敵も食事もキノコ三昧

作者:中尾

●山の斜面にて
 夏が終り、秋が始まり、キノコ狩りのシーズンが訪れた。
 埼玉県某所の山もそれは例外ではなく、あちらこちらからニョキニョキとキノコが生えていた。
「わぁ! これだけあれば、ご近所さんにも配れるわね」
 キノコ狩りに来ていた婦人が嬉しそうに笑う。お味噌汁に入れたら、きっと美味しいだろう。旬の魚と共にアルミホイルで焼くのもいいかもしれない。
 そんな上機嫌の彼女を、悲劇が襲った。斜面に生えたキノコに手を伸ばした途端、その細い腕を白い触手が捕まえたのだ。
「えっ?」
 キノコはみるみる巨大化すると、あっという間に女性を飲み込んだ。彼女が首にかけていたタオルがはらりと地に落ち、辺りは静けさに包まれたのだった。

●ヘリポートにて
「皆さん、事件です」
「食欲の秋。キノコ系の攻性植物が活動を始めちゃったとか、そんな所ですか?」
「嶋田さん、大正解です!」
 雨宮・シズ(オラトリオのヘリオライダー・en0197) の言葉に、嶋田・麻代(レッサーデーモン・e28437)がふふっと笑う。
「埼玉県のとある山間で、キノコ型攻性植物の発生が確認されました。山でキノコ狩りをしていた女性を襲い、宿主にしてしまったようです。急ぎ、現場に向かってキノコ型攻性植物の退治をお願いします」
 そう言って、シズは事件の概要を説明し始める。
「この攻性植物は1体のみで配下はいません。取り込まれた女性は攻性植物と一体化しており、普通に攻性植物を倒すと一緒に死んでしまいます。ですが、相手にヒールをかけながら戦うことで、戦闘終了後に攻性植物に取り込まれていた女性の救出ができる可能性があります」
 ヒールグラビティを敵にかけても、ヒールで回復できない回復不能ダメージがあるため、粘り強く攻性植物を攻撃すれば、倒すことが可能となるのだ。
「キノコ型攻性植物の使うグラビティは次の通りです」
 毒の胞子を遠くに飛ばし、吸った相手の呼吸器官を破壊する『毒胞子攻撃』、触手で絡みつき締め上げる『蔓触手形態』、 体の一部を大地と融合させ、戦場を侵食し列を飲み込む『埋葬形態』 。
「攻性植物に寄生されてしまった人を救うのは難しい事ですが、もし可能ならば助けてあげてください」
 事件の概要を説明し終えると、シズがぽつりと言った。
「無事に女性を救出できたら、近くの飲食店で早めのお昼ご飯にしますか。……あのお店は確か、キノコうどんが人気だったかな……」
 キノコご飯やお味噌汁の定食もあるらしい。シズはそんな事をいいながら、お気を付けてとケルベロス達を見送ったのだった。


参加者
ディルティーノ・ラヴィヴィス(ブリキの王冠・e00046)
松葉瀬・丈志(紅塵の疾風・e01374)
葛葉・影二(暗銀忍狐・e02830)
七種・酸塊(七色ファイター・e03205)
荊・綺華(エウカリスティカ・e19440)
ペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224)
モヱ・スラッシュシップ(機腐人・e36624)

