な予感がした部長がじっと見つめていると、その影はこちらを向いた。かと思えば、走り出す為の前準備代わりに砂を蹴る。
「あ、やばい、こっちにくるパターン!?」
 なんとも察しのいい部長は真っ先に走り出し、部員たちを誘導するように逃げ始めたが、必死に逃げる彼らの後ろから馬っぽいソレは……。

「皆大変だよ!」
 大神・ユキ(鉄拳制裁のヘリオライダー・en0168)はコロコロと地図を広げて、とある浜辺を示す。
「ここに『シーホース』って言う屍隷兵が現れるって分かったの。シーホースは八体現れるけど、単体はそんなに強くないから、油断しなければ大丈夫だと思う。あ、でも人を見ると襲いかかってくるみたいだから、もし取り逃がしたりしたら大変な事になるかもしれないから絶対に気を抜いちゃダメだよ!」
 めっ! とユキは人差し指を立てて釘を刺してから、地図で示した地点をぐるりとなぞる。
「この辺りは近くの人達がお散歩によく使う浜辺で、ほっといたら一般の人が近づいちゃうかも知れないから人払いを忘れずにね。それと、相手は角で突いて皆の体勢を崩してきたり、体当たりしてまとめて吹き飛ばしたり、遠吠え? みたいに鳴いて元気になったりするよ!」
 割とフィジカルな戦闘になりそうだ。
「今回は複数の敵を相手にするから、うまく連携しなきゃダメだよ? いくら強くないって言っても、一人に集中攻撃されたら危ないんだからね!」


参加者
ビスマス・テルマール(なめろう鎧装騎兵・e01893)
シェスティン・オーストレーム(無窮のアスクレピオス・e02527)
黒斑・物九郎(ナインライヴス・e04856)
月宮・京華(ドラゴニアンの降魔拳士・e11429)
清水・湖満(氷雨・e25983)
上里・藤(黎明の光を探せ・e27726)
禍芋・野鳩(紛い物ハート・e36800)
アーシャ・シン(オウガの自称名軍師・e58486)

■リプレイ

●登場シーンが派手過ぎる件
「あ、やばい、こっちにくるパターン!?」
 未だ薄暗い早朝の浜辺。身の危険を直感した部長は陸上部員たちを引き連れて逃走を図るも、屍隷兵から逃れられるわけもなく。
「部長!?」
「行けっ!」
 それまで先頭を走っていた部長はペースを落とし、部員たちを見送るようにして後方へ下がると、脚を止めた。
「来るなら……来い!」
 震える脚は今にも踵を返しそうだが、腿を叩いて喝を入れると、迫る影に最期を想い、そっと目を閉じて……遥か遠方より、風切り音を聞く。
「へ?」
 間の抜けた声を漏らす彼の前で、無骨な金属塊が落下。衝撃で巻き上げられる砂塵、吹き荒れる突風に飲み込まれて部長は砂浜をボールのように転がっていってしまう。
「ちょ、何あれ!?」
 跳ね起きて彼が見たものは、碧の装甲に朝日を照り返し、腰に二基、背面に三基のミサイルポッドと大型ミサイルを備え、肩に機関砲をマウントした禍芋・野鳩(紛い物ハート・e36800)の姿。
「降下完了、状況を開始する」
 薄紅のモノアイが点灯するなり、その視線は突進する獣を捉え、両脇に抱えるようにして二頭を止めた。数メートルほど二本の線を引き、押し切られそうになりながらも全身からモーターの駆動を唸らせて、それ以上の進行を許さない。
「我々は番犬だ。ここは任せて早く退避するんだ」
「番犬……?」
「化物ブチのめすから追っ掛けられる心配なく逃げて下さいやー」
 突然の事に思考が追い付かない部長に、上空から黒斑・物九郎(ナインライヴス・e04856)の声が落ちる。下駄に甚平、和傘と揃え、肩には角袖の番犬外套。
「黒斑一家が一人、黒斑物九郎、参上でさァ!!」
「そいつらは引き受ける。だから安心して逃げてくれ」
 へたり込んで目を白黒させている部長の背後から上里・藤(黎明の光を探せ・e27726)が駆け、一瞬だけ視線を交差した物九郎が並んだ。
「なんで海から馬なんだよ……陸に出る魚の事件もあるじゃん。どうなってんだデウスエクス」
「やっこさんに俺めらの常識を当てはめようとする方が間違ってるんじゃねぇんですかいね?」
「だよなぁ……」
 物九郎に笑われた藤の背に日輪の如き輪環が顕現、陽光が溢れだすように無数の日差しが輪環を貫き、噴き出した重力鎖は不死鳥の尾羽を象る。
「何にしてもまずは……」
「あのお馬さん止めてやりやしょう!!」
 藤が馬の頭を小脇に抱えるようにして押さえこみ、物九郎が外套を翻して背に飛び乗り、傘を畳んでタガ代わりに馬に噛ませて、手綱のように後ろに引く。
「ハイヨー! シルバー!」
「遊んでる場合か!?」
「馬が八頭も居るなんて、これから競馬でもやるつもり? まあ、それにしては、鰭とか混じってて個性的すぎるけど」
 既に若干大乱闘の流れになりつつある現場を見て、アーシャ・シン(オウガの自称名軍師・e58486)がきょろきょろ。
「ところで海は魚はー?」
 ……お前何しに来たの?
「海と聞いて! この時期は海水浴客も居ないし、魚や海産物みるにはいい時期よね……って、何で海で馬? 砂浜のダートコースで競馬でもすんの?」
 あれ屍隷兵やで?
「……屍隷兵? 海が汚れるじゃない! とっととぶん殴って、海洋汚染を食い止めないと!」
 ガッ! 突進してきた馬の頭を鷲掴みにして、微動だにしないアーシャが後ろを向いて。
「さあ、ここは任せて早く逃げなさい!」
「え、あ、はい」
 ポカンとしていた部長が逃げ出したが、番犬の包囲網を馬が一頭すり抜けて、彼の背中に迫る。
「あ……」
 刺される。その末路を直感した彼と馬の間に月宮・京華(ドラゴニアンの降魔拳士・e11429)が滑り込み、抱え込んで押さえたかと思えば、そのまま抱き上げるようにして持ち上げてしまうではないか。
「ここは任せて。馬に負けないくらいの速さで逃げてね」
「……」
 もはや開いた口が塞がらない部長は、微笑む京華に見送られるようにして逃げ去っていく。
「二頭だけ動きませんね……あちらは後衛でしょうか?」
 先ほどから様子を覗っている屍隷兵を眺め、ビスマス・テルマール(なめろう鎧装騎兵・e01893)が呟くと、戦闘の余波を受けるであろう範囲になめろう印の電子板が立ち並び、「KEEP OUT」の文字。それを無視して走ってきた人影はへたり込み、ぜーはー……。
「……疲れる」
 清水・湖満(氷雨・e25983)よ、まだ戦闘前やで……?
「いや、大丈夫、戦闘に支障は出ぇへんよ」
 虚ろな目で笑って見せる湖満だが、一緒に笑ってる膝に鞭打って立ち上がると。
「ほな、はじめよか?」
 静かに目を伏せて、ただ一言口にする。それだけだというのに、世界から色彩が失われたような重苦しさが辺りに帳を降ろし、恐怖という名の蛇がその場にいる者達の首に絡み付く……。

