「そろそろうさぎどもの餌を補充してやる必要があるのですよ」
ユリス・ミルククォーツ(蛍火追い・e37164)は暮れゆく街を一人歩く。街が静まるには未だ早く、人通りはまばらなれど大通り沿いの店々には活気があった。
「──あれ?」
だというのに、道を一本外れた途端、少年は違和感に目を瞬いた。そこは人の姿が無いばかりか、少し入れば奇妙なまでに静まり返る。その様は、人々がこの道の存在を忘れてしまったかのように。とはいえ目的地へは此処を通るのが最も早いと少年は、辺りへ注意を払いつつ奥へ進む。
だが、中ほどまで来たところで、彼は足を止める事となった。
「──見つけた」
少年の行く手を塞ぐように降り立った影がある。赤角と黒竜翼を持つ人型のその娘はドラグナー。訝りと警戒を示すユリスの視線を受けてしかし彼女は、己がそれを右腕へと落とす。竜の首を思わせる異形の腕は、宿す熱を抑えきれず零すかのよう、炎を湛えていた。
「──今暫くお待ちくださいませ、主様」
娘の声は、ユリスへ宛てたものでは無い。だが、彼女へ応える者も此処には居ない。
「主様に代わり私が、必ずや──」
独り言めいて決意を口にした彼女は、ようやくその目を真っ直ぐに少年へと向けた。
篠前・仁那(白霞紅玉ヘリオライダー・en0053)が今回ケルベロス達へ伝えたのは、ユリスの危機である。
「彼を狙って、という事ではあるようなのだけれど……敵の思惑とか事情とか、そういったものは、わたしには」
視えた限りでは、と彼女は小さくかぶりを振った。かのドラグナーは単独で現れておきながら、傍に誰かが居るかのように振る舞う事があるという。
だが、敵は紛う事無く彼女一体きりで、伏兵が居るという事も無い。彼女は距離を取って戦う事を好み、炎や熱を操る事を得意とするようだ。その攻撃は侮れぬものとなろう。
そのような相手ではあるが、ユリスを含め皆無事で済ませて欲しいのだと、ヘリオライダーはケルベロス達へ彼の救援を依頼した。
参加者 | |
---|---|
ベルンハルト・オクト(鋼の金獅子・e00806) |
斎藤・斎(修羅・e04127) |
ユリス・ミルククォーツ(蛍火追い・e37164) |
琴城・雪白(黒妖の閃花・e39471) |
兎之原・十三(首狩り子兎・e45359) |
牧野・友枝(抗いの拳・e56541) |
遥禍・カ無た(ソラを目指す者・e56797) |
統倉・豹迦(一匹豹・e66285) |
●
目を凝らす。耳を澄ます。辺りに街人達の気配を感じない事に、ユリス・ミルククォーツ(蛍火追い・e37164)はひとまず安堵した。
(「街を荒らされたら困るのです」)
応戦に向いた籠手こそ携えて居れど、撃滅の用意など無い。己に出来るのは護る事だけ。どう穏便に済ますかと少年は懸命に考える。
そして、せめて場所を変えられればと辺りを窺ったところで彼は、目を瞠る事となる。敵の右腕が熱を吐き──その行き先に居た彼を護ったのは、牧野・友枝(抗いの拳・e56541)だった。
「お姉ちゃん!?」
「うむ、弟のピンチを助けにお姉ちゃん参上! 怪我は?」
「あ、はい、大丈夫なのですよ!」
だが二人が言葉を交わす間にも、敵は闖入者達に眉を吊り上げ術を為す。しかしケルベロス達がそれを許す事は無く。冷めぬ炎熱を受け止め敵の追撃を封じたのはベルンハルト・オクト(鋼の金獅子・e00806)の刀。生じた隙を狙い敵へと迫ったのは壁を跳ねて舞った斎藤・斎(修羅・e04127)。獄炎盛る鈍器で以て敵を退かせた彼女に続き、詰め寄った兎之原・十三(首狩り子兎・e45359)が刀を振るいドラグナーを威圧する。
「ゆりす、助けに、来た、よ」
一連の出来事と、馴染んだ顔ぶれに目を瞠るユリスに、『お待たせ致しました』と更なる声が掛かる。混沌を纏ってなお澄んだ色をした、未だ幼く細い声。
「わたくし達も、おりますよ。お手伝いをさせてくださいませ」
手元に彩を繰りながら遥禍・カ無た(ソラを目指す者・e56797)が微笑む。彼を大股で追い越した統倉・豹迦(一匹豹・e66285)は地を蹴り跳んだ。重く墜ちる先はかのドラグナー、鋭く正確な一撃を見舞い。
「悪ィな、なンとなく一発かまさねェと気が済まなかったンだわ!」