■リプレイ

●いざ、秋の山へ!
 落ち葉でできた腐葉土を踏みしめ、ケルベロス達は秋の山を登る。
 彼らの行く先には様々なキノコが自生していた。倒木の上には黄色いヒラヒラのキノコ。地面には小さくアリの傘のようなキノコに丸々と太った茶色いキノコ。木々の幹を見上げれば腰掛のようなでっぱりを持つ硬そうなキノコも見受けられた。
 黒いウイングキャット、ばすてとさまは前足でキノの傘をちょんちょんと触ってみせると、自分の主を見上げた。
「……この中に、食べられるものはあるのでしょうか……」
 太ももまで伸びた銀の髪に神聖さを宿した赤き瞳。Evangelionと呼ばれる聖職服を身に纏う、荊・綺華(エウカリスティカ・e19440)が辺りを見回す。彼女は山道に足を取られ、何度か転びながらもめげずに進んだ。
「大丈夫?」
 仲間の声かけに、こくこくと頷く。
「せっかく美味しいもの食べようとしてるのに、それを邪魔するなんて許せないね。食欲の秋だからかなぁ、こういうのが多発するのって」
 ゆるふわとした金髪に金木犀の花を咲かせるのは、ディルティーノ・ラヴィヴィス(ブリキの王冠・e00046)。深緑の眼差しをキノコへと向ける。
「まんじゅう怖い、なんてならないうちに、さっさと片付けないとねー」
「時期が時期だしな、こういう事も……あっちゃまずいな 。自生してるキノコは素人には見分けがつかないって言うし」
 西部劇を思わせるベストにダスターコートを羽織り、キリッと引き締まった表情を見せるのは松葉瀬・丈志(紅塵の疾風・e01374)だ。
「秋はキノコや果物が山になるから、攻性植物の被害が増えるよな。安心してキノコ狩りを楽しんでもらうためにも、一つ一つしっかり助けていかないとな!」
 橙色のウェーブヘアを上で束ね、深い紫色の角を覗かせるドラゴニアンの少女は七種・酸塊(七色ファイター・e03205)。元気いっぱいの彼女は丸々とした瞳で行く先を見上げる。
「これもある意味でキノコ狩りって言えるのカナ? それにしても人に寄生するキノコ、なんだか一番イメージ通りだネェ。そんなホラー映画もあった気がするヨ」
 麦わら帽子から覗くのは赤茶の三つ編み。手には愛用の釣り竿。深緑のジャケットを羽織る美少年はペスカトーレ・カレッティエッラ(一竿風月・e62528)。
「キノコを食べて巨大化するというものは知っているが、逆もあるのだな……毒キノコが霞むレベルではあるが……まぁいい、キノコ狩りするとしよう」
 その隣にいるのはペル・ディティオ(破滅へ歩む・e29224)。白の外套で身を包み、深く被ったフードからは、微かにピンク色の髪を覗かせる。彼女の体は幼けれど、その表情はどこか大人びていた。
「…… 居た。あそこだ」
 銀狐の耳に銀色の髪。口当てで顔の半分を覆い隠し、つり上がった目尻には魔除けの戦化粧。忍びの装いの彼は葛葉・影二(暗銀忍狐・e02830)。
 透き通った青い瞳が敵を捉える。巨大なキノコ型攻性植物は新たな獲物を求めて、周辺に触手を伸ばし始めていた。
「人に害を為すならば見逃す訳にはいかぬ。悪いが此処で刈り取らせて貰う」
 そう言って螺旋手裏剣・辻風を構える。
「被害者の救出を試みマス。せっかくですから、良い気持ちで任務を終えられると良いのデスガ……」
 深紫の胸の開いジャケットに金の装飾。紫のテールスカート。ピンク色の髪に黒いリボンのカクテルハットをちょこんと乗せたレプリカントの女性はモヱ・スラッシュシップ(機腐人・e36624)だ。
 今、ケルベロスと攻性植物との戦いが始まろうとしていた。