●正直味方側の方がヤバい
「屍隷兵……誰が、どんな目的で、こんな動きをしているのでしょう……とにかく、私たちが、止めないと、ですね……」
 シェスティン・オーストレーム(無窮のアスクレピオス・e02527)は物憂げに目を伏せると、周囲に無数の機械虫を展開。空中に蜂を、砂浜に蟻を広げてもはや彼女単体で一個の軍勢を敷いてしまう。
「馬っていうか、ユニコーン? いいなぁ、あの角。かっこいいなぁ。へし折ってもいいかな」
 純粋無垢な顔でしれっと酷い事を言う京華に、感情を持ち合わせていないはずのシーホースがビクッ!
「折角の海で蟹とかウミウシとかナマコとかを観察できると思ったのに、俺様の期待を裏切るとはいい度胸だ……テメーらまとめて馬刺にしてやんよ!」
 ゴキリ、拳を鳴らすアーシャは文字通り『鬼のような』形相で般若の幻覚を背に浮かべ。
「お二人とも、あきまへんよ」
 方向性こそ違うが、なんかずれてる二人に湖満は白い着物の袖で口元を隠してやんわり微笑む。
「倒したら消滅してまうんやから、角折ったり馬刺しにしたりするんなら、生かさず殺さず、活け造りにせなあかんで?」
 優し気な微笑みを浮かべたまま、人斬り包丁……もとい、腰の日本刀が意味深に見えてくる湖満へフワリ、舞い落ちる黒一葉。何の植物だろうか、と巨大な葉を見やる二人の前で、それは粉微塵に散り湖満は刀を『納める』。
「んっ……準備運動はこんなもんかな?」
 しれっと居合を披露した湖満に触発されたように馬は番犬に突っ込んでくる……が。
「ターゲット、ロック」
 野鳩のモノアイが目まぐるしく駆け回り、計六頭の馬をマルチロック。五基のミサイルポッドが砲門を開き、安全装置が外れる。
「ファイア」
 白煙が尾を引き、立て続けに点火された弾頭は制御された軌道に沿って、上空からの絨毯爆撃を振り下ろす。爆炎に飲まれて足を止めた馬目がけ、更に大型ミサイルが打ち上げられると、上空で消火。頭を下にして落下し始め、敵前衛のど真ん中に落ちると周囲を薙ぎ払う爆風を生み、浜辺を火の海に沈めてしまう。
 仲間の危機を感じ取ったのだろう。離れていた二頭が嘶き、燃え盛る炎を吹き飛ばして味方を鼓舞するのだが、嘶きに乗って巻き起こる潮風に乗って、京華が両脚に風を纏わせて反転。
「震えおののけ、嘶きさえも吹き飛ばしちゃうぞ」
 ウィンクしながら両手を突いて脚を開き、馬達の中心で回転。連続蹴りを放ちながら周囲の大気を巻き込んで、小さな竜巻と化して複数の馬を巻き込んで吹き飛ばしてしまう。
「まずはテメェだオラァ!!」
 落下してくる馬の一匹目がけてアーシャが突進。纏う重力鎖が尾を引いて、軌跡を残しながら踏み込み、肘鉄を叩きこんで落下前にその進行方向を直角に変更する。しかし、そのまま吹き飛ぼうとする胴体だけを逃がして頭を引っ掴み。
「くーたーばーれぇええええ!!」
 どてっ腹に拳を叩きこみ、その拳の頭から角を伸ばして貫通。串刺しにしてから五枚に引き裂いた。
「チッ、馬刺しにしちゃあちぃと厚いか?」
 舌打ちするアーシャを含めた部隊の盾役の女性陣に対して、攻撃役の男性お二人、感想をどうぞ。
「「何あれ恐ェ……」」