見知った少年を狙った敵への怒りを荒れた言葉に隠して彼は牙を剥く。
「ユリス」
まずは落ち着けと言うよう少年を呼ぶのは、傲慢なまでに美しく強く響く声。琴城・雪白(黒妖の閃花・e39471)が得物を構えていた。
「きっちり戦力揃えて来たわよ。子供を襲うような敵に碌な奴なんて居ないからね。
私は後方支援を引き受けるわ、存分に潰してやんなさい」
「──はい!」
寄り添う仲間達を得て、ユリスの瞳に強く、闘争も辞さぬ意志が灯る。さあやろう、と快活に笑う義姉と、握った籠手を合わせ打ち鳴らす。細く吐いた呼吸もまた、立ち向かう為のものへと変わる。
「あなたの事、よく知らないけど、……でも」
彼がドラグナーへと向けた目には、微かに惑う色が過ぎりはしたものの。
「もう、誰も奪わせない──ぼくはみんなを護るですよ!」
逡巡を振り切って、より大切に想うものの為、不屈を声に。小さなその体を鋼の盾へと。
●
『ヨゾラの加護を、あなたに』──カ無たの祈りと共に、描かれた星が瞬く。護りを纏い飛び出したのは十三。不可視の刃を振るい敵を捕らえる。次いで幻操る扇を翻すユリスの術を受け、斎が踏み込んだ。炎上げる大剣の陰、澄んできらめく刃を形作る混沌が標的を穿ち、尾を引く苦痛を毒と成す。豹迦の蹴り技が今一度打ち込まれればそれは敵の身を苛んで、友枝の追撃に呻きを零させる。
「邪魔をするなら──」
敵の目がケルベロス達を睨む。朱の色が閃いて、彼女の周囲に熱が爆ぜ、害意と共に空へ放たれる。
そしてそれが降る先は後衛達。気付き地を蹴ったユリスは体ごとぶつかるようにして雪白を熱から遠ざける。代わりに灼けた白い肌が赤く傷み、しかし少年は唇を噛み締め息すら殺し耐える。
「な……っ」
雪白の瞳に刹那、批難の色が過ぎる。けれど、
「大丈夫、ですか」
「……ええ、助かったわ」
真摯な蒼色の眼差しを受けては呑み込むほか無く。代わりに彼女は真白い繊手を翻す。
(「ならその傷は私が癒す」)
射手を護った義姉と共に前線へ駆け戻る小さな背を見、それから彼女の赤瞳は虚空へ。
「白く美しい真冬の夢を。幻想はすぐ側に──」
その視線の向こうには、彼女が令する声と同じ時を流れ紡がれる詩があった。
「──けれど感じたものは全てが現。どこまでも鮮やかな夏の夢を」
刃研ぐ厳冬と、使い手を包む命の加護。舞い散る雪の中されど強く咲く向日葵の色が、前衛達の目に束の間像を残す。その画を荒さんとする敵へはベルンハルトが牽制を。皆が与えた傷を狙いその刃を突き立て、斬り払う。
苦痛に唸り重みを増した身で、それでもドラグナーの瞳はぎらつき燃える。ユリスを捉え、右腕の火を彼へ。その刹那、他の者の存在を忘れた如き彼女へと、一息に距離を詰めた豹迦が黒腕ごと蹴り飛ばす。それによる衝撃そのものは控えめなれど、浮かせた彼女の身を友枝が迎撃する。拳を振るい、敵の体勢を崩し復帰を妨げた。
「なンでユリスを狙って来たンだよ」
派手な拳撃に一つ、目を瞬いて後。少年は知人越しに敵を睨んだ。彼女の目は変わらずユリスをつけ狙うまま──けれどその時、微かに濁りを孕み。その唇が、声に応じて動いた。
「匂いがする。あの焔の匂い……」
ケルベロス達は訝る。先日旅行に遠出していたとはいえ戻ってからもう何日分もの日常を過ごしていたユリスから今、特段変わった匂いなど嗅ぎ取れはしないだろう。
(「気配……残滓? でなければただの妄想か」)
「そんなもの忘れれば良い。地獄の炎を味わわせてあげます」
些末な事柄全てを振り払いかき消す如く、斎の大剣が獄炎を噴く。
「主様、どうかお力を」
だが敵はケルベロス達の反応など構わぬ風。右腕へ語りかけ、今度こそ炎を放つ。拡散するそれは広く浅く、前衛達の肌を焦がした。
とはいえ、とカ無たは安堵する。先に自身で受けた限りでは、敵の攻撃は後引く火傷の重症化よりも直接獲物を傷つけ屠る為にこそ振るわれている。であれば前線を担う彼らならば大丈夫、と。
(「ですから、皆様が安らかで在れますよう」)
尊い彼らの身が過分に苛まれぬようにと少年画家は治癒を紡ぐ。操る混沌に彩を乗せ広げ彼らの傷を覆った。
「牧野さま、ゆりすくん、皆様をお願い致します」