●キノコキノコキノコ
 最初に動いたのは綺華だ。お互いまだ体力に余裕がある。そう判断した彼女は手元の弾丸を敵へと弾き、相手を貫く。普段はぼんやりしている彼女も銃と弾丸の事となればその動きは機敏である。
「ばすてとさま……お願い、します……」
 ウイングキャット・ばすてとさまはその黒い翼を羽ばたかせ、仲間へと邪気への耐性を与える。
「ふっ」
 二番手はペルだ。飾り気のない白い如意棒を慣れた手つきで振るい、敵へと叩きつける。ペルが離れた瞬間を狙って、影二が辻風を円を描くように放ち、それとほぼ同時。丈志のライトニングボルトが炸裂する。
「成程、いい色合いしてるが、見過ごせない事やってるな。しかし、彼女は離してもらうぞ」
 ライトニングロッドから放たれた雷は攻性植物へと直撃し、周囲に煙がふわっと舞う。
「緊急手術デス」
 モヱはその両手を広げ、魔法による緊急切開を開始する。モヱと同じ紫色の魔法陣が、キノコの柄の部分へと展開される。
「う……」
 すると姿は見えずとも、微かに呻き声が聞こえた。
「聞こえるか? 今助けるからな!」
 酸塊は被害にあった女性へと優しく声をかけながらも、その表情は怒りに燃えていた。酸塊は器用に触手を避けながら、キノコの柄の部分へと電光石火の蹴りを放つ。デウスエクスの魂を食らい続けた降魔拳士の一撃は重い。
 モヱのミミックである収納ケースはエクトプラズムで作り出した新刊、と書かれた案内板で相手の頭を殴りつける。
「ヨイショ」
 ペスカトーレはアームドフォートを構え、放つ。次々に放たれる砲撃に、キノコは為す術がない。
「キノコだけなら、いい具合に調理してあげるんだけどな」
 長いマフラーが揺れ、巨大な白刃が敵へと沈む。ディルティーノが身を引くと、その手には一本の刀が握られていた。呪刀-喰神鬼-、かつて復讐の道を歩んだ者の遺品だった。
 ケルベロス達の攻撃に、攻性植物は身をよじりながら、数多の触手をわななかせる。
 その触手の行く先は、酸塊。だが、そこへ丈志が割り込んだ。
「おっと、そっちには手を出させないぜ」
「丈志!」
 触手に捕らえられ、丈志の体が宙に浮く。が、影二が触手を切り裂き、丈志は触手ごと地面へと降り立つ。
「おお、さんきゅーな」
 丈志は バトルオーラを纏ったその手でべりべりと体に残った触手を剥がしながら礼を言うと、影二は目線で返す。
「はいはい、バリアを張っていくヨー!」
 ペスカトーレはガジェットから蒸気を噴出する。ゴーゴーと勢いよく噴出した魔導金属片を含む蒸気は味方を包み込む。
「痺れ茸にでもなるがいい」
 ペルの拳に白い魔力が宿る。それは強力な白雷を宿し、そのまま敵へと殴りつけた瞬間、雷が迸り相手の体を駆け巡る。
 綺華は両目を閉じると胸の前で指を組み、主への感謝の祈りを捧げる。
「主に従う人よ……主によって喜び歌え……主を賛美することは……正しい人にふさわしい……」
 祈り、再び赤き瞳が開かれたと同時、天から暖かい光が降り注ぎ攻性植物を照らす。
「あ……」
 ぽかぽかと優しい暖かさに、婦人の声が再び聞こえた。
「……行け」
 影二が妖精の加護を受けた矢を放つ。影のように黒き矢は敵へと突き刺さり、触手が引き抜く。そこへ、モヱが再び緊急手術を展開する。
「ニャー!」
 ばすてとさまはその爪で傘を裂き、収納ケースが柄へとガブガブ噛み付く。
「その調子デス」
 収納ケースにモヱが声をかける。
 ネイティブアメリカンに伝わる知性と狩猟の精霊。丈志は、その力を宿した弾丸を愛用の銃に込める。
「動くなよ、これ以上」
 狙うは攻性植物。柄へとめり込んだ弾は攻性植物にその精気を感じさせる。
「いっけー!」
 酸塊はパイルバンカーごと敵へと突撃した。彼女が身を引いた瞬間、 ディルティーノがその傷を斬り広げる。白く裂けた傷口は、裂けたエリンギによく似ていた。
 攻性植物はケルベロス達の攻撃が積み重なり動けない。空中で触手をひくひくとさせている。綺華はその間にも懸命に神へ感謝の祈りを続けていた。
「……お辛いでしょうが……意識を保って、ください……」
 その祈りは光となり、女性へと降り注ぎ、ばすてとさまは尻尾の輪を放つ。
 影二は手元の棒手裏剣へ霊力を込める。すると棒手裏剣を中心に、パチパチと周囲と光が跳ねた。
「葛葉流・螺旋醒め釘……」
 放たれた棒手裏剣は攻性植物へと命中し、その傷を介し全身を稲妻が走る。
「……最早動く事も叶うまい」
 ビリビリと痺れる体。ケルベロス達の度重なる雷攻撃に、攻性植物は雷が嫌いになったに違いない。
 収納ケースはエクトプラズム・完売の札を作り出すと相手を思いっきり叩いた。
 丈志は縛霊撃で相手の頭を殴りつけると、白い霊力を網状に放射し、敵を束縛する。
 酸塊の旋刃脚が急所を貫き、キノコが仰け反る。
 味方の回復は不要と判断したペスカトーレがゲシュタルトグレイブを天空へと高く投げた。その槍は分裂し、太陽光を反射させながら槍の雨となり敵へと降り注ぐ。
「バーベキューの季節だし、キノコの串刺しもいいかもネ」
「おっ、僕もそれやろう」
 ディルティーノが天空に向けて手を掲げる。すると、無数の刀剣が現れ、ディルティーノの命令の元、攻性植物へと降る。ペスカトーレのゲイボルグ投擲法、ディルティーノの死天剣戟陣が重なり、その様子はまさに刃物の嵐であった。