●番犬達による貴重な馬肉の調理?シーン
「盾四壊二と認識……広域殲滅を続行する」
 野鳩の肩で機関砲が回転を始め、無数の弾頭を散らし、その弾頭の中からさらに小型の弾頭をばら撒き、弾頭の雨の中に弾幕を叩きこんで誘爆させるとナパームを落とし、爆風を用いて浜辺に打ち伏せてしまう。
「ならば、各個撃破です!」
 ナメビスが箱に収まり、ソウエンに取り込まれてビスマスの左腰にスロットにも似た機構を備えたベルトを作ると、右腰のデッキからなめろうのカードを弾きだされ、ビスマスがスロットにセット。
「さぁ、食事の時間です!」
『オーダー・なめろう』
 呼応して、ソウエンが魚の頭を模した腕甲を生み、砂を押し退けて海水を呼ぶと彼女を漁船のように送り出す。馬の顎を捉えたアッパーは大型動物の肉体を容易く打ち上げて、追従するビスマスの手元に新たなカード。
『オーダー・桜餅』
 呼び出された桜色の円盤がビスマスの片脚を挟み、重厚な脚甲としてその身を硬化させる。その脚甲をハンマー代わりに振りかぶり、頭を下に跳びあがったビスマスは馬の上を取るなりその頭蓋を叩き割るように蹴り落とし、浜に落ちた屍隷兵の胴体目がけて急降下。体重を重力を乗せて踏み込んで、反動でムーンサルトする彼女の手には、カードが二枚。
「さぁ、ラストオーダーです!」
『デュアルオーダー・なめろう、桜餅』
 空中に緑と桜の装甲が召喚され、導かれるようにビスマスの体を包んでいく。再び彼女が地面に脚を付けた時には、その身は桜餅の鎧装に換装を終えていて。
『クリティカルデザート!!』
「沖膾・桜餅魔王陣展開っ!」
 ビスマスが顔の横で柏手を二つ。使用人を呼ぶような動作に呼び出されたのは、シックな扉。叩き落とした馬を取り囲むように並ぶドアの向こうからは、頭は桜餅、首から下はタキシードという異形の執事達。その全てが、桜餅型のバズーカを肩に乗せ、ターゲットサイトの中心に馬を捉える。
「後は皆さん、宜しくお願い致しますね」
 パチン、ビスマスが指を鳴らせば、桜餅の砲弾が屍隷兵を跡形もなく消し飛ばしてしまった。
「おっしゃ! 俺めらも負けてられやせん!」
「ここらで一つ、俺らも仕事しておかないとな」
 拳を掌に当てて、瞳孔を狭める物九郎と、四肢を黒く変色させ、その上に青い電子回路にも似た光を走らせる藤が肩を並べる。
「海辺ですしなー。やっぱし津波系の畏れっスか?」
「いいや、こいつは砂漠の畏れだ……!」
 藤が虚空を撫でれば砂浜がざわめき始め、掌を上にして視界の敵をその上に収めると、砂は風もないのに巻き上げられ屍達を取り囲んだ。
「海のもう一つの側面、それは岩すら砂粒に変える激流の力……」
 砂塵の螺旋は少しずつ速度を上げて、馬達を中心に引きずり込む。
「畏れろ。それは飢え、乾いた砂漠の無慈悲な脅威……!」
 握り潰すように、その手を閉じる。吹き荒れる砂塵はいわば霧状の刃。微細な礫は屍の肉体を削り取り、皮を剥ぎ、肉を食み、骨すら潰す。潮風に砂が攫われると、後にはズタボロになった馬が二頭。
「ヌヌ! 俺めも海辺戦用のヤツ思い付きましたでよ!」
 生き残った盾の型を前に、物九郎がドヤ顔でその右腕を指に沿って五本に裂き、触手の束に変質させて。
「ジャーン! クラーケンの畏れ!」
 鞭のようにしならせて、横薙ぎに絡めとると指先が血飛沫を上げて細く鋭い牙を剥く。
『にぁ、にぁ、くろぶちきゃっと』
「喰いちぎってやりまさァ!!」
「今あの指? なんか喋んなかった!?」
 五つの顎は藤のツッコミを無視して馬に食らいつくと細長い牙を深々と刺し、喰いちぎ『らない』。
 ミシッ……プツッ、プツッ……ブチブチメリベキボキ……!
「一丁上がりでさァ!!」
 五つ裂きにした死骸を投げ捨てて、物九郎は高らかに笑う……。