わたくし達がお支えしますから、と盾役達の背へ囁いて彼は、同じく癒し手を務める女性へと微笑み掛けた。
「──主サマってのは、テメェのカミサマかなンかか?」
駆けて、跳んで。少年を護る為、また、己が捉えられることの無きよう敵の意識を散らしながらの攻防の合間に射手は今一度問うた。それに彼女は不思議そうに小さく首を傾げ。
「御首だけでは不自由でしょうが、今暫く……イスナが必ずお救い致しますから」
けれど耳を打った単語ゆえにだろう、すぐに深い恍惚に淀んだ瞳は盲目的な色を宿して己が腕へ。
──否、彼女にとってそれは『腕』などでは無いのだろう。それは『主の首』であり、おそらくはその存在を留めるよすが。察して豹迦は言葉を呑む。幻想に縋る彼女を認める事など出来ないし、その果てにユリスを狙った事はどうあっても許せない、けれど彼女の信仰を否定する事など。
そも、今この場において。彼女を夢から覚まさせる必要も、意味も、無いのだ。
「あなたの事情も意図も関係無い。龍もその眷属も、遭った以上は殺します」
相容れ得ぬ相手を生かして終わる道理など無いと、斎の声が断じた。
●
敵へと迫る。獄炎使いは眼前から跳んで、獲物の目を眩ませる。続き駆ける黒豹と、彼らに手を出すならば許さないと追い上げ来る乳白兎の彩が、ドラグナーの視覚を揺さぶる。
「ユリスさんを気にして隙を見せるならばただ死ぬだけです。あなたは何も成せない」
揺らめく混沌が刃と生える。身を穿つそれから自身を引きちぎるに似て荒れた動きで以てドラグナーは、混沌を御し炎に盛る修羅を顧みる──が、黒赤い人竜の体は蹴りつけられて地を滑った。
「させないよ! 皆に手ぇ出そうってなら私を倒してからにしなよ……って──」
敵の身を抉った傷に燃えるのは虹の呪詛。そのきらめきを纏う友枝の声を受け、敵が右腕の牙を剥き。
「──ちょっとユリス! 私の事はいいから!」
だが、膨れ上がる敵意と熱から義姉を護りに飛び出して来た少年を、庇われた当の彼女が諫めに掛かる。
「弟を護るのがお姉ちゃんの仕事でしょ!?」
「そういうお姉ちゃんを支えるのが弟の役目です!」
責める色が滲むのは、強く想い合うがゆえ。即座に治癒が飛ぶ中を、散る熱の中を、反撃に動きながらも姉の目は弟を見詰める。
「~~~っ、だったら全部をなんてしようとしないで任せてよ、私は大丈夫だから。ユリスが護りたいのは、ここに居る『皆』でしょ」
彼女が声を張り上げる。と、束の間沈黙が生まれた。声の代わり、交わす視線が矜恃を親愛を、裏返しの心配までもを語り。
「……はい」
それでもそれは、信頼を掲げる強さを見せる。銀の光を散らして、少年は託す。揃いのリボンを揺らして駆ける義姉が拳を振るう。援護に舞ったのは、いつしか夜色に染まった空へ刀を掲げる月兎。彼の護りたいものを護る力にと、望んだ。
その後方。戦場を俊敏に駆け回っていた豹迦が数拍前からその足を止めている事に、近い視点を持つ癒し手達が気付いていた。カ無たが纏う混沌は翼を描き、深手を負った盾役を癒すと共に刹那黒豹の姿を隠し。手の空いた雪白が操る炎は、誘う如く華やかに闇を染めた。
ユリスへの道を阻む友枝を排除すべく動くドラグナーが、己が間合いを執拗に侵さんとする斎の剣戟によって、追い込まれて行く。道を塞がれ、十三の刀に髪を散らされ、進む先の選択肢を絞られて行く敵が、跳び退るべく身を屈め。その時ぞぶり、彼女の足元の舗装を割って無数の樹根が出でた。
「かかったなバァーカ!」
術を成した豹迦が嘲るよう煽る言葉を吐く。自身が再び動くより先に、彼女を捕らえる事に注力する。敵は身を縛るもの達に一つ舌を打ち、それを焼き払わんと手を振るう。根を萎れさせる熱が荒れて、夜を灼く。
──しかし、それを咎める声が響いた。
「俺の前に炎など」
妖刀が熱に震え炎を鳴らす。先達から継いだそれを構えるベルンハルトの瞳に映り揺らめく業炎は、触れた全てを呑む如く夜を焦がす。斬撃は敵を捕らえ、かの身を冒す呪詛を膚下に、更にと色濃く。
そののち。燃ゆる金獅子は刃を攻める為ならず、掲げた。苛烈な火を、彼という装置を通し温かなそれへ。
「十三、君に俺の力を託す。頼んだぞ」
「べるん、ありがとう、ね」
宵闇に映える刀が冴える。
「今は、……じゅーぞーが、ゆりすの、つるぎになる、よ」