●戦いの終りに
 相手の動きを止めながら、攻撃と被害者の回復を繰り返す。避けられぬ長期戦にケルベロス達にも疲れの色が見えていた。しかし、そんな長き戦いも終りは来る。
「菌糸類風情が小癪な真似してくれるな」
 敵の毒胞子攻撃を受け、ペルは口を覆い隠す。すかさず綺華が祈りを捧げ、オーロラの光で仲間を包み込む。
「もうちょい攻めても大丈夫そうだな!」
 ダメージを見極めようと、真剣な面持ちで藍の瞳が暴れる攻性植物を映し出す。
 酸塊は、 自らの魂に宿るグラビティ・チェインを礫として手の中に凝縮すると、それは小石のようなサイズであるも確かに魂の輝きを宿していて。
「コイツは小さくても、ちょっと重いぜ?」
 酸塊が礫を放つ。礫は攻性植物へ引かれるように加速していき、相手を貫いた。
「そら、そんなものでは愉しめないぞ」
 如意棒で荒ぶる触手を1本、2本と受け流ながら、ペルは相手に一撃を加える。
 突如、ディルティーノの真下、腐葉土の真上に巨大なスピーカー群がぼわんと魔法のように現れる。
「山の中、こだまでも返ってきそうだね。さて、歌のお手本、見せてやるよ。しっかり耳塞ぎな!」
 仲間達が一斉に耳を塞いだ刹那。ディルティーノがメガホンを手に力強く叫ぶ。大音量のそれはハウリングとノイズを起こし、攻性植物の身を破壊する。残りの音は、こだまとなって辺りに反響した。
「おー、よく響いたねぇ。他の山には迷惑だったかな!」
 と、あっはっはと笑う。
 影二は手にした手裏剣に空の霊力を込めて、敵へと放つ。手裏剣は敵の傷口を正確に広げていく。
「……!」
 すると、ちょうどキノコの柄の中心から、白い人間の腕が現れた。
「……あとちょっとだ。しっかりしろ」
 婦人に聞こえるように、影二が声をかける。
「秋はこれからだし、キノコと一体化してる場合なんかじゃないヨ! キノコグルメを味わうためにも戻っといデ!」
 ペスカトーレが声を張り、スチームバリアで支援を行う。
「ワタシの出番、デショウカ」
 モヱが微力な調整を行いながらミサイルを放つと、攻性植物は取り込んでいた女性をグパリと吐き出した。モヱが女性の側へと駆け寄る。
「身を軽くして逃げるつもりデスカ」
 だが、させない。
「菌糸の一つも残らなくしてやるよ。これで終わりだ」
 丈志が杖を操ると、すさまじい音と共に落雷が攻性植物へと直撃する。
 黒焦げとなったキノコ型攻性植物は、やがて端から砂となり風と共に秋の山へと消えていった。
「……討伐完了」
 影二は小さく呟くと、その武器を納めた。