●まぁお馬さんが番犬に勝てるわけないよね
 残された前衛の一頭が突進を仕掛けると、振るわれる角に対して京華が手の甲を貫通させ、そのまま頭を掴む。
「そっちが威力をあげて殴ってくるなら、私はその倍の力でやり返すね!」
 鮮血は翡翠の地獄に姿を変えて、傷ついた左腕を包み込むと燃え盛る剛腕に姿を変える。人間とは比べものにならない馬力を誇る屍隷兵ですら、後方へ引こうとする足が砂をかくばかりで、ビクともしない。
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んでしまえっていうけれど……」
 拒む馬を引きずり寄せて、握った拳を引く。
「無差別なのはどうかと思うなっ!!」
 胸部を殴りつけてその屍を吹き飛ばせば、防波堤に叩き付けられた出来損ないは全身を拳圧で叩き潰され、黒い染みと散る。
「よし、残り二と……」
 ブーン……。
「ひゃう!?」
 掌に風穴を開けた京華を無数の蜂が取り囲んだ。
「怪我……してます、から」
「いやしてるよ? したけども!?」
 シェスティンの指揮に従い、無数の蜂が京華の腕に殺到。
「大丈夫! 大丈夫だって! 私自分でヒールでき……」
 逃走を図ろうとする京華だったが、脚に蟻の浮遊機がたかって逃げる事はできなかった。
「やーだー!?」
「ビビ、ミラ、お願い、します」
 虫型の浮遊機の群れに沈んだ京華を残し、シェスティンは残る後衛だった二頭の屍隷兵を見つめる。
「死は……安らかな眠りで、あるはずなのに……」
 たとえ複雑な思考はできずとも、窮地であることくらいは分かるのだろう。残された二体は砂を蹴り、突進に備えた。
「ごめん、なさい……すぐに、眠らせて、あげるから……」
「そんな甘ちょろい事言うとる場合やないで?」
 音もなく、白い女が隣にいた。
「でも、あの子達、悪くない、です……」
「本質の話やないねん」
 幼い医師の心を切って捨て、女は人斬りの笑みを浮かべる。
「あれは死骸でデウスエクス。ほんなら後は斬るだけや」
 ああ、せや。と、思いついたように湖満は突っ込んでくる馬を前に手を打って。
「私もしてみた、やってみよ」
 脳裏を過った、ニコニコ動画のタグを口にしたかと思うと、彼女目がけて突進したはずの馬はすり抜けて、剣閃を見せない居合を放ち、スラリと刃を納めれば。
「『ころしてみた』、なんてどやろ?」
 解剖図の如く、もはや美術品の域に両断されて内臓を晒す馬を背に、湖満はクスクス小さく笑う。
「おやすみなさい……」
 倒れた馬に、シェスティンは両手を合わせ黙祷を捧げる。その様子を一瞥して、湖満はため息。
「んなもん意味ないやろに」
 後ろから迫る突進に、ひらりと身を翻して一閃。足を切り落として転がった屍隷兵を前に、鞘を起こして。
「あははは、はははは」
 どこか無機質な笑い声と、肉に斬痕が走る音は続く。やがて、馬の悲鳴を残してさざ波が響く浜辺で。
「海も中々楽しいね」
 にこり、微笑んだ湖満はヒラリ、刃の残り血を払い何事もなかったように刀を納めた。

作者:久澄零太 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年10月4日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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