刀を抜く事を厭い皆を護る盾たらんとする少年の為、少女は己が大太刀を翻し──解き放つ。月刃はたちまちのうちに夜に沈む。
「いつき。じゅーぞーを、導い、て」
「……僭越ですが。ではフォローは御願いしますね」
切り込むのは、胸を命を燃やす導きの灯。禍々しくもまばゆい色で燃え盛る骨腕が強い力で獲物を捕らえる。
「逃がしませんよ。あなたはここで御仕舞いです」
冷徹な宣告の裏。地を蹴る音など殺して、兎が跳ねた。
「その首、刎ねて、つかまつる」
そうして最期。死へと至る苦鳴が、眠りを覚ますかのように夜気をつんざいて。ぐるり、彼女の首は求めた少年を探し巡った。
「──お前の護りたいものとやら」
四白めいて瞠られた朱い眼が、醒めた色をしてユリスへと焦点を合わせる。
「決して手離すな、奪われるぞ」
笑みの形に似て歪んだ唇が、忠告とも挑発ともつかぬ言霊を、呪詛めいて。
●
何はともあれ、全員が無事に済んだ事にケルベロス達は安堵した。
静まり冷えて行く夜に、未だ深まらぬそれゆえに遠くに戻り始めた人の声に息を吐いて。
(「──ま、良かったンじゃねェーの」)
踵を返し砂を踏む豹迦はしかし、後ろへと引っ張る力を不意に掛けられてぎょっとする。
「撤収早過ぎよ、ちょっと待ちなさいって」
「そうですよ雪白も待ってください! ぼくまだちゃんとお礼言ってないです!」
少年が振り返ると、彼の服の裾を引っ掴んだ友枝が口を尖らせていて、その向こうではユリスが雪白の行く手をその体で塞いでいる光景が見えた。
「お礼なんか要らないわよ……でもまあ、少しなら付き合ってあげるわ」
後ろ側にあった脚に重心を寄せて雪白は、促すよう肩を竦めた。
「──みんな、ぼくのこと助けに来てくれて、ありがとうなのですよ」
ユリスは一つ頷いてのち、そう、満面の笑みを見せた。目にして各々応える中、カ無たが小さく、スタイラスを持った手を挙げた。
「集合写真、ではありませんけれど。無事の記念に、よろしければ、絵など」
友人の眩しい笑顔を既に描き留めながらの言。同年代の友人の、或いは無邪気な子供の願いを無碍に出来る者などこの場には居なかった。
「……しゃァーねェな」
「少しなら、って言ったわよ」
「しかしなにゆえ集合絵」
「ハルくんだからですよ!」
描き手からの申し出もあって、彼らはゆったりとした足取りで帰路へ。
「そうだ、先生の家へ兎を見に行きましょう!」
元々の目的に立ち返り、ユリスが声を上げた。
「うさ、ぎ?」
「好きですよね?」
「……うん」
「良いな、癒されそうだ」
期待に輝く目で問われ、十三は表情を変えないながらもこっくりと頷き、ベルンハルトは常より幾らか幼い印象の、年齢相応の柔らかな笑顔を見せた。
「私も行くし! 兎ちょー触りたい!」
「あ、たまに凶暴なのも居るですよ。お姉ちゃん、気を付けてくださいね」
「凶ぼ……え、何か変わった種なの?」
「ちょっと、私は行かないわよ。絵が仕上がるまで付き合うだけだって──何よ、私の事はもう描き終わってるじゃないの」
「いえ、まだ……。御髪の色など、もう少し」
「…………だったらついでに此処のレースの表現に注文つけていいかしら」
「はい、是非、ご教示を」
そうしてやがてカ無たが描く世界には、皆と共に微笑む友と背中合わせに、白い手を振って分かたれた道を歩み行く竜の娘の姿もが。
冷え行く秋の夜気に鈍る指を宥める彼の傍。ユリスもまた、白いスカーフに埋まるよう首を竦めた。
「先生へのお土産、温かいものの方が良いですかねえ」
「近くまで行った辺りでコンビニにでも寄ります? おでんとか」
牛すじ美味しいですよ、と斎。それに、夕食をまだ済ませていない面々が空腹を思い出し、この後の予定に寄り道が一件、追加された。
作者:ヒサ |
重傷:なし 死亡:なし 暴走:なし |
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種類:
公開:2018年10月9日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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