●キノコ料理を食せ!
「大丈夫でしたか?」
「起きれますカ?」
 丈志が声をかけ、モヱが婦人の上半身を支える。すると、婦人は柔らかな笑みで返した。その姿に、ケルベロス達はホッとする。
 ケルベロス達はそれぞれ彼女の怪我の手当てと、周囲の修復を行った。
「……さ、山を下りよう」
 影二が婦人を背負い、ケルベロス達は下山を開始する。
 途中、収納ケースが木々に引っかかるハプニングがあったものの、すぐにモヱが救出し順調に山を下っていく。舗装された道に到着すると、そこには救急車が待っていた。
 救急隊員達に婦人を引き継ぎ、ケルベロス達は救急車を見送る。その表情は晴れやかだ。
「さ、キノコうどんでも食べに行くとしよう」
 ペルが振り向き、ケルベロス達が頷いた。
 ケルベロス達はたどり着いたのは、山のすぐ近くにある味のある飲食店。原木の良さを残したテーブルやイスは店主のお手製だ。
「やったー、何杯食べられるかな!」
 ディルティーノは上機嫌でメニュー表を覗く。
「うーん、どれにするか悩むな。ここはコインで決めるか!」
 丈志はそう言って懐からコインを取り出す。結果は、キノコうどん!
 料理を頼んでしばし雑談をしていると、最初にペルのキノコうどんが運ばれてきた。
「季節も段々冷えてきた頃合いだ、秋の味覚としても丁度いいだろう」
 温かな湯気立つうどんに箸を入れる。汁から白い麺が伸び、すする。コシのあるうどんだ。すぐ近くの山で取れたというキノコも汁とよく合う。
「うん、ウマイ!」
 酸塊もまた、無事女性を救えた事に安堵しながらキノコうどんをすする。口いっぱいに広がるダシの香りに、沢山のキノコ。思わずニコニコと笑みが零れてしまう。
「……ああ、そんな……」
 普段はケルベロスカードを配り過ぎた為に質素な生活を送っている綺華だが、今日は店主のおごりだった。綺華はうどんを前に、祈りを捧げる。
「キノコ、デスカ」
 モヱもまた、目の前に置かれたキノコ炒めに箸を伸ばす。口に入れて1、2回瞬きをする。肉厚のキノコはバターが効いていて、美味しい。
「やっぱ美味しいキノコは食べてこそダネ~」
 ペスカトーレが頼んだのはキノコのうま味や香りがしっかりとしみ込んだキノコの混ぜご飯。ホッカホカの炊き込みご飯に、一緒についてきた具だくさんのお味噌汁、漬物。ぶどうも小皿にちょこんと乗って、まさに秋の味覚である。
 ケルベロス達が食事を楽しむ間にも、ディルティーノの前に次々と空の皿が積まれいく。揺れる皿の塔を前に、ばすてとさまが目を丸くした。
 影二は食事を楽しむケルベロス達を遠目に、ふっ、と笑った。忍びは影に潜み、素顔は晒さない。
 影二は山を見上げた。山は静けさを取り戻し、いつも通りの秋模様を迎えていた。山々はこれからも、人々を見守ることだろう。

作者:中尾 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2018年9月